JPH05219164A - 電気機器およびインターホン - Google Patents

電気機器およびインターホン

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Publication number
JPH05219164A
JPH05219164A JP1706592A JP1706592A JPH05219164A JP H05219164 A JPH05219164 A JP H05219164A JP 1706592 A JP1706592 A JP 1706592A JP 1706592 A JP1706592 A JP 1706592A JP H05219164 A JPH05219164 A JP H05219164A
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JP
Japan
Prior art keywords
button body
front case
back cover
intercom
engagement
Prior art date
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Pending
Application number
JP1706592A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Matsuda
光弘 松田
Tetsushi Yamashita
哲史 山下
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 釦体11の係止をケース外部から解除する。 【構成】 表ケース6と裏カバー7との間に、電気回路
部33等を収納する。表ケース6の前面に、釦体11を開閉
可能に設ける。釦体11には、係止部14を設ける。表ケー
ス6に、係止部14が係合し、釦体11を閉状態に保持する
係合部22を設ける。係合部22に、裏カバー7から突出
し、係止部14と係合部22との係合を解除する解除部23を
設ける。裏カバー7に、解除部23の突出部分に対応し
て、凹部73を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押し釦式のスイッチを
備えた電気機器およびインターホンに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、家庭用のインターホンにおいて
は、玄関の壁面等に屋外用のインターホン体を設置する
とともに、部屋内に屋内用のインターホン体を設置し、
そして、来客等の際に、屋外用と屋内用のインターホン
体間で相互通信を行なえるようになっている。
【0003】屋外用のインターホン体は、ケースに呼出
し用のスイッチ装置を設けるとともに、ケース内に会話
用のマイクロホン装置およびスピーカ装置を設けてい
る。
【0004】スイッチ装置においては、ケースの外面に
上端側を支点として押動可能に取付けた釦体と、この釦
体の内面に臨んでケース内に配設され釦体の押動操作に
より作動するスイッチとを備えている。
【0005】この釦体は、上端内面に引掛片を突設する
とともに、下端内面に係止爪を突設している。そして、
釦体をケースに取付けるには、上端の引掛片をケースの
外面側から挿入して引掛けた後、釦体をケースに向けて
閉じる方向に回動させて、下端の係止爪をケース内の係
合爪に係止する。また、釦体の取付状態では、上端側の
引掛部分を支点として下端側を押動操作可能としてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、釦体の内側
には、前記スイッチが配設されるとともに、例えばスピ
ーカ装置の音量ボリューム等が配設される場合もあり、
それらを調整する場合には、釦体を開放する必要があ
る。
【0007】しかし、釦体を開放するには、係止爪をケ
ース内部の係合爪から外す必要があるため、ケースの例
えば裏カバーを外して、係止爪と係合爪との係合部分を
露出させて解除操作しなければならず、手間がかかる。
【0008】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、釦体の係止をケース外部から簡単に解除するこ
とができる電気機器およびインターホンを提供すること
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、表ケ
