JP3049099B2 - 衝撃ミルまたはハンマーミルのためのロータ - Google Patents

衝撃ミルまたはハンマーミルのためのロータ

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ケーニヒ ロルフ
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    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C13/00Disintegrating by mills having rotary beater elements ; Hammer mills
    • B02C13/26Details
    • B02C13/30Driving mechanisms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸と この軸で支持さ
れるロータ本体とを備え ロータ本体が 互いに溶接され
鋳鋼から成る複数個のロータディスクを有し、該ロータ
ディスクが互いに接触している幅広のボスを有している
衝撃ミルまたはハンマーミルのためのロータに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の公知のロータの場合、ロータ本
体に十分な剛性を持たせるために、ロータディスクがそ
の外側領域において互いに溶接されている(ドイツ実用
新案登録第1831058号公報及びドイツ実用新案登
録第6601200号公報)。しかしハンマーミルの場
合、衝撃ハンマーに必要とする空間の間にはわずかな領
域しかなく、従って溶接継ぎ目が中断されている。この
ことは、このようにして溶接された衝撃ミルのロータに
対してもいえることであるが、衝撃ミルのロータの溶接
継ぎ目は長く、複雑でもある。よってこのようなロータ
の製造にはコストを要する。さらにロータの外側領域は
非常に摩耗しやすく、従ってそこにある溶接継ぎ目も損
傷をこうむる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、複数
個のロータディスクから溶接により組み立てられるロー
タを確実に且つ安価に溶接できるように、しかもロータ
本体を軸で簡単に支持できるように構成することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、ロータディスク環状溶接継ぎ目によって
ボスの外縁において溶接して安定なロータ本体を形成さ
ロータ本体をその両端だけで前記軸に支持させるよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0005】上記環状溶接継ぎ目を形成するにあたっ
て、ロータディスクがそのボスによって互いに突合せに
なっているならば、ロータディスクがその外側ゾーンに
おいてある程度互いに間隔を持っていれば特に好都合で
ある。このようにすると、溶接機を周囲からボスに達す
るようにすることができる。即ちロータディスクを非常
に簡単に且つ迅速に溶接することができる。この場合、
例えば本発明にしたがって、取付けピンによって互いに
心合わせされ且つ暫定的に1本の軸に固定されるロータ
ディスクをゆっくりと回転させる。次にすべての環状溶
接継ぎ目を同時に定置の溶接機によって形成させること
ができる。これに対して溶接された公知のロータで必要
な溶接継ぎ目は手で案内される溶接機を用いてしか形成
させることができない。
【0006】なるほどドイツ特許公告第1808322
号公報から知られているロータの場合には、環状のロー
タディスクがその内縁によって、軸として用いられるド
ラムに溶接されている。しかしこの公知のロータのロー
タディスクは平らではなく、軸方向に互いにずらされて
いる扇形から成るロータディスクである。従って連続す
る環状溶接継ぎ目を形成させることはできない。またこ
の構成の場合軸の接続も困難であり、部品の偏心による
問題が生じる。さらにそれぞれの環状のロータディスク
に2本の溶接継ぎ目を形成させねばならない。これに対
して本発明によるロータの構成では、それぞれの環状溶
接継ぎ目が隣合う2つのロータディスクを連結させる。
その際安定なロータ本体が生じる。このロータ本体は例
えばその全長にわたって軸の上で案内させる必要はな
く、その両端だけを軸で支持させればよい。従ってロー
タ本体を軸で支持させるためのロータディスクの正確な
回転中ぐりは両端のロータディスクの一部分において必
要であるにすぎない。
【0007】互いに間隔を持って配置される複数個のロ
ータディスクを組み合わせた衝撃ミルのロータの場合、
ロータディスクの縁部分に取り付けられた衝撃板を支持
するため、一般には、縁部分の、周方向にて後側に、ロ
ータの全幅にわたって延びる支持桁が設けられる(ドイ
ツ特許第1257541号公報)。
【0008】ロータディスクの間に環状溶接継ぎ目の形
成のために間隔を必要とするにもかかわらず、衝撃板を
好適に支持し付加的な支持桁を必要としないようにする
ため、本発明の他の実施例によれば、ロータディスクは
幅広の外側リムを有している。この外側リムはボスに比
べてその半分だけ両側において幅狭に構成されており、
このことは隣合う外側リムの間の間隔として溶接突片を
ボスまで案内させるために必要である。
【0009】この間隔は比較的小さく(ほぼ50mm)
であり、従って衝撃板を十分に支持させることができ、
環状溶接継ぎ目の外側で溶接作業を行う必要がない。ロ
ータを製造するにあたって例えばボスの幅が異なる2つ
のロータディスクだけを設ける場合には、このようなロ
ータディスクの種々の組合せによって、付加的なコスト
を要することなく、幅の異なるロータを製造することが
できる。
【0010】一方小型の衝撃ミルの場合には、構造上の
理由から、環状溶接継ぎ目によって連結されるロータデ
ィスクに、衝撃板のために、軸平行な連続的な支持桁
