JP3050825B2 - 電子器具における測定精度を改善するための方法および測定精度が高められた電子器具 - Google Patents
電子器具における測定精度を改善するための方法および測定精度が高められた電子器具Info
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Description
ルタに関し、特に電子器具の測定精度を改善するための
適応型ディジタルフィルタに関する。
器具がある。典型的な電子器具において、信号はアナロ
グ「フロントエンド」または入力回路に結合され、この
入力回路はアナログディジタルコンバータ(ADC)よ
り先に入力信号を操作するための増幅器、減衰器、フィ
ルタ、電圧保護装置および他の回路から成ってもよい。
ディジタルマルチメータは、通常利用できる電子器具の
一例であり、これは直流電流および交流電流に加えて、
直流電圧および交流電圧ならびに直流抵抗を測定する。
これらの測定モードの各々にディジタルマルチメータを
形成し、かつADC回路が測定できる形で変形信号を提
供するにはフロントエンド回路が必要である。
するため、たとえば低電圧レベルの信号を、ADCによ
って測定できるレベルまで増幅し、かつ高電圧レベルの
信号を、ADCによって測定できるレベルまで減衰する
ためによく用いられる。フロントエンド回路は、故障を
引き起こす恐れのある高電圧レベルに偶発的に結合しな
いように電子器具を保護し、信号をフィルタ処理して、
精度に悪影響を及ぼす恐れのある所望の測定範囲外の好
ましくない周波数成分を取除き、またはさまざまな増幅
器と減衰器とフィルタとの間で信号を切換えてさまざま
な測定モードのための電子器具を形成するためにも用い
られ得る。
ータであることが多い。電子器具は典型的に、特定の周
波数範囲にわたって交流信号を測定する間特定の精度レ
ベルを維持する必要がある。理想的には、電子器具にお
けるフロントエンド回路およびADCは、特定の周波数
範囲内の信号すべてに対して等しく応答する。しかし、
現実のフロントエンド回路およびADCにはこのような
理想的な周波数応答はなく、受け入れられる程度の精度
を得るためには周波数補償が必要である。
周波数にわたって測定精度を維持するためにさまざまな
方法を用いてきた。アナログ補償技術は、製品のばらつ
きが設計許容レベルよりも実質的に小さい、設計「過
剰」か、または回路パラメータを手動で調整して、所望
の周波数応答および精度レベルに合うようフロントエン
ド回路の周波数応答の形を変えることのいずれかを伴
う。このようなアナログ補償技術は有効ではあるが、そ
れらを実施するには付加的なコンポーネントコストおよ
び製造時間が必要であり、このため製品の製造コストお
よび製品の耐用期間にわたるメンテナンスコストおよび
較正コストが増加する。
る、電子器具において所望の精度レベルを得るための別
の方法は、周波数範囲にわたって既知の振幅の較正信号
を用い、かつ測定結果をルックアップテーブルに記録し
て、フロントエンド回路の周波数応答を測定することで
ある。この方法で、信号の測定結果はルックアップテー
ブルの値に対して正規化されて、精度が高められた正規
化された測定値を得る。測定信号の周波数が既知であっ
て、測定値を正規化するようルックアップテーブルの正
しい値が選択される限りこの技術は有効である。
ない簡略化したフロントエンド回路によって、所望の測
定周波数範囲にわたる交流信号に、電子器具における測
定精度を改善することが望ましいと考えられる。さら
に、所望の測定周波数範囲内で測定される入力信号の周
波数を知らなくてもよい周波数補償方法を提供すること
が望ましいと考えられる。
定精度を改善するために適応型ディジタルフィルタが提
供される。電子器具におけるフロントエンド回路は、測
定のために入力信号をADCに結合するのに必要であ
る、必要な減衰、増幅、フィルタ処理、保護および切換
機能すべてを提供する。ADCはディジタルデータの形
で測定値を生み出し、この測定値はその後記憶され、か
つ数学的に処理される。ADCは、所望の周波数範囲の
