JP3055819B2 - 2−チエニルグリシド酸誘導体およびその製造法 - Google Patents
2−チエニルグリシド酸誘導体およびその製造法Info
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Description
ルグリシド酸誘導体、その製造方法、および合成中間体
としてのその用途に関する。より正確にはこの発明はさ
らに、式(I):
とする。
−チエニルアセトアルドキシム製造の中間生成物として
とりわけ有用であることが判明した。2−チエニルアセ
トアルドキシムはそれ自体、多くの生成物の製造の中間
体として広く使用され、特に一般式(Ia):
で、R1はメチルのようなC1〜C4アルキル残基を表わ
す)、Xは水素、または塩素のようなハロゲン原子を表
わす]で示されるチエノ[3,2−c]ピリジン誘導体
および製薬上許容し得るその塩の最終合成のための中間
体として使用できる。
ようなチエノ[3,2−c]ピリジン誘導体は、ラセミ
混合物または分離された鏡像異性体の形の何れかで、特
にフランス特許第2215948号、同第253024
7号、および同第2612929号に報告されている。
これらの化合物は、特にその治療的な適用上、とりわけ
抗血小板凝集作用および抗血栓作用の点で特に優れてい
ることが判明した。式(Ia)で示される最も優れたチ
エノ[3,2−c]ピリジン誘導体としては、5−(2
−クロロベンジル)−4,5,6,7−テトラヒドロチ
エノ[3,2−c]ピリジン、即ちチクロピジン(ticl
opidine:INN(国際一般名))、およびα−(4,
5,6,7−テトラヒドロ−5−チエノ[3,2−c]
ピリジル)(2−クロロフェニル)酢酸メチル、より詳
細にはその右旋性鏡像異性体の形、即ちクロピドグレル
(clopidogrel:INN)を挙げることができる。
には (a)パラジウムを触媒とする接触水素化によって1−
ニトロ−2−(2−チエニル)エチレンを2−チエニル
アセトアルドキシムへ変換し、反応混合物から2−チエ
ニルアセトアルドキシムを単離して得、(b)触媒の存
在、即ちラネーニッケルの存在で水素化することによ
り、このオキシムを2−(2−チエニル)エチルアミン
へ還元する段階を含む2−(2−チエニル)エチルアミ
ンの製造方法が報告されている。上記の第2段階はイミ
ン類の還元に一般に用いられる条件、即ちアンモニア飽
和アルコール性溶媒で行なう条件と類似の条件下に実施
し得るが、第1段階の適用は一層扱い難いものであるこ
とが判明した。実際には1−ニトロ−2−(2−チエニ
ル)エチレンは、酸性溶媒でも塩基性溶媒でもともに鋭
敏である。この化合物は、塩基性溶媒では2量体または
重合体化合物を生じ、一方、酸性溶媒ではチオフェン核
の開裂によってメルカプタン(触媒毒)を生じ、オキシ
ムの脱水により、対応するニトリルの生成が観察され
る。この特許に報告された適用では、1−ニトロ−2−
(2−チエニル)エチレンの還元は、特に酢酸/エタノ
ール(75/25)溶媒中、金属の形の1%パラジウム
の存在で5%の希釈度で実施され、これによって2−チ
エニルアセトアルドキシムを収率60%で油状物質の形
で得られる。
官能基とヒドロキシルアミンの反応によって得ることが
でき、したがって上記の場合、2−チエニルアセトアル
ドキシムは2−チエニルアセトアルデヒドから得られた
ものと推測することができよう。このアルデヒドを製造
する方法は、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミス
トリー(J. Org. Chem.)、17巻、1183〜1186
頁(1952年)、および同誌、18巻、878〜88
1頁(1953年)に報告されており、その報告によれ
ば、エチルエーテル中、ナトリウムメチラートの存在
で、2−チエニルカルボキシアルデヒドをクロロ酢酸メ
チルと反応させ、これによって2−チエニルグリシド酸
