JP3043978B2 - 防災機器収容箱 - Google Patents

防災機器収容箱

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JP3043978B2
JP3043978B2 JP7259601A JP25960195A JP3043978B2 JP 3043978 B2 JP3043978 B2 JP 3043978B2 JP 7259601 A JP7259601 A JP 7259601A JP 25960195 A JP25960195 A JP 25960195A JP 3043978 B2 JP3043978 B2 JP 3043978B2
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朗 北島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災報知用機器に
おける表示灯、音響装置、発信機等の防災機器を収容す
る埋込型または露出型の防災機器収容箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防災機器を収納する防災機器収容
箱としては、例えば図12に示すようなものがある(特
開平7−85384号、参照)。図12において、1は
防災機器収容箱を示し、この防災機器収容箱1は、壁面
に埋め込まれるかまたは背面が壁面に取り付けられ、内
部に端子台2が取り付けられたボックス3と、表示灯
4、音響孔5および発信機6が設けられた扉7と、扉7
が開閉自在に取り付けられるとともに、ベル8を取り付
けるベル取付部9を備えたプレート10よりなる。
【0003】この防災機器収容箱1においては、ボック
ス3を壁面に埋込みまたは壁面に取付け、あらかじめ外
部配線をボックス3内に引き込んで端子台2に結線して
おく。そして、建物の工事終了の直前に扉7が開閉可能
に取り付けられたプレート10をボックス3に着脱可能
に装着し、プレート10および扉7に設けた防災機器の
リード線を端子台2に接続し、収容箱1の取付けを完了
する。
【0004】また、ボックス3へのプレート10の装着
にあたっては、ボックス3の例えば上部周縁部11に設
けたねじ孔12にねじ13を螺入して立設し、このねじ
13にプレート10の上部内周縁部14に設けた切欠き
部15を係合させるとともに、プレート10の下部内周
縁部16に設けた切欠き部15からボックス3の下部周
縁部17に設けたねじ孔18にねじ13を螺入し、プレ
ート10の位置を調整したのち各ねじ13を締付け、プ
レート10をボックス3に固定する。
【0005】また、プレート10をボックス3に固定す
る前には、扉7に表示灯4と発信機6を取り付け、プレ
ート10のベル取付部9にベル8を取り付け、図13に
示すように、表示灯4、発信機6、ベル8のリード線1
9の差込み端子20を別々にボックス3が端子台2の差
込み部21に差込み、接続する。また、図14に示すよ
うに、扉7の上下の縁部に設けた孔にねじ軸22を挿入
してそのねじ部22Aをプレート10に設けた孔から受
け部材23のねじ孔23Aに螺入し、ねじ軸22により
扉7を開閉可能に支持させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の防災機器収容箱にあっては設置の際、現場の
壁の色などを考慮して機器収容箱の色を工場出荷時の色
から変更しなければならない場合が発生するが、工場出
荷時には、端子台、表示灯、発信機、ベルなどの防災機
器は予めボックス、プレート、扉のいずれかに取り付け
てあるため、色を変更するためには、全ての防災機器を
取り外すことになるので、この作業が煩雑であり時間が
掛かっていた。特に、全部の組立作業が終了した後にあ
っては、扉をプレートに開閉可能に取り付けるようにな
っているため、さらに組立後の取り外しは大変であっ
た。
【0007】また、従来例にあっては、組立時、扉に、
表示灯と発信機を装着し、プレートのベル取付部にベル
を取付け、表示灯、発信機、ベルのリード線を別々にボ
