JP3053914U - ロータリー式紙器打抜装置における打抜屑の外脱装置 - Google Patents
ロータリー式紙器打抜装置における打抜屑の外脱装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダイロールの外周面から突き落とし板およ
び、その軸受部材の突出部分をなくして、製品部分へ損
傷を与えるのを防止する。 【解決手段】 ダイロール1の外周面に取り付けた突き
落とし板15をピンロール9に突設した押圧ピン10に
より押圧して、突き落とし板により打抜屑を分離する外
脱装置において、ダイロールの外周面のボード16に開
口17を形成し、該開口に軸受部材18を嵌合すると共
に、該軸受部材に設けた一対のボード固定板部24を、
上記開口の両側縁のボート外面上にビス止めで固定する
と共に、これらボード固定板部より屈折させて形成した
軸受部25を開口17に挿入する一方、突き落とし板の
両側より屈折して形成したブラケット22を開口17に
挿入して、軸受部25の内面側に配置し、軸受部とブラ
ケットとに夫々穿設したピン穴を一致させてピン20を
通し上記突き落とし板を回転自在に支持する。
び、その軸受部材の突出部分をなくして、製品部分へ損
傷を与えるのを防止する。 【解決手段】 ダイロール1の外周面に取り付けた突き
落とし板15をピンロール9に突設した押圧ピン10に
より押圧して、突き落とし板により打抜屑を分離する外
脱装置において、ダイロールの外周面のボード16に開
口17を形成し、該開口に軸受部材18を嵌合すると共
に、該軸受部材に設けた一対のボード固定板部24を、
上記開口の両側縁のボート外面上にビス止めで固定する
と共に、これらボード固定板部より屈折させて形成した
軸受部25を開口17に挿入する一方、突き落とし板の
両側より屈折して形成したブラケット22を開口17に
挿入して、軸受部25の内面側に配置し、軸受部とブラ
ケットとに夫々穿設したピン穴を一致させてピン20を
通し上記突き落とし板を回転自在に支持する。
Description
【0001】
本考案はロータリー式紙器打抜装置における打抜屑の外脱装置に関するもので ある。
【0002】
この種のロータリー式紙器打抜装置は、図11に示すように、ダイロール1と アンビルロール2とが互いに逆方向に回転し、ダイロール1の外周面に突設した 打抜用突刃3をアンビルロール2の外周面に貼着した弾性体4に食い込ませて、 ダイロ一ル1とアンビルロール2の間に挿入される打抜紙Sを所定の製品形状に 打ち抜くものである。該打抜装置において、打抜紙Sは予め型抜きされた製品の 打ち抜きラインに沿って所定位置において上記突刃3により外周部および内部く りぬき部分が打ち落とされて打抜屑は製品部分と分離され、打抜屑はダイロール 1の回転に応じて下方に落下する。
【0003】 図12は上記ダイロールの展開図であり、打ち抜かれた製品Gの外周縁および 内部くりぬき部の周縁に沿って、図中、太実線で示す突刃3がダイロール1の外 周面より突設されている。また、上記突刃3で切断された打ち抜き屑D(図中ク ロス斜線で示す)を確実に外脱するために、ダイロール1の外周面に突き落とし 板が設けられており、該突き落とし板として、板バネタイプ6A、爪タイプ6B 、押し出しタイプ6Cが用いられており、これら3種の突き落とし板の構成は、 先端部の構成を若干変更しているだけで、基本構成は同様である。
【0004】 即ち、本出願人が先に提供した実開平7−20294号に開示している図13 および図14に示すように、上記ダイロール1の外周面を構成するボード16に 開口17を形成し、該開口17に軸受部材5を嵌合固定する一方、打抜屑を外方 に突き落とすための突き落とし板6に軸受穴6aを形成し、該軸受穴6aに支持 軸7を回転自在に嵌合し、該支持軸7を上記軸受部材5により回転自在に支持す ると共に、上記軸受部材5の内部にコイルバネ8を縮装して、上記突き落とし板 6の後端部6bを付勢している。一方、ダイロール1の下方側に配置したピンロ ール9の外周面に押圧ピン10を突設し、該押圧ピン10により突き落とし板6 をコイルバネ8に抗して押圧して、突き落とし板6の打抜屑と対向する前端側6 cを突き出させる構成としている。
【0005】 該構成としていることにより、突き落とし板6がダイロール1の回転で下方へ 位置した時、押圧ピン10により、突き落とし板6の後端部6bを押し下げ、前 端部6cを外方へ突出させ、打抜屑aを打ち落としている。
