JP3044131U - シートのスタックを収容するためのカセットを備えたシート引き出し装置 - Google Patents

シートのスタックを収容するためのカセットを備えたシート引き出し装置

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JP3044131U JP1996600008U JP60000895U JP3044131U JP 3044131 U JP3044131 U JP 3044131U JP 1996600008 U JP1996600008 U JP 1996600008U JP 60000895 U JP60000895 U JP 60000895U JP 3044131 U JP3044131 U JP 3044131U
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ホラント−レッツ ギュンター
ヴァイゲル ペーター
イェーガー ヴァルデマール
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シーメンス ニクスドルフ インフオルマチオーンスジステーメ アクチエンゲゼルシヤフト
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Abstract

(57)【要約】 本考案は、シートのスタックを収容するためのカセット
を備えたシート引き出し装置、ならびに、引き出し装置
に対するシートのスタックの圧着力を制御するための方
法に関する。この引き出し装置は、揺動軸(34)に配
置された引き出しローラ(16)を有している。この揺
動軸(34)は中央で、この揺動軸を貫通する駆動軸
(18)に固着されている。この駆動軸(18)の一方
の端部(20)はフレームに固着された軸受け(21)
に支承されていて、駆動軸(18)の他方の端部(6
2)は移動可能な軸受け(64)に支承されている。こ
の移動可能な軸受けには力センサ(70,74,76)
が作用している。この力センサは引き出しローラ(1
6)に対するシートのスタック(12)の圧着力を検出
するために規定されている。圧着力は、この圧着力が到
達可能な最小値と最大値との間の、狭く制限された平均
値範囲内で動かされるように制御される。

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、シートのスタックを収容するためのカセ ットを備えたシート引き出し装置、ならびにシート引 き出し装置に対するシートのスタックの圧着力を調整 するための方法に関する。 このようなカセットは、シート引き出し装置、特に 自動紙幣ディスペンサに使用される。このカセット内 に存在する紙幣パッケージは、圧着エレメントによっ てカセットの端壁に向かって押圧される。このカセッ トは、その都度の最前部の紙幣が、端壁を貫通する引 き出しエレメントに接触するように構成されている。 このような引き出しエレメントは通常の場合引き出し ローラであるが、しかし引き出しフィンガまたはこれ に類似するものであってよい。 紙幣パッケージをばね弾性的な圧着プレートによっ て引き出しエレメントに向かって押圧することは既に 公知である。この圧着プレートは距離センサを介して 圧着用キャリッジの制御を生ぜしめる。この場合、明 確に一定の圧着力を保証することは殆ど不可能である 。それというのは、カセット内の紙幣の摩擦がパッケ ージの紙幣の数によって、また紙幣の状態(折れや皺 など)に関連して変化するからである。 冒頭で述べた形式の公知のシート引き出し装置(ド イツ連邦共和国特許第34343780号明細書)の 場合、紙幣パッケージが圧着プレートによって引き出 しローラに向かって押圧される。この圧着プレートは 、カセットに設けられたモータによって移動させられ る。最前部の紙幣に対する引き出しローラの圧着力が 測定され、駆動モータの制御のために使用される。こ のために、引き出しローラの軸線は一方の側で圧着装 置に移動可能に支承されている。この圧着装置は力セ ンサに直接的に支持されている。力センサによって測 定された支持力は、引き出しローラに対するスタック の圧着力に対して直接的に比例する。 しかしながら、軸線の一方の側の変位によってスタ ックに対して引き出し軸が傾斜位置を取ることにより 、引き出しエラーや紙幣の傾動のおそれが生じる。こ のような問題が大きくなるのは、特に紙幣のスタック がスタック全面にわたっては均一な厚さを有していな いことによる。紙幣束におけるあらゆる歪みやパッケ ージング時の変形や偽造防止用パターンの厚み(Siche rheitsfadenverdickungen)や凹版エンボス加工部(Tie fdruckpraegungen)によって、大きなスタックの場合に は、スタック全面にわたってスタック厚が変化し、ひ いては、引き出しローラにおける圧着力が不均一にな る。特に、例えば千枚以上の大量の紙幣がカセットに 充填されている場合に比較的高い圧着力によってその 異なる厚さを補償することは全くできないかまたは可 能であっても不十分な程度にすぎない。しかしながら 、紙幣をできる限り真直ぐかつ均一にカセットから引 き出した場合のみ、引き出し系全体は支障なく作業す る。 本考案の課題は、冒頭で述べた形式の、カセットを 備えたシート引き出し装置を改良して、簡単な手段に よって均一な圧着力を保証し、スタック表面が十分に 平らでない場合でもスタックからの個々のシートの申 し分のない引き出しが保証されるようなシート引き出 し装置を提供することである。