うち最も高い周波数のサンプル速度の少なくとも2倍の
サンプル速度を有して、適応型ディジタルフィルタのデ
ィジタルフィルタ値を計算するのに十分な時間分解能を
可能にしなければならない。適応型ディジタルフィルタ
による周波数の正規化はより精度が高いため、サンプル
速度が速ければ、入力信号の時間分解能が大きくなり、
かつ測定信号の精度が比例して高くなる。
化が行なわれるべきときには既知の電圧および周波数特
性の較正信号源が与えられる。較正信号は測定され、か
つディジタルフィルタ値は最適化されてフロントエンド
回路の周波数応答による影響を取除く。測定段階の間、
測定される入力信号はフロントエンド回路の入力に結合
され、かつADCによって発生する一続きの測定値は、
時間領域畳み込みを用いて適応型ディジタルフィルタに
よって演算されて、正規化された一続きの測定値を得
る。
ロントエンド回路の入力に結合し、較正信号源を測定し
て較正信号に応答する1組の較正測定値を得、かつその
組の較正測定値と理想的な組の較正測定値とを比較して
エラーベクトルを得ることによって計算される。
含むさまざまな適応型ディジタルフィルタ技術のうち1
つを用いて、測定値はその後、畳み込みプロセスを用い
て適応型ディジタルフィルタによって演算され、フロン
トエンド回路の周波数歪みの影響を取除く。この畳み込
みプロセスの周波数領域での等価物は、測定値をフロン
トエンド回路の周波数応答の逆数で乗算してその影響を
正規化することである。正規化のために測定値を時間領
域から周波数領域に変換し、その後時間領域に戻すこと
はひどく複雑であり、かつ集中的な計算を要するため、
時間領域の測定値を演算するディジタルフィルタを実現
することが望ましい。
ィルタは完全に時間領域において等価の正規化を行なう
ことができる。畳み込みを行なうために必要な適応型デ
ィジタルフィルタ値は、推定信号と、適応アルゴリズム
による所望の信号との差を最小にするために計算され
る。FIRフィルタについては、ディジタルフィルタ値
は、既に知られており、かつFIRフィルタに適用され
る適応アルゴリズムに従って計算されるだろう。好まし
い実施例においては、それが簡単なものであり、かつた
やすく適用できるため、最小二乗平均(LMS)適応ア
ルゴリズムが選ばれた。技術において公知の他の適応ア
ルゴリズムもたやすく代用できる。一度計算されると、
ディジタルフィルタ値は、既知のサンプル速度で到着す
る一続きの測定値として集められる際に、測定値の演算
のために適応型ディジタルフィルタによって用いられ
る。その後一続きの測定値はディジタルフィルタ値に従
って適応型ディジタルフィルタ内でそれ自体が畳み込ま
れて、フロントエンド回路の周波数歪みによる影響が最
小である、正規化された新しい一続きの測定値を形成す
る。
られ、この適応型ディジタルフィルタは各々の測定値を
数学的に演算して、1組のディジタルフィルタ値を用い
てフロントエンド回路の周波数応答による影響を取除
く。測定値は、較正測定値から計算される、適応型ディ
ジタルフィルタのディジタルフィルタ値の組に従って演
算されるため、所望の周波数範囲内の入力信号の周波数
を決定する必要はない。適応型ディジタルフィルタは、
既知のサンプル速度で到着する測定値を演算する。フロ
ントエンド回路の周波数応答の要件は、変動を補償する
適応型ディジタルフィルタを加えることによって緩和さ
れているため、コンポーネントがより少ない、簡略化し
たフロントエンド回路を用いてもよい。適応型ディジタ
ルフィルタは特定のフロントエンド回路すべての変動に
対処するため、フロントエンド回路の周波数応答を手動
で調整するプロセスが除かれる。
ルフィルタを用いて電子器具における測定精度を高める
ための方法を提供することである。
演算する適応型ディジタルフィルタを用いて、電子器具
における測定精度を高めてフロントエンド回路の周波数
応答による影響を取除くための方法を提供することであ
る。
フィルタを用いて、電子器具において周波数応答の調整
を必要としない簡略化したフロントエンド回路を得て、
フロントエンド回路の、周波数応答による影響を取除く
ための方法を提供することである。
