JP3194391B2 - 電気機器およびインターホン - Google Patents

電気機器およびインターホン

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JP3194391B2
JP3194391B2 JP01706492A JP1706492A JP3194391B2 JP 3194391 B2 JP3194391 B2 JP 3194391B2 JP 01706492 A JP01706492 A JP 01706492A JP 1706492 A JP1706492 A JP 1706492A JP 3194391 B2 JP3194391 B2 JP 3194391B2
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哲史 山下
克佳 桑原
光弘 松田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロホン装置を備
えた電気機器およびインターホンに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、実開平1−113451号公報
に記載されているように、家庭用のインターホンにおい
ては、玄関の壁面等に屋外用のインターホン体を設置す
るとともに、部屋内に屋内用のインターホン体を設置
し、そして、来客等の際に、屋外用と屋内用のインター
ホン体間で相互通信を行なえるようになっている。
【0003】屋外用のインターホン体は、ケース内にマ
イクロホン装置やスピーカ装置等が内蔵されている他、
雨水等からマイクロホン装置やスピーカ装置等を保護す
るために防水構造が採られている。
【0004】マイクロホン装置においては、ケース前面
部に設けたマイクロホン用の開口部の内側に、防水フィ
ルムを介在させて、マイクロホン本体を取付ける構造に
なっている。そして、開口部および防水フィルムを通じ
てマイクロホン本体で音声を採音し、防水フィルムで開
口部からケース内部に雨水が侵入するのを防止するよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のマイク
ロホン装置の構造では、マイクロホン本体とケースとの
間に防水フィルムを単に介在させるだけであるため、防
水フィルムにしわが発生する等、平面的に張られないこ
とがある。この防水フィルムが平面的に張られないと、
防水フィルムが大きな障害となって、音声がマイクロホ
ン本体に良好に伝達されず、マイクロホン感度が低下し
てしまう問題が生じる。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、防水フィルムを確実に緊張させるとともに振動
しやすくすることにより、防水フィルムを介しても、音
をマイクロホン本体に良好に伝達でき、マイクロホン感
度の低下を防止することができる電気機器およびインタ
ーホンを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電機機器
は、マイクロホン本体とこのマイクロホン本体を収納
し、一端面に凹部、およびこの凹部の周囲に設けられた
環状の突出部を有するとともに、凹部にマイクロホン本
に連通する通孔を有するマイクロホン収納体と;前記
通孔より幅狭の開口部、この開口部の周囲から突設され
マイクロホン収納体が一端側から挿入固定される保持
、およびこの保持枠の内側でかつ開口部の周囲から突
設されマイクロホン収納体の凹部内でかつ突出部の内側
に嵌合される環状の突部を有する機器本体と前記マイ
クロホン収納体と機器本体との間に介在され、機器本体
の突部内でマイクロホン収納体側に密着するとともに機
器本体との間に空隙を形成する防水フィルムとを具備
したものである。
【0008】請求項2記載のインターホンは、イクロ
ホン装置およびスピーカ装置を備えたインターホンにお
いて、前記マイクロホン装置は、マイクロホン本体と
このマイクロホン本体を収納し、一端面に凹部、および
この凹部の周囲に設けられた環状の突出部を有するとと
もに、凹部にマイクロホン本体に連通する通孔を有する
マイクロホン収納体と;前記通孔より幅狭の開口部、こ
の開口部の周囲から突設されマイクロホン収納体が一端
側から挿入固定される保持枠、およびこの保持枠の内側