さらに、本考案の課題 は圧着力を調整することができるような方法を提供す ることである。 本考案によれば、このような課題は請求項1もしく は請求項10に記載の特徴に解決される。 本考案は、少なくとも2つの引き出しローラを備え 、これらの引き出しローラ相互間でトルクのための導 入点に位置する唯1つの受けを有する引き出し軸が回 転した時には、圧着力全体がこの受けに作用し、従っ てこの受けで圧着力を測定することができるという認 識に基づいている。このような力は駆動軸に導かれ、 この駆動軸の軸受けにおいても測定することができる 。圧着力が軸受けに分配される比は、常に均一である ので、駆動軸の一方の端部における力を測定するだけ で十分である。シート平面に対して垂直に向いた、ガ イドフォークの脚部の間で揺動軸を案内することによ って、最前部のシートの面に対して垂直に向いた力だ けが有効となり、測定を行うことができる。受けを通 る揺動軸線を中心にして自由に旋回可能な揺動軸は、 スタック端面を凹凸に対してだけではなく、引き出し ローラにおける摩擦値が不均一な場合にも引き出し力 の均一な分配に役立つ。 このような装置によって、一方の側で変位する駆動 軸の傾斜位置も許容されるので、従来技術において生 じた問題は取り除かれる。本考案の別の構成によれば 、この駆動軸には、固く支承された側でトルクが導入 される。この場合、軸受け反力だけを吸収することが できる。駆動軸の他方の端部はシート平面に対して垂 直に移動可能に支承されている。この端部に力センサ が作用する。 圧着力は、移動可能な軸端部に摩擦力結合的に連結 されたばねによって規定されると有利である。移動可 能な圧着エレメントが引き出し装置に向かってシート のスタックを押しずらし、駆動軸を変位させる。ばね は緊張させられ、圧着力に相当する反力を生ぜしめる 。ばねの変位距離は、引き出し装置に対するシートの スタックの圧着力のための尺度である。力センサとし て、変位距離を検出する距離センサが使用されてよい 。 本考案の別の構成では、カセットは引き出し装置に 押し付けることによって装着可能である。距離センサ は、カセットが押し付けられているか否かの情報を発 信することもできるように構成されている。移動可能 な軸端部は移動可能な軸受けに支承されている。この ような軸受けは、カセットが取り出されるとばねによ って第1の移動位置にもたらされる。引き出し装置に 押し付けられると、カセットは軸受けに作用し、この 軸受けをばね力に抗して第2の位置に移動させる。こ のような位置が距離センサによって制御装置に報告さ れる。この制御装置は圧着装置を作動させる。これに より、カセット内のシートのスタックは引き出し装置 に向かって押しずらされる。この引き出し装置の軸は 前に説明したように変位して、規定された圧着力に相 当する変位距離が距離センサによって信号化されるま で、ばねを徐々に緊張させる。このような信号化によ り、圧着装置がスイッチオフされる。この制御法は実 施例につきさらに詳しく説明する。 本考案の有利な構成では、距離センサが反射光バリ アを有している。移動可能な軸受けに取り付けられた 反射材の面の法線は移動方向に向いている。表面鏡面 加工された扁平な反射材は特に良好に再現可能な測定 結果を生ぜしめる。 反射材は、発光器によって形成された光のスポット が受光器においてシャープなエッジコントラストを成 して、ほぼ受光器の受光面の大きさで結像されるよう に、反射光バリアに対して隔たって配置されている。 移動可能な軸受けの移動に伴う、光バリアと反射材と の間の距離変化は、前述のような配置において、受光 面の照度レベルの、移動に関連した変化をもたらす。 これにより、受光体の出力量の、移動に直接的に比例 する直線的な変化が得られる。この出力量は圧着用モ ータの制御に役立つ。 本考案の別の構成は請求項2以下および以下の実施 例に記載されている。次に、本考案を1実施例につき 、図面とともに説明する。 第1図は、紙幣のための貯え容器と、引き出し・個 別化装置の主なエレメントとを部分的に示した概略図 である。 第2図は、駆動軸を備えた揺動軸を通る、軸線を含 む部分を示す平面図である。 第3図は、圧着系と、力測定系と、制御系とから成 る装置を示す概略図である。 第4図は、第3図の力測定系の特性曲線を示す図で ある。 第1図には全体的に符号10で個別化モジュールの 一部が示されている。この個別化モジュールは直方体 のフレームを有している。このフレームには、シート のスタック12を有するカセット14が挿入されてい る。この個別化モジュール10の引き出し装置の引き 出しローラ16が、カセット内に位置するスタック1 2の最前部のシートに位置している。このスタック1 2は、圧着用モータ46によって操作される圧着装置 13(第2図)により、引き出しローラ16の方向に プレロードつまり予荷重をかけられているので、スタ ック12のシートは常にある程度のプレロードによっ て引き出しローラ16に当て付けられている。これら の引き出しローラ16は、後で詳しく説明するような 形式で駆動軸18に配置されている。この駆動軸18 の一方の端部20は、フレームに固着された軸受け2 1に回転可能に支承されていて、矢印Bの方向に駆動 可能である。 引き出しローラは、これらの引き出しローラにその 都度当て付けられた、スタック12のシート22を、 または場合によっては互いに付着した複数のシート2 2,24を、搬送ローラ26と対向ローラ28との間 のニップの方向に搬送する。これらの搬送ローラおよ び対向ローラは、駆動軸18に対して平行な軸30; 32に配置されていて、引き出しローラ16と同じ方 向に、つまり矢印Bの方向に駆動可能である。