JP3043889B2 - Isdn電話装置 - Google Patents

Isdn電話装置

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JP3043889B2
JP3043889B2 JP4072098A JP7209892A JP3043889B2 JP 3043889 B2 JP3043889 B2 JP 3043889B2 JP 4072098 A JP4072098 A JP 4072098A JP 7209892 A JP7209892 A JP 7209892A JP 3043889 B2 JP3043889 B2 JP 3043889B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDNを伝送路とし
て用いるISDN電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電話に国際着呼があったとき、
発呼側のユーザが会話目的とする着呼側のユーザが不在
の場合、目的のユーザとは別のユーザが対応することに
なる。あるいは、別のユーザが着呼応答する場合もあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このとき、発呼側のユ
ーザが、自国語で会話する場合、着呼側で応対するユー
ザがその言語を理解できなかったり、あるいは、その言
語での会話が不得意であれば、発呼側のユーザと着呼側
のユーザとの間で適切な会話が行われず、発呼側のユー
ザの通話目的が達成されないような事態を生じる。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、国際着呼の場合に適切に対処できるようにす
るISDN電話装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ISDNを伝
送路として用いるISDN電話装置において、おのおの
の国に対応して設定されているISDNアドレスの国コ
ードに関連して、その国の名称を表記するための国名情
報を記憶した記憶手段と、着呼検出時、受信した呼設定
メッセージの発番号情報要素の値に国コードが含まれて
いるとき、その国コードに対応した上記国名情報を上記
記憶手段より取り出し、その国名を表示出力する制御手
段を備えたものである。
【0006】また、ISDNを伝送路として用いるIS
DN電話装置において、おのおのの国に対応して設定さ
れているISDNアドレスの国コードに関連して、その
国の名称を表記するための国名情報と、その国と時刻と
の時差をあらわす時差情報を記憶した記憶手段と、現在
時刻情報を出力する時計回路手段と、着呼検出時、受信
した呼設定メッセージの発番号情報要素の値に国コード
が含まれているとき、その国コードに対応した上記国名
情報および時差情報を上記記憶手段より取り出し、その
国名を表示出力するとともに、上記時計回路手段が出力
する現在時刻情報およびその取り出した時差情報に基づ
いて発端末側の現在時刻を算出して表示する制御手段を
備えたものである。
【0007】また、ISDNを伝送路として用いるIS
DN電話装置において、おのおのの国に対応して設定さ
れているISDNアドレスの国コードに関連して、その
国の公用語による電話着信時応答会話文章例を表記する
ためのメッセージ情報を記憶した記憶手段と、着呼検出
時、受信した呼設定メッセージの発番号情報要素の値に
国コードが含まれているとき、その国コードに対応した
上記メッセージ情報を上記記憶手段より取り出して、そ
のメッセージを表示出力する制御手段を備えたものであ
る。
【0008】
【0009】また、ISDNを伝送路として用いるIS
DN電話装置において、少なくとも1つ以上の言語によ
る電話着信時応答会話文章例を表記するためのメッセー
ジ情報を記憶した記憶手段と、着呼検出時、受信した呼
設定メッセージの発番号情報要素の値に自国以外の国コ
ードが含まれているとき、その国コードに対応してあら
かじめ設定された特定言語の上記メッセージ情報を上記
記憶手段より取り出して、そのメッセージを表示出力す
る制御手段を備えたものである。
【0010】
【0011】
【作用】したがって、国際着呼時には、発呼側ユーザの
国名が表示されるので、着呼応答するユーザをある程度
特定でき、ユーザ間の通話を援助することができる。さ