【0006】 上記突き落とし板6のうち板バネタイプ6Aは前端部6cがバネ形状としてい るものであり、主として打抜屑Dの直線状の外周部を外脱するために配置してい る。爪タイプ6Bは前端部を二股に分岐させるとともに分岐部分を屈折させてお り、主として大面積の内部くりぬき部を外脱するために配置している。押し出し タイプ6Cは前端部に押出用アダプタ6−1を取り付けており、小さい隙間の打 抜屑を外脱するために配置している。
【0007】
上記突き落とし板を設けた場合、図14に示すように、突き落とし板6の中央 のピン挿通部6fが突出しているとともに、ダイロール1の外周面にビス11で 固定される軸受部材5の一対のボード固定板部5a、5aより軸受部5b、5b が突出している。
【0008】 このように、軸受部材5の軸受部5b、5bがボード固定板部5a、5aより 更に突出していると共に、突き落とし板6のピン挿通部6fが突出しているため 、これら軸受部材5と突き落とし板6とをダイロール1の取り付けた時、ダイロ ール1の外周面からの突出量が非常に大きくなる。その結果、突き落とし板によ り内部くりぬき部および内側に入り込んだ外周部の打抜屑を外脱する場合には、 上記突出した軸受部5b、5b、ピン挿通部6fが製品部分Gに接触することと なる。よって、これら突出部で製品部分Gに損傷を発生させる恐れがあり、特に 、打抜紙が厚紙の場合に、接触が発生して損傷を発生させる確立が高かった。
【0009】 本考案は上記した問題に鑑みてなされたもので、軸受部材および突き落とし板 がダイロールの外周面から大きく突出しないようにして、これらの接触により製 品部分に損傷が発生するのを防止することを課題としている。
【0010】
上記課題を解決するため、本考案は、ダイロールとアンビルロールの間に打抜 紙を挿入し、ダイロールの外周面に取り付けた突刃をアンビルロールの外周面に 設けた弾性体に食い込ませて、打抜紙を打抜ラインに沿って切断し、ついで、ダ イロールとピンロールの間に打抜紙を挿入し、ダイロールの外周面に取り付けた 突き落とし板をピンロールに突設した押圧ピンにより押圧して、該突き落とし板 により打抜屑を分離する外脱装置において、 上記ダイロールの外周面に凹部を設け、該凹部に軸受部材を嵌合すると共に、 該軸受部材に設けた一対のボード固定板部を、上記凹部の両側縁のボート外面上 に固定すると共に、これらボード固定板部より屈折させて形成した軸受部を上記 凹部に挿入して、その両側内面に沿って配置する一方、 上記突き落とし板の両側より屈折して形成したブラケットを、上記凹部に挿入 して、上記軸受部材の軸受部の内面側に配置し、これら軸受部とブラケットとに 夫々穿設したピン穴を一致させてピンを通し、上記突き落とし板を回転自在に支 持する構成としていることを特徴とするロータリー式紙器打抜装置における打抜 屑の外脱装置を提供している。
【0011】 上記ダイロールの外周面に形成する凹部は、ダイロールの外周部に取り付ける ボードに開口を設けて形成している。
【0012】 上記のように軸受部材の軸受部および突き落とし板のブラケットとをダイロー ルの外周面を構成するボートの開口内に挿入し、これら軸受部とブラケットとに 穿設したピン穴にピンを通して突き落とし板を回転自在に支持する構成とすると 、軸受部材と突き落とし板とのピン通し部分がダイロールの外周面より突設しな いようにすることができる。よって、当該部分により打抜紙の製品部分に接触し て損傷を発生させることを防止できる。
【0013】 また、上記突き落とし板では、両側ブラケットの間の平板部分に、円弧状に突 出したピン支承部を設け、両側ブラケットを通るピンに被せるようにしているが 、該ピン支承部を上記ボート外面より突出していないように形成している。
【0014】 さらに、上記ボート外面に取り付ける軸受部材のボード固定板部の厚さを3m m以下、好ましくは、1mm以下としている。このように、ダイロールの外周部 のボート表面に取り付けるボード固定板部の厚さを薄くすると、該ボード固定板 部が製品部分に接触することも確実に防止できる。
【0015】 上記ボート外面に上記ボード固定板部を嵌合する凹部を形成し、ボード固定板 部の表面をボート外面と同一平面とすることが好ましい。このように、ボード固 定板部をダイロールの外周面のボートに埋め込むようにすると、ボード固定板部 の外面をダイロールの外面と同一面とすることができる。
【0016】 上記ボード固定板部を上記ボートに固定するビスとして皿ビスを用いて、該ビ ス頭頂面がボード固定板部の外面より突出していないようにすることが好ましい 。このように、ボード固定板部をダイロールに取り付けるビスもボード固定板部 より突出させないようにすると、ダイロールの表面からの突出物を完全に無くす ことができる。