ックスに取り付けられた端子台の対応する端子に接続し
ていくため、配線作業が煩雑で、作業に大変な時間が掛
かっていた。本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、表示灯、発信機などの防災機器の取
り付け、取り外しが容易でかつ配線作業も簡単で施工作
業性にすぐれた防災機器収容箱を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は次のように構成する。まず、本発明は、表
示灯、音響機器、発信機の内、少なくとも1つを収容す
る防災機器収容箱を対象とする。このような防災機器収
容箱について本発明は、箱状に形成されると共に前部に
開口部を有し且つ底壁に外部配線及び内部配線が接続さ
れる端子台が取り付けられ、壁面に埋め込まれるかまた
は壁面に取り付けられるボックスと、表示灯、前記音響
機器、発信機を着脱自在に取り付けられる取付構造を備
え且つ表示灯、音響機器、発信機の内少なくとも1つが
取り付けられた状態でボックスの前部に取り付けられる
本体プレートと、ボックスに取り付けられた本体プレー
トに取り付けられるカバーとにより構成されたことを特
徴とする。
【0009】また、本発明は、表示灯を、発光ダイオー
ドを実装したプリント基板と表示灯本体とにより構成
し、表示灯本体にプリント基板を係合する係合部と本体
プレートの表示灯取付孔に係着する係着部を設け、音響
装置をブザーやベル等の音響部と音響部を本体プレート
に取り付ける取付部とにより構成し、一方の取付部に本
体プレートの音響装置取付孔の側部に嵌合する嵌合部を
設け他方の取付部に音響装置取付孔の側部にねじ止めす
るためのねじ孔を形成し、発信機にねじ孔が形成された
取付部を設け、本体プレートの発信機取付孔の周辺にね
じ孔を介してねじが挿入されるねじ孔を形成するととも
に発信機を所定角度回転させた箇所にもねじ孔を形成し
た。
【0010】また、本発明は、カバーの下端部につめ部
を形成するとともに上部に第1のねじ孔を形成し、本体
プレートのカバー収納枠の下面のつめ部に対応する位置
につめ部が係合する係合孔を形成するとともに、第1の
ねじ孔に対応する位置に第1のねじ孔を介してねじがね
じ込まれる第2のねじ孔を形成した。また、本発明の第
1のねじ孔は、カバーに取り付けられる表示灯グローブ
で覆われるカバーの位置に形成される。
【0011】さらに、本発明は、表示灯、音響装置およ
び発信機に一端が接続されている配線の他端を第1のコ
ネクタに接続し、ボックスに取り付けられている端子台
の端子に一端が接続されている配線の他端を第2のコネ
クタに接続し、第1のコネクタと第2のコネクタとを着
脱自在に接続した。このような構成を備えた本発明の防
災機器収容箱によれば、本体プレートに表示灯、音響装
置、発信機等の防災機器を着脱自在に取り付けたので、
防災機器の取り付け、取り外しが容易で、時間がかから
ず、施工作業性がすぐれている。
【0012】また、カバーの下端部につめ部を形成する
とともに上部に第1のねじ孔を形成し、本体プレートの
カバー収納枠の下面のつめ部に対応する位置につめ部が
係合する係合孔を形成するとともに、第1のねじ孔に対
応する位置に第1のねじ孔を介してねじがねじ込まれる
第2のねじ孔を形成したので、開閉機構が不要で、ねじ
1本でカバーを本体プレートに取り付けることができ、
カバーの取り付け、取り外しが容易になる。
【0013】また、第1のねじ孔は、カバーに取り付け
られる表示灯グローブで覆われるカバーの位置に形成さ
れるので、ねじが外部から見えないので、見た目が良
く、美観を損なうことがない。さらに、表示灯、音響装
置および発信機に一端が接続されている配線の他端を第
1のコネクタに接続し、ボックスに取り付けられている
端子台の端子に一端が接続されている配線の他端を第2
のコネクタに接続し、第1のコネクタと第2のコネクタ
とを着脱自在に接続したので、配線作業が容易になり、
時間がかからなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の防災機器収容箱の