(これ自体は公知である)を設けるのが合目的である。
これらの支持桁は、ボスを結合させた後、場合によって
は介在しているボス状のリングを結合させた後、ロータ
ディスクの縁外面に溶接される。
【0011】本発明によれば、ロータディスクの幅広の
外側リムを形成させている部材を、ボスを溶接する前に
加工して、衝撃板のための平らな当接面を形成させる。
ボスを備えたロータディスクは構成が簡潔な部材であ
り、取付けピンのための穴の形成も非常に正確に行うこ
とができるので、完成したロータを全幅にわたって加工
する面倒がなくなる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて
説明する。
【0013】図示したロータは、それぞれ、鋳鋼で製造
される複数個のロータディスク1を有している。ロータ
ディスク1は、中心の筒状の穴2と、これを取り囲んで
いるより幅広のボス3とを備えている。ロータディスク
1は、これに設けられる粉砕工具(衝撃ハンマー4、衝
撃板5)の種類に応じて、外側の縁に幅広の支持体6ま
たは7を有している。支持体6または7は、図1から8
までに図示した実施例の場合、隣合うロータディスク1
の支持体6または7の間に隙間8が生じるように構成さ
れている。
【0014】隣合うロータディスク1のボス3は、その
外側の稜において、環状溶接継ぎ目9によって互いに連
結されている。この環状溶接継ぎ目9を形成させるた
め、ボス3にて取付けピン10によって相互に心合わせ
され且つ互いに固定されるロータディスク1をゆっくり
と回転させる。この場合、隙間8を通ってボス3にまで
達する定置の溶接機が環状溶接継ぎ目9を生じさせる。
【0015】図1と2に図示したハンマーミルロータの
場合、環状溶接継ぎ目9を形成させた後、最終組立ての
ため、衝撃ハンマー4をロータディスク1の間に保持さ
せ、その軸11をロータの端面側から支持体6の貫通す
る収容穴のなかに挿入する。一方図3と4に図示した衝
撃ミルロータの場合には、衝撃板5を外部から縁部分1
2のなかに挿入させ、楔13と押圧要素14とにより支
持体7に押圧させる。
【0016】図5ないし8からわかるように、ボス幅の
異なるロータディスクから種々の幅のロータを形成させ
ることができ、その結果簡潔な支持保持構造で、細分化
されたロータの製造が可能である。
【0017】図9と10に示すように、2つのロータデ
ィスク1だけを設けることもできる。場合によってはボ
ス状のリング3を介在させてもよい。この場合、変形
例では、ロータディスク1のディスクエッジ1に支持
梁15が溶接により固定される。このため支持梁15
は、ロータボス本体を先に溶接した後に取り付けられ
る。従って、小型の衝撃ミルのロータのために設けられ
るこの実施例の場合も、周囲溶接が(自動的にも)可能
である。
【0018】次に、本発明の実施態様を列記しておく。
【0019】(1)ボス(3)の外側にロータディスク
の付属部品(6,7)だけが設けられ、該付属部品
(6,7)は、隣合うロータディスク(1)の対応する
部品に対し、溶接突片をボス(3)まで案内させるため
に十分な間隔を有していることを特徴とする、請求項1
に記載のロータ。
【0020】(2)ロータディスク(1)が幅広の外側
リム(7)を有し、この外側リム(7)は、隣合う外側
リム(7)の間の間隔として溶接突片をボス(3)まで
案内させるためにボス(3)に比べてその半分だけ両側
において幅狭に構成されていることを特徴とする、請求
項1に記載のロータ。
【0021】(3)ボス(3)の幅が異なる複数個のロ
ータディスク(1)を使用することを特徴とする、上記
第2項に記載のロータ。
【0022】(4)環状溶接継ぎ目(9)によって連結
されるロータディスク(1)が、衝撃板(5)のため
に、軸平行な連続的な支持桁(15)を有し、該支持桁
(15)は、ボス(3,3’)の結合後ロータディスク
(1)の縁(1’)の外面に溶接されていることを特徴
とする、請求項1に記載のロータ。
【0023】(5)ロータディスク(1)の幅広の外側
リム(7)を形成させている部材を、ボス(3)を溶接
する前に加工して、衝撃板(5)のための平らな当接面
を形成させることを特徴とする、上記第2項に記載のロ
ータ。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、複数個のロータディス
クから溶接により組み立てられるロータを確実に且つ安
価に溶接することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハンマーミルのロータの横断面図
である。
【図2】本発明によるハンマーミルのロータの縦断面図
である。
【図3】本発明による衝撃ミルのロータの横断面図であ
る。
【図4】本発明による衝撃ミルのロータの縦断面図であ
る。
【図5】衝撃ミルのロータの幅に関する1実施例の縮小
図である。
【図6】衝撃ミルのロータの幅に関する変形実施例の縮
小図である。
【図7】衝撃ミルのロータの幅に関する変形実施例の縮
小図である。
【図8】衝撃ミルのロータの幅に関する変形実施例の縮
小図である。
【図9】本発明による小型の衝撃ミルのためのロータの
横断面図である。
【図10】本発明による小型の衝撃ミルのためのロータ
の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ロータディスク 3 ボス 7 外側リム 9 溶接継ぎ目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルハルト ヘメザート ドイツ連邦共和国 デー−4409 ハーヴ ィックスベック ファザーネンリング 34 (56)参考文献 特開 昭49−120257(JP,A) 特開 昭61−293558(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 13/00 - 13/31