ースと、この表ケースの裏面に嵌合される裏カバーと、
表ケースと裏カバーとの間に収納される電気回路部と、
表ケースの外面に開閉可能に配設され閉状態に係止する
係止部を有する釦体と、係止部が係合し釦体を閉状態に
保持する係合部と、裏カバーから外方に突出し係止部と
係合部との係合を解除する解除部とを備え、前記裏カバ
ーに、前記電気回路部の収納位置に対応して外面側に突
出する突出部を設けるとともに、前記解除部の突出部分
に対応して内面側に凹む凹部を設けたものである。
【0010】請求項2の発明は、スイッチ装置、マイク
ロホン装置およびスピーカ装置を設けたインターホン体
を備え、複数のインターホン体間で相互通信を行なえる
ようにしたインターホンにおいて、前記インターホン体
は、表ケースと、この表ケースの裏面に嵌合される裏カ
バーと、表ケースと裏カバーとの間に収納される電気回
路部と、表ケースの外面に開閉可能に配設され閉状態に
係止する係止部を有する釦体と、係止部が係合し釦体を
閉状態に保持する係合部と、裏カバーから外方に突出し
係止部と係合部との係合を解除する解除部とを備え、前
記裏カバーに、前記電気回路部の収納位置に対応して外
面側に突出する突出部を設けるとともに、前記解除部の
突出部分に対応して内面側に凹む凹部を設けたものであ
る。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、係合部を表ケースに一体に設け、こ
の係合部に解除部を一体に設けたものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、解除部を釦体の係止部に一体に設け
たものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明では、表ケースに閉状態で係止
されている釦体を開く際、裏カバーから突設した解除部
を操作することにより、釦体の係止部とケース内の係合
部との係合が解除される。また、裏カバーには、電気回
路部の収納位置に対応して収納に必要な寸法の突出部を
設けるが、解除部の突出部分に対応する部分には凹部を
設け、この凹部に指先等を挿入して解除部を容易に操作
できるようにしている。
【0014】請求項2の発明では、インターホン体の表
ケースに閉状態で係止されている釦体を開く際、裏カバ
ーから突設した解除部を操作することにより、釦体の係
止部とケース内の係合部との係合が解除される。また、
裏カバーには、電気回路部の収納位置に対応して収納に
必要な寸法の突出部を設けるが、解除部の突出部分に対
応する部分には凹部を設け、この凹部に指先等を挿入し
て解除部を容易に操作できるようにしている。
【0015】請求項3の発明では、請求項1または請求
項2の発明において、解除部の操作により、係合部が釦
体の係止部から外れる。
【0016】請求項4の発明では、請求項1または請求
項2の発明において、解除部を操作することにより、釦
体の係止部が係合部から外れる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照
して説明する。
【0018】図において、インターホン体1は、ケース
2と、スイッチ装置3と、マイクロホン装置4と、スピ
ーカ装置5とを備えている。
【0019】前記ケース2は、裏面を開口した枠状に合
成樹脂にて形成された表ケース6と、この表ケース6の
裏面内側に嵌合状態に取付けられる合成樹脂にて形成さ
れた裏カバー7とから構成されている。
【0020】前記スイッチ装置3は、表ケース6の前面
に配設される釦体11を備えている。この釦体11は、表ケ
ース6の面積に比べて比較的大きい面積の略四角形状に
形成され、上端の内面両側に、略L字状の支持片部12が
突設されているとともに各支持片部12の先端外側面に突
部13が突設され、また、下端の内面中央に、先端下面に
爪部14a を突設した係止部としての係止爪14が突設され
ている。
【0021】そして、表ケース6には、釦体11が嵌合配
置される凹部15が設けられ、この凹部15の上端両側に各
支持片部12が挿通される挿通孔16が設けられている。こ
の両挿通孔16の外側縁部の間隔は両支持片部12の間隔と
略同一であり、各支持片部12を弾性変形させた状態で各
突部13を各挿通孔16に前方から挿入することにより、突
部13が挿通孔16の縁部17に係合して抜け止めがなされ
る。したがって、釦体11は上端側を支点として下端側が
