JPH07111522A - Isdn端末装置の伝送制御方法 - Google Patents

Isdn端末装置の伝送制御方法

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JPH07111522A
JPH07111522A JP27601893A JP27601893A JPH07111522A JP H07111522 A JPH07111522 A JP H07111522A JP 27601893 A JP27601893 A JP 27601893A JP 27601893 A JP27601893 A JP 27601893A JP H07111522 A JPH07111522 A JP H07111522A
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JP27601893A
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Masahito Otani
雅人 大谷
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転送時の通信料金を低減することができるI
SDN端末装置の伝送制御方法を提供することを目的と
している。 【構成】 発端末では、着端末が留守状態になっている
ときには、着端末のユーザが設定した転送宛先を知るこ
とができるので、その転送宛先を発呼することで、所望
の相手との間でデータ伝送(例えば、通話)することが
できる。また、この場合、直接転送宛先と、発端末との
間でデータ伝送が行われるので、不用意に通信料金がか
さむような事態を回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動発着信機能を備え
たISDN端末装置の伝送制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ISDNを伝送路として用いる
ISDN電話装置では、留守モードに設定されている状
態で着呼検出すると、その着呼に応答し、その発端末と
の間に、一方の情報チャネルを確立するとともに、あら
かじめ設定されている転送宛先を発呼し、その転送宛先
との間で他方の情報チャネルを確立し、その一方の情報
チャネルと他方の情報チャネルとの間で相互に送受信デ
ータを交換するようにして、ユーザが留守時に、別の電
話に自動転送するようにしたものが提案されている。
【0003】このような自動転送機能を備えたISDN
電話装置では、ユーザが留守時でも、ユーザが発端末の
ユーザとの間で通話することができるので、非常に便利
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置では、転送時に2つの情報チャネルを確立
して使用するので、通話料金がかなり高くなるという不
都合を生じる。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、転送時の通信料金を低減することができるI
SDN端末装置の伝送制御方法を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動発着信機
能を備えたISDN端末装置の伝送制御方法において、
発端末は、呼設定メッセージに転送通知要求をあらわす
情報をセットしたユーザ・ユーザ情報要素を含んで、指
定された宛先を発呼し、この発呼時から所定時間を経過
しても、相手端末から応答メッセージが得られないとき
には、所定の呼切断解放手順を実行するとともに、着端
末は、受信した呼設定メッセージに転送通知要求をあら
わす情報がセットされたユーザ・ユーザ情報要素を含ん
でいる場合、応答メッセージを送出する以前の段階で所
定の呼切断解放手順が開始されたときには、その呼切断
解放手順において送出する呼制御用信号に、あらかじめ
設定されている転送宛先情報をセットしたユーザ・ユー
ザ情報要素を含め、発端末は、呼切断解放手順中に受信
した呼制御用信号に、転送宛先情報がセットされたユー
ザ・ユーザ情報要素が含まれているときには、その転送
宛先情報を表示出力するようにしたものである。
【0007】また、自動発着信機能を備えたISDN端
末装置の伝送制御方法において、発端末は、呼設定メッ
セージに転送通知要求をあらわす情報をセットしたユー
