JP3146707U - 打ち抜き型 - Google Patents

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眞二 水野
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Abstract

【課題】刃先の高さが高精度に維持され、シート状物を精度よく打ち抜くことができる打ち抜き型を提供する。
【解決手段】ワイヤーカット放電加工により鋼板1に一定幅のスリット状の貫通溝2を形成し、一側縁に先鋭な刃先が形成された打抜刃4を該貫通溝に差し込むとともに該貫通溝に沿って該鋼板を強打して圧潰することにより該打抜刃を該貫通溝に固植し、台板6に貫通状の空隙域7を形成し、該台板の表面に前記鋼板を止着することで前記打抜刃を該空隙域内に配設し、該台板を打ち抜き機にセットすることで、該打抜刃の刃先と反対側の側縁を該打ち抜き機の型取付面10に当接させ、該打抜刃が該型取付面上に垂直に支持されるようにした。
【選択図】図4

Description

この考案はシート状物を所定形状に打ち抜くために使用する高精度な打ち抜き型に関するものである。
段ボール紙や厚紙、プラスチックシート等のシート状物を打ち抜くための打ち抜き型は、下記特許文献1に示されたように、例えばレーザービームカッターにより台板に切溝を形成し、該切溝に打抜刃を貫挿し起立させてなるものであった。ところで、打ち抜き型には一般にシート状物を特に高精度に打ち抜くことが要求されているが、例えば、両面テープのように、シートの両面に粘着剤が塗布されていて、その両面の粘着剤を覆うように夫々離型紙が張り合わせてある複合シートを打ち抜く場合、一方の離型紙だけを残して所定形状に打ち抜くことが必要とされる場合があり、その場合に刃先の高さ及び垂直度が特に高精度に維持されていないと、刃先の到達域が過不足し、その離型紙が一部で切れてしまい、不良品を作ってしまうことがあった。このため、このようなシート状物を打ち抜くに際し、このような刃先の精度が一層高度に必要になってきている。
特開2003−71796号公報
しかし、従来のレーザービームカッターにより合板を焼き切って切溝を形成する加工工程では、その切溝の内面が垂直性を保てないため、打抜刃を支持する精度が十分に得られないという問題があった。即ち、図5は打抜刃aが差し込まれる合板bの切溝の内面の変形形状をやや誇張して示した縦断面図であるが、レーザービームカッターによる加工では、切溝の開口縁cが丸く焼け、切溝の中程dも幅広に焼けることから、打抜刃aに接する切溝内面の高さが実質的に減少し、打抜時に該打抜刃aに掛かる圧縮荷重に対し該打抜刃が湾曲し易くなって座屈変形により刃先の高さh及びその垂直度が維持され難く、シート状物に対する刃先の到達度合いにムラが生じることから、上記のような問題を起こすことがあった。
この考案に係る打ち抜き型は上記課題を解決しようとするもので、ワイヤーカット放電加工により鋼板に一定幅のスリット状の貫通溝を形成し、一側縁に先鋭な刃先が形成された打抜刃を該貫通溝に差し込むとともに該貫通溝に沿って該鋼板を強打して圧潰することにより該打抜刃を該貫通溝に固植する一方、台板に貫通状の空隙域を形成し、該台板の表面に前記鋼板を止着することで前記打抜刃を該空隙域内に配設し、該台板を打ち抜き機にセットすることで、該打抜刃の刃先と反対側の側縁を該打ち抜き機の型取付面に当接させ、該打抜刃が該型取付面上に垂直に支持されるようにしたことを特徴とする。
打抜刃が鋼板に強固に固植されると共に、台板に形成された空隙域に該鋼板を止着し、該打抜刃の刃先と反対側の側縁を打ち抜き機の型取付面に当接させ該打抜刃を垂直に支持することにより、打抜時に該打抜刃に圧縮荷重が繰り返し掛かってもその座屈変形が防止され、刃先の高さ及び垂直度を維持することができる。このためシート状物を常に高精度に打ち抜くことができる。