搬送ロ ーラ26の働きによって、これらの搬送ローラに当て 付けられたシート22がニップを通って上方に向かっ て搬送される。これに対して対向ローラ28によって 、1枚よりも多いシートが搬送ローラ26と対向ロー ラ28との間のニップを貫通してしまうのが阻止され るようになっている。 引き出しローラ16は環状の揺動軸34に配置され ている。互いに軸方向の間隔を置いて3つの引き出し ローラ16が配置されている。真ん中の引き出しロー ラは2つの外側の引き出しローラの間のちょうど真ん 中に位置している。 揺動軸34は、全体的に符号48で示されたユニバ ーサルジョイントによって駆動軸18に支承されてい る。このユニバーサルジョイントは、駆動軸18に固 着された、環状の支承面52を備えた軸受けボール5 0を有している。この軸受けボール50の表面には、 この実施例においては軸平行な2つの溝54が形成さ れている。これらの溝のうち第2図には一方の溝だけ が示されている。 2つの外側の引き出しローラの間のちょうど真ん中 に設けられた真ん中の引き出しローラの領域には、揺 動軸34に、ボールソケット状の支承面56が形成さ れている。これらの支承面56からは、揺動軸34の 両端部に向かって、孔58が延びている。この孔の直 径は、揺動軸34の自由端部に向かって円錐形に拡大 されているので、揺動軸34は、駆動軸18の軸線6 0に対して平行に向いた真ん中の位置から、それぞれ 任意の側に向かって角度β/2だけ旋回させることが できる。 揺動軸の旋回可能性を維持しつつ、駆動軸18から 揺動軸34へのトルクの伝達を可能にするために、真 ん中の引き出しローラの領域において、揺動軸34の 内面に、図示していないピンが設けられている。これ らのピンは軸受けボール50に設けられた溝54に係 合している。このことにより、軸線60を中心にして トルクが伝達されるにもかかわらず、図平面に対して 垂直な軸線を中心にして揺動軸34が旋回することが できる。 引き出し力を均一に分配するために、引き出そうと するシート22の平面に対して垂直に向いた、つまり スタック端面に対して垂直に向いた揺動軸34の旋回 運動だけが望まれるので、揺動軸34の、第2図にお いて左側の端部はガイド付設部36を有している。こ のガイド付設部は、ガイドフォーク40の両脚部38 の間に係合している(第1図)。このガイドフォーク は、スタック端面に対して垂直な軸線を中心にした揺 動軸34の傾動を阻止し、スタック端面に対して平行 な軸線を中心にした揺動軸34の揺動運動を可能にす る。このガイドフォーク40は、個別化モジュール1 0のフレームに固着された支持体42に固定されてい る。この支持体は、第1図に概略的に示されている。 ここまで説明した装置はドイツ連邦共和国特許第4 124566号明細書に基づき公知である。 駆動軸18の他方の端部62は、滑子ガイドとして 形成された移動可能な軸受け64に支承されている。 この軸受けはフレーム壁68に設けられたスリット6 6内でスムーズにスライド可能である。この軸受け6 4には引張りばね70が作用する。この引張りばねの 他方の端部はピン72を介してフレーム壁68に結合 されている。この引張りばね70が駆動軸18の移動 可能な端部62をカセット14の方向に引張るように 、引張りばね70は配置されている。 移動可能な軸受け64の、カセットとは隔たった側 には、表面鏡面加工された扁平な反射材74が取り付 けられている。この反射材の面の法線は軸受け64の 移動方向に向いている。この反射材74に対向して反 射光バリア76が配置されている。この反射光バリア の中心線78は反射材74に垂直に位置している。 軸受け64には連行体80が一体成形されている。 この連行体はカセット14の差し込み経路内に突入し ている。 第3図には、カセット14内に配置された、圧着用 モータ46を備えた圧着装置13と、制御装置44と 、ばね70と反射材74と反射光バリア76とから成 る、圧着力のための測定系とが概略的に示されている 。この第3図につき、本考案によるシート引き出し装 置の作用形式を以下に説明する。なおこの際、移動距 離・出力電圧の特性曲線を示した第4図にも関連して 説明する。 反射光バリア76の光学系の焦点距離、およびこの 反射光バリアと反射材74との間の間隔dは、発光器 90により生ぜしめられた光スポットが受光器92の 平面においてシャープなエッジコントラストを成して 、受光器92の受光面にほぼ相当する大きさを有して 結像されるように選択されている。 引き出し系からカセット14が取り出されたときに は、反射材74は反射光バリア76から距離dだけ 隔たっている。この位置は駆動軸18の傾斜位置tに 対応する(第2図には図面を見易くするために、駆動 軸18の異なる傾斜位置t,u,v,wに対応する、 この駆動軸の軸線60の位置だけが示されている)。 この傾斜位置tにおいては受光器92は電圧Uを生 ぜしめる。このような電圧は最小値として制御装置4 4に記憶されている。 引き出し系にカセット14を押し付けると、カセッ トは連行体80に作用する。これにより、軸受け64 と、この軸受けと一緒に反射材74とが反射光バリア 76の方向に移動させられる。このような位置におい ては、駆動軸は傾斜位置uを占める。受光器の電圧U は反射光バリア76の作業範囲94の下側3分の1に 位置するような値に上昇する。電圧UがUとは異な る値を取ったという事実から、制御装置44は、カセ ット14が今やシート22をスタック12から引き出 すことができるような作業位置に位置していることを 推論する。 