分解斜視図である。図1において、31は壁面に埋め込
まれるかまたは壁面に取り付けられるボックス、32は
ボックス31に取り付けられる本体プレート、33は本
体プレート32に取り付けられるカバーであり、これら
のボックス31、本体プレート32、およびカバー33
は防災機器収容箱34を構成している。
【0015】ボックス31は金属板を折曲げて箱状に形
成したもので、上壁35、下壁36、側壁37,38お
よび底壁39を有する。上壁35、下壁36および側壁
37,38には内側に折り曲げられた縁部40が一体に
形成され、縁部40の内側には開口部41が形成されて
いる。上側および下側の縁部40には左右に一対のねじ
孔42がそれぞれ形成され、ねじ孔42には本体プレー
ト32の四隅に形成した長孔43を介してねじがねじ込
まれる。また、上壁35および下壁36には丸孔よりな
る挿通孔44が形成され、挿通孔44から外部配線がボ
ックス31内に引き込まれる。
【0016】底壁39の上部には端子台45が取り付け
られ、端子台45には挿通孔44から引き出された外部
配線が接続される。また、端子台45の各端子45Aに
はリード線46の一端が接続され、リード線46の他端
は第2のコネクタ47にそれぞれ接続される。すなわ
ち、端子台45にはリード線46を介して第2のコネク
タ47が予め接続されている。なお、ボックス31に対
する端子台45の取り付けは、ボックス31を壁面に取
り付ける前に行っても良いし、また取り付け後に行って
も良い。
【0017】本体プレート32には発光ダイオード48
を実装した表示灯用プリント基板49と表示灯本体50
とにより構成される表示灯51と、圧電素子、ドライブ
回路などを実装した音響装置用プリント基板などを備え
た音響部となるブザー部52と取付部53とにより構成
される音響装置54と、発信機55が着脱自在に取り付
けられる。表示灯51、音響装置54および発信機55
にはリード線56の一端が接続され、リード線56の他
端は第1のコネクタ57に接続される。
【0018】第1のコネクタ57と第2のコネクタ47
を接続することで電気的接続は完了する。すなわち、工
場出荷時には表示灯51、音響装置54および発信機5
5に一端が接続しているリード線56の他端は、第1の
コネクタ57に接続されており、また、ボックス31に
取り付けられた端子台45の表示灯51、音響装置54
およびは発信機55に対応する端子45Aにはリード線
46の一端が接続され、リード線46の他端には第2の
コネクタ47が接続されており、ボックス31に本体プ
レート32をねじ止めして取り付けた後に第1のコネク
タ57と第2のコネクタ47を接続することのみで、電
気的接続は完了する。
【0019】また、本体プレート32にはカバー33を
収納するカバー収納枠32Aが形成され、カバー収納枠
32Aの下面には係合孔32Bが形成されている。係合
孔32Bにはカバー33の下端に形成した後述するつめ
部が係合する。また、本体プレート32の四隅にはボッ
クス31のねじ孔42に対応する位置にねじがねじ込ま
れる長孔43がそれぞれ形成されている。また、本体プ
レート32には表示灯51が取り付けられる表示灯取付
孔58、音響装置54が取り付けられる音響装置取付孔
59および発信機55が取り付けられる発信機取付孔6
0がそれぞれ形成されている。
【0020】表示灯51の表示灯本体50は、図2に示
すように、突起部61と溝62からなる係合部63を有
し、突起部61と溝62には表示灯用プリント基板49
が係合する。表示灯用プリント基板49には図示しない
発光ダイオード48(図1、参照)が実装され、発光ダ
イオードの先端部は表示灯本体50に形成された挿入孔
64に挿入される。表示灯本体50の両側には先端につ
め部65を形成した係着部66が一体に形成され、係着
部66の先端に設けてあるつめ部65は表示灯取付孔5
8の側部に設けてある切欠きに係着する。表示灯用プリ
ント基板49を表示灯本体50の係合部63に係合し、
