JP4498094B2 - 電子機器の押釦構造 - Google Patents

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Description

本発明は、屋外用のインターホン子機などの電子機器の押釦構造に関するものである。
例えば、家庭用のインターホンにおいて、玄関の壁面などに屋外用のインターホン子機を設置するとともに、部屋内に屋内用のインターホン親機を設置し、来客などの際に、親機と子機との間で相互に通信できるものが知られている。
そのようなインターホン子機を屋外に設置する場合には、それを取り付けるための取付ねじが必要である。その取付ねじが外部に露出するのを回避するために、専用のねじカバーを設けると、部品点数が多くなる。
そこで、呼び出し釦(押し釦部材)の内部に、取付ねじを隠蔽するように設け、呼び出し釦を開いた状態で保持できるように、設置作業を容易に行うことができるインターホン(電子部品)が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許第3104719号公報(段落0008,0037,0038)
上記特許文献1記載の技術では、呼び出し釦(押し釦部材)の回転軸が定まっていないので、呼び出しボタンを開いた状態で保持する際に、呼び出し釦を開く動作を行いにくい。また、呼び出し釦のヒンジ周辺部を押した場合のスイッチ動作が確実とはいえない。
そこで、本発明は、押し釦部材の開放動作を容易にし、設置時や電池交換時などの取扱作業性を確保して、押し釦部材による確実なスイッチ動作を実現した電子機器における押釦構造を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、機器ケーシングの下端部前側に凹部が形成され、この凹部に押し釦部材が開閉可能に設けられ、この押し釦部材が前記凹部の前面側を覆う前面部と下面側を覆う下面部とを有し、この押し釦部材の前面部の内方側に、前記押し釦部材の押圧により作動するスイッチ手段が設けられている電子機器の押釦構造において、前記押し釦部材の前面部上縁に断面U字形状又は断面コ字形状の弾性ヒンジ片部が設けられる一方、前記機器ケーシングの凹部内に、前記弾性ヒンジ片部が挿通可能である挿通孔部が形成され、前記弾性ヒンジ片部の自由先端部に側方に突出する回転軸部が設けられ、この回転軸部が、前記挿通孔部内で前記機器ケーシングの軸受け部に回転可能に支持され、前記押し釦部材を開く際に、前記挿通孔部の上縁を形成する、前記機器ケーシングの端縁部を、前記弾性ヒンジ片部が包み込むように回転可能であるとともに、前記押し釦部材が一定開度以上開いた状態で、前記弾性ヒンジ片部と前記端縁部との係合関係で前記押し釦部材が前記開いた状態を、前記弾性ヒンジ片部が前記端縁部に接触する係合関係で保持可能である構成とされていることを特徴とする。ここで、「弾性ヒンジ片部が挿通可能である」とは、弾性ヒンジ片部全体が挿通孔部に挿通可能である場合だけでなく、弾性ヒンジ片の一部が挿通可能である場合も含むことを意味する。
このようにすれば、機器ケーシングに押し釦部材を回転可能に支持させる断面U字形状又は断面コ字形状の弾性ヒンジ片部が、前記押し釦部材を開く際に、(前記挿通孔部の上縁を形成する)前記機器ケーシングの端縁部を包み込むように回転可能とするとともに、前記押し釦部材が一定開度以上開いた状態で、前記弾性ヒンジ片部が前記端縁部に接触する係合関係で前記押し釦部材が前記開いた状態を保持可能である構成とされているので、押し釦部材の開放動作を容易にして、設置時や電池交換時などの取扱作業性を確保し、押し釦部材による確実なスイッチ動作を実現することができる。
