JP3049177B2 - 手動操作穿孔機 - Google Patents

手動操作穿孔機

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JP3049177B2
JP3049177B2 JP5184141A JP18414193A JP3049177B2 JP 3049177 B2 JP3049177 B2 JP 3049177B2 JP 5184141 A JP5184141 A JP 5184141A JP 18414193 A JP18414193 A JP 18414193A JP 3049177 B2 JP3049177 B2 JP 3049177B2
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drill
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ウール クラウス・マルチン
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アンドレアス・シユテイール
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E21B44/02Automatic control of the tool feed
    • E21B44/04Automatic control of the tool feed in response to the torque of the drive ; Measuring drilling torque

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作グリップ、駆動原
動機、伝動装置、及び前記原動機と伝動装置との間に位
置する遠心クラッチを有する手動操作穿孔機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の手動操作穿孔機は、あけられた
穴の中の抵抗、例えば石、根などにドリルがぶつかった
場合に、不意に回転モーメントが大きくなり、このため
ドリルの突然の回転数の低下あるいはドリルが動かなく
なることがあるという欠点がある。その際に生じる制動
モーメントは、操作者によって操作グリップを通じて受
け止められねばならず、これは安全上大きなリスクを伴
う。なんとなれば、操作者が穿孔機に対する制御をなく
し、またはけがをする可能性があるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した構
成の公知の穿孔機において、存在する安全上の危険性を
簡単な構造的手段によって確実に取り除き、上述の欠点
をなくすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題は、産業上の利
用分野に記した穿孔機において、該穿孔機にレリーズレ
バーおよびこれと作用結合しているブレーキ装置を設け
ること、そして前記レリーズレバーがブレーキ装置と次
のように作用結合していること、すなわち、ドリルが穿
孔抵抗に逢うことによる穿孔機の偶発的な回転運動が予
め与えられた限界値になると、前記レリーズレバーがブ
レーキ装置をレリーズすることによって解決される。こ
の場合、前記レリーズレバーが位置決めばねの保持力に
対し支持ケーシングに装着されているのが有利である。
【0005】本発明の1つの実施例においては、レリー
ズレバーが慣性質量部を有し、その慣性質量部の大きさ
が次のようになっており、すなわち突然発生する穿孔機
の偶発的な回転加速度が限界値を超えると、前記レリー
ズレバーをその休止位置に、従ってブレーキ装置の解除
位置に保持する保持力以上の力が作用し、ブレーキ作用
をレリーズすることができるようになっている。この場
合、前記限界値は、ドリルが穿孔抵抗に逢うことにより
穿孔機が回転するときに生ずる、予め与えられた角加速
度の大きさである。
【0006】本発明の他の実施例では、慣性質量部を有
するレリーズレバーが特にレバー棒の形に形成された別
の補助レリーズレバーと結合され、このレバー棒が慣性
質量部を設けたレリーズレバーの長手方向にて穿孔機の
側方に突出可能となっている。この場合、レバー棒様の
補助レリーズレバーは、同じく位置決めばねの保持力に