いて演算するFIRフィルタを用いて、電子器具におい
て周波数応答の調整を必要としない簡略化されたフロン
トエンド回路を得て、フロントエンド回路の、周波数応
答による影響を取除くための方法を提供することであ
る。
関連して読まれると以下の詳細な説明から当業者には明
らかになるだろう。
の簡略化されたブロック図が示される。電子器具10
は、典型的には1メガヘルツより低い周波数範囲におけ
るさまざまな周波数の電気信号を測定することにその基
礎的な機能がある、さまざまな電子テストおよび測定器
具のうちいかなるものを含んでもよい。ディジタルマル
チメータ、データ収集装置およびディジタル信号アナラ
イザはこのような測定器具の例である。入力信号は、電
圧、電流レベルおよびさまざまな型のセンサからの出力
信号を含む、さまざまな電気信号のうちいずれであって
もよい。
器具10に結合する。フロントエンド回路14はテスト
リード12に結合されて、入力信号を受け、かつそれを
測定できるレベルに変換する。適用されるフロントエン
ド回路14はたとえば、低電圧レベルの信号をADCに
よって測定できるレベルまで増幅し、かつ高電圧レベル
の信号をADCによって測定できるレベルまで減衰す
る。フロントエンド回路14はさらに、故障を引き起こ
す恐れがある高電圧レベルに電子器具10が偶発的に結
合しないよう保護し、入力信号をフィルタ処理して、測
定精度に悪影響を及ぼす恐れのある所望の測定範囲外の
好ましくない周波数成分を取除き、またはさまざまな増
幅器と減衰器とフィルタとの間で入力信号を切換えてさ
まざまな測定モードのための電子器具10を形成する。
16はフロントエンド回路14に結合されて、入力信号
を受け、かつそれをディジタルデータの形で一続きの測
定値に変換する。マイクロプロセッサ18はADC16
に結合されて、測定値を受け取ってさらに処理し、かつ
ディジタルメモリに記憶する。表示装置20はマイクロ
プロセッサ18に結合されて、電子器具10に適用する
のに適する、数値または図形フォーマットで測定値を視
覚的に表示する。
び減衰といった複数の役割を果たす際に、フロントエン
ド回路14は望ましくない入力信号測定の周波数歪みを
もたらす。これは、入力信号の所望の周波数範囲にわた
って周波数応答が変動するためである。最終的に周波数
歪みの量は電子器具10による入力信号の測定精度を左
右するため、これを正しく直し、かつ最小にしなければ
ならない。
含む2つの異なった動作の段階を有する。較正段階の
間、電子器具10の内部または外部のいずれかにある較
正信号源22は、さまざまな周波数における既知の振幅
の較正信号をフロントエンド回路14の入力に与え、こ
れが入力信号の代わりに用いられる。
答、実際の周波数応答、先行技術による調節された周波
数応答ならびに測定された周波数ルックアップテーブル
を示すグラフであり、これらすべては先行技術による。
る振幅のグラフが示され、グラフ上の各プロットは一ま
とまりで周波数応答の特性として知られる。2つの周波
数の特性が示され、これは理想の周波数応答50と実際
の周波数応答52とを含む。各周波数応答の特性は、所
望の周波数範囲にわたる既知の振幅の較正信号をフロン
トエンド回路14の入力に与え、周波数範囲にわたる較
正信号の実際の振幅に対する、測定された振幅の比を計
算し、かつ結果として生じた各々の比を周波数に対する
振幅の関数としてグラフ上にプロットすることによって
コンパイルされる。理想の周波数応答50は、対象の周
波数範囲にわたってADC16によって戻される測定値
が、カットオフ周波数fcに至る対象の周波数範囲にわ
たる較正信号の実際の振幅と実質的に同じである点で望
ましい。したがって、理想の周波数応答50を有するフ
ロントエンド回路によって0ヘルツからfcヘルツまで
の周波数範囲にある入力信号にもたらされる歪みは実質
的にはない。
見られる周波数応答の一例として、実際の周波数応答5
2が図2(A)に示される。実際の周波数応答52の形
は、フロントエンド回路14内の信号経路に現われるい
ずれの反応成分の物理的特性によっても左右される。示
