JP3041334B2 - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP3041334B2
JP3041334B2 JP6237740A JP23774094A JP3041334B2 JP 3041334 B2 JP3041334 B2 JP 3041334B2 JP 6237740 A JP6237740 A JP 6237740A JP 23774094 A JP23774094 A JP 23774094A JP 3041334 B2 JP3041334 B2 JP 3041334B2
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信彦 一ノ瀬
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東芝機器株式会社
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防犯用のブザー回路を
備えた自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば缶入り飲料等の商品を販売する自
動販売機においては、自動販売機本体の前面にメイン扉
が設けられており、このメイン扉は通常は錠装置により
施錠されている。そして、商品を補給したり、売上金を
回収したりする際には、その錠装置を鍵により解錠する
と、メイン扉に設けられたハンドルが突出し、そのハン
ドルを操作してメイン扉を開放するようになっている。
【0003】ところで、この種の自動販売機において
は、上記メイン扉が不正に開放されて商品や売上金が盗
まれることを防止するために、防犯用のブザー回路が設
けられている。この種のブザー回路は、商用電源を電源
とした回路では電源プラグがコンセントから抜かれると
作動しなくなるため、電源としては乾電池が使用されて
いる。
【0004】このブザー回路は、具体的には、防犯用の
ブザーと、このブザーの駆動電源である電池と、上記ハ
ンドルの正常操作でオフし、それ以外でオンするハンド
ルスイッチと、メイン扉の閉鎖状態でオフし、開放状態
でオンする扉スイッチとが直列に接続され、ハンドルス
イッチ及び扉スイッチが共にオンしたときにブザーが駆
動される構成となっている。
【0005】一方、自動販売機本体の制御回路関係は、
商用電源で動作する構成となっている。従って、従来で
は、上記ブザー回路と自動販売機本体の制御回路関係と
は独立していて、自動販売機本体の制御回路関係で扉の
開閉を検出する制御を行う場合、上記扉スイッチとは別
にスイッチを設けるようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
では、防犯用のブザー回路と自動販売機本体の制御回路
関係とは独立していたため、それらの連係関係がなく、
例えば扉が開かれたことを検出するスイッチがそれぞれ
に必要となるなど、回路設計が非経済的及び非効率的な
ものであった。
【0007】そこで、本発明の目的は、防犯用のブザー
回路と自動販売機本体の制御回路関係とを連係させるこ
とにより、経済的及び効率的な回路設計ができるなどの
効果を奏する自動販売機を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、防犯
用のブザーと、このブザーの駆動電源である電池と、自
動販売機本体の扉を開放する前の解錠手段の正常操作で
オフし、それ以外でオンする第1のスイッチと、前記扉
の閉鎖状態でオフし、開放状態でオンする第2のスイッ
チとを有し、前記第1及び第2のスイッチが共にオンし
たときに前記ブザーを駆動させるブザー回路と、商用電
源で動作するように設けられ、前記第2のスイッチの信
号に基づき前記扉の開放回数または開放時間を検出する
制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】請求項2の発明は、上記ブザー回路と、商
用電源で動作するように設けられ、前記第2のスイッチ
がオンからオフへ切り替わることに基づき自動販売機本
体の全コラムの商品補給数データをクリアする制御手段
とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】請求項3の発明は、上記ブザー回路と、自
動販売機本体に設けられた照明灯と、商用電源で動作す
るように設けられ、前記第2のスイッチがオンしたとき
に前記照明灯を消灯させる制御手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0011】請求項4の発明は、上記ブザー回路と、商
用電源で動作するように設けられ、時計回路及び時間帯
記憶回路を有し、その時間帯記憶回路に記憶された時間
帯内に前記第2のスイッチがオンしたときにブザーを強
制的に駆動させる制御手段とを備えたことを特徴とする
ものである。請求項5の発明は、上記ブザー回路と、商
用電源で動作するように設けられ、時計回路及び時間帯
記憶回路を有し、時間帯記憶回路に記憶された時間帯内
に前記第2のスイッチがオンしたときに前記ブザーを強
制的に一定時間駆動させる制御手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0012】請求項6の発明は、上記ブザー回路と、自
動販売機本体に設けられた庫内灯と、商用電源で動作す
るように設けられ、前記第2のスイッチがオンしたとき
に前記庫内灯を点灯させる制御手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0013】請求項7の発明は、上記ブザー回路と、商
用電源で動作するように設けられ、前記第1及び第2の
スイッチが共にオンしたときに盗難検知信号を外部へ出
力する制御手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0014】請求項8の発明は、上記ブザー回路と、扉