らに、発呼側ユーザの現地時間を表示するので、着呼側
ユーザが発呼側ユーザの状態をより細かく予測すること
ができる。また、国際着呼時には、発呼側ユーザの言語
による電話着信時応答会話文章例が表示されるので、着
呼側ユーザの応答時の負担をある程度軽減することがで
きる。また、国際着呼時には、発呼側ユーザの言語、ま
たは、特定言語で留守番電話応答メッセージを音声応答
した後に、発呼側ユーザのメッセージを録音するように
しているので、発呼側ユーザの会話目的をある程度達成
させることができる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例にかかるISD
N電話装置を示している。
【0014】同図において、システム制御部1は、この
ISDN電話装置の動作を制御するためのものであり、
システムメモリ2は、システム制御部1が実行する制御
プログラム、および、その制御プログラムを実行するた
めに必要な種々の情報を記憶するためのものであり、パ
ラメータメモリ3は、このISDN電話端末に固有な各
種の情報、例えば、短縮ダイアル登録情報などを記憶す
るためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を出
力するためのものである。
【0015】トーン発生回路5は、呼出し音等の種々の
トーン信号を発生するものであり、このトーン発生回路
5から出力されたトーン信号は、スピーカ6に加えら
れ、スピーカ6より音響信号として出力される。
【0016】操作表示部7は、このISDN電話装置を
操作するためのものであり、ISDN番号(電話番号に
相当する)などを操作入力するためのテンキー、このI
SDN電話装置の動作モードなどを設定/解除するため
の各種機能キー、および、ユーザに提供する種々の情報
を表示出力するための液晶表示器などからなる。
【0017】ISDNインタフェース回路8は、ISD
Nと物理的に接続するとともにISDNのレイヤ1の信
号処理機能およびDチャネル(信号チャネル)の信号と
2つのBチャネル(情報チャネル)の信号の統合/分離
機能を備えたものである。
【0018】Dチャネル伝送制御部9は、Dチャネルを
用いてISDNと行なう呼制御処理などの伝送制御処理
を行なうためのものであり、CODEC10は、ISD
NのBチャネルを用いてアナログ信号(音声信号)を伝
送するためのアナログ信号/デジタルデータの信号変換
処理を行なうためのものである。
【0019】音声応答装置11は、留守番録音モードに
設定されているときに応答メッセージの音声信号を出力
するためのものであり、音声メモリ12は、音声応答装
置11が出力する応答メッセージを構成する応答メッセ
ージデータを複数言語について記憶するものである。テ
ープレコーダ装置13は、受信した音声信号を記録する
ためのものである。
【0020】切換器11は、CODEC10のアナログ
信号入出力端を、音声応答装置11、テープレコーダ装
置13、または、通話のためのハンドセット15のいず
れかに切換接続するためのものである。
【0021】システム制御部1、システムメモリ2、パ
ラメータメモリ3、時計回路4、トーン発生回路5、操
作表示部7、ISDNインターフェース回路8、Dチャ
ネル伝送制御部9、CODEC10、音声応答装置1
1、テープレコーダ装置13、および、切換回路14
は、システムバス16に接続されており、これらの各要
素間における各種情報(デジタルデータ)のやりとり
は、主としてこのシステムバス16を介して行なわれ
る。また、ハンドセット15のフック状態をあらわすフ
ック信号FSは、システムバス16を介してシステム制
御部1に加えられている。また、テープレコーダ装置1
3から出力される再生音声信号は、スピーカ6に加えら
れており、テープレコーダ装置13から再生された音声
メッセージは、スピーカ6から出力される。
【0022】さて、本実施例では、国際着呼を検出した
とき、発呼側の国に対応した種々の動作を行うようにし
ており、そのための情報として、国コードテーブル、国
情報テーブル、暦情報テーブル、表示メッセージ情報テ
ーブル、応答音声情報テーブル、および、モード情報テ
ーブルを記憶しており、その一例を図2(a)〜(f)
に示す。
【0023】国コードテーブルは、同図(a)に示すよ
うに、ISDN番号に含まれる国コードと、その国コー
ドに対応した国をあらわす国ID(ID=識別情報)を