されるように、実際の周波数応答52には通過帯域の
「リップル」と、カットオフ周波数fcよりも実質的に
低い高周波数ロールオフとが有る。実際の周波数応答5
2は理想の周波数応答50から離れるため、実際の周波
数応答52によって電子器具10が生み出した測定値
は、入力信号の周波数成分に依存する不精度を含むこと
となる。
される)フロントエンド回路14を調整して測定精度を
高めるための方法を示すグラフである。実際の周波数応
答52は、たとえば電子器具10の較正段階の間、入力
信号の代わりに較正信号源22をフロントエンド回路1
4の入力に結合することによってたやすく測定できかつ
特徴づけられるだろう。補償素子は、抵抗器、キャパシ
タおよびインダクタを含むフロントエンド回路14の中
に設計されてもよく、実際の周波数応答52が理想の周
波数応答50に、より似た形になるよう値が選ばれる。
調整プロセスは、実際の周波数応答52を監視するオペ
レータを採用し、手動で補償成分を調節して、調整され
た周波数応答を得るといったように、全く手動で行なわ
れてもよい。調整プロセスはまた、同じ結果を得るため
に自動化されてもよい。各々の場合において、各々の個
々の器具に対してこの調整が行なわれなければならず、
この結果製造コストが増し、より複雑になる。図2
(B)は調整された周波数応答54上に重ねられた実際
の周波数52を示し、この調整された周波数応答54は
リップルを平らにし、かつロールオフ周波数を上げるこ
とによって理想の周波数応答50により似た形に調整さ
れている。
定し、かつその測定値をルックアップテーブル56に記
憶することによって測定精度を高めるための方法を示す
グラフである。ここでルックアップテーブル56を参照
して、入力信号の測定値を正規化し、かつフロントエン
ド回路14の周波数歪みによる影響を取除くようにして
もよい。この技術は、公知の電子器具の所望の周波数範
囲内の周波数成分が入力信号に有る限り有効である。各
周波数成分はルックアップテーブルの対応する値に対し
て正規化されて、実際の周波数応答52による影響を取
除くだろう。ルックアップテーブルの技術は、正弦波の
場合のように、公知の、かつ比較的数が少ない電子器具
の所望の周波数範囲内に入力信号の周波数成分が有る限
り有効である。
明による適応型ディジタルフィルタを用いて測定精度を
高めるための方法を採用するものの簡略ブロック図であ
る。1対のテストリード112は入力信号に結合されて
もよい。フロントエンド回路114はテストリード11
2に結合されて、入力信号を受け、かつその入力信号を
測定できるレベルに変換する。適用されたようなフロン
トエンド回路114は低電圧レベルの信号を増幅し、高
電圧レベルの信号を減衰し、電子器具110を保護し、
入力信号をフィルタ処理し、または先行技術におけるフ
ロントエンド回路14と同じ態様で入力信号を切換えて
もよい。しかし以下により詳細に説明されるように、理
想の周波数応答50とよく似た形である実際の周波数応
答52を得ることは、フロントエンド回路114におい
てかなり必要でなくなっている。
コンバータ(ADC)116はフロントエンド回路11
4に結合されて、入力信号を受け、かつそれをあるサン
プル速度で一続きの測定値に変換する。サンプルされる
信号を再生するために必要な最低サンプル速度は普通ナ
イキスト速度であり、これは入力信号の最大周波数成分
の2倍の速さである。オーバーサンプリングADC11
6にはナイキスト速度よりも実質的に速いサンプル速度
が選択される。オーバーサンプリングADC116の最
低サンプリング速度は、周波数補償の精度を十分なもの
にするのに必要な時間分解能によって左右される。適応
型ディジタルフィルタ117はオーバーサンプリングA
DC116に結合されて測定値を受け取る。
を含む、異なった2つの動作の段階を有する。較正段階
の間、較正信号源122は入力信号の代わりにフロント
エンド回路114の入力に結合される。較正信号源12
2は、公知の周波数特性および振幅特性を有する較正信
号を与える。較正信号122は単純な波形、たとえば方
形波を有してもよく、この単純な波形はその基本周波数