メチルを64%の収率で得る。ついでこのグリシド酸誘
導体を、エタノール中で水酸化ナトリウムで加水分解
し、さらに加熱によって脱炭酸して2−チエニルアセト
アルデヒドが得られる。最高収率は最初に反応混合物を
酸性化したのちに得られる。この2−チエニルアセトア
ルデヒド製造方法の通算収率(即ち2−チエニルカルボ
キシアルデヒドを基準にして12%)から、2−チエニ
ルアセトアルドキシムは明らかに2−チエニルアセトア
ルデヒドから得ることができ、したがってヒドロキシル
アミンまたは2−チエニルアセトアルデヒドを適用する
どのような方法を採用しても、その製造の最高収率は1
2%に過ぎないことが推測できる。容易に入手でき費用
のかからない合成中間体を使用して、満足すべき収量で
目的生成物を得る2−チエニルアセトアルドキシムの工
業的な製造方法の探索は、依然として疑いもなく重要で
ある。
イソプロピルを使用して、上記の2−チエニルアセトア
ルドキシムを90%台の収率で、即ち先行技術で得るこ
とができたより遥かに高収率で製造できることが判明し
た。そのうえ2−チエニルグリシド酸イソプロピルは9
5%以上の収率であるから、それ自体著しく有利な方法
で極めて高収率で得られることが分かった。したがって
この発明は、例えば2−チエニルアセトアルドキシムの
製造のため、特に合成中間体として有用な新規工業的生
成物である2−チエニルグリシド酸イソプロピルに関す
るものである。
ート、好ましくはナトリウムイソプロピラートの存在
で、イソプロパノール中、室温で2−チエニルカルボキ
シアルデヒドをハロ酢酸イソプロピル、例えばクロロ酢
酸イソプロピルと反応することによって、2−チエニル
グリシド酸イソプロピルを製造する。この発明の好まし
い態様では、2−チエニルカルボキシアルデヒドおよび
クロロ酢酸イソプロピルの混合物をイソプロパノールお
よびアルカリ金属イソプロピラート、例えばナトリウム
イソプロピラートの混合物ヘ導入することによって2−
チエニルグリシド酸イソプロピルを得る。
ソプロピルから2−チエニルアセトアルドキシムへ到達
することができる。したがってこの発明のもう1つの対
象は、(a)2−チエニルグリシド酸イソプロピルをア
ルカリ金属水酸化物で加水分解し、これによって対応す
るグリシド酸のアルルカリ金属塩を得、(b)このグリ
シド酸アルカリ金属塩を、調製した溶媒から単離し、ま
たは単離しないでヒドロキシルアミン塩、例えば塩酸塩
または硫酸塩の水溶液で処理し、反応を室温で行ない、
所望の2−チエニルアセトアルドキシムを得る方法を用
いることによる2−チエニルアセトアルドキシムの製造
方法に関する。加水分解は、一般にC1〜C4アルコール
のような有機溶媒中、室温〜反応混合物の還流温度、好
ましくは40〜60℃の温度で起こる。またアルカリ金
属水酸化物は好ましくは水酸化ナトリウムまたは水酸化
カリウムであり、ヒドロキシルアミン塩は好ましくは塩
酸塩の形である。
−チエニルアセトアルデヒドを単離することなく2−チ
エニルアセトアルドキシムを製造する。この発明の特に
有利な変法では、このエステルを製造する実際の溶媒中
で2−チエニルグリシド酸イソプロピルを経由して2−
チエニルアセトアルドキシムの製造を実施する。したが
ってこの発明の変法では、 (a)2−チエニルカルボキシアルデヒドを、イソプロ
パノール中、室温で反応して一時的に2−チエニルグリ
シド酸イソプロピルを得、これを単離することなく (b)得られたエステルを、室温〜混合物の還流温度の
間でアルカリ金属水酸化物で加水分解し、ついで室温で
ヒドロキシルアミン塩の水溶液で処理し、これを脱炭酸
反応したのち、所望のオキシムを得ることからなる 段階を用いる方法によって2−チエニルアセトアルドキ
シムを製造する。
ソプロピルは、式(Ia)で示されるチエノ[3,2−
c]ピリジン誘導体の製造に使用することができる。し
たがってこの発明はまた、式(Ia)のチエノ[3,2
