JP3055584B2 - プリンタにおけるプラテンギャップの調整機構 - Google Patents

プリンタにおけるプラテンギャップの調整機構

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JP3055584B2
JP3055584B2 JP27056892A JP27056892A JP3055584B2 JP 3055584 B2 JP3055584 B2 JP 3055584B2 JP 27056892 A JP27056892 A JP 27056892A JP 27056892 A JP27056892 A JP 27056892A JP 3055584 B2 JP3055584 B2 JP 3055584B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタにおけるプ
ラテンギャップの調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】用紙の厚みに応じてプラテンギャプを調
整する機構として実開昭59−9838号公報に開示さ
れた装置は、ギャップ調整用の偏心カムを固定部材上の
度決め孔によってクリック状に度決めする構造を採って
いる関係上、構造が複雑になる割に必ずしも安定的な回
動位置決めが行えないといった不都合を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
簡単でしかも安定的な回動位置決めが可能な改良された
プラテンギャップの調整機構を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はかか
る課題を達成するために、プラテンと平行に延びる案内
部材上をキャリッジとともに桁方向に摺動するカム部材
を回動操作して、キャリッジ上の印字ヘッドとプラテン
との間隔を調整するようにしたプリンタにおけるプラテ
ンギャップの調整機構として、カム部材に、案内部材と
摺接するほぼ扁平な2つのカム面を、回動中心からの距
離を異ならせて設けるようにしたものであり、さらに
は、このカム部材に2つのカム面を結ぶ円弧状のカム面
を設けるとともに、この円弧状カム面の対側に、キャッ
ピング部位に設けた規制部材と案内部材との間で回動を
規制される第3のカム面を設けるようにしたものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の実施例につ
いて説明する。図面はいずれも本発明の一実施例を示し
たものである。
【0006】この装置は、大別して図示しないガイドシ
ャフトに案内されて主走査方向に往復動するキャリッジ
60と、印字ヘッドと記録紙面との間隔を適正に調整す
べくキャリッジ60に回動可能に取付けられた偏心カム
75付きの回動レバー70とによって構成されている。
【0007】図1は、上述したキャリッジ60の要部を
示したもので、その走行方向前面には、回動レバー70
を回動可能に枢支する筒状の軸支部63が設けられ、ま
たこの面には、接近位置と離間位置のそれぞれに回動レ
バー70を係止するための断面三角形状をなした2つの
ストッパ65、66が同一円周上に軸支部63を中心と
してほぼ90°の間隔を設けて突出形成され、さらにこ
れらの外側には、回動レバー70の回動を案内する弧状
のガイド溝64が形成されている。
【0008】これに対して図2、図3は、キャリッジ6
0の軸支部63に枢支される回動レバー70を示したも
ので、この回動レバー70は、摩擦係数の小さな合成樹
脂材、例えば軸受用の樹脂材により一体的に形成されて
いる。
【0009】この回動レバー70には、キャリッジ60
の前面と対向する面に、図2(d)に示したように、外
径が筒状の軸支部63の内径に相当する軸部71と、内
径が筒状の軸支部63の外径に相当する筒状の孔部72
とが同心円状に形成され、さらに、軸部71は軸心方向
に設けたスリット71aにより2つに切割られて、その
先端には“かえし”71bが形成されていて、キャリッ
ジ60に設けた筒状の軸支部63に押込むことによって
抜け落ちることなく組付けられるように構成されてい
る。
【0010】この回動レバー70の他面には、図3
(a)(b)に示したように、プリンタ本体に設けたプ
ラテンと平行な向きのガイドプレート120に摺接しつ
つキャリッジ60とともに移動する偏心カム75が軸部
71と一体に形成されている。
【0011】この偏心カム75は、回動中心Oからの距
離が短いほぼ扁平な第1のカム面75aと、回動中心O
からの距離が大きなほぼ扁平な第2のカム面75bがほ
ぼ90°の角度をもって形成され、また、これらのカム
面75a、75bを結ぶようにして形成された円弧面7
5dの対側には、印字領域外のキャッピング位置に設け
た上側規制板121の下面と摺接して回動が規制される
第3のカム面75cが形成されている。
【0012】またさらに、この扁平カム75には、第1
のカム面75aの対側に回動操作用のつまみ73aを備
えた操作用のアーム73が一体的に形成され、このつま
み73aの背面に設けたフック部74の先端74aは、
キャリッジ60に設けた弧状のガイド溝64と係合して
回動レバー70の回動操作を確実に行えるように構成さ
れている。
【0013】なお、図中符号76は、第1、第2の各カ
ム面75a、75bのそれぞれがガイドプレート120
と接する位置で、キャリッジ60上の上記した各ストッ
パ65、66と係合するように扁平カム75から突出形