開閉回動可能に表ケース6に取付けられる。
【0022】また、表ケース6の内面の各挿通孔16の外
縁部には支持壁部18がそれぞれ突設されており、この支
持壁部18の対向する面には、釦体11の閉状態(図1ない
し図3に示す状態)での突部13の位置に対応して、両突
部13の間隔より広い間隔で対向する支持面部19が上方に
拡開する傾斜状に設けられ、かつ、この支持面部19の下
端に連続し、釦体11の開状態(図6に示す状態)での突
部13の位置に対応して、両突部13の間隔より狭い間隔で
対向する保持面部20が設けられている。
【0023】さらに、凹部15の下端中央に、係止爪14が
挿通する挿通孔21が設けられ、この挿通孔21の下縁部に
係止爪14の爪部14a が係合する爪部22a を有する係合部
としての係合爪22が一体に突設されているとともに、こ
の係合爪22の先端に爪部22aを爪部14a から離反させて
係合を解除させるための解除部23が一体に突設されてい
る。
【0024】そして、釦体11は、後述する伝達体26の弾
性によって、係止爪14が係合爪22に係合する状態となる
ように前方に付勢され、上端側を支点として、下端側が
押動操作可能となっている。このとき、釦体11の両支持
片部12の突部13が、両突部13の間隔より広い間隔で対向
する両支持壁部18の支持面部19の位置にあり、釦体11の
回動に支障がないようになっている。
【0025】また、凹部15の中央には、開口部24が設け
られ、この開口部24内に、釦体11の押動操作力をケース
2内に配設されたスイッチ25に伝達する伝達体26が一体
に設けられている。この伝達体26は、開口部24の上縁部
から彎曲部27を介して略U字状の揺動片28が設けられ、
この揺動片28の下端外面に釦体11の内面に当接する当接
片29が設けられているとともに、揺動片28の下端よりや
や上部寄りの内面から内側上方に向けて突出する略L字
状に押圧片30が設けられている。そして、彎曲部27が釦
体11の回動支点の近傍に位置する支点であり、当接片29
が釦体11の押動操作力を受ける力点であり、押圧片30が
押動操作力をスイッチ25に伝達する作用点である。
【0026】また、スイッチ25は、押圧片30に対向し
て、表ケース6の内面にねじ止めされる基板31に搭載さ
れている。この基板31には他の電気部品32も搭載されて
おり、電気回路部33が構成されている。
【0027】前記マイクロホン装置4は、円筒状で前面
に採音部を設けたマイクロホン本体41を有し、このマイ
クロホン本体41をマイクロホン収納体42に収納して、表
ケース6の内側に取付けるようにしている。マイクロホ
ン収納体42は、ゴム製で、前面に、円形の凹部43が設け
られているとともに、この凹部43の内側にマイクロホン
本体41の前面が臨む通孔44が設けられている。
【0028】そして、表ケース6には、ケース前面部に
連通開口する縦長スリット状の開口部45が設けられ、開
口部45の内面側の周囲に位置してマイクロホン収納体42
が挿入固定される筒状の保持枠46が突設されるととも
に、この保持枠46の内側で開口部45の周囲にマイクロホ
ン収納体42の凹部43内に嵌合する環状の突部47が突設さ
れている。
【0029】また、マイクロホン収納体42を保持枠46内
に挿入する際には、防水フィルム48が介在される。
【0030】前記スピーカ装置5は、スピーカ本体51を
備えている。そして、表ケース6には、ケース前面部に
連通開口する横長スリット状で上下方向に複数段の開口
部52が設けられ、この開口部52の内面側の周囲に位置し
てスピーカ本体51の前端周縁を嵌合する環状の保持枠53
が突設されている。なお、スピーカ本体51を保持枠53内
に嵌合する際には、図示しない防水フィルムが介在され
る。
【0031】前記表ケース6の内側には、周壁部内側に
裏カバー7の内面が当接する複数のリブ61が突設され、
上壁部内側のリブ61より後側位置に一対の引掛爪62が突
設され、下壁部両側に取付孔63を有するボス64がリブ61
と同じ高さに突設され、挿通孔21の側部に挿通孔65を有
するボス66が突設されている。なお、挿通孔65は凹部15
内に連通開口され、その開口端に径大部67が設けられて
いる。
【0032】前記裏カバー7には、周縁部に表ケース6
の裏面内側に嵌合されてリブ61やボス64に当接する取付
板部68が設けられている。この取付板部68の上端部に、
各引掛爪62と嵌合する凹部69が設けられ、この凹部69の