対し支持ケーシングに装着されている。この実施例で
は、予め与えられた角加速度または角度の大きさを超え
るとき、すなわちレバー棒様の補助レリーズレバーが操
作者にあたるとき、ブレーキ装置がレリーズされる。
【0007】本発明の第3実施例においては、穿孔機の
側方に突出するレバー棒様の補助レリーズレバーが、ド
リルが穿孔抵抗に逢うことにより穿孔機が回転する際、
操作者に当たることにより定まる大きさの角度を走行す
るとき、ブレーキ装置がレリーズされるようになってい
る。この実施例では、レリーズレバーは、比較的質量の
少ない、特に質量の殆どないレバー棒により形成され
る。
【0008】
【作用及び効果】本発明による安全ブレーキ装置は、ド
リルがあけられた穴の中の抵抗にぶつかった場合、操作
グリップを有する穿孔機にその際作用する回転モーメン
トの増大が、遠心クラッチのドラムにブレーキをかける
ことによって瞬時に阻止されるように作動する。その
際、駆動回転モーメントはブレーキバンドによって受け
止められ、それによって穿孔機の回転、従って操作者へ
の危険が回避される。
【0009】本発明の簡単な構成では、ブレーキ装置の
支持ケーシングが次の構成部材、すなわちブレーキバン
ド、位置決めばね、緊張ばね、トグル継手ならびに慣性
質量部を備える枢着されたレリーズレバーおよび(また
は)棒状の補助レリーズレバーを有する。これら構成部
材は、共同してブレーキ装置を形成する。ブレーキ装置
は、有利な構成として、駆動原動機と伝動装置との間に
簡単に組み込むことのできる独自の中間部材として構成
することができる。ブレーキ装置をこのようにフランジ
状に構成するときは、構成上の費用を小さくすることが
でき、かつこのような穿孔機のその他の構成部材の構造
的変更を行う必要がないという特長がある。さらに、中
間部材をこのように構成するときは、既存の各穿孔機に
安全装置を簡単にかつ速やかに取付けることができる。
【0010】
【実施例】本発明の有利な実施例を、以下に図面により
詳細に説明する。
【0011】図示の実施例は、操作グリップ17、1
7’と、伝動装置14を具備する駆動原動機4と、クラ
ッチドラム10および駆動ピニオン11を具備し前記原
動機4と伝動装置14との間に設けられた遠心クラッチ
1とを有する手動操作穿孔機を示す。操作者は、この穿
孔機を図1の図平面の後方の位置から操作し、その場合
操作者は、右手で図の左にある所要のスイッチ17aや
アクセルレバー17bを設けた操作グリップ17を握
る。
【0012】本発明では、穿孔機にレリーズレバー2
(図1ないし図3参照)およびこれと作用結合している
安全ブレーキ装置3が設けられている。レリーズレバー
2とブレーキ装置3とは、あけられた穴の中の抵抗、例
えば石、根などにドリルがぶつかった場合に生ずる穿孔
機の偶発的な回転運動が予め与えられた限界値になる
と、ブレーキ装置3がレリーズされるように、互いに機
能的に結合されている。
【0013】このため、レリーズレバー2は、限定され
た制御距離を有するように、位置決めばね7の保持力に
対して可動に装着されている。
【0014】図示の実施例では、レリーズレバー2は予
め定めた慣性質量部を有しており、その大きさは次のよ
うになっている。すなわち、穿孔機の回転角速度が限界
値を越えると、慣性質量付のレリーズレバー2をブレー
キ装置3の解除位置に保持する力以上の力が作用し、ブ
レーキ作用をレリーズするのである。
【0015】図1に示す実施例では、レリーズレバー2
に調整可能な慣性質量部16が設けられ、レリーズレバ
ー2がブレーキ装置3をレリーズする角加速度の大きさ
が調整可能となっている。
【0016】レリーズレバー2は、ブレーキ装置3に対
し、特にブレーキ装置3の支持ケーシング5に対し短い
制御距離を有し、角加速度の限界値に達したとき、レリ
ーズレバー2がブレーキ位置に移行し、そして操作者の
手によりブレーキ装置を解除する出発位置に再び戻すこ
とができるようになっている。
【0017】従って、本発明の装置においては、ドリル
18が穿孔抵抗にぶっかり、回転モーメントが上昇して
予め定めた加速度限界値になったとき、ドリルはブレー
キによりアイドリングまで減速され、それによって穿孔
機がさらに回転を続けて操作者を傷つけることが防止さ
れる。
【0018】図3に示す実施例では、レリーズレバー2
