JPS6230415A - デジタル補正装置 - Google Patents

デジタル補正装置

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JPS6230415A
JPS6230415A JP16653486A JP16653486A JPS6230415A JP S6230415 A JPS6230415 A JP S6230415A JP 16653486 A JP16653486 A JP 16653486A JP 16653486 A JP16653486 A JP 16653486A JP S6230415 A JPS6230415 A JP S6230415A
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JP
Japan
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signal
analog
digital
impulse response
linear system
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Application number
JP16653486A
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English (en)
Inventor
Efu Sutoopusu Jiyon
ジョン・エフ・ストープス
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Tektronix Japan Ltd
Original Assignee
Sony Tektronix Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野]。
本発明はフィルタ装置、特にアナログ線形システムによ
り生じた歪みをデジタル技術により補正するデジタル補
正装置に関する。
[従来の技術及び問題点] アナログ線形システムの一般的な特徴は、その動作に実
際的な制限が加わることである。例として、電子増幅器
は、その帯域幅が特定しており、供給信号の利得を周波
数の関数として変化させる。
その結果、ステップ又はインパルス関数の信号がかかる
増幅器に供給されると、一般にその応答には、信号遷移
時に関連したオーバー・シュート、発振及び制限作用の
影響がある。よって、広い見地からより正確に考察すれ
ば、増幅器は、ある信号周波数では利得を与え、他の周
波数では減衰を行うフィルタとなる。かかる特性は、増
幅器又は他のアナログ線形システムの設計に対し重要な
問題となる。
従来、上述の問題を処理するには、一般にこれらの影響
を最小にした。一般にかかる方法は、「トウィークス(
tweeks) Jという特性調整を容易にする装置を
利用する。これは、アナログ線形システムの設計に利用
し、最高の性能を達成し、それに必然的に関連した望ま
しくない影響を最小にする。かかる装置に関連し、アナ
ログ線形システムの性能を満足できるように、望ましく
ない影響の最大限を規定した1組の規格がある。かかる
規格は典型的には「アベレーション規格」といい、例え
ば、ステップ関数に応答して許容出来るオーバー・シュ
ートの最大量や、ステップ関数入力に関連した望ましく
ない発振が所望レベルに減衰するまでの最長時間等があ
る。かかるアベレーション規格は、必要な特定の調整を
実行する際のガイドラインになる。かかる特定の調整は
、望ましくない影響を広範囲に最小にするには効果的で
あるが、これを確実に実現するには複雑な試験装置及び
熟練者が必要となる。よって、かかる調整は、アナログ
線形システムの製造に多大なコストがしばしばかかる。
この点に関し、信号処理のあるアプリケーションにおい
てデジタル技術は顕著な効果を与えるが、程度の変化に
アナログ技術を必然的に利用する多くの他のアプリケー
ションもある。例えば、オシロスコープは、その内部信
号処理にデジタル技術を申し分なく利用できる。しかし
、かかる測定器の入力信号は必然的にアナログ特性であ
る。よって、かかる測定器の動作に優先的にデジタル技
術を利用できるという事実にもかかわらず、アナログ線
