JP3082203U - シート材加工装置 - Google Patents

シート材加工装置

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JP3082203U
JP3082203U JP2001003353U JP2001003353U JP3082203U JP 3082203 U JP3082203 U JP 3082203U JP 2001003353 U JP2001003353 U JP 2001003353U JP 2001003353 U JP2001003353 U JP 2001003353U JP 3082203 U JP3082203 U JP 3082203U
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重信 河合
正彦 関本
眞二 水野
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MIZUNO MOKKO MISHIN SUKASHIBORI KOGYOSHO & CO., LTD.
SKM DAI CO., LTD.
Chiyoda Corp
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MIZUNO MOKKO MISHIN SUKASHIBORI KOGYOSHO & CO., LTD.
SKM DAI CO., LTD.
Chiyoda Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シート材に識別マークを付するためのコスト
を低減し、シート材に孔をあけることなく鮮明に印字す
ることができるシート材加工装置を提供する。 【解決手段】 段ボールシート打抜き装置100は、打
抜き型110と抜き型受け部材120とを備えている。
打抜き型110の第一ベース部112には、段ボールシ
ートW0を所定の形状に打抜くための切断刃4や所定の
罫線形状に形成された罫押し刃6が、同方向に突出する
形で取り付けられている。一方、抜き型受け部材120
は、段ボールシートW0を挟んで打抜き型110に対向
して設けられており、その第二ベース部122の打抜き
型110に対向する表面は段ボールシート載置面124
に形成されている。また、打抜き型110のベース部1
12には、段ボールシートW0に識別マークを印字する
スタンプユニット10が取り付けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、段ボールシート等のシート材を打抜いたり、打抜き後に抜きかすを 除去したりするためのシート材加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば段ボールシート等のシート材を打抜いたり、打抜き後に抜き かすを除去したりするときに、シート材に識別マークを刻印している。この識別 マークは、シート材自身の製品番号・製造日・製造場所等を表示したり、組み立 て後の容器(段ボール箱)に収容される商品等に応じたシート材の用途等を区分 したりするために用いられ、文字・数字・記号・バーコード等が組み合わせて使 用されている。
【0003】 このような識別マークは、例えば特開平10-278132号公報や登録実用新案第305 5315号公報等に記載されているようにして刻印形成されるのが一般的である。す なわち、アルミニウム等のダイキャスト製文字板をシート材に押し付けると、文 字板に形成された円錐形等の多数の突起がシート材に打ち込まれ、点字のような 孔あき状の識別マークが刻印形成される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記文字板は、ダイキャスト製のため製造に手間がかかるうえに、 識別マークを構成する文字等の小型化やバーコード化が困難である。また、文字 板は、1個に付き1文字で構成されているので、予備として同じものを多数準備 しておく必要がある。したがって、シート材に識別マークを付するためのコスト が高価になりがちである。そして、この文字板は突起による孔あけ式であるため 、シート材の厚さ・強度等によっては、シート材が破れたり、シート材に鮮明に 刻印されなかったりするおそれがある。さらに、組み立て後の容器に収容される 商品等によっては、外気との空気流通による腐敗促進のおそれ等のため孔あき状 のシート材が歓迎されない場合もある。