の奇数調波において高周波調波を有する。これに代わっ
て、選択された周波数範囲にわたって所望の信号エネル
ギレベルを得るよう、より複雑な波形が較正信号に選ば
れてもよく、このより複雑な波形は、可変のデューティ
サイクルを有する方形波と、掃引された周波数の正弦波
と、「ホワイトノイズ」であって広い周波数スペクトル
にわたって均一の信号エネルギを提供するランダムまた
は擬似ランダムのノイズであるものとを含む。較正信号
の測定値から引き出されたディジタルフィルタ定数の組
を用いる適応型ディジタルフィルタ117によって行な
われる補償の精度を所望の周波数範囲にわたって維持す
るためには、選択された周波数範囲にわたって所望の信
号エネルギレベルを得ることが望ましい。
回路の入力に較正信号源を結合し、較正信号源を測定し
て較正信号に応答する1組の較正測定値を得、かつその
組の較正測定値を理想的な1組の較正測定値と比較して
エラーベクトルを得ることによって計算される。ディジ
タルフィルタ値はエラーベクトルを最小にするものに従
って選ばれ、それによりフロントエンド回路によっても
たらされる周波数応答エラーを最小にする。
117は測定値を演算して、1組のディジタルフィルタ
値または変数に基づいて、正規化された測定値を得る。
この1組のディジタルフィルタ値または変数は以下によ
り十分に説明されるように較正段階の間に計算されてい
る。正規化された測定値はその後マイクロプロセッサ1
18に結合され、このマイクロプロセッサ118はこの
正規化された測定値を記憶し、かつさらに処理し、その
後この正規化された測定値は表示装置120に結合され
て視覚的に表示される。
によってもたらされる周波数応答エラーを減らすことに
より、フロントエンド回路114への要件がいくつかの
点で実質的に減る。第1に、フロントエンド回路114
の、設計された周波数応答は図2(A)に示される理想
の周波数応答50に以前必要とされた程近づく必要はな
く、それによりコンポーネントの数が減り、かつ回路の
複雑性を下げる。第2に、ユニット間の製造公差が実質
的に減じられ、または取除かれ、フロントエンド回路1
14を手動で調整する必要をなくし、フロントエンド回
路114を構成するコンポーネント部品に必要な公差を
減じ、それにより製造コストが下がる。
到達し、かつ正規化された測定値を得るよう適応型ディ
ジタルフィルタ117によって演算される測定値の(等
縮尺でないが)タイミング図である。オーバーサンプリ
ングADC116は入力信号をサンプル速度で連続的に
サンプルし、一続きの測定値を提供する。入力信号に含
まれる周波数情報は一続きの測定値から形成された時間
記録の形で捉えられる。適応型ディジタルフィルタ11
7は、畳み込みとして通常知られている態様で、その一
続きからの多数の測定値を同時に演算する。一続きの測
定値の各々は1組のディジタルフィルタ値に対して乗算
され、その一続きの中の他の値に加えられて第2の一続
きの正規化された測定値を生み出す。適応型ディジタル
フィルタ117によって同時に演算される測定値の数
は、その長さまたは含まれるタップ数によって決まる。
適応型ディジタルフィルタ117の長さは、正規化され
た測定値に必要な精度のレベルおよびより多くのディジ
タルフィルタ値を求めるための計算の複雑さを考慮にい
れて決まる。
異なった型のうちいかなるものから成ってもよく、これ
らの異なった型は有限インパルス応答(FIR)フィル
タと無限インパルス応答(IIR)フィルタとを含み、
これらは適応フィルタ処理の用途に用いるものとして技
術分野において公知である。各型の適応型ディジタルフ
ィルタは、測定値を乗算し、かつ合成する厳密な方法は
異なるかもしれないが、各々は、公知のフィルタアルゴ
リズムと安価な電子コンポーネントとを用いて測定値を
時間領域において畳み込むという点では共通の特徴を有
する。
としての適応型ディジタルフィルタ117の1つの実施
例を示す。FIRフィルタ構造はメモリ場所に記憶され
るデータを処理するソフトウェアアルゴリズムとして実
現されるか、またはFIRフィルタ動作に適用されるプ