形信号処理も必然的に必要となる。広い見地から、この
ように得たデータの主な操作をデジタル技術を用いて実
行できるということに関係なく、多くの他の型式の測定
器をインターフェースする測定器と同様に、アナログ線
形シクテムによる処理をいくらか必要とすることが理解
できよう。よって、アナログ線形システムの性能を改善
する技術には広範囲のアプリケーションがあることば明
らかである。
従来、アナログ線形システムに関連した望ましくない影
響を避けるか最小にするためにデジタル・デコンボルシ
ョン(deconvolution:非たたみこみ)技
術を用いた多くのアプリケーションがある。このデジタ
ル・デコンボルションは2つの数字シーケンスを数値操
作して、第3シーケンスを発生する。信号処理において
は、それを反転ろ波操作とみなす。
アナログ線形システムが発生した信号に対するデジタル
・デコンボルション操作のアプリケーションLヨ、アナ
ログ線形システムのシステム伝達関数の逆数に等しい伝
達関数のフィルタを信号が通過するのと等価である。デ
ジタル・デコンボルションには、一般に少なくとも2つ
の技術、即ち直接デコンボルション法及び離散的フーリ
エ変換法がある。
直接デコンボルションは、取り込み期間前に出力シーケ
ンスをゼロにする必要がある。出力シーケンスが取り込
み期間前にゼロでないと、デコンボルションされる対応
入力シーケンスに誤差が生じる。しかし、出力シーケン
スが取り込み期間前にゼロであると、デコンボルション
されたシーケンスの値はサンプリング・ウィンドウ全体
にわたって有効である。直接デコンボルション・フィル
タのインパルス応答に関連して、このフィルタが出力シ
ーケンスの全体的サンプリング・ウィンドウ又はレコー
ド長にわたって入力シーケンスに対する値を発生するこ
とが一般に知られている。この期間の終了、即ちデータ
の取り込みの打ち切りによっては誤差が生じない。この
間にわたって、出力シーケンスを取り込む。しかし、サ
ンプリング・ウィンドウの開始において、アナログ線形
システムからの出力シーケンスの打ち切りによって、誤
差が発生することに留意されたい。この点に関し、打ち
切り誤差遷移をいかに高速に減衰させるかの1つの尺度
は直接デコンボルション・システムのインパルス応答で
あることが一般に知られている。デコンボルション・フ
ィルタのインパルス応答(即ち、打ち切り誤差の減衰率
)に関して最も一般的に言われていることは、その伝達
関数がシステム伝達関数の逆数ということである。例と
して、単純なトランスバーサル・フィルタ(即ち、イン
パルス応答が各期間毎に1であるN+1システム・フィ
ルタ)の場合、インパルス応答は減衰しないが、一定振
幅で繰り返す。よって、データ・ウィンドの初めで打ち
切った単一のサンプルにより、デコンボルションされた
信号に対し発振状態が現われる。更に、出力信号のノイ
ズ誤差は、デコンボルションされた信号に同じ影響を与
える。
また、ガウシャン・システム用のデコンボルション・フ
ィルタは、ノイズ及び打ち切り誤差に対し非常に敏感で
あることが認められる。
直接デコンボルションは、反復的なる波により達成でき
る。Z領域における反復的なフィルタの伝達関数は、シ
ステム伝達関数の逆数である。しかし、実際のシステム
伝達関数は、デコンボルション・フィルタに対しインパ
ルス対応を導き、これは大振幅で発振しがちで制限が無
限となる。よって、直接デコンボルションは、出力信号
に重畳されたノイズ及びサンプリング・ウィンドウの初
めにおける出力信号の打ち切りに敏感である。よって、
直接デコンボルションを用いた実際のシステムには、多
くの重大な欠点がある。
離散的フーリエ変換による散散的コンポルジョン(co
nvolution:たたみこみ)に関し1時間領域で
2つの連続した信号をコンポルジョンするのは、これら
2つの信号のフーリエ関数の積を求め、この積の逆変換
を行うことと等価であると知られている。しかし、離散
的フーリエ変換の掛は算は、時間領域において循環的又
は周期的コンポルジョン、即ち一方のシーケンスを他方
のシーケンスの無限周期的繰り返しによりコンポルジョ
ンすることと等価である。これは、周波数領域における
サンプリングの結果である。時間又は周波数領域におけ