対応づけて記憶するものである。この国コードテーブル
は、おのおのの国コードについて1つが設けられ、シス
テムメモリ2に記憶される。
【0024】国情報テーブルは、同図(b)に示すよう
に、国IDに関連づけて、その国の国名情報、時刻との
時差をあらわす時差情報、対応する暦情報テーブルをあ
らわす暦テーブルID、対応する表示メッセージ情報テ
ーブルをあらわす表示メッセージID、および、対応す
る応答音声情報テーブルをあらわす応答音声IDからな
る。この国情報テーブルは、おのおのの国IDについて
1つが設けられ、システムメモリ2に記憶される。
【0025】暦情報テーブルは、同図(c)に示すよう
に、暦テーブルIDに関連づけて、その国に固有な休
日、および、祭日のリストからなる休・祭日テーブルを
記憶するものである。この暦情報テーブルは、おのおの
の暦テーブルIDについて1つが設けられ、システムメ
モリ2に記憶される。
【0026】表示メッセージ情報テーブルは、同図
(d)に示すように、表示メッセージIDに関連づけ
て、電話着信時応答会話文章例をその国の公用語で表示
するための表示メッセージデータを記憶するためのもの
である。この表示メッセージ情報テーブルは、おのおの
の表示メッセージIDについて1つが設けられ、システ
ムメモリ2に記憶される。
【0027】応答音声情報テーブルは、同図(e)に示
すように、応答音声IDに関連づけて、留守録応答メッ
セージをその国の公用語で応答するための応答音声デー
タを記憶するためのものである。この応答音声情報テー
ブルは、おのおのの音声応答IDに1つが設けられ、音
声メモリ12に記憶される。
【0028】モード情報テーブルは、同図(f)に示す
ように、留守録モードの設定状態を記憶するための留守
録フラグ、国際留守録モードの設定状態を記憶するため
の国際留守録フラグ、および、国際着呼時の発呼側の国
にかかわらず固有の国の公用語での応答を行うことをあ
らわすデフォルト国IDからなる。このモード情報テー
ブルは、パラメータメモリ3に保存される。
【0029】ここで、留守録フラグは、ユーザが操作表
示部7の留守録ボタンをオン操作する度に設定/解除さ
れ、また、国際留守録フラグは、ユーザが操作表示部7
の国際留守録ボタンをオン操作する度に設定/解除され
る。また、デフォルト国IDは、ユーザが操作表示部7
を特定操作することで設定入力される。ただし、この操
作が行われていないときには、デフォルト国IDには、
有効データが記憶されていない旨をあらわすデータ、例
えば、B′FF(B′xxは、xxの2進数表示をあら
わす;以下同じ)がセットされる。
【0030】図3は、ISDNに接続されている端末装
置が、ISDNとの間で行う回線交換モードでの呼制御
手順の一例について示している。
【0031】すなわち、発端末は、まず、転送モードと
して回線交換モードを設定するとともに、着端末を宛先
に指定した呼設定メッセージSETUPをISDNに送
出して着端末との呼設定を要求し、ISDNは、指定さ
れた着端末に呼設定メッセージSETUPを送出して発
呼する。また、ISDNは、呼設定状況を通知するため
の呼設定受付メッセージCALL_PROCを発端末に
送出する。
【0032】着端末は、着信検出すると、自端末が着信
可能な状態になっているときには、ISDNに呼出メッ
セージALERTを送出し、ISDNは呼出メッセージ
ALERTを発端末に送出して着端末の呼出を開始した
ことを通知する。
【0033】着端末は、着信応答すると応答メッセージ
CONNをISDNに送出し、ISDNは応答メッセー
ジCONNを発端末に送出して着端末が呼を受け付けた
ことを通知する。
【0034】また、ISDNは、着端末に応答確認メッ
セージCONN_ACKを送出して着端末の応答を確認
し、その時点で、発端末と着端末の間にデータ伝送のた
めの情報チャネル(Bチャネル)が確立する。
【0035】これにより、発端末と着端末との相互間
で、情報チャネルを用いたデータ伝送(通話など)が、
おのおのの端末の伝送機能に設定された伝送制御手順に
より実行される。
【0036】そして、データ伝送を終了すると、発端末
が切断メッセージDISCをISDNに送出して情報チ
ャネルの解放を要求し、ISDNは、解放メッセージR
ELを発端末に送出して情報チャネルの復旧を通知す
る。一方、着端末には、ISDNが切断メッセージDI
SCを送出して情報チャネルの解放を要求し、着端末が