本体プレート32の裏側から本体プレート32の表示灯
取付孔58に挿入し、表示灯本体50の係着部66を表
示灯取付孔58の切欠きに係着する。こうして表示灯5
1を本体プレート32に着脱自在に取り付ける。
【0021】尚、取り外しは、表示灯取付孔58の切欠
きの係着している表示灯本体50に形成したつめ部65
をつまみ、内側に押し込むことで切欠きへの係着が外
れ、この状態で裏側へ押し込むことで表示灯本体50
は、表示灯取付孔58から外れる。再び図1において、
音響装置59のブザー部52は合成樹脂により形成さ
れ、内部に共鳴室52Aを備える。また、ブザー部52
には図示しない圧電素子、ドライブ回路などを実装した
音響装置用プリント基板などが設けられる。ブザー部5
2の両側には本体プレート32に取り付けるための取付
部53A,53Bが合成樹脂により一体に形成される。
取付部53Aには切欠き53Cと切欠き53Cの下側に
所定の間隙をおいて形成された支持片と切欠き53Cの
両側の突出部よりなる嵌合部53Dが形成され、嵌合部
53Dには音響装置取付孔59の側部に形成された支持
部68Aに嵌合し、また、他方の取付部53Bにはねじ
孔53Eが形成され、このねじ孔53Eと支持部68B
に形成したねじ孔にねじがねじ込まれてねじ止めされ
る。すなわち、ブザー部52を本体プレート32の裏側
から本体プレート32の音響装置取付孔59に挿入し、
一方の取付部53Aの嵌合部53Dを支持部68Aに嵌
合し、他方の取付部53Bをねじで支持板68Bにねじ
止めすることで、音響装置54は本体プレート32に取
り付けられる。
【0022】発信機55には2箇所に取付部69が設け
られ、取付部69にはねじ孔70が形成されている。ま
た、発信機取付孔60の周辺にはねじ孔71が2箇所に
おいて形成され、また、発信機55を90度回転させた
状態でもねじ止めができるように、発信機取付孔60の
周辺には2箇所においてねじ孔72が形成されている。
【0023】発信機55を本体プレート32の裏側から
発信機取付孔60に挿入し、取付部69のねじ孔70か
ら発信機取付孔60の周辺のねじ孔71にねじを挿入し
てねじ止めする。また、発信機55を90度回転させた
状態でねじ孔70,72にねじを挿入してねじ止めして
も良い。表示灯51、音響装置54および発信機55に
接続されているリード線56と第1のコネクタ57は、
本体プレート32への取付前に接続されている。したが
って、表示灯51、音響装置54および発信機55の本
体プレート32の挿入は、本体プレート32の裏側から
行われる。このように、リード線56と第1のコネクタ
57は本体プレート32の裏側に引き出されるので、第
2のコネクタ43との接続は容易に行うことができる。
【0024】また、本体プレート32の下部には一対の
孔73,74が形成され、孔73と孔74を通してカバ
ー引っ掛け部材としての引っ掛けひも75が取り付けら
れている。引っ掛けひも75には後述するカバー33の
ねじ孔に挿入されているねじを引っ掛けておく。このこ
とで作業中にカバー33を床などに置くことなく、引っ
掛けひも75にねじを介してカバー33を引っ掛けてお
くことができる(図6、参照)。
【0025】表示灯51、音響装置54および発信機5
5が本体プレート32に取り付けられた状態を図3およ
び図4に示す。図3は本体プレート32の表側を示す
図、図4は本体プレート32の裏側を示す図である。図
3および図4において、表示灯51は表示灯取付孔58
に着脱自在に取り付けられ、音響装置54は音響装置取
付孔59に設けた支持部68A,68Bに取付部53
A,53Bを介してねじ76により取り付けられる。ま
た、発信機55はねじ76により発信機取付孔60に設
けてあるねじ孔71にねじ止めされる。表示灯51の裏
側から引き出されるリード線56はワイヤーステッカ7
7,78を介して第1のコネクタ57に接続され、音響
装置54および発信機55の裏側からそれぞれ引き出さ
れるリード線56はワイヤーステッカ78を介して第1
のコネクタ57に接続される。このように、リード線5
6および第1のコネクタ57は本体プレート32の裏側