る離散的現象は、他方の領域、即ち周波数又は時間領域
において主なスペクトラムの無限周期的繰り返しを起こ
す。各シーケンスにゼロを付加して、成分シーケンスを
伸ばすことにより、直列的にコンポルジョンした波形に
等しく循環的にコンポルジョンした波形の周期を形成す
ることが可能であると認められている。時間領域の見地
から、これは繰り返しシーケンスの周期を伸ばすので、
ある周期のコンポルジョンは隣接した周期に重ならない
。周波数領域において、これはサンプリング率を増加す
ることに等価である。
出力信号がサンプリング・ウィンドウ内に全体的に含ま
れていると仮定すれば、ノイズ及び量子化効果のような
ことを無視すると、離散的フーリエ変換技術を用いて、
対応する入力シーケンスを出力シーケンスから正確にデ
コンボルショできる。
この点に関し、システム・インパルス対応をデコンボル
ションの前に除去するのを遅延するかに応じて、デコン
ボルションした入力を時間的にシフトできることが認め
られる。
しかし、出力信号がサンプリング・ウィンドウの外に存
在するならば、正確な入力信号をデコンボルションする
ことが可能である。これは、取り込み波形を打ち切り、
その離散的変換を行ったときに生じた起こり得る不連続
による。離散的変換は、データ・ウィンドウにおける信
号部分の周期的繰り返しを表わす。
中断信号の繰り返しにより生じた不連続により、元の信
号のスペクトラム内に存在しなかった高周波成分が発生
する。インパルス応答の離散的変換により打ち切り信号
の離散的変換を割ると、不連続による特定の誤差がその
結果生じる。よって、入力信号を正確に表現できない。
一方の変換で他方の変換を割り、反転変換を行った結果
、インパルス応答により循環的コンポルジョンした結果
は、周期的及び繰り返しの取り込み波形を生じる信号で
ある。真の入力信号は、インパルス応答により直列にコ
ンポルジョンしたとき、周期的繰り返しでなく実際の取
り込み波形を生じる信号である。
出力信号がサンプリング・ウィンドウ外のゼロでない場
合、インパルス応答の離散的フーリエ変換によりウィン
ドウの出力の離散的フーリエ変換を割り、その後、反転
離散的フーリエ変換を行うと、デコンボルションした信
号内に重大な誤差が存在する。
更に、取り込んだ信号が全体的にサンプリング・ウィン
ドウ内であると、単純な変換割り算では入力信号を正確
にデコンボルションできない。出力信号に付加されたノ
イズの影響により、離散的変換関数の低振幅値を減衰さ
せる。よって、入力信号の評価を改善するには、付加的
な処理が必要となる。
しばしば利用する他の技術は、取り込んだ信号となだら
かな漸減関数とも掛は算することである。
なお、この関数は、データ・ウィンドウの各終わりでゼ
ロである。勿論、取り込んだ信号の歪みがデコンボルシ
ョンした信号内に現われる。
よって、デコンボルションには2つの基本的な誤差源、
即ち信号の打ち切り、及び出力信号に重畳されたノイズ
がある。入力信号が予め伴っていれば、即ち信号が取り
込み時間開始前にゼロであるか、全体的にデータ・ウィ
ンドウ内に含まれていれば、信号の打ち切りによる誤差
源は時々避けることができる。デコンボルションの前に
出力信号をなめらかにすることにより、ノイズに対する
感度を下げることができる。
デコンボルション処理に利用する信号、即ち、アナログ
線形システムからの信号が関連したサンプリング処理の
初めで打ち切ると、デコンボルション技術を用いたので
はアナログ線形システムによる影響を完全に除去するこ
とばできない。この点に関し、実際の見地から、アナロ
グ線形システムのほとんどの出力信号は、サンプリング
・ウィンドウの初めにおいてゼロではないことが理解で
きよう。よって、打ち切りは一般に避けることができな
い。出力信号が全体的にデータ・ウィンドウ内に含まれ
ている場合、デコンボルションは離散的フーリエ変換の
割り算によってのみ達成できる。
打ち切りに対して敏感である他に、総ての技術はノイズ
に対し非常に敏感である。
したがって本発明の目的は、アナログ線形システムの帯
域幅内の応答を補正して、選択した理想的な応答を達成
するデジタル補正装置の提供にある。
[問題を解決するための手段及び作用]本発明によれば
、まずアナログ線形システムの伝達関数を決め、その後