でかつ開口部の周囲から突設されマイクロホン収納体の
凹部内でかつ突出部の内側に嵌合される環状の突部を有
するケースと;前記マイクロホン収納体とケースとの間
に介在され、ケースの突部内でマイクロホン収納体側に
密着するとともにケースとの間に空隙を形成する防水フ
ィルムと;を具備したものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の電機機器では、マイクロホン本
体を収納したマイクロホン収納体を機器本体の保持枠内
に挿入する際、防水フィルムを介在させるが、マイクロ
ホン収納体を保持枠の最も奥側まで挿入すれば、マイク
ロホン収納体の凹部内でかつ突出部の内側機器本体の
環状の突部が入り込むため、それらマイクロホン収納体
の突出部と機器本体の突部で防水フィルムが周囲全方
向に略均等に引張られて平面的に緊張される。さらに、
防水フィルムは、機器本体の突部内でマイクロホン収納
体側に密着するとともに機器本体との間に空隙を形成す
るため、防水フィルムが機器本体の幅狭の開口部側より
マイクロホン収納体の幅広の通孔側に位置し、防水フィ
ルムを振動しやすい。したがって、防水フィルムを介し
ても、音がマイクロホン本体に良好に伝達される。
【0010】請求項2記載のインターホンでは、マイク
ロホン本体を収納したマイクロホン収納体をケースの保
持枠内に挿入する際、防水フィルムを介在させるが、マ
イクロホン収納体を保持枠の最も奥側まで挿入すれば、
マイクロホン収納体の凹部内でかつ突出部の内側ケー
スの環状の突部が入り込むため、それらマイクロホン収
納体の突出部とケースの突部で防水フィルムが周囲全
方向に略均等に引張られて平面的に緊張される。さら
に、防水フィルムは、ケースの突部内でマイクロホン収
納体側に密着するとともにケースとの間に空隙を形成す
るため、防水フィルムがケースの幅狭の開口部側よりマ
イクロホン収納体の幅広の通孔側に位置し、防水フィル
ムを振動しやすい。したがって、防水フィルムを介して
も、音がマイクロホン本体に良好に伝達される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照
して説明する。
【0012】図において、インターホン体1は、機器本
体としてのケース2と、スイッチ装置3と、マイクロホ
ン装置4と、スピーカ装置5とを備えている。
【0013】前記ケース2は、裏面を開口した枠状に合
成樹脂にて形成された表ケース6と、この表ケース6の
裏面内側に嵌合状態に取付けられる合成樹脂にて形成さ
れた裏カバー7とから構成されている。
【0014】前記スイッチ装置3は、表ケース6の前面
に配設される釦体11を備えている。この釦体11は、表ケ
ース6の面積に比べて比較的大きい面積の略四角形状に
形成され、上端の内面両側に、略L字状の支持片部12が
突設されているとともに各支持片部12の先端外側面に突
部13が突設され、また、下端の内面中央に、先端下面に
爪部14a を突設した係止爪14が突設されている。
【0015】そして、表ケース6には、釦体11が嵌合配
置される凹部15が設けられ、この凹部15の上端両側に各
支持片部12が挿通される挿通孔16が設けられている。こ
の両挿通孔16の外側縁部の間隔は両支持片部12の間隔と
略同一であり、各支持片部12を弾性変形させた状態で各
突部13を各挿通孔16に前方から挿入することにより、突
部13が挿通孔16の縁部17に係合して抜け止めがなされ
る。したがって、釦体11は上端側を支点として下端側が
開閉回動可能に表ケース6に取付けられる。
【0016】また、表ケース6の内面の各挿通孔16の外
縁部には支持壁部18がそれぞれ突設されており、この支
持壁部18の対向する面には、釦体11の閉状態(図2、図
4および図5に示す状態)での突部13の位置に対応し
て、両突部13の間隔より広い間隔で対向する支持面部19
が上方に拡開する傾斜状に設けられ、かつ、この支持面
部19の下端に連続し、釦体11の開状態(図3に示す状
態)での突部13の位置に対応して、両突部13の間隔より
狭い間隔で対向する保持面部20が設けられている。
【0017】さらに、凹部15の下端中央に、係止爪14が
挿通する挿通孔21が設けられ、この挿通孔21の下縁部に
係止爪14の爪部14a が係合する爪部22a を有する係合爪