次いで圧着装置13は、作業範囲94の上端部にお ける電圧Uが生ぜしめられるまで、制御装置44の 制御下で引き出し装置の方向に移動させられる。この とき反射材74は、反射光バリア76に対して間隔d を有し、駆動軸は傾斜位置wを取っている。値U ,Uから制御装置44は引き出しローラ16に対す るスタック12の圧着力のための平均作業値を算出す る。このような平均作業値により、駆動軸18の傾斜 位置vにおいては、反射材74と反射光バリア76と の間の間隔dがもたらされる。このような間隔には 電圧Uが相当する。 制御装置44は、今や後退方向に圧着用モータ46 が制御されることにより、電圧Uに相当する値に圧 着力を減じる。この値はUを僅かに上回っている。 シート22がカセット14から引き出されると、圧着 力は減退する。受光器の出力電圧が値Uを下回るや いなや、圧着力は再びUに相当する値にまで高めら れる。値Uと値Uとの差は、スタック12から引 き出されるシート22の規定された数、例えば10枚 に相当する。 このような装置は、引き出しローラ16に対するス タック12の圧着力の正確な調整を可能にするととも に、全ての引き出しローラに対して引き出しモーメン トを均一に分配することを可能にする。スタックの厚 さはさほど問題ではない。圧着力のための測定系の解 像度は、駆動軸18によって形成された、軸受け21 ,64の間の間隔もしくは軸受け21と軸受けボール 50との間の間隔によって規定された梃腕の長さ比だ け反射材の変位を増大させることによりさらに高めら れる。 カセット14を取り出すと、電圧は再び値Uに低 下する。このような値においては、制御装置44は「 カセットが取り出された」という状態の報告を発信す る。
【提出日】平8.9.4
【考案の詳細な説明】
本考案によれば、このような課題は請求項1もしくは請求項8に記載の特徴に
解決される。 本考案は、少なくとも2つの引き出しローラを備え、これらの引き出しローラ
相互間でトルクのための導入点に位置する唯1つの受けを有する引き出し軸が回
転した時には、圧着力全体がこの受けに作用し、従ってこの受けで圧着力を測定
することができるという認識に基づいている。このような力は駆動軸に導かれ、
この駆動軸の軸受けにおいても測定することができる。圧着力が軸受けに分配さ
れる比は、常に均一であるので、駆動軸の一方の端部における力を測定するだけ
で十分である。シート平面に対して垂直に向いた、ガイドフォークの脚部の間で
揺動軸を案内することによって、最前部のシートの面に対して垂直に向いた力だ
けが有効となり、測定を行うことができる。受けを通る揺動軸線を中心にして自
由に旋回可能な揺動軸は、スタック端面の凹凸に対してだけではなく、引き出し
ローラにおける摩擦値が不均一な場合にも引き出し力の均一な分配に役立つ。 このような装置によって、一方の側で変位する駆動軸の傾斜位置も許容される
ので、従来技術において生じた問題は取り除かれる。本考案の別の構成によれ
ば、この駆動軸には、固く支承された側でトルクが導入される。この場合、軸受
け反力だけを吸収することができる。駆動軸の他方の端部はシート平面に対して
垂直に移動可能に支承されている。この端部に力センサが作用する。 圧着力は、移動可能な軸端部に摩擦力結合的に連結されたばねによって規定さ
れる。移動可能な圧着エレメントが引き出し装置に向かってシートのスタックを
押しずらし、駆動軸を変位させる。ばねは緊張させられ、圧着力に相当する反力
を生ぜしめる。ばねの変位距離は、引き出し装置に対するシートのスタックの圧
着力のための尺度である。力センサとして、変位距離を検出する距離センサが使
用されてよい。 カセットは引き出し装置に押し付けることによって装着可能である。距離セン
サは、カセットが押し付けられているか否かの情報を発信することもできるよう
に構成されている。移動可能な軸端部は移動可能な軸受けに支承されている。こ
のような軸受けは、カセットが取り出されるとばねによって第1の移動位置にも
たらされる。引き出し装置に押し付けられると、カセットは軸受けに作用し、こ
の軸受けをばね力に抗して第2の位置に移動させる。このような位置が距離セン
サによって制御装置に報告される。この制御装置は圧着装置を作動させる。これ
により、カセット内のシートのスタックは引き出し装置に向かって押しずらされ
る。この引き出し装置の軸は前に説明したように変位して、規定された圧着力に
相当する変位距離が距離センサによって信号化されるまで、ばねを徐々に緊張さ
せる。このような信号化により、圧着装置がスイッチオフされる。この制御法は
実施例につきさらに詳しく説明する。 ここまで説明した装置は、圧着用モータ46を除いてドイツ連邦共和国特許第
4124566号明細書に基づき公知である。
【提出日】平9.4.24
【考案の詳細な説明】
本考案は、シートのスタックを収容するためのカセットを備えたシート引き出
し装置に関する。 このようなカセットは、シート引き出し装置、特に自動紙幣ディスペンサに使
用される。このカセット内に存在する紙幣パッケージは、圧着エレメントによっ
てカセットの端壁に向かって押圧される。このカセットは、その都度の最前部の
紙幣が、端壁を貫通する引き出しエレメントに接触するように構成されている。
このような引き出しエレメントは通常の場合引き出しローラであるが、しかし引
き出しフィンガまたはこれに類似するものであってよい。 紙幣パッケージをばね弾性的な圧着プレートによって引き出しエレメントに向
かって押圧することは既に公知である。この圧着プレートは距離センサを介して
圧着用キャリッジの制御を生ぜしめる。この場合、明確に一定の圧着力を保証す