、有限インパルス応答デジタル・フィルタ用の伝達関数
を選択する。この点に関し、選択した理想応答の比に応
じて有限インパルス応答デジタル・フィルタの伝達関数
を選択し、アナログ線形システムの伝達関数を決定する
。アナログ線形システムからのサンプルした出力をその
後有限インパルス応答デジタル・フィルタに供給する。
インパルス応答の期間に等しいだけ有限インパルス応答
デジタル・フィルタからのデジタル値の第1シーケンス
を放棄して、上述の動作に関連して必然的な打ち切り誤
差を除去する。
よって、動作において、アナログ線形システムからの信
号の選択した部分から、有限インパルス応答デジタル・
フィルタのインパルス応答に対応する最小期間だけ前に
、このアナログ線形システムからの信号に関連したサン
プリング処理が開始する。
上述は、連続動作モード及びサンプル動作モードの両方
に適用できる。アナログ線形システムの出力信号を連続
的に補正するのが望ましい連続動作モードにおいて、打
ち切り誤差はサンプリング処理の最初の開始のみに関連
する。よって、有限インパルス応答デジタル・フィルタ
が発生したデジタル値の第1シーケンスが必然的に放棄
される。
即ち、その最少数は有限インパルス応答デジタル、フィ
ルタのインパルス応答に対応する。アナログ線形システ
ムの出力信号の選択した部分のみに関心のあるサンプル
動作モードでは、有限インパルス応答デジタル・フィル
タが発生したデジタル値の第1シーケンスを放棄し、そ
の最小数は有限インパルス応答デジタル・フィルタのイ
ンパルス応答に対応する。しかし、サンプル動作モード
におけるサンプル処理の終了は対応して打ち切り誤差を
発生するので、サンプル処理の終了の後、有限インパル
ス応答デジタル・フィルタにより発生されたデジタル値
の第2シーケンスは同様に放棄され、その最少数は有限
インパルス応答デジタル・フィルタのインパルス応答に
対応する。
[実施例] 本発明によれば、アナログ線形システムの応答を補正し
て、選択した応答を達成する。概略的には、本発明はデ
コンボルションの方法によりアナログ線形システムの望
ましくない影響を全体的に除去するのではなく、平均化
処理に基づいた技術を利用し、アナログ線形システムの
選択した応答を達成する。
本発明によれば、まずアナログ線形システムの応答特性
を決定する。特に、ステップ又はインパルス電圧をまず
アナログ線形システムの入力に供給してインパルス応答
を決定する。このようにして得た応答を用いて、全体的
な所望システム応答を得るために必要な有限インパルス
応答デジタル・フィルタの所望応答を決める。
このように決定した伝達関数をアナログ線形システムの
選択した応答と比較して、偏差を求める。
次に、この求めた偏差を用いて、補正フィルタとして動
作する有限インパルス応答デジタル・フィルタを実現す
る。次にデジタル化を行うアナログ線形システムの出力
にデジタル補正フィルタをカスケード接続する。この点
に関し、アナログ線形システムの応答とデジタル化処理
の後の補正フィルタの応答とを組み合わせると、アナロ
グ線形システムの選択した応答となる。しかし、上述の
アナログ線形システム、デジタル化処理及びデジタル補
正フィルタのカスケード組合せから得た応答は、アナロ
グ線形システムからの出力信号のサンプリング動作に、
打ち切り誤差の結果を必然的に含む。概略的には、本発
明によれば、アナログ線形システムからの信号内の注目
点以前にサンプリング処理を開始し、この注目点以前に
有限インパルス応答デジタル・フィルタの結果を放棄す
ることにより、打ち切り誤差の影響を避ける。特に、元
の信号の注目点の発生よりも、有限インパルス応答デジ
タル・フィルタのインパルス応答に等しい量だけ前に、
サンプリング処理を開始する。その後、有限インパルス
・デジタル・フィルタのインパルス応答に対応する期間
中の有限インパルス応答デジタル・フィルタの出力応答
を放棄する。
よって、出力信号の打ち切り誤差の影響を避ける。
アナログ線形システムに存在する望ましくない影響を除
去するように選択した応答を有する有限インパルス応答
デジタル・フィルタによる取す込み信号の直列コンポル
ジョンは、インパルス応答に等しい有限インパルス応答
デジタル・フィルタの出力のアイテム数に取り込み信号