は付加的な慣性質量部16を有せず、支持ケーシング5
への枢着部20の先に、穿孔機の側方へ突出するレバー
棒の形の補助レリーズレバー2aが設けられており、前
記レバー棒は同じく位置決めばね7の保持力の下にあ
り、そしてブレーキのレリーズのための適宜の制御距離
を有する。穿孔抵抗に際し、穿孔機が回転することによ
ってレリーズレバー2aの自由端が操作者にぶっかると
き、穿孔機がさらに短い回転を行うことによりブレーキ
がレリーズされる。この場合、限界値は、穿孔機の回転
時レリーズレバー2aが操作者に当たるまでに走行する
角度の大きさである。ドリル18が時計針方向(矢印
N)に回転する場合、ドリルが抵抗に会うと、反力によ
って穿孔機が反対方向に、従って反時計針方向に所定角
度量だけ回転し、レリーズレバー2aもこの回転に随行
する。操作者にぶっかる場合、レリーズレバー2aは、
位置決めばね7の設計により構造上決まる制御距離を有
し、この制御距離の走行によりブレーキがレリーズされ
る。
【0019】操作者は、穿孔機の回転が停止し、ドリル
がアイドリング回転するとき、レリーズレバー2aを戻
してブレーキ作用を中断しなければならない。
【0020】これは、操作者がレリーズレバーを制御距
離だけ自分の方へ引っ張り、レリーズレバーが再びその
出発位置、すなわち非ブレーキ位置を採るようにするこ
とにより達成される。しかし、操作者は、グリップを具
備するレリーズレバー2をその出発位置に戻すことによ
っても、初期状態を作り出すことができる。それは、レ
リーズレバー2と2aが互いに固定結合されているから
である。
【0021】図3の実施例は、次のように構成すること
ができる。すなわち、調整可能な追加の慣性質量部を有
しないレリーズレバー2が、それにも拘らずその慣性モ
ーメントでもってブレーキをレリーズすることができ、
その場合付加的に設けられたレリーズレバー2aが操作
者に当たることにより、追加のレリーズ作用が可能とな
るようにするのである。
【0022】図4に示す実施例では、図3に関して説明
したように、レリーズレバー2aが専ら比較的質量の少
ないレバー棒2’aにより形成され、既に説明したと同
じように、前記レバー棒2’aは操作者の体に当たるこ
とによりブレーキがレリーズされる。従って、レバー棒
2’aは同じく穿孔機を越えて突出し、それによって穿
孔機が偶発的に回転するとき操作者に当たり、ブレーキ
装置3をレリーズすることができる。
【0023】レリーズレバー2aおよび2’aは、図3
および図4に示すように、関節部2c、例えば渦巻ばね
その他を備え、レリーズレバー2aおよび2’aの外側
部分2bが、操作者に当たるとき、たわんで回避できる
ようにすることができる。それによって、レバー棒状に
形成されたレリーズレバー2aまたは2’aによる傷害
をなくすることができる。同時に、レリーズレバー2a
または2’aは、例えば搬送時、折り曲げて安全な位置
へ持ち来たせるので、損傷を受けないようにすることが
できる。
【0024】さらに、関節部2cは、当然のことなが
ら、次のように曲がらないように構成することができ
る。すなわち、レリーズレバー2aまたは2’aが全体
として、従って外側部分2bとともに、操作者に当たる
ときブレーキ装置3のレリーズに必要な位置調節力を伝
達できるように構成するのである。
【0025】すべての実施例に共通することであるが、
安全ブレーキ装置3は支持ケーシング5を有するフラン
ジ状中間部材として構成されており、該支持ケーシング
5内にはブレーキ作用に必要なすべての構成部材が納め
られ、そしてコンパクトなかつ独自の構成部を形成して
いる。この構成部の所要空間は小さいため、穿孔機はそ
の構成と重量が本質的に変化せず、新しい穿孔機ならび
に既設の穿孔機に容易に組み込むことができる長所があ
る。このため、安全ブレーキ装置3、従って中間部材
は、原動機4と伝動装置14との間に固定するのみでよ
く、その場合固定要素12として例えば孔を、そして固
定部材13として例えばねじまたはスタッドボルトを設
けることができる。
【0026】すべての実施例において、レリーズレバー
2、2aまたは2’aは、支持ケーシング5内にて孔1
9内に挿入された枢着ボルト20’により制御距離を限
定されて旋回可能に装着されている。位置決めばね7が
レリーズレバー2、2aまたは2’aの係止凹部2’
(図5)に係合し、該レリーズレバーをブレーキが解除
