JP3042419U - 構築物支柱接合部の耐震・免震用補強コーナー器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】構築物等の支柱接合部に固定することで、地震
の際の上下・左右の揺れを耐油性の高い弾性体が、支柱
に加重されるエネルギーを吸収・分散あるいは免震でき
ることで、家屋等の倒壊を防止する補強具を提供する。 【解決手段】支柱接合箇所７、８の角度にあわせ、弾性
力の高い本体１を支柱に固定し、上下・左右の揺れによ
るエネルギーを吸収し、あるいは分散することで支柱の
破損を防止することが出来る補強具である。材質は、耐
油性、耐震性に強い特殊ラバー等による単体形成に固定
具を備えたものでもよく、また、より強度を増大させる
ため鋼板をラバーで成形したコーナー固定具により、弾
性体側面に接着させることも可能にしたもので、支柱の
材質を問わず、固定具あるいは接着剤により固定させ、
免震力を増大させる補強具である。

Description

【考案の詳細な説明】 この実用新案は、建築物の地震発生時における耐震性を高め家屋の倒壊を防止 させるために支柱接合部位（木柱・鉄骨）に固定することで上下、左右の揺れの 加重を吸収・分散させ、強度を増加させる固定補強具に関するものである。

従来の補強具は支柱接合部分をＬ型、あるいはＩ型の鉄板で固定するだけのも のであり、単に接合箇所を接続補強するものであるが、本考案では、接合部位の 接続補強と共に、地震の上下、左右の揺れに伴う支柱接合部に加重エネルギーを 吸収させ、あるいは分散させるための耐油性に富んだ弾性体の単体材１あるいは 鋼板２と弾性体の複合体による成形による補強具を支柱７部と８部に固定させ、 安全性を高めることで倒壊を防止する補強具である。

補強具本体は、弾性力のある耐油性の高い材質弾性体１のみの単体での使用も 可能にしている。

その場合は、支柱接合部位７及び８の角度に適合する形状とした本体１の側面 に補強用鋼板２を接着させ、支柱への固定具３により固定させることも可能にし た。

本体１の形状は、小多角形４を相互接着させることで吸収力と強度を向上させ ることも可能にした。また、弾性体９と鋼板１０をサンドイッチ状に形成させる ことでよりエネルギーの吸収・分散を可能としたコーナー本体６を弾性単体１に 接着させ支柱接合部位７及び８に固定することも可能にしたので一層効果的なエ ネルギー吸収・免震が出来るようにした。

コーナー本体６は弾性単体１の一部が支柱接合部分７及び８に直接接触させる ことも可能になるようにすることもできるため、耐油性のある弾性体１への加重 力の吸収を大きくすると共に、他の側面部に接着させているコーナー本体６によ って耐震に対する強度を向上させることも可能とした。

補強具本体１あるいはコーナー接着の複合体６の接合支柱への固定は、固定用 ネジによる取り付けや、接着剤によることも可能としたものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】本考案の平面図及び側面図

【図３】本考案の固定状態図

【図４】小多角形による形成図

【図５】コーナー接着斜視図

【図６】本考案コーナー接着時固定状態図

【符号の説明】

（１）は弾性体単体本体、（２）は鋼板、（３）は支柱
固定ボルト、（４）は小多角形弾性体、（５）は固定用
ナット、（６）は弾性体固定コーナー、（７）・（８）
は支柱接合部位、（９）は弾性体、（１０）は鋼板、
（１１）は弾性体挿入具

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 建築物の耐震・免震力を高めるための耐
   油性単体強化材及び鋼材との複合材による成形した建築
   物支柱接合部の固定補強具