【0017】 上記突き落とし板は金属板をプレス加工して形成し、該プレス加工により軸受 部を折り曲げ加工して平板部の両側に突設している。
【0018】 さらに、上記突き落とし板の打抜屑を突き落とす先端側には、打抜屑の形状と 対応した形状のアダプターを着脱自在に取り付けるようにしている。このように 、アダプターを取り付けると、打ち落とされにくい細い隙間の打抜屑をアダプタ ーにおり押圧して確実に外脱させることができる。あるいは、上記突き落とし板 の打抜屑を突き落とす先端側は分岐させるとともに、これら分岐部を夫々屈曲さ せている。このように、屈曲部を設けておくと、該屈曲部で打抜屑を押圧して強 制的に外脱させることができる。
【0019】
以下、本考案を図面に示す実施形態により詳細に説明する。 図1から図6は第1実施形態を示し、前記図11に示すように、ダイロール1 の下方にピンロール9を配置し、該ピンロール9の外周面に取り付けた押圧ピン 10によりダイロール1の外周面に取り付けた突き落とし板15を動作させるも のである。尚、前記図9、10、11と同一部材は同一符号を付して説明を省略 する。
【0020】 図1において、ダイロール1およびビンロール9のみを図示しているが、図1 1と同様に、ダイロール1の上方にはアンビルロール2を配置し、該アンビルロ ール2とダイロール1との間に打抜紙Sを搬送し、ダイロール1の外周面を構成 する木製のボート16に植設した突刃3A、3B・・・をアンビルロールの外周 面に取り付けた弾性体に食い込ませて、打抜紙を打抜ラインに沿って切断してい る。
【0021】 上記ダイロール1の外周面のボード16には、突刃3A、3Bの回転方向後側 に開口17を形成し、該開口17に図4に示す軸受部材18をビス19で固定し 、該軸受部材18に図5に示す突き落とし板15をピン20を介して回転自在に 取り付けている。上記突刃3A、3Bのうち、後側の突刃3Aには、先端側より 溝3A−1を切り込んで形成し、突き落とし板15を遊挿させるようにしている 。
【0022】 上記突き落とし板15は金属板をプレス加工して形成しており、上記開口17 の外面より上記突刃3Bの回転方向後面に近接する位置まで延在する細長い平板 部21を備え、該平板部21は、ダイロール1の外周面に沿うように大きく湾曲 させている。この平板部21の中間部の幅方向両側よりブラケット22、22を 屈折して形成し、これらブラケット22にピン穴22aを穿設している。また、 これらブラケット22の間の平板部21に円弧形状に突出させたピン支承部23 を設けている。このピン支承部23より後部の後側部21aを開口17の外面に 配置し、前側部21bをダイロール1の外周面に沿って配置するようにしている 。
【0023】 上記突き落とし板15の前側部21bの先端にアダプター35を着脱自在に取 り付けるようにしている。該アダプター35は突き落とす打抜屑bの形状と対応 させた形状とし、その一側端面に凹部35aをあけて、突き落とし板の前側部2 1bを圧入して取り付けている。このアダプター31は突刃3Aと3Bとの間に 位置し、突刃3Aと3Bの間に挟まれて外脱されにくい打抜屑bを確実に打ち落 とすものである。
【0024】 上記軸受部材18も金属板をプレス加工して形成しており、図4に示すように ボード16の開口17に嵌合するコ字状の嵌合部14と、該嵌合部14の両側壁 の上端より水平方向に屈折させると共に前方へ延在させた一対のボード固定板部 24とからなる。該ボード固定板部24はボード16の外周面に沿う形状とし、 ビス穴24aを間隔をあけて穿設している。
【0025】 上記一対のボード固定板部24にはそれぞれ下向きに屈折させた軸受部25を 設け、これら軸受部25にピン穴25aを穿設している。
【0026】 上記軸受部材18の一対の軸受部25の間に、上記突き落とし板15の一対の ブラケット22をはめ込み、ピン穴25aと22aとを連通させ、上記ピン20 を通して組み立てるようにしている。ピン20は、細径 (実施例では直径3mm) の金属棒からなる。このように、ピン20は、突き落とし板15の対向するブラ ケット22のピン穴22a、軸受部材18のピン穴25aに回転自在に通すだけ で、図3に示すように、組みつけられる。
【0027】 さらに、上記軸受部材18の嵌合部23の底面には一対のバネ受突起27を突 設している。これらバネ受突起27にコイルバネ28を外嵌して、突き落とし板 15の平板部後側部21aを下方より外方へと付勢しよって、ピン支承部21c を挟んで反対側の平板部前側部21bはボード16の外周面に近接する内方へと 付勢される。かつ、平板部前側部21bと対応する位置のボード16の外周面に は浅底の凹部28を形成し、平板部前側部21bは原状位置でボード16の外周 面より突出しないようにしている。
