JPH09225899A - 抜型用イジェクションラバーおよびイジェクションラバー取付方法 - Google Patents

抜型用イジェクションラバーおよびイジェクションラバー取付方法

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JPH09225899A
JPH09225899A JP3657496A JP3657496A JPH09225899A JP H09225899 A JPH09225899 A JP H09225899A JP 3657496 A JP3657496 A JP 3657496A JP 3657496 A JP3657496 A JP 3657496A JP H09225899 A JPH09225899 A JP H09225899A
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ejection
cutting blade
die
cutting
rubber
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JP3657496A
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English (en)
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Isamu Katayama
勇 片山
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KATAYAMA NUKIGATA SEISAKUSHO K
KATAYAMA NUKIGATA SEISAKUSHO KK
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KATAYAMA NUKIGATA SEISAKUSHO K
KATAYAMA NUKIGATA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単にかつ安全に抜型に取り付けることがで
き、コストダウンを図ることができる抜型用イジェクシ
ョンラバーおよびその取付方法を提供する。 【解決手段】 シート材を打ち抜くための切断刃と当該
シート材に罫線を形成するための罫とをベースプレート
に固定した打抜機用抜型の前記切断刃の両側に配置する
抜型用イジェクションラバーであって、前記切断刃の両
側に配置されるイジェクション部11と、これらイジェ
クション部111の前記ベースプレートと密着される第
1の端部とは反対側の第2の端部をつなぐつなぎ部11
2と、これらイジェクション部111およびつなぎ部1
12により囲まれた切断刃挿入部113とからなる断面
略コ字状の形状を有し、前記切断刃に被せるように配置
した後、前記つなぎ部を切断して使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート材を所定の
形状に打ち抜くための打抜機に用いられる抜型用イジェ
クションラバーおよびその取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、合成樹脂製フィルム、薄紙ま
たは厚紙等のシート材から、展開した箱等の所定形状打
抜片を打ち抜くために、打抜機が用いられる。従来の打
抜機は、相対向する抜型および雌型からなり、シート材
が載置された雌型に抜型を圧接することにより当該シー
ト材を打ち抜くものである。
【0003】図9には従来の抜型機における抜型および
雌型部分の要部概略断面図を、また、図10には抜型機
により打ち抜かれた箱用の打抜片を示す。
【0004】図9に示すように、打抜機は、上部スライ
ダ10および下部定盤20を有し、上部スライダ10に
取り付けられるチェース30と、下部定盤20に取り付
けられるデッドプレート40を具備する。ここで、チェ
ース30は、打抜機の上部スライダ10に精度良く位置
決め固定される汎用治具の一つであり、デッドプレート
40は、下部定盤20に精度良く位置決め固定される汎
用治具の一つである。
【0005】上部スライダ10に固定されている抜型5
0は、ベースプレート51に切断刃52および罫53が
固定されたものである。ベースプレート51は、通常ベ
ニヤ板あるいは金属板からなり、ベースプレート51に
は、一般にはレーザ加工により固定溝54が形成されて
いる。一方、切断刃52および罫53は帯状の板材を所
定の長さに切断後、屈曲したものであり、ベースプレー
ト51に形成された固定溝54に挿入固定されている。
【0006】一方、デッドプレート40上に固定される
カウンタプレート60は、約1.5mm厚の金属板材か
らなり、罫53に対応する部分には、凹溝61が形成さ
れており、他の部分は平面上の受け面62となってい
る。
【0007】このような打抜機では、カウンタプレート
60上に、合成樹脂フィルム、薄紙、厚紙等のシート材
70を載置し、上方から抜型51を下降してカウンタプ