内側略半分には各引掛爪62の内側略半分の前面に嵌合す
る引掛部69a がそれぞれ設けられ、凹部69の外側略半分
には各引掛爪62の外側略半分に対応して切欠部70が設け
られている。取付板部68の下端両側には、通孔71が設け
られている。
【0033】そして、裏カバー7の上端の各凹部69に表
ケース6の引掛爪62を嵌合して、引掛部69a を引掛爪62
の内側略半分の前面側に引掛け、裏カバー7を表ケース
6の内側に嵌合するとともにリブ61やボス64に当接さ
せ、裏カバー7の外側から図示しないねじを各通孔71に
挿入してボス64の取付孔63に螺着することにより、表ケ
ース6と裏カバー7とが結合固定される。
【0034】また、裏カバー7には、取付板部68の略中
央域に、電気回路部33の収納位置に対応して、取付板部
68よりも外面側に突出する突出部72が設けられている。
解除部23の位置に対応して、取付板部68よりも内面側に
凹む凹部73が設けられ、この凹部73に解除部23の先端が
突出する挿通孔74が設けられている。スピーカ本体51の
収納位置に対応して、略U字状のスリット75を介してス
ピーカ本体51を前方に押圧する押圧片76が設けられてい
る。ボス66の突出位置に対応して、ボス66が挿通嵌合さ
れる切欠部77が設けられている。後述する取付部材81の
取付孔84の各位置に対応して、突出部72より内面側に凹
む凹部78,79が設けられている。
【0035】さらに、裏カバー7の外面には端子取付部
80が設けられており、この端子取付部80には内部の電気
回路部33と接続される図示しない接続端子が取付けら
れ、施工時に他のインターホン体と配線用電線で接続さ
れる。
【0036】次に、インターホン体1を玄関の壁面等に
取付けるための取付部材81は、金属板からなり、前面を
インターホン体1の取付面とするとともに背面を壁面等
に固定する固定面とし、表ケース6の裏面内側に嵌合可
能とする形状寸法に形成され、両側には表ケース6の両
側壁部の内側に嵌合されるフランジ部82が折曲形成され
ている。
【0037】また、取付部材81の中央には裏カバー7の
突出部72が嵌合する開口部83が設けられ、この開口部83
の上下縁部に横長の取付孔84がそれぞれ設けられてい
る。
【0038】さらに、取付部材81の上縁部には、裏カバ
ー7の各切欠部70を通じて表ケース6の各引掛爪62の外
側略半分の前面に係合する略L字状の一対の係止爪85が
前面側に突設されている。下縁部中央には、取付片86が
前面側に切り起こされ、この取付片86にボス66の挿通孔
65と同軸にねじ孔87が設けられている。
【0039】次に、本実施例の作用を説明する。
【0040】インターホン体1を例えば玄関の壁面等に
取付施工する場合には、まず、取付部材81の背面の固定
面を、壁面等の所定位置や予め壁面等に取付用ボックス
が埋設される場合にはその取付用ボックスの位置に合わ
せ、取付部材81の各取付孔84を通じて図示しない固定ね
じを壁面等や取付用ボックスに螺着することにより、取
付部材81を壁面等に固定する。
【0041】また、インターホン体1を取付部材81に取
付けるのにあたり、図6に示すように、釦体11を開いて
おく。釦体11を開くには、裏カバー7の裏面の凹部73に
突出している解除部23を下方に押動させ、解除部23と一
体の係合爪22を係止爪14から外すことにより、釦体11の
下端側の係止を解除し、釦体11の上端側を支点として下
端側を上方に回動させて開くことができる。
【0042】この釦体11を開く方向に回動させていく
と、釦体11の両支持片部12の突部13は、両支持壁部18の
支持面部19に当接する位置から、支持面部19の下側の保
持面部20に当接する位置に移る。この両支持壁部18の両
保持面部20は両突部13の間隔より狭い間隔で対向してい
るため、両支持片部12が相対する内方に弾性変形されて
突部13が保持面部20に圧接し、この圧接力により釦体11
は開いた状態に保持される。
【0043】さらに、壁面等や取付用ボックス内に導か
れている配線用電線を、端子取付部80に配設された接続
端子に接続する。
【0044】そして、取付部材81の各係止爪85に、イン
ターホン体1の裏カバー7の各切欠部70を通じて、表ケ
ース6の各引掛爪62の外側略半分を引掛け、取付部材81
の周囲に表ケース6の周囲を嵌合する。この嵌合状態
で、ボス66の先端面が取付片86に接合する。
【0045】凹部15の前方から挿通孔65に取付ねじ91を
