JP3050902B2 - 刃研ぎ具 - Google Patents

刃研ぎ具

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JP3050902B2
JP3050902B2 JP2226425A JP22642590A JP3050902B2 JP 3050902 B2 JP3050902 B2 JP 3050902B2 JP 2226425 A JP2226425 A JP 2226425A JP 22642590 A JP22642590 A JP 22642590A JP 3050902 B2 JP3050902 B2 JP 3050902B2
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クベタン・ペトロフ
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マクファーソンズ・リミテッド
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    • B24GRINDING; POLISHING
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    • B24D15/00Hand tools or other devices for non-rotary grinding, polishing, or stropping
    • B24D15/06Hand tools or other devices for non-rotary grinding, polishing, or stropping specially designed for sharpening cutting edges
    • B24D15/08Hand tools or other devices for non-rotary grinding, polishing, or stropping specially designed for sharpening cutting edges of knives; of razors
    • B24D15/084Hand tools or other devices for non-rotary grinding, polishing, or stropping specially designed for sharpening cutting edges of knives; of razors the sharpening elements being fitted to knife sheaths, holders or handles

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  • Knives (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は刃研ぎ具に関し、また詳細にはナイフおよび
はさみの研ぎ具に関するが必ずしもこれには限定される
ものではない。以下においては、とくに、刃さや(鞘)
内に組込まれるナイフのナイフ研ぎ具に関して本発明を
説明するのが便利であろうが、本発明は他の用途も有す
る。
従来の技術 さやと研ぎ具との組合体の実施例が米国特許明細書第
3,676,961号、第3,774,350号、第4,041,651号、第4,09
1,691号および第4,805,350号によって開示されている。
これらの米国特許明細書に記載の研ぎ具に共通な特徴
は、刃がさやの中に挿入されるときとさやから抜出され
るときの両方で刃が研がれることである。このように二
方向で刃が研がれると、刃を研ぎ機構の中から抜出すと
ころの刃の外向き運動のときは困難を感じないが刃を研
ぎ機構内へ押込むときは力を加えなければならないので
あるユーザはこの点に不快感を感じる。
発明が解決しようとする課題 刃を研ぎ具内へ押込む動作が刃を研ぎ具から抜出すと
きに得られるのと同様な円滑さで行われることはまれで
ある。ユーザに与える不快感とは別に、刃を中に押込む
のが困難であることは刃の切刃エッジにわずかな波形が
形成されるような不規則な研ぎ仕上げを与えることにな
る。
課題を解決するための手段 一方向にのみ研ぎ作用を有する刃研ぎ具すなわちその
方向に支配的な研ぎ作用が存在し反対方向には有効な研
ぎ作用がほとんど存在しないような刃研ぎ具を提供する
ことが本発明の目的である。好ましい配置においては、
研ぎ作用すなわち支配的な研ぎ作用は刃を研ぎ具から抜
出すことによって行われる。
本発明による研ぎ具は、刃がこの機構の中を一方向に
動く間に研ぎ機構の研ぎ作用を阻止するかまたは一部阻