請求項2の発明は、機器ケーシングの下端部前側に凹部が形成され、この凹部に押し釦部材が開閉可能に設けられ、この押し釦部材が前記凹部の前面側を覆う前面部と下面側を覆う下面部とを有し、この押し釦部材の前面部の内方側に、前記押し釦部材の押圧により作動するスイッチ手段が設けられている電子機器の押釦構造において、前記押し釦部材の前面部上縁に断面U字形状又は断面コ字形状の弾性ヒンジ片部が設けられる一方、前記機器ケーシングの凹部内に、前記弾性ヒンジ片部が挿通可能である挿通孔部が形成され、前記弾性ヒンジ片部は、前記押し釦部材の前面部に一端が連接され前記下面部と平行に延びる第1の部分と、この第1の部分の他端に一端が連接される第2の部分と、この第2の部分の他端に連接され前記第1の部分と平行に延びる第3の部分とを有し、前記第3の部分の自由先端部に側方に突出する回転軸部が設けられ、この回転軸部が、前記挿通孔部内で前記機器ケーシングの軸受け部に回転可能に支持され、前記弾性ヒンジ片部の第1〜第3の部分の長さが、前記押し釦部材を開く際に、前記弾性ヒンジ片部を前記挿通孔部の上縁を形成する、前記機器ケーシングの端縁部を、前記第1及び第3の部分で挟み込むように回転可能とするとともに、前記押し釦部材が一定開度以上開いた状態でその開放状態を、前記第1の部分が前記端縁部に接触する係合関係で保持可能とする長さに設定されていることを特徴とする。ここで、弾性ヒンジ片部の第2の部分は、第1の部分と第3の部分とを平行に連接でき、前記機器ケーシングの端縁部を、第1及び第3の部分で挟み込むように回転可能となる形状(長さを含む)であればよく、その形状は制限されない(例えば、断面は直線状である必要はなく、湾曲した形状でもよい)。
このようにすれば、機器ケーシングに押し釦部材を回転可能に支持させる断面U字形状又は断面コ字形状の弾性ヒンジ片部の第1〜第3の部分の長さが、前記弾性ヒンジ片部を前記挿通孔部の上縁を形成する、前記機器ケーシングの端縁部を、前記第1及び第3の部分で挟み込むように回転可能とするとともに、前記押し釦部材が一定開度以上開いた状態でその開放状態を、前記第1の部分が前記端縁部に接触する係合関係で保持可能とする長さに設定されているので、押し釦部材の開放動作を容易にして、設置時や電池交換時などの取扱作業性を確保し、押し釦部材による確実なスイッチ動作を実現することができる。
請求項3に記載のように、前記機器ケーシングの下端側に、断面U字形状又は断面コ字形状のアーム部を介して被係合部が形成され、前記押し釦部材の下面部に、前記被係合部に係脱可能に弾性係合する係合爪部が設けられている構成とすることが望ましい。
このようにすれば、被係合部と係合爪部との係合操作の容易性を確保して、正面から見えない機器ケーシングの下面側に係合部と被係合部との係合部分を位置させることができる。
請求項4に記載のように、前記押し釦部材の前面部は、中間部材を介してスイッチ手段を押圧するものであり、前記中間部材は、前記スイッチ手段の上方に位置する押圧部を有し、この押圧部が断面U字形状又は断面コ字形状の連接部を介して前記機器ケーシングに支持されている構成としてもよい。
このようにすれば、押し釦部材を押すことで、中間部材(U字形状の連接部)の弾性により中間部材の押圧部が無理なく変位し、スイッチ手段を押圧して動作させることができる。
請求項5に記載のように、前記電子機器は、玄関に設けられるインターホン子機とすることができる。
このようにすれば、屋外の、例えば玄関に取り付けるための取付ねじを押し釦部材にて覆うことができ、外部から取付ねじを見えなくすることができる。
以上のように構成したから、請求項1の発明は、機器ケーシングに押し釦部材を回転可能に支持させる断面U字形状又は断面コ字形状の弾性ヒンジ片部が、前記押し釦部材を開く際に、前記挿通孔部の上縁を形成する、前記機器ケーシングの端縁部を包み込むように回転可能とするとともに、前記押し釦部材が一定開度以上開いた状態で、前記弾性ヒンジ片部が前記端縁部に接触する係合関係で前記開いた状態を保持可能に構成しているので、押し釦部材の開放動作を容易にして、設置時や電池交換時などの取扱作業性を確保し、押し釦部材による確実なスイッチ動作を実現することができる。