ログラマブルディジタル論理回路の標準セルアレイとい
ったハードウェアデバイスとして実現されるかのいずれ
であってもよい。
「測定値」と明示されたノードでFIRフィルタに入
る。加算素子200、乗算素子210および遅延素子2
12を含むFIRフィルタの各セクションは、この連鎖
のさらに先の部分に結合されて一続きの正規化された測
定値を発生してもよい。遅延素子212はオーバーサン
プリングADC116のサンプル速度に対応する1サン
プル期間の遅延を与える。各乗算素子210は対応する
ディジタルフィルタ値を受ける。したがって、適応型デ
ィジタルフィルタ117は一続きの測定値中で最も新し
い測定値を含んで、対応する一続きの正規化された測定
値を生み出す。
測定値は1組のディジタルフィルタ値の、対応するディ
ジタルフィルタ値によって乗算され、その積はその後畳
み込みのプロセスにおいて他のセクションすべてによっ
て生み出された積と合計される。畳み込みは、通常周波
数領域における乗算の時間領域の等価物であると理解さ
れる。
れるため、乗算するためにフーリエ変換を用いて周波数
領域に変換し、その後時間領域に変換し直すことが必要
となり、計算量が多い。適応型ディジタルフィルタは典
型的には時間領域畳み込みを用いる。これは、実質的に
より簡単に行なわれ、較正信号を測定して正規化機能を
達成する際に、最適な組のディジタルフィルタ値の計算
は一度しか必要ないためである。
数特性を有する較正信号が入力信号の代わりに用いられ
る。較正信号を表わす、期待される組の値は既に記憶さ
れている。エラー信号が計算され、このエラー信号は較
正信号を測定する間にオーバーサンプリングADC11
6から受け取られた評価信号と、期待された組の値との
差を表わす。エラー信号に含まれる全体的なエラーレベ
ルを最低にするよう、ディジタルフィルタ値の組を演算
する相互的な数学的方法が用いられる。この方法におい
て、評価信号に含まれる値は記憶された期待値に最も近
くなり、それによりフロントエンド回路114からの測
定値のエラーの一因となるものが最小になる。
の数学的方法は、適応型ディジタルフィルタに関する技
術において公知の多くの方法のうちいかなるものであっ
てもよい。好ましい実施例において適応型ディジタルフ
ィルタ117はFIRフィルタの形で実現されているた
め、ディジタルフィルタ値は好ましい実施例における最
小二乗平均(LMS)方法に従って計算される。LMS
方法はエラー信号を最小にする最適な解にディジタルフ
ィルタ値の組が収束できるように多くの反復を必要とす
る。組にあるディジタルフィルタ値の数と、FIRフィ
ルタにおける対応するタップの数とを増やすことによ
り、FIRフィルタ内の正規化プロセスの精度が高ま
る。しかし、増加するディジタルフィルタ値の組を用い
ることにより、較正段階の間ディジタルフィルタ値の組
を計算する時間が実質的に長くなる。
フィルタを用いて測定精度を改善するためのプロセスの
フロー図である。「較正信号をフロントエンド回路に結
合する」と明示されたプロセス600において、(図3
に示される)較正信号源122が入力信号の代わりにフ
ロントエンド回路114の入力に結合される。較正信号
は対象の周波数範囲にわたって、既知の振幅成分および
周波数成分を有し、これらはその後測定される。
セス610において、較正信号はオーバーサンプリング
ADC116に結合され、一続きの較正測定値が生み出
され、この較正測定値は評価信号を形成する。
る」と明示されたプロセス620において、アルゴリズ
ムを用いて適応型ディジタルフィルタ値が最適化され
る。ディジタルフィルタにはさまざまな実現例が可能で
あるため、ディジタルフィルタを特定の用途に適用する
のに必要なディジタルフィルタ値を計算するための、対
応するさまざまなアルゴリズムがある。好ましい実施例
においては、通常FIRフィルタと関連するLMSアル
ゴリズムが用いられる。較正信号と評価信号との違いは
エラー信号である。LMSアルゴリズムによると、最適
なディジタルフィルタ値の組に適度に近くなるよう予め
定められた初期値がLMSアルゴリズムに与えられて、