される位置に保持する。この場合、位置決めばね7の保
持力は、図1の実施例の場合は限界加速力よりも、そし
てレリーズレバー2aまたは2’aの場合は、それらが
制御距離を動かされる力よりも小さいように設計されて
いる。すべての実施例において、支持ケーシング5は遠
心クラッチ1のクラッチドラム10を納設し、このクラ
ッチドラム10は伝動装置14と形状拘束的に結合する
駆動ピニオン11を備えている。さらにこの配置では、
クラッチドラム10がブレーキバンド6によって少なく
ともほぼ完全に、特に数重に取り囲まれており、さらに
ブレーキバンド6が一端を支持ケーシング5に15で固
定されており、一方ブレーキバンド6の他方の自由端が
トグル継手9を介してレリーズレバー2及びばね8と作
用結合している。既述のように、安全ブレーキ装置3が
エンジンケーシングまたは伝動装置に適合した支持ケー
シング5を有し、その内部に全ての主要な構成要素、す
なわちブレーキバンド6、位置決めばね7、ばね8及び
トグル継手9を納めていることによって、安全ブレーキ
装置3はコンパクトな構成となっている。その際、図か
ら明らかなように、支持ケーシング5内に位置して少な
くとも近似的に円形の凹部21に対し偏心しかつ凹部2
1と境界を接する凹部22が設けられ、この凹部22内
に補助ばね8、トグル継手9、位置決めばね7及びレリ
ーズレバー2の特に角度をつけられた端部2”が枢着ボ
ルト20’により納設されている。トグル継手9は適宜
に構成することができる。すなわち、実施例では、トグ
ル継手9が軸23(図5)の周りを旋回可能な双腕レバ
ーとして形成されており、その際引張ばね8の端を受け
るレバーがブラケット24と中間レバー25とを介して
枢着ボルト20’に枢着されている。双腕レバー9’の
他の一端には、対応する凹部にブレーキバンド6の自由
端が固定されている。
【0027】図1ないし図3の安全ブレーキ装置3は、
操作者によるレリーズレバー2の意識的な操作によって
レリーズされるとともに、限界値を越える穿孔機の回転
加速度が突然生じたときにも自動的にレリーズされる。
後者の場合、レリーズレバー2がその慣性質量によって
ブレーキ作用をレリーズする。レリーズ感度は、レリー
ズレバー2にて慣性質量部16を移動することにより調
整される。ブレーキ作用をレリーズする場合には、トグ
ル継手9が死点を越えて動かされ、引張ばね8がブレー
キバンド6を引き締め、そして遠心クラッチ1のクラッ
チドラム10に摩擦的に巻き付かせる。クラッチドラム
10およびこれと結合した駆動ピニオン11の回転方向
(図にNで示す)は、ブレーキバンド6とクラッチドラ
ム10との間に自己増強、従ってサーボブレーキを生じ
させる方向である。
【0028】図1の実施例または図3と図4の実施例に
おける穿孔機の駆動中に、ドリルに抵抗が生じてドリル
にブレーキをかけ、あるいはこれを停止させると、既述
のように、操作グリップ17を含めた穿孔機の各部材
が、ドリルの回転方向Nの逆方向にドリルの軸芯の周り
に回転せしめられ、その際回転加速度が生ずる。図1の
実施例の場合、可動のレリーズレバー2は、この瞬間に
は自身の慣性質量によって差し当たりその調整された位
置を保持するが、最後には回転加速度に遅れて順応す
る。そのとき生ずる支持ケーシング5とレリーズレバー
2との間の相対運動が、慣性質量部を有する穿孔機の実
施例(図1)の場合、ブレーキ作用のレリーズに用いら
れる。図3と図4の実施例では、全穿孔機が旋回して操
作者に当たるとき、穿孔機の側方に突出するレリーズレ
バー2aまたは2’aによりブレーキ作用がレリーズさ
れる。
【0029】支持ケーシング5内に設けられたトグル継
手9が、レリーズ作用時その死点を越え、かくして引張
ばねとして形成されているばね8がブレーキバンド6を
クラッチドラムに当接させ、それによって運動している
ケーシング部がブレーキバンド6を介して多くまたはれ
少くブロックされたドリル18に支持される。その結
果、操作者はもはや保持モーメントを及ぼす必要がなく
かつ危険にさらされることもなく、一方原動機4自体は
アイドリング状態で回転しつづけることができる。 従
って、本発明の構成の特長とするところは、生じる穿孔
抵抗によってドリル18にブレーキがかかった場合に、
伝動装置14を具備する駆動原動機4とドリル18との
間の相対運動が、自動的に、従って操作者が介入するこ
