JPH11270623A - 張力構造用振動エネルギ―吸収装置及びその施工法 - Google Patents

張力構造用振動エネルギ―吸収装置及びその施工法

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JPH11270623A
JPH11270623A JP11014399A JP1439999A JPH11270623A JP H11270623 A JPH11270623 A JP H11270623A JP 11014399 A JP11014399 A JP 11014399A JP 1439999 A JP1439999 A JP 1439999A JP H11270623 A JPH11270623 A JP H11270623A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな空間を覆う構造物の鉛直方向の変形を
軽減させ、振動を減衰させる。 【解決手段】 第1張力材2の端部の周囲に心材5を固
着し、心材5の側面に粘弾性体シート7と鋼板6を交互
に単層又は複層で積層固着し、外側の鋼板の周囲を拘束
材で固着し、拘束材10の一方の端部に前記第1張力材
の側面を包囲する蓋12を固着し、心材5と蓋12の間
にバネ11を挿入し、拘束材10の他方の端部に第2張
力材3を固着し、前記第1張力材は前記第2張力材と粘
弾性的に連結されている張力構造用振動エネルギー吸収
装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物その他の構
造物において、地震力、風力等の外力に対し、減衰効果
を与える張力材用の振動エネルギー吸収装置に関するも
のである。
【従来の技術】この種の従来技術としては、例えば図
6、図7、図21及び図22に示すものがある。図6に
示す例は、軸35が中心孔に挿入されてなる2つの向き
合った第1と第2のカバー体31、32の間にバネ33
を嵌挿し、且つその側面間に粘弾性体34を挿入して圧
縮力が作用する下での振動エネルギー吸収装置(PCT
国際公開WO97/21046)が示されている。図7
に示す例は、バネを含まず粘弾性体シートと鋼板を積層
状に圧着した高層建物用の粘弾性筋交い(特許2583
801号)を示し次のように構成されている。すなわち
図7(イ)、(ロ)に示されるように鉄骨柱36及び鉄
骨梁37からなる多階層建造物の骨組38における鉄骨
梁37の中央上部に、連結用透孔39を有する鋼製中央
取付板40が溶接により固着され、かつ鉄骨梁37の端
部下面と鉄骨柱36との間の上隅部に、連結用透孔41
を有する鋼製隅部取付板42が溶接により固着され、振
動抑制筋かい材43における連結板44、および内側筋
かい構成材45の基端部は、中央取付板40および隅部
取付板42に当接されてボルト46により固定されてい
る。振動抑制筋かい材43は、筋かい長手方向に延長す
る一対の溝形鋼47におけるウェブが間隔において平行
に配置され、かつ各溝形鋼47のフランジの外面にわた
って帯状鋼板48が当接されてボルト49により固定さ
れ、各溝形鋼47におけるウェブの基端部の間に、連結
用透孔50を有する鋼製連結板44および鋼製スペーサ
51が介在されボルト52により固定されて、鋼製外側
筋かい構成材53が構成されている。筋かい長手方向に
延長する帯状鋼板からなる内側筋かい構成材45の基端
部に連結用透孔54が設けられ、その内側筋かい構成材
45における基端部を除く部分は、前記外側筋交い構成
材53における保持孔55内に配置され、前記内側筋か
い構成材45における保持孔55内に配置された部分の
全周面と、その保持孔55の内周面との間に粘弾性材料
56が介在されて一体に固着され、前記外側筋かい構成
材53内の奥部と前記内側筋かい構成材45の先端部と
の間に伸縮許容間隙57が設けられている。図7(ハ)
は、同図(イ)、(ロ)の形変形例で、内側筋かい構成
材45の外側に粘弾性材料56が被覆され、その外側に
セメント系硬化材58が充填され、さらにその外側に管
体60が嵌装された例が示されている。図21に示す例
では、ケーブル長の中間にケーブルにクランプ79を固
着して設け、一方、橋桁の前記クランプの下方位置に粘
弾性ゴム80からなるダンパーを設け、該ダンパーと前
記クランプとの間をワイヤーロープ81で連結したこと
を特徴とする斜張橋におけるケーブルCと橋桁Gとの間
に設ける制振装置(特開平10−37127号)が示さ
れている。図22に示す例では、ケーブルCに二つ割の
クランプ82を締め付けボルト83で固定し、一方、橋
桁G上に円筒部材87、蓋体88、円筒部材87の中に
収納されたばね受け筒体89、ばね90、該筒体89の
底部中心に一端を固着し、他端を前記蓋体88を貫通し
て設けられた連結杆86および円筒部材87内に注入さ
れた粘性流体からなるダンパー92が前記連結杆86が
直立するように取付けられており、筒体89の底板にオ
リフィス91が開けられ、筒体89の外周壁と円筒部材
87内壁の間には微小隙間gが設けられ、前記クランプ
82の締め付けボルト83と連結杆86の間をワイヤー
ロープ84で連結し、ワイヤーロープ84の上端にアイ
スプライス85を形成したことを特徴とする斜張橋にお
けるケーブルCと橋桁Gとの間に設ける制振装置(特開
平5−59703号)が示されている。
【発明が解決しようとする課題】競技場施設、産業施設
など、大きな空間を覆う構造物においては、地震、風等
により鉛直方向の振動が構造体に大きな影響を与える可
能性がある。このときの振動性状はスパン中央部に大き
な振幅を持つ変形を伴うため、従来の柱支持点における
水平、あるいは鉛直方向の振動を制御する支承型のエネ
ルギー吸収装置ではこれらの振動を制御できない問題点