−c]ピリジン誘導体の最終合成中間体、特にチクロピ
ジンおよびクロピドグレルを合成するための中間体とし
て2−チエニルグリシド酸イソプロピルを提供する。例
えば式(Ia)で示されるこれらの化合物は(a)この
オキシムを1〜100気圧(105〜107 Pa)の水
素圧、20〜100℃の温度で、アンモニアのような塩
基性試薬およびラネーニッケル、パラジウム処理した木
炭、または白金黒のような金属触媒の存在で水素化し
て、2−(2−チエニル)エチルアミンを得、(b)こ
のようにして得た化合物をホルムアルデヒドまたはパラ
ホルムアルデヒド(一般に出発化合物1モル当たり1〜
1.5モル)と反応し、70〜90℃の温度に加熱する
ことによって反応を実施して2−(2−チエニル)エチ
ルアミンホルムイミンを得、(c)このようにして生成
した化合物を、40〜60℃の温度で塩酸のような酸と
反応させて、4,5,6,7−テトラヒドロチエノ
[3,2−c]ピリジン塩(例えば塩酸塩)を得、所望
によりこの塩をアルカリ金属水酸化物のような塩基性試
薬で処理してチエノ[3,2−c]ピリジン誘導体を塩
基の形で生成し、(d)4,5,6,7−テトラヒドロ
チエノ[3,2−c]ピリジンを塩基または塩の形で酸
受容体(例えばアルカリ金属の炭酸塩または重炭酸塩)
の存在で、所望により相間移動条件下に、一般式(I
I):
素のようなハロゲン原子、またはメタンスルホネートの
ようなC1〜C4アルキルスルホネート、またはベンゼン
スルホネートまたはp−トルエンスルホネートのような
C6〜C10アリールスルホネート基である]で示される
化合物と反応し、好ましくは反応を60〜90℃で行な
い、好適な有機酸または無機酸と反応することによって
製薬上許容し得る塩へ変換することができる所望の式
(Ia)の化合物を得ることからなる一連の段階を含む
方法を用いることによって、それ自体この発明によって
2−チエニルグリシド酸イソプロピルから得られる2−
チエニルアセトアルドキシムから製造することができ
る。
化合物は、鏡像異性体の混合物の形で得られる。これら
の鏡像異性体は、例えば光学的に活性な酸との塩の再結
晶、またはクロマトグラフィー的な手法を適用すること
による既知方法によって分離することができる。上記の
(a)〜(d)の段階は一般に水溶液、またはC1〜C4
アルコールのような極性有機溶媒中で実施することがで
きる。段階(a)は好ましくはアンモニア飽和した溶媒
中で実施するが、段階(b)は水で実施でき、即ちホル
ムアルデヒドの水溶液から出発することができる。段階
(d)については、C1〜C4アルコール、N,N−ジメ
チルホルムアミドのような不活性溶媒、テトラヒドロフ
ランおよびイソプロピルエーテルのようなエーテル、ま
たは酢酸エチルのようなエステル中で実施することがで
きる。また「相間移動条件」とは2相性溶媒系で相間移
動触媒で起こる反応条件を意味する。炭化水素/水系ま
たはエーテル/水系は特に2相性溶媒系として挙げ得
る。相間移動触媒としては、例えば第4級アンモニウム
塩、ホスホニウム塩、またはクラウンエーテルを使用し
得る。上記の段階(a)〜(d)は既知の段階であり、
フランス特許第2215948号、同第2508456
号、および日本特許出願第63−101385号[ケミ
カル・アブストラクツ(Chem. Abstr.)、109巻、92
980q]に報告されている。
実施例は単に発明を説明するためのものであって、発明
の範囲を限定する目的をもつものではない。 実施例1 2−チエニルグリシド酸イソプロピルの製造 容量250mlの丸底フラスコ中で、イソプロパノール1
40mlへナトリウム3.6gを添加し、ついで30分間
で徐々に80℃に加熱することによってナトリウムイソ
プロピラート溶液を調製する。ナトリウムが完全に消費
されるまで混合物の撹拌を続ける。反応混合物を20℃
に冷却し、2−チエニルカルボキシアルデヒド16.8
gおよびクロロ酢酸イソプロピル22.55gの混合物