【0005】 本考案の課題は、シート材に識別マークを付するためのコストを低減し、シー ト材に孔をあけることなく鮮明に印字することができるシート材加工装置を提供 することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び考案の効果】
上述の課題を解決するために、本考案のシート材加工装置は、 シート材を所定の形状に打抜くための切断刃が突出形態で取り付けられた打抜 き型と、 前記シート材を挟んでこの打抜き型に対向して設けられた抜き型受け部材と、 これら打抜き型と抜き型受け部材とのいずれか一方のベース部に取り付けられ て、前記シート材に所定の文字、記号等の識別マークを印字するスタンプユニッ トとを備え、 前記スタンプユニットは、その印面が前記ベース部のスタンプ取付面とほぼ一 致する形態又はそのスタンプ取付面から突出する形態で取り付けられることを特 徴とする。
【0007】 この構成によれば、打抜き型又は抜き型受け部材に取り付けられたスタンプユ ニットによってシート材に識別マークが印字されるので、識別マークを付するた めのコスト低減を図ることができる。例えば、インク浸透式の印判部やインク貯 蔵部を備えたスタンプユニットを用いることにより、文字・数字・記号・バーコ ード等を組み合わせて識別マークとなる印面を、文字等の大小にかかわらず容易 に作成することができ、印判部やインクの消耗時の取替(又は補充)も比較的容 易かつ安価に行える。また、スタンプ式としたことにより、小さな文字等を印面 に用いた場合でも、シート材を傷めることなく、鮮明な印字が可能となる。
【0008】 なお、ここでいう識別マークは、組み立て後の容器に収容される商品等を表示 するために容器外面に施される宣伝広告用等の美麗な印刷とは異なり、容器とし て組み立てたときに内側に位置することとなるシート材の折り曲げ内面側に施さ れる場合が多い。かかる場合、識別マークは、このような容器外面とは反対の裏 側の面に印字されることになる。ただし、シート材に宣伝広告用印刷等が施され ないとき等には、内外(裏表)面のうちいずれの面に識別マークを印字しても差 し支えない。
【0009】 さらに、上述の課題を解決するために、本考案のシート材加工装置は、 打抜き後のシート材から抜きかすを分離除去するためのストリッパ部材が突出 形態で取り付けられる抜きかす除去型と、 前記シート材を挟んでこの抜きかす除去型に対向して設けられる除去型受け部 材と、 これら抜きかす除去型と除去型受け部材とのいずれか一方のベース部に取り付 けられて、前記シート材に所定の文字、記号等の識別マークを印字するスタンプ ユニットとを備え、 前記スタンプユニットは、その印面が前記ベース部のスタンプ取付面とほぼ一 致する形態又はそのスタンプ取付面から突出する形態で取り付けられることを特 徴とする。
【0010】 この構成によれば、抜きかす除去型又は除去型受け部材に取り付けられたスタ ンプユニットによって、シート材に識別マークが印字されるので、打抜き型又は 抜き型受け部材にスタンプユニットが取り付けられた場合と同様に、識別マーク を付するためのコスト低減を図ることができ、シート材を傷めることなく、鮮明 な印字が可能となる。
【0011】
【考案の実施の形態】
(実施例1) 以下、本考案の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本考案に係 るシート材加工装置の一実施例たる段ボールシート打抜き装置を示す。この段ボ ールシート打抜き装置100は、打抜き型110と抜き型受け部材120とを備 えている。このうち打抜き型110のベース部112(第一ベース部ともいう) には、段ボールシートW0(シート材)を所定の形状に打抜くための切断刃4や 所定の罫線形状に形成された罫押し刃6が、同方向に突出する形で取り付けられ ている。一方、抜き型受け部材120は、段ボールシートW0を挟んで打抜き型 110に対向して設けられており、そのベース部122(第二ベース部ともいう )の打抜き型110に対向する表面は段ボールシート載置面124(シート材載 置面)に形成されている。
【0012】 この段ボールシート載置面124は、図1(b)に示すように、打抜き型11 0と抜き型受け部材120とが相対接近した際の、切断刃4や罫押し刃6の受け 面としての機能も有している。つまり、第二ベース部122の段ボールシート載 置面124上に段ボールシートW0を載置し、さらにその上に第一ベース部11 2を重ね合わせ、打抜き型110と抜き型受け部材120とが圧接されて、段ボ ールシートW0は切断刃4に沿う所定の形状に打抜かれ、罫押し刃6に沿う所定 形状の罫線(折り目線)を入れられる。