ることは殆ど不可能である。それというのは、カセット内の紙幣の摩擦がパッケ
ーシの紙幣の数によって、また紙幣の状態(折れや皺など)に関連して変化する
からである。 冒頭で述べた形式の公知のシート引き出し装置(ドイツ連邦共和国特許第34
343780号明細書)の場合、紙幣パッケージが圧着プレートによって引き出
しローラに向かって押圧される。この圧着プレートは、カセットに設けられたモ
ータによって移動させられる。最前部の紙幣に対する引き出しローラの圧着力が
測定され、駆動モータの制御のために使用される。このために、引き出しローラ
の軸線は一方の側で圧着装置に移動可能に支承されている。この圧着装置は力セ
ンサに直接的に支持されている。力センサによって測定された支持力は、引き出
しローラに対するスタックの圧着力に対して直接的に比例する。 しかしながら、軸線の一方の側の変位によってスタックに対して引き出し軸が
傾斜位置を取ることにより、引き出しエラーや紙幣の傾動のおそれが生じる。こ
のような問題が大きくなるのは、特に紙幣のスタックがスタック全面にわたって
は均一な厚さを有していないことによる。紙幣束におけるあらゆる歪みやパッケ
ージング時の変形や偽造防止用パターンの厚み(Sicherheitsfadenverdickungen)
や凹版エンボス加工部(Tiefdruckpraegungen)によって、大きなスタックの場合
には、スタック全面にわたってスタック厚が変化し、ひいては、引き出しローラ
における圧着力が不均一になる。特に、例えば千枚以上の大量の紙幣がカセット
に充填されている場合に比較的高い圧着力によってその異なる厚さを補償するこ
とは全くできないかまたは可能であっても不十分な程度にすぎない。しかしなが
ら、紙幣をできる限り真直ぐかつ均一にカセットから引き出した場合のみ、引き
出し系全体は支承なく作業する。 本考案の課題は、冒頭で述べた形式の、カセットを備えたシート引き出し装置
を改良して、簡単な手段によって均一な圧着力を保証し、スタック表面が十分に
平らでない場合でもスタックからの個々のシートの申し分のない引き出しが保証
されるようなシート引き出し装置を提供することである。 本考案によれば、このような課題は請求項1に記載の特徴により解決される。 本考案は、少なくとも2つの引き出しローラを備え、これらの引き出しローラ
相互間でトルクのための導入点に位置する唯1つの受けを有する引き出し軸が回
転した時には、圧着力全体がこの受けに作用し、従ってこの受けで圧着力を測定
することができるという認識に基づいている。このような力は駆動軸に導かれ、
この駆動軸の軸受けにおいても測定することができる。圧着力が軸受けに分配さ
れる比は、常に均一であるので、駆動軸の一方の端部における力を測定するだけ
で十分である。シート平面に対して垂直に向いた、ガイドフォークの脚部の間で
揺動軸を案内することによって、最前部のシートの面に対して垂直に向いた力だ
けが有効となり、測定を行うことができる。受けを通る揺動軸線を中心にして自
由に旋回可能な揺動軸は、スタック端面の凹凸に対してだけではなく、引き出し
ローラにおける摩擦値が不均一な場合にも引き出し力の均一な分配に役立つ。 このような装置によって、一方の側で変位する駆動軸の傾斜位置も許容される
ので、従来技術において生じた問題は取り除かれる。本考案の別の構成によれ
ば、この駆動軸には、固く支承された側でトルクが導入される。この場合、軸受
け反力だけを吸収することができる。駆動軸の他方の端部はシート平面に対して
垂直に移動可能に支承されている。この端部に力センサが作用する。 圧着力は、移動可能な軸端部に摩擦力結合的に連結されたばねによって規定さ
れる。移動可能な圧着エレメントが引き出し装置に向かってシートのスタックを
押しずらし、駆動軸を変位させる。ばねは緊張させられ、圧着力に相当する反力
を生ぜしめる。ばねの変位距離は、引き出し装置に対するシートのスタックの圧
着力のための尺度である。力センサとして、変位距離を検出する距離センサが使
用されてよい。 カセットは引き出し装置に押し付けることによって装着可能である。距離セン
サは、カセットが押し付けられているか否かの情報を発信することもできるよう
に構成されている。移動可能な軸端部は移動可能な軸受けに支承されている。こ
のような軸受けは、カセットが取り出されるとばねによって第1の移動位置にも
たらされる。引き出し装置に押し付けられると、カセットは軸受けに作用し、こ
の軸受けをばね力に抗して第2の位置に移動させる。このような位置が距離セン
サによって制御装置に報告される。この制御装置は圧着装置を作動させる。これ
により、カセット内のシートのスタックは引き出し装置に向かって押しずらされ
る。この引き出し装置の軸は前に説明したように変位して、規定された圧着力に
相当する変位距離が距離センサによって信号化されるまで、ばねを徐々に緊張さ
せる。このような信号化により、圧着装置がスイッチオフされる。この制御法は
実施例につきさらに詳しく説明する。 本考案の有利な構成では、距離センサが反射光バリアを有している。移動可能
な軸受けに取り付けられた反射材の面の法線は移動方向に向いている。表面鏡面
加工された扁平な反射材は特に良好に再現可能な測定結果を生ぜしめる。 反射材は、発光器によって形成された光のスポットが受光器においてシャープ
なエッジコントラストを成して、ほぼ受光器の受光面の大きさで結像されるよう
に、反射光バリアに対して隔たって配置されている。移動可能な軸受けの移動に
伴う、光バリアと反射材との間の距離変化は、前述のような配置において、受光
