JPH04269228A - 柱と梁の仕口構造 - Google Patents

柱と梁の仕口構造

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JPH04269228A
JPH04269228A JP3035891A JP3035891A JPH04269228A JP H04269228 A JPH04269228 A JP H04269228A JP 3035891 A JP3035891 A JP 3035891A JP 3035891 A JP3035891 A JP 3035891A JP H04269228 A JPH04269228 A JP H04269228A
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joint
column
reinforcing bars
deformation
steel materials
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JP3035891A
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Eiji Ikeda
池田 永司
Shigeya Kawamata
川股 重也
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PS Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物のプレキャスト
プレストレストコンクリート柱又はプレキャスト鉄筋コ
ンクリート柱(以下、両者をプレキャストコンクリート
柱と記す)プレキャストプレストレスト鉄筋コンクリー
ト梁、又はプレキャストプレストレストコンクリート梁
(以下これらをプレキャストコンクリート梁と記す)と
の接合部(仕口)の接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】プレストレストコンクリート構造は耐力
と剛性が高く、ひび割れ抑制の点からもきわめて合理的
な構造である。しかし復元性は優れているものの、鉄筋
コンクリート構造に比べてエネルギー消費の少ない履歴
特性を示すことから耐震性能の面で改善の余地がある。
【0003】図9、図10に従来の従来建築物のプレキ
ャストコンクリート柱1とプレキャストコンクリート梁
2との接合部の例を示した。図9は側面図、図10はそ
の正面図である。柱1と梁2は目地15を介して、梁の
PC鋼材11、12及び梁端部の取付PC鋼材13、1
4によって互いに圧着構造として取付けられるのが普通
であった。
【0004】このような従来の柱と梁の仕口構造では、
接続部が地震時の変形に対してエネルギーの吸収が少な
いので、架構の変形が通常の鉄筋コンクリート構造の仕
口に比べ大きくなり、そのため仕口のダメージが大とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来のプレキ
ャストコンクリート柱とプレキャストコンクリート梁と
の仕口構造に改善を加え、PC鋼材と鉄筋の併用により
地震荷重に対し仕口部のエネルギー吸収を良くして地震
時変形量を抑制し、かつ耐力向上を図った柱と梁の仕口
構造を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の技術手段
によって構成される。 (1)梁の端部に梁の側面及び底面から突出した断面を
有する接続部を設ける。 (2)この接続部の下端及び梁の上部に、柱と結合する
結合鉄筋を配設する。 (3)梁と柱を結合するPC鋼材をこれらの結合鉄筋よ
りも梁断面の中立軸に近い位置に配列する。この配列は
、例えば下部結合鉄筋中心から梁の上面までの距離のう
ち下から約2/3以内及び上部結合鉄筋中心から接続部
の下面までの距離のうちの上から約2/3以内の位置の
接続部にそれぞれ柱と梁を結合するPC鋼材を配列して
交番繰返し荷重にすべてのPC鋼材が有効に働くように
結合することが好ましい。
【0007】本発明において、梁上部とは、梁とスラブ
とを力学的に一体化した合成スラブにおいては梁及び合
成スラブの部分を含むものとする。また、結合鉄筋とは
柱と梁の仕口部を結合した後グラウトされコンクリート
と実質的に付着させ、付着力の不足分を端部を支圧板を
介してナット締めした結合ボルト等をいう。もちろん付
着が十分な場合は支圧板及びナットを必要としない。
【0008】