を10分間で導入する。この温度で溶液を25分間撹拌
し、ついで5〜10℃に冷却する。ついでこの反応混合
物を氷50g、水150ml および酢酸2ml の混合物へ
投入する。最初にジクロロメタン150ml、ついでジク
ロロメタン75mlで2回抽出する。有機層を合わせて硫
酸ナトリウムで乾燥する。これを濾過し、溶媒を蒸発し
て、オレンジ色の油状物質30.85gを得る。この物
質を減圧下に蒸留し、無色の液体29.6gを得る。 この方法によって2−チエニルグリシド酸イソプロピル
を得る。 収率93%。 B.P.:105℃(0.5mm Hg、即ち66.5P
a)。 nD 20=1.5170 IRスペクトル(フィルム法):3100−3000
(芳香族性−CH)、1735(COO)、1250
(C−O−C)cm-1。 (E)異性体の1H−NMRスペクトル (CDCl3)(3
00MHz):δ= 1.29(6H、d、CH3)、3.64
(1H、d、CH−O)、4.28(1H、d、CH−
O)、5.12[1H、m、CH(CH3)2]、6.97
(1H、m、芳香族性CH)、7.17(1H、d、芳
香族性CH)、7.27(1H、d、芳香族性CH)pp
m。 (Z)異性体の1H−NMRスペクトル (CDCl3)(3
00MHz):δ= 1.12(6H、d、CH3)、3.82
(1H、d、CH−O)、4.78(1H、d、CH−
O)、4.97[1H、m、CH(CH3)2]、6.97
(1H、m、芳香族性CH)、7.17(1H、d、芳
香族性CH)、7.27(1H、d、芳香族性CH)pp
m。
ソプロパノール溶液(140ml)を丸底フラスコへ加え
る。水酸化ナトリウム水溶液(35%(w/v)濃度)2
5.7gを5分間で加え、ついでこの溶液を50℃で2
時間撹拌する。反応を25℃に冷却し、水20mlに溶解
したヒドロキシルアミン塩酸塩16.15gを10分間
で注入する。引き続き混合物を30分間撹拌し、ついで
水150mlおよびジクロロメタン150mlを加える。こ
れをジクロロメタン100mlで2回抽出し、有機層を合
わせて硫酸ナトリウムで乾燥する。濾過後、溶媒を蒸発
する。この方法によって結晶性の2−チエニルアセトア
ルドキシム20.16gを得る。 収率95%。 M.P.:92℃。 IRスペクトル(KBr法):3400−3100(O
H)、3100−3000(芳香族性=CH)、285
5(CH=N)、1655(C=N)cm-1。1 H−NMRスペクトル (DMSO−d6) (300MH
z):δ= 3.68[2H、d、CH2 (Z)]、3.84
[2H、d、CH2 (E)]、6.62−6.91[6H、
m、芳香族性プロトン(Z)+(E)]、7.37[1H、
t、C(H)=N]、10.71[H、s、OH(Z)]、
11.1[1H、s、OH(E)]ppm。
4リットルへナトリウム36gを加え、30分間で徐々
に80℃に加熱することによってナトリウムイソプロピ
ラート溶液を調製する。ナトリウムが完全に消費される
まで、混合物の撹拌を続け、ついで20℃に冷却する。
ついで2−チエニルカルボキシアルデヒド168gおよ
びクロロ酢酸イソプロピル12.9gの混合物を30分
間で加える。溶液をこの温度で25分間撹拌し、水酸化
ナトリウム水溶液(35%濃度)257gを30分間で
加える。混合物を50℃で2時間撹拌したのち、25℃
に冷却し、ついで水200mlに溶解したヒドロキシルア
ミン塩酸塩161.5gを30分間で導入する。引き続
き混合物を30分間撹拌し、ついで水1.5リットルお
よびジクロロメタン1.5リットルをこれに加える。反
応混合物をジクロロメタン1リットルで2回抽出し、有
機層を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥する。濾過後、溶
媒を蒸発して、結晶性の2−チエニルアセトアルドキシ