【0028】 上記のように、ピン20により連結されると共にコイルバネ28を組み込んで 一体化された軸受部材18と突き落とし板15とは、ダイロール1のボード16 に取り付けるが、その際、軸受部材18の嵌合部14を開口17に挿入すると共 に、軸受部材18の左右一対のボード固定板部24を開口17の両側外縁に載置 する。この状態で上記ビス19をボード固定板部24のビス穴24aを通してボ ード16にネジ込んで固定する。該ビス19は図6に示すように頭部19aがテ ーパ状となった皿ビスを用いる一方、ボード固定板部24のビス穴24aにテー パをつけておくことにより、ビス19の頭頂面19a−1がボード固定板部24 の表面と同一平面となり、突出しないようにしている。
【0029】 軸受部材18と突き落とし板15とは、ボード16に取り付けられた状態で、 ブラケット22および軸受部25は開口17内に位置するため、ピン20も開口 17内に位置する。よって、ピン20に被せる突き落とし板15のピン支承部2 3はボード16の外周面より突出しない位置となる。その結果、ボード固定板部 24のみがボード16の外周面より出ているが、該ボード固定板部24の肉厚は 本実施形態では1mmとしており、よって、ボード16の外周面からの突出量は 極めて少ない。なお、ボード固定板部24の厚さは3mm以下に設定しておけば 、ボード外周面にボード固定板部24を取り付けても、打抜紙Sの打抜屑の外脱 作業時に製品部分と接触することを防止できる。
【0030】 なお、直線状外周縁に沿って外脱する打抜屑を外脱する突き落とし板にはアダ プター35を取り付けず、前記した板バネタイプとしている。また、比較的大き な大面積の内部くりぬき部の打抜屑を外脱する突き落とし板の先端には、アダプ ター35を取り付けずに、先端部を分岐させ、これら分岐部を屈曲させて爪状と して、前記した爪タイプとしている。
【0031】 上記装置において、ダイロール1の回転に応じて、突刃3A、3Bが下方位置 に回転した時、ピンロール9の押圧ピン10が突き落とし板15の後側部21a と当接し、コイルバネ28に抗して後側部21aを押し下げる。よって、ピン2 0を中心として突き落とし板15が回転して、前側部21bが外方に突き出し、 打抜屑aを強制的に外脱させる。其の際、前側部21bにアダプター35を取り けておくと、小さい隙間の打抜屑を押圧して確実に外脱させることが出来る。
【0032】 かつ、ダイロール1の外周面には、厚さ1mmのボード固定板部24が出てい るだけであるため、厚紙であっても打抜屑aと分離される製品部分にはボード固 定板部24は接触しないと共に、他の軸受部材18の部分および突き落とし板1 5のいずれもボード外周面より出ていないため、打ち抜かれる打抜屑以外の製品 部分に損傷を与えることはない。
【0033】 図7は突き落とし板15’の変形例を示し、平板部21’の幅方向両側よりブ ラケット22’を屈折した部分では、平板部21’には両側より切り込み29を いれて、その間に設けるピン支承部23’の幅を狭くしている。
【0034】 また、突き落とし板15’の前側部21b’には、先端中央に切欠21d’を 設けて、その両側に突片21e’を設け、これら突片21e’を突刃3Aの穴に 通した、突刃3Aと3Bの間に挿入するアダプター35’の一側端面に形成した 一対の凹部に挿入取り付けるようにしている。
【0035】 図8は突き落とし板15’の他の変形例を示し、その前側端部を分割して、2 つの分岐部15’−1、15’−2とし、この分岐部を環状の突刃3’の穴に通 した後、突刃3’で囲まれた部分で屈曲させて、爪タイプとしている。他の構成 は第1実施形態と同様である。この爪タイプの突き落とし板15’は比較的大き な内部くりぬき部の打抜屑を外脱するために好適に用いられる。
【0036】 図9は突き落とし板15’の他の変形例を示し、その前側端部を屈曲させて板 パネ状としている。さらに、その前側端部より切り込み15’−3を設け、ダイ ロール1のボード16より突設したピン36を切り込みより突出させている。こ の突き落とし板15’は直線状外周縁より打抜屑を外脱するために好適に用いら れる。
【0037】 図10(A)(B)は第2実施形態を示し、軸受部材18のボード固定板部2 4を取り付ける部分のボード16には、浅底の切欠30を設けている。即ち、開 口17の幅方向両側外縁部に開口17に連続して上記切欠30を形成している。