があった。これを解決するためには構造体の屋根中央部
と床などの固定面とを初期張力を伴う張力材で接合し、
この間に減衰装置を設置するのが最も効果的である。し
かしながら従来の鉛直変位用エネルギー吸収装置では引
張力を伝達できない問題点があった。例えば図6の装置
(PCT国際公開WO97/21046)に引張力を作用させるとバ
ネ33が各カバー体31、32より離間してしまい、粘
弾性体34はせん断力に耐えられないため引張力を伝達
できない。また、高層建物用の粘弾性筋交い(特許第25
83801号)は、初期張力のような静的荷重に対し、変形
が進行してしまい、張力を維持できない問題点があっ
た。また、例えば図21の制振装置(特開平10−37
127号)においても張力がワイヤーロープ81に生じ
ると、粘弾性ゴム80が張力を維持することができず、
この張力により変形してしまう問題点があった。さら
に、図22の制振装置(特開平5−59703号)は、
粘性流体を使用しているため、ダンパー92の取り替え
及び使用時に液漏れが生じる可能性があり、かかる場合
は、周囲を汚染したり、液補充しなければならないとい
う問題がある。また、粘弾性体は温度依存性が高く、粘
弾性体の温度が下がるほどせん断剛性が急激に高くなる
性質がある。温度によっては粘弾性体を支持している装
置に過大な応力が作用する問題があった。さらに構造物
の剛性寄与も考慮した粘弾性体による振動減衰効果につ
いての有効且つ簡便な評価法がない。本発明は、競技場
施設、産業施設などの大きな空間を覆う構造物の鉛直方
向の変形を軽減させ、速やかに振動を減衰させることが
でき、且つメンテナンスフリーである装置を提供するこ
とを目的とする。また、予め導入された初期張力を取り
付け時までの間保持する装置、初期張力導入方法及び施
工法を提供する。さらに、粘弾性体の温度依存性を緩和
させた振動エネルギー吸収装置及び、張力構造用振動エ
ネルギー吸収装置の等価減衰を評価する設計法を提供す
ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するためになされたものであり、下記のように構成
される。本発明の張力構造用振動エネルギー吸収装置
は、第1張力材の端部の周囲に心材を固着し、前記心材
の側面に粘弾性体シートと鋼板を交互に単層または複層
で積層固着し、且つ外側の鋼板の周囲を拘束材で固着
し、前記拘束材の一方の端部に前記第1張力材の側面を
包囲する蓋を固着し、前記心材と前記蓋との間にバネを
挿入し、前記拘束材の他方の端部に第2張力材を固着
し、前記第1張力材は前記第2張力材と粘弾性的に連結
されて構成される。また、前記張力構造用振動エネルギ
ー吸収装置は、第1張力材の端部に心材を固着し、前記
心材の側面に粘弾性体シートと鋼板を交互に単層または
複層で積層固着し、外側鋼板の一方の端部に前記第1張
力材の側面を包囲する蓋を固着し、前記心材と前記蓋と
の間にバネを挿入し、前記外側鋼板を直接定着部に固着
し又は定着部に固着した第2張力材に固着することでも
構成することができる。さらに、前記蓋の上面に第1張
力材に導入された初期張力を保持することができる初期
張力保持用ナットを設けた前記記載の張力構造用振動エ
ネルギー吸収装置により構成される。また、前記第1張
力材及び前記第2張力材に鋼棒を用いた前記記載の張力
構造用振動エネルギー吸収装置により構成される。ま
た、前記心材に箱形断面鋼材、外側鋼板に前記心材の各
側面に平行な平板を用いた前記記載の張力構造用振動エ
ネルギー吸収装置により構成される。さらに、前記心材
に円形鋼管、外側鋼板に複数の円弧状に曲げた鋼板を用
いた前記記載の張力構造用振動エネルギー吸収装置によ
り構成される。また、前記張力構造用振動エネルギー吸
収装置は、前記第1張力材に前記定着部又は前記第2張
力材と反対方向へ軸力を作用させ、前記心材と前記蓋と
の間に挿入された前記バネに圧縮変形を生じさせた状態
で前記初期張力保持用ナットを前記蓋に締め付けること
により前記第1張力材に初期張力を導入し、製作工場よ
り設置個所に搬入し、張力材組み立て後に前記初期張力
保持用ナットを開放することにより施工する。さらに、
前記第1張力材及び前記第2張力材の剛性を前記粘弾性体
シートの設計平均温度時の剛性の4倍以下とすることに
より、張力構造用振動エネルギー吸収装置に与える前記
粘弾性体シートの温度依存性の影響を緩和させる。また
前記張力構造振動エネルギー吸収装置による構造物の等
価減衰を下式により評価する。 n :張力構造用振動エネルギー吸収装置の数 ηa :張力構造用振動エネルギー吸収装置の損失係数 θ :張力構造用振動エネルギー吸収装置の振動入力方
向に対する傾き Kf :張力構造用振動エネルギー吸収装置の設置される
構造物の剛性 ηd :粘弾性体シートの損失係数 Kd :粘弾性体シートの貯蔵せん断剛性 Ks :バネのバネ定数 Kb :第1張力材又は第2張力材軸剛性 Ka :張力構造用振動エネルギー吸収装置の貯蔵軸剛性
【発明の実施の形態】次に本発明を図示の例によって詳
細に説明する。図1に(イ)、(ロ)、(ハ)、
(ニ)、(ホ)は本発明における張力構造用振動エネル
ギー吸収装置4の適用例を示す図であって、各図におい
てエネルギー吸収装置4の両端から第1張力材2と第2
張力材3が導出され、又は前記エネルギー吸収装置4の
一方の端部から第1張力材2が導出されていて、この第
1と第2の張力材2、3の端部が、あるいは前記エネル
ギー吸収装置が直接に競技場施設、産業施設など、大き
な空間を覆う構造物1に図示の配置で固定されている。
図1において、(イ)は水平振動、(ロ)は上下振動、
(ハ)は円筒屋根の上下振動、(ニ)及び(ホ)は競技
場スタンド屋根の上下振動に対する適用例を示す図であ
る。
【第1実施形態】本発明による張力構造用振動エネルギ