【0013】 また、打抜き型110のベース部112には、段ボールシートW0に所定の文 字、数字、記号、バーコード等の識別マークを印字するスタンプユニット10が 取り付けられている。このスタンプユニット10の印面11は、第一ベース部1 12の抜き型受け部材120に対向する表面であるスタンプ取付面113からわ ずかに(例えば約1mm)突出する形態で取り付けられている。そして、この印 面11は切断刃4の先端よりも基端側で、かつ罫押し刃6の先端よりも基端側に 位置している。
【0014】 ここで、スタンプユニット10の詳細構造を図2により説明する。スタンプユ ニット10は、合成樹脂等により筒状(例えば四角筒状)に形成されたホルダ部 12と、このホルダ部12に嵌入固定されるスタンプ部14とを備えている。ス タンプ部14は、インク浸透印を構成する印判部14aと、インク貯蔵部14b と、これら印判部14aとインク貯蔵部14bとの間に介挿される緩衝層14c とが、合成樹脂等により筒状(例えば四角筒状)に形成されたフレーム部14d の内側に挿入されている。印判部14aは例えば板状の硬質多孔性樹脂から構成 される。一方、緩衝層14cは印判部14aよりも軟質の多孔性樹脂(例えば発 泡樹脂製クッション等)から構成され、打抜き型110と抜き型受け部材120 とが圧接されたとき、主としてこの緩衝層14cが圧縮されることにより、衝撃 を緩和しつつ印面11を段ボールシートW0と密着させる(図1(a)(b)参 照)。
【0015】 ホルダ部12の内周面とフレーム部14dの外周面との間には、一方を凹部、 他方を凸部とする係合部15が複数(例えば2ヶ所)形成されてスタンプ部14 を着脱可能としている。また、フレーム部14dの内周面とインク貯蔵部14b の外周面との間にも、一方を凹部、他方を凸部とする係合部16が複数(例えば 2ヶ所)形成されて両者を着脱可能としている。
【0016】 ホルダ部12のスタンプ取付面113(図1(a)参照)側に位置する端部( 図2(a)では上端部)に、外周に張り出すように円弧状の鍔部12aが複数( 例えば4個)形成されている。また、鍔部12aの下側において、ホルダ部12 の2つの短辺に沿ってガイド部12bがそれぞれ形成され、第一ベース部112 のスタンプ取付面113に形成された打抜き方向と平行な凹部113a(図1( a)参照)に嵌入される。つまり、鍔部12aは、凹部113aに沿ってガイド 部12bを挿入するときに、第一ベース部112のスタンプ取付面113にホル ダ部12を位置決め固定する役目を有している。
【0017】 このように構成された段ボールシート打抜き装置100は次のように用いられ る。第二ベース部122の段ボールシート載置面124に段ボールシートW0を 載せ、打抜き型110をその上方から下降させ、抜き型受け部材120に接近さ せる(図1(a))。すると、切断刃4が段ボールシートW0を所定の形状に打 ち抜き、罫押し刃6が段ボールシートW0に所定形状の罫線を入れる。同時に、 スタンプユニット10の印判部14aが段ボールシートW0の折り曲げ内面側に 接触して所定の文字、数字、記号、バーコード等の識別マークを印字する(図1 (b))。このように、段ボールシートW0に対して、打抜き・罫線入れ・識別 マーク印字の3種の作業がほぼ同時に効率よく行われ、段ボールシートW0は打 抜き後シートW1(打抜き後のシート材)と抜きかすW2とに切断・分離される。
【0018】 そして、識別マークを変更する際あるいはインク切れの際には、ホルダ部12 からスタンプ部14を離脱させて交換すればよく、インク貯蔵部14bはカート リッジ式での取り替えもできる。なお、段ボールシートW0の厚さに応じて、切 断刃4や罫押し刃6の突出高さを変更調節するとよい。
【0019】 また、第一ベース部112に切断刃4・罫押し刃6・スタンプユニット10が 集中的に配設されているので、メンテナンス上も都合がよい。また、例えば、点 検・調整作業等のため段ボールシート打抜き装置100から第一ベース部112 を取外した場合、印面11は切断刃4や罫押し刃6の先端よりも基端側に位置し ているため、これらによって汚れや破損からガードされている。
【0020】 図1では、印面11がスタンプ取付面113からわずかに突出する形態で第一 ベース部112に取り付けられているが、スタンプ取付面113と常時ほぼ一致 する形態で取り付けられていてもよい。あるいは、段ボールシートW0との非接 触時には、印面11がスタンプ取付面113からわずかに突出し、段ボールシー トW0との接触時には、主として緩衝層14cが圧縮される(ただし、印判部1 4aが付加的に圧縮される場合もある)ことにより印面11がスタンプ取付面1 13とほぼ一致する状態となってもよい。