の開放状態を表示する表示器と、商用電源で動作するよ
うに設けられ、前記第2のスイッチがオンしたときに前
記表示器に扉の開放状態を表示させる制御手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0015】請求項9の発明は、上記ブザー回路と、商
用電源で動作するように設けられ、自動販売機本体の金
銭投入口に金銭が投入されたとき、または商品が排出さ
れたときに前記ブザーを短時間駆動させる制御手段とを
備えたことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明によれば、ブザー回路における
第2のスイッチ(扉の開閉に応動するスイッチ)の信号
を用いて扉の開放回数または開放時間を検出するように
しているので、扉の開閉を検知するための回路設計が経
済的及び効率的にできるようになる。
【0017】請求項2の発明によれば、ブザー回路にお
ける第2のスイッチの信号を用いて自動販売機本体の全
コラムの商品補給数データをクリアする構成としている
ので、請求項1の場合と同様に、扉の開閉を検知するた
めの回路設計が経済的及び効率的にできるようになり、
加えて、商品補給数データをクリアする作業を省略でき
るようになる。
【0018】請求項3の発明によれば、ブザー回路にお
ける第2のスイッチの信号を用いて自動販売機本体の照
明灯を制御する構成としているので、請求項1の場合と
同様に、扉の開閉を検知するための回路設計が経済的及
び効率的にできるようになり、加えて、扉を開放させる
と照明灯が消灯するようにしているため、安全性に優れ
ている。
【0019】請求項4の発明によれば、予め定められた
時間帯において、ブザー回路における第2のスイッチの
信号を用いてブザーを制御する構成としているので、請
求項1の場合と同様、扉の開閉を検知するための回路設
計が経済的及び効率的にできるようになる。加えて、扉
が開放された時間が予め定められた時間帯(例えば、通
常、扉を開放させない深夜)の場合に、ブザーが強制的
に駆動されるので、防犯機能の効果を高めることができ
る。
【0020】請求項5の発明によれば、請求項4の場合
と同様に、予め定められた時間帯において、ブザー回路
における第2のスイッチの信号を用いてブザーを制御す
る構成としているので、扉の開閉を検知するための回路
設計が経済的及び効率的にできるようになる。加えて、
扉が開放された時間が予め定められた時間帯(例えば、
通常、扉を開放させない深夜)の場合に、ブザーが強制
的に一定時間駆動されるので、防犯機能の効果を一層高
めることができる。
【0021】請求項6の発明によれば、ブザー回路にお
ける第2のスイッチの信号を用いて自動販売機本体の庫
内灯を制御する構成としているので、請求項1の場合と
同様に、扉の開閉を検知するための回路設計が経済的及
び効率的にできるようになるものである。
【0022】請求項7の発明によれば、ブザー回路にお
ける第1及び第2のスイッチの信号を用いて盗難の発生
を検知し、これに基づき盗難検知信号を外部へ出力する
構成としているので、盗難を検知するための回路設計が
経済的及び効率的にできるようになり、また、盗難の発
生を外部へ通報することが可能となる。
【0023】請求項8の発明によれば、ブザー回路にお
ける第2のスイッチの信号を用いて扉の開放状態を表示
する表示器を制御する構成としているので、請求項1の
場合と同様に、扉の開閉を検知するための回路設計が経
済的及び効率的にできるようになるものである。加え
て、表示器の表示により扉の閉め忘れを防止できる。
【0024】請求項9の発明によれば、ブザー回路のブ
ザーを用いて、金銭投入口に金銭が投入されたこと、ま
たは商品が排出されたことを報知するようにしているの
で、ブザーを兼用でき、経済的及び効率的である。ま
た、金銭の投入時や商品の排出時をブザーによる音で報
知されるので、利用者にとってわかりやすい。
【0025】
【実施例】以下、本発明の第1実施例につき図1ないし
図3を参照して説明する。この第1実施例は請求項1の
発明に対応したものである。
【0026】まず、自動販売機の正面図を示す図3にお
いて、自動販売機本体1のキャビネットの前面には、扉
であるメイン扉2が開閉可能に枢支されている。このメ
イン扉2には、上部に販売する商品の見本3を展示する
展示部4が設けられていると共に、各見本3に対応して
選択ボタン5が設けられ、中央部に金銭投入口6や金額
表示器7等が設けられ、下部に商品取出口8が設けられ
ており、さらに見本3やパネル9等を照明するための蛍
光灯からなる照明灯10が複数本設けられている。
【0027】また、上記メイン扉2の右側中央部には錠
装置11及びハンドル12が設けられており、このメイ
ン扉2は、通常は錠装置11により施錠されて開放でき
ないようになっている。また、ハンドル12は、錠装置
11が施錠された状態ではメイン扉2側に収納されて操
作できないようになっており、錠装置11が鍵(図示せ
ず)により解錠操作されることに伴い、一部が前方へ突
出するようになっている。その突出したハンドル12を
正常に操作することによって、メイン扉2が開放される
ようになっている。この場合、鍵及びハンドル12が、
メイン扉2を開放する前の解錠手段を構成している。
【0028】なお、図示はしないが、キャビネットには
複数のコラムが設けられていて、各コラムに販売する商
品が収納されており、また、そのキャビネットとメイン
扉2との間には中扉が設けられている。
【0029】一方、図1には本発明の要旨に係わる部分
の電気的構成が示されている。この図1において、防犯
用のブザー回路13は、電池たる例えば1.5Vの乾電
池14と、防犯用のブザー15と、逆流防止用のダイオ
ード16と、上記ハンドル12に応動する第1のスイッ
チたるハンドルスイッチ17と、上記メイン扉2の開閉