ー吸収装置の第1実施形態を図2を参照しつつ説明す
る。第1実施形態による張力構造用振動エネルギー吸収
装置4は、図2の第1張力材2の端部の周囲に心材5を
固着し、前記心材5の側面に粘弾性体シート7と、鋼板
ストッパー9により固定した鋼板6を交互に積層固着し
て振動エネルギー吸収部8を構成し、図2(ロ)、
(ハ)、(ニ)に同図(イ)のA−A線に沿って切断し
た3つの変形例として示すように鋼板6の周囲を断面が
矩形または円形の拘束材10で固着し、前記拘束材10
の一方の端部に前記第1張力材2の側面を包囲する蓋1
2を固着し、前記心材5と前記蓋12との間にバネ11
を挿入し、前記拘束材10の他方の端部に第2張力材3
を連結材13により固着したものである。心材5は、図
2(イ)に示すように第1張力材2を固着するためのネ
ジ穴を空け、鋼板6は図2(ロ)、(ハ)、(ニ)に示
すように心材5と拘束材10の形状に合わせた曲面また
は平面状の鋼片であり、心材5の外周面と鋼板6の内周
面で粘弾性体シート7を圧着により貼り付けて振動エネ
ルギー吸収部8を構成する。鋼板6は拘束材10に取り
付けられた鋼板ストッパー9と連結材13により拘束材
10に固着されている。鋼板ストッパー9は、鋼板6を
固着するために設けるとともに、拘束材10の中でのバ
ネ11の位置を固定する役目を併せ持つ。心材5は第1
張力材2に固着させ、且つバネ11によって拘束材10
と弾性的に連結されている。第2張力材3は、連結材1
3により拘束材10と固着させ、これにより第1張力材
2または第2張力材3から伝達される振動エネルギーの
張力構造用振動エネルギー吸収装置4への入力を可能と
している。心材5と拘束材10の断面形状は、目的、設
置場所等の条件により、各種の形状のものを設計及び実
施することができる。また、粘弾性体シート7と鋼板6
も心材5と拘束材10に付随して各種の断面形状のもの
を設計及び実施することができる。ここでは、図2
(ロ)は心材5が矩形で拘束材10が円形、図2(ハ)
は心材5と拘束材10とも矩形、図2(ニ)は心材5と
拘束材10とも円形の断面形状のものを例として示す。
第1張力材2及び/または第2張力材3に鋼棒を用いる
ことにより、振動エネルギーをより効果的に吸収するこ
とができる。第1張力材2及び/または第2張力材3に
構造物からの引張力による振動エネルギーが入力される
とバネ11が弾性的に振動するとともに、心材5の外周
面と鋼板6の内周面に積層固着された粘弾性体シート7
は心材5及び/または鋼板6からの振動エネルギーをせ
ん断変形により吸収するように作用する。これにより第
1張力材2及び第2張力材3の振動は急激に減衰し、優
れた制振効果を発揮することができる。
【第2実施形態】本発明による張力構造用振動エネルギ
ー吸収装置の第2実施形態を図3を参照しつつ説明す
る。振動エネルギー吸収装置8は、第1付加鋼板14を
第1付加鋼板固定材19により鋼板6に固着し、第2付
加鋼板15を第2付加鋼板固定材18により心材5に固
着した点、粘弾性体シート7を心材5の外周面と第1付
加鋼板14の内周面で圧着し、第1付加粘弾性体シート
16を第1付加鋼板14の外周面と第2付加鋼板15の
内周面で圧着し、第2付加粘弾性体シート17を第2付
加鋼板15の外周面と鋼板6の内周面で圧着した点が、
図2に示す第1実施形態の張力構造用振動エネルギー吸
収装置4とは異なっている。つまり、図2の振動エネル
ギー吸収部8は、粘弾性体シート7と鋼板6の組が1層
構造あるのに対して、図3において、振動エネルギー吸
収部8には、粘弾性体シート7と第1付加鋼板14の
組、第1付加粘弾性体シート16と第2付加鋼板15の
組、及び第2付加粘弾性体シート17と鋼板6の組、の
3層構造としている。こうした構造はもちろん3層だけ
でなく、付加鋼板と付加粘弾性体シートを組み合わせて
さらに層を増やして設けるようにしてもよい。鋼板6は
連結材13と鋼板ストッパー9で固着されている。ま
た、心材5、第2付加鋼板固定材18及び第2付加鋼板
15はバネ11により弾性的に拘束材10に連結されて
いる。このように付加鋼板と付加粘弾性体シートを積層
化した構造で、矢印方向の張力による振動に対して、並
列に設けられた粘弾性体シートのせん断変形により振動
エネルギーを吸収することができる張力構造用振動エネ
ルギー吸収装置4を形成することができる。また、減衰
効果を第1実施形態よりさらに効果的に得ることができ
る。
【第3実施形態】本発明による張力構造用振動エネルギ
ー吸収装置の第3実施形態を図4を参照しつつ説明す
る。第1張力材2の側面を包囲して拘束材10の一方の
端部に固着させた蓋12の上面に、前記第1張力材2に
導入された初期張力を保持することができる初期張力保
持用ナット20を設けた点が図2に示す第1実施形態の
張力構造用振動エネルギー吸収装置4とは異なってい
る。初期張力保持用ナット20は、蓋12の上面の位置
で第1張力材2にネジ等で固着させ、これを調整するこ
とで、第1張力材2に初期張力を導入し、バネ11に初
期変位を与えた状態で構造物1に取り付けるまでの間、
自己釣り合い状態にすることができる。従って、初期張
力が導入された張力構造用振動エネルギー吸収装置4を
構造物1に取り付けた後、初期張力保持用ナット20を
解放することによって、自動的に所定の初期張力を導入
することが可能である。これにより、構造物1に取り付
けた後、初期張力を導入する場合に比べて、粘弾性体シ
ート7の初期せん断変形を抑制することができ、第1張
力材2及び/または第2張力材3からの振動に対し、粘
弾性体シートの変形性能をより有効に利用することがで
きる。
【第4実施形態】本発明による張力構造用振動エネルギ
ー吸収装置の第4実施形態を図5を参照しつつ説明す
る。第1張力材2の側面を包囲して拘束材10の一方の