ザ・ユーザ情報要素を含んで、指定された宛先を発呼
し、着端末は、受信した呼設定メッセージに転送通知要
求をあらわす情報がセットされたユーザ・ユーザ情報要
素を含んでいる場合、自端末に留守モードがセットされ
ているときには、呼切断解放手順を開始するとともに、
その呼切断解放手順において送出する呼制御用信号に、
あらかじめ設定されている転送宛先情報をセットしたユ
ーザ・ユーザ情報要素を含め、発端末は、呼切断解放手
順中に受信した呼制御用信号に、転送宛先情報がセット
されたユーザ・ユーザ情報要素が含まれているときに
は、その転送宛先情報を表示出力するようにしたもので
ある。
【0008】また、自動発着信機能を備えたISDN端
末装置の伝送制御方法において、発端末は、呼設定メッ
セージに転送通知要求をあらわす情報をセットしたユー
ザ・ユーザ情報要素を含んで、指定された宛先を発呼
し、この発呼時から所定時間を経過しても、相手端末か
ら応答メッセージが得られないときには、所定の呼切断
解放手順を実行するとともに、着端末は、受信した呼設
定メッセージに基づき、そのときの発端末が、あらかじ
め定められている転送通知端末に一致していると判定し
たとき、その受信した呼設定メッセージに転送通知要求
をあらわす情報がセットされたユーザ・ユーザ情報要素
を含んでいる場合、応答メッセージを送出する以前の段
階で所定の呼切断解放手順が開始されたときには、その
呼切断解放手順において送出する呼制御用信号に、あら
かじめ設定されている転送宛先情報をセットしたユーザ
・ユーザ情報要素を含め、発端末は、呼切断解放手順中
に受信した呼制御用信号に、転送宛先情報がセットされ
たユーザ・ユーザ情報要素が含まれているときには、そ
の転送宛先情報を表示出力するようにしたものである。
【0009】また、自動発着信機能を備えたISDN端
末装置の伝送制御方法において、発端末は、呼設定メッ
セージに転送通知要求をあらわす情報をセットしたユー
ザ・ユーザ情報要素を含んで、指定された宛先を発呼
し、着端末は、受信した呼設定メッセージに基づき、そ
のときの発端末が、あらかじめ定められている転送通知
端末に一致していると判定したとき、その受信した呼設
定メッセージに転送通知要求をあらわす情報がセットさ
れたユーザ・ユーザ情報要素を含んでいる場合、自端末
に留守モードがセットされているときには、呼切断解放
手順を開始するとともに、その呼切断解放手順において
送出する呼制御用信号に、あらかじめ設定されている転
送宛先情報をセットしたユーザ・ユーザ情報要素を含
め、発端末は、呼切断解放手順中に受信した呼制御用信
号に、転送宛先情報がセットされたユーザ・ユーザ情報
要素が含まれているときには、その転送宛先情報を表示
出力するようにしたものである。
【0010】
【作用】したがって、発端末では、着端末が留守状態に
なっているときには、着端末のユーザが設定した転送宛
先を知ることができるので、その転送宛先を発呼するこ
とで、所望の相手との間でデータ伝送(例えば、通話)
することができる。また、この場合、直接転送宛先と、
発端末との間でデータ伝送が行われるので、不用意に通
信料金がかさむような事態を回避することができる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例にかかるISD
N電話装置を示している。
【0013】同図において、システム制御部1は、この
ISDN電話装置の各部の動作および通話制御を実行す
るためのものであり、システムメモリ2は、システム制
御部1が実行する制御プログラムや、その制御プログラ
ムを実行するために必要な各種データを記憶するととも
に、システム制御部1のワークエリアを形成するための
ものであり、パラメータメモリ3は、このISDN電話
装置に固有の各種の情報、例えば、短縮ダイアル情報
や、留守モード情報などを記憶するためのものである。
【0014】操作表示部4は、ユーザがこのISDN電
話装置を操作するためのものであり、テンキーや各種の
操作キー、および、液晶表示装置などの各種の表示部か
らなる。
【0015】ISDNインタフェース回路5は、このI
SDN電話装置をISDNと物理的に接続するためのも
のであり、レイヤ1信号制御部6は、ISDNのレイヤ
1の信号処理機能およびDチャネル(信号チャネル)の
信号と2つのBチャネル(情報チャネル)の信号の統合
/分離機能を備えたものである。
【0016】Dチャネル伝送制御部7は、Dチャネルを