レート60の受け面62に切断刃51が圧接することに
より、シート材70を所望の形状に打ち抜くことができ
る。
【0008】このように形成される打抜片の一例が図1
0に示されるものである。この打抜片71は、所望の形
状を有すると同時に、所望の位置に切れ線72および折
り目となる罫線(折れ線)73を有する。ここで、切れ
線72は、切断刃52の先端がカウンタプレート60の
受け面62に当接することで形成され、また、罫線73
は、罫53の先端が凹溝61内に挿入されることで形成
される。
【0009】ところで、このような抜型51では、打ち
抜かれた打抜片71が抜型50の切断刃52の間に嵌ま
り込むのを防止するために抜型用イジェクションラバー
用いられる。すなわち、図11に示すように、全ての切
断刃52に沿って、イジェクションラバー80が配置さ
れる。イジェクションラバー80は、通常、適当な弾性
を有するゴムまたは発泡ゴムからなり、その先端が切断
刃52の先端より突出するように設けられる。そして、
イジェクションラバー80は、操業中には圧縮された状
態になって打抜片71を押さえ込み、切断作業終了後に
打抜片71を切断刃52の間から排出するようにする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した抜型50に用
いられるイジェクションラバー80は、通常、板状ラバ
ーまたは棒状ラバーを所定の寸法に切断後、手作業で接
着剤または両面接着テープ等でベースプレート51に貼
り付けなければならないので、その作業に多大な時間が
かかるという問題がある。また、切断刃52に沿ってそ
の両側に配置しなければならないが、切断刃52は非常
に鋭利であるため、作業に危険が伴うという問題もあ
る。
【0011】本発明は、このような事情に鑑み、簡単に
かつ安全に抜型に取り付けることができ、コストダウン
を図ることができる抜型用イジェクションラバーおよび
その取付方法を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1の態様は、シート材を打ち抜くための切断刃と
当該シート材に罫線を形成するための罫とをベースプレ
ートに固定した打抜機用抜型の前記切断刃の両側に配置
する抜型用イジェクションラバーであって、前記切断刃
の両側に配置されるイジェクション部と、これらイジェ
クション部の前記ベースプレートと密着される第1の端
部とは反対側の第2の端部をつなぐつなぎ部と、これら
イジェクション部およびつなぎ部により囲まれた切断刃
挿入部とからなる断面略コ字状の形状を有し、前記切断
刃に被せるように配置された後、前記つなぎ部を切断さ
れて使用されることを特徴とする抜型用イジェクション
ラバーにある。
【0013】ここで、前記切断刃挿入部の少なくとも前
記第1の端部近傍の幅は、例えば、前記切断刃の厚みよ
り小さい。
【0014】また、前記イジェクション部の前記第1の
端部側の端面は、例えば、両側面側から前記切断刃挿入
部側に向かって当該切断刃挿入側が徐々に外方に突出す
るように傾斜している。
【0015】また、前記切断刃挿入部の少なくとも前記
先端つなぎ近傍の幅は、例えば、前記切断刃の厚みより
大きい。
【0016】また、前記つなぎ部の前記切断刃挿入部内
の内面は、例えば、両方の前記イジェクション部側から
中央部にかけて当該中央部が当該つなぎ部の外面方向に
突出するように傾斜している。
【0017】一方、本発明の第2の態様は、シート材を
打ち抜くための切断刃と当該シート材に罫線を形成する
ための罫とをベースプレートに固定した打抜機用抜型の
前記切断刃の両側に抜型用イジェクションラバーを取付
ける方法であって、前記切断刃の両側に配置されるイジ
ェクション部と、これらイジェクション部の前記ベース
プレートと密着される第1の端部とは反対側の第2の端
部をつなぐつなぎ部と、これらイジェクション部および
つなぎ部により囲まれる切断刃挿入部とからなる断面略
コ字状の形状を有する抜型用イジェクションラバーを、
前記切断刃に被せるように配置する工程と、前記イジェ
クションラバーの前記つなぎ部の中央部を切断する工程
とを有することを特徴とする抜型用イジェクションラバ
ーの取付方法にある。
【0018】ここで、前記抜型用イジェクションラバー
の前記切断刃挿入部の少なくとも前記第1の端部近傍の
幅は、例えば、前記切断刃の厚みより小さい。
【0019】また、前記抜型用イジェクションラバーの
前記イジェクション部の前記基端部側の端面は、例え
ば、両側面側から前記切断刃挿入部側に向かって当該切
断刃挿入側が徐々に外方に突出するように傾斜してい
る。
【0020】また、前記抜型用イジェクションラバーの
前記切断刃挿入部の少なくとも前記先端つなぎ近傍の幅
は、例えば、前記切断刃の厚みより大きい。
【0021】また、前記抜型用イジェクションラバーの
前記つなぎ部の前記切断刃挿入部内の内面は、例えば、
両方の前記イジェクション部側から中央部にかけて当該
中央部が当該つなぎ部の外面方向に突出するように傾斜
している。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を一実施の形態と共