止するための阻止手段を設けていることを特徴とする。
この阻止または部分阻止は、研ぎ具内に配置されている
刃と係合して刃を研ぎ機構と係合させようとする力に対
抗して作用する反力を刃に与えるように作動する手段に
よって達成される。阻止手段は要するに刃が研ぎ機構と
係合しないように刃を持上げようとするが、実際には刃
と研ぎ具とが実際に離れている必要はない。一般的に
は、阻止手段の刃に与える作用は、刃を研ぎ機構と研ぎ
係合させるように働く力に対抗して刃に作用する力が存
在するようなものであれば十分である。刃を有効に研ぐ
ところのこの機構の能力はこれによって減少され、した
がって刃を機構の中へ送るときの抵抗力は減少される。
阻止手段は研ぎ具内における刃の運動に応答するよう
に設けられている。すなわち、阻止手段は刃が研ぎ具内
で一方に動いた結果として作動状態とされ、またこの刃
の反対方向への動きに応答して非作動状態とされる。
阻止手段はいずれかの変更形状を有してもよく、また
研ぎ具のいずれかの変更態様と組合せてもよい。ある装
置においては研ぎ機構はピボット支持された支持部材を
含み、その支持部材上にそれぞれの作動エッジの間にV
形状研ぎ凹部を形成した2つの重なり研削板のような研
ぎ要素が装置されている。阻止手段はローラのような刃
係合部材を含み、刃係合部材は機構の正面側に配置され
かつピボット支持された支持部材上に装着されていて支
持部材がそのピボット回転運動の前方および後方の端点
間を揺動するときに刃係合部材は支持部材と共に動く。
支持部材がその後方ピボット回転位置にあるときに、
ローラは上昇されて刃の切刃エッジと係合し、これによ
り切刃エッジが切削板の作動エッジと接触したりまたは
固着接触したりすることを阻止する。しかしながら、支
持部材の前方ピボット回転位置においては、ローラは刃
と切削板との間の適切な研ぎ接触を妨害しないような下
部位置を有する。
切削具の代わりに研摩要素が使用可能であることは明
らかである。また持上げ手段の刃係合部分がローラであ
る必要はなく、その間にV形刃受入れ空間が形成される
一対の直立形重なりピンによって形成されてもよい。こ
の代替態様配置においては、切刃エッジが研ぎ作業の間
に切削板と係合するのと全く同様な方法で2つのピンの
各々と係合するように設計されている。しかしながら、
これらのピンはそのエッジに沿ってそれと摩擦すること
によって切刃エッジの支持を補助するが、これらのピン
は通常の意味の研ぎ機能は有しない。一般的には円形断
面形状のピンが好ましい。
本発明の実施例を以下に添付図面を用いて詳細に説明
する。しかしながら、これらの図面は本発明がいかに効
果を発揮するかを単に示すだけであって図示のような種
々の特徴の特定の形状および配置が本発明を制限するも
のと理解してはならない。
実施例 添付図面の第1図ないし第6図によって以下に説明す
るような本発明の特定の実施例は刃保護さやと共に用い
られるように設計されているが、本発明はこのような使
用法に限定されない。
第1図および第2図はナイフ2用の代表的なさや1を
示すが、ここで第1図からよくわかるようにナイフ2の
刃3はさや1の中に格納されているがナイフの柄4はユ
ーザが握れるように外に露出されている。本発明の研ぎ
具は図示のさやとは異なるさやにも使用可能である。
第3図からよくわかるように、好ましい装置において
は、さや1の正面端部部分5は研ぎ具モジュールを形成
し、この研ぎ具モジュールはさや1の本体部分6の正面
端部に着脱式に装着されている。モジュール5を本体部
分6に着脱式に接続するためにクリップ7および8のよ
うな任意の適切な手段が利用可能である。ナイフの刃3
を受け入れるための通路9を提供するためにさや1は中
空であり、またモジュール5内に形成されている開口10
はこの通路9への出し入れ口を形成し、これにより刃3
はさや1へ出し入れすることができる。
研ぎ具は研ぎ機構11を含み、研ぎ機構11はさや1内の
出し入れ開口10に隣接して配置されていることが好まし
い。図示の配置においては、機構11はこのモジュール5
と一緒に本体部分6から取外し可能なようにモジュール
5に装着されている。機構が図示のさや1の下部壁12に
隣接して配置されおよびばね負荷ラッチ13の形状のバイ
アス手段が機構11の上に載るようにさや1の頂部壁14に
隣接してさや1内に装着されていることが好ましい。
刃3が機構11と適切な係合をなすようにこの刃3を案
内するために刃案内傾斜部15が刃3の切刃エッジ16によ
って係合されるように設けられ、および開口10もまたこ
の案内機能を補助するように開口10は比較的幅が狭いこ
とが好ましい。
機構11は支持部材17を含み、支持部材17はピボット軸