解放メッセージRELをISDNに送出して情報チャネ
ルの復旧を通知する。
【0037】これにより、発端末は、チャネル切断完了
を通知する解放完了メッセージREL_COMPをIS
DNに応答し、発端末とISDNとの間の情報チャネル
が解放される。それとともに、ISDNは、解放完了メ
ッセージREL_COMPを着端末に送出して、ISD
Nと着端末との間の情報チャネルが解放される。それに
より、発端末と着端末との間に設定されていた情報チャ
ネルが完全に解放される。
【0038】このようにして、発端末と着端末との間に
情報チャネルが設定されて、データ伝送が行われ、デー
タ伝送が終了すると、情報チャネルが解放される。
【0039】また、ISDNの呼設定用のおのおののメ
ッセージは、図4(a)に示すように、レイヤ3呼制御
メッセージを規定するプロトコル仕様(フォーマット、
シーケンスなど)を識別するためのプロトコル識別子、
そのメッセージがどの呼に関与するものであるかを識別
するための呼番号、それぞれのメッセージの内容を識別
するためのメッセージタイプ、おのおののメッセージに
必ず付加される必須情報要素、および、おのおののメッ
セージに必要に応じて付加される付加情報要素からな
る。なお、必須情報要素は、メッセージタイプに応じて
0,1,または複数個が設定されており、付加情報要素
は、その状況に応じて0,1または複数個が配置され
る。
【0040】呼設定メッセージSETUPは、同図
(b)に示すように、必須情報要素として「伝達能力」
をもち、付加情報要素としては、例えば、「発番号」、
「着番号」、「低位レイヤ整合性」、「高位レイヤ整合
性」、および、「ユーザ・ユーザ」などの情報要素をも
つ。
【0041】これらの情報要素の概略について説明す
る。
【0042】「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の
内容が、音声、非制限デジタル情報、制限デジタル情
報、3.1KHzオーディオ、7KHzオーディオ、あ
るいは、ビデオのいずれかであるのかを示す情報転送能
力、使用する交換機能が回線交換であるのかパケット交
換であるのかを示す転送モード、情報転送の速度をあら
わす情報転送速度、情報の転送形態をあらわす情報、お
よび、ユーザ情報のプロトコルをあらわす情報などから
なる。
【0043】「発番号」情報要素は、発端末のISDN
番号をあらわし、「着番号」情報要素は、着端末のIS
DN番号をあらわす。
【0044】「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との通信可能性検査に使用するためのものであり、基
本的な内容は「伝達能力」情報要素と同一である。さら
に、この「低位レイヤ整合性」情報要素には、より細か
い内容が含まれる。
【0045】「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との整合性検査に使用するためのものであり、例え
ば、グループ2/グループ3ファクシミリ、グループ4
ファクシミリ、ミクストモード、テレテックス、ビデオ
テックス、テレックス、あるいは、メッセージ・ハンド
リング・システムなどの端末機能のうち、いずれの端末
機能を備えているのかを表示する。
【0046】「ユーザ・ユーザ」情報要素は、ユーザ間
の情報の伝達に用いるためのものであり、この「ユーザ
・ユーザ」情報要素の内容は、ISDNによって解釈さ
れることなくトランスペアレントに転送されて相手ユー
ザに伝達される。
【0047】以上の構成で、システム制御部1は、待機
状態になっているとき、図5に示す処理を実行する。
【0048】すなわち、ユーザがハンドセット15を取
り上げてオフフック状態になったり、あるいは、操作表
示部7の特定キーを操作して発呼操作が行われるか、I
SDNから呼設定メッセージSETUPを受信して着呼
検出するか、あるいは、それ以外の操作、例えば、留守
録メッセージの再生などが指定されたかを調べている
(判断101,102,103のNOループ)。
【0049】送信操作が行われて、判断101の結果が
YESになるときには、所定の発呼処理(処理104)
を行う。着呼検出して、判断102の結果がYESにな
るときには、所定の着呼処理(処理105)を行う。そ
の他の処理が選択された場合には、その選択された操作
に対応する処理(処理106)を実行する。