次にこの考案の実施形態を説明する。図1はSUS304からなる厚さ2mmのステンレス製鋼板を示し、該鋼板1にワイヤーカット放電加工により一定幅のスリット状の貫通溝2を所要打ち抜き形状に即して形成する。なお、鋼板1の周縁部には取付孔3が開設される。打抜刃4は厚さ0.7mmの帯状の鋼板の一側縁に先鋭な刃先5を形成すると共に、該鋼板を所要打ち抜き形状に従い環状に曲げ加工してなるもので、該打抜刃4を貫通溝2に打抜刃4を差し込むことにより、図2に示したように、該打抜刃4を鋼板1上に起立させる。なお、貫通溝2は該打抜刃4を差し込むことができるように該打抜刃4の厚さよりも5μm程大きな幅に形成されている。こうして、貫通溝2に打抜刃4を差し込んでから、マイナスドライバー、たがねのような工具の先端を該鋼板1の貫通溝2の近傍に当てて該鋼板1を該貫通溝2に沿って強打し、該鋼板1を局部的に圧潰し該貫通溝2の幅を狭窄させることにより、該打抜刃4を該貫通溝2に抜け脱不能に固植する。
また、図3、図4に示したように、厚手の合板または鋼板からなる台板6に貫通状の空隙域7を形成し、該台板の表面で該空隙域7の両側に前記鋼板1の厚さに相当する段状凹部8を形成し、該段状凹部8に前記鋼板1を収めると共に、前記取付孔3に止ネジ9を貫挿することで、該台板6の表面に該鋼板1を止着し、打抜刃4が該台板6の空隙域7内に配設されるようにする。そして、該台板6を打ち抜き機(図示せず)にセットし、図4に示したように、打抜刃4の刃先5と反対側の側縁を該型取付面10に当接させる。これにより該打抜刃4が該型取付面10上に垂直に支持される。
この考案に係る打ち抜き型は、上記のように鋼板1に貫通溝2をワイヤーカット放電加工により形成したことにより、該貫通溝は開口縁が丸くなることなく、打抜刃4との接触面積を鋼板1の厚さに相当する分確実に確保することができ、しかも打抜刃4を差し込んで該貫通溝に沿って該鋼板を強打して圧潰することにより、該打抜刃をガタつくことなく強固に固植することができる。そして、該鋼板1を台板6に形成された空隙域7に止着し、該台板6を打ち抜き機にセットした際、該打抜刃4の刃先と反対側の側縁が型取付面10に当接して該打抜刃4が垂直に支持されることで、打抜作動時に該打抜刃4に繰り返し加わる強力な圧縮荷重に対しても該打抜刃4は殆ど座屈変形することなく刃先高さ及び垂直度を高精度に維持することができる。このため従来のようにシート状物に対する刃先5の到達域が過不足することで不良品を作ってしまうおそれはなく、シート状物を常に高精度に打ち抜くことができると共に、耐久性も向上する。
この考案に係る打ち抜き型の鋼板の実施形態を示す斜視図。 図1に示した鋼板に打抜刃を固植した状態の斜視図。 この考案に係る打ち抜き型の実施形態を示す斜視図。 図3の打ち抜き型の縦断面図。 従来の打ち抜き型の縦断面図。
符号の説明
1 鋼板
2 貫通溝
4 打抜刃
5 刃先
6 台板
7 空隙域
8 段状凹部
9 止ネジ
10 型取付面

Claims (1)

  1. ワイヤーカット放電加工により鋼板に一定幅のスリット状の貫通溝を形成し、一側縁に先鋭な刃先が形成された打抜刃を該貫通溝に差し込むとともに該貫通溝に沿って該鋼板を強打して圧潰することにより該打抜刃を該貫通溝に固植する一方、台板に貫通状の空隙域を形成し、該台板の表面に前記鋼板を止着することで前記打抜刃を該空隙域内に配設し、該台板を打ち抜き機にセットすることで、該打抜刃の刃先と反対側の側縁を該打ち抜き機の型取付面に当接させ、該打抜刃が該型取付面上に垂直に支持されるようにしたことを特徴とする打ち抜き型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7655746B2 (en) 2005-09-16 2010-02-02 Eastman Chemical Company Phosphorus containing compounds for reducing acetaldehyde in polyesters polymers
US8022168B2 (en) 2004-09-02 2011-09-20 Grupo Petrotexmex, S.A. de C.V. Spheroidal polyester polymer particles
JP2021178383A (ja) * 2020-05-13 2021-11-18 株式会社水谷製作所 トムソン加工型

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