に引き出されている。
【0026】再び図1において、カバー33は一枚の金
属板よりなり、その上部にはグローブベース79が取り
付けられ、グローブベース79にはグローブ80が装着
される。また、カバー33の中央部に音響孔81が形成
され、下部には発信機55が表われる発信機用窓82が
形成されている。図5(A)はカバー33の正面図、図
5(B)はカバー33の側面図である。
【0027】図5(A),(B)において、カバー33
の下端には一対のつめ部83が形成され、つめ部83は
本体プレート32の係合孔32Bに係合する。カバー3
3の上部には表示灯用の孔84が形成され、孔84の上
部には突出部85が下方に突出して形成されている。突
出部55にはねじ孔86が形成され、ねじ孔86にねじ
87が挿入されて、更に本体プレート32のねじ孔97
にねじ込むことでカバー33が本体プレート32にねじ
止めされる。ねじ87にはねじ固定用のワッシャー96
が嵌入される。ねじ孔86にねじ87が挿入され、ワッ
シャー96でねじ87が落ちない状態に固定されている
状態において、図6に示すように、本体プレート32に
取り付けた引っ掛けひも75にねじ87を引っ掛け、ね
じ87を介してカバー33をつりさげておく。こうすれ
ば、作業中にカバー33を床などに置かなくても良い。
【0028】また、図7に示すように、表示灯用の孔8
4の外側には平面部88とテーパ面部89からなるベー
ス取付部90が形成され、平面部88には周方向に3箇
所においてベース取付孔91が形成されている。ベース
取付孔91には図8に示すようなグローブベース79が
装着される。図8において、グローブベース79は外枠
92と内枠93としてより構成され、内枠93には周方
向に3箇所においてつめ部94が形成され、つめ部94
はベース取付部90のベース取付孔91に嵌入される。
また、内枠93の内周にはグローブ80が装着される溝
95が形成されている。
【0029】次に、図9(A),(B)はカバー33の
本体プレート32に対する取り付けの説明図である。図
9(A),(B)において、カバー33の下端に設けた
一対のつめ部83を本体フレーム32のカバー収納枠3
2Aの下面に形成した係合孔32Bに係合する。ついで
カバー33の前面からねじ孔86にねじ87を挿入し、
ねじ87にはワッシャー96を嵌入し、本体フレーム3
2のねじ孔97(図1、参照)にねじ止めする。その
後、図9(B)に示すように、カバー33に装着された
グローブベース79にグローブ80を装着する。ねじ8
7がグローブ80でかくれて外部から見えないので、見
た目が良い。
【0030】次に、図10および図11は本体プレート
32およびカバー33の取り付け後の状態を示す図であ
る。図10は断面図、図11は正面図である。図10に
おいて、本体プレート32には表示灯51、音響装置5
4および発信機55が取り付けられ、これらが取り付け
られ本体プレート32はボックス31にねじ止めされ
る。本体プレート32にはカバー33が取り付けられ
る。図11に示すように、カバー33のベース取付部9
0にはグローブベース79が装着され、グローブベース
79にはグローブ80を溝95にねじ込むことで装着さ
れる。また、発信機用窓82には発信機55が表われて
いる。
【0031】次に、取り付け作業の手順を説明する。ま
ず、ボックス31を壁面に取り付ける。壁面にボックス
31を埋め込む場合には、壁面の成形時に一緒にボック
ス31を埋め込む。次に、図1に示すように、ボックス
31の底壁36の上部に端子台45を取り付ける。な
お、壁面に埋め込む前にボックス31に端子台45を予
め取り付けて置いても良い。端子台45の端子45Aに
はリード線46の一端が接続され、リード線46の他端
は第2のコネクタ47に接続されている。第2のコネク
タ47とリード線46はボックス31の開口部41から
前面に引き出されている。
【0032】次に、ボックス31の端子台45に外部配
線を接続する。外部配線はボックス31の上壁35およ
び下壁36に形成した挿通孔44からボックス31内に