ム191gを得る。 収率90%。 M.P.:92℃。1 H−NMRスペクトル (DMSO−d6) (300MH
z)、δ= 3.68[2H、d、CH2 (Z)]、3.84
[2H、d、CH2 (E)]、6.62−6.91[3H、
m、芳香族性プロトン]、7.37[1H、t、C(H)
=N]、10.71[H、s、OH(Z)]、11.1[1
H、s、OH(E)]ppm。
ピドグレルの製造を示したものである。 実施例A 5−(2−クロロベンジル)−4,5,6,7−テトラ
ヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン塩酸塩の製造 (a)2−(2−チエニル)エチルアミン 容量300mlのオートクレーブを窒素で洗浄したのち排
気し、アンモニア(11.1g)飽和イソプロパノール
溶液100ml、 実施例3にしたがって調製した2−チ
エニルアセトアルドキシム7.5gおよびラネーニッケ
ル触媒0.7g(湿潤重量1g)を加える。反応器を水
素圧20バール(2×106Pa)で加圧下に、反応混
合物の撹拌を続けながら20分間かけて温度を50℃に
上昇させる。一定間隔をおいて水素20バールを充填
し、もはや吸収されなくなるまで消費させる(約6時
間)。ついで触媒を濾去し、イソプロパノールで洗浄
し、内部標準法による気相クロマトグラフィーによって
出発物質の分析を実施する。この方法によって2−(2
−チエニル)エチルアミンを得る。収率91.5%。
ホルムイミン 温度計、冷却器、機械的撹拌装置、滴下ロートを備えた
容量500mlの三頚丸底フラスコへ2−(2−チエニ
ル)エチルアミン181gを加える。濃度35%のホル
マリン水溶液130gを10分間かけて添加する。ホル
マリン添加の直後から反応混合物は乳白色の外観を呈し
始め、温度は絶え間なく上昇して90℃に達する。30
分間撹拌したのち、トルエン300mlおよび塩化ナトリ
ウム水溶液(濃度10%)100mlを加える。層を分液
したのち、水層をトルエン100mlで2回抽出し、トル
エン層を合わせ、飽和塩化ナトリウム水溶液100mlで
2回洗浄する。トルエンを蒸発し、油状物質198gを
得る。この物質は0℃で結晶化して、2−(2−チエニ
ル)エチルアミンホルムイミンが100%の収率で得ら
れる。 M.P.=49℃1 H−NMRスペクトル (DMSO−d6) (300MH
z):δ= 2.7−3.0(4H、m、CH2−CH2)、
3.46(2Hs、s、−N−CH2−N)、6.8−7.
2(3H、m、芳香族性プロトン)ppm。
ノ[3,2−c]ピリジン塩酸塩 6.4N塩酸のN,N−ジメチルホルムアミド溶液43
3mlを機械的撹拌装置、冷却器、温度計を備えた丸底フ
ラスコへ加える。溶液を40℃に加熱し、反応混合物の
温度を45〜60℃に保ちながら、2−(2−チエニ
ル)エチルアミン198.7gを30分間かけて添加す
る。反応混合物を60℃に保って30分間撹拌を続け、
ついで0℃に冷却する。沈殿を濾去し、トルエン300
mlで洗浄し、ついで真空下に60℃で乾燥し、白色の固
体を得る。この方法によって4,5,6,7−テトラヒ
ドロチエノ[3,2−c]ピリジン塩酸塩227gを9
3%の収率で得る。 M.P.226℃。1 H NMRスペクトル(DMSO−d6) (300MH
z):δ=3.04−3.35(4H、m)、4.12(2
H、s)、6.92(1H、d)、7.46(1H、
d)、9.40(2H、s)ppm。
[3,2−c]ピリジンは、対応する塩酸塩を水酸化ナ
トリウム水溶液60mlで塩基性にし、ついでジクロロメ
タン70mlで3回抽出することによって得られる。有機
層を合わせて、水80mlで洗浄し、ついで濃縮して4,
5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジ
ンを得る。 B.P.:70〜75℃(0.5mm Hg、即ち66.5P
a)。 収率100%。1 H NMRスペクトル(CDCl3) (300MHz):δ