また、請求項2の発明は、機器ケーシングに押し釦部材を回転可能に支持させる断面U字形状又は断面コ字形状の弾性ヒンジ片部が、前記押し釦部材の前面部に一端が連接され前記下面部と平行に延びる第1の部分と、この第1の部分の他端に一端が連接される第2の部分と、この第2の部分の他端に連接され前記第1の部分と平行に延びる第3の部分とを有し、前記押し釦部材を開く際に、前記弾性ヒンジ片部を前記挿通孔部の上縁を形成する、前記機器ケーシングの端縁部を、前記第1及び第3の部分で挟み込むように回転可能とするとともに、前記押し釦部材が一定開度以上開いた状態でその開放状態を、前記第1の部分が前記端縁部に接触する係合関係で保持可能とする長さに、前記弾性ヒンジ片部の第1〜第3の部分の長さが設定されているので、請求項1の発明と同様に、押し釦部材の開放動作を容易にして、設置時や電池交換時などの取扱作業性を確保し、押し釦部材による確実なスイッチ動作を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
図1は本発明の一実施の形態である屋外用のインターホン子機の通常使用時の外観を示す図、図2は押し釦部材を開いた状態の外観を示す図である。
図1に示すように、インターホン子機1(電子機器)は、合成樹脂製の機器ケーシング2の前面下部中央にスイッチ部3が、そのスイッチ部3の左側方にマイクロホン部4がそれぞれ配置されている。また、前面上部には、スピーカ部5が配置されている。
機器ケーシング2は、後面側が開放された矩形箱形状の前側ケーシング6の後面側に、前面側が開放された矩形箱形状の後側ケーシング7が取り付けられてなる。なお、後側ケーシング7の背面が、壁面等に固定する固定面とされるので、後側ケーシング7が取り付けられた後に、その後側ケーシング7に前側ケーシング6が取り付けられる。
前側ケーシング6の下端部前側の中央部分に凹部8が形成され、その凹部8に対し押し釦部材11が開閉可能に設けられている。この押し釦部材11は、実質的に断面L字形状に形成され、機器ケーシング2の前面側を覆う長方形板状の前面板部11Aと、下面側を覆う下面板部11Bとを有する。押し釦部材11(前面板部11A)は、前側ケーシング6の下端部前側の中央部分の凹部8を開閉できるように前側ケーシング6に回転可能に設けられている。
前面板部11Aの上縁部後側には、略断面U字形状又は断面コ字形状の(1対の)弾性ヒンジ片部12が一定間隔を存して後方に突出するように設けられている。この弾性ヒンジ片部12は、押し釦部材11の前側板部11A(前面部)に一端が連接され下面板部11B(下面部)と平行に延びる第1の部分12Aと、この第1の部分12Aの他端に一端が連接され前面板部11Aと平行に反対側に延びる第2の部分12Bと、この第2の部分12Bの他端に連接され第1の部分12Aと平行に延びる第3の部分12Cとを有し、この第3の部分12Cが第1の部分12Aより長さが短い構成とされている。そして、第3の部分12Cの先端に回転軸部13が左右外方に突出するように設けられている。
前側ケーシング6の凹部8の上面部分には、弾性ヒンジ片部12に対応して、弾性ヒンジ片部12が挿通可能である挿通孔部16が形成されている。そして、この挿通孔部16を通じて弾性ヒンジ片部12が挿入され、回転軸部13が、(挿入孔部16内の)前側ケーシング6の軸受け部6aに回転可能に支持されることで、凹部8に対して押し釦部材11が回転可能に取り付けられている。このヒンジ片部12は、ヒンジ片部12の第1および第3の部分12A,12Cの間に、挿通孔部16の上縁を形成する前側ケーシング6の端縁部6b(前側ケーシング6の前面板の部分で、先端部分が湾曲している)を挟み込んだ状態で回転可能となっている。換言すれば、断面U字形状又は断面コ字形状の弾性ヒンジ片部12が端縁部6bを内部に包み込むように回転可能となっている。また、押し釦部材11が一定開度以上回転(開放)されたときに、弾性ヒンジ片部12と端縁部6bとの係合関係で一定の開度が保持可能ともなっている。