【0021】 いずれにしても、印面11は、スタンプ取付面113とほぼ一致する形態ある いはスタンプ取付面113からわずかに突出する形態で取り付けられているので 、第二ベース部122の段ボールシート載置面124で段ボールシートW0を支 持しつつ、適性圧で印面11を接触させることができ、識別マークを鮮明に印字 できる。
【0022】 ところで、識別マークの印字の際の衝撃を緩和するために、図3に示すように インク貯蔵部14bの後方から印判部14aを押す向きに付勢するスプリング等 の付勢部材14eを設けてもよい。なお、この場合には、フレーム部14dの内 周面とインク貯蔵部14bの外周面との間に形成する係合部16は不要となる。
【0023】 (実施例2) 次に、段ボールシート打抜き装置の変更例を図4に示す。この段ボールシート 打抜き装置200では、抜き型受け部材220のベース部222(第二ベース部 ともいう)に、スタンプユニット10が取り付けられている。その印面11は、 第二ベース部222の段ボールシート載置面224(シート材載置面)よりも少 し(例えば約3mm)窪ませたスタンプ取付面223からわずかに(例えば約1 mm)突出する形態で取り付けられている。つまり、この印面11は、段ボール シートW0の打抜き方向において抜き型受け部材220の段ボールシート載置面 224とスタンプ取付面223との間に位置する。また、打抜き型210と抜き 型受け部材220とを相対接近させたとき、段ボールシートW0をスタンプユニ ット10とは反対側から接触・押圧する(図4(b)参照)圧着部216が、打 抜き型210のベース部212(第一ベース部ともいう)に突出形態で設けられ る。なお、本実施例において実施例1と共通する部分には同一符号を付して説明 を省略する。
【0024】 このように構成された段ボールシート打抜き装置200は次のように用いられ る。第二ベース部222の段ボールシート載置面224に段ボールシートW0を 載せ、第一ベース部212をその上方から下降させ、両ベース部212,222 を相対接近させる(図4(a))。すると、実施例1と同様に、段ボールシート W0に対して、打抜き・罫線入れ・識別マーク印字の3種の作業がほぼ同時に行 われ、段ボールシートW0は打抜き後シートW1(打抜き後のシート材)と抜きか すW2とに切断・分離される(図4(b))。ただし、この実施例では、識別マ ークの印字は段ボールシートW0の折り曲げ外面側に行われる。
【0025】 このとき、スタンプユニット10の印面11は、第一ベース部212に突出形 態で設けられた圧着部216から段ボールシートW1を挟んで押圧されており、 識別マークが所定位置からずれたりすることなく鮮明に印字される。
【0026】 また、印面11は第二ベース部222の段ボールシート載置面224とスタン プ取付面223との間に位置しているので、この段ボールシート載置面224に 段ボールシートW0を載せたときに印面11が段ボールシートW0に接触せず、識 別マークの印字前に段ボールシートW0を汚すことがない。
【0027】 (実施例3) さらに、図5は、本考案に係るシート材加工装置の他の実施例たる段ボールシ ート抜きかす除去装置を示す。この段ボールシート抜きかす除去装置300は、 抜きかす除去型310と除去型受け部材320とを備えている。このうち抜きか す除去型310のベース部312(第三ベース部ともいう)には、打抜き後シー トW1(打抜き後のシート材)から抜きかすW2 を分離除去するためのストリッ パ部材8が突出形態で取り付けられている。一方、除去型受け部材320のベー ス部322(第四ベース部ともいう)が、打抜き後シートW1を挟んで抜きかす 除去型310に対向して設けられている。
【0028】 そして、抜きかす除去型310と除去型受け部材320とが相対接近すると、 ストリッパ部材8が抜きかすW2に接触し、抜きかすW2は打抜き後シートW1か ら分離除去される。なお、ストリッパ部材8は、切断刃4の輪郭よりわずかに大 きい若しくはわずかに小さい相似形状又はその相似形状の一部を省略した簡略相 似形状の輪郭を有している。
【0029】 また、第三ベース部312にはスタンプユニット10が取り付けられており、 その印面11は、第三ベース部312の除去型受け部材320に対向する表面で あるスタンプ取付面313からわずかに(例えば約1mm)突出する形態で取り 付けられている。そして、この印面11は、ストリッパ部材8の先端よりも基端 側に位置している。なお、本実施例において実施例1と共通する部分には同一符 号を付して説明を省略する。