【0050】着呼処理(処理105)の一例を図6〜1
0に示す。
【0051】まず、受信した呼設定メッセージSETU
Pの内容を解析して、発端末と接続できるかどうかを調
べ(判断201)、判断201の結果がNOになるとき
には、その着呼を無視する(処理202)。
【0052】判断201の結果がYESになるときに
は、「発番号」情報要素の値に国コードが含まれている
かどうか、すなわち、国際着呼であるかどうかを調べる
(判断203)。
【0053】判断203の結果がYESになるときに
は、国コードを参照し、国コードに対応する国IDを得
る(処理204)。続いて、国IDを参照して、対応す
る国情報テーブルを読み出し、その国情報テーブルから
国名情報を取り出して、操作表示部7に表示出力する
(処理206)。
【0054】次に、国情報テーブルから時差情報を取り
出し、時計回路4から読み出した時刻情報と、その時差
情報に基づいて、発端末側の現地時刻を算出し、その現
地時刻を操作表示部7に表示する(処理207)。
【0055】そして、国情報テーブルから暦IDを取り
出し、その暦IDに対応した暦情報テーブルを取り出し
て、休・祭日データを取り出す(処理208)。この休
・祭日データに、当日の日付が含まれている場合には、
その休・祭日の内容を操作表示部7に表示する(処理2
09)。
【0056】次に、モード情報テーブルの留守録フラグ
または国際留守録フラグがセットされているかどうかを
調べて(判断210)、判断210の結果がYESにな
るときには、応答メッセージCONNを送出して着呼応
答をISDNに通知するとともに切換回路14により音
声応答装置11を選択する(処理211)。ISDNか
らの応答確認メッセージCONN_ACKを受信する
(処理212)。
【0057】次いで、デフォルト国IDに有効なデータ
が記憶されているかどうかを調べる(判断213)。判
断213の結果がYESになるときには、デフォルト国
IDに記憶されている国IDに対応した国情報テーブル
を参照して応答音声IDを取り出して、その応答音声I
Dを音声応答装置11にセットし、デフォルト国IDに
対応した言語の応答音声メッセージを音声応答装置11
から発生させる(処理214)。
【0058】また、判断213の結果がNOになるとき
には、このときに選択している国情報テーブルの応答音
声IDを取り出して音声応答装置11にセットし、発呼
側の国コードに対応した言語の応答音声メッセージを音
声応答装置11から発生させる(処理215)。
【0059】次いで、切換回路14により、テープレコ
ーダ装置13を選択し、テープレコーダ装置13の録音
動作を開始させる(処理216)。この状態で、録音時
間を終了するか、あるいは、発端末側のユーザが先にオ
ンフックしてISDNから切断メッセージDISCを受
信するまで待つ(判断217,218のNOループ)。
【0060】録音時間を終了して、判断217の結果が
YESになるときには、テープレコーダ装置13の録音
を終了するとともに、切換回路14を初期状態に復帰す
る(処理219)。次いで、切断メッセージDISCを
送出し(処理220)、解放メッセージRELを受信し
(処理221)、解放完了メッセージREL_COMP
を送出して(処理222)、一連の呼切断復旧手順を実
行して、この着呼処理を終了する。
【0061】また、判断218の結果がYESになると
きには、テープレコーダ装置13の録音を終了するとと
もに、切換回路14を初期状態に復帰する(処理22
3)。次いで、解放メッセージRELを送出して(処理
224)、解放完了メッセージREL_COMPを受信
して(処理225)、一連の呼切断復旧手順を実行し
て、この着呼処理を終了する。
【0062】一方、留守録フラグおよび国際留守録フラ
グのいずれもセットされていない状態で、判断210の
結果がNOになるとき、デフォルト国IDに有効なデー
タが記憶されているかどうかを調べ(判断226)、判
断226の結果がYESになるときには、デフォルト国
IDに記憶されている国IDに対応した国情報テーブル
を参照して表示メッセージIDを取り出し、その表示メ
ッセージIDに対応した表示メッセージ情報テーブルか
ら表示メッセージデータを取り出し、その表示メッセー
ジデータの文字列、すなわち、デフォルト国IDに対応
した言語の電話着信時応答会話文章例を操作表示部7に
表示出力する(処理227)。