端部に固着させた蓋12の上面に、前記第1張力材2に
導入された初期張力を保持することができる初期張力保
持用ナット20を設けた点、が図3に示す第2実施形態
の張力構造用振動エネルギー吸収装置4とは異なってい
る。第3実施形態と同様に初期張力保持用ナット20
は、蓋12の上面の位置で第1張力材2にネジ等で固着
させ、これを調整することで、第1張力材2に初期張力
を導入し、バネ11に初期変位を与えた状態で構造物1
に取り付けるまでの間、自己釣り合い状態にすることが
できる。従って、初期張力が導入された張力構造用振動
エネルギー吸収装置4を構造物1に取り付けた後、初期
張力保持用ナット20を解放することによって、自動的
に所定の初期張力を導入することが可能である。これに
より、構造物1に取り付けた後、初期張力を導入する場
合に比べて、粘弾性体シート7、第1付加粘弾性体シー
ト16及び第2付加粘弾性体シート17の初期せん断変
形を抑制することができ、第1張力材2及び/または第
2張力材3からの振動に対し、粘弾性体シートの変形性
能をより有効に利用することができる。
【第5実施形態】本発明による張力構造用振動エネルギ
ー吸収装置の第5実施形態を図8を参照しつつ説明す
る。第5実施形態による張力構造用振動エネルギー吸収
装置4は、図8の第1張力材2の端部に心材5を固着
し、心材5の側面に粘弾性体シート7と外側鋼板61を
交互に積層固着して振動エネルギー吸収部8を構成し、
図8(ハ)、(ニ)に同図(イ)、(ロ)のA−A線に
沿って切断した2つの変形例として示すように断面が矩
形または円形に構成された外側鋼板61を補剛材62で
連結し、外側鋼板61の一方の端部に第1張力材2の側
面を包囲する蓋12を固着し、心材5と蓋12との間に
バネ11を挿入し、外側鋼板61の他方の端部に第2張
力材3を固着したものである。外側鋼板61は図8
(ハ)、(ニ)に示すように心材5の形状に合わせた曲
面または平面状の鋼片であり、心材5の外周面と外側鋼
板61の内周面で粘弾性体シート7を圧着により貼り付
けて振動エネルギー吸収部8を構成する。心材5は第1
張力材2に固着させ、且つバネ11によって外側鋼板6
1と弾性的に連結されている。第2張力材3は、外側鋼
板61と固着させ、これにより第1張力材2または第2
張力材3から伝達される振動エネルギーの張力構造用振
動エネルギー吸収装置4への入力を可能としている。心
材5と外側鋼板61の断面形状は、目的、設置場所等の
条件により、各種の形状のものを設計及び実施すること
ができる。また、粘弾性体シート7も心材5と外側鋼板
61に付随して各種の断面形状のものに実施することが
できる。第1張力材2又は第2張力材3に鋼棒を用いる
ことにより第1張力材2又は第2張力材3の軸剛性が高
くなり、振動エネルギーをより効果的に吸収することが
できる。張力構造用振動エネルギー吸収装置4は、図8
(ロ)に示すように蓋12の上面に、第1張力材2に導
入された初期張力を保持するための初期張力保持用ナッ
ト20を設けてもよい。第1張力材2及び/または第2
張力材3に構造物からの引張力による振動エネルギーが
入力されるとバネ11が弾性的に振動するとともに、心
材5の外周面と外側鋼板61の内周面に積層固着された
粘弾性体シート7は心材5及び/または外側鋼板61か
らの振動エネルギーをせん断変形により吸収するように
作用する。これにより第1張力材2及び第2張力材3の
振動は急激に減衰し、優れた制振効果を発揮することが
できる。
【第6実施形態】本発明による張力構造用振動エネルギ
ー吸収装置の第6実施形態を図9を参照しつつ説明す
る。第6実施形態による張力構造用振動エネルギー吸収
装置4は、図9の外側鋼板61の側面にシアースタッド
63を取り付け、直接定着部と固着させた点が図8に示
す第5実施形態の張力構造用振動エネルギー吸収装置4
とは異なる。張力構造用振動エネルギー吸収装置4を定
着部へ埋め込むことで、シアースタッド63は外側鋼板
61の軸力をせん断抵抗力で直接定着部へ伝達するよう
に作用する。これにより張力構造用振動エネルギー吸収
装置4が外部より見えにくくすることが可能となり、建
築意匠上効果的である。
【第7実施形態】本発明による張力構造用振動エネルギ
ー吸収装置の第7実施形態を図10を参照しつつ説明す
る。第7実施形態による張力構造用振動エネルギー吸収
装置4は、図10の外側鋼板61の側面にブラケット6
4を取り付け、直接定着部と固着させた点が図8に示す
第5実施形態の張力構造用振動エネルギー吸収装置4と
は異なる。張力構造用振動エネルギー吸収装置4を定着
位置に挿入し、ブラケットを定着部に固着させること
で、ブラケット64は外側鋼板61の軸力をせん断抵抗
力で直接定着部へ伝達するように作用する。これにより
張力構造用振動エネルギー吸収装置4が外部より見えに
くくすることで建築意匠上効果的であり、第6実施形態
の図9に示すシアースタッド63の埋め込み長さが確保
できないような場合に有効に利用することができる。
【第8実施形態】本発明による張力構造用振動エネルギ
ー吸収装置の第8実施形態を図11を参照しつつ説明す
る。図11の振動エネルギー吸収部8は、第1付加鋼板
14を外側鋼板61に固着し、第2付加鋼板15を心材
5に固着した点、粘弾性体シート7を心材5の外周面と
第1付加鋼板14の内周面で圧着し、第1付加粘弾性体
シート16を第1付加鋼板14の外周面と第2付加鋼板
15の内周面で圧着し、第2付加粘弾性体シート17を
第2付加鋼板15の外周面と外側鋼板61の内周面で圧
着した点が、図8に示す第5実施形態の張力構造用振動
エネルギー吸収装置4とは異なっている。つまり、図8
の振動エネルギー吸収部8は、粘弾性体シート7と外側
鋼板61の組が1層構造あるのに対して、図11に示す
振動エネルギー吸収部8には、粘弾性体シート7と第1