用いてISDNと行なう呼制御処理などの伝送制御処理
を行なうためのものであり、音声CODEC8は、IS
DNのBチャネルを用いてアナログ信号を伝送するため
のアナログ信号/デジタルデータの信号変換処理を行な
うためのものである。
【0017】音声入出力部9は、音声CODEC8のア
ナログ入出力端を、通話のためのハンドセット10、マ
イク11、および、呼出音などを出力するためのスピー
カ12に適宜に接続するためのものである。リンガ部1
3は、ユーザを呼び出すときの呼出音を発生するための
ものである。
【0018】これらのシステム制御部1、システムメモ
リ2、パラメータメモリ3、操作表示部4、レイヤ1信
号制御部6、Dチャネル伝送制御部7、音声CODEC
8、音声入出力部9、および、リンガ部13は、内部バ
ス14に接続されており、これらの各要素の相互間のデ
ータのやりとりは、主として、この内部バス14を介し
て行われる。また、ハンドセット10のオン/オフフッ
ク状態をあらわすフック信号SSは、内部バス14を介
してシステム制御部1に入力される。
【0019】この実施例では、図2(a)に示したよう
な留守モード情報が形成されて、パラメータメモリ3に
保存されている。
【0020】この留守モード情報は、自端末が留守モー
ドになっているか否かを記憶するための留守フラグ、設
定されている転送宛先を通知する発端末を制限するため
の転送通知端末情報、および、転送宛先のISDN番号
をあらわす転送宛先情報からなる。
【0021】ここで、転送通知端末情報は、同図(b)
に示すように、発端末の発番号(後述)、および、発サ
ブアドレス(後述)からなる。
【0022】図3は、ISDNに接続されている端末装
置が、ISDNとの間で行う回線交換モードでの呼制御
手順の一例について示している。
【0023】すなわち、発端末は、まず、転送モードと
して回線交換モードを設定するとともに、着端末を宛先
に指定した呼設定メッセージSETUPをISDNに送
出して着端末との呼設定を要求し、ISDNは、指定さ
れた着端末に呼設定メッセージSETUPを送出して発
呼する。また、ISDNは、呼設定状況を通知するため
の呼設定受付メッセージCALL_PROCを発端末に
送出する。
【0024】着端末は、着信検出すると、自端末が着信
可能な状態になっているときには、ISDNに呼出メッ
セージALERTを送出し、ISDNは呼出メッセージ
ALERTを発端末に送出して着端末の呼出を開始した
ことを通知する。
【0025】着端末は、着信応答すると応答メッセージ
CONNをISDNに送出し、ISDNは応答メッセー
ジCONNを発端末に送出して着端末が呼を受け付けた
ことを通知する。
【0026】また、ISDNは、着端末に応答確認メッ
セージCONN_ACKを送出して着端末の応答を確認
し、その時点で、発端末と着端末の間にデータ伝送のた
めの情報チャネル(Bチャネル)が確立する。
【0027】これにより、発端末と着端末との相互間
で、情報チャネルを用いたデータ伝送が、おのおのの端
末の伝送機能に設定された伝送制御手順により実行され
る。
【0028】そして、データ伝送を終了すると、発端末
が切断メッセージDISCをISDNに送出して情報チ
ャネルの解放を要求し、ISDNは、解放メッセージR
ELを発端末に送出して情報チャネルの復旧を通知す
る。一方、着端末には、ISDNが切断メッセージDI
SCを送出して情報チャネルの解放を要求し、着端末が
解放メッセージRELをISDNに送出して情報チャネ
ルの復旧を通知する。
【0029】これにより、発端末は、チャネル切断完了
を通知する解放完了メッセージREL_COMPをIS
DNに応答し、発端末とISDNとの間の情報チャネル
が解放される。それとともに、ISDNは、解放完了メ
ッセージREL_COMPを着端末に送出して、ISD
Nと着端末との間の情報チャネルが解放される。それに
より、発端末と着端末との間に設定されていた情報チャ
ネルが完全に解放される。
【0030】このようにして、発端末と着端末との間に
情報チャネルが設定されて、データ伝送が行われ、デー
タ伝送が終了すると、情報チャネルが解放される。
【0031】また、ISDNの呼設定用のおのおののメ
ッセージ(呼制御用信号)は、図4(a)に示すよう
に、レイヤ3呼制御メッセージを規定するプロトコル仕
様(フォーマット、シーケンスなど)を識別するための