【0038】 上記切欠30にボード固定板部24を嵌合してビス19で固定すると、ボード 16の外周面からボード固定板部24が突出せず、ボード16の外周面と同一平 面にボード固定板部24の外面を位置させることができる。
【0039】
以上の説明より明らかなように、本考案によれば、突き落とし板および該突き 落とし板を回転自在に支持する軸受部材が、ダイロールの外周面からの突出部分 を最小あるいは皆無としているため、打抜紙の製品部分に当接して損傷を発生さ せる恐れを無くすことができる。
【図1】 本考案の第1実施形態を示すロータリー式紙
器打抜装置の要部拡大断面図である。
器打抜装置の要部拡大断面図である。
【図2】 第1実施形態の突き落とし板により打抜屑を
外脱している作動状態を示す要部拡大断面図である。
外脱している作動状態を示す要部拡大断面図である。
【図3】 上記突き落とし板と軸受部材を組み立てた斜
視図である。
視図である。
【図4】 軸受部材の分解斜視図である。
【図5】 突き落とし板を示し、(A)は斜視図、
(B)は正面図、(C)は平面図である。
(B)は正面図、(C)は平面図である。
【図6】 軸受部材のボード固定板部をボードに固定し
た状態を示す拡大断面図である。
た状態を示す拡大断面図である。
【図7】 第1実施形態の突き落とし板の変形例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図8】 他の変形例を示す斜視図である。
【図9】 別の他の変形例を示す斜視図である。
【図10】 第2実施形態を示し、(A)は斜視図、
(B)は断面図である。
(B)は断面図である。
【図11】 ロータリー式紙器打抜装置の概略図であ
る。
る。
【図12】 上記ロータリー式紙器打抜装置に取り付け
る突き落とし板と外脱される打抜紙との関係を示す展開
図である。
る突き落とし板と外脱される打抜紙との関係を示す展開
図である。
【図13】 従来例を示す要部断面図である。
【図14】 上記従来例に用いている突き落とし板と軸
受部材とを組みつけた状態の斜視図である。
受部材とを組みつけた状態の斜視図である。
1 ダイロール 2 アンビルロール 3 突刃 4 弾性体 9 ピンロール 10 押圧ピン 16 ボード 17 開口 15 突き落とし板 18 軸受部材 19 ビス 20 ピン 21 平板部 22 ブラケット 22a ピン穴 23 ピン支承部 24 ボード固定板部 24a ビス穴 25 軸受部 25a ピン穴 28 コイルバネ 30 凹部
Claims (8)
- 【請求項1】 ダイロールとアンビルロールの間に打
抜紙を挿入し、ダイロールの外周面に取り付けた突刃を
アンビルロールの外周面に設けた弾性体に食い込ませ
て、打抜紙を打抜ラインに沿って切断し、ついで、ダイ
ロールとピンロールの間に打抜紙を挿入し、ダイロール
の外周面に取り付けた突き落とし板をピンロールに突設
した押圧ピンにより押圧して、該突き落とし板により打
抜屑を分離する外脱装置において、 上記ダイロールの外周面に凹部を設け、該凹部に軸受部
材を嵌合すると共に、該軸受部材に設けた一対のボード
固定板部を、上記凹部の両側縁のボート外面上に固定す
ると共に、これらボード固定板部より屈折させて形成し
た軸受部を上記凹部に挿入して、その両側内面に沿って
配置する一方、 上記突き落とし板の両側より屈折して形成したブラケッ
トを、上記凹部に挿入して、上記軸受部材の軸受部の内
面側に配置し、これら軸受部とブラケットとに夫々穿設
したピン穴を一致させてピンを通し、上記突き落とし板
を回転自在に支持する構成としていることを特徴とする
ロータリー式紙器打抜装置における打抜屑の外脱装置。 - 【請求項2】 上記ダイロールの外周面に形成する凹部
は、ダイロールの外周部に取り付けるボードに開口を設
けて形成している請求項1に記載のロータリー式紙器打
抜装置における打抜屑の外脱装置。 - 【請求項3】 上記突き落とし板では、その両側ブラケ
ットの間の平板部に設けるピン支承部を上記ダイロール
の外周面より突出していない請求項1または請求項2に
記載のロータリー式紙器打抜装置における打抜屑の外脱
装置。 - 【請求項4】 上記ダイロール外周面に取り付ける軸受
部材のボード固定板部の厚さを3mm以下としている請
求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のロータリー
式紙器打抜装置における打抜屑の外脱装置。 - 【請求項5】 上記ボート外面に上記ボード固定板部を
嵌合する切欠を形成し、ボード固定板部の表面をボート
外面と同一平面としている請求項2乃至請求項4のいず