【0030】 このように構成された段ボールシート抜きかす除去装置300は次のように用 いられる。第四ベース部322の段ボールシート載置面324に、抜きかすW2 と連結状態の打抜き後シートW1を載せ、第三ベース部312をその上方から下 降させ、両ベース部312,322を相対接近させる(図5(a))。すると、 打抜き後シートW1からの抜きかすW2の分離除去作業と、打抜き後シートW1へ の識別マーク印字作業がほぼ同時に行われる(図5(b))。
【0031】 (実施例4) 次に、段ボールシート抜きかす除去装置の変更例を図6に示す。この段ボール シート抜きかす除去装置400では、除去型受け部材420のベース部422( 第四ベース部ともいう)に、スタンプユニット10が取り付けられている。その 印面11は、第四ベース部422の段ボールシート載置面424(シート材載置 面)よりも少し(例えば約3mm)窪ませたスタンプ取付面423からわずかに (例えば約1mm)突出する形態で取り付けられている。つまり、この印面11 は、打抜き後シートW1の抜きかす除去方向において除去型受け部材420の段 ボールシート載置面424とスタンプ取付面423との間に位置する。また、抜 きかす除去型410と除去型受け部材420とを相対接近させたとき、打抜き後 シートW1をスタンプユニット10とは反対側から接触・押圧する(図6(b) 参照)圧着部416が、抜きかす除去型410のベース部412(第三ベース部 ともいう)に突出形態で設けられる。なお、本実施例において実施例1と共通す る部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0032】 このように構成された段ボールシート抜きかす除去装置400は次のように用 いられる。第四ベース部422の段ボールシート載置面324に、抜きかすW2 と連結状態の打抜き後シートW1を載せ、第三ベース部412をその上方から下 降させ、両ベース部412,422を相対接近させる(図6(a))。すると、 打抜き後シートW1からの抜きかすW2の分離除去作業と、打抜き後シートW1へ の識別マーク印字作業がほぼ同時に行われる(図6(b))。
【0033】 このとき、スタンプユニット10の印面11は、第三ベース部412に突出形 態で設けられた圧着部416から打抜き後シートW1を挟んで押圧されており、 識別マークが所定位置からずれたりすることなく鮮明に印字される。
【0034】 また、印面11は第四ベース部422の段ボールシート載置面424とスタン プ取付面423との間に位置しているので、この段ボールシート載置面424に 打抜き後シートW1を載せたときに印面11が打抜き後シートW1に接触せず、識 別マークの印字前に打抜き後シートW1を汚すことがない。
【0035】 本考案は、平面式の打抜き型あるいは抜きかす除去型にも、回転式の打抜き型 あるいは抜きかす除去型にも、同様に適用することができる。また、段ボールシ ート以外に板紙等にも用いることができる。なお、第一実施例(図1)における 凹部113aは、第二実施例(図4)では223a、第三実施例(図5)では3 13a、第四実施例(図6)では423aで各々表わされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシート材加工装置の第一実施例を
示す断面図。
【図2】図1のスタンプユニットを印面側から見た斜視
図、平面図及びA−A断面図。
【図3】スタンプユニットの取付方法の変更例を示す断
面図。
【図4】本考案に係るシート材加工装置の第二実施例を
示す断面図。
【図5】本考案に係るシート材加工装置の第三実施例を
示す断面図。
【図6】本考案に係るシート材加工装置の第四実施例を
示す断面図。
【符号の説明】
4 切断刃 6 罫押し刃 8 ストリッパ部材 10 スタンプユニット 11 印面 100,200 段ボールシート打抜き装置(シート材
加工装置) 110,210 打抜き型 112,212 第一ベース部(ベース部) 120,220 抜き型受け部材 122,222 第二ベース部(ベース部) 300,400 段ボールシート抜きかす除去装置(シ
ート材加工装置) 310,410 抜きかす除去型 312,412 第三ベース部(ベース部) 320,420 除去型受け部材 322,422 第四ベース部(ベース部) 113,223,313,423 スタンプ取付面 113a,223a,313a,423a 凹部 124,224,324,424 段ボールシート載置
面(シート材載置面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 河合 重信 愛知県刈谷市今川町山ノ神78番地 (72)考案者 関本 正彦 愛知県名古屋市守山区天子田1丁目1805番 地 有限会社エスケイエムダイ内 (72)考案者 水野 眞二 愛知県名古屋市守山区小幡千代田8番7号 株式会社千代田内