を打ち切ったことによる誤差を制限するように動作する
。入力信号波形内の注目点以前の有限インパルス応答デ
ジタル・フィルタのインパルス応答に少なくとも等しい
アイテム数を取り込むプリトリガ技術を用いて、アイテ
ムの初期グループを放棄でき、アナログ線形システム内
に存在する望ましくない誤差に影響されない。
第1図は、サンプル動作モードにおける本発明の好適な
一実施例のブロック図である。第1図において、アナロ
グ線形システム(10)は入力端子(12)及び出力端
子(14)を有し、その応答(よ補正することが望まれ
る。アナログ・デジタル(A/D)変換器(16)は、
入力端子(18)及び出力端子(20)を有し、その入
力端子(18)に供給されたアナログ信号を、このアナ
ログ信号の数値のデジタル・ワードの対応シーケンスに
変換する。メモ!J(22)は入力端子(24)及び出
力端子(26)を有するデジタル・メモリ素子であり、
デジタル・、ワードのシーケンスを蓄積した後、この蓄
積したデジタル・ワードのシーケンスを出力端子(26
)に再生する。有限インパルス応答デジタル・フィルタ
 (28)は入力端子(30)及び出力端子(32)を
有し、入力端子(30)に供給されたデジタル・ワード
・シーケンスに応答して、デジタル領域において所定の
ろ波間数によりろ波動作を実行し、その結果を出力端子
(32)を出力する。有限インパルス応答デジタル・フ
ィルタ(28)の伝達関数は、詳細に後述する如く出力
信号が所定応答特性により厳密になるように選択する。
メモリ (34)は入力端子(36)及び出力端子(3
8)を有し、上述のメモリ(22)と同様に動作する。
シーケンス選択器(40)は入力端子(42)及び出力
端子(44)を有し、入力端子(42)に供給されたデ
ジタル・ワードの選択したシーケンスを出力端子(44
)に出力する。
上述の装置はカスケード接続で構成する。アナログ信号
(46)は、アナログ線形システム(10)により所望
信号処理を行うのが望ましいアナログ信号を一般的に表
わす。このアナログ入力信号(46)をアナログ線形シ
ステム入力端子(12)に供給する。アナログ線形シス
テム出力端子(14)をA/D変換器入力端子(18)
に供給する。A/D変換器出力端子(20)をメモリ入
力端子(24)に供給する。メモリ出力端子(26)を
有限インパルス応答デジタル・フィルタ入力端子(30
)に供給する。有限インパルス応答デジタル・フィルタ
出力端子(32)をメモリ入力端子(36)に結合する
第1図の装置の時間領域における動作は第2A〜第2D
図を参照して理解できよう。まず第2A図において、ア
ナログ入力信号(46)は、第1安定状態値(50)で
あり、時点t1で示す特定の時点にゼロ値に変化し、そ
の後の時点t2にて第1安定状態値(50)に回復する
。この点に関し、図示したアナログ信号(46)は説明
のだめ、たけであり、関連したパラメータで決まる如く
、任意の値の範囲がアナログ入力信号(46)に可能で
あることが理解できよう。上述の如く、このアナログ入
力信号(46)をアナログ線形システム入力端子(12
)に供給する。アナログ線形システム(10)は、その
動作を表わす伝達関数に応じてアナログ入力信号(46
)に応答し、その出力端子(14)にこのアナログ入力
信号(46)の応答を発生する。第2A図の応答に関す
る場合、第2B図がアナログ線形システム(10)から
の応答信号を表わす。勿論、この点に関し、アナログ入
力信号(46)に応答したアナログ線形システム(10
)が発生する信号は、アナログ線形システム(10)の
特定伝達関数により決まる。よって、第2B図に一般的
に表わした信号は、単に説明のためだけである。第2B
図において、アナログ線形システム(10)が発生した
信号はほぼ入力信号(46)であるが、そこに多くの歪
みが生じている。第2B図においては、時点t1及びt
2後に発生したアナログ入力信号(46)の2つの状態
間の対応遷移に関連したリンギング又は減衰振動(56
)及び(58)として、上述の歪みを一般的に表わして
いる。勿論、この減衰振動は、アナログ線形システム(
10)の動作に関連した望ましくない動作特性を一般的
に表わしたものである。この点に関し、アナログ信号(
46)に関連した特性に忠実に対応する再生が望ましく