付加鋼板14の組、第1付加粘弾性体シート16と第2
付加鋼板15の組、及び第2付加粘弾性体シート17と
外側鋼板61の組、の3層構造としている。こうした構
造はもちろん3層だけでなく、付加鋼板と付加粘弾性体
シートを組み合わせてさらに層を増やして設けるように
してもよい。また、図9の第6実施形態及び図10の第
7実施形態に示したシアースタッド63又はブラケット
64を用いて直接定着部と固着してもよい。このように
付加鋼板と付加粘弾性体シートを積層化した構造で、矢
印方向の張力による振動に対して、並列に設けられた粘
弾性体シートのせん断変形により振動エネルギーを吸収
することができる張力構造用振動エネルギー吸収装置4
を形成することができ、減衰効果を第5実施形態よりさ
らに効果的に得ることができる。
【第9実施形態】本発明による張力構造用振動エネルギ
ー吸収装置の第9実施形態を図12を参照しつつ説明す
る。図12の心材5は第1張力材2の端部に弾性バネ1
1を包囲する側へ向けて固着した点が、図8に示す第5
実施形態の張力構造用振動エネルギー吸収装置4とは異
なっている。また、図9の第6実施形態及び図10の第
7実施形態に示したシアースタッド63又はブラケット
64を用いて直接定着部と固着してもよい。さらに図1
3に示すように張力構造用振動エネルギー吸収装置4を
固定金物65を用いて定着部に固着してもよい。振動エ
ネルギー吸収効果をより発揮させることを目的として、
図14に示すように振動エネルギー吸収部8を複層にす
ることもでき、さらに、図15のように心材5を伸ばし
て単層又は複層で構成される振動エネルギー吸収部8を
拡長することができる。心材5を第1張力材2に弾性バ
ネ11の側へ向けて固着することで、振動エネルギー吸
収装置8を弾性バネ11の外側側面上に形成することが
でき、張力構造用振動エネルギー吸収装置4の全長を短
くすることが可能となる。これにより張力構造用振動エ
ネルギー吸収装置4を設置する空間が狭い場合に、効果
的に利用することができる。
【第10実施形態】本発明による張力構造用振動エネル
ギー吸収装置の施工法である第10実施形態を図16、
図17及び図18を参照しつつ説明する。第10実施形
態による張力構造用振動エネルギー吸収装置4の施工法
は、まず初期張力導入方法の1例として図16(イ)に
示すように第1張力材2に定着部又は第2張力材3と反
対方向へ第1張力材軸力66を作用させ、心材5と蓋1
2との間に挿入されたバネ11はバネ圧縮力67により
圧縮変形68を生じ、図16(ロ)に示すように拘束材
10又は外側鋼板61の一方の端部を蓋12と固着し、
図16(ハ)に示すように初期張力保持用ナット20を
蓋12に締め付けることにより実施される。第1張力材
軸力66を作用させた後に、外側鋼板61又は拘束材1
0を蓋12と固着させ、初期張力保持用ナット20を締
め付けることで、図16(ハ)のように張力構造用振動
エネルギー吸収装置4には、バネ圧縮力67に釣合い、
第1張力材軸力66相当の初期張力が導入でき、且つ初
期張力により粘弾性体シート7がほとんどせん断変形す
ることがないため、外部から入力された振動エネルギー
を効果的に吸収することができる。本発明による張力構
造用振動エネルギー吸収装置4を製作工場より競技場施
設、産業施設などの大きな空間を覆う構造物1に設置す
る個所に搬入し、例えば、以下のような手順で施工が実
施される。 (1)設置個所に搬入された張力構造用振動エネルギー
吸収装置4は、図17(イ)では定着部71の上に設置
された仮設固定治具72により支持され、図17(ロ)
では定着部71に埋め込まれることにより支持され、図
1 7(ハ)では下から挿入してアンカーボルト73
で定着部71に固定する ことによりに支持され、図
17(ニ)では固定金物65と定着部71をア ンカ
ーボルト73で固定することで支持される。この時、初
期張力の導入 済みである張力構造用振動エネルギー
吸収装置4には、第1張力材2及び 第2張力材3に
ピンブロック70及びカプラー69を取り付ける。 (2)図18(イ)より、オープンソケット74を取り
付けた第1張力材2を構造物1より吊り下げる。 (3)図18(ロ)より、仮設加力治具75を設置し、
これに取り付けられたオイルジャッキ76により第1張
力材2を下向きに引き込み、第1張力材2に張力構造用
振動エネルギー吸収装置4と同程度の初期張力を導入す
る 。 (4)図18(ハ)より、第1張力材2に張力導入状態
でカプラー69を回転させることでピンブロック70を
上下に調整し、オープンソケット74とピン77で連結
する。 (5)図18(ニ)より、オイルジャッキ76の張力を
除去し、初期張力保持用ナット20が浮き上がったこと
を確認してから仮設加力治具75を撤去し、初期張力保
持用ナット20をカプラー69側へ寄せる。 (6)図18(ホ)より、張力構造用振動エネルギー吸
収装置4周りに防水カバーなどの防水工事78を行う。
この施工法により、張力構造用振動エネルギー吸収装置
4を構造物1に有効に設置するすることができる。
【第11実施形態】本発明による張力構造用振動エネル
ギー吸収装置の温度依存緩和方法である第11実施形態
を図19を参照しつつ説明する。第11実施形態による
張力構造用振動エネルギー吸収装置4の温度依存緩和方
法は、張力構造用振動エネルギー吸収装置4の第1張力
材2及び第2張力材3の軸剛性を振動エネルギー吸収部
8の粘弾性体シート7、第1付加粘弾性体シート16又
は第2付加粘弾性体シート17のせん断剛性の4倍以下
にすることで張力構造用振動エネルギー吸収装置4の温
度依存性を緩和させるものである。図19は構造物1に
張力構造用振動エネルギー吸収装置4を設置したことに
よる等価減衰heq(%)と温度T(℃)の関係を示している。