28の回りに前後に揺動運動をするように装置されてい
る。図示の装置においては、ストッパ手段29が支持部材
17の前方伸長部30によって係合されるように配置され、
これによりストッパ手段29は機構11の前方端部位置を確
定する(第3図および第6図)。以下に述べる理由によ
り後方位置を形成するために同様なストッパは必要ない
であろう(第5図)。図示の装置とはまったく異なるス
トッパ装置を採用可能であることは明らかであろう。
支持部材17に研削板18が装着され、研削板18はそれら
の間にV形状研ぎ凹部19(第4図)を形成するように相
対的に配置されている。このよな装置は周知であるので
詳細な説明は必要ないであろう。機構11内に研削板と異
なる研ぎ要素が採用可能であることは明らかであろう。
支持部材の前方側に研ぎ阻止手段20が設けられてお
り、これはサポート部材(後に説明)に結合されてお
り、該サポート部材に相対的に運動して、作動状態と非
作動状態とをとれるようになっている。図示の例では、
このサポート部材はモジュール5の一部によって形成さ
れている。しかし、その他の構成のサポート部材を用い
ることも可能である。研ぎ阻止手段20は支持部材17がピ
ボット軸28の周りに揺動運動を行う間に支持部材17と一
緒に動くように支持部材17に接続されている。図示の装
置においては阻止手段はローラ21を含み、ローラ21は部
材17と一体かまたは部材17に装着されて横方向に間隔を
設けて配置された2つのアーム22間に配置されている。
ローラ21はステンレス鋼またはプラスチック材料のよう
な任意の適当な材料で構成してよい。ローラ21はその取
外しおよび交換が容易に行えるようにアーム22とスナッ
プ係合を形成するように配置することが好ましいであろ
う。ローラ21の表面内でそれの端部間に周縁溝23を設け
ることが好ましく、これにより導入路すなわち案内部を
提供し、刃3の切刃エッジ(第5図および第6図)はそ
れが機構11内を移動されるときにこの案内部内に位置決
めされる。
ローラ21はピボット軸に実質的に平行でかつ研ぎ通路
9内に配置された刃3の長手軸に直角である軸24の周り
に回転可能である。ローラ21は板18からその前方に離さ
れかつピボット軸28よりも高い位置に配置されているの
で、これにより以下に説明するようにローラ21の円筒表
面と凹部19の底部25との間に特定の相互関係を形成す
る。板18は実質的にピボット軸28のすぐ真上に配置され
るのが好ましく、これにより機構がピボット軸28の周り
に動く間に凹部の底部25の高さの上下運動が比較的小さ
くなる。
研ぎ阻止手段の作動状態と非作動状態とを明確に形成
することが上記の特定の関係を形成する目的である。上
記の配置によってローラ21の高さが第5図の位置(作動
状態)と第6図の位置(非作動状態)との間で変化する
ので、この形成が達成される。第5図の位置においてロ
ーラ21は刃3と当接することが可能であり、一方第6図
の位置においてはそれが可能ではない。他方で、第5図
の位置と第6図との間での凹部の底部25の高さの変化が
比較的小さい。
図示の装置においてラッチ13はレバー26を含み、レバ
ー26はピボット軸27の周りに揺動運動をなすように装着
されかつばね40または他の適切な手段によって最前方位
置に押付けられている。(第3図)。使用中、第5図に
示すようにさや1内に移動される刃3による係合に応答
して、レバー26が出し入れ開口10から離れる後方へ揺動
させられる。レバー26はばね40の作用によって刃3の背
部端縁31との係合を維持し、これによりレバー26は研ぎ
機構11とおよび切刃エッジ16を形成する刃3の長手エッ
ジ部分との間の適切な研ぎ圧力を維持する。
上記装置の作動は次のとおりである。
刃3が第5図に示すように機構11内へかつその中を移
動され(押込まれ)つつあるときに刃3と機構11との間
に最初の係合が形成されてこれにより機構11は軸28の周
りに後方へ揺動させられ、したがって機構11は第5図に
示す位置をとる。この位置においてローラ21は比較的高
い位置をとって刃3の切刃エッジ16に当接しかつこの刃
3を研削板凹部19から外へ押出そうとする。この傾向は
刃3と板18との間の力が増加するとそれと共に増大する
ので、刃3が板18と全接触されるように圧着されること
(研ぎモード)が積極的に妨害されるであろう。すなわ
ちローラ21は、刃3を研削板18と係合させようとする力
SFに対抗して作用する力CFを刃3に加える。結局、刃3
と板18との間に発生される圧力は研ぎ作用または少なく
とも有効な研ぎ作用を与えるのには十分ではない。
刃3が第6図に示すように機構11の中から逆に引出さ
れるときは、機構11は図示のように前方に揺動する。こ
れによりローラ21は低い位置に動かされ、この位置にお
