JP3026073U - 鮭の加工食品 - Google Patents
鮭の加工食品Info
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- JP3026073U JP3026073U JP1995014311U JP1431195U JP3026073U JP 3026073 U JP3026073 U JP 3026073U JP 1995014311 U JP1995014311 U JP 1995014311U JP 1431195 U JP1431195 U JP 1431195U JP 3026073 U JP3026073 U JP 3026073U
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- JP
- Japan
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- salmon
- weight
- fillet
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- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 皮を剥いた鮭フィレ−を麦芽糖などで味付け
した後、スライスすることによって、柔らかく可食性に
優れた加工食品を提供する。 【解決手段】 皮を剥いた鮭フィレー90重量%に対し
て、糖度の低い糖類6〜10重量%、塩1〜4重量%を
少なくとも含む混合調味料で味付けした後、所定の厚さ
に切り、セロファン又はビニール袋に収納し包装したこ
とを特徴とする。
した後、スライスすることによって、柔らかく可食性に
優れた加工食品を提供する。 【解決手段】 皮を剥いた鮭フィレー90重量%に対し
て、糖度の低い糖類6〜10重量%、塩1〜4重量%を
少なくとも含む混合調味料で味付けした後、所定の厚さ
に切り、セロファン又はビニール袋に収納し包装したこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
この考案は鮭の加工食品に係り、特に、皮を剥いた鮭フィレーをスライスし乾 燥させ柔らかく食べ易すくした鮭の加工食品に関する。
【0002】
従来より、鮭を加工し乾燥させて袋詰めにした鮭の加工食品は多くあった。こ の鮭の加工食品は生鮭を三枚卸しに加工して骨などの不要部分を取り除き、調味 料を浸して味付けを行った後、皮付きのまま短冊形に切断し、長時間素干にして 乾燥し、皮付きの棒状の鮭の加工鮭肉片を生成し、販売していた。
【0003】
しかし、上記した従来の鮭の加工食品は、短冊状に切断した鮭肉を潮風に素干 しして乾燥させるため多くの時間が掛かり、生産性の悪化を招いていた。また、 鮭肉が短冊形の棒状を成しているので食べる時食べ易い大きさに切断するか、又 は食い千切って食べる必要があったが、乾燥した鮭肉が硬く仕上がっているので 、切断や食い千切ることが困難であり食べずらく、歯に負担が掛かって可食性に 問題があった。 特に、鮭肉が皮付きなので、食べる時に皮を剥くのに手間が掛かり煩雑である などの欠点があった。 この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは 、皮を剥いた鮭フィレーを麦芽糖などの糖度の低い糖類で味付けしてスライスす ることによって柔らかく可食性に優れた鮭の加工食品を提供するところにある。
【0004】
この考案の鮭の加工食品は、皮を剥いた鮭フィレー90重量%に対して、糖度 の低い糖類6〜10重量%、塩1〜4重量%を少なくとも含む混合調味料で味付 けした後、所定の厚さに切り、セロファン又はビニール袋に収納し包装したもの である。
【0005】 この考案によれば、生鮭を開いて骨を取り除き皮を剥いだ鮭フィレーを生成し 、この鮭フィレーの90重量%に対して、糖類、例えば、麦芽糖6〜10重量% 、塩1〜4重量%を少なくとも含む混合調味料を付加して味付けした後スライス し、乾燥機で水分活性約0.65〜0.70に乾燥させる。このようにして生成 した鮭肉片は麦芽糖等の糖類を使用することによって脱水効果を高め、乾燥時間 を短縮して生産性を向上させることができ、更に、薄くスライスした鮭肉片は柔 らかく食べ易い可食性に優れた加工食品となる。
【0006】
この考案に係る鮭の加工食品の実施例を図1の鮭の加工食品の斜視図、及び図 2の加工工程を示したブロック図に基づいて説明する。 図において、1は鮭肉片であり、この鮭肉片1は鮭肉を味付けした後、略1口 で可食可能な大きさにスライスして切り刻んだ鮭の切り身である。2は包装部材 であり、この包装部材2はセロファン又はビニール材で形成した袋状のものであ る。 次に、袋詰めされた本考案の鮭の加工食品の加工工程を図2のブロック図に従 って説明する。