プロトコル識別子、そのメッセージがどの呼に関与する
ものであるかを識別するための呼番号、それぞれのメッ
セージの内容を識別するためのメッセージタイプ、おの
おののメッセージに必ず付加される必須情報要素、およ
び、おのおののメッセージに必要に応じて付加される付
加情報要素からなる。なお、必須情報要素は、メッセー
ジタイプに応じて0,1または複数個が設定されてお
り、付加情報要素は、その状況に応じて0,1または複
数個が配置される。
【0032】呼設定メッセージSETUPは、同図
(b)に示すように、必須情報要素として「伝達能力」
をもち、付加情報要素としては、例えば、「発番号」、
「発サブアドレス」、「着番号」、「着サブアドレ
ス」、「低位レイヤ整合性」、「高位レイヤ整合性」、
および、「ユーザ・ユーザ」などの情報要素をもつ。
【0033】また、切断メッセージDISC、解放メッ
セージREL、および、解放完了メッセージREL_C
OMPには、付加情報要素として「ユーザ・ユーザ」情
報要素を含ませることができる。
【0034】これらの情報要素の概略について説明す
る。
【0035】「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の
内容が、音声、非制限デジタル情報、制限デジタル情
報、3.1KHzオーディオ、7KHzオーディオ、あ
るいは、ビデオのいずれかであるのかを示す情報転送能
力、使用する交換機能が回線交換であるのかパケット交
換であるのかを示す転送モード、情報転送の速度をあら
わす情報転送速度、情報の転送形態をあらわす情報、お
よび、ユーザ情報のプロトコルをあらわす情報などから
なる。
【0036】「発番号」情報要素は、発端末のISDN
番号をあらわし、「発サブアドレス」情報要素は、発端
末に設定されている適宜なサブアドレスをあらわし、
「着番号」情報要素は、着端末のISDN番号をあらわ
し、「着サブアドレス」情報要素は、着端末に設定され
る適宜なサブアドレスをあらわす。
【0037】「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との通信可能性検査に使用されるためのものであり、
基本的な内容は「伝達能力」情報要素と同一である。さ
らに、この「低位レイヤ整合性」情報要素には、より細
かい内容が含まれる。
【0038】「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との整合性検査に使用するためのものであり、例え
ば、電話、グループ2/グループ3ファクシミリ、グル
ープ4ファクシミリ、ミクストモード、テレテックス、
ビデオテックス、テレックス、オーディオ・ビジュア
ル、あるいは、メッセージ・ハンドリング・システムな
どの端末機能のうち、いずれの端末機能を備えているの
かを表示する。
【0039】「ユーザ・ユーザ」情報要素は、ユーザ間
の情報の伝達に用いるためのものであり、この「ユーザ
・ユーザ」情報要素の内容は、ISDNによって解釈さ
れることなくトランスペアレントに転送されて相手ユー
ザに伝達される。
【0040】以上の構成で、電話端末TAが、留守モー
ドにセットされている電話端末TBを発呼するときの動
作を、図5を参照して説明する。ここで、電話端末T
A,TBは、ともに、図1の構成のものである。なお、
図5の動作は、着端末側の電話端末TBが留守モードに
セットされておらず、留守フラグがリセット状態になっ
ている場合を示している。
【0041】まず、電話端末TAは、「転送先通知要
求」をあらわすデータをセットした「ユーザ・ユーザ」
情報要素を含む呼設定メッセージSETUP(UUI)
をISDNに送出し、これにより、ISDNは、着端末
に指定された電話端末TBに呼設定メッセージSETU
P(UUI)を送出して、電話端末TBを発呼する。
【0042】電話端末TBでは、呼設定メッセージSE
TUP(UUI)を受信すると、オフフックを検出する
まで、自端末のユーザの呼び出し動作を繰り返し行うと
ともに、呼出メッセージALERTを所定時間間隔でI
SDNに送出する。
【0043】ここで、電話端末TAは、所定時間TTを
経過しても、ISDNから応答メッセージCONNを受
信できなかったときには、相手端末が留守状態になって
いると判断して、切断メッセージDISCをISDNに
送出して、呼切断解放手順を開始する。
【0044】一方、電話端末TBは、呼び出し動作中