、かかる望ましくない動作特性が、再生結果を劣化させ
る。
A/D変換器(16)は、入力端子(18)に供給され
た信号の値を連続的にサンプルし、対応するデジタル値
を発生する。アナログ線形システム(10)の出力信号
に応答して、対応するデジタル値が出力端子(20)に
発生する。これらの関係を第2B及び20図に示す。第
2C図において、独立した各点(62)は、A/D変換
器(16)の発生した対応デジタル値を示す。よって、
A/D変換器(16)が第2B図に示した信号を表わす
デジタル・ワードのシーケンスを発生したことが判る。
再び第1図において、一般的に第2C図に示すA/D変
換器(16)の発生したデジタル・ワードのシーケンス
をメモリ・(22)に蓄積する。その後、処理のために
このデジタル値シーケンスを有限インパルス応答デジタ
ル・フィルタ (28)に供給する。有限インパルス応
答デジタル°フィルタ(28)の動作用に選択した伝達
関数により発生したデジタル・ワード・シーケンスを第
2D図に一般的に示す。
第2D図において、時点t1及びt2付近の対応領域で
有限インパルス対応デジタル°フィルタ(28)が発生
したデジタル・ワード・シーケンスは、アナログ入力信
号(46)をより正確に表わしていることが判る。特に
、第2C図に一般的に示すデジタル・ワード・シーケン
スに対する有限インパルス対応デジタル・フィルタ(2
8)の動作により、アナログ線形システム(10)の動
作により生じる望ましくない動作特性をアナログ入力信
号(46)を表わす信号から減衰させる。
しかし、有限インパルス応答デジタル・フィルタ(28
)が発生した出力シーケンスには、減衰振動(64)を
示す一連の値が続く一連のステップ状立ち上がりの値、
及び一連の減衰振動(66)が続くステッ状立ち下がり
の対応値により一般的に表わせる望ましくない動作特性
が導入される。
有限インパルス対応デジタル・フィルタ(28)が導入
した上述の望ましくない動作特性は、アナログ入力信号
(46)のサンプリングに関連した打ち切り誤差の結果
である。特に、サンプリング処理以前のゼロでないアナ
ログ入力信号(46)は、一般的に第2D図に示す打ち
切り誤差(64)を導き、サンプリング処理の終了は打
ち切り誤差(66)を導く。しかし、打ち切り誤差によ
り生じた望ましくない動作特性の存在にもかかわらず、
有限インパルス応答デジタル・フィルタ(28)は、ア
ナログ線形システム(10)が導いた望ましくない動作
特性を大幅に減らすことが判る。上述の如く、打ち切り
誤差による有限インパルス応答デジタル・フィルタ(2
8)の動作に関連した望ましくない動作特性は、この有
限インパルス応答デジタル・フィルタ(28)のインパ
ルス応答に等しい期間に限定される。よって、有限イン
パルス応答デジタル・フィルタ (28)のインパルス
応答に等しい注目領域以前の点において、アナログ線形
システム(10)が発生した信号の上述のサンプリング
処理を開始し、有限インパルス応答デジタル、フィルタ
 (28)のインパルス応答に等しいこのフィルタから
のデジタル値シーケンスを放棄することにより、結果と
しての一連のデジタル値はアナログ線形システムの出力
信号に対応し、アナログ線形システム(10)が導いた
望ましくない動作特性を衰えさせる。しかし、サンプリ
ング処理の終了により、有限インパルス応答デジタル・
フィルタ(28)が発生した信号に打ち切り誤差が生じ
、その期間は有限インパルス応答デジタル・フィルタ(
28)のインパルス応答に等しいので、更に同じものを
放棄する。よって、サンプリング動作モードにおいて、
A/D変換響(16)によるサンプリング処理は、アナ
ログ入力信号の注目領域よりも有限インパルス応答デジ
タル・フィルタ(28)のインパルス応答に対応する時
間だけ前に必然的に開始しなければならず、また注目領
域を過ぎるまで持続しなければならない。これは、当業
者に周知のプリトリガ技術を利用して容易に実現できる
。よって、シーケンス選択器(40)は、有限インパル
ス応答デジタル・フィルタ(28)が発生した信号の補
正部分を表わすデジタル・ワードのシーケンスのみを出
力端子(44)に出力する。すなわち、シーケンス選択
器(40)は、上述の打ち切り誤差を含むデジタル・ワ