引き込まれ、端子台45の端子45Aに接続される。こ
の状態において、端子台45と外部配線の結線の試験が
行われる場合がある。ここで、作業を一旦中止する。
【0033】ボックス31を取り付ける段階では、建物
は内装工事を行っているため、防災機器収容箱24が汚
れるのを防止するため、少なくとも壁の工事が全て終了
し、汚れたりする可能性がなくなるまで取り付け作業を
一旦中止する。次に、図1に示すように、表示灯51、
音響装置54および発信機55が取り付けてある本体プ
レート32をボックス31にねじ止めする。すなわち、
本体プレート32に形成した長孔43を介してボックス
31の縁部40に形成したねじ孔42にねじをねじ込み
して、本体プレート32をボックス31にねじ止め固定
する。
【0034】表示灯51、音響装置54および発信機5
5は、工場出荷時にすでに本体プレート32に取り付け
てあり、この組立手順については後述する。本体プレー
ト32に表示灯51、音響装置54および発信機55を
取り付けた状態は、図3および図4に示される。次に、
図1に示すように、第1のコネクタ57と第2のコネク
タ47とを接続する。
【0035】工場出荷時には表示灯51、音響装置54
および発信機55に一端が接続されているリード線56
の他端は第1のコネクタ57に接続されており、また、
ボックス31に取り付けられた端子台45の表示灯5
1、音響装置54および発信機55に対応する各端子4
5Aにはリード線46の一端が接続され、他端は第2の
コネクタ47に接続されており、本体プレート32をボ
ックス31にねじ止め固定した後に第1のコネクタ57
と第2のコネクタ47とを接続することのみで電気的接
続は完了する。
【0036】表示灯51、音響装置54および発信機5
5は、本体プレート32の裏側から挿入され、リード線
56は本体プレート32の裏側から引き出されて第1の
コネクタ57に接続されるので、第1のコネクタ57と
第2のコネクタ47を着脱自在に接続できる(図4、参
照)。次に、図9(A)に示すようにカバー33を本体
プレート32に取り付ける。本体プレート32のカバー
収納枠32Aにカバー33を取り付けるときは、カバー
33のつめ部83を本体プレート32の係合孔32Bに
挿入し、ねじ87をカバー33のねじ孔86および本体
プレート32のねじ孔96にねじ込みねじ止めする。
【0037】次に、図9(B)に示すように、カバー3
3のベース取付部90に取り付けてあるグローブベース
79にグローブ80を取付ける。これにより取り付け作
業は終了する。尚、図7に示すベース取付部90には予
め図8のグローブベース79が一体に装着されており、
グローブベース79の溝95にはグローブ80が取り付
けられる。取り付け作業が終了した状態は、図10およ
び図11に示される。
【0038】次に、工場での本体プレート32への表示
灯51、音響装置54および発信機55の組立手順を説
明する。まず、図2に示すように、表示灯本体50に形
成した突起部61と溝62よりなる係合部63に発光ダ
イオードを実装した表示灯用プリント基板49を係合
し、表示灯本体50を本体プレート32の裏側から本体
プレート32の表示灯取付孔58に挿入し、表示灯本体
50に形成した係着部66に設けられたつめ部65を表
示灯取付孔58の側部に設けた切欠きに着脱自在に係着
する。
【0039】次に、図1に示すように、音響装置54の
ブザー部52を本体プレート32の裏側から本体プレー
ト32に形成した音響装置取付孔59に挿入し、音響装
置取付孔59の側部に設けた支持部68Aに一方の取付
部53Aを嵌合し、他方の取付部53Bに形成したねじ
孔53Eを介して支持部68Bに形成したねじ孔にねじ
76を挿入してねじ止めする。
【0040】次に、発信機55を本体プレート32の裏
側から本体プレート32に形成した発信機取付孔60に
挿入し、取付部69に形成したねじ孔70を介して発信
機取付孔60の周辺に形成したねじ孔71にねじを挿入
してねじ止めする。また、発信機55を90度回転させ
た状態でねじ止めするときは、取付部69のねじ孔70