面の照度レベルの、移動に関連した変化をもたらす。これにより、受光体の出力
量の、移動に直接的に比例する直線的な変化が得られる。この出力量は圧着用モ
ータの制御に役立つ。 本考案の別の構成は請求項2以下および以下の実施例に記載されている。次
に、本考案を1実施例につき、図面とともに説明する。 第1図は、紙幣のための貯え容器と、引き出し・個別化装置の主なエレメント
とを部分的に示した概略図である。 第2図は、駆動軸を備えた揺動軸を通る、軸線を含む部分を示す平面図であ
る。 第3図は、圧着系と、力測定系と、制御系とから成る装置を示す概略図であ
る。 第4図は、第3図の力測定系の特性曲線を示す図である。 第1図には全体的に符号10で個別化モジュールの一部が示されている。この
個別化モジュールは直方体のフレームを有している。このフレームには、シート
のスタック12を有するカセット14が挿入されている。この個別化モジュール
10の引き出し装置の引き出しローラ16が、カセット内に位置するスタック1
2の最前部のシートに位置している。このスタック12は、圧着用モータ46に
よって操作される圧着装置13(第2図)により、引き出しローラ16の方向に
プレロードつまり予荷重をかけられているので、スタック12のシートは常にあ
る程度のプレロードによって引き出しローラ16に当て付けられている。これら
の引き出しローラ16は、後で詳しく説明するような形式で駆動軸18に配置さ
れている。この駆動軸18の一方の端部20は、フレームに固着された軸受け2
1に回転可能に支承されていて、矢印Bの方向に駆動可能である。 引き出しローラは、これらの引き出しローラにその都度当て付けられた、スタ
ック12のシート22を、または場合によっては互いに付着した複数のシート2
2,24を、搬送ローラ26と対向ローラ28との間のニップの方向に搬送す
る。これらの搬送ローラおよび対向ローラは、駆動軸18に対して平行な軸3
0;32に配置されていて、引き出しローラ16と同じ方向に、つまり矢印Bの
方向に駆動可能である。搬送ローラ26の働きによって、これらの搬送ローラに
当て付けられたシート22がニップを通って上方に向かって搬送される。これに
対して対向ローラ28によって、1枚よりも多いシートが搬送ローラ26と対向
ローラ28との間のニップを貫通してしまうのが阻止されるようになっている。 引き出しローラ16は環状の揺動軸34に配置されている。互いに軸方向の間
隔を置いて3つの引き出しローラ16が配置されている。真ん中の引き出しロー
ラは2つの外側の引き出しローラの間のちょうど真ん中に位置している。 揺動軸34は、全体的に符号48で示されたユニバーサルジョイントによって
駆動軸18に支承されている。このユニバーサルジョイントは、駆動軸18に固
着された、環状の支承面52を備えた軸受けボール50を有している。この軸受
けボール50の表面には、この実施例においては軸平行な2つの溝54が形成さ
れている。これらの溝のうち第2図には一方の溝だけが示されている。 2つの外側の引き出しローラの間のちょうど真ん中に設けられた真ん中の引き
出しローラの領域には、揺動軸34に、ボールソケット状の支承面56が形成さ
れている。これらの支承面56からは、揺動軸34の両端部に向かって、孔58
が延びている。この孔の直径は、揺動軸34の自由端部に向かって円錐形に拡大
されているので、揺動軸34は、駆動軸18の軸線60に対して平行に向いた真
ん中の位置から、それぞれ任意の側に向かって角度β/2だけ旋回させることが
できる。 揺動軸の旋回可能性を維持しつつ、駆動軸18から揺動軸34へのトルクの伝
達を可能にするために、真ん中の引き出しローラの領域において、揺動軸34の
内面に、図示していないピンが設けられている。これらのピンは軸受けボール5
0に設けられた溝54に係合している。このことにより、軸線60を中心にして
トルクが伝達されるにもかかわらず、図平面に対して垂直な軸線を中心にして揺
動軸34が旋回することができる。 引き出し力を均一に分配するために、引き出そうとするシート22の平面に対
して垂直に向いた、つまりスタック端面に対して垂直に向いた揺動軸34の旋回
運動だけが望まれるので、揺動軸34の、第2図において左側の端部はガイド付
設部36を有している。このガイド付設部は、ガイドフォーク40の両脚部38
の間に係合している(第1図)。このガイドフォークは、スタック端面に対して
垂直な軸線を中心にした揺動軸34の傾動を阻止し、スタック端面に対して平行
な軸線を中心にした揺動軸34の揺動運動を可能にする。このガイドフォーク4
0は、個別化モジュール10のフレームに固着された支持体42に固定されてい
る。この支持体は、第1図に概略的に示されている。 ここまで説明した装置は、圧着用モータ46を除いてドイツ連邦共和国特許第
4124566号明細書に基づき公知である。 駆動軸18の他方の端部62は、滑子ガイドとして形成された移動可能な軸受
け64に支承されている。この軸受けはフレーム壁68に設けられたスリット6
6内でスムーズにスライド可能である。この軸受け64には引張りばね70が作
用する。この引張りばねの他方の端部はピン72を介してフレーム壁68に結合
されている。この引張りばね70が駆動軸18の移動可能な端部62をカセット
14の方向に引張るように、引張りばね70は配置されている。 移動可能な軸受け64の、カセットとは隔たった側には、表面鏡面加工された
扁平な反射材74が取り付けられている。この反射材の面の法線は軸受け64の
移動方向に向いている。この反射材74に対向して反射光バリア76が配置され