いてはローラ21は刃の切刃エッジ16の下側に離れてい
る。この結果阻止手段20は非作動状態とされ、この機構
11を通過する刃3の外向き運動の間に刃3はこの機構11
による完全な研ぎ作用を受けることになる。
上記の説明から、上に述べた装置は二方向研ぎに関連
した問題を有効に解決することがわかるであろう。阻止
手段はナイフ刃の内向き(押込み)運動に対する抵抗を
減少し、これにより通常であればユーザが経験するとこ
ろの不快感を除去する。他方で、外向き(引出し)運動
の間の研ぎは影響を受けることなく、従来と同様に完全
に行うことができる。
図示の好ましい装置においては阻止手段20のローラ21
に溝23が設けられ、この溝23はナイフ刃3の切刃エッジ
16のための位置決め手段として働きかつ切刃エッジ16が
その溝23に底をつけることがないように配置されてい
る。すなわち、刃3の実際の切刃エッジ16が溝23の底の
係合するほどの深さまで刃3が溝23内に挿入されること
がないように位置決め溝23が刃3に対して相対的に配置
されている。このような配置は、切刃エッジ16がローラ
21上を動いた結果としてエッジが鈍くされる可能性を減
少するという利点を有する。
添付の第4図は第1図ないし第3図に示した種類の研
ぎ機構の正面図を示し、ローラ21内には周縁溝23が形成
されている。上記の本発明の底部接触防止態様は図示の
特定の機構を用いることに制限されないが、この特定の
機構を有する態様によって説明するのが便利であろう。
溝23の断面係状とおよび切刃エッジ16を形成する刃3
の長手エッジ部分の断面形状との間に適当な関係を選択
することによって底部接触防止特徴を達成することが好
ましい。このような装置の1つが第7図に示されてい
る。この装置においては溝23の構成角とおよび刃のエッ
ジ部分の構成角とのそれぞれの間に差があるので、刃3
は溝23の底部と係合することが防止される。とくに溝23
の構成角はエッジ16を形成する刃のエッジ部分の構成角
より小さくなっている。
第8図は最後に記載の装置の変更態様を示し、この変
更態様においては2つの構成角の間に差をつける必要は
ない。この特定の変更態様においては溝23の底部にチャ
ネル32が形成され、これが刃のエッジ16に対するすきま
空間を形成している。同じ結果を達成するために他の方
法を使用することが可能である。
この底部接触防止要求を達成するためには溝23に対し
て任意の適切な形状をとらせることができる。したがっ
て第7図および第8図に示した溝形状も単なる実施例に
すぎない。
詳細に説明したこの装置のさらに他の変更態様におい
ては研ぎ機構にバイアス力が加えられ、これにより研ぎ
機構11は刃の研ぎ作業の終了時に阻止手段20を確実に作
動状態とする。研ぎ機構11が前述のように刃保護さや1
と一緒に使用される場合は、機構11は刃がさやから引出
されるときに刃を研ぐように設けられているのが一般的
なケースであろう。したがって阻止手段20は、刃を挿入
するときは研ぎ機構11の研ぎ作用を阻止するかまたは実
質的に阻止するように刃の挿入の間は非作動状態になけ
ればならない。
研ぎ作業の後に機構11が前方位置に固着されて阻止状
態が非作動状態のままに保持されるということが起るこ
とがあろう。内向きに運動して係合するナイフ刃3の作
用によって機構11は後方に動かされるが(阻止手段が作
動状態となる)、機構11のピボット運動が十分に自由に
行われないために機構11の後方運動がもし遅れた場合
は、ユーザは刃がさや内へ最初に入るときに予想しなか
ったようなおそらくは不快な抵抗を受けるであろう。
前述のようなバイアス力を用いれば上記のような問題
は実質的に排除されよう。第9図は機構11とさや1の部
分との間で作用する圧縮ばねによってこのバイアス力を
提供する1つの特定の装置を示す。他の形式によりバイ
アス力を生じることも可能であろう。ばね33によって加
えられる力は大きくなくてよい。実際には、ばね33は刃
3をさや1から引出す間は研ぎ作業を妨害しないように
ばね33が軽い力を加えることが一般には好ましい。ばね
33の主要な目的は、研ぎ機構11が内方に動くナイフ刃3
によって最初に係合されるときに研ぎ機構11が確実に後
方傾斜位置にあるようにすることである。
詳細に説明した装置の他の変更態様によれば、ローラ
21の代わりに摩擦手段が使用されている。第10図に示し
たような変更態様の一形状によれば摩擦手段は一対の直
立ピン34を含み、直立ピン34は図示のように傾斜しかつ
重なり合ってそれらの間にV形状の刃受入れ空間35を形
成する。刃3が機構11の研ぎ凹部19内に係合するとき刃
3はこの空間35内にも係合するが、ピン34は刃の切刃エ
ッジ16を(通常の意味で)研ぐのではなくむしろ単にそ