に、ISDNから切断メッセージDISCを受信する
と、呼設定メッセージSETUP(UUI)の「発番
号」情報要素の内容と「発サブアドレス」情報要素の内
容が、転送通知端末情報の内容に一致している場合に
は、転送宛先情報の内容をセットした「ユーザ・ユー
ザ」情報要素を含む解放メッセージRELをISDNに
送出する。
【0045】そして、電話端末TAと電話端末TBとの
間の呼設定動作が終了し、この場合には、情報チャネル
は確立しない。
【0046】次に、電話端末TAは、電話端末TBから
通知された転送宛先情報の内容を操作表示部4に表示出
力して、ユーザに対し、その転送宛先を発呼するかどう
かを問い合わせる。
【0047】ここで、ユーザが転送宛先を発呼すること
を指定すると、電話端末TAは、その転送宛先を発呼す
るための呼設定メッセージSETUPを形成して、IS
DNに送出し、転送宛先である電話端末TCとの間の通
話動作を行う。
【0048】また、電話端末TBに、留守モードが設定
されており、留守フラグがセットされている場合、図6
に示した動作が、電話端末TAと電話端末TBとの間で
実行される。
【0049】この場合、電話端末TBは、自端末に留守
モードが設定されているので、呼設定メッセージSET
UP(UUI)を受信すると、呼設定メッセージSET
UP(UUI)の「発番号」情報要素の内容と「発サブ
アドレス」情報要素の内容が、転送通知端末情報の内容
に一致しているかどうかを調べ、それらが一致している
場合には、転送宛先情報の内容をセットした「ユーザ・
ユーザ」情報要素を含む切断メッセージDISC(UU
I)をISDNに送出して、呼切断解放手順を開始す
る。
【0050】これにより、電話端末TAと電話端末TB
との間での呼設定動作が終了し、この場合には、情報チ
ャネルは確立しない。
【0051】これ以降は、上述と同様に、電話端末TA
は、ユーザに転送宛先を発呼するか否かを問い合わせ、
ユーザが転送宛先を発呼することを指定すると、その転
送宛先を発呼するための呼設定メッセージSETUPを
形成して、ISDNに送出しする。
【0052】このようにして、本実施例では、発端末が
転送先通知要求している場合には、転送宛先情報を通知
している。したがって、着端末のユーザが留守の場合、
発端末のユーザは、転送宛先を発呼するか否かを、自分
の意志で決定することができるので、ユーザの所望の通
話動作を行うことができる。また、転送宛先情報を通知
するための条件を設定しているので、不用意に転送宛先
が漏れることがなく、通信の秘密を確保することができ
る。
【0053】図7および図8は、図1のISDN電話端
末が発呼時に実行する処理例を示している。
【0054】まず、ユーザから発呼操作が入力されると
(処理101)、「転送先通知要求」をあらわすデータ
をセットした「ユーザ・ユーザ」情報要素を形成し(処
理102)、その「ユーザ・ユーザ」情報要素を含む呼
設定メッセージSETUP(UUI)をISDNに送出
して(処理103)、相手端末を発呼する。それととも
に、所定のタイマTTをスタートする(処理104)。
そして、ISDNから呼設定受付メッセージCALL_
PROCを受信する(処理105)。
【0055】次に、タイマTTがタイムアウトするまで
の間に、切断メッセージDISCを受信するか、また
は、応答メッセージCONNを受信するかを監視する
(判断106,107,108のNOループ)。
【0056】ここで、着端末が応答メッセージCONN
を送出した場合で、判断108の結果がYESになると
きには、情報チャネル確立状態となり(処理109)、
これ以降は、オンフックを検出するか、または、切断メ
ッセージDISCを受信することを監視する(判断11
0,111のNOループ)。
【0057】自端末のユーザが先にオンフックして判断
110の結果がYESになるときには、切断メッセージ
DISCを送出し(処理112)、解放メッセージRE
Lを受信し(処理113)、解放完了メッセージREL
_COMPを送出して(処理114)、一連の発呼動作
を終了する。
【0058】また、相手端末のユーザが先にオンフック
し、切断メッセージDISCを受信した場合で、判断1
11の結果がYESになるときには、解放メッセージR
ELを送出し(処理115)、解放完了メッセージRE
L_COMPを受信して(処理116)、一連の発呼動
作を終了する。
【0059】また、判断106,107,108のNO