同図中において、Tiは構造物1の固有周期、Kdは振動エ
ネルギー吸収部8の粘弾性体シート7、第1付加粘弾性
体シート16又は第2付加粘弾性体シート17のせん断
剛性、Ksはバネ11のばね定数、Kbは第1張力材2又は
第2張力材3の軸剛性である。図19において、Kb/Kd=
20のとき、すなわち第1張力材2及び第2張力材3の剛
性Kbが、粘弾性体シート7、第1付加粘弾性体シート1
6又は第2付加粘弾性体シート17のせん断剛性Kdの2
0倍程度だと温度が低下するに従い等価減衰heqが高く
なるが、Kb/Kdが4以下になると温度による等価減衰の
変化は減少し、温度依存性が緩和される傾向にある。張
力構造用振動エネルギー吸収装置4の温度依存性が緩和
されることで、構造物1の振動エネルギーを温度に関係
なく安定して吸収させることができ、また張力構造用振
動エネルギー吸収装置4に過大な軸力が作用するのを防
ぐことができる。
【第12実施形態】本発明による張力構造用振動エネル
ギー吸収装置の設置された構造物1の、等価減衰評価設
計法である第12実施形態を図20を参照しつつ説明す
る。第12実施形態による張力構造用振動エネルギー吸
収装置4の設置された構造物1の等価減衰評価設計法
は、図20に示すように張力構造用振動エネルギー吸収
装置4を設置した競技場施設、産業施設など、大きな空
間を覆う構造物1を1質点系せん断バネモデルにモデル
化し、例えば温度T=20℃について以下に示すように等価
減衰heqを計算し、評価するものである。 (1)構造物1の剛性Kfの計算 1質点系せん断バネモデルにおける構造物1の剛性Kfを
計算する。構造物1の質点の質量Mと固有周期Tiが既知
であるならばKf=M(2π/Ti)2で求めてもよい。例えば、T
i=0.3秒、M=0.228tf・s2/cmとするとKfは以下のように
なる。 (2)粘弾性体シートの貯蔵せん断剛性Kdの計算 振動エネルギー吸収部8の粘弾性体シート7、第1付加
粘弾性体シート16又は第2付加粘弾性体シート17の
全せん断面積をS=12500cm2、厚さをd=1.0cm、粘弾性体
の貯蔵せん断係数をG'=0.004tf/cm2とすると貯蔵せん断
剛性Ksは以下のようになる。 (3)等価減衰heqの計算 張力構造用振動エネルギー吸収装置4を設置した構造物
1の等価減衰heqを計算する。バネ11のばね定数Ks=50
tf/cm、第1張力材2及び第2張力材3の軸剛性Kb=200t
f/cm、粘弾性体シート7、第1付加粘弾性体シート16
又は第2付加粘弾性体シート17の損失係数ηd=1.0、
振動入力方向に対する傾きθ=45゜、張力構造用振動エ
ネルギー吸収装置の数n=1とすると、 よって、構造物1の張力構造用振動エネルギー吸収装置
4により付加される等価減衰heqは4%となる。これによ
り構造物の減衰性能を簡便、且つ有効に評価することが
できる。
【発明の効果】本発明においては、第1張力材の端部の
周囲に心材が固着し、前記心材の側面に粘弾性体シート
と鋼板が交互に単層または複層で積層固着し、且つ外側
の鋼板の周囲を箱形または円筒形の拘束材で固着し、前
記拘束材又は外側鋼板の一方の端部に前記第1張力材の
側面を包囲する蓋を固着し、前記心材と前記蓋との間に
バネを挿入し、前記拘束材の他方の端部に第2張力材を
固着又は前記外側鋼板を定着部に直接定着し、前記第1
張力材は前記第2張力材又は前記外側鋼板と粘弾性的に
連結することにより、引張力による振動エネルギーが第
1張力材または/及び第2張力材に入力される場合には
粘弾性体シートのせん断変形により振動エネルギーを吸
収し減衰させる。これにより競技場施設、産業施設など
の大きな空間を覆う構造物の鉛直方向の変形を軽減さ
せ、速やかに振動を減衰させることができる。また、心
材、鋼板及び粘弾性体シートからなる振動エネルギー吸
収部は、粘弾性体シートを心材の外周面と鋼板の内周面
で圧着して構成することができる。本発明の張力構造用
振動エネルギー吸収装置は、かかる構成によるものであ
り、従来の技術の場合には定常的な引張力が作用する部
位ではこの引張力を維持することができず、変形が生
じ、引張力作用下でのエネルギー吸収装置としては有効
に作用せず、またシート状の粘弾性体の装着は挿入する
方法しかなく圧着できなかったという問題点を解決し、
また本発明の張力構造用振動エネルギー吸収装置はメン
テナンスフリーであり粘性流体を使った制振装置におけ
る液漏れ、液補充の問題を解決し、さらに初期張力保持
用ナットを使って予め導入された初期張力を取り付け時
までの間保持する機構を有するという点、またこれによ
り高い初期張力を導入することができるようになった点
で、新規の発明となっている。さらに、本発明の張力構
造用振動エネルギー吸収装置の施工法、第1張力材或い
は第2張力材の剛性を調整することで張力構造用振動エ
ネルギー吸収装置の温度依存性を緩和させるという点及
び張力構造用振動エネルギー吸収装置を設置したときに
構造物に付加される等価減衰を評価する設計手法という
点で新規の発明となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における張力構造用振動エネルギー吸収
装置の適用例を示す概要図であって、(イ)は水平振
動、(ロ)は上下振動、(ハ)は円筒屋根の水平振動、
(ニ)及び(ホ)は競技場スタンド屋根の上下振動に対
する適用例を示す図である。
【図2】本発明における張力構造用振動エネルギー吸収
装置の第1実施形態を示す図であって、(イ)は縦断面
図、(ロ)は同図(イ)のA-A断面図(心材5は矩形、
拘束材10は円形)の一例、(ハ)は同じくA-A断面
図、(心材5、拘束材10とも矩形)の別の例、(ニ)
は同じくA-A断面図(心材5、拘束材10とも円形)の
もう一つ別の例である。