成させた補助用のストッパアームを示しており、また、
図1の符号64aは操作用アーム73の背面を案内する
円弧状のリブ、図3の符号121aは偏心カム75を導
き入れる上向きの案内面をそれぞれ示している。
【0014】このように構成された実施例において、い
ま、薄紙あるいは普通紙の面に記録書込みを行う場合に
は、図3(a)に示したように、アーム73を図中反時
計方向に回動して、回動中心Oからの距離が短いほぼ扁
平な第1のカム面75aをガイドプレート120の上面
に接触させる。
【0015】これにより、ストッパアーム76はキャリ
ッジ60の前面のストッパ65と係合し、また扁平カム
75は、ほぼ扁平な第1のカム面75aをガイドプレー
ト120の上面に接触させることによりこの姿勢を保持
し、回動中心Oからの短い距離に合せるようにして印字
ヘッドとプラテンとの間隔を狭める。
【0016】これに対して、封筒のような厚手の用紙に
印字をする場合には、図3(b)に示したように、アー
ム73を図中時計方向にほぼ90°回動させる。
【0017】これにより、ストッパアーム76はキャリ
ッジ60前面に突設させたストッパ66と係合し、同時
に第2のカム面75bはガイドプレート120の上面に
接して、そのほぼ扁平な面により、一種の2安定位置決
め機構のように、扁平カム75をこの向きに安定的に保
持するとともに、回動中心Oからのこの大きな距離に合
せて印字ヘッドとプラテンとの間隔を拡げる。
【0018】またさらに、印字ヘッドをクリーニングす
る必要がある時や、記録書込みを終えてキャリッジ60
を非印字領域に移動させたような場合には、ここに設け
た規制板121とガイドプレート120と協同して、こ
の扁平カム75を第1、第2のカム面75a、75bの
中間に保持することにより、印字ヘッドをキャッピング
に適した位置に保持する。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、プラ
テンギャップを調整する回動操作可能なカム部材に、回
動中心からの距離を異にするほぼ扁平な2つのカム面を
設けるようにしたので、これらのカム面を案内部材上で
2つの位置に選択的に回動させることにより、これらの
扁平な面を利用して、一種の二安定機構のように、カム
部材自体の回動位置を安定的に保持しつつプラテンギャ
ップを安定的に調整することができる。しかも、回動操
作用のレバーのほかに、これらの位置を規制するキャリ
ッジ上の突部と係合する補助的なアームを設けたことに
より、プラテンギャップの調整をさらに確実にすること
ができ、またさらには、これらのカム面の間に、キャッ
ピング部位に設けた規制部材と摺接して回動を規制され
る第3のカム面を設けたことにより、キャリッジをキャ
ッピング部位に移動させると同時に印字ヘッドをキャッ
ピングに適した位置に自動的に保持させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例をなすキャリッジの要部を示
した斜視図である。
【図2】(a)乃至(e)は回動レバーの側面と正面と
断面のそれぞれについて示した図である。
【図3】(a)(b)はプラテンギャップの各調整状態
を示した同上装置の側面図である。
【符号の説明】
60 キャリッジ 63 軸支部 70 回動レバー 71 軸部 73 操作用のアーム 75 扁平カム 75a 第1のカム面 75b 第2のカム面 75c 第3のカム面 76 ストッパアーム 120 ガイドプレート 121 規制板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−245343(JP,A) 特開 平3−182377(JP,A) 特開 平4−239057(JP,A) 実開 昭59−9838(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 25/308 B41J 2/01

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンと平行に延びる案内部材上を
    ャリッジとともに桁方向に摺動するカム部材を回動操作
    して、該キャリッジ上の印字ヘッドと上記プラテンとの
    間隔を調整するようにしたプリンタにおけるプラテンギ
    ャップの調整機構として、 上記カム部材に、上記案内部材と摺接するほぼ扁平な2
    つのカム面を、回動中心からの距離を異ならせて設けた
    ことを特徴とするプリンタにおけるプラテンギャップの
    調整機構。
  2. 【請求項2】 上記カム部材に、回動操作用のレバーと
    ともに上記キャリッジに設けた回動規制用の突部と係
    合して上記2つのカム面をそれぞれ上記案内部材上に
    摺接させるべく回動を規制するアームを設けたことを特
    徴とする請求項1記載のプリンタにおけるプラテンギャ
    ップの調整機構。
  3. 【請求項3】 上記カム部材に上記2つのカム面を結ぶ
    円弧状のカム面を設けるとともに、該円弧状カム面の対
    側に、キャッピング部位に設けた規制部材と上記案内部
    材との間で回動を規制される第3のカム面を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のプリンタにおけるプラテン
    ギャップの調整機構。
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