に応動する第2のスイッチたる扉スイッチ18とを直列
に接続して構成されている。
【0030】この場合、ハンドルスイッチ17は、メイ
ン扉2に設けられており、ハンドル12が収納された状
態ではオンしていて、錠装置11が解錠されてハンドル
12が前方へ突出することに応じてオフする構成となっ
ている。また、扉スイッチ18は、メイン扉2に設けら
れており、そのメイン扉2の閉鎖状態ではオフし、メイ
ン扉2の開放状態でオンする構成となっている。
【0031】しかして、上記ブザー回路13は、ハンド
ルスイッチ17及び扉スイッチ18のうちのどちらか一
方がオフの状態ではブザー15は駆動されず、ハンドル
スイッチ17及び扉スイッチ18の双方がオンしたとき
にブザー15が乾電池14を電源として駆動される構成
となっている。
【0032】上記ブザー回路13における扉スイッチ1
8の両端に、信号検出回路19を接続している。この信
号検出回路19はバッファIC20を備えていて、この
バッファIC20の入力端子を、扉スイッチ18の一端
に接続すると共に、抵抗21を介してVcc端子に接続
し、アース端子を扉スイッチ18の他端と共にアースし
ている。そして、バッファIC20の出力信号は、制御
手段を構成するマイクロコンピュータ22に入力される
ようにしている。
【0033】上記マイクロコンピュータ22は、自動販
売機の全般的な制御を行う機能を備えていて、この場合
特に、後述するようにメイン扉2の開放回数及び開放時
間を検出する機能を有している。このマイクロコンピュ
ータ22と上記信号検出回路19により制御装置23を
構成しており、この制御装置23は、差し込みプラグ2
4を介して商用電源に接続され、商用電源を電源として
動作する構成となっている。
【0034】次に上記構成の作用を説明する。まず、自
動販売機において、メイン扉2が閉鎖され、かつ施錠さ
れた通常の状態では、ハンドルスイッチ17はオンし、
扉スイッチ18はオフしている。この状態では、バッフ
ァIC20の入力信号は「H」、出力信号も「H」であ
る。そして、錠装置11が鍵で解錠され、ハンドル12
が正常に操作されてメイン扉2が開放されると、ハンド
ルスイッチ17はオフし、扉スイッチ18はオンする状
態となる。
【0035】このような状態では、バッファIC20の
入力信号は「L」になり、出力信号も「L」となる。マ
イクロコンピュータ22は、バッファIC20からの出
力信号が「H」の場合にはメイン扉2が閉鎖状態である
と判定し、「L」の場合にはメイン扉2が開放状態であ
ると判定する。
【0036】図2の(a)及び(b)は第1実施例の要
旨に係わる部分のマイクロコンピュータ22の制御内容
を示すフローチャートである。このうち、(a)は、メ
イン扉2が開放された回数を検出するためのメインルー
チンであり、また、(b)はメイン扉2の開放時間を検
出するための割り込みルーチンである。以下、このフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0037】まず、(a)のメインルーチンにおいて、
ステップS1では、フラグA、回数カウンタ(COUN
T)、及び時間カウンタ(TIME)を「0」に設定す
る。ステップS2で、バッファIC20からの出力信号
に基づき、メイン扉2が開放されているか否かを判定す
る。メイン扉2が開放されていると判定した場合には、
「YES」に従ってステップS3へ移行し、ここでフラ
グAが「0」かどうかを判定する。フラグAが「0」の
場合には、「YES」に従ってステップS4へ移行し、
ここで回数カウンタを1プラスする。そして、フラグA
を「1」に設定した後、他の自動販売機の制御を行う
(ステップS6)。
【0038】ステップS2において、メイン扉2が開放
されていない(閉鎖されている)と判定された場合に
は、「NO」に従ってステップS7へ移行し、フラグA
を「0」に設定した後、ステップS6へ移行する。ま
た、ステップS3において、フラグAが「0」である場
合には、「NO」に従ってステップS5へ移行する。
【0039】従って、この(a)のフローチャートにお
いて、メイン扉2が開放されるごとに回数カウンタのカ
ウントが1づつプラスされることにより、メイン扉2の
開放回数を検出することができる。
【0040】一方、(b)の割り込みルーチンにおい
て、ステップT1でメイン扉2が開放されているか否か
を判定し、開放されていると判定した場合には、「YE
S」に従ってステップT2へ移行して、時間カウンタを
1プラスし、この後メインルーチンへ戻る。ステップT
1において、メイン扉2が開放されていない(閉鎖され
ている)と判定した場合には、「NO」に従ってメイン
ルーチンへ戻る。
【0041】従って、この(b)のフローチャートにお
いて、メイン扉2が開放されている時間が時間カウンタ
によりカウントされることにより、メイン扉2の開放時
間を検出することができる。
【0042】このような第1実施例によれば、ブザー回
路13における扉スイッチ18の信号を信号検出回路1
9により検出し、この検出信号に基づきメイン扉2の開
放回数及び開放時間を検出するようにしているので、メ
イン扉2の開閉を検知するためにブザー回路13の扉ス
イッチ18を兼用することができ、よって回路設計が経
済的及び効率的にできるようになる。
【0043】また、この場合、メイン扉2の開放回数及
び開放時間を集計することにより、自動販売機の稼働率
や商品の補給作業時間等の集計ができる。
【0044】図4は本発明の第2実施例を示すものであ
り、この第2実施例は電気的構成は上記した第1実施例
と同じであるが、マイクロコンピュータ22の制御内容
が異なっている。図4は、この第2実施例の要旨に係わ
る部分のマイクロコンピュータ22の制御内容を示すフ
ローチャートである。この第2実施例は請求項2の発明
に対応したものである。
【0045】図4において、まず、ステップU1でフラ
グBを「0」に設定し、ステップU2で、第1実施例と