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を所定の形状に打抜くための切
    断刃が突出形態で取り付けられた打抜き型と、 前記シート材を挟んでこの打抜き型に対向して設けられ
    た抜き型受け部材と、 これら打抜き型と抜き型受け部材とのいずれか一方のベ
    ース部に取り付けられて、前記シート材に所定の文字、
    記号等の識別マークを印字するスタンプユニットとを備
    え、 前記スタンプユニットは、その印面が前記ベース部のス
    タンプ取付面とほぼ一致する形態又はそのスタンプ取付
    面から突出する形態で取り付けられることを特徴とする
    シート材加工装置。
  2. 【請求項2】 前記スタンプユニットは、前記打抜き型
    に取り付けられるとともに、その印面が前記切断刃の先
    端よりも基端側に位置する請求項1に記載のシート材加
    工装置。
  3. 【請求項3】 前記打抜き型には、所定の罫線形状に形
    成された罫押し刃が、前記ベース部に前記切断刃と同方
    向に突出する形態で取り付けられるとともに、 前記スタンプユニットの印面は、前記罫押し刃の先端よ
    りも基端側に位置する請求項2に記載のシート材加工装
    置。
  4. 【請求項4】 前記スタンプユニットは、前記抜き型受
    け部材に取り付けられるとともに、その印面が前記シー
    ト材の打抜き方向において、前記抜き型受け部材のシー
    ト材載置面と、そのシート材載置面より窪んで形成され
    た前記スタンプ取付面との間に位置する請求項1に記載
    のシート材加工装置。
  5. 【請求項5】 前記打抜き型と抜き型受け部材とを相対
    接近させたとき、前記シート材を前記スタンプユニット
    とは反対側から接触・押圧する圧着部が、前記打抜き型
    のベース部に突出形態で設けられる請求項4に記載のシ
    ート材加工装置。
  6. 【請求項6】 打抜き後のシート材から抜きかすを分離
    除去するためのストリッパ部材が突出形態で取り付けら
    れる抜きかす除去型と、 前記シート材を挟んでこの抜きかす除去型に対向して設
    けられる除去型受け部材と、 これら抜きかす除去型と除去型受け部材とのいずれか一
    方のベース部に取り付けられて、前記シート材に所定の
    文字、記号等の識別マークを印字するスタンプユニット
    とを備え、 前記スタンプユニットは、その印面が前記ベース部のス
    タンプ取付面とほぼ一致する形態又はそのスタンプ取付
    面から突出する形態で取り付けられることを特徴とする
    シート材加工装置。
  7. 【請求項7】 前記スタンプユニットは、前記抜きかす
    除去型に取り付けられるとともに、その印面が前記スト
    リッパ部材の先端よりも基端側に位置する請求項6に記
    載のシート材加工装置。
  8. 【請求項8】 前記スタンプユニットは、前記除去型受
    け部材に取り付けられるとともに、その印面が前記シー
    ト材の抜きかす除去方向において前記除去型受け部材の
    シート材載置面と、そのシート材載置面より窪んで形成
    された前記スタンプ取付面との間に位置する請求項6に
    記載のシート材加工装置。
  9. 【請求項9】 前記抜きかす除去型と除去型受け部材と
    を相対接近させたとき、前記シート材を前記スタンプユ
    ニットとは反対側から接触・押圧する圧着部が、前記抜
    きかす除去型のベース部に突出形態で設けられる請求項
    8に記載のシート材加工装置。
  10. 【請求項10】 前記スタンプユニットは、前記ベース
    部のスタンプ取付面に形成された凹部に嵌入されるホル
    ダ部と、このホルダ部に着脱可能に固定され、印判部及
    びインク貯蔵部を有するスタンプ部とを備える請求項1
    ないし9のいずれかに記載のシート材加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005349578A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Shikosha:Kk 板紙及び段ボール用打ち抜き機
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