このように、弾性ヒンジ片部12の第1〜第3の部分12A〜12Cの長さが、(弾性ヒンジ片部12を挿通孔部16の上縁を形成する)前側ケーシング6の端縁部6bを、第1及び第3の部分12A,12Cで挟み込むように回転可能とするとともに、押し釦部材11が一定開度以上開いた状態でその開放状態を保持可能とする長さに設定されている。
下面板部11Bの下縁部後側には、一定間隔を存して1対の係合爪部11Baが突出するように設けられている。一方、前側ケーシング6(凹部8)の下端部前側に、係合爪部11Baが係脱可能に係合する被係止部14aが断面U字形状又は断面コ字形状のアーム部14bを介して設けられ、アーム部14bの弾性によって、被係止部14aが係合爪部11Baに弾性係合する状態となるように前方に付勢されている。また、アーム部14bには、下面板部11Bと後側ケーシング7との間の隙間を通じて外部に露出する係止解除用突部14cが一体に設けられている。この突部14cは、下面板部11Bや後側ケーシング7の下面より若干突出しているので、突部14cを押すことでアーム部14b(被係止部14a)がケーシング内方(係止解除方向)に変位して、被係止部14aと係合爪部11Baとの弾性係合を簡単に解除できる。
左右の被係止部14aの間には、前側ケーシング6を後側ケーシング7に嵌め込んだ状態でそれらを一体に固定して機器ケーシング2を形成するための取付ねじ15のねじ取り付け部14dが設けられている。
また、凹部8の中央付近には、左右方向に長い開口部21が設けられ、この開口部21内に、押し釦部材11の押圧操作力を、後側ケーシング7(機器ケーシング2)内に配設されたスイッチ22(スイッチ手段)に伝達する中間部材23が配置されている。中間部材23は、スイッチ22の上方に位置する押圧部23aを有し、この押圧部23aが断面U字形状又は断面コ字形状の連接部23bを介して前側ケーシング6(機器ケーシング2)に支持されている。つまり、中間部材23は、前側ケーシング6と一体に形成されている。
スイッチ22は、押圧部23aに対向して、後側ケーシング7の内部にねじ止めされる基板31に搭載されている。この基板31には他の電子部品(図示せず)も搭載されており、電子回路部が構成されている。また、スイッチ22は、押圧部23aの内方側に位置しているので、押し釦部材11の前面板部11Aの内方側に設けられていることになる。
よって、上述したインターホン子機1を、例えば玄関の壁面等に取付施工する場合には、まず、後側ケーシング7の背面(固定面)を、玄関の壁面等の所定位置や、予め壁面等に取付用ボックスが埋設されている場合にはその取付用ボックスの位置に合わせ、背面の取付孔(図示せず)を通じて図示しない固定ねじを壁面等や取付用ボックスに螺着することにより、壁面等に固定する。
それから、前側ケーシング6を後側ケーシング7に嵌め込んで取付ねじ15にて取り付けることになるが、このとき、押し釦部材11を、一定の開度でもって開いた状態に保持しておく。
つまり、押し釦部材11を、閉じた状態から開く方向に回転させていくと、押し釦部材11の両弾性ヒンジ片部12は、端縁部6bを包み込んだような状態になりながら端縁部6bの周囲を回転する。そして、押し釦部材11が一定の開度になるまで回転すると、第1の部分12Aの内側部分(第3の部分12Cと対向する部分)に端縁部6bが接触した係合状態となり、押し釦部材11を離しても、その開度が保持される。
そして、前側ケーシング6を後側ケーシング7に対し嵌め込み、ねじ取り付け部14dを取付ねじ15にてねじ止めすることで前側ケーシング6を後側ケーシング7に固定することができる。この作業は、押し釦部材11が開いた状態で行うことができるので、設置作業性がよい。なお、この開いた状態で、スピーカ部5の音量ボリューム等を凹部8内に配設している場合などにはその調整作業も容易に行なうことができる。また、電池交換のために、前側ケーシング6を取り外す場合も、押し釦部材11を開いた状態で、取付ねじ15を緩めて、前側ケーシング6を取り外すことによって容易に行うことができる。
