JP2001293697A - 打抜き型 - Google Patents

打抜き型

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JP2001293697A
JP2001293697A JP2000113465A JP2000113465A JP2001293697A JP 2001293697 A JP2001293697 A JP 2001293697A JP 2000113465 A JP2000113465 A JP 2000113465A JP 2000113465 A JP2000113465 A JP 2000113465A JP 2001293697 A JP2001293697 A JP 2001293697A
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JP
Japan
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blade
punching
substrate
punching die
cutout
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JP2000113465A
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English (en)
Inventor
Joji Otsuka
攘治 大塚
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Osaka Soda Co Ltd
Original Assignee
Daiso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 打抜き型としての耐久性を高め、使用済み後
における型の廃棄処分にあたって、資源として再利用可
能な金属板を基板とする打抜き型を提供する。 【解決手段】 所要肉厚の金属板を基板2にして、この
基板2に刃の装着切込み3が刻設され、前記刃の装着切
込み3はその内側面に突条4が多数形成され、前記刃の
装着切込み3に填め込まれる打抜き刃5並びに罫線押し
刃6の基幹部5a,6aを、その刃の装着切込み3の突
条4で保持させて取付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として段ボール
など板紙を打抜いて紙器などのブランクを製造するのに
使用される打抜き型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、紙器を製作する過程において、
段ボールなど板紙を打抜き加工する際に用いられる打抜
き型は、所要寸法の平坦な基板に得ようとする紙器など
の外形に応じた形状に、帯状スチール製の打抜き刃を寸
法切りし、かつ曲げ加工したものを植設したものが用い
られている。また、折目となる部分には外形部や孔形成
部の切抜きと同時に罫押し線を付ける罫線押し刃が植設
されている。
【0003】従来、このような打抜き型は、その打抜き
刃を植設するのに都合がよいので一般に合板が基板とし
て用いられている。そして、その基板に対して打抜き刃
を取り付けるには、刃が挿入できる状態の幅狭い切込み
をレーザ光線などを使って基板に設けて、その切込みに
沿わせて前記打抜き刃や罫線押し刃を植え込むようにし
て作成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような打抜き型に
あっては、被加工シートに対して打抜き刃を押し付けて
所要の紙器などのブランクを打抜くのであるから、植設
される打抜き刃の挿入される切込みを正しく形成してお
かないと、多数回被加工物に打抜き刃を押し付けて切断
する操作が加えられる間に、その打抜き刃の植設部分
(切込み部)で打抜き刃の基部に作用する外力によって
部分的な変形が発生し、緩みが生じることになる。この
ような打抜き刃植設部での緩みの発生は、打抜き作業に
おける打抜き刃にさらに過大な負荷が作用することにな
って刃先の損耗を著しくし、切断効果が低下することに
なる。その結果、不確実な打抜きが生じて、抜き屑の除
去作業を損ない、それに伴なう作業能率の低下のみなら
ず、打抜き工程に連続して箱体の自動組立が行なわれる
自動組立工程が付帯する場合、その組立工程での抜き屑
残留による作業の不具合やブランクの破損、組立装置の
損傷事故などの発生に繋がることになる。このようなこ
とから、打抜き型の作業頻度が高くなる場合には、型の
交換あるいは打抜き刃の取替えなどが必要になる。
【0005】また、このような打抜き型は、当然のこと
ながら、打抜く紙器のブランクの形状寸法に合わせて多
数必要とし、合板を多く使用することになり、使用され
て不具合が生じたり不用の型はそのまま再生することが
できないので廃棄処分されている。しかしながら、近時
環境保護の観点から、リサイクル法の発効に伴ない不用
になった打抜き型をそのまま廃棄処分するという安易な