ている。この反射光バリアの中心線78は反射材74に垂直に位置している。 軸受け64には連行体80が一体成形されている。この連行体はカセット14
の差し込み経路内に突入している。 第3図には、カセット14内に配置された、圧着用モータ46を備えた圧着装
置13と、制御装置44と、ばね70と反射材74と反射光バリア76とから成
る、圧着力のための測定系とが概略的に示されている。この第3図につき、本考
案によるシート引き出し装置の作用形式を以下に説明する。なおこの際、移動距
離・出力電圧の特性曲線を示した第4図にも関連して説明する。 反射光バリア76の光学系の焦点距離、およびこの反射光バリアと反射材74
との間の間隔dは、発光器90により生ぜしめられた光スポットが受光器92の
平面においてシャープなエッジコントラストを成して、受光器92の受光面にほ
ぼ相当する大きさを有して結像されるように選択されている。 引き出し系からカセット14が取り出されたときには、反射材74は反射光バ
リア76から距離dだけ隔たっている。この位置は駆動軸18の傾斜位置tに
対応する(第2図には図面を見易くするために、駆動軸18の異なる傾斜位置
t,u,v,wに対応する、この駆動軸の軸線60の位置だけが示されてい
る)。この傾斜位置tにおいては受光器92は電圧Uを生ぜしめる。このよう
な電圧は最小値として制御装置44に記憶されている。 引き出し系にカセット14を押し付けると、カセットは連行体80に作用す
る。これにより、軸受け64と、この軸受けと一緒に反射材74とが反射光バリ
ア76の方向に移動させられる。このような位置においては、駆動軸は傾斜位置
uを占める。受光器の電圧Uは反射光バリア76の作業範囲94の下側3分の1
に位置するような値に上昇する。電圧UがUとは異なる値を取ったという事実
から、制御装置44は、カセット14が今やシート22をスタック12から引き
出すことができるような作業位置に位置していることを推論する。 次いで圧着装置13は、作業範囲94の上端部における電圧Uが生ぜしめら
れるまで、制御装置44の制御下で引き出し装置の方向に移動させられる。この
とき反射材74は、反射光バリア76に対して間隔dを有し、駆動軸は傾斜位
置wを取っている。値U,Uから制御装置44は引き出しローラ16に対す
るスタック12の圧着力のための平均作業値を算出する。このような平均作業値
により、駆動軸18の傾斜位置vにおいては、位置材74と反射光バリア76と
の間の間隔dがもたらされる。このような間隔には電圧Uが相当する。 制御装置44は、今や後退方向に圧着用モータ46が制御されることにより、
電圧Uに相当する値に圧着力を減じる。この値はUを僅かに上回っている。
シート22がカセット14から引き出されると、圧着力は減退する。受光器の出
力電圧が値Uを下回るやいなや、圧着力は再びUに相当する値にまで高めら
れる。値Uと値Uとの差は、スタック12から引き出されるシート22の規
定された数、例えば10枚に相当する。 このような装置は、引き出しローラ16に対するスタック12の圧着力の正確
な調整を可能にするとともに、全ての引き出しローラに対して引き出しモーメン
トを均一に分配することを可能にする。スタックの厚さはさほど問題ではない。
圧着力のための測定系の解像度は、駆動軸18によって形成された、軸受け2
1,64の間の間隔もしくは軸受け21と軸受けボール50との間の間隔によっ
て規定された梃腕の長さ比だけ反射材の変位を増大させることによりさらに高め
られる。 カセット14を取り出すと、電圧は再び値Uに低下する。このような値にお
いては、制御装置44は「カセットが取り出された」という状態の報告を発信す
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平8.9.4
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項8】 請求項1から7までのいずれか1項記載
の装置を制御するための方法であって、距離センサ(7
4,76)によって、圧着力に比例的な信号(U)を発
信する方法において、 (イ)圧着力がまだ形成されていないときには、信号
値(U)を検出し、 (ロ)最大圧着力が形成されるまで圧着用モータ(4
6)を圧着力上昇方向に運転し、所属の信号値(U
を検出し、 (ハ)前記信号値(U,U)に対して平均値(U
)を算出して、平均値(U)を上回る信号値
(U)に相当する値に圧着力を減じ、規定された数の
シート(22)をスタック(12)から引き出したあと
で平均値(U)に達するように、前記信号値(U
を選択し、 (ニ)平均値(U)を下回ったあと、より高い信号
値(U)に再び達するまで、圧着用モータ(46)を
圧着力上昇方向に操作することを特徴とする、装置を制
御する方法。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平9.4.24 (1) 請求の範囲を別紙の通り補正する。 (2) 明細書を別紙の通り補正する。
【考案の名称】シートのスタックを収容するためのカセ
ットを備えたシート引き出し装置。
【実用新案登録請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ペーター ヴァイゲル ドイツ連邦共和国 D−33178 ボルヒェ ン ベーレングルント 19 (72)考案者 ヴァルデマール イェーガー ドイツ連邦共和国 D−33106 パーダー ボルン ボーレンヴェーク 15

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートのスタックを収容するためのカセッ