このようにして固定した後、押し釦部材11を閉じる方向に回転させると、弾性ヒンジ片部12の弾性により、第1の部分12Aと第3の部分12Cとの間隔が広がるように弾性変形して押し釦部材11の開放保持状態が無理なく解除される。これは端縁部6bの先端が丸く湾曲していることによっても助長される。そして、最終的に押し釦部材11の係止爪部11Baを被係止部14aに弾性係合させることで、押し釦部材11により閉じた状態が保持される。この状態では、押し釦部材11によってねじ取り付け部14dが隠蔽されており、外観(見栄え)向上を図る上で有利である。
このようにして、インターホン子機1の玄関の壁面等への取付施工が終了する。なお、屋内等に配設された対となるインターホン親機(図示せず)には、図示しないアンテナを通じて無線で信号が送られる。
次に、来客者等がインターホンを利用する場合、押し釦部材11を押圧操作することにより、押圧部23a(中間部材23)を介してスイッチ22がオン作動し、呼出しがなされる。押し釦部材11の押圧操作を解除すると、押圧部23aが連接部23bの弾性により押し戻され、スイッチ22がオフ状態に復帰する。
また、弾性ヒンジ片部12が断面U字形状又は断面コ字形状であるので、前面板部11Aのいずれの位置を押圧しても、同様に変位するので、スイッチ操作が安定する。つまり、基本的には押し釦部材11の回転運動でスイッチ22を動作させるが、本実施の形態では、押し釦部材11の上部の弾性ヒンジ片部12に近い部分では、押し付け力が大きくないと、スイッチ22が動作しないのを回避するために、ヒンジ片部12を断面U字形状又は断面コ字形状(いわゆるクランク状)に製作し、たわみ機能(しなり機能)を持たせ、軽い押圧力でスイッチ22が動作するようにしている。
このヒンジ片部12のたわみ機能が、前述したところの、押し釦部材11を開いた状態を保持するためにも使用される。図4に示すように、押し釦部材11を開いたとき、ヒンジ片部12は端縁部6bを包み込むように回転し、ヒンジ片部12の第1の部分12Aが端縁部6bを乗り越えるので、ヒンジ片部12の第1の部分12Aと端縁部6bとの係合関係で押し釦部材11の自重では凹部8を閉じる方向に落下せず、所定の開度だけ開いた状態が保持される構成となっている。これにより、ねじ取り付け部14dへの取付ねじ15の取り付け作業などが簡単になる。
そして、屋内等に設置されたインターホン親機が応答すると、スピーカ部5から応答音声が発せられる。一方、インターホン子機1に向けて発せられた来客者の音声はマイクロホン部4で採音され、屋内のインターホン親機に伝達される。
また、押し釦部材11は、係合爪部11Baと被係止部14aとの弾性係合関係で通常の状態では外れることはないが、係止解除用突部14cを押圧操作することにより、前側ケーシング6から後側ケーシング7を外すことなく、押し釦部材11の被係止部14aと前側ケーシング6の係合爪部11Baとの係合を解除することができる。これら係合爪部11Baと被係止部14aとの係合部分は、インターホン子機1が取り付けられた状態で、下面側に位置するので、正面からは見ることができず、(押し釦部材11を開いて行う)いたずらなどの防止を図る上で有利である。
なお、上記実施の形態のように、無線式の場合には、電池を通常内蔵しており、電池の交換作業のために前側ケーシング6の取り外し作業が必要になるので、前述したような構造は特に有利である。また、故障時や定期点検時などにおいても、前側ケーシング6の取り外し作業が必要になるので、これらの場合にも有利である。
(a)〜(c)はそれぞれ本発明の一実施の形態である屋外用のインターホン子機の通常使用時の外観を示す正面図、底面図及び右側面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ押し釦部材を開いた状態の外観を示す正面図、底面図及び右側面図である。 図1(a)のA−A線における断面図である。 押し釦部材を開いた状態を示す図3と同様の図である。
符号の説明
1 インターホン子機