れと摩擦するだけである。好ましい形状では、図示のよ
うにピン34は円形断面形状をなしている。
上記装置のさらに他の変更態様においては阻止手段が
研ぎ機構から分離して配置され、かつ阻止手段は研ぎ機
構の前方に配置されている。このような装置を採用する
と研ぎ機構は第1図ないし第6図で説明したようにはピ
ボット運動をせず、この場合阻止手段は係合する刃3の
相対運動に応答して前記のように上下に揺動するように
設けられる。
第11図は最後に説明した種類の装置を略図で示す。こ
の装置においては、研ぎ機構11はサポートに対して相対
運動をしないようにサポートに装着されている。阻止手
段20はピボット軸28の周りに揺動するように装着された
部材36を含みかつ第10図の装置のピン34と同じような機
能をする一対の重なり摩擦ピン37を有する。
第11図の装置の作動は本質的には第1図ないし第6図
の作動と同じである。唯一の相違は、前者のケースでは
後者のケースのように研ぎ機構11がピボット運動をしな
いということである。
上記の説明から、本発明は刃を研ぐ方法において実質
的な利点を提供することがわかるであろう。とくに、研
ぎすなわち少なくとも完全に有効な研ぎを刃の一方向運
動に制御することができることは実質的に有利である。
特許請求の範囲によって定義されているような本発明
の精神または範囲から逸脱することなく前記のような部
品の構造および配置に種々の代替態様、修正態様および
/または追加態様を導入することが可能であろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施態様を組込んだナイフのさやと研
ぎ具との組合体の側面図; 第2図は第1図に示した組合体の平面図; 第3図は図を見やすくするためにナイフが省略されてい
るところの第2図の線III−IIIによる拡大断面図; 第4図は図を見やすくするために種々の部分が省略され
ているところの第3図の線IV−IVによる図; 第5図はナイフ刃がさやの中に挿入されつつあるところ
を示す第3図に類似の図; 第6図はナイフ刃がさやの中から引出されつつあるとこ
ろを示す第5図に類似の図; 第7図は第5図に示すようなナイフ刃とローラとの間の
係合の様子を示す断面図; 第8図は本発明の他の態様を示した第7図に類似の図; 第9図は第1図ないし第6図に示す研ぎ機構の修正態様
を示す図; 第10図は本発明のさらに他の実施態様を示す図;および 第11図は本発明のさらに他の実施態様を示す図である。 1……さや、2……ナイフ、3……刃、5……正面端部
部分、6……本体部分、9……通路、10……刃出し入れ
開口、11……研ぎ機構、12……下部壁、13,26,30……バ
イアス手段、16……切刃エッジ、17……支持部材、18…
…研ぎ要素、19……研ぎ凹部、20……研ぎ阻止手段、21
……刃係合部材(ローラ)、22……アーム、23……周縁
溝、28……ピボット結合軸、29……ストッパ手段、31…
…背部端縁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 3/36 B24B 3/54

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】刃研ぎ具において: 研ぎ機構であって、その機構と係合しかつその機構に対
    して長手方向に動かされる刃の切刃エッジを研ぐための
    研ぎ機構と、 サポート部材に接続されかつ該サポート部材に対して作
    動位置と非作動位置との間で相対運動をなすところの研
    ぎ阻止手段と、 を含み、ここで 前記阻止手段は、前記刃を研ぎ具内で長手方向の一方向
    に移動させることに応答して前記作動状態をとるように
    設けられまた該作動状態となったときには前記研ぎ機構
    と係合している前記刃と係合して前記刃を前記機構と係
    合させようとする力に対抗して作用する反力を刃に与え
    るように作動し、また、前記阻止手段は、刃を前記長手
    方向の一方向とは反対方向に移動させることに応答して
    前記非作動状態をとるように配置されまた該非作動状態
    となったときには前記反力を刃に与えるようには作動し
    ないように構成されている、刃研ぎ具。
  2. 【請求項2】前記研ぎ阻止手段と前記サポート部材との
    間の結合がピボット結合である請求項1記載の研ぎ具。
  3. 【請求項3】前記研ぎ機構と前記研ぎ阻止手段とが一体
    に結合されて前記ピボット結合の軸の周りに一体運動を
    なす請求項2記載の研ぎ具。
  4. 【請求項4】前記研ぎ機構が正面側と後方側とを有し、
    かつ前記阻止手段が前記研ぎ機構の正面側に配置されて