=2.10(1H、s)、2.7−3.2(4H、m)、
3.9(2H、s)、6.72(1H、d)、7.06
(1H、d)ppm。
5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジ
ン塩酸塩 温度計、冷却器、機械的撹拌装置を備えた容量250ml
の三頚丸底フラスコに4,5,6,7−テトラヒドロチ
エノ[3,2−c]ピリジン26.1g、エタノール8
0ml、および重炭酸ナトリウム19gを加える。ついで
o−クロロベンジルクロリド30.2gを添加し、混合
物を約75〜80℃で1時間加熱する。反応混合物を蒸
発して、残留物をイソプロピルエーテル200mlで回収
する。ついで得られた5−(2−クロロベンジル)−
4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピ
リジンをエタノール100mlへ加える。濃塩酸20mlを
エタノール溶液へ加え、加熱還流したのち、混合物を冷
却して、結晶化した5−(2−クロロベンジル)−4,
5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジ
ン塩酸塩46.6gを得る。 M.P.:210℃。 収率:83%。1 H NMRスペクトル(CDCl3) (300MHz) δ=
3.1−4.9(8H、m)、6.6(2H、d)、7.8
(4H、m)ppm。
ノ[3,2−c]ピリジル)(2−クロロフェニル)酢
酸メチル硫酸水素塩の製造 (a)1−クロロ(2−クロロフェニル)酢酸メチル 純粋な2−クロロマンデル酸93.3g(0.5モル)を
5塩化リン208g(1モル)と混合し、徐々に加熱す
る。反応は60℃で始まり、100℃に上昇する。12
0〜130℃で加熱を2時間続ける。塩化水素ガスの発
生が止まったら、混合物を室温へ戻し、水流ポンプで蒸
留し、ついで残留物をメタノール200mlで取り出す。
混合物を2時間還流する。反応混合物を回転式エバポレ
ーターで濃縮し、塩化メチレンおよび水で取り出す。層
を分液し、無水硫酸マグネシウムで一夜乾燥し、塩化メ
チレンを回転式エバポレーターで蒸発させ、粗製エステ
ル121gを得る。これを0.15mm Hg(19.95
Pa)の減圧で80〜90℃で蒸留する。この方法によ
って1−クロロ(2−クロロフェニル)酢酸メチル5
4.8gを得る。HPLC(高速液体クロマトグラフィ
ー)により、純度90%であることを分析する。 収率45%。
トラヒドロ−5−チエノ[3,2−c]ピリジル)(2
−クロロフェニル)酢酸メチル 炭酸カリウム6g、蒸留した4,5,6,7−テトラヒ
ドロチエノ[3,2−c]ピリジン7g(または炭酸カ
リウム15gおよび再結晶した4,5,6,7−テトラ
ヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン塩酸塩8.8g)
を溶媒80mlへ加え、ついで1−クロロ(2−クロロフ
ェニル)酢酸メチル12gを添加する。表に示した温度
および時間で混合物を撹拌する。溶媒を減圧下に留去
し、残留物へ水50〜100mlおよび酢酸エチル100
〜130mlを注入する。有機層を分液し、水層を酢酸エ
チル30〜50mlで再処理する。有機層を合わせて、水
洗し、冷却槽で−10℃に冷却する。ついで氷20gお
よび濃塩酸10mlの混合物を混合物へ注入する。目的生
成物が沈殿する。1時間後、結晶を濾取して、乾燥す
る。この方法によってラセミ体α−(4,5,6,7−
テトラヒドロ−5−チエノ[3,2−c]ピリジル)
(2−クロロフェニル)酢酸メチルを得る。M.P.:1
30〜140℃(酢酸エチル/イソプロパノール)。以
下に示す溶媒、温度、および反応時間によって下記の収
率を得た。 溶媒 温度 反応時間 収率 (℃) (時間) (%) テトラヒドロフラン 65 20 80 酢酸エチル 77 20 81 イソプロピルエーテル 65 20 79 N,N−ジメチルホルムアミド 75 3 69