22が一体に突設されているとともに、この係合爪22の先
端に爪部22a を爪部14a から離反させて係合を解除させ
るための解除部23が一体に突設されている。
【0018】そして、釦体11は、後述する伝達体26の弾
性によって、係止爪14が係合爪22に係合する状態となる
ように前方に付勢され、上端側を支点として、下端側が
押動操作可能となっている。このとき、釦体11の両支持
片部12の突部13が、両突部13の間隔より広い間隔で対向
する両支持壁部18の支持面部19の位置にあり、釦体11の
回動に支障がないようになっている。
【0019】また、凹部15の中央には、開口部24が設け
られ、この開口部24内に、釦体11の押動操作力をケース
2内に配設されたスイッチ25に伝達する伝達体26が一体
に設けられている。この伝達体26は、開口部24の上縁部
から彎曲部27を介して略U字状の揺動片28が設けられ、
この揺動片28の下端外面に釦体11の内面に当接する当接
片29が設けられているとともに、揺動片28の下端よりや
や上部寄りの内面から内側上方に向けて突出する略L字
状に押圧片30が設けられている。そして、彎曲部27が釦
体11の回動支点の近傍に位置する支点であり、当接片29
が釦体11の押動操作力を受ける力点であり、押圧片30が
押動操作力をスイッチ25に伝達する作用点である。
【0020】また、スイッチ25は、押圧片30に対向し
て、表ケース6の内面にねじ止めされる基板31に搭載さ
れている。この基板31には他の電気部品32も搭載されて
おり、電気回路部33が構成されている。
【0021】前記マイクロホン装置4は、円筒状で前面
に採音部を設けたマイクロホン本体41を有し、このマイ
クロホン本体41をマイクロホン収納体42に収納して、表
ケース6の内側に取付けるようにしている。マイクロホ
ン収納体42は、ゴム製で、前面に、円形の凹部43および
この凹部43の周囲に環状の突出部が設けられているとと
もに、この凹部43の内側にマイクロホン本体41の前面が
臨む幅広(開口部45より幅広)の通孔44が設けられてい
る。
【0022】そして、表ケース6には、ケース前面部に
連通開口する縦長スリット状で幅狭(通孔44より幅狭)
の開口部45が設けられ、開口部45の内面側の周囲に位置
してマイクロホン収納体42が挿入固定される筒状の保持
枠46が突設されるとともに、この保持枠46の内側で開口
部45の周囲にマイクロホン収納体42の凹部43内に嵌合す
る環状の突部47が突設されている。
【0023】また、マイクロホン収納体42を保持枠46内
に挿入する際には、防水フィルム48が介在される。
【0024】前記スピーカ装置5は、スピーカ本体51を
備えている。そして、表ケース6には、ケース前面部に
連通開口する横長スリット状で上下方向に複数段の開口
部52が設けられ、この開口部52の内面側の周囲に位置し
てスピーカ本体51の前端周縁を嵌合する環状の保持枠53
が突設されている。なお、スピーカ本体51を保持枠53内
に嵌合する際には、図示しない防水フィルムが介在され
る。
【0025】前記表ケース6の内側には、周壁部内側に
裏カバー7の内面が当接する複数のリブ61が突設され、
上壁部内側のリブ61より後側位置に一対の引掛爪62が突
設され、下壁部両側に取付孔63を有するボス64がリブ61
と同じ高さに突設され、挿通孔21の側部に挿通孔65を有
するボス66が突設されている。なお、挿通孔65は凹部15
内に連通開口され、その開口端に径大部67が設けられて
いる。
【0026】前記裏カバー7には、周縁部に表ケース6
の裏面内側に嵌合されてリブ61やボス64に当接する取付
板部68が設けられている。この取付板部68の上端部に、
各引掛爪62と嵌合する凹部69が設けられ、この凹部69の
内側略半分には各引掛爪62の内側略半分の前面に嵌合す
る引掛部69a がそれぞれ設けられ、凹部69の外側略半分
には各引掛爪62の外側略半分に対応して切欠部70が設け
られている。取付板部68の下端両側には、通孔71が設け
られている。
【0027】そして、裏カバー7の上端の各凹部69に表
ケース6の引掛爪62を嵌合して、引掛部69a を引掛爪62
の内側略半分の前面側に引掛け、裏カバー7を表ケース
6の内側に嵌合するとともにリブ61やボス64に当接さ