【0063】また、判断226の結果がNOになるとき
には、このときに選択している国情報テーブルの表示メ
ッセージIDを取り出し、その表示メッセージIDに対
応した表示メッセージ情報テーブルから表示メッセージ
データを取り出し、その表示メッセージデータの文字
列、すなわち、発呼側の国IDに対応した言語の電話着
信時応答会話文章例を操作表示部7に表示出力する(処
理228)。
【0064】次に、呼出メッセージALERTを送出し
て(処理229)、トーン発生回路5から呼出し音の出
力を開始して、ユーザの呼出しを開始する(処理23
0)。そして、呼出し音を聞いたユーザがハンドセット
15を取り上げて、オフフックするまで待つ(判断23
1のNOループ)。
【0065】判断231の結果がYESになると、トー
ン発生回路5の呼出し音の出力を終了して(処理23
2)、応答メッセージCONNを送出し(処理23
3)、応答確認メッセージCONN_ACKを受信する
(処理234)。
【0066】そして、自端末のユーザがハンドセットを
戻してオンフックを検出するか、あるいは、発端末側の
ユーザが先にオンフックしてISDNから切断メッセー
ジDISCを受信するまで待つ(判断235,236の
NOループ)。
【0067】オンフック検出して、判断235の結果が
YESになるときには、操作表示部7へのメッセージの
表示を終了し(処理237)、切断メッセージDISC
を送出し(処理238)、解放メッセージRELを受信
し(処理239)、解放完了メッセージREL_COM
Pを送出して(処理240)、一連の呼切断復旧手順を
実行して、この着呼処理を終了する。
【0068】また、判断236の結果がYESになると
きには、操作表示部7へのメッセージの表示を終了し
(処理241)、解放メッセージRELを送出して(処
理242)、解放完了メッセージREL_COMPを受
信して(処理243)、一連の呼切断復旧手順を実行し
て、この着呼処理を終了する。
【0069】一方、「発番号」情報要素に国コードが含
まれていない場合、すなわち、国内着呼の場合で、判断
204の結果がNOになるときには、モード情報テーブ
ルの留守録フラグがセットされているかどうかを調べる
(判断24)。
【0070】判断244の結果がNOになるときには、
呼出メッセージALERTを送出して(処理245)、
トーン発生回路5から呼出し音の出力を開始して、ユー
ザの呼出しを開始する(処理246)。そして、呼出し
音を聞いたユーザがハンドセット15を取り上げて、オ
フフックするまで待つ(判断247のNOループ)。
【0071】判断247の結果がYESになると、トー
ン発生回路5の呼出し音の出力を終了して(処理24
8)、応答メッセージCONNを送出し(処理24
9)、応答確認メッセージCONN_ACKを受信する
(処理250)。
【0072】そして、自端末のユーザがハンドセットを
戻してオンフックを検出するか、あるいは、発端末側の
ユーザが先にオンフックしてISDNから切断メッセー
ジDISCを受信するまで待つ(判断251,252の
NOループ)。
【0073】オンフック検出して、判断251の結果が
YESになるときには、切断メッセージDISCを送出
し(処理253)、解放メッセージRELを受信し(処
理254)、解放完了メッセージREL_COMPを送
出して(処理255)、一連の呼切断復旧手順を実行し
て、この着呼処理を終了する。
【0074】また、判断252の結果がYESになると
きには、解放メッセージRELを送出して(処理25
6)、解放完了メッセージREL_COMPを受信して
(処理257)、一連の呼切断復旧手順を実行して、こ
の着呼処理を終了する。
【0075】また、判断244の結果がYESになると
きには、応答メッセージCONNを送出して着呼応答を
ISDNに通知するとともに切換回路14により音声応
答装置11を選択し(処理258)、ISDNからの応
答確認メッセージCONN_ACKを受信する(処理2
59)。
【0076】次いで、自国の国IDに対応した国情報テ
ーブルを参照して応答音声IDを取り出して、その応答
音声IDを音声応答装置11にセットし、自国の言語の
応答音声メッセージを音声応答装置11から発生させる
(処理260)。
【0077】次いで、切換回路14により、テープレコ
ーダ装置13を選択し、テープレコーダ装置13の録音
動作を開始させる(処理261)。この状態で、録音時