【0007】 生鮭から鮭フィレーを生成する鮭フィレー加工工程3は、鮭の皮を剥いで2つ に開らいた状態で不要な骨を取り除いて鮭フィレーを生成する。即ち、ボンレス 及びスキンレス鮭フィレーを成し、この状態で冷凍保存(冷凍保存工程4)する か、このまま、後述する混合調味料付加工程に移る。 次に、鮭の加工食品の鮭肉片1を加工する場合、前記鮭フィレーの冷凍保存4 状態から解凍し(解凍工程5)、この解凍した鮭フィレーに混合調味料を付加す る(混合調味料付加工程6)。 この混合調味料は粉状の麦芽糖、塩及びグリタミン酸ソーダなどを混合した調 味料であり、この混合調味料付加工程6では、鮭フィレーの88.6重量%に対 して、糖度の低い糖類、例えば、麦芽糖8.6重量%、塩2.1重量%、グリタ ミン酸ソーダ0.7重量%の割合で混合した混合調味料を前記鮭フィレーに擦り 付けてまぶすことによって混合調味料を鮭フィレーに付加する。
【0008】 前記混合調味料の麦芽糖等の糖類は鮭フィレーの脱水効果を高めることができ 、また、適量の甘みを含ませることができるが、この麦芽糖などの各調味料の上 記重量%の混合割合は実験で得た最も適した割合であって、前記重量%割合は適 宜調節してもよい。
【0009】 上記のように混合調味料を付加した鮭フィレーは容器に積み重ねられ、低温( 0℃〜5℃)状態の中で24時間山漬けされる(山漬け工程7)。この山漬け7 は鮭フィレーの重さを利用して鮭肉に圧力を加え、混合調味料がより十分に侵み 込むようにするものである。更に、24時間後、積み重ねられた鮭フィレーをひ っくり返して、さらに24時間、前記低温状態で保管されることによって鮭肉は 十分に味付けされる。混合調味料で味付けされた鮭フィレーは略マイナス20℃ に急凍結して約12時間(約1晩)放置してIQFにする(急凍結IQF工程8 )。
【0010】 次に、IQFにした鮭フィレーから付着した調味料を取り除き、約マイナス5 ℃の温度状態にしてスライスされる(スライス工程9)。本実施例では、2mm 〜3mmの厚さにスライスされる。そして、スライスされた鮭肉片1は乾燥ザル に並べて乾燥機(図示せず)で乾燥される(乾燥工程10)。この乾燥工程10 は水分活性0.65〜0.70に成るように乾し上げることによって雑菌の増殖 、カビなどの発生を未然に防止するものである。そして、鮭肉片1はセロファン 又はビニール材で形成した袋状の包装部材2に収納し、密閉状態に包装され製品 化される。
【0011】 本実施例では麦芽糖を用いたが、糖度の低い糖類であれば他のものでも同様な 効果を得ることができる。 又、味付けについても、本実施例では山漬けにより味付けしたが、味付けが出 来れば他の手段をもちいてもよい。
【0012】
この考案に係る鮭の加工食品は前述のように構成したので、柔らかく歯に負担 が掛からない可食性に優れた食べ易い加工食品が得られる。
【0013】 また、加工工程において混合調味料として糖度の低い糖類を使用することによ って鮭フィレーの脱水効果を高め、これにより、乾燥工程の乾燥時間を短縮する ことができ生産性の向上を図ることができるという優れた効果を有する。
【図1】(a),(b)は、この考案に係る鮭の加工食
品の包装状態を示す斜視図である。
品の包装状態を示す斜視図である。
【図2】この考案の鮭の加工食品の加工工程を示したブ
ロック図である。
ロック図である。
【符号の説明】 1 鮭肉片 2 包装部材 3 鮭フィレー加工工程 4 冷凍保存工程 5 解凍工程 6 混合調味料付加工程 7 山漬け工程 8 急凍結IQF工程 9 スライス工程 10 乾燥工程 11 包装工程
Claims (1)
- 【請求項1】 皮を剥いた鮭フィレー90重量%に対し
て、糖度の低い糖類6〜10重量%、塩1〜4重量%を
少なくとも含む混合調味料で味付けした後、所定の厚さ
に切り、セロファン又はビニール袋に収納し包装したこ
とを特徴とする鮭の加工食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995014311U JP3026073U (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 鮭の加工食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995014311U JP3026073U (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 鮭の加工食品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3026073U true JP3026073U (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=43161250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995014311U Expired - Lifetime JP3026073U (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 鮭の加工食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3026073U (ja) |
-
1995
- 1995-12-20 JP JP1995014311U patent/JP3026073U/ja not_active Expired - Lifetime
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