同様に、バッファIC20からの出力信号に基づき、メ
イン扉2が閉鎖されているか否かを判定する。メイン扉
2が閉鎖されていると判定した場合には、「YES」に
従ってステップU3へ移行し、ここでフラグBが「1」
かどうかを判定する。フラグBが「1」でない場合に
は、「NO」に従ってステップU5へ移行し、ここでフ
ラグBを再度「0」に設定した後、他の自動販売機の制
御を行う(ステップU6)。
【0046】上記ステップU2で、メイン扉2が閉鎖さ
れていない(開放されている)と判定した場合には、
「NO」に従ってステップU7へ移行し、ここでフラグ
Bを「1」に設定した後、ステップU6へ移行する。
【0047】そして、メイン扉2が開放状態から閉鎖さ
れた場合には、ステップU2でメイン扉2が閉鎖状態で
あると判定し、「YES」に従ってステップU3へ移行
し、ここでフラグBが「1」かどうかを判定する。フラ
グBが「1」である場合には、「YES」に従ってステ
ップU4へ移行し、ここで自動販売機本体1におけるキ
ャビネットの全コラムの商品補給数をクリアし、この
後、ステップU5へ移行する。
【0048】従って、この第2実施例においては、メイ
ン扉2が開放状態から閉鎖状態となることに応じて自動
的に全コラムの商品補給数がクリアされるようになる。
【0049】このような第2実施例においても、メイン
扉2の開閉を検知するためにブザー回路13の扉スイッ
チ18を兼用しているので、第1実施例と同様に、回路
設計が経済的及び効率的にできるようになる。
【0050】また、従来では、商品を補給した後に、自
動販売機に備えられたリモートコントローラーのキーボ
ード(図示せず)を補給した人が操作することによっ
て、各コラムの商品補給数をクリアするようにしていた
が、この第2実施例によれば、メイン扉2が開放状態か
ら閉鎖状態となることに応じて自動的に全コラムの商品
補給数がクリアされるようになるので、商品補給数デー
タをクリアする作業を省略できるようになる。
【0051】図5は本発明の第3実施例を示すものであ
り、この第3実施例は請求項3の発明に対応するもの
で、第1実施例とは次の点が異なっている。すなわち、
信号検出回路19におけるバッファIC20の出力端子
に、抵抗25を介して制御手段を構成するトランジスタ
26のベース端子を接続している。トランジスタ26の
コレクタ端子は、リレー27のリレーコイル27aを介
してVcc端子に接続し、エミッタ端子はアースしてい
る。
【0052】また、メイン扉2に設けられた複数本の照
明灯10用の照明灯回路28の一端は、リレー27のリ
レースイッチ27bを介して差し込みプラグ24の一方
の電源線に接続され、他端は差し込みプラグ24の他方
の電源線に接続されている。リレースイッチ27bは、
常開形のもので、リレーコイル27aが断電されている
ときにはオフし、リレーコイル27aが通電されるとオ
ンする構成のものである。この場合、信号検出回路19
とトランジスタ26とにより、照明灯用の制御回路29
を構成している。
【0053】上記構成において、メイン扉2が閉鎖され
ている状態では、扉スイッチ18はオフしていて、バッ
ファIC20の入力信号及び出力信号は「H」である。
このとき、トランジスタ26はオンしているから、リレ
ー27のリレースイッチ27bがオンして、照明灯10
は点灯している。
【0054】メイン扉2が開放されると、扉スイッチ1
8がオンし、これに伴いバッファIC20の入力信号及
び出力信号は「L」になる。すると、トランジスタ26
はオフし、リレー27のリレースイッチ27bがオフす
ることにより、照明灯10は消灯されるようになる。
【0055】このような第3実施例においても、メイン
扉2の開閉を検知するためにブザー回路13の扉スイッ
チ18を兼用しているので、第1実施例と同様に、回路
設計が経済的及び効率的にできるようになる。また、こ
の第3実施例では、メイン扉2が開放されることに伴い
メイン扉2の照明灯10が自動的に消灯されるので、安
全であると共に、省電力にもなる。
【0056】図6は本発明の第4実施例であり、この第
4実施例は請求項4の発明に対応するもので、第1実施
例とは次の点が異なっている。すなわち、ブザー回路1
3における扉スイッチ18の両端に、信号検出回路30
を接続している。この信号検出回路30はNOT回路3
1を備えていて、このNOT回路31の入力端子を、扉
スイッチ18の一端に接続すると共に、抵抗32を介し
てVcc端子に接続し、アース端子を扉スイッチ18の他
端と共にアースしている。そして、NOT回路31の出
力端子は、AND回路33の一方の入力端子に接続して
いる。
【0057】また、制御装置34は時計回路35及び時
間帯記憶回路36を備えていて、これら時計回路35及
び時間帯記憶回路36は比較器37の入力端子にそれぞ
れ接続され、この比較器37の出力端子が上記AND回
路33の他方側の入力端子に接続されている。ここで、
時計回路35は現在時刻を刻むもので、また、時間帯記
憶回路36は、ある時間帯、例えば夜の12時から次の
朝の4時までの時間帯を記憶している。
【0058】上記AND回路33の出力端子は抵抗38
を介してトランジスタ39のベース端子に接続されてい
る。トランジスタ39のコレクタ端子は、リレー40の
リレーコイル40aを介してVcc端子に接続され、エミ
ッタ端子はアースされている。そして、ブザー回路13
におけるハンドルスイッチ17の両端には、リレー40
のリレースイッチ40bが接続されている。この場合
も、リレースイッチ40bは、常開形のものであり、リ
レーコイル40aが断電されているときはオフし、リレ
ーコイル40aが通電されるとオンする。
【0059】この場合、上記時計回路35、時間帯記憶
回路36、比較器37、AND回路33、及びトランジ
スタ39により、制御手段を構成する制御回路41を構
成している。
【0060】上記構成において、メイン扉2が閉鎖され
ている状態では、扉スイッチ18はオフしていて、NO