【図3】本発明による張力構造用振動エネルギー吸収装
置の第2実施形態を示す図であって、(イ)は縦断面
図、(ロ)は同図(イ)のB-B断面図(心材5は矩
形、拘束材10は円形)の一例、(ハ)は同じくB-B
断面図(心材5、拘束材10とも矩形)の別の例、
(ニ)は同じくB-B断面図(心材5、拘束材10とも
円形)のもう一つ別の例である。
【図4】本発明における張力構造用振動エネルギー吸収
装置の第3実施形態を示す図であって、(イ)は縦断面
図、(ロ)は同図(イ)のC-C断面図(心材5は矩
形、拘束材10は円形)の一例、(ハ)は同じくC-C
断面図、(心材5、拘束材10とも矩形)の別の例、
(ニ)は同じくC-C断面図(心材5、拘束材10とも
円形)のもう一つ別の例である。
【図5】本発明における張力構造用振動エネルギー吸収
装置の第4実施形態を示す図であって、(イ)は縦断面
図、(ロ)は同図(イ)のD-D断面図(心材5は矩
形、拘束材10は円形)の一例、(ハ)は同じくD-D
断面図(心材5、拘束材10とも矩形)の別の例、
(ニ)は同じくD-D断面図(心材5、拘束材10とも
円形)のもう一つ別の例である。
【図6】従来の技術を示す図であって、振動エネルギー
吸収装置の一部縦断面側面図である。
【図7】従来の技術を示す図であって、(イ)は建造物
の振動抑制装置の概念図、(ロ)は断面図、(ハ)は
(ロ)の変形例の一部断面である。
【図8】本発明における張力構造用振動エネルギー吸収
装置の第5実施形態を示す図であって、(イ)は縦断面
図の一例、(ロ)は同じく同図(イ)に初期張力保持用
ナット20を付加した縦断面図の別の例、(ハ)は同図
(イ)及び(ロ)のA-A断面図の一例、(ニ)は同じ
く同図(イ)及び(ロ)のA-A断面図の別の例であ
る。
【図9】本発明における張力構造用振動エネルギー吸収
装置の第6実施形態を示す図であって、(イ)は縦断面
図の一例、(ロ)は同じく同図(イ)に初期張力保持用
ナット20を付加した縦断面図の別の例、(ハ)は同図
(イ)及び(ロ)のA-A断面図の一例、(ニ)は同じ
く同図(イ)及び(ロ)のA-A断面図の別の例であ
る。
【図10】本発明における張力構造用振動エネルギー吸
収装置の第7実施形態を示す図であって、(イ)は縦断
面図の一例、(ロ)は同じく同図(イ)に初期張力保持
用ナット20を付加した縦断面図の別の例、(ハ)は同
図(イ)及び(ロ)のA-A断面図の一例、(ニ)は同
じく同図(イ)及び(ロ)のA-A断面図の別の例であ
る。
【図11】本発明における張力構造用振動エネルギー吸
収装置の第8実施形態を示す図であって、(イ)は縦断
面図の一例、(ロ)は同じく同図(イ)に初期張力保持
用ナット20を付加した縦断面図の別の例、(ハ)は同
図(イ)及び(ロ)のA-A断面図の一例、(ニ)は同
じく同図(イ)及び(ロ)のA-A断面図の別の例であ
る。
【図12】本発明における張力構造用振動エネルギー吸
収装置の第9実施形態を示す図であって、(イ)は縦断
面図の一例、(ロ)は同じく同図(イ)に初期張力保持
用ナット20を付加した縦断面図の別の例、(ハ)は同
図(イ)及び(ロ)のA-A断面図の一例、(ニ)は同
じく同図(イ)及び(ロ)のA-A断面図の別の例であ
る。
【図13】本発明における張力構造用振動エネルギー吸
収装置の第9実施形態を示す図であって、(イ)は縦断
面図の一例、(ロ)は同じく同図(イ)に初期張力保持
用ナット20を付加した縦断面図の別の例、(ハ)は同
図(イ)及び(ロ)のA-A断面図の一例、(ニ)は同
じく同図(イ)及び(ロ)のA-A断面図の別の例であ
る。
【図14】本発明における張力構造用振動エネルギー吸
収装置の第9実施形態を示す図であって、(イ)は縦断
面図の一例、(ロ)は同じく同図(イ)に初期張力保持
用ナット20を付加した縦断面図の別の例、(ハ)は同
図(イ)及び(ロ)のA-A断面図の一例、(ニ)は同
じく同図(イ)及び(ロ)のA-A断面図の別の例であ
る。
【図15】本発明における張力構造用振動エネルギー吸
収装置の第9実施形態を示す図であって、(イ)は縦断
面図の一例、(ロ)は同じく同図(イ)に初期張力保持
用ナット20を付加した縦断面図の別の例、(ハ)は同
図(イ)及び(ロ)のA-A断面図の一例、(ニ)は同
じく同図(イ)及び(ロ)のA-A断面図の別の例であ
る。
【図16】本発明における張力構造用振動エネルギー吸
収装置の施工法の第10実施形態を示す図であって、
(イ)は初期張力導入過程における縦断面図の一例、
(ロ)は同じく初期張力導入過程における縦断面図の別
の例、(ハ)は同じく初期張力導入過程における縦断面
図のもう一つ別の例である。
【図17】本発明における張力構造用振動エネルギー吸
収装置の施工法の第10実施形態を示す図であって、
(イ)は定着状況の側面図の一例、(ロ)は定着状況の
側面図の別の例、(ハ)は定着状況の側面図のもう一つ
別の例、(ニ)は定着状況の側面図のさらにもう一つ別
の例である。
【図18】本発明における張力構造用振動エネルギー吸
収装置の施工法の第10実施形態を示す図であって、
(イ)は施工過程における側面図の一例、(ロ)は施工
過程における側面図の別の例、(ハ)は施工過程におけ
る側面図の一つ別の例、(ニ)は施工過程における側面
図のもう一つ別の例、(ホ)は施工過程における側面図
のさらにもう一つ別の例である。
【図19】本発明における張力構造用振動エネルギー吸
収装置の温度依存性緩和に関する第11実施形態を示す
図である。
【図20】本発明における張力構造用振動エネルギー吸
収装置の等価減衰を評価する設計法の第12実施形態を
示す図である。
【図21】従来の技術を示す図であって、制振装置の一
部縦断面側面図である。
【図22】従来の技術を示す図であって、制振装置の一
部縦断面側面図である。
【符号の説明】