を介して発信機取付孔60の周辺の他のねじ孔72にね
じを挿入してねじ止めする。
【0041】こうして組み立てられた防災機器収容箱3
4の設置時にあっては、現場の壁の色などを考慮して防
災機器収容箱34の色を工場出荷時の色から変更しなけ
ればならない場合が発生する。このような場合に、本発
明においては、本体プレート32に対する表示灯51、
音響装置54および発信機55を取り付けを次のように
して取り外す。表示灯51は、表示灯取付孔58の側部
に設けた切欠きに係着されている表示灯本体50に形成
したつめ部65をつまみ、内側に押し込むことで切欠き
への係着が外れ、この状態で裏側へ押し込むことで表示
灯取付孔58から外れる。
【0042】また、音響装置54は、一本のねじ76で
音響装置取付孔59の支持部68Bに取り付けられてい
るだけなので、このねじ76を取り外し、この状態で裏
側へ押し込むことで音響装置取付孔59から外れる。ま
た、発信機55は発信機取付孔60に2本のねじ76で
取り付けられているだけなので、このねじ76を取り外
し、この状態で裏側へ押し込むことで発信機取付孔60
から外れる。このようにして全ての防災機器の取り外し
が容易にできる。
【0043】また、カバー33は一本のねじで本体プレ
ート32に取り付けられ、従来のように、扉をプレート
に開閉自在に取り付けるようになっていないため、取り
付け、取り外しが容易である。したがって、防災機器の
取り付け、取り外しの作業が容易で時間がかからない。
色の変更後は、前述した方法で組み立てることになる。
【0044】また、表示灯51、音響装置54および発
信機55に一端が接続されているリード線56の他端を
第1のコネクタ57に接続し、ボックス51の端子台4
5の端子45Aに一端が接続されているリード線46の
他端を第2のコネクタ47に接続し、第1のコネクタ5
7と第2のコネクタ47とを接続するのみで、電気的接
続が完了する。したがって、配線作業が容易で、作業に
時間がかからない。表示灯51、音響装置54、発信機
55およびカバー33の取り付け、取り外しの作業が容
易で時間がかからず、配線作業も容易で時間がかからな
いので、施工作業性にすぐれている。
【0045】また、表示灯51、音響装置54、発信機
55は第1のコネクタ57に予め接続されているので、
途中で機器を取り外さなければならない場合でも紛失す
ることはない。なお、カバー33のねじ孔86に挿入さ
れるねじ87はグローブ80でかくれて見えないので、
見た目が良い。また、引っ掛けひも75にカバー33を
引っ掛けておくので、作業中にカバー33を床などに置
く必要がない。
【0046】また、上記の実施の形態にあっては、音響
部として、圧電素子、ドライブ回路を実装したプリント
基板などを備えたブザー部を例にとって説明したが、ベ
ルを用いた場合も同様に適用できる。この場合は、従来
例と同様に取付部53上にベルが取り付けられることに
なる。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、表示灯、音響装置、発信機等の防災機器やカバーの
取り付け、取り外し作業が容易で時間がかからず、また
配線作業も容易で時間がかからないので、施工作業性に
すぐれている。また、ねじが外部からみえないため、美
観を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防災機器収容箱の分解斜視図
【図2】表示灯本体の断面図
【図3】表示灯、音響装置および発信機を取り付けた本
体プレートの表側を示す図
【図4】表示灯、音響装置および発信機を取り付けた本
体プレートの裏側を示す図
【図5】カバーを示す図
【図6】カバーの引っ掛けの説明図
【図7】ベースの取付部を示す図
【図8】グローブベースの断面図
【図9】カバーの本体プレートの取り付けの説明図
【図10】防災機器収容箱の断面図
【図11】防災機器収容箱の正面図
【図12】従来例の示す図
【図13】従来の結線の説明図
【図14】従来のプレートと扉の連結状態を示す説明図
【符号の説明】