    いる請求項1ないし3のいずれかに記載の研ぎ具。
  5. 【請求項5】前記阻止手段が、研ぎ機構の前記正面側に
    配置されかつ前記刃と係合して前記反力を刃に与えるよ
    うに設けられたローラを含み、および前記ローラが前記
    ピボット結合の軸に実質的に平行にかつ前記研ぎ具内に
    配置された前記刃の長手軸に直角に伸長する軸の周りに
    回転可能である請求項4記載の研ぎ具。
  6. 【請求項6】前記研ぎ機構が支持部材と、該支持部材に
    装着されかつその間に研ぎ凹部を形成する一対の研ぎ要
    素とを含み、前記凹部が前記刃の切刃エッジを形成する
    前記刃の長手エッジ部分を受入れように設けられ、これ
    により前記研ぎ機構がその刃に対する研ぎ作業を実行
    し、および前記阻止手段が、前記支持部材に接続されか
    つ前記凹部内に配置された前記刃によって係合されるよ
    うに前記凹部正面側に配置されている刃係合部材を含む
    請求項1記載の研ぎ具。
  7. 【請求項7】前記刃係合部材が、前記凹部内に配置され
    た前記刃の長手軸に直角に伸長する軸の周りに回転する
    ように設けられたローラである請求項6記載の研ぎ具。
  8. 【請求項8】前記ローラが前記刃の長手エッジ部分を受
    入るように設けられかつその端部間に配置された周縁溝
    を有し、前記溝が実質的に前記凹部と芯が一致ししたが
    って前記研ぎ機構によって研がれるべき刃の前記長手エ
    ッジ部分が前記溝内および前記凹部内の両方に配置可能
    である請求項7記載の研ぎ具。
  9. 【請求項9】前記溝の断面形状と前記刃の長手エッジ部
    分の断面形状との間の関係は、刃の切刃エッジが前記溝
    の底部と係合することがないようにするごときものであ
    る請求項8記載の研ぎ具。
  10. 【請求項10】前記刃係合部材が前記研ぎ要素から離さ
    れかつ前記研ぎ機構の正面側に配置されている請求項6
    ないし9のいずれかに記載の研ぎ具。
  11. 【請求項11】前記阻止手段と前記サポート部材との間
    の前記結合が前記支持部材と前記サポート部材との間の
    ピボット結合であり、また該ピボット結合の軸が前記凹
    部内に配置された前記刃の長手軸に直交している請求項
    6ないし10のいずれかに記載の研ぎ具。
  12. 【請求項12】前記刃係合部材が前記ピボット結合の軸
    と前記研ぎ具との両方の前方に配置されているので、前
    記研ぎ機構が前記ピボット結合の軸の周りに回転すると
    これにより前記研ぎ機構が後方または前方のいずれに回
    転されるかに応じてそれぞれ前記刃係合部材が前記研ぎ
    凹部の底部よりも上昇されるかまたは下降されるように
    なる請求項11記載の研ぎ具。
  13. 【請求項13】一対のアームが前記支持部材に装着され
    かつ横方向に間隔を設けた関係をなして該支持部材の前
    方に伸長し、および前記刃係合部材が前記アームに装着
    された形で前記支持部材に結合されている請求項6ない
    し12のいずれかに記載の研ぎ具。
  14. 【請求項14】前記研ぎ機構の前方方向ピボット回転運
    動を制限するためにストッパ手段が設けられている請求
    項11または12記載の研ぎ具。
  15. 【請求項15】前記サポート部材が前方端部と後方端部
    とを有する刃保護さやの一部を形成し、前記さやは前記
    刃を格納するための通路を有し、および前記前方端部に
    刃出し入れ開口が設けられここから前記刃を前記通路内
    に挿入したりおよび前記通路から抜出したりすることが
    可能である請求項1ないし14のいずれかに記載の研ぎ
    具。
  16. 【請求項16】前記研ぎ機構が前記さや内の前記出し入
    れ開口の近くに配置され、および前記サポート部材が前
    記さやの下部壁の一部を形成する請求項15記載の研ぎ
    具。
  17. 【請求項17】さやの中にバイアス手段が設けられ、刃
    の切刃エッジを前記研ぎ機構と係合させるようにこのバ
    イアス手段が前記通路内に配置されている刃の背部端縁
    と係合してそれを押しつけるように配置されている請求
    項15または16記載の研ぎ具。
  18. 【請求項18】前記さやの正面端部部分がモジュールの
    形状をなしてこのモジュールは前記さやの本体部分に着
    脱式に装着されまた前記研ぎ機構が前記モジュール内に
    装着されている請求項15,16または17記載の研ぎ具。
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