ループの実行中に、切断メッセージDISCを受信した
場合で、判断107の結果がYESになるときには、そ
のときに受信した切断メッセージDISCに「ユーザ・
ユーザ」情報要素が含まれているかどうかを調べる(判
断117)。
【0060】判断117の結果がYESになるときに
は、解放メッセージRELを送出し(処理118)、解
放完了メッセージREL_COMPを受信して(処理1
19)、一旦、相手端末との呼設定動作を終了する。
【0061】次いで、「ユーザ・ユーザ」情報要素に転
送宛先情報が含まれているかどうかを調べ(判断12
0)、判断120の結果がYESになるときには、転送
宛先の電話番号を表示し、この転送宛先を発呼するか否
かを確認するためのガイダンスメッセージを操作表示部
4に表示する(処理121)。
【0062】このガイダンスメッセージに対して、ユー
ザが発呼することを指定した場合には(判断122の結
果がYES)、そのときに通知された転送宛先を宛先情
報として設定した状態で(処理123)、処理102に
戻り、その転送宛先を発呼する。
【0063】また、ユーザが発呼しないことを指定した
場合で、判断122の結果がNOになるときには、この
ときの発呼動作を終了する。
【0064】また、判断117の結果がNOになるとき
には、処理115に移行し、所定の呼切断解放手順を実
行して、このときの発呼動作を終了する。
【0065】また、判断106,107,108のNO
ループの実行中に、タイマTTがタイムアウトした場合
で、判断106の結果がYESになるときには、切断メ
ッセージDISCを送出して(処理124)、呼切断解
放手順を開始し、解放メッセージRELを受信し(処理
125)、解放完了メッセージREL_COMPを送出
する(処理126)。
【0066】ここで、解放メッセージRELに「ユーザ
・ユーザ」情報要素が含まれているかとうかを調べ(判
断127)、判断127の結果がYESになるときに
は、判断120に移行し、その「ユーザ・ユーザ」情報
要素の内容を検査して、それ以降の処理を実行する。ま
た、判断127の結果がNOになるときには、この発呼
動作を終了する。
【0067】図9、図10、および、図11は、図1の
ISDN電話装置が着呼検出時の処理例を示している。
【0068】着呼検出すると、そのときに受信した呼設
定メッセージSETUPの内容を解析し(処理20
1)、相手端末と接続できるかどうかを調べる(判断2
02)。ここで、判断202の結果がNOになるときに
は、その着呼を無視して(処理203)、この着呼検出
時の動作を終了する。
【0069】また、判断202の結果がYESになると
きには、呼設定メッセージSETUPの「発番号」情報
要素と、「発サブアドレス」情報要素の内容を、記憶し
ている転送宛先情報の内容と比較し(処理204)、両
者が一致するかどうかを調べる(判断205)。
【0070】判断205の結果がYESになるときに
は、呼設定メッセージSETUPに「ユーザ・ユーザ」
情報要素が含まれるかどうかを調べ(判断206)、判
断206の結果がYESになるときには、「ユーザ・ユ
ーザ」情報要素の内容が、「転送通知要求」をあらわす
情報であるかどうかを調べる(判断207)。
【0071】判断207の結果がYESになるときに
は、自端末が留守モードに設定されていて、留守フラグ
がセットされているかどうかを調べる(判断208)。
ここで、留守モードの設定は、操作表示部4から適宜に
操作することができ、この設定操作が入力されると、留
守フラグがセットされる。
【0072】判断208の結果がYESになるときに
は、転送宛先情報の内容をセットしたユーザ・ユーザ」
情報要素を形成し(処理209)、その「ユーザ・ユー
ザ」情報要素を含む切断メッセージDISC(UUI)
を送出して(処理210)、呼切断解放手順を開始す
る。
【0073】次いで、解放メッセージRELを受信し
(処理211)、解放完了メッセージREL_COMP
を送出して(処理212)、一連の着呼動作を終了す
る。
【0074】また、留守モードが設定されていない場合
で、判断208の結果がNOになるときには、呼出メッ
セージALERTを送出し(処理213)、リンガ部1
3の1サイクル分の呼出音発生処理を開始し(処理21
4)、所定のタイマTRをスタートさせる(処理21
5)。
【0075】その状態で、タイマTRがタイムアウトす
るか、オフフックを検出するか、または、切断メッセー