2 機器ケーシング
6 前側ケーシング
6a 軸受け部
6b 端縁部
7 後側ケーシング
8 凹部
11 押し釦部材
11A 前面板部
11B 下面板部
11Ba 係合爪部
12 弾性ヒンジ片部
12A 第1の部分
12B 第2の部分
12C 第3の部分
13 回転軸部
14a 被係止部
14b アーム部
14d ねじ取り付け部
15 取付ねじ
16 挿通孔部
21 開口部
22 スイッチ
23 中間部材
23a 押圧部
23b 連接部
31 基板

Claims (5)

  1. 機器ケーシングの下端部前側に凹部が形成され、この凹部に押し釦部材が開閉可能に設けられ、この押し釦部材が前記凹部の前面側を覆う前面部と下面側を覆う下面部とを有し、この押し釦部材の前面部の内方側に、前記押し釦部材の押圧により作動するスイッチ手段が設けられている電子機器の押釦構造において、
    前記押し釦部材の前面部上縁に断面U字形状又は断面コ字形状の弾性ヒンジ片部が設けられる一方、前記機器ケーシングの凹部内に、前記弾性ヒンジ片部が挿通可能である挿通孔部が形成され、
    前記弾性ヒンジ片部の自由先端部に側方に突出する回転軸部が設けられ、この回転軸部が、前記挿通孔部内で前記機器ケーシングの軸受け部に回転可能に支持され、
    前記押し釦部材を開く際に、前記挿通孔部の上縁を形成する、前記機器ケーシングの端縁部を、前記弾性ヒンジ片部が包み込むように回転可能であるとともに、前記押し釦部材が一定開度以上開いた状態で、前記弾性ヒンジ片部が前記端縁部に接触する係合関係で前記押し釦部材が前記開いた状態を保持可能である構成とされていることを特徴とする電子機器の押釦構造。
  2. 機器ケーシングの下端部前側に凹部が形成され、この凹部に押し釦部材が開閉可能に設けられ、この押し釦部材が前記凹部の前面側を覆う前面部と下面側を覆う下面部とを有し、この押し釦部材の前面部の内方側に、前記押し釦部材の押圧により作動するスイッチ手段が設けられている電子機器の押釦構造において、
    前記押し釦部材の前面部上縁に断面U字形状又は断面コ字形状の弾性ヒンジ片部が設けられる一方、前記機器ケーシングの凹部内に、前記弾性ヒンジ片部が挿通可能である挿通孔部が形成され、
    前記弾性ヒンジ片部は、前記押し釦部材の前面部に一端が連接され前記下面部と平行に延びる第1の部分と、この第1の部分の他端に一端が連接される第2の部分と、この第2の部分の他端に連接され前記第1の部分と平行に延びる第3の部分とを有し、
    前記第3の部分の自由先端部に側方に突出する回転軸部が設けられ、この回転軸部が、前記挿通孔部内で前記機器ケーシングの軸受け部に回転可能に支持され、
    前記弾性ヒンジ片部の第1〜第3の部分の長さが、前記押し釦部材を開く際に、前記弾性ヒンジ片部を前記挿通孔部の上縁を形成する、前記機器ケーシングの端縁部を、前記第1及び第3の部分で挟み込むように回転可能とするとともに、前記押し釦部材が一定開度以上開いた状態でその開放状態を、前記第1の部分が前記端縁部に接触する係合関係で保持可能とする長さに設定されていることを特徴とする電子機器の押釦構造。
  3. 前記機器ケーシングの下端側に、断面U字形状又は断面コ字形状のアーム部を介して被係合部が形成され、前記押し釦部材の下面部に、前記被係合部に係脱可能に弾性係合する係合爪部が設けられている請求項1又は2記載の電子機器の押釦構造。
  4. 前記押し釦部材の前面部は、中間部材を介してスイッチ手段を押圧するものであり、
    前記中間部材は、前記スイッチ手段の上方に位置する押圧部を有し、この押圧部が断面U字形状又は断面コ字形状の連接部を介して前記機器ケーシングに支持されている請求項1〜3のいずれかに記載の電子機器の押釦構造。
  5. 前記電子機器は、玄関に設けられるインターホン子機である請求項1〜4のいずれかに記載の電子機器の押釦構造。
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