せ、裏カバー7の外側から図示しないねじを各通孔71に
挿入してボス64の取付孔63に螺着することにより、表ケ
ース6と裏カバー7とが結合固定される。
【0028】また、裏カバー7には、取付板部68の略中
央域に、電気回路部33の収納位置に対応して、取付板部
68よりも外面側に突出する突出部72が設けられている。
解除部23の位置に対応して、取付板部68よりも内面側に
凹む凹部73が設けられ、この凹部73に解除部23の先端が
突出する挿通孔74が設けられている。スピーカ本体51の
収納位置に対応して、略U字状のスリット75を介してス
ピーカ本体51を前方に押圧する押圧片76が設けられてい
る。ボス66の突出位置に対応して、ボス66が挿通嵌合さ
れる切欠部77が設けられている。後述する取付部材81の
取付孔84の各位置に対応して、突出部72より内面側に凹
む凹部78,79が設けられている。
【0029】さらに、裏カバー7の外面には端子取付部
80が設けられており、この端子取付部80には内部の電気
回路部33と接続される図示しない接続端子が取付けら
れ、施工時に他のインターホン体と配線用電線で接続さ
れる。
【0030】次に、インターホン体1を玄関の壁面等に
取付けるための取付部材81は、金属板からなり、前面を
インターホン体1の取付面とするとともに背面を壁面等
に固定する固定面とし、表ケース6の裏面内側に嵌合可
能とする形状寸法に形成され、両側には表ケース6の両
側壁部の内側に嵌合されるフランジ部82が折曲形成され
ている。
【0031】また、取付部材81の中央には裏カバー7の
突出部72が嵌合する開口部83が設けられ、この開口部83
の上下縁部に横長の取付孔84がそれぞれ設けられてい
る。
【0032】さらに、取付部材81の上縁部には、裏カバ
ー7の各切欠部70を通じて表ケース6の各引掛爪62の外
側略半分の前面に係合する略L字状の一対の係止爪85が
前面側に突設されている。下縁部中央には、取付片86が
前面側に切り起こされ、この取付片86にボス66の挿通孔
65と同軸にねじ孔87が設けられている。
【0033】次に、本実施例の作用を説明する。
【0034】インターホン体1を例えば玄関の壁面等に
取付施工する場合には、まず、取付部材81の背面の固定
面を、壁面等の所定位置や予め壁面等に取付用ボックス
が埋設される場合にはその取付用ボックスの位置に合わ
せ、取付部材81の各取付孔84を通じて図示しない固定ね
じを壁面等や取付用ボックスに螺着することにより、取
付部材81を壁面等に固定する。
【0035】また、インターホン体1を取付部材81に取
付けるのにあたり、図3に示すように、釦体11を開いて
おく。釦体11を開くには、裏カバー7の裏面の凹部73に
突出している解除部23を下方に押動させ、解除部23と一
体の係合爪22を係止爪14から外すことにより、釦体11の
下端側の係止を解除し、釦体11の上端側を支点として下
端側を上方に回動させて開くことができる。
【0036】この釦体11を開く方向に回動させていく
と、釦体11の両支持片部12の突部13は、両支持壁部18の
支持面部19に当接する位置から、支持面部19の下側の保
持面部20に当接する位置に移る。この両支持壁部18の両
保持面部20は両突部13の間隔より狭い間隔で対向してい
るため、両支持片部12が相対する内方に弾性変形されて
突部13が保持面部20に圧接し、この圧接力により釦体11
は開いた状態に保持される。
【0037】さらに、壁面等や取付用ボックス内に導か
れている配線用電線を、端子取付部80に配設された接続
端子に接続する。
【0038】そして、取付部材81の各係止爪85に、イン
ターホン体1の裏カバー7の各切欠部70を通じて、表ケ
ース6の各引掛爪62の外側略半分を引掛け、取付部材81
の周囲に表ケース6の周囲を嵌合する。この嵌合状態
で、ボス66の先端面が取付片86に接合する。
【0039】凹部15の前方から挿通孔65に取付ねじ91を
挿入し、取付ねじ91のねじ部先端を取付片86のねじ孔87
に螺着して締付ける。なお、取付ねじ91の頭部91a は径
大部67に収容される。
【0040】そして、釦体11を閉じる方向に回動させ、
釦体11の係止爪14を係合爪22に係合させる。
【0041】このようにして、インターホン体1が玄関
の壁面等に取付施工され、屋内等に配設された対となる