ロ−5−チエノ[3,2−c]ピリジル)(2−クロロ
フェニル)酢酸メチルの1−10−樟脳スルホン酸塩 ラセミ体α−(4,5,6,7−テトラヒドロ−5−チ
エノ[3,2−c]ピリジル)(2−クロロフェニル)
酢酸メチル32g(0.0994モル)をアセトン15
0mlに溶解する。左旋性10−樟脳スルホン酸・1水和
物9.95g(0.0397モル)をこれに加える。均質
にした混合物を室温で放置する。48時間後、少量の結
晶が析出する。反応混合物を50mlに濃縮し、室温で2
4時間放置する。得られた結晶を濾取し、アセトンで洗
浄し、乾燥する(収率:出発ラセミ体を基準にして55
%)。このようにして得られた結晶を最少量の沸騰アセ
トン(50ml)に再溶解し、ついで冷却して、濾取し、
アセトンで洗浄して、乾燥する。この方法によってα−
(4,5,6,7−テトラヒドロ−5−チエノ[3,2
−c]ピリジル)(2−クロロフェニル)酢酸メチルの
1−10−樟脳スルホン酸塩を得る。 収率:88%。 M.P.:165℃。 [α]D 20=+24.75°(c=1.68g/100m
l;メタノール)。
ラヒドロ−5−チエノ[3,2−c]ピリジル)(2−
クロロフェニル)酢酸メチル α−(4,5,6,7−テトラヒドロ−5−チエノ
[3,2−c]ピリジル)(2−クロロフェニル)酢酸
メチルの1−10−樟脳スルホン酸塩200gのジクロ
ロメタン懸濁液800mlへ、重炭酸ナトリウムの水溶液
800mlを加える。撹拌後、有機層を分取し、硫酸ナト
リウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去して、右旋性α−
(4,5,6,7−テトラヒドロ−5−チエノ[3,2
−c]ピリジル)(2−クロロフェニル)酢酸メチルを
無色の油状物質の形で得る。
ラヒドロ−5−チエノ[3,2−c]ピリジル)(2−
クロロフェニル)酢酸メチルの硫酸水素塩 上記のようにして得られた残留物を氷冷したアセトン5
00mlに溶解し、濃硫酸(93.64%;d=1.83)
20.7mlをこれに滴下する。析出した沈殿を濾過によ
って単離し、アセトン1000mlで洗浄し、ついで真空
炉で50℃で乾燥する。この方法によって右旋性α−
(4,5,6,7−テトラヒドロ−5−チエノ[3,2
−c]ピリジル)(2−クロロフェニル)酢酸メチルの
硫酸水素塩139gを白色結晶の形で得る。 M.P.:184℃。 [α]D 20=+55.1°(c=1.891g/100m
l;メタノール)。
Claims (11)
- 【請求項1】 式(I): 【化1】 で示される2−チエニルグリシド酸イソプロピル。
- 【請求項2】 2−チエニルカルボキシアルデヒドをア
ルカリ金属イソプピラートの存在で、ハロゲン化酢酸イ
ソプロピルのイソプロパノール溶液と室温で反応させて
所望の化合物を得ることからなる2−チエニルグリシド
酸イソプロピルの製造方法。 - 【請求項3】 ハロゲン化酢酸イソプロピルがクロロ酢
酸イソプロピルであり、アルカリ金属イソプロピラート
がナトリウムイソプロピラートである請求項2記載の方
法。 - 【請求項4】 (a)2−チエニルグリシド酸イソプロピ
ルを、室温〜反応混合物の還流温度の間でアルカリ金属
水酸化物で加水分解して対応するグリシド酸のアルカリ
金属塩を得、 (b)このグリシド酸アルカリ金属塩を調製媒体から単離
し、または単離しないでヒドロキシルアミン塩の水溶液
で処理し、反応を室温で行ない、これを脱炭酸反応した
のち、所望の化合物を得ることからなる2−チエニルア
セトアルドキシムの製造方法。 - 【請求項5】 (a)2−チエニルカルボキシアルデヒド
を、イソプロパノール中、室温で反応して一時的に2−
チエニルグリシド酸イソプロピルを得、これを単離する
ことなく (b)得られたグリシド酸エステルを、室温〜混合物の還
流温度の間でアルカリ金属水酸化物で加水分解し、つい