T回路31の入力信号は「H」で、出力信号は「L」で
ある。また、比較器37において、時計回路35におけ
る現在時刻と、時間帯記憶回路36に記憶された時間帯
とを比較し、比較器37は、現在時刻が時間帯記憶回路
36に記憶された時間帯内にある場合には出力信号
「H」を出力し、それ以外の場合は「L」を出力する。
【0061】この場合、NOT回路31の出力信号が
「L」の場合、すなわちメイン扉2が閉鎖されている場
合には、比較器37からの出力信号が「H」か「L」に
かかわらず、AND回路33の出力信号は「L」である
から、トランジスタ39はオフし、リレー40のリレー
スイッチ40bはオフしている。
【0062】メイン扉2が開放されると、扉スイッチ1
8がオンし、これに伴いNOT回路31の入力信号は
「L」で、出力信号は「H」に切り替わる。このとき、
比較器37からの出力信号が「H」の場合、すなわち現
在時刻が時間帯記憶回路36に記憶された時間帯内であ
る場合には、AND回路33の入力信号が共に「H」と
なり、従ってAND回路33の出力信号が「H」となる
から、トランジスタ39がオンし、これに伴いリレース
イッチ40bがオンする。すると、ハンドルスイッチ1
7のオン、オフにかかわらずブザー15が乾電池14を
電源として駆動されるようになる。
【0063】このような第4実施例においても、メイン
扉2の開閉を検知するためにブザー回路13の扉スイッ
チ18を兼用しているので、第1実施例と同様に、回路
設計が経済的及び効率的にできるようになる。
【0064】また、この第4実施例では、時間帯記憶回
路36に記憶された時間帯(本実施例では、通常ではメ
イン扉2を開かない深夜の時間帯)に、メイン扉2が開
放された場合には、強制的にブザー15が駆動されるの
で、防犯機能の効果を高めることができる。
【0065】なお、上記した実施例では、リレー40に
おけるリレースイッチ40bとしては常開形のものを用
いたが、差し込みプラグ24がコンセントから抜かれた
場合に対応するためには、常閉形のものを用いると良
い。ただし、この場合には、AND回路33に代えて、
NAND回路を用いる。また、差し込みプラグ24がコ
ンセントから抜かれた場合に対応するためには、NOT
回路31の電源、及びリレーコイル40aの電源とし
て、電池を用いるようにしても良い。
【0066】図7は本発明の第5実施例を示したもので
あり、この第5実施例は請求項5の発明に対応したもの
で、上記した第4実施例とは次の点が異なっている。す
なわち、制御手段を構成する制御回路42において、A
ND回路33の出力端子と抵抗38との間に、ワンショ
ット・マルチ・バイブレータ43を設ける。また、リレ
ー40におけるリレースイッチ40bの一端をアースし
ている。
【0067】上記構成の作用は、第4実施例の場合と略
同じであるが、次の点が第4実施例とは異なっている。
すなわち、メイン扉2が開放された時刻が、時間帯記憶
回路36に記憶された時間帯内である場合、AND回路
33の入力信号が共に「H」となり、AND回路33の
出力信号が「H」となる。このとき、AND回路33の
出力側にワンショット・マルチ・バイブレータ43が設
けられているから、トランジスタ39を介してリレース
イッチ40bがオンする時間が一定時間保持され、ハン
ドルスイッチ17のオン、オフにかかわらずブザー15
が乾電池14を電源として一定時間駆動されるようにな
る。
【0068】またこの場合、リレースイッチ40bは、
扉スイッチ18に対して並列に接続されていて、扉スイ
ッチ18をパスしているから、ブザー15が駆動されて
いる状態でメイン扉2が閉鎖されて扉スイッチ18がオ
ンされたとしても、ブザー15は一定時間駆動されるこ
とになる。従って、ブザー15が一旦鳴り出すと、メイ
ン扉2が閉鎖されても、一定時間は止まらない構成とな
っている。この第5実施例においても、第4実施例と同
様な作用効果を得ることができるものである。
【0069】図8は本発明の第6実施例を示すものであ
り、この第6実施例は請求項6の発明に対応するもの
で、上記した第3実施例(図5参照)とは次の点が異な
っている。すなわち、第3実施例における信号検出回路
19のバッファIC20が、この第6実施例における信
号検出回路44では、NOT回路45を用いている。ま
た、制御手段であるトランジスタ26の制御対象が、照
明灯10(照明灯回路28)に代えて、庫内灯46とな
っている。なお、庫内灯46は、メイン扉2の裏側の中
扉(図示せず)に設けられていて、商品をコラムに補給
する際にコラムの投入口部分を照明するようになってい
る。信号検出回路44とトランジスタ26により制御回
路47を構成している。
【0070】上記構成において、メイン扉2が閉鎖され
ている状態では、扉スイッチ18はオフしていて、NO
T回路45の入力信号は「H」で、出力信号は「L」で
ある。このとき、トランジスタ26はオフしているか
ら、リレー27のリレースイッチ27bはオフしてい
て、庫内灯46は消灯している。
【0071】メイン扉2が開放されると、扉スイッチ1
8がオンし、これに伴いNOT回路45の入力信号は
「L」、出力信号は「H」になる。すると、トランジス
タ26はオンし、リレースイッチ27bがオンすること
により、庫内灯46が点灯されるようになる。このよう
な第6実施例においても、第1実施例と同様な作用効果
を得ることができる。
【0072】図9及び図10は本発明の第7実施例を示
したものであり、この第7実施例は請求項7の発明に対
応するもので、第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、信号検出回路19は、ブザー回路13におけ
るハンドルスイッチ17と扉スイッチ18の直列回路の
両端に接続している。制御手段を構成するマイクロコン
ピュータ22は、この場合特に、後述するようにメイン
扉2が不正に開放されたことを検知したときに、盗難検