所望のディジタルフィルタ値にアルゴリズムが収束する
のに必要な時間を短くできるようにする。エラー信号全
体が最小になるときに、ディジタルフィルタ値の組が最
適化する。
あわせて、電子器具110の動作の較正段階を成す。較
正段階は、フロントエンド回路114の周波数応答にお
ける短期の変動を補償するのに必要に応じて行なわれて
も良い。
セス630において、較正信号源122はフロントエン
ド回路114の入力から切離され、かつ正常な測定状態
の下で入力信号が再び与えられる。オーバーサンプリン
グADC116のサンプル速度に依存して、その後一続
きの測定値が生み出される。
る」と明示されたプロセス640において、最適なディ
ジタルフィルタ値の組が適応型ディジタルフィルタ11
7に与えられる。その後適応型ディジタルフィルタ11
7は畳み込みとして一続きの測定値を演算して、最適な
ディジタルフィルタ値に依存して一続きの正規化された
測定値を与え、この一続きの正規化された測定値はフロ
ントエンド回路114の周波数歪みによる影響を取除い
て対象の周波数範囲にわたって所望のレベルの測定精度
を達成する。
0の動作の測定段階を成す。測定段階は、特定の精度レ
ベル内で入力信号が測定され、かつ表示されるべき電子
器具110の正常動作の状態を表わす。
離れることなく、以上に述べたこの発明の好ましい実施
例の詳細には多くの変更がなされ得ることが当業者には
明らかであるだろう。フロントエンド回路の周波数応答
を正規化するために、周波数領域における乗算ではなく
時間領域における畳み込みによってディジタルフィルタ
処理動作が行なわれるという共通の特徴を有する、さま
ざまなディジタルフィルタの型が用いられてもよい。異
なった型の較正信号が用いられて、測定周波数範囲内の
対象の周波数において既知の量の信号電圧を与えてもよ
い。したがって、この発明の範囲は前掲の特許請求の範
囲によって定められるべきである。
ンド回路を用いる電子器具の簡略ブロック図である。
ンド回路の理想に対する実際の周波数応答と、調節され
た周波数応答と、測定された周波数ルックアップテーブ
ル応答とを示す図である。
いる、周波数補償を備えたフロントエンド回路を有する
電子器具の簡略ブロック図である。
ルタで演算されて、図3の電子器具において正規化され
た測定値を与える、測定値の(等縮尺ではない)タイミ
ング図である。
ディジタルフィルタに用いられる有限インパルス応答
(FIR)フィルタの簡略ブロック図である。
タを用いて測定精度を改善するためのプロセスのフロー
図である。
器 117 適応型ディジタルフィルタ
Claims (19)
- 【請求項1】 電子器具における測定精度を改善するた
めの方法であって、(a) 較正段階の間、既知の振幅特性および周波数特性
を有する較正信号をフロントエンド回路に結合するステ
ップと、(b) 較正段階の間、前記フロントエンド回路を通して
前記較正信号を受け取りかつ評価信号を形成する一続き
の較正測定値を発生するオーバーサンプリングアナログ
ディジタル変換器によって、前記較正信号を測定するス
テップと、(c) 1組のディジタルフィルタ値を最適化して、前記
較正信号と前記評価信号との全体的な差を最小にするス
テップと、(d) 測定段階の間、前記較正信号を、測定される入力
信号で置換えるステップと、(e) 前記フロントエンド回路を通して前記入力信号を
受け取りかつ一続きの測定値を発生する前記オーバーサ
ンプリングアナログディジタル変換器によって、前記入
力信号を測定するステップと、(f) 前記ディジタルフィルタ値を用いて適応型ディジ
タルフィルタによって前記測定値をディジタル的にフィ
ルタ処理して、正規化された測定値を得るステップとを
含む、方法。 - 【請求項2】 前記適応型ディジタルフィルタは有限イ
ンパルス応答フィルタを含む、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 最小二乗平均数学アルゴリズムに従って
前記ディジタルフィルタ値の組を最適化するステップを