となく遮断され、それによって、穿孔機の駆動原動機自
体を止めなくとも、突然に穿孔機に生じる反作用力から
操作者が守られるということである。
【0030】図示のすべての実施例において、中間部材
3は、これと伝動装置ケーシングとが単一の構成部材を
形成するように、伝動装置14のケーシング内に構造上
一体的となっている。この場合、伝動装置の従来の構造
高さを大きくする必要がないので、一体化した伝動装置
ケーシングを安全ブレーキ装置を内部に設けた中間部材
とともに、容易に交換することができるようになってい
る。図2の実施例では、伝動装置14のケーシングの構
造高さが大きくなるのを避けるために、ブレーキバンド
6は単に伝動装置ケーシング内に装着したブレーキドラ
ム10の周りに位置し、そしてブレーキ装置のその他の
部材、すなわち位置決めばね7、緊張ばね8、トグル継
手9及び慣性質量部2が、伝動装置14の本来のケーシ
ングのわきにずれておりかつ凹部22を有するケーシン
グ突起部に納められるように、伝動装置ケーシングが形
成されている。このようにして、伝動装置ケーシングを
フランジ状中間部材とともに単一の部材として簡単なか
つ安価な方法で製造し、それによって伝動装置ケーシン
グの軸方向の高さを長くする必要がないようにしてい
る。
【0031】本発明の実施の態様は、以下の通りであ
る。
【0032】(1)レリーズレバー(2)が慣性質量部
(16)を有し、その慣性質量部の大きさが次のように
なっていること、すなわちドリル(18)が穿孔抵抗に
逢うときに穿孔機の回転による角加速度が限界値を超え
ると、前記レリーズレバー(2)をブレーキ装置(3)
の解除位置に保持する以上の力が作用し、ブレーキ作用
をレリーズする、請求項1に記載の穿孔機(図1)。
【0033】(2)前記限界値が、ドリル(18)が穿
孔抵抗に逢うことにより穿孔機が回転するとき、レリー
ズレバー(2a、2’a)が操作者に当たるまで走行す
る角度の大きさである、前記請求項1に記載の穿孔機
(図3および図4)。
【0034】(3)レリーズレバー(2、2a、2’
a)が、位置決めばね(7)の保持力に対し支持ケーシ
ング(5)に装着されている、請求項1あるいは前記第
1項または第2項に記載の穿孔機。
【0035】(4)支持ケーシング(5)が次の部材 ブレーキバンド(6)、位置決めばね(7)、緊張ばね
(8)、トグル継手(9)、慣性質量部(16)を有す
るレリーズレバー(2)、および(または)棒状レリー
ズレバー(2a、2’a)の少なくとも1つを有し、そ
の場合これら部材が共同してブレーキ装置(3)を形成
する、請求項1あるいは前記第1項ないし第3項の1つ
に記載の穿孔機。
【0036】(5)慣性質量部(16)がレリーズレバ
ー(2)に長手方向に移動可能に配置されている、請求
項1あるいは前記第1項または第4項に記載の穿孔機。
【0037】(6)レリーズレバー(2)が支持ケーシ
ング(5)の枢着部(20)の先に穿孔機の側方に突出
するレバー棒の形の補助レリーズレバー(2a)を備
え、穿孔機がレリーズレバー(2)とともに偶発的に回
転するとき、前記レバー棒が操作者にブレーキ装置
(3)のレリーズのための限界ストッパを有する、請求
項1あるいは前記第1項から第5項のいずれか一つに記
載の穿孔機(図3)。
【0038】(7)レリーズレバー(2’)が主として
比較的質量の少ないレバー棒により形成され、このレバ
ー棒が操作者の体に当たるときブレーキ装置(3)がレ
リーズされる、請求項1あるいは前記第2項ないし第4
項の1つに記載の穿孔機(図4)。
【0039】(8)レバー棒として形成されたレリーズ
レバー(2a、2’a)が、例えば渦巻ばねの形の関節
部(2c)を有し、その外側部分(2b)がストッパに
当たるとき内側部分(2d)に対したわんで回避可能で
ある、請求項1あるいは前記第2項、第6項、または第
7項に記載の穿孔機。
【0040】(9)ブレーキ装置(3)が独立の構成部
材として、特に独立の中間部材として形成され、これに
原動機(4)および伝動装置(14)に取付けるための
固定要素(12)が設けられ、この固定要素(12)が
特に固定ねじ(13)を挿着するための支持ケーシング
(5)における孔(12)として形成されている、請求
項1あるいは前記第1項から第8項のいずれか1つに記
載の穿孔機。