処理ができなくなり、木質部分と金属である打抜き刃と
を分離して処分する必要がある。したがって、廃棄処分
に多くの費用がかかることになる。また、型として耐久
性を高める方策をとっても、そのまま繰り返し使用する
ことができないという問題点が生じる。
【0006】本発明は、前述のような問題点に鑑みてな
されたもので、打抜き型としての耐久性を高め、使用済
み後における型の廃棄処分にあたっては、資源として再
利用可能な金属板を基板として、リサイクル容易な打抜
き型を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述さ
れた目的を達成するために、本発明による打抜き型は、
所要肉厚の金属板を基板にして、この基板に刃の装着切
込みが刻設され、前記刃の装着切込みはその相対する内
面を粗面に形成され、前記刃の装着切込みに填め込まれ
る打抜き刃並びに罫線押し刃の基幹部を、それら刃の装
着切込みの粗面部で保持させて取付けられることを特徴
とするものである。
【0008】本発明によれば、基板が金属板製(好まし
くは鋼板製)で、その基板に設けられる装着切込みに沿
って打抜き刃並びに罫線押し刃の基幹部を嵌め込んで取
付けられる構成であり、それら打抜き刃や罫線押し刃の
基幹部を刃の装着切込み内に形成される粗面によって保
持されて取付けられるので、その刃の装着切込みを基板
と直交するように正しく設けておけば、打抜き刃が使用
によってぐらつくようなことがない。したがって、打抜
き刃に作用する打抜き時の押圧力を刃先に作用させて切
断することができ、長期使用に耐える打抜き型を得るこ
とができる。また、使用済みになって廃棄処分とすると
きも、全体が金属製であるから、基板を鋼板で形成して
おけば、金属スクラップとして資源の再利用に供するこ
とができる用品として有効活用できるという利点があ
る。
【0009】また、本発明によれば、打抜き型としての
基板を金属板(鋼板)で形成することにより、従来の合
板製に較べて強度を高め得るので、その板厚を薄くする
ことが可能になり、それに伴なって打抜き刃や罫線押し
刃の保持部寸法を小さくすることになって、打抜き刃や
罫線押し刃の高さ寸法(帯状のものの幅寸法)を小さく
でき、経済性を高め得るという副次的な効果が得られる
のである。
【0010】前記刃の装着切込みは、その内側面の長さ
方向に適宜間隔で先端が細い突条を多数形成されている
のがよい。こうすると、金属製の基板に設けられた刃の
装着切込みに対して鋼製の打抜き刃(罫線押し刃)を植
設するのに、その装着切込みに填め込まれる打抜き刃
(罫線押し刃)の基幹部側面が全面的に接触するのでは
なく装着切込み内面に形成されている多数の先端が細い
突条と接して、結果的に全体で部分接触することにより
両者の接触力が高められ、切断操作時に作用する刃物断
面における長軸方向の推力を受けても確実にかつ強力に
保持されることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明による打抜き型の具
体的な実施の形態につき、図面を参照しつつ説明する。
【0012】図1に本実施例の打抜き型の平面図が示さ
れ、図2に打抜き刃や罫線押し刃の装着切込みの一部拡
大平面図(a),打抜き刃の装着された部分の拡大断面
図(b)およびc−c視断面図(c)が、それぞれ示さ
れている。
【0013】本実施例の打抜き型1は、所要外形寸法の
方形で板厚寸法Tが例えば6mmの鋼板製の基板2と、
この基板2に打抜く対象物品の外形に対応する形状寸法
で刻設された刃の装着切込み3に沿って植設される打抜
き刃5並びに罫線押し刃6とで構成されている。
【0014】前記基板2は、打抜き刃5並びに罫線押し
刃6が植設される部分10において、従来の合板製のも
のと同様に、例えば紙器のブランクを打抜くに要する外
形に並びに折目形成位置に刃の装着切込み3が刻設され
ている。この刃の装着切込み3は、その両内側面に先端
を細くされた突条4(本発明の粗面に対応する)を多
数、長さ方向に適宜間隔にて形成され、相対する突条
4,4の間隔wが装着される打抜き刃5の基幹部5aの
厚さ寸法tとほぼ合致するか,突条の間隔wが打抜き刃
5の基幹部5aの厚さ寸法tより僅かに小さいように形
成されている。
【0015】また、前記刃の装着切込み3の途中には、
その刻設形状によるが適宜間隔で基板2の裏面側に寄せ
て繋ぎ部7が設けられ、刃の装着切込み3の刻設によっ
て囲まれる内側の基板部が離脱しないように繋がれてい
る。このような刃の装着切込み3は、例えばレーザ光線
によって部分溶断して形成することができる。このレー
ザ光線による基板2に対する溶断加工時に、そのレーザ
ビームノズルを回動させながら移動することにより前記
突条4を形成することができる。
【0016】このようにして形成された刃の装着切込み
3に対する打抜き刃5の植設については、繋ぎ部7に対
応する打抜き刃5に、その繋ぎ部7と係合する切込み5
bを予め設けることにより刃を分断することなく連続し
て刃の装着切込み3に植設することができる。そして、