知信号をモデム48、電話回線49を通して外部のセン
ター50へ送信する機能を有している。この場合、信号
検出回路19、マイクロコンピュータ22、及びモデム
48により制御装置51を構成している。
【0073】上記構成において、メイン扉2が閉鎖さ
れ、かつ施錠された通常の状態では、ハンドルスイッチ
17はオンし、扉スイッチ18はオフしている。この状
態では、バッファIC20の入力信号は「H」、出力信
号Z1も「H」である。
【0074】一方、ハンドルスイッチ17がオンしたま
まの状態で、メイン扉2が不正に開放されると、ハンド
ルスイッチ17及び扉スイッチ18が共にオンする状態
となる。このようになると、ブザー回路13が形成され
るから、ブザー15が駆動される。
【0075】また、このような状態では、バッファIC
20の入力信号は「L」になり、出力信号Z1も「L」
となる。マイクロコンピュータ22は、バッファIC2
0からの出力信号Z1が「L」となった場合には、盗難
が発生したと判定する。
【0076】図10は、盗難の発生を検知する際の、マ
イクロコンピュータ22の制御内容を示すフローチャー
トであり、このフローチャートを参照して説明する。
【0077】まず、ステップV1で、バッファIC20
からの出力信号Z1が「L」であるか否かを判定し、
「L」である場合には、盗難が発生したと判定し、「Y
ES」に従ってステップV2へ移行し、モデム48、電
話回線49を通して外部のセンター50へ盗難が発生し
たことを通報する。この後、その他の自動販売機の制御
を行う(ステップV3)。ステップV1で、バッファI
C20からの出力信号Z1が「L」でない場合(「H」
の場合)には、「NO」に従ってステップV3へ移行す
ることになる。
【0078】このような第7実施例によれば、ブザー回
路13におけるハンドルスイッチ17及び扉スイッチ1
8の信号を用いて盗難の発生を検知し、これに基づき盗
難検知信号を外部へ出力する構成としているので、盗難
を検知するための回路設計が経済的及び効率的にできる
ようになる。また、盗難の発生を、自動販売機が接地さ
れた場所から離れたセンター50へ通報することが可能
となる。
【0079】図11は本発明の第8実施例を示したもの
であり、この第8実施例は請求項8の発明に対応するも
ので、上記第6実施例(図8参照)とは次の点が異なっ
ている。
【0080】すなわち、この場合の制御対象は、メイン
扉2の開放状態を表示する、例えばランプを備えた表示
器52であり、この表示器52を、制御手段を構成する
トランジスタ26のコレクタ端子とVcc端子との間に接
続している。
【0081】上記構成において、メイン扉2が閉鎖され
ている状態では、扉スイッチ18はオフしていて、NO
T回路45の入力信号は「H」で、出力信号は「L」で
あり、トランジスタ26はオフしているから、表示器5
0は消灯している。
【0082】メイン扉2が開放されると、扉スイッチ1
8がオンし、これに伴いNOT回路45の入力信号は
「L」、出力信号は「H」になる。すると、トランジス
タ26はオンし、表示器50が点灯されるようになる。
そして、メイン扉2が再び閉鎖されると、扉スイッチ1
8がオフすることに基づき、表示器50は消灯されるよ
うになる。
【0083】このような第8実施例においても、第1実
施例と同様な作用効果を得ることができる。またこの場
合、メイン扉2が開放されているときに、表示器50に
よりこれを表示するようにしているので、メイン扉2の
閉め忘れを防止できる。
【0084】図12及び図13は本発明の第9実施例を
示したものであり、この第9実施例は請求項9の発明に
対応するもので、第1実施例とは次の点が異なってい
る。
【0085】すなわち、ブザー回路53において、ダイ
オード16はブザー15と乾電池14との間に設けられ
ている。ブザー15とダイオード16との共通接続点
に、ダイオード54を介してVcc端子を接続している。
トランジスタ55は、ベース端子が抵抗56を介して制
御手段であるマイクロコンピュータ22に接続され、コ
レクタ端子がブザー15とハンドルスイッチ17との共
通接続点に接続され、エミッタ端子が扉スイッチ18の
一端と共にアースされている。
【0086】この場合、マイクロコンピュータ22によ
りトランジスタ55がオンされると、ブザー15が乾電
池14、またはVcc端子側からの電源により駆動される
ようになっている。マイクロコンピュータ22とトラン
ジスタ55により制御装置57を構成している。
【0087】上記マイクロコンピュータ22は、この場
合特に、後述するように、金銭投入口6(図3参照)に
金銭が投入されたとき、及び商品が排出されたときに、
ブザー15を短時間駆動する機能を有しており、この制
御内容を図13のフローチャートを参照して説明する。
なお、図13の(a)はメインルーチン、(b)はブザ
ー15を鳴らす際のサブルーチンである。
【0088】まず、メインルーチンにおいて、ステップ
W1でコイン(金銭)が投入されたか否かを判定し、コ
インが投入された場合には、「YES」に従ってステッ
プW2へ移行する。ステップW2では、(b)のサブル
ーチンを実行する。
【0089】このサブルーチンでは、まずトランジスタ
55をオンし(ステップX1)、50msecオン状態を保
持する(ステップX2)。これにより、トランジスタ5
5がオンされている時間だけブザー15が駆動される。
そして、トランジスタ55をオフし(ステップX3)、
この後、メインルーチンへ戻る。
【0090】メインルーチンのステップW3において、
商品が排出されたか否かを検出し、商品が排出された場
合には、「YES」に従ってステップW4へ移行し、上
記と同様にサブルーチンを実行し、ブザー15を短時間
駆動した後、メインルーチンへ戻り、その他の自動販売
機の制御を行う(ステップW5)。
【0091】従って、この第9実施例においては、金銭
投入口6への金銭の投入時及び商品の排出時にブザー1