インターホン体と電気的にも接続される。
【0042】次に、来客者等がインターホンを利用する
場合、インターホン体1の釦体11を押動操作することに
より、伝達体26を介してスイッチ25が作動し、呼出しが
なされる。釦体11の押動操作を解除すると、伝達体26の
弾性により係止爪14が係合爪22に係合する状態まで前方
に押し戻され、スイッチ25がオフする。
【0043】そして、屋内等に設置されたインターホン
体で応答すると、スピーカ本体51から応答音声が発せら
れる。かつ、インターホン体1に向けて発せられた来客
者の音声がマイクロホン本体41で採音され、屋内のイン
ターホン体に伝達される。
【0044】また、表ケース6の前面にはマイクロホン
装置4の開口部45およびスピーカ装置5の開口部52がそ
れぞれ開口されているが、それぞれ防水構造が採られて
いるため、雨水等がケース内部に侵入するのを防止でき
る。
【0045】そして、マイクロホン装置4の防水構造で
は、マイクロホン本体41を収納したマイクロホン収納体
42を保持枠46内に挿入する際に、防水フィルム48を介在
させるようにしているが、マイクロホン収納体42を保持
枠46の最も奥側まで挿入すれば、マイクロホン収納体42
の凹部43内でかつこの凹部43の周囲の突出部の内側
ケース6の環状の突部47が入り込むため、それらマイク
ロホン収納体42の突出 部と表ケース6の突部47で防水
フィルム48が周囲全方向に略均等に引張って確実に緊張
させることができる。さらに、防水フィルム48は、表ケ
ース6の突部47内でマイクロホン収納体42側に密着する
とともに表ケース6との間に空隙を形成するため、防水
フィルム48が表ケース6の幅狭の開口部45側よりマイク
ロホン収納体42の幅広の通孔44側に位置し、防水フィル
ム48を振動しやすくできる。したがって、防水フィルム
48を介在しても、音をマイクロホン本体41に良好に伝達
でき、所望のマイクロホン感度を確保できる。
【0046】また、釦体11を開くと、釦体11の両支持片
部12の突部13が両支持壁部18の保持面部20にそれぞれ圧
接する。そのため、釦体11を開いた状態に保持すること
ができ、取付ねじ91の螺着作業や、例えば凹部15に臨ま
せてスピーカ本体51の音量ボリューム等を配設した場合
の調整作業を容易に行なえる。
【0047】また、釦体11を押動操作すると、伝達体26
の力点である当接片29で押動操作力を受け、支点である
彎曲部27を支点として揺動片28が揺動し、作用点である
押圧片30でスイッチ25を押すことになる。そのため、釦
体11を押動操作する力がスイッチ25には直接加わらず、
押動操作力が大きくても伝達体26が弾性変位して吸収す
ることにより、スイッチ25に無理な力が加わるのを防止
でき、スイッチ25の故障や破損を防止できる。
【0048】また、釦体11を開く際には、裏カバー7か
ら突設した解除部23を操作することにより、表ケース6
から裏カバー7を外すことなく、釦体11の係止爪14と表
ケース6の係合爪22との係合を解除することができる。
しかも、裏カバー7は、電気回路部33の収納位置に対応
して収納に必要な寸法の突出部72を設け、解除部23の突
出部分に対応する部分に指先等を挿入して解除部23を操
作するための凹部73に設けたことにより、ケース2の厚
み寸法を大きくすることなく、解除部23の操作性を良好
にできる。
【0049】また、取付部材81を金属板にて表ケース6
の裏面内側に嵌合可能に形成したので、取付部材81にイ
ンターホン体1を取付けた際に取付部材81を隠蔽して外
観を良好にできるとともに、取付部材81自体の肉厚を薄
くして薄型化できる。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の電機機器によれば、マイ
クロホン本体を収納したマイクロホン収納体を、防水フ
ィルムを介在させて、機器本体の保持枠内に挿入する
際、マイクロホン収納体を保持枠の最も奥側まで挿入す
れば、マイクロホン収納体の凹部内でかつ突出部の内側
機器本体の環状の突部が入り込むため、それらマイク
ロホン収納体の突出部と機器本体の突部により防水フ
ィルムを周囲全方向に略均等に引張って確実に緊張させ
ることができる。さらに、防水フィルムは、機器本体の
突部内でマイクロホン収納体側に密着するとともに機器