挿入し、取付ねじ91のねじ部先端を取付片86のねじ孔87
に螺着して締付ける。なお、取付ねじ91の頭部91a は径
大部67に収容される。
【0046】そして、釦体11を閉じる方向に回動させ、
釦体11の係止爪14を係合爪22に係合させる。
【0047】このようにして、インターホン体1が玄関
の壁面等に取付施工され、屋内等に配設された対となる
インターホン体と電気的にも接続される。
【0048】次に、来客者等がインターホンを利用する
場合、インターホン体1の釦体11を押動操作することに
より、伝達体26を介してスイッチ25が作動し、呼出しが
なされる。釦体11の押動操作を解除すると、伝達体26の
弾性により係止爪14が係合爪22に係合する状態まで前方
に押し戻され、スイッチ25がオフする。
【0049】そして、屋内等に設置されたインターホン
体で応答すると、スピーカ本体51から応答音声が発せら
れる。かつ、インターホン体1に向けて発せられた来客
者の音声がマイクロホン本体41で採音され、屋内のイン
ターホン体に伝達される。
【0050】また、表ケース6の前面にはマイクロホン
装置4の開口部45およびスピーカ装置5の開口部52がそ
れぞれ開口されているが、それぞれ防水構造が採られて
いるため、雨水等がケース内部に侵入するのを防止でき
る。
【0051】そして、マイクロホン装置4の防水構造で
は、マイクロホン本体41を収納したマイクロホン収納体
42を保持枠46内に挿入する際に、防水フィルム48を介在
させるようにしているが、マイクロホン収納体42を保持
枠46の最も奥側まで挿入すれば、マイクロホン収納体42
の凹部43に環状の突部47が入り込むため、その突部47で
防水フィルム48が周囲全方向に略均等に引張られる。そ
のため、防水フィルム48を平面的に張ることができ、所
望のマイクロホン感度を確保できる。
【0052】また、釦体11を開くと、釦体11の両支持片
部12の突部13が両支持壁部18の保持面部20にそれぞれ圧
接する。そのため、釦体11を開いた状態に保持すること
ができ、取付ねじ91の螺着作業や、例えば凹部15に臨ま
せてスピーカ本体51の音量ボリューム等を配設した場合
の調整作業を容易に行なえる。
【0053】また、釦体11を押動操作すると、伝達体26
の力点である当接片29で押動操作力を受け、支点である
彎曲部27を支点として揺動片28が揺動し、作用点である
押圧片30でスイッチ25を押すことになる。そのため、釦
体11を押動操作する力がスイッチ25には直接加わらず、
押動操作力が大きくても伝達体26が弾性変位して吸収す
ることにより、スイッチ25に無理な力が加わるのを防止
でき、スイッチ25の故障や破損を防止できる。
【0054】また、釦体11を開く際には、裏カバー7か
ら突設した解除部23を操作することにより、表ケース6
から裏カバー7を外すことなく、釦体11の係止爪14と表
ケース6の係合爪22との係合を解除することができる。
しかも、裏カバー7は、電気回路部33の収納位置に対応
して収納に必要な寸法の突出部72を設けるが、解除部23
の突出部分に対応する部分には凹部73を設けるため、こ
の凹部73に指先等を挿入して解除部23を容易に操作でき
る。
【0055】また、取付部材81を金属板にて表ケース6
の裏面内側に嵌合可能に形成したので、取付部材81にイ
ンターホン体1を取付けた際に取付部材81を隠蔽して外
観を良好にできるとともに、取付部材81自体の肉厚を薄
くして薄型化できる。
【0056】なお、前記実施例では、解除部23を係合部
22に一体に設けていたが、解除部23を係止爪14の先端に
一体に設け、解除部23の操作により係止爪14を係合爪22
から外すようにしても、前記実施例と同様の作用効果が
得られる。
【0057】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、表ケースに閉
状態で係止されている釦体を開く際、裏カバーから突設
した解除部を操作することにより、表ケースから裏カバ
ーを外すことなく、釦体の係止部とケース内の係合部と
の係合を簡単に解除することができる。しかも、裏カバ
ーには、電気回路部の収納位置に対応して収納に必要な
寸法の突出部を設けるが、解除部の突出部分に対応する
部分には凹部を設けるため、この凹部に指先等を挿入し
て解除部を容易に操作することができる。
【0058】請求項2の発明によれば、インターホン体
の表ケースに閉状態で係止されている釦体を開く際、裏