【0041】(10)支持ケーシング(5)が遠心クラ
ッチ(1)のクラッチドラム(10)を納設し、そして
クラッチドラム(10)が伝動装置(14)と形状拘束
的に結合するための駆動ピニオン(11)を有し、さら
にクラッチドラム(10)がブレーキバンド(6)によ
って取り囲まれており、そしてブレーキバンド(6)が
その一端を支持ケーシング(5)に固定されている、請
求項1あるいは前記第1項から第9項のいずれか1つに
記載の穿孔機。
【0042】(11)ブレーキバンド(6)の他方の自
由端がトグル継手(9)を介してレリーズレバー(2)
及び緊張ばね(8)と機能結合している、請求項1ある
いは前記第1項から第10項のいずれか1つに記載の穿
孔機。
【0043】(12)位置決めばね(7)が、一端がレ
リーズレバー(2)に当接し、他端が支持ケーシング
(5)に支えられている板ばねとして形成され、そして
緊張ばね(8)が支持ケーシング(5)とトグル継手
(9)との間の引張ばねとして形成されている、請求項
1あるいは前記第1項から第11項のいずれか1つに記
載の穿孔機。
【0044】(13)支持ケーシング(5)内に位置
し、少なくとも近似的に円形の凹部(21)に対し偏心
して、少なくとも1つの隣接する凹部(22)内に、引
張ばね(8)、トグル継手(9)、位置決めばね
(7)、およびレリーズレバー(2)の特に角度をつけ
られた端部(2'')が枢着ボルト(20’)によって配
置されている、請求項1あるいは前記第1項から第12
項のいずれか1つに記載の穿孔機。
【0045】(14)中間部材(3)が伝動装置(1
4)のケーシングとともに1つの構成部材に統合されて
いる、請求項1あるいは前記第1項から第13項のいず
れか一つに記載の穿孔機。
【0046】(15)中間部材(3)と伝動装置(1
4)を1体構造となし、ブレーキバンドが伝動装置ケー
シング内のクラッチドラム(10)の周りに配され、安
全ブレーキ装置(3)のその他の構成要素、すなわち位
置決めばね(7)、緊張ばね(8)、トグル継手(9)
および慣性質量部(2)が、伝動装置(14)のケーシ
ングを少なくとも部分的に横に突き出た凹部(22)内
に納設されている、前記第14項に記載の穿孔機。
【図面の簡単な説明】
【図1】安全ブレーキ装置の第1実施例を有する全穿孔
機の分解斜視図である。
【図2】穿孔機の伝動装置ケーシングと1体構造とした
図1の安全ブレーキ装置の分解斜視図である。
【図3】レリーズレバー用補助レバー棒を備える安全ブ
レーキ装置の第2実施例を有する全穿孔機の分解斜視図
である。
【図4】特別の慣性質量部なしに、ブレーキ装置のレリ
ーズを単にレリーズレバーとしてのレバー棒により行う
安全ブレーキ装置の第3実施例を有する全穿孔機の分解
斜視図である。
【図5】支持ケーシングを放射方向に切断したすべての
実施例に適した安全ブレーキ装置の1部を断面にて示す
図である。
【符号の説明】
1 遠心クラッチ 2;2a,2’a レリーズレバー 3 安全ブレーキ装置 4 原動機 5 支持ケーシング 6 ブレーキバンド 7 位置決めばね 14 伝動装置 16 慣性質量部 17 操作グリップ 18 ドリル
フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭48−6858(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21B 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作グリップ、駆動原動機、伝動装置、
    及び原動機と伝動装置との間に位置する遠心クラッチを
    有する手動操作穿孔機において、穿孔機にレリーズレバ
    ー(2;2a,2’a)およびこれと作用結合している
    ブレーキ装置(3)を設けること、そして前記レリーズ
    レバー(2;2a,2’a)がブレーキ装置(3)と次
    のように作用結合していること、すなわち、ドリル(1
    8)が穿孔抵抗に逢うことによる穿孔機の偶発的な回転
    運動が予め与えられた限界値になると、前記レリーズレ
    バー(2;2a,2’a)がブレーキ装置(3)をレリ
    ーズすることを特徴とする穿孔機。
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