5が短時間鳴らされることにより、利用者にその動作が
報知される。
【0092】このような第9実施例によれば、ブザー回
路53のブザー15を用いて、金銭投入口6に金銭が投
入されたこと、または商品が排出されたことを報知する
ようにしているので、ブザー回路53のブザー15を兼
用できて、経済的及び効率的である。また、金銭の投入
時及び商品の排出時をブザー15による音で報知される
ので、利用者にとってわかりやすいという利点がある。
【0093】なお、上記した各実施例では請求項ごとに
分けて説明したが、例えばマイクロコンピュータによ
り、全部の実施例の制御内容を一括して処理するように
することも可能である。
【0094】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ブザー回路に
おける第2のスイッチ(扉の開閉に応動するスイッチ)
の信号を用いて扉の開放回数または開放時間を検出する
ようにしているので、扉の開閉を検知するための回路設
計が経済的及び効率的にできるようになる。
【0095】請求項2の発明によれば、ブザー回路にお
ける第2のスイッチの信号を用いて自動販売機本体の全
コラムの商品補給数データをクリアする構成としている
ので、請求項1の場合と同様に、扉の開閉を検知するた
めの回路設計が経済的及び効率的にできるようになり、
加えて、商品補給数データをクリアする作業を省略でき
るようになる。
【0096】請求項3の発明によれば、ブザー回路にお
ける第2のスイッチの信号を用いて自動販売機本体の照
明灯を制御する構成としているので、請求項1の場合と
同様に、扉の開閉を検知するための回路設計が経済的及
び効率的にできるようになり、加えて、扉を開放させる
と照明灯が消灯するようにしているため、安全性に優れ
ている。
【0097】請求項4の発明によれば、予め定められた
時間帯において、ブザー回路における第2のスイッチの
信号を用いてブザーを制御する構成としているので、請
求項1の場合と同様、扉の開閉を検知するための回路設
計が経済的及び効率的にできるようになる。加えて、扉
が開放された時間が予め定められた時間帯(例えば、通
常、扉を開放させない深夜)の場合に、ブザーが強制的
に駆動されるので、防犯機能の効果を高めることができ
る。
【0098】請求項5の発明によれば、請求項4の場合
と同様に、予め定められた時間帯において、ブザー回路
における第2のスイッチの信号を用いてブザーを制御す
る構成としているので、扉の開閉を検知するための回路
設計が経済的及び効率的にできるようになる。加えて、
扉が開放された時間が予め定められた時間帯(例えば、
通常、扉を開放させない深夜)の場合に、ブザーが強制
的に一定時間駆動されるので、防犯機能の効果を一層高
めることができる。
【0099】請求項6の発明によれば、ブザー回路にお
ける第2のスイッチの信号を用いて自動販売機本体の庫
内灯を制御する構成としているので、請求項1の場合と
同様に、扉の開閉を検知するための回路設計が経済的及
び効率的にできるようになるものである。
【0100】請求項7の発明によれば、ブザー回路にお
ける第1及び第2のスイッチの信号を用いて盗難の発生
を検知し、これに基づき盗難検知信号を外部へ出力する
構成としているので、盗難を検知するための回路設計が
経済的及び効率的にできるようになり、また、盗難の発
生を外部へ通報することが可能となる。
【0101】請求項8の発明によれば、ブザー回路にお
ける第2のスイッチの信号を用いて扉の開放状態を表示
する表示器を制御する構成としているので、請求項1の
場合と同様に、扉の開閉を検知するための回路設計が経
済的及び効率的にできるようになるものである。加え
て、表示器の表示により扉の閉め忘れを防止できる。
【0102】請求項9の発明によれば、ブザー回路のブ
ザーを用いて、金銭投入口に金銭が投入されたこと、ま
たは商品が排出されたことを報知するようにしているの
で、ブザーを兼用でき、経済的及び効率的である。ま
た、金銭の投入時や商品の排出時をブザーによる音で報
知されるので、利用者にとってわかりやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す電気的構成図
【図2】フローチャート
【図3】自動販売機の正面図
【図4】本発明の第2実施例を示すフローチャート
【図5】本発明の第3実施例を示す電気的構成図
【図6】本発明の第4実施例を示す電気的構成図
【図7】本発明の第5実施例を示す電気的構成図
【図8】本発明の第6実施例を示す電気的構成図
【図9】本発明の第7実施例を示す電気的構成図
【図10】フローチャート
【図11】本発明の第8実施例を示す電気的構成図
【図12】本発明の第9実施例を示す電気的構成図
【図13】フローチャート
【符号の説明】
1は自動販売機本体、2はメイン扉(扉)、6は金銭投
入口、10は照明灯、11は錠装置、12はハンドル
(解錠手段)、13はブザー回路、14は乾電池(電
池)、15はブザー、17はハンドルスイッチ(第1の
スイッチ)、18は扉スイッチ(第2のスイッチ)、1
9は信号検出回路、22はマイクロコンピュータ(制御
手段)、24は差し込みプラグ、26はトランジスタ
(制御手段)、28は照明灯回路、30は信号検出回
路、35は時計回路、36は時間帯記憶回路、41は制
御回路(制御手段)、42は制御回路(制御手段)、4
4は信号検出回路、46は庫内灯、52は表示器、53
はブザー回路である。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防犯用のブザーと、このブザーの駆動電
    源である電池と、自動販売機本体の扉を開放する前の解
    錠手段の正常操作でオフし、それ以外でオンする第1の
    スイッチと、前記扉の閉鎖状態でオフし、開放状態でオ
    ンする第2のスイッチとを有し、前記第1及び第2のス
    イッチが共にオンしたときに前記ブザーを駆動させるブ