その打抜き刃5を刃の装着切込み3に挿入する際、刃の
装着切込み3側ではその内側面に形成されている突条4
の先端が細くなっていて対向する両突条4,4間の寸法
wを打抜き刃5の基幹部5a厚さ寸法tと合致もしくは
やや狭い寸法にしておくことで、その刃の装着切込み3
に挿入される打抜き刃5の基幹部5a表面と突条4の先
端とが強く接触して広い範囲で分散して局部的に接触保
持される。したがって、挿入時における接触抵抗が大き
くても全面当りにはならないので無理なく装着でき、し
かも強力に保持されて使用時の打抜き刃5における刃先
5bに受ける負荷力で装着部におけるぐらつきなどが生
じることはない。
【0017】また、打抜き刃5とともに、罫線押し刃6
(先端を丸くして鋭利な刃先を有しないもの)の植設に
ついては、前記刃の装着切込み3と同様にして刃の装着
切込み3(構造的に同一であるので、同一の符号によっ
て説明する)が設けられる。したがって、罫線押し刃6
もその基幹部を装着切込み3内において突条4,4の先
端部と係合して保持される。
【0018】基板2においては、こうして打抜き刃5並
びに罫線押し刃6が所要の位置に植設される部分10、
あるいはそれ以外の部分において、適宜形状寸法で抜き
穴12,13を設け、基板2全体の質量を軽減させ、打
抜き型1としての取扱いを容易にされている。なお、前
記抜き穴12,13については、その配置その他によっ
て基板2が捩れなどで変形を起さないように配分され
る。また、抜き穴加工時に生じた歪みについては、矯正
して全体的に平面度を高めるようにされる。なお、実施
例において図示されている六角形や円形の部分の表示
は、抜き穴12,13を設けることを理解するために記
載されているもので、歪みを起させないようにして質量
の軽減を図るに最適な配分ではない。
【0019】このようにされる本実施例の打抜き型1で
は、装着される打抜き刃2の基板2表面から刃先までの
突出し量Lについて、従来の打抜き型の場合と同様
(5.6mm)に設定される。したがって、この打抜き
型1においては、使用される打抜き刃5としての全高さ
寸法Hが前述のように基板2の厚さT(6mm)に突出
し量(5.6mm)を加えた寸法(11.6mm)のも
のを用いることになる。その結果、幅の狭い寸法にされ
た帯鋼にて打抜き刃を形成されたものを用いるようにす
ればよく、従来のものよりも約1/2小さくされた打抜
き刃を用いて作業できることになり、経済性を高めるこ
とができる。
【0020】このようにされる本実施例の打抜き型1
は、従来と同様に打抜き装置の打抜き操作盤に装着して
使用されるのであり、特段装着に関して複雑さを増すと
いうことはない。むしろ、基板が金属製(鋼板製)であ
るので、必要に応じて部品などの付加が容易であり、そ
の分装置側との関連で改良を加えると予測されない取付
手段を付加することも可能である。
【0021】このようにして、本実施例の打抜き型1
は、全体が金属製であるから、全体として安定性が得ら
れ、装着される打抜き刃5も装着部で正しく安定して保
持されるので、正しい植え付けによって刃先に変則的な
外力が作用せず耐久性を高めるのに有効である。そし
て、廃棄処分に際しては、全体が鋼製であることから、
そのままスクラップとなっても再生されやすく、資源の
再生活用に役立たせ得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施例の打抜き型の平面図である。
【図2】図2(a)は刃の装着切込みの一部拡大平面
図,(b)は打抜き刃の装着された部分の拡大断面図,
(c)はc−c視断面図である。
【符号の説明】
1 打抜き型 2 基板 3 刃の装着切込み 4 突条 5 打抜き刃 5a 打抜き刃の基幹部 6 罫線押し刃 7 繋ぎ部 10 打抜き刃並びに罫線押し刃が植
設される部分 12,13 抜き穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要肉厚の金属板を基板にして、この基
    板に刃の装着切込みが刻設され、前記刃の装着切込みは
    その相対する内面を粗面に形成され、前記刃の装着切込
    みに填め込まれる打抜き刃並びに罫線押し刃の基幹部
    を、それら刃の装着切込みの粗面部で保持させて取付け
    られることを特徴とする打抜き型。
  2. 【請求項2】 前記打抜き刃の装着切込みは、その内側
    面の長さ方向に適宜間隔で先端が細い突条を多数形成さ
    れている請求項1に記載の打抜き型。
JP2000113465A 2000-04-14 2000-04-14 打抜き型 Withdrawn JP2001293697A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107160485A (zh) * 2017-07-08 2017-09-15 安徽机电职业技术学院 一种用于教学的工业设计模型制作用纸板打孔装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20070703