ジDISCを受信することを監視している(判断21
6,217,218のNOループ)。ここで、タイマT
Rがタイムアウトすると、処理213に戻り、再度、呼
出メッセージALERTの送出、および、呼出音の発生
を行う。
【0076】呼出音を聞いたユーザがハンドセット10
を取り上げた場合で、オフフック検出して、判断217
の結果がYESになると、応答メッセージCONNを送
出し(処理219)、応答確認メッセージCONN_A
CKを受信して(処理220)、情報チャネルを確立し
(処理221)、この状態で、オンフックを検出する
か、または、切断メッセージDISCを受信することを
監視する(判断222,223のNOループ)。
【0077】自端末のユーザが先にオンフックして判断
222の結果がYESになるときには、切断メッセージ
DISCを送出し(処理224)、解放メッセージRE
Lを受信し(処理225)、解放完了メッセージREL
_COMPを送出して(処理226)、一連の発呼動作
を終了する。
【0078】また、相手端末のユーザが先にオンフック
し、切断メッセージDISCを受信した場合で、判断2
23の結果がYESになるときには、解放メッセージR
ELを送出し(処理227)、解放完了メッセージRE
L_COMPを受信して(処理228)、一連の発呼動
作を終了する。
【0079】また、判断216,217,218のNO
ループ実行中に、切断メッセージDISCを受信した場
合で、判断218の結果がYESになるときには、転送
宛先情報の内容をセットしたユーザ・ユーザ」情報要素
を形成し(処理229)、その「ユーザ・ユーザ」情報
要素を含む解放メッセージREL(UUI)を送出し
(処理230)、解放完了メッセージREL_COMP
を受信して(処理231)、一連の着呼動作を終了す
る。
【0080】なお、上述した実施例では、ISDN電話
装置に本発明を適用した場合について説明したが、本発
明は、それ以外のISDN端末装置、例えば、グループ
4ファクシミリ装置などにも、同様にして適用すること
ができる。また、グループ4ファクシミリ装置に適用す
る場合には、例えば、用紙切れが発生したような場合
で、受信不可能な状態になっているとき、または、着呼
拒否端末から発呼を受けたとき、または、自端末に着呼
拒否モードがセットされているときに、転送宛先情報を
通知するようにするとよい。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発端末では、着端末が留守状態になっているときには、
着端末のユーザが設定した転送宛先を知ることができる
ので、その転送宛先を発呼することで、所望の相手との
間でデータ伝送(例えば、通話)することができる。ま
た、この場合、直接転送宛先と、発端末との間でデータ
伝送が行われるので、不用意に通信料金がかさむような
事態を回避することができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるISDN電話装置を
示したブロック図。
【図2】留守モード情報の一例を示した概略図。
【図3】ISDNに接続されている端末装置が、ISD
Nとの間で行う回線交換モードでの呼制御手順の一例に
ついて示したタイムチャート。
【図4】ISDNの呼設定用のメッセージの信号形式、
および、呼設定メッセージSETUPに含まれる情報要
素の一例を説明するための概略図。
【図5】図1の装置の動作の一例を説明するためのタイ
ムチャート。
【図6】図1の装置の動作の他の例を説明するためのタ
イムチャート。
【図7】図1の装置の発呼時の動作の一例の一部を示し
たフローチャート。
【図8】図1の装置の発呼時の動作の一例の他の部分を
示したフローチャート。
【図9】図1の装置の着呼時の動作の一例の一部を示し
たフローチャート。
【図10】図1の装置の着呼時の動作の一例の他の部分
を示したフローチャート。
【図11】図1の装置の着呼時の動作の一例の、さらに
他の部分を示したフローチャート。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動発着信機能を備えたISDN端末装
    置の伝送制御方法において、 発端末は、呼設定メッセージに転送通知要求をあらわす
    情報をセットしたユーザ・ユーザ情報要素を含んで、指
    定された宛先を発呼し、この発呼時から所定時間を経過