に説明する。
【0023】図1には、本発明の第1の実施の形態の抜
型用イジェクションラバーの概略断面を示す。
【0024】図1(A)に示すように、抜型用イジェク
ション110は、断面略コ字状を有し、抜型の切断刃の
両側に配置されるイジェクション部111と、この両イ
ジェクション部111をつなぐつなぎ部112を有し、
これらイジェクション部111およびつなぎ部112で
囲まれる部分が切断刃挿入部113である。本実施の形
態の切断刃挿入部113は、抜型用イジェクションラバ
ー110は、図1(A)に示すような断面形状を有する
長尺部材であり、所定の長さに切断後、図1(B)に示
すように、切断刃挿入部113にベースプレート51に
取り付けられた切断刃52を挿入するようにして使用さ
れる。本実施の形態の切断刃挿入部113は、切断刃5
1と略同一の幅、および切断刃52のベースプレート5
1からの突出部分より若干大きい深さを有し、切断刃挿
入部113に切断刃52を挿入してイジェクション部1
11の端面111aをベースプレート51に接着するよ
うにする。ここで、接着は従来より知られているよう
に、適当な接着剤または両面テープなどで行う。次い
で、本実施の形態の抜型用イジェクションラバー110
を装着した抜型を打抜機にセットして一回打抜作業を行
うことにより、イジェクションラバー110のつなぎ部
112が切断され、その後の打抜作業を速やかに行うこ
とができる。
【0025】本実施の形態の抜型用イジェクションラバ
ー110は、上述したように、所定の長さに切断後、単
に切断刃52に挿入するだけ装着することができ、切断
刃52に対する位置合わせを行う必要がなくかつ作業を
非常に安全に行うことができる。従って、装着作業が非
常に容易にかつ安全に行うことができ、作業コストを大
幅に低減することができるという効果を奏する。
【0026】図2には、第2の実施の形態に係る抜型用
イジェクションラバー120を示す。本実施の形態の抜
型用イジェクションラバー120は、断面略コ字状を有
し、抜型の切断刃の両側に配置されるイジェクション部
121と、この両イジェクション部121をつなぐつな
ぎ部122を有し、これらイジェクション部121およ
びつなぎ部122で囲まれる部分が切断刃挿入部123
である。本実施の形態では切断刃挿入部123は、切断
刃52のベースプレート51からの突出部分より若干大
きい深さを有するが、幅がほとんどない単なるスリット
である。
【0027】かかる抜型用イジェクションラバー120
を抜型に装着し、つなぎ部122を切断すると、図2
(B)に示すように、切断刃52の先端に開放部が形成
される。これは、切断刃52の厚みより幅の小さい切断
刃挿入部123に切断刃52を挿入した状態でつなぎ部
122を切断したために形成されるものであり、その後
の打抜作業をよりスムーズに行うことができる。
【0028】図3には、第3の実施の形態に係る抜型用
イジェクションラバー130を示す。本実施の形態の抜
型用イジェクションラバー130は、断面略コ字状を有
し、抜型の切断刃の両側に配置されるイジェクション部
131と、この両イジェクション部131をつなぐつな
ぎ部132を有し、これらイジェクション部131およ
びつなぎ部132で囲まれる部分が切断刃挿入部133
である。本実施の形態では切断刃挿入部133は、切断
刃51と略同一の幅、および切断刃52のベースプレー
ト51からの突出部分より若干大きい深さを有し、さら
に、イジェクション部131の端面131aが幅方向外
側から中央部に向かって中央部が外方に突出するような
テーパ面となっている。
【0029】かかる抜型用イジェクションラバー130
を抜型に装着し、つなぎ部132を切断すると、図3
(B)に示すように、切断刃52の先端に開放部が形成
される。これは、テーパ状の端面131aをベースプレ
ート51に密着させた状態で切断刃52によりつなぎ部
132を切断したために形成されるものであり、その後
の打抜作業をよりスムーズに行うことができる。
【0030】図4には、第4の実施の形態に係る抜型用
イジェクションラバー140を示す。本実施の形態の抜
型用イジェクションラバー140は、断面略コ字状を有
し、抜型の切断刃の両側に配置されるイジェクション部
141と、この両イジェクション部141をつなぐつな
ぎ部142を有し、これらイジェクション部141およ
びつなぎ部142で囲まれる部分が切断刃挿入部143
である。本実施の形態では切断刃挿入部143は、切断
刃52のベースプレート51からの突出部分より若干大
きい深さを有し、その挿入口側は切断刃51と略同一の
幅を有するが、つなぎ部142側にはやや幅広の空隙部
143aを有する。空隙部143aは、切断刃52の厚
みより大きい幅を有する空隙で、切断刃52を切断刃挿
入部143に挿入した場合に切断刃52の先端部の両側
に約2mm程度の空間を設けるために形成されたもので
ある。このように切断刃52の先端部の両側に空隙は、
打抜作業中のイジェクションラバーの弾性変形のための
空間に供せられる。