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸と この軸で支持されるロータ本体と
    を備え ロータ本体が 互いに溶接され鋳鋼から成る複数
    個のロータディスク(1)を有し、該ロータディスクが
    互いに接触している幅広のボス(3)を有している衝撃
    ミルまたはハンマーミルのためのロータにおいて、ロー
    タディスク(1)環状溶接継ぎ目(9)によってボス
    (3)の外縁において溶接して安定なロータ本体を形成
    させ ロータ本体をその両端だけで前記軸に支持させる
    ようにしたことを特徴とする衝撃ミルまたはハンマーミ
    ルのためのロータ。
JP3030909A 1990-03-01 1991-02-26 衝撃ミルまたはハンマーミルのためのロータ Expired - Lifetime JP3049099B2 (ja)

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DE4006328 1990-03-01
DE4006328.3 1990-03-01

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JPH04219152A JPH04219152A (ja) 1992-08-10
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US (1) US5392999A (ja)
EP (1) EP0444432B2 (ja)
JP (1) JP3049099B2 (ja)
KR (1) KR0168673B1 (ja)
AT (1) ATE98137T1 (ja)
AU (1) AU634349B2 (ja)
BR (1) BR9100821A (ja)
CA (1) CA2037308C (ja)
DE (1) DE59100672D1 (ja)
DK (1) DK0444432T4 (ja)
ES (1) ES2048514T5 (ja)
GR (1) GR3035276T3 (ja)
MX (1) MX174627B (ja)
ZA (1) ZA91909B (ja)

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