本体との間に空隙を形成するため、防水フィルムが機器
本体の幅狭の開口部側よりマイクロホン収納体の幅広の
通孔側に位置し、防水フィルムを振動しやすくできる。
したがって、防水フィルムを介在しても、音をマイクロ
ホン本体に良好に伝達でき、マイクロホン感度の低下を
防止することができる。
【0051】請求項2記載のインターホンによれば、マ
イクロホン本体を収納したマイクロホン収納体を、防水
フィルムを介在させて、ケースの保持枠内に挿入する
際、マイクロホン収納体を保持枠の最も奥側まで挿入す
れば、マイクロホン収納体の凹部内でかつ突出部の内側
ケースの環状の突部が入り込むため、それらマイクロ
ホン収納体の突出部とケースの突部により防水フィル
ムを周囲全方向に略均等に引張って確実に緊張させるこ
とができる。さらに、防水フィルムは、ケースの突部内
でマイクロホン収納体側に密着するとともにケースとの
間に空隙を形成するため、防水フィルムがケースの幅狭
の開口部側よりマイクロホン収納体の幅広の通孔側に位
置し、防水フィルムを振動しやすくできる。したがっ
、防水フィルムを介在しても、音をマイクロホン本体
に良好に伝達でき、マイクロホン感度の低下を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すインターホン体の一部
の断面図である。
【図2】インターホン体の断面図である。
【図3】インターホン体の釦体を開いた状態の一部の断
面図である。
【図4】インターホン体の正面図である。
【図5】インターホン体の表ケースの背面図である。
【図6】インターホン体の取付部材を組合わせた背面図
である。
【符号の説明】
1 インターホン体 2 機器本体としてのケース 4 マイクロホン装置 5 スピーカ装置 41 マイクロホン本体 42 マイクロホン収納体 43 凹部44 通孔 45 開口部 46 保持枠 47 突部 48 防水フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−193081(JP,U) 実開 平1−113451(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/02 - 1/23 H04R 1/00 H05K 5/00 - 5/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロホン本体と このマイクロホン本体を収納し、一端面に凹部、および
    この凹部の周囲に設けられた環状の突出部を有するとと
    もに、凹部にマイクロホン本体に連通する通孔を有する
    マイクロホン収納体と 前記通孔より幅狭の 開口部、この開口部の周囲から突設
    されマイクロホン収納体が一端側から挿入固定される保
    持枠、およびこの保持枠の内側でかつ開口部の周囲から
    突設されマイクロホン収納体の凹部内でかつ突出部の内
    に嵌合される環状の突部を有する機器本体と 前記マイクロホン収納体と機器本体との間に介在され
    機器本体の突部内でマイクロホン収納体側に密着すると
    ともに機器本体との間に空隙を形成する防水フィルム
    を具備したことを特徴とする電気機器。
  2. 【請求項2】 イクロホン装置およびスピーカ装置を
    備えたインターホンにおいて、 前記マイクロホン装置は、 マイクロホン本体と このマイクロホン本体を収納し、一端面に凹部、および
    この凹部の周囲に設けられた環状の突出部を有するとと
    もに、凹部にマイクロホン本体に連通する通孔を有する
    マイクロホン収納体と; 前記通孔より幅狭の開口部、この開口部の周囲から突設
    されマイクロホン収納体が一端側から挿入固定される保
    持枠、およびこの保持枠の内側でかつ開口部の周囲から
    突設されマイクロホン収納体の凹部内でかつ突出部の内
    側に嵌合される環状の突部を有するケースと; 前記マイクロホン収納体とケースとの間に介在され、ケ
    ースの突部内でマイクロホン収納体側に密着するととも
    にケースとの間に空隙を形成する防水フィルムと; を具備した ことを特徴とするインターホン。
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