【0031】かかる抜型用イジェクションラバー140
を抜型に装着し、つなぎ部142を切断すると、図4
(B)に示すようにつなぎ部142の中央部が切断さ
れ、その後の打抜作業を速やかに行うことができる。
【0032】図5には、第5の実施の形態に係る抜型用
イジェクションラバー150を示す。本実施の形態の抜
型用イジェクションラバー150は、断面略コ字状を有
し、抜型の切断刃の両側に配置されるイジェクション部
151と、この両イジェクション部151をつなぐつな
ぎ部152を有し、これらイジェクション部151およ
びつなぎ部152で囲まれる部分が切断刃挿入部153
である。本実施の形態では切断刃挿入部153は、切断
刃52のベースプレート51からの突出部分より若干大
きい深さを有し、その挿入口側は切断刃51と略同一の
幅を有するが、つなぎ部152側にはやや幅広の空隙部
153aを有する。空隙部153aは、切断刃52を切
断刃挿入部153に挿入した場合に切断刃52の先端部
の両側に約2mm程度の空隙を設けるために形成された
ものである。このように切断刃52の先端部の両側に空
隙は、打抜作業中のイジェクションラバーの弾性変形の
ための空間に供せられる。また、本実施の形態では、つ
なぎ部152の空隙部153aの内面152aは、両外
側から中央部に向かって中央部ほど切断刃挿入部153
の深さが深くなるような(つなぎ部の外面方向に突出す
る)テーパ面となっている。これは、打抜作業の際に、
切断刃52が内面152aに引っかかることがないよう
にするためである。
【0033】かかる抜型用イジェクションラバー150
を抜型に装着し、つなぎ部152を切断すると、図5
(B)に示すようにつなぎ部152の中央部が切断さ
れ、その後の打抜作業を速やかに行うことができる。
【0034】図6には、第6の実施の形態に係る抜型用
イジェクションラバー160を示す。本実施の形態の抜
型用イジェクションラバー160は、断面略コ字状を有
し、抜型の切断刃の両側に配置されるイジェクション部
161と、この両イジェクション部161をつなぐつな
ぎ部162を有し、これらイジェクション部161およ
びつなぎ部162で囲まれる部分が切断刃挿入部163
である。本実施の形態では切断刃挿入部163は、切断
刃52のベースプレート51からの突出部分より若干大
きい深さを有し、その挿入口側は幅がほとんどない単な
るスリットであるが、つなぎ部162側にはやや幅広の
空隙部163aを有する。空隙部163aは、切断刃5
2を切断刃挿入部163に挿入した場合に切断刃52の
先端部の両側に約2mm程度の空隙を設けるために形成
されたものである。このように切断刃52の先端部の両
側に空隙は、打抜作業中のイジェクションラバーの弾性
変形のための空間に供せられる。
【0035】かかる抜型用イジェクションラバー160
を抜型に装着し、つなぎ部122を切断すると、図6
(B)に示すように、切断刃52の先端に開放部が形成
される。これは、切断刃52の厚みより幅の小さい切断
刃挿入部163に切断刃52を挿入した状態でつなぎ部
112を切断したために形成されるものであり、その後
の打抜作業をよりスムーズに行うことができる。
【0036】図7には、第7の実施の形態に係る抜型用
イジェクションラバー170を示す。本実施の形態の抜
型用イジェクションラバー170は、断面略コ字状を有
し、抜型の切断刃の両側に配置されるイジェクション部
171と、この両イジェクション部171をつなぐつな
ぎ部172を有し、これらイジェクション部171およ
びつなぎ部172で囲まれる部分が切断刃挿入部173
である。本実施の形態では切断刃挿入部173は、切断
刃52のベースプレート51からの突出部分より若干大
きい深さを有し、その挿入口側は切断刃52と略同一の
幅を有するが、つなぎ部172側にはやや幅広の空隙部
173aを有する。空隙部173aは、切断刃52を切
断刃挿入部173に挿入した場合に切断刃52の先端部
の両側に約2mm程度の空隙を設けるために形成された
ものである。このように切断刃52の先端部の両側に空
隙は、打抜作業中のイジェクションラバーの弾性変形の
ための空間に供せられる。また、本実施の形態では、イ
ジェクション部171の端面171aが幅方向外側から
中央部に向かって中央部が外方に突出するようなテーパ
面となっている。
【0037】かかる抜型用イジェクションラバー170
を抜型に装着し、つなぎ部172を切断すると、図7
(B)に示すように、切断刃52の先端に開放部が形成
される。これは、テーパ状の端面171aをベースプレ
ート51に密着させた状態で切断刃52でつなぎ部17
2を切断したために形成されるものであり、その後の打
抜作業をよりスムーズに行うことができる。
【0038】図8には、第8の実施の形態に係る抜型用
イジェクションラバー180を示す。本実施の形態の抜
型用イジェクションラバー180は、断面略コ字状を有
し、抜型の切断刃の両側に配置されるイジェクション部
181と、この両イジェクション部181をつなぐつな
ぎ部182を有し、これらイジェクション部181およ
びつなぎ部182で囲まれる部分が切断刃挿入部183