間を終了するか、あるいは、発端末側のユーザが先にオ
ンフックしてISDNから切断メッセージDISCを受
信するまで待つ(判断262,263のNOループ)。
【0078】録音時間を終了して、判断262の結果が
YESになるときには、テープレコーダ装置13の録音
を終了するとともに、切換回路14を初期状態に復帰す
る(処理264)。次いで、切断メッセージDISCを
送出し(処理265)、解放メッセージRELを受信し
(処理266)、解放完了メッセージREL_COMP
を送出して(処理267)、一連の呼切断復旧手順を実
行して、この着呼処理を終了する。
【0079】また、判断263の結果がYESになると
きには、テープレコーダ装置13の録音を終了するとと
もに、切換回路14を初期状態に復帰する(処理26
8)。次いで、解放メッセージRELを送出して(処理
269)、解放完了メッセージREL_COMPを受信
して(処理270)、一連の呼切断復旧手順を実行し
て、この着呼処理を終了する。
【0080】このようにして、本実施例では、ユーザが
国際留守録モード、または、留守録モードを設定してい
るとき、国際着呼を受けた場合には、その発端末側の国
の日付、自国、および、当日がその国の休・祭日に相当
するときには、その休・祭日の名称などを表示する。
【0081】そして、ユーザがデフォルト国IDを設定
しているときには、そのデフォルト国IDに対応した言
語で、留守録着信応答メッセージを発端末のユーザに応
答した後に、一定時間、発端末ユーザの通話メッセージ
をテープレコーダに録音する。また、ユーザがデフォル
ト国IDを設定していないときには、発端末側の国の公
用語の言語で、留守録着信応答メッセージを発端末のユ
ーザに応答した後に、一定時間、発端末ユーザの通話メ
ッセージをテープレコーダに録音する。
【0082】したがって、例えば、ユーザが外国語によ
る会話が不得意な場合など、国際着呼時にユーザが直接
会話して応答することが困難な場合、発端末のユーザの
メッセージをテープレコーダ装置13に録音することが
できるので、不慣れな外国語会話により通話時間が延
び、発端末での課金が不要に増大するような事態を回避
することができる。
【0083】また、デフォルト国IDを設定できるよう
にしているので、ユーザの好みにより、任意の言語によ
る応答メッセージを、発端末側のユーザに返すことがで
き、ISDN電話装置の使い勝手が向上する。
【0084】一方、ユーザが国際留守録モード、およ
び、留守録モードのいずれも設定していない状態で、国
際着呼を受けたとき、ユーザがデフォルト国IDを設定
しているときには、そのデフォルト国IDに対応した言
語で、電話着信時応答会話文章例を操作表示部7に表示
する。また、また、ユーザがデフォルト国IDを設定し
ていないときには、発端末側の国の公用語の言語で、電
話着信時応答会話文章例操作表示部7に表示する。
【0085】したがって、着端末側のユーザは、発端末
のユーザと通話するための準備を事前に完了することが
でき、国際着呼時の心理的な負担をある程度軽減するこ
とができる。
【0086】また、発端末の国の現地時刻、および、休
・祭日を表示するようにしているので、着端末のユーザ
は、発端末のユーザの状態が、ある程度、事前に把握す
ることができ、通話するときの助けとなる。
【0087】ところで、上述した実施例では、留守録モ
ードの録音装置としてテープレコーダ装置を用いている
が、これ以外の録音装置を用いることもできる。また、
本発明は、上述した実施例のようにISDN電話機能の
みを備えたもののみならず、例えば、電話機能とグルー
プ4ファクシミリ機能など複数の機能を備えたISDN
端末装置についても、同様にして適用することができ
る。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
国際着呼時には、発呼側ユーザの国名が表示されるの
で、着呼応答するユーザをある程度特定でき、ユーザ間
の通話を援助することができる。さらに、発呼側ユーザ
の現地時間を表示するので、着呼側ユーザが発呼側ユー
ザの状態をより細かく予測することができる。また、国
際着呼時には、発呼側ユーザの言語による電話着信時応
答会話文章例が表示されるので、着呼側ユーザの応答時
の負担をある程度軽減することができる。また、国際着
呼時には、発呼側ユーザの言語、または、特定言語で留