1 競技場施設、産業施設など、大きな空間を覆う構
造物 2 第1張力材 3 第2張力材 4 張力構造用振動エネルギー吸収装置 5 心材 6 鋼板 7 粘弾性体シート 8 振動エネルギー吸収部 9 鋼板ストッパー 10 拘束材 11 バネ 12 蓋 13 連結材 14 第1付加鋼板 15 第2付加鋼板 16 第1付加粘弾性体シート 17 第2付加粘弾性体シート 18 第2付加鋼板固定材 19 第1付加鋼板固定材 20 初期張力保持用ナット 31 第1カバー体 32 第2カバー体 33 バネ 34 粘弾性材 35 軸 36 鉄骨柱 37 鉄骨梁 38 骨組 39 連結用透孔 40 鋼製中央取付板 41 連結用透孔 42 鋼製隅部取付板 43 振動抑制筋かい材 44 連結板 45 内側筋かい構成材 46 ボルト 47 溝型鋼 48 帯状鋼板 49 ボルト 50 連結用透孔 51 鋼製スペーサ 52 ボルト 53 鋼製外側筋かい構成材 54 連結用透孔 55 保持孔 56 粘弾性材層 57 伸縮許容間隙 58 セメント系硬化材 60 管体 61 外側鋼板 62 補剛材 63 シアースタッド 64 ブラケット 65 固定金物 66 第1張力材軸力 67 バネ圧縮力 68 圧縮変形 69 カプラー 70 ピンブロック 71 定着部 72 仮設固定治具 73 アンカーボルト 74 オープンソケット 75 仮設加力治具 76 オイルジャッキ 77 ピン 78 防水工事 79 クランプ 80 粘弾性ゴム 81 ワイヤーロープ 82 クランプ 83 ボルト 84 ワイヤーロープ 85 アイスプライス 86 連結杆 87 円筒部材 88 蓋体 89 筒体 90 ばね 91 オリフィス 92 ダンパー
フロントページの続き (72)発明者 原田 昭穂 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 新 日本製鐵株式会社内 (72)発明者 斎藤 公男 埼玉県浦和市原山四丁目11番3号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1張力材の端部の周囲に心材を固
    着し、前記心材の側面に粘弾性体シートと鋼板を交互に
    単層または複層で積層固着し、且つ外側の鋼板の周囲を
    拘束材で固着し、前記拘束材の一方の端部に前記第1張
    力材の側面を包囲する蓋を固着し、前記心材と前記蓋と
    の間にバネを挿入し、前記拘束材の他方の端部に第2張
    力材を固着し、前記第1張力材は前記第2張力材と粘弾
    性的に連結されている張力構造用振動エネルギー吸収装
    置。
  2. 【請求項2】 第1張力材の端部に心材を固着し、
    前記心材の側面に粘弾性体シートと鋼板を交互に単層ま
    たは複層で積層固着し、外側鋼板の一方の端部に前記第
    1張力材の側面を包囲する蓋を固着し、前記心材と前記
    蓋との間にバネを挿入し、前記外側鋼板を直接定着部に
    固着し又は定着部に固着した第2張力材に固着し、前記
    第1張力材は前記第2張力材又は前記外側鋼板と粘弾性
    的に連結されている張力構造用振動エネルギー吸収装
    置。
  3. 【請求項3】 前記蓋の上面に第1張力材に導入さ
    れた初期張力を保持することができる初期張力保持用ナ
    ットを設けた請求項1及び2記載の張力構造用振動エネ
    ルギー吸収装置。
  4. 【請求項4】 前記第1張力材及び前記第2張力材
    に、鋼棒を用いた請求項1〜3記載の張力構造用振動エネ
    ルギー吸収装置。
  5. 【請求項5】 前記心材に箱形断面鋼材、外側鋼板
    に前記心材の各側面に平行な平板を用いることを特徴と
    した請求項1〜4記載の張力構造用振動エネルギー吸収
    装置。
  6. 【請求項6】 前記心材に円形鋼管、外側鋼板に複
    数の円弧状に曲げた鋼板を用いることを特徴とした請求
    項1〜4記載の張力構造用振動エネルギー吸収装置。
  7. 【請求項7】 前記第1張力材に、前記定着部又は
    前記第2張力材と反対方向へ第1張力材軸力を作用さ
    せ、前記心材と前記蓋との間に挿入された前記バネにバ
    ネ圧縮力により圧縮変形を生じさせた状態で前記初期張
    力保持用ナットを前記蓋に締め付けることにより前記第
    1張力材に初期張力を導入し、製作工場より設置個所に
    搬入し、各張力材組み立て後、前記初期張力保持用ナッ
    トを開放する請求項1〜6記載の張力構造用振動エネル
    ギー吸収装置の施工法。
  8. 【請求項8】 前記第1張力材及び前記第2張力材の
    軸剛性を前記粘弾性体シートの設計平均温度時の剛性の
    4倍以下とすることにより、前記粘弾性体シートの温度
    依存性の影響を緩和させた請求項1 〜6記載の張力構造
    用振動エネルギー吸収装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項1〜8記載の張力構造用
    振動エネルギー吸収装置による構造物の等価減衰を下式
    により評価する設計法。ただし、 θ :張力構造用振動エネルギー吸収装置の振動入力方
    向に対する傾き n :張力構造用振動エネルギー吸収装置の数 Kf :張力構造用振動エネルギー吸収装置の設置される
    構造物の剛性 ηa :張力構造用振動エネルギー吸収装置の損失係数 ηd :粘弾性シートの損失係数 Kd :粘弾性シートの貯蔵せん断剛性 Kb :第1張力材又は第2張力材軸剛性 Ks :バネのバネ定数 Ka :張力構造用振動エネルギー吸収装置の貯蔵軸剛性
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