である。本実施の形態では切断刃挿入部183は、切断
刃52のベースプレート51からの突出部分より若干大
きい深さを有し、その挿入口側は切断刃52と略同一の
幅を有するが、つなぎ部182側にはやや幅広の空隙部
183aを有する。空隙部183aは、切断刃52を切
断刃挿入部183に挿入した場合に切断刃52の先端部
の両側に約2mm程度の空隙を設けるために形成された
ものである。このように切断刃52の先端部の両側に空
隙は、打抜作業中のイジェクションラバーの弾性変形の
ための空間に供せられる。また、本実施の形態では、つ
なぎ部182の空隙部183aの内面182aは、両外
側から中央部に向かって中央部ほど切断刃挿入部183
の深さが深くなるようなテーパ面となっている。これ
は、打抜作業の際に、切断刃52が内面182aに引っ
かかることがないようにするためである。さらに、本実
施の形態では、イジェクション部181の端面181a
が幅方向外側から中央部に向かって中央部が外方に突出
するようなテーパ面となっている。
【0039】かかる抜型用イジェクションラバー180
を抜型に装着し、つなぎ部182を切断すると、図8
(B)に示すように、切断刃52の先端に開放部が形成
される。これは、テーパ状の端面181aをベースプレ
ート51に密着させた状態で、切断刃52でつなぎ部1
82を切断したために形成されるものであり、その後の
打抜作業をよりスムーズに行うことができる。
【0040】以上説明した各実施の形態の抜型用イジェ
クションラバーを用いたイジェクションラバー取付作業
は、上述したように、イジェクションラバーを所定の長
さに切断後、単に切断刃に挿入するだけ装着することが
でき、切断刃に対する位置合わせを行う必要がなくかつ
作業を非常に安全に行うことができる。従って、装着作
業が非常に容易にかつ安全に行うことができ、作業コス
トを大幅に低減することができる。
【0041】なお、本発明の発明の実施の態様では代表
的な例を示したが、勿論これに限定されるものではない
ことは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のイジェク
ションラバーは、所定の長さに切断後、単に切断刃に挿
入するだけ装着することができ、切断刃に対する位置合
わせを行う必要がなくかつ作業を非常に安全に行うこと
ができる。従って、本発明によれば、イジェクションラ
バーの装着作業が非常に容易にかつ安全に行うことがで
き、作業コストを大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の抜型用イジェクシ
ョンラバーの概略断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の抜型用イジェクシ
ョンラバーの概略断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の抜型用イジェクシ
ョンラバーの概略断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態の抜型用イジェクシ
ョンラバーの概略断面図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態の抜型用イジェクシ
ョンラバーの概略断面図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態の抜型用イジェクシ
ョンラバーの概略断面図である。
【図7】本発明の第7の実施の形態の抜型用イジェクシ
ョンラバーの概略断面図である。
【図8】本発明の第8の実施の形態の抜型用イジェクシ
ョンラバーの概略断面図である。
【図9】従来技術に係る打抜機の概略断面図である。
【図10】打抜機で打ち抜かれた打抜片の一例を示す平
面図である。
【図11】従来技術に係るイジェクションラバーの一例
を示す概略断面図である。
【符号の説明】
110,120,130,140,150,160,1
70,180 抜型用イジェクションラバー 111,121,131,141,151,161,1
71,181 イジェクション部 112,122,132,142,152,162,1
72,182 つなぎ部 113,123,133,143,153,163,1
73,183 切断刃挿入部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を打ち抜くための切断刃と当該
    シート材に罫線を形成するための罫とをベースプレート
    に固定した打抜機用抜型の前記切断刃の両側に配置する
    抜型用イジェクションラバーであって、前記切断刃の両
    側に配置されるイジェクション部と、これらイジェクシ
    ョン部の前記ベースプレートと密着される第1の端部と
    は反対側の第2の端部をつなぐつなぎ部と、これらイジ
    ェクション部およびつなぎ部により囲まれた切断刃挿入
    部とからなる断面略コ字状の形状を有し、前記切断刃に
    被せるように配置された後、前記つなぎ部を切断されて