で室温でヒドロキシルアミン塩の水溶液で処理し、これ
を脱炭酸反応したのち、所望の化合物を得ることからな
る2−チエニルアセトアルドキシムの製造方法。 - 【請求項6】 (a)2−チエニルカルボキシアルデヒド
を、イソプロパノール中、室温で反応して一時的に2−
チエニルグリシド酸イソプロピルを得、これを単離する
ことなく (b)得られたグリシド酸エステルを、室温〜混合物の還
流温度の間でアルカリ金属水酸化物で加水分解し、つい
で室温でヒドロキシルアミン塩の水溶液で処理し、これ
を脱炭酸反応したのち、2−チエニルアセトアルドキシ
ムを得、 (c)このオキシムを105〜107 Paの水素圧、20
〜100℃の温度で、塩基性試薬および金属触媒の存在
で水素化して、2−(2−チエニル)エチルアミンを得、 (d)得られたエチルアミン誘導体をホルムアルデヒドま
たはパラホルムアルデヒドと反応し、反応を70〜90
℃の温度に加熱することによって実施して、2−(2−
チエニル)エチルアミンホルムイミンを得、 (e)このようにして生成した化合物を40〜60℃の温
度で酸と反応させて、4,5,6,7−テトラヒドロチ
エノ[3,2−c]ピリジン塩を得、所望によりこの塩
を塩基性試薬で処理してチエノ[3,2−c]ピリジン
誘導体を塩基の形で得、 (f)4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−
c]ピリジンを塩基または塩の形で酸受容体の存在で、
所望により相間移動条件下に、一般式(II): 【化2】 [式中、Rは水素または−C(=O)−OR1残基(ここ
で、R1はC1〜C4アルキル残基を表わす)、Xは水素ま
たはハロゲン原子、Yはハロゲン原子、またはC1〜C4
アルキルスルホネートまたはC6〜C10アリールスルホ
ネート基である]で示される化合物と反応し、反応を6
0〜90℃の温度で実施して所望のチエノ[3,2−
c]ピリジン誘導体を塩基の形で得て、必要な場合は、
このようにして得られた塩基誘導体を好適な有機酸また
は無機酸と反応させることによって製薬上許容し得る塩
へ変換する、一般式(Ia): 【化3】 (式中、RおよびXは前記と同意義である)で示されるチ
エノ[3,2−c]ピリジン誘導体または製薬上許容し
得るその塩の製造方法。 - 【請求項7】 Rが−C(=O)−OR1残基(ここで、R
1はC1〜C4アルキル残基を表わす)である場合、得られ
た化合物を塩基の形でその鏡像異性体を分離し、必要な
場合は、このようにして得られた塩基誘導体を好適な有
機酸または無機酸と反応させることによって製薬上許容
し得る塩へ変換し、一般式(Ia): 【化7】 (式中、Rは−C(=O)−OR1(ここで、R1はC1〜C4
アルキル残基を表わす)、Xは水素またはハロゲン原子
を表す)で示される化合物の鏡像異性体を製造するもの
である、請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 Xが塩素でRが水素またはメトキシカル
ボニル残基である、請求項6または7のいずれか1項記
載の方法。 - 【請求項9】 アルカリ金属水酸化物が水酸化ナトリウ
ムまたは水酸化カリウムであり、ヒドロキシルアミン塩
が塩酸塩または硫酸塩である、請求項4〜8の何れか1
項記載の方法。 - 【請求項10】 5−(2−クロロベンジル)−4,5,
6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジンを
製造するものである、請求項6、8および9のいずれか
1項記載の方法。 - 【請求項11】 α−(4,5,6,7−テトラヒドロ
−5−チエノ[3,2−c]ピリジル)(2−クロロフェ
ニル)酢酸メチルの右旋性鏡像異性体を製造するもので
ある、請求項7、8および9のいずれか1項記載の方
法。
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