ードのシーケンスを出力端子(44)に供給するのを禁
止する。
種々の技術により、有限インパルス応答デジタル・フィ
ルタ(28)のffJR数又はインパルス応答を決定で
きる。かかる技術の1つは時間領域における最小最大近
似法に基づいており、これば1980年4月発行の聴覚
、スピーチ及び信号処理に関するアイ・イー・イー・イ
ー・インタナショナル・コンファランスのアイ・シー・
エイ・ニスニス、ピー80プロシーデインゲスのボリウ
ーム3の943〜946ページのバンクス・シー及びデ
ィ・ブレイスによる論文「トランスバーサル・フィルタ
等価装置用最小“最大時間領域デコンボルシml ン(
Minimax  Time  Domain Dee
onvolutionfor Transversal
 Filter Equalizer) Jに詳細に開
示されている。インパルス応答決定の他の方法は、上述
と同じアイ・シー・エイ・ニス・ニス・ピー80プロシ
ーデインゲスのボリューム3の947〜949ページの
論文「デコンボルション問題の最適制譚論理の応用(A
pplication of  theOptimal
 Control Theory to the De
eonvolutionProblem) Jに開示さ
れている。
試作器に於いて、A/D変換器(16)及びメモリ (
22)の機能は、アメリカ合衆国オレゴン州ビーバート
ンのテクトロニクス社製7854型デジタル・オシロス
コープで実現した。また、有限インパルス応答デジタル
・フィルタ (28)、メモリ (34)及びシーケン
ス選択器(40)は、テクトロニクス社製のROg型信
号処理ROMパックを有する4051型グラフイツク・
コンピユーテイング・システムで実現した。
上述では、アナログ線形システム(10)が発生したア
ナログ信号の選択部分をサンプルし、補正するサンプル
動作、モードについて説明したが、本発明の装置はこれ
に限定されず、他の動作モードでも同様に利用できる。
特に、アナログ線形システム(10)が発生したアナロ
グ信号は、上述の原理により連続的に補正できる。すな
わち、アナログ線形システム(10)が発生したアナロ
グ信号の選択部分のみを補正するのではなく、アナログ
線形システム(10)の発生したアナログ信号に対し、
上述の補正処理を連続に行う。上述よりかかる動作モー
ドでは、装置の動作開始に関連した打ち切り誤差を有す
るが、サンプリング処理゛の終了による上述の打ち切り
誤差は連続動作モードには存在しない。
第3図は、連続動作モードにおける本発明の好適な実施
例のブロック図である。第3図は第1図に類似している
ので、対応する構成要素には同じ参照番号を付す。第3
図に於いて、アナコグ入力信号(46)をアナログ線形
システム入力端子(12)に供給し、アナログ線形シス
テム出力端子(14)をA/D変換器入力端子(18)
に結合する。A/D出力端子(20)を有限インパルス
応答デジタル・フィルタ入力端子(30)に結合する。
有限インパルス応答デジタル・フィルタ出力端子(32
)をシーケンス選択器入力端子(42)に結合する。第
3図の装置は、上述した第1図の装置と同様に動作する
が、有限インパルス応答デジタル・フィルタ (28)
のインパルス応答の長さに等しいデジタル値の初期シー
ケンス、即ち上述の打ち切り誤差を含んだデジタル値の
シーケンスの後に、有限インパルス応答デジタル°フィ
ルタ (28)が発生したデジタル値シーケンスをシー
ケンス選択器(40)が出力端子(44)に出力するよ
うに動作する。
A/D変換器(16)及び有限インパルス応答デジタル
・フィルタ(28)が発生した信号のサンプル値をメモ
リ (22)及び(34)に蓄積する上述のサンプリン
グ動作モードと同様に、アナログ線形システム(10)
が発生した信号の選択部分のみに対し、対応デジタル値
をメモリ (22)及び(34)に蓄積して上述の補正
処理に限定することも可能である。この機能を実行する
機能装置は、第1図に関連して説明した装置と類似して
いる。すなわち、A/D変換器(16)はアナログ線形
システム(10)の発生した信号の選択部分のデジタル
・サンプル値を発生し、それに応じてシーケンス選択器
(40)は有限インパルス応答デジタル・フィルタ(2
8)の発生した打ち切り誤差を含むデジタル値シーケン