【作用】本発明の仕口構造は、結合部の梁成の上下部分
に結合鉄筋を配設し、断面の中立軸に近い位置にプレス
トレスを導入するPC鋼材を配置したため、地震時の荷
重に対し仕口上下鉄筋が大きな変形を負担し、大きな変
形エネルギーを吸収する。また柱と梁の接合部の圧着機
能を専ら果すPC鋼材は鉄筋に比べ変形も小さく、地震
時におけるダメージが少なく安全である。
【0009】PC鋼材のみを使ってプレストレスを導入
した仕口接合部は、地震時の荷重変形曲線において描く
ループの面積が小さく、鉄筋のみを持つ部材はこの面積
が大きい。すなわち鉄筋コンクリート部材はPC鋼材の
みを持つプレストレストコンクリート部材に比し、エネ
ルギー吸収がよく、靭性が高い。図11はこのことを説
明するもので、横軸に変形量δ、縦軸に荷重Pをとって
、柱梁接合部に繰返し荷重をかけたときの履歴曲線を示
した。荷重が作用して、荷重変形曲線30が点31の位
置に至ったとき、荷重を解除すると、PC部材は曲線3
2のように復帰し、鉄筋コンクリート部材は曲線33の
ように復帰する。この場合、曲線30、33によって囲
まれた面積は曲線30、32によって囲まれた面積より
も大きい。すなわち、鉄筋コンクリート部材の方が変形
エネルギーの吸収が大きい。本発明はこの中間の曲線3
4を示すようにしたものである。このように鉄筋とPC
鋼材との併用により、PC鋼材のみを持つ部材より靭性
を高めることができる。
【0010】
【実施例】図1、図2に本発明の柱と梁の実施例の仕口
構造を示した。図1は図2のA−A矢視図、図2は図1
のB−B矢視図である。柱1と梁2は、梁2の端部に設
けた左右及び下方に張出した取付部4を目地9を介して
取付けている。この取付部4には下側鉄筋5、PC鋼材
7、8が取付けられており、上側鉄筋6はスラブ3内に
形成されている。図3、図4は中間柱1の両側に梁2,
2を取付けた場合を示し、図中の符号は図1と同様であ
る。
【0011】次に本発明の仕口構造の挙動を示す試験例
について説明する。図5に示すように、柱21に片持梁
22を接合し、交番荷重23をかけて変形24を測定し
た。仕口の接続は図6(a)に示すように下側鉄筋5、
上側鉄筋6、PC鋼材7、8のように配置した。そのと
きの応力と歪の相関は図6(b)、(c)の通りである
【0012】比較例として図7(a)のようにPC鋼材
13、14を配設して図5に示す交番荷重をかけて変形
を測定した。その応力と歪の相関は図7(b)、(c)
に示すようになる。図8は荷重変形曲線を示し、図6に
示す実施例では曲線25のようにエネルギー吸収の良い
ループを描き、図7に示す比較例では曲線26のように
エネルギー吸収の低いループを描いた。このように本発
明によれば地震時の柱と梁の仕口部の変形に対して吸収
エネルギーが大きく、仕口の破損が少なく安全である。
【0013】
【発明の効果】本発明の仕口構造は地震時の変形能力が
大きく、エネルギー吸収も良く、靭性に富むので建築の
耐震仕口構造として極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仕口構造の例を示す縦断面図である。
【図2】図1のB−B矢視図である。
【図3】中間柱の場合の実施例の側面図である。
【図4】図3のC−C矢視図である。
【図5】試験装置の側面図である。
【図6】力学的挙動説明図である。
【図7】力学的挙動説明図である。
【図8】試験結果の説明図である。
【図9】従来の仕上口構造の側面図である。
【図10】従来の仕上口構造の正面図である。
【図11】荷重と撓み曲線の説明図である。
【符号の説明】
1    柱                   
           2    梁3    スラブ
                         
 4    取付部5    下側鉄筋       
                 6、7  PC鋼

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  プレキャストコンクリート柱と、プレ
    キャストコンクリート梁との接合部において、梁の端部
    に梁側面及び底面から突出した断面を有する接合部を設
    け、該接合部の梁下部及び梁の上部に、梁と柱とを結合
    する結合鉄筋を配設し、かつ、PC鋼材をこれらの結合
    鉄筋より梁断面の中立軸に近い位置に配列して梁と柱を
    結合したことを特徴とする柱と梁の仕口構造。
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