    トを備えたシート引き出し装置において、 (イ)シートのスタック(12)の後端面に対して、圧
    着力を生ぜしめる圧着用モータ(46)によって移動可
    能な圧着エレメント(13)が当て付け可能であり、 (ロ)シートのスタック(12)の前端面が引き出し装
    置に圧着されるようになっており、 (ロ−1)引き出し装置が、その都度引き出そうとする
    シート(22)に当て付けるために規定された少なくと
    も2つの引き出しローラ(16)を備えており、該引き
    出しローラが互いに軸方向間隔を置いて配置されてお
    り、 (ロ−2)引き出しローラ(16)が管状の揺動軸(3
    4)に配置されており、該揺動軸の中央の区分がユニバ
    ーサルジョイント(48)によって、揺動軸を長手方向
    に貫通する駆動軸(18)に、半径方向の遊びを有する
    ように支承されていて、かつ該揺動軸に回動不能に結合
    されており、 (ロ−3)揺動軸(34)が、シート平面に対して垂直
    に向けられた、ガイドフォーク(40)の脚部(38)
    の間で位置調節可能に案内されており、 (ハ)力センサ(70,74,46)が設けられてお
    り、該力センサが、引き出し装置に対する、シートのス
    タック(12)の圧着力を駆動軸(18)の一方の端部
    (62)で測定し、前記圧着力に関連した、圧着用モー
    タ(46)の後調節のための信号を発信するようになっ
    ていることを特徴とする、シートのスタックを収容する
    ためのカセットを備えたシート引き出し装置。
  2. 【請求項2】力センサ(70),74,76)に近く
    の、駆動軸(18)の端部(62)が、シート平面に対
    して垂直に移動可能に支承されており、駆動軸の他方の
    端部(20)で、トルクが駆動軸(18)に導入される
    ようになっている、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】シートのスタック(12)を引き出し装置
    に向かって押圧する圧着力がばね(70)によって規定
    されるようになっている、請求項1または2記載の装
    置。
  4. 【請求項4】ばね(70)の力がばねの変位の少なくと
    も一部にわたって変位距離(d)に比例的であり、力セ
    ンサが、ばね(70)の変位距離(d)を測定する距離
    センサ(74,76)である、請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】カセット(14)がシート引き出し装置か
    ら取り出し可能であって、かつ該シート引き出し装置に
    装着可能であり、該駆動軸(18)がカセット(14)
    取り出し時には第1の移動位置(t)を取り、カセット
    装着時には第2の移動位置(u)を取るようになってお
    り、距離センサ(74,76)が所定の測定範囲を有し
    ており、該測定範囲内で距離センサがカセット(14)
    の有無を検出するようになっている、請求項4記載の装
    置。
  6. 【請求項6】駆動軸(18)の移動可能な端部(62)
    が移動可能な軸受け(64)に支承されており、距離セ
    ンサが反射光バリア(76)と、移動可能な軸受けに取
    り付けられた反射材(74)とを有しており、該反射材
    の面の法線が駆動軸の移動方向に向いている、請求項4
    または5記載の装置。
  7. 【請求項7】反射材(74)が扁平で表面鏡面加工され
    ている、請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】発光器(90)によって生ぜしめられた光
    のスポットが受光器(92)でシャープなエッジコント
    ラストを成すように、かつ、受光器(92)の受光面に
    ほぼ相当する大きさで結像されるように、反射材(7
    4)が反射光バリア(76)から隔たって配置されてい
    る、請求項6または7記載の装置。
  9. 【請求項9】反射材(74)が移動することにより、受
    光器(92)の照度レベルが距離に関連して変化させら
    れ、ひいては受光器の出力電圧(U)も変化させられる
    ようになっている、請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】請求項1から9までのいずれか1項記載
    の装置を制御するための方法であって、力センサによっ
    て、圧着力に比例的な信号(U)を発信する方法におい
    て(イ)圧着力がまだ形成されていないときには、信号
    値(U)を検出し、 (ロ)最大圧着力が形成されるまで圧着用モータ(4
    6)を圧着力上昇方向に運転して、所属の信号値
    (U)を検出し、 (ハ)このような信号値(U,U)に対して平均値
    (U)を算出し、 (ニ)平均値(U)を上回る信号値(U)に相当す
    る値に圧着力を減じ、規定された数のシート(22)を
    スタック(12)から引き出したあとでは平均値
    (U)に達するように、前記信号値(U)を選択
    し、 (ホ)平均値(U)を下回ったあと、より高い信号値
    (U)に再び達するまで、圧着用モータ(46)を圧
    着力上昇方向に操作することを特徴とする、装置を制御
    する方法。
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