31:ボックス 32:本体プレート 32A:カバー収納枠 32B:係合孔 33:カバー 34:防災機器収容箱 42,70,71,72,86,96:ねじ孔 45:端子台 45A:端子 46,56:リード線 47:第2のコネクタ 48:発光ダイオード 49:表示灯用プリント基板 50:表示灯本体 51:表示灯 52:ブザー部 53A,53B,69:取付部 53C:切欠き 53D:嵌合部 54:音響装置 55:発信機 57:第1のコネクタ 58:表示灯取付孔 59:音響装置取付孔 60:発信機取付孔 65:つめ部 66:係着部 68A,68B:支持部 79:グローブベース 80:グローブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 H05K 5/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示灯、音響機器、発信機の内、少なくと
    も1つを収容する防災機器収容箱に於いて、箱状に形成されると共に前部に開口部を有し且つ底壁に
    外部配線及び内部配線が接続される端子台が取り付けら
    れ、 壁面に埋め込まれるかまたは壁面に取り付けられる
    ボックスと、前記表示灯、前記音響機器、前記発信機を着脱自在に取
    り付けられる取付構造を備え且つ表示灯、音響機器、発
    信機の内少なくとも1つが取り付けられた状態で前記
    ックスの前部に取り付けられる本体プレートと、前記ボックスに取り付けられた前記 本体プレートに取り
    付けられるカバーとにより構成されたことを特徴とする
    防災機器収容箱。
  2. 【請求項2】請求項1記載の防災機器収容箱に於いて、 前記表示灯を、発光ダイオードを実装したプリント基板
    と表示灯本体とにより構成し、該表示灯本体に前記プリ
    ント基板を係合する係合部と前記本体プレートの表示灯
    取付孔に係着する係着部を設け、 前記音響装置を、ブザーやベル等の音響部と該音響部を
    前記本体プレートに取り付ける取付部とにより構成し、
    一方の取付部に前記本体プレートの音響装置取付孔の側
    部に嵌合する嵌合部を設け他方の取付部に前記音響装置
    取付孔の側部にねじ止めするためのねじ孔を形成し、 前記発信機にねじ孔が形成された取付部を設け、前記本
    体プレートの発信機取付孔の周辺に前記ねじ孔を介して
    ねじが挿入されるねじ孔を形成するとともに発信機を所
    定角度回転させた箇所にもねじ孔を形成したことを特徴
    とする防災機器収容箱。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の防災機器収容箱に於
    いて、 前記カバーの下端部につめ部を形成するとともに上部に
    第1のねじ孔を形成し、前記本体プレートのカバー収納
    枠の下面の前記つめ部に対応する位置に前記つめ部が係
    合する係合孔を形成するとともに、前記第1のねじ孔に
    対応する位置に第1のねじ孔を介してねじがねじ込まれ
    る第2のねじ孔を形成したことを特徴とする防災機器収
    容箱。
  4. 【請求項4】請求項3記載の防災機器収容箱に於いて、 前記第1のねじ孔は、前記カバーに取り付けられる表示
    灯グローブで覆われるカバーの位置に形成されることを
    特徴とする防災機器収容箱。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の防災機
    器収容箱に於いて、 前記表示灯、前記音響機器および前記発信機に一端が接
    続されている配線の他端を第1のコネクタに接続し、前
    記ボックスに取り付けられている端子台の端子に一端が
    接続されている配線の他端を第2のコネクタに接続し、
    第1のコネクタと第2のコネクタとを着脱自在に接続し
    たことを特徴とする防災機器収容箱。
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