    しても、相手端末から応答メッセージが得られないとき
    には、所定の呼切断解放手順を実行するとともに、 着端末は、受信した呼設定メッセージに転送通知要求を
    あらわす情報がセットされたユーザ・ユーザ情報要素を
    含んでいる場合、応答メッセージを送出する以前の段階
    で所定の呼切断解放手順が開始されたときには、その呼
    切断解放手順において送出する呼制御用信号に、あらか
    じめ設定されている転送宛先情報をセットしたユーザ・
    ユーザ情報要素を含め、 発端末は、呼切断解放手順中に受信した呼制御用信号
    に、転送宛先情報がセットされたユーザ・ユーザ情報要
    素が含まれているときには、その転送宛先情報を表示出
    力することを特徴とするISDN端末装置の伝送制御方
    法。
  2. 【請求項2】 自動発着信機能を備えたISDN端末装
    置の伝送制御方法において、 発端末は、呼設定メッセージに転送通知要求をあらわす
    情報をセットしたユーザ・ユーザ情報要素を含んで、指
    定された宛先を発呼し、 着端末は、受信した呼設定メッセージに転送通知要求を
    あらわす情報がセットされたユーザ・ユーザ情報要素を
    含んでいる場合、自端末に留守モードがセットされてい
    るときには、呼切断解放手順を開始するとともに、その
    呼切断解放手順において送出する呼制御用信号に、あら
    かじめ設定されている転送宛先情報をセットしたユーザ
    ・ユーザ情報要素を含め、 発端末は、呼切断解放手順中に受信した呼制御用信号
    に、転送宛先情報がセットされたユーザ・ユーザ情報要
    素が含まれているときには、その転送宛先情報を表示出
    力することを特徴とするISDN端末装置の伝送制御方
    法。
  3. 【請求項3】 自動発着信機能を備えたISDN端末装
    置の伝送制御方法において、 発端末は、呼設定メッセージに転送通知要求をあらわす
    情報をセットしたユーザ・ユーザ情報要素を含んで、指
    定された宛先を発呼し、この発呼時から所定時間を経過
    しても、相手端末から応答メッセージが得られないとき
    には、所定の呼切断解放手順を実行するとともに、 着端末は、受信した呼設定メッセージに基づき、そのと
    きの発端末が、あらかじめ定められている転送通知端末
    に一致していると判定したとき、その受信した呼設定メ
    ッセージに転送通知要求をあらわす情報がセットされた
    ユーザ・ユーザ情報要素を含んでいる場合、応答メッセ
    ージを送出する以前の段階で所定の呼切断解放手順が開
    始されたときには、その呼切断解放手順において送出す
    る呼制御用信号に、あらかじめ設定されている転送宛先
    情報をセットしたユーザ・ユーザ情報要素を含め、 発端末は、呼切断解放手順中に受信した呼制御用信号
    に、転送宛先情報がセットされたユーザ・ユーザ情報要
    素が含まれているときには、その転送宛先情報を表示出
    力することを特徴とするISDN端末装置の伝送制御方
    法。
  4. 【請求項4】 自動発着信機能を備えたISDN端末装
    置の伝送制御方法において、 発端末は、呼設定メッセージに転送通知要求をあらわす
    情報をセットしたユーザ・ユーザ情報要素を含んで、指
    定された宛先を発呼し、 着端末は、受信した呼設定メッセージに基づき、そのと
    きの発端末が、あらかじめ定められている転送通知端末
    に一致していると判定したとき、その受信した呼設定メ
    ッセージに転送通知要求をあらわす情報がセットされた
    ユーザ・ユーザ情報要素を含んでいる場合、自端末に留
    守モードがセットされているときには、呼切断解放手順
    を開始するとともに、その呼切断解放手順において送出
    する呼制御用信号に、あらかじめ設定されている転送宛
    先情報をセットしたユーザ・ユーザ情報要素を含め、 発端末は、呼切断解放手順中に受信した呼制御用信号
    に、転送宛先情報がセットされたユーザ・ユーザ情報要
    素が含まれているときには、その転送宛先情報を表示出
    力することを特徴とするISDN端末装置の伝送制御方
    法。
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