れか1項に記載のロータリー式紙器打抜装置における打
抜屑の外脱装置。 - 【請求項6】 上記ボード固定板部を上記ボートに皿ビ
スを用いて固定し、該ビス頭頂面がボード固定板部の外
面より突出していない請求項2乃至請求項5のいずれか
1項に記載のロータリー式紙器打抜装置における打抜屑
の外脱装置。 - 【請求項7】 上記突き落とし板の打抜屑を突き落とす
先端側には、打抜屑の形状と対応した形状のアダプター
を着脱自在に取り付けるようにしている請求項1乃至請
求項6のいずれか1項に記載のロータリー式紙器打抜装
置における打抜屑の外脱装置。 - 【請求項8】 上記突き落とし板の打抜屑を突き落とす
先端側は分岐させるとともに、これら分岐部を夫々屈曲
させている請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載
のロータリー式紙器打抜装置における打抜屑の外脱装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997009719U JP3053914U (ja) | 1997-09-19 | 1997-11-05 | ロータリー式紙器打抜装置における打抜屑の外脱装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-8381 | 1997-09-19 | ||
JP1997008381U JP3047327U (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | ロータリー式紙器打抜装置における打抜屑の外脱装置 |
JP1997009719U JP3053914U (ja) | 1997-09-19 | 1997-11-05 | ロータリー式紙器打抜装置における打抜屑の外脱装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3053914U true JP3053914U (ja) | 1998-11-17 |
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Family Applications (2)
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JP1997008381U Expired - Lifetime JP3047327U (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | ロータリー式紙器打抜装置における打抜屑の外脱装置 |
JP1997009719U Expired - Lifetime JP3053914U (ja) | 1997-09-19 | 1997-11-05 | ロータリー式紙器打抜装置における打抜屑の外脱装置 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1997008381U Expired - Lifetime JP3047327U (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | ロータリー式紙器打抜装置における打抜屑の外脱装置 |
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015066616A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | ザ・パック株式会社 | ロータリーダイカッターにおける打ち抜き屑の除去装置 |
-
1997
- 1997-09-19 JP JP1997008381U patent/JP3047327U/ja not_active Expired - Lifetime
- 1997-11-05 JP JP1997009719U patent/JP3053914U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015066616A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | ザ・パック株式会社 | ロータリーダイカッターにおける打ち抜き屑の除去装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3047327U (ja) | 1998-04-10 |
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