さらに含む、請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 時間領域における畳み込みを用いて、前
記有限インパルス応答フィルタが前記測定値を演算す
る、請求項2に記載の方法。 - 【請求項5】 前記較正信号が方形波を含む、請求項1
に記載の方法。 - 【請求項6】 前記方形波が可変デューティサイクルを
有する、請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 前記較正信号が、周波数掃引された正弦
波を含む、請求項1に記載の方法。 - 【請求項8】 前記較正信号がランダムノイズを含む、
請求項1に記載の方法。 - 【請求項9】 電子器具における測定精度を改善するた
めの方法であって、(a) 較正段階の間、既知の振幅特性および周波数特性
を有する方形波を含む較正信号をフロントエンド回路に
結合するステップと、(b) 前記フロントエンド回路を通して前記較正信号を
受け取りかつ評価信号を形成する一続きの較正測定値を
発生するオーバーサンプリングアナログディジタル変換
器によって、前記較正信号を測定するステップと、(c) 最小二乗平均数学アルゴリズムに従って1組のデ
ィジタルフィルタ値を最適化して、前記較正信号と前記
評価信号との全体的な差を最小にするステップと、(d) 測定段階の間、前記較正信号を、測定される入力
信号で置換えるステップと、(e) 前記フロントエンド回路を通して前記入力信号を
受け取りかつ一続きの測定値を発生する前記オーバーサ
ンプリングアナログディジタル変換器によって、前記入
力信号を測定するステップと、(f) 前記ディジタルフィルタ値の組を用いる有限イン
パルス応答フィルタによって前記測定値をディジタル的
にフィルタ処理して、正規化された測定値を得るステッ
プとを有する、方法。 - 【請求項10】 時間領域における畳み込みを用いて、
前記有限インパルス応答フィルタが前記測定値を演算す
る、請求項9に記載の方法。 - 【請求項11】 前記方形波が可変デューティサイクル
を有する、請求項9に記載の方法。 - 【請求項12】 測定精度の高められた電子器具であっ
て、(a) 入力信号に結合するための入力を有するフロント
エンド回路を備え、前記フロントエンド回路は周波数応
答を有し、(b) 前記フロントエンド回路に結合されて、前記入力
信号を受け取りかつ前記入力信号の最も高い周波数の少
なくとも2倍のサンプル速度で一続きの測定値を含む測
定信号を生み出すオーバーサンプリングアナログディジ
タル変換器と、(c) 較正段階の間、既知の振幅特性および周波数特性
を有する較正信号を前記フロントエンド回路の前記入力
に結合するための較正信号源とをさらに備え、1組のデ
ィジタルフィルタ値が最適化されて前記測定信号と前記
較正信号との差を最小にし、(d) 前記オーバーサンプリングアナログディジタル変
換器に結合されて前記測定値を受け取る適応型ディジタ
ルフィルタをさらに備え、前記適応型ディジタルフィル
タは、測定段階の間、前記ディジタルフィルタ値の組に
従って前記一続きの測定値を演算して、正規化された測
定値を提供し、前記周波数応答の影響は実質的に減らさ
れる、電子器具。 - 【請求項13】 前記適応型ディジタルフィルタが有限
インパルス応答フィルタを含む、請求項12に記載の電
子器具。 - 【請求項14】 最小二乗平均数学アルゴリズムに従っ
て前記ディジタルフィルタ値の組が最適化される、請求
項13に記載の電子器具。 - 【請求項15】 時間領域における畳み込みを用いて、
前記有限インパルス応答フィルタが前記測定値を演算す
る、請求項13に記載の電子器具。 - 【請求項16】 前記較正信号が方形波を含む、請求項
12に記載の電子器具。 - 【請求項17】 前記方形波が可変デューティサイクル
を有する、請求項16に記載の電子器具。 - 【請求項18】 前記較正信号が、周波数掃引された正
弦波を含む、請求項12に記載の電子器具。 - 【請求項19】 前記較正信号がランダムノイズを含
む、請求項12に記載の電子器具。
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