カバーから突設した解除部を操作することにより、表ケ
ースから裏カバーを外すことなく、釦体の係止部とケー
ス内の係合部との係合を簡単に解除することができる。
しかも、裏カバーには、電気回路部の収納位置に対応し
て収納に必要な寸法の突出部を設けるが、解除部の突出
部分に対応する部分には凹部を設けるため、この凹部に
指先等を挿入して解除部を容易に操作することができ
る。
【0059】請求項3の発明によれば、請求項1または
請求項2の発明において、係合部を表ケースに一体に設
けるとともに、この係合部に解除部を一体に設けたた
め、解除部の操作により、係合部を釦体の係止部から確
実に外すことができる。
【0060】請求項4の発明によれば、請求項1または
請求項2の発明において、解除部を釦体の係止部に一体
に設けたため、解除部を操作により、釦体の係止部を係
合部から確実に外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すインターホン体の断面
図である。
【図2】インターホン体の表ケースの背面図である。
【図3】インターホン体の正面図である。
【図4】インターホン体の取付部材を組合わせた背面図
である。
【図5】インターホン体のマイクロホン装置の断面図で
ある。
【図6】インターホン体の釦体を開いた状態の一部の断
面図である。
【符号の説明】 1 インターホン体 3 スイッチ装置 4 マイクロホン装置 5 スピーカ装置 6 表ケース 7 裏カバー 11 釦体 14 係止部 22 係合部 23 解除部 33 電気回路部 72 突出部 73 凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表ケースと、この表ケースの裏面に嵌合
    される裏カバーと、表ケースと裏カバーとの間に収納さ
    れる電気回路部と、表ケースの外面に開閉可能に配設さ
    れ閉状態に係止する係止部を有する釦体と、係止部が係
    合し釦体を閉状態に保持する係合部と、裏カバーから外
    方に突出し係止部と係合部との係合を解除する解除部と
    を備え、 前記裏カバーに、前記電気回路部の収納位置に対応して
    外面側に突出する突出部を設けるとともに、前記解除部
    の突出部分に対応して内面側に凹む凹部を設けたことを
    特徴とする電気機器。
  2. 【請求項2】 スイッチ装置、マイクロホン装置および
    スピーカ装置を設けたインターホン体を備え、複数のイ
    ンターホン体間で相互通信を行なえるようにしたインタ
    ーホンにおいて、 前記インターホン体は、表ケースと、この表ケースの裏
    面に嵌合される裏カバーと、表ケースと裏カバーとの間
    に収納される電気回路部と、表ケースの外面に開閉可能
    に配設され閉状態に係止する係止部を有する釦体と、係
    止部が係合し釦体を閉状態に保持する係合部と、裏カバ
    ーから外方に突出し係止部と係合部との係合を解除する
    解除部とを備え、 前記裏カバーに、前記電気回路部の収納位置に対応して
    外面側に突出する突出部を設けるとともに、前記解除部
    の突出部分に対応して内面側に凹む凹部を設けたことを
    特徴とするインターホン。
  3. 【請求項3】 係合部を表ケースに一体に設け、この係
    合部に解除部を一体に設けたことを特徴とする請求項1
    記載の電気機器または請求項2記載のインターホン。
  4. 【請求項4】 解除部を釦体の係止部に一体に設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の電気機器または請求項2
    記載のインターホン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009281056A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Tokai Rika Co Ltd 携帯機

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JP2009281056A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Tokai Rika Co Ltd 携帯機

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