ス、即ち上述のサンプリング動作の開始及び終了による
打ち切9誤差を含むデジタル値シーケンスを出力するの
を禁止するように動作することが理解できよう。
[発明の効果] 上述のごとく本発明によれば、全体的なデコンボルショ
ン及び関連した欠点を改善できる。特に、関連した有限
インパルス応答デジタル・フィルタのインパルス応答を
得ることにより、補正フィルタのインパルス応答でアナ
ログ線形システムからの出力信号を直列的にコンポルジ
ョンして、アナログ線形システムの応答を補正できる。
よって、変換掛は算及び循環コンポルジョンに関連した
問題を回避できる。特に上述したデジタル補正フィルタ
は、所望応答を得るために、アナログ線形システムの応
答を調整する。サンプリング・ウィンドウの初めにおけ
る打ち切り誤差は全体的なシステム応答内に誤差を発生
するが、これは誤差が所定時間後に消滅するので、サン
プリング・ウィンドウ全体には広まらない。よって、こ
れら打ち切り誤差の影響を上述のごとく回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の好適な一実施例のブロック図、第2A
〜2D図は第1図の動作を説明するための波形図、第3
図は本発明の好適な他の実施例のブロック図である。 図に於いて、(10)はアナログ線形システム、(16
)ばA/D変換手段、(28)はデジタル補フィルタ手
段である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 アナログ線形システムからのアナログ出力信号をデジタ
    ル信号に変換するアナログ・デジタル変換手段と、 該アナログ・デジタル変換手段からのデジタル信号に応
    答する所定特性のデジタル・フィルタ手段と、 該デジタル・フィルタ手段からのデジタル信号から所望
    部分を選択する選択手段とを具え、該選択手段より上記
    アナログ線形システムによる歪みを補正した信号を得る
    ことを特徴とするデジタル補正装置。
JP16653486A 1985-07-15 1986-07-15 デジタル補正装置 Pending JPS6230415A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US75502285A 1985-07-15 1985-07-15
US755022 1985-07-15

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6230415A true JPS6230415A (ja) 1987-02-09

Family

ID=25037387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16653486A Pending JPS6230415A (ja) 1985-07-15 1986-07-15 デジタル補正装置

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JP (1) JPS6230415A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63278411A (ja) * 1987-04-03 1988-11-16 マイクロン・テクノロジー・インコーポレイテッド 多段デジタル・フィルタ
JPS6423615A (en) * 1987-06-22 1989-01-26 Grass Valley Group Method and apparatus for correcting digital data

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JPS5552672A (en) * 1978-10-12 1980-04-17 Ricoh Co Ltd Automatic equalization system for analog facsimile
JPS5876897A (ja) * 1981-10-31 1983-05-10 松下電工株式会社 音声合成装置

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