    ザー回路と、 商用電源で動作するように設けられ、前記第2のスイッ
    チの信号に基づき前記扉の開放回数または開放時間を検
    出する制御手段とを備えたことを特徴とする自動販売
    機。
  2. 【請求項2】 防犯用のブザーと、このブザーの駆動電
    源である電池と、自動販売機本体の扉を開放する前の解
    錠手段の正常操作でオフし、それ以外でオンする第1の
    スイッチと、前記扉の閉鎖状態でオフし、開放状態でオ
    ンする第2のスイッチとを有し、前記第1及び第2のス
    イッチが共にオンしたときに前記ブザーを駆動させるブ
    ザー回路と、 商用電源で動作するように設けられ、前記第2のスイッ
    チがオンからオフへ切り替わることに基づき自動販売機
    本体の全コラムの商品補給数データをクリアする制御手
    段とを備えたことを特徴とする自動販売機。
  3. 【請求項3】 防犯用のブザーと、このブザーの駆動電
    源である電池と、自動販売機本体の扉を開放する前の解
    錠手段の正常操作でオフし、それ以外でオンする第1の
    スイッチと、前記扉の閉鎖状態でオフし、開放状態でオ
    ンする第2のスイッチとを有し、前記第1及び第2のス
    イッチが共にオンしたときに前記ブザーを駆動させるブ
    ザー回路と、 前記自動販売機本体に設けられた照明灯と、 商用電源で動作するように設けられ、前記第2のスイッ
    チがオンしたときに前記照明灯を消灯させる制御手段と
    を備えたことを特徴とする自動販売機。
  4. 【請求項4】 防犯用のブザーと、このブザーの駆動電
    源である電池と、自動販売機本体の扉を開放する前の解
    錠手段の正常操作でオフし、それ以外でオンする第1の
    スイッチと、前記扉の閉鎖状態でオフし、開放状態でオ
    ンする第2のスイッチとを有し、前記第1及び第2のス
    イッチが共にオンしたときに前記ブザーを駆動させるブ
    ザー回路と、 商用電源で動作するように設けられ、時計回路及び時間
    帯記憶回路を有し、その時間帯記憶回路に記憶された時
    間帯内に前記第2のスイッチがオンしたときに前記ブザ
    ーを強制的に駆動させる制御手段とを備えたことを特徴
    とする自動販売機。
  5. 【請求項5】 防犯用のブザーと、このブザーの駆動電
    源である電池と、自動販売機本体の扉を開放する前の解
    錠手段の正常操作でオフし、それ以外でオンする第1の
    スイッチと、前記扉の閉鎖状態でオフし、開放状態でオ
    ンする第2のスイッチとを有し、前記第1及び第2のス
    イッチが共にオンしたときに前記ブザーを駆動させるブ
    ザー回路と、 商用電源で動作するように設けられ、時計回路及び時間
    帯記憶回路を有し、その時間帯記憶回路に記憶された時
    間帯内に前記第2のスイッチがオンしたときに前記ブザ
    ーを強制的に一定時間駆動させる制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする自動販売機。
  6. 【請求項6】 防犯用のブザーと、このブザーの駆動電
    源である電池と、自動販売機本体の扉を開放する前の解
    錠手段の正常操作でオフし、それ以外でオンする第1の
    スイッチと、前記扉の閉鎖状態でオフし、開放状態でオ
    ンする第2のスイッチとを有し、前記第1及び第2のス
    イッチが共にオンしたときに前記ブザーを駆動させるブ
    ザー回路と、 前記自動販売機本体に設けられた庫内灯と、 商用電源で動作するように設けられ、前記第2のスイッ
    チがオンしたときに前記庫内灯を点灯させる制御手段と
    を備えたことを特徴とする自動販売機。
  7. 【請求項7】 防犯用のブザーと、このブザーの駆動電
    源である電池と、自動販売機本体の扉を開放する前の解
    錠手段の正常操作でオフし、それ以外でオンする第1の
    スイッチと、前記扉の閉鎖状態でオフし、開放状態でオ
    ンする第2のスイッチとを有し、前記第1及び第2のス
    イッチが共にオンしたときに前記ブザーを駆動させるブ
    ザー回路と、 商用電源で動作するように設けられ、前記第1及び第2
    のスイッチが共にオンしたときに盗難検知信号を外部へ
    出力する制御手段とを備えたことを特徴とする自動販売
    機。
  8. 【請求項8】 防犯用のブザーと、このブザーの駆動電
    源である電池と、自動販売機本体の扉を開放する前の解
    錠手段の正常操作でオフし、それ以外でオンする第1の
    スイッチと、前記扉の閉鎖状態でオフし、開放状態でオ
    ンする第2のスイッチとを有し、前記第1及び第2のス
    イッチが共にオンしたときに前記ブザーを駆動させるブ
    ザー回路と、 扉の開放状態を表示する表示器と、 商用電源で動作するように設けられ、前記第2のスイッ
    チがオンしたときに前記表示器に扉の開放状態を表示さ
    せる制御手段とを備えたことを特徴とする自動販売機。
  9. 【請求項9】 防犯用のブザーと、このブザーの駆動電
    源である電池と、自動販売機本体の扉を開放する前の解
    錠手段の正常操作でオフし、それ以外でオンする第1の
    スイッチと、前記扉の閉鎖状態でオフし、開放状態でオ
    ンする第2のスイッチとを有し、前記第1及び第2のス
    イッチが共にオンしたときに前記ブザーを駆動させるブ
    ザー回路と、 商用電源で動作するように設けられ、自動販売機本体の
    金銭投入口に金銭が投入されたとき、または商品が排出
    されたときに前記ブザーを短時間駆動させる制御手段と
    を備えたことを特徴とする自動販売機。
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