    使用されることを特徴とする抜型用イジェクションラバ
    ー。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記切断刃挿入部の
    少なくとも前記第1の端部近傍の幅が、前記切断刃の厚
    みより小さいことを特徴とする抜型用イジェクションラ
    バー。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記イジェ
    クション部の前記第1の端部側の端面が、両側面側から
    前記切断刃挿入部側に向かって当該切断刃挿入側が徐々
    に外方に突出するように傾斜していることを特徴とする
    抜型用イジェクションラバー。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、前記切
    断刃挿入部の少なくとも前記先端つなぎ近傍の幅が、前
    記切断刃の厚みより大きいことを特徴とする抜型用イジ
    ェクションラバー。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記つ
    なぎ部の前記切断刃挿入部内の内面が、両方の前記イジ
    ェクション部側から中央部にかけて当該中央部が当該つ
    なぎ部の外面方向に突出するように傾斜していることを
    特徴とする抜型用イジェクションラバー。
  6. 【請求項6】 シート材を打ち抜くための切断刃と当該
    シート材に罫線を形成するための罫とをベースプレート
    に固定した打抜機用抜型の前記切断刃の両側に抜型用イ
    ジェクションラバーを取付ける方法であって、前記切断
    刃の両側に配置されるイジェクション部と、これらイジ
    ェクション部の前記ベースプレートと密着される第1の
    端部とは反対側の第2の端部をつなぐつなぎ部と、これ
    らイジェクション部およびつなぎ部により囲まれる切断
    刃挿入部とからなる断面略コ字状の形状を有する抜型用
    イジェクションラバーを、前記切断刃に被せるように配
    置する工程と、前記イジェクションラバーの前記つなぎ
    部の中央部を切断する工程とを有することを特徴とする
    抜型用イジェクションラバーの取付方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記抜型用イジェク
    ションラバーの前記切断刃挿入部の少なくとも前記第1
    の端部近傍の幅が、前記切断刃の厚みより小さいことを
    特徴とする抜型用イジェクションラバーの取付方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、前記抜型用
    イジェクションラバーの前記イジェクション部の前記基
    端部側の端面が、両側面側から前記切断刃挿入部側に向
    かって当該切断刃挿入側が徐々に外方に突出するように
    傾斜していることを特徴とする抜型用イジェクションラ
    バーの取付方法。
  9. 【請求項9】 請求項6、7または8において、前記抜
    型用イジェクションラバーの前記切断刃挿入部の少なく
    とも前記先端つなぎ近傍の幅が、前記切断刃の厚みより
    大きいことを特徴とする抜型用イジェクションラバーの
    取付方法。
  10. 【請求項10】 請求項6〜10の何れかにおいて、前
    記抜型用イジェクションラバーの前記つなぎ部の前記切
    断刃挿入部内の内面が、両方の前記イジェクション部側
    から中央部にかけて当該中央部が当該つなぎ部の外面方
    向に突出するように傾斜していることを特徴とする抜型
    用イジェクションラバーの取付方法。
JP3657496A 1996-02-23 1996-02-23 抜型用イジェクションラバーおよびイジェクションラバー取付方法 Pending JPH09225899A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005009668A1 (en) * 2003-07-17 2005-02-03 Ellison Educational Equipment, Inc. Method for making a thin die to be used in a press
CN107283523A (zh) * 2017-06-30 2017-10-24 无锡吉兴汽车声学部件科技有限公司 汽车声学部件模具刀片冲切机构

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WO2005009668A1 (en) * 2003-07-17 2005-02-03 Ellison Educational Equipment, Inc. Method for making a thin die to be used in a press
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