守番電話応答メッセージを音声応答した後に、発呼側ユ
ーザのメッセージを録音するようにしているので、発呼
側ユーザの会話目的をある程度達成させることができる
という効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるISDN電話装置を
示すブロック図。
【図2】システムメモリ、パラメータメモリ、および、
音声メモリに記憶されている各種情報の一例を示す概略
図。
【図3】ISDN電話装置の呼設定手順の一例を示すタ
イムチャート。
【図4】呼設定用メッセージの型式の一例を示す概略
図。
【図5】図3の装置の待機時の処理例を示すフローチャ
ート。
【図6】着呼処理の一例の一部を示すフローチャート。
【図7】着呼処理の一例の他の部分を示すフローチャー
ト。
【図8】着呼処理の一例のさらに他の部分を示すフロー
チャート。
【図9】着呼処理の一例のさらに他の部分を示すフロー
チャート。
【図10】着呼処理の一例の残りの部分を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 システムメモリ 3 パラメータメモリ 4 時計回路 5 トーン発生回路 6 スピーカ 7 操作表示部 10 CODEC 11 音声応答装置 12 音声メモリ 13 テープレコーダ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04M 1/253 H04M 1/56 H04M 3/42

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDNを伝送路として用いるISDN
    電話装置において、 おのおのの国に対応して設定されているISDNアドレ
    スの国コードに関連して、その国の名称を表記するため
    の国名情報を記憶した記憶手段と、 着呼検出時、受信した呼設定メッセージの発番号情報要
    素の値に国コードが含まれているとき、その国コードに
    対応した上記国名情報を上記記憶手段より取り出し、そ
    の国名を表示出力する制御手段を備えたことを特徴とす
    るISDN電話装置。
  2. 【請求項2】 ISDNを伝送路として用いるISDN
    電話装置において、 おのおのの国に対応して設定されているISDNアドレ
    スの国コードに関連して、その国の名称を表記するため
    の国名情報と、その国と時刻との時差をあらわす時差情
    報を記憶した記憶手段と、 現在時刻情報を出力する時計回路手段と、 着呼検出時、受信した呼設定メッセージの発番号情報要
    素の値に国コードが含まれているとき、その国コードに
    対応した上記国名情報および時差情報を上記記憶手段よ
    り取り出し、その国名を表示出力するとともに、上記時
    計回路手段が出力する現在時刻情報およびその取り出し
    た時差情報に基づいて発端末側の現在時刻を算出して表
    示する制御手段を備えたことを特徴とするISDN電話
    装置。
  3. 【請求項3】 ISDNを伝送路として用いるISDN
    電話装置において、 おのおのの国に対応して設定されているISDNアドレ
    スの国コードに関連して、その国の公用語による電話着
    信時応答会話文章例を表記するためのメッセージ情報を
    記憶した記憶手段と、 着呼検出時、受信した呼設定メッセージの発番号情報要
    素の値に国コードが含まれているとき、その国コードに
    対応した上記メッセージ情報を上記記憶手段より取り出
    して、そのメッセージを表示出力する制御手段を備えた
    ことを特徴とするISDN電話装置。
  4. 【請求項4】 ISDNを伝送路として用いるISDN
    電話装置において、 少なくとも1つ以上の言語による電話着信時応答会話文
    章例を表記するためのメッセージ情報を記憶した記憶手
    段と、 着呼検出時、受信した呼設定メッセージの発番号情報要
    素の値に自国以外の国コードが含まれているとき、その
    国コードに対応してあらかじめ設定された特定言語の上
    記メッセージ情報を上記記憶手段より取り出して、その
    メッセージを表示出力する制御手段を備えたことを特徴
    とするISDN電話装置。
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