JP3706917B2 - 自動販売機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、盗難や悪戯を防止する装置を備えている自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動販売機においては、図6に図示するような盗難防止装置が設けられている。図6は従来の盗難防止装置の電気回路図である。自動販売機には、鍵スイッチ01が設けられているとともに、扉の上および下には、各々扉スイッチ02が設けられている。この2個の扉スイッチ02は互いに並列に接続されている。そして、電池03に、ブザー04、鍵スイッチ01および、並列に接続されている一対の扉スイッチ02が直列に接続されている。
【0003】
鍵が閉じられていると、鍵スイッチ01がオンとなり、一方、鍵が開けられると、鍵スイッチ01がオフとなる。また、扉が開くと、扉スイッチ02がオンとなり、一方、扉が閉じると、扉スイッチ02がオフとなる。したがって、鍵が閉じられている状態で、扉を強引に開けると、鍵スイッチ01および扉スイッチ02の両方がオンとなり、ブザー04に電気が流れて、警報を発している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この盗難防止装置の電池03は、扉が開放していると、簡単に取り外すことができる。したがって、扉が開けられてから、警報がなると、電池03を外して、警報を直ぐに止めることができる。その結果、盗難防止の効果が減少している。
【0005】
本発明は、以上のような課題を解決するためのもので、扉が開けられる前に、盗難や悪戯を検知することができる自動販売機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本出願の請求項1記載の発明の自動販売機は、前面扉における前面パネル(2a)の開口を覆っている看板(3b)と、前面パネルの開口の周縁部または、看板の周縁部に配線されている看板取外防止用配線(31)と、この看板取外防止用配線の断線を検知する検知装置と、この看板取外防止用配線の断線を検知する検知装置(11)と、前記看板取外防止用配線および検知装置に電気を供給する電池(16)とを備えている。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明における自動販売機の実施の第1の形態を図1ないし図4を用いて説明する。図1は自動販売機の正面図である。図2は自動販売機の説明図で、(a)が前面扉を開けた状態における自動販売機の斜視図、(b)が(a)のb-b断面図である。図3は実施の形態における看板取外を検知して警報する電気回路図である。図4は実施の形態における前面扉2の説明図で、(a)が前面扉2の背面の要部拡大図、(b)が(a)のb-b断面図である。
【0008】
自動販売機の本体1の内部には、缶飲料などの販売商品が収納されており、前面は開口している。この自動販売機の本体1の前面の左端部に、断熱扉である前面扉2の左端部がヒンジで回動可能に取り付けられており、この前面扉2が、自動販売機の本体1の前面開口を開閉自在に閉塞している。そして、前面扉2の前面パネル2aには、上部に開口が形成されて、ディスプレー部3が設けられ、このディスプレー部3には、販売商品の見本4が複数陳列されている。この見本4の下側には、各々商品の選択ボタン6が設けられている。また、ディスプレー部3の前側すなわち外側は、透明なガラス板や樹脂板などからなる透明板3aで覆われ、ディスプレー部3の後側すなわち自動販売機の本体1側は、板金などからなる看板3bで覆われている。
【0009】
さらに、前面扉2の内部には、マイコンなどで構成されている制御装置12、およびブザー11が設けられている。
【0010】
看板3bの周縁部の前面すなわち、前面パネル2aに対向する面に、ニクロム線等からなる看板取外防止用配線31(図においてM-M間の配線)が貼付して配線されている。また、看板3bは、ガスケット33を介して、前面パネル2aの裏面にビス等で取り付けられている。
【0011】
そして、これらのブザー11、制御装置12および看板取外防止用配線31は、図3に図示するような看板取外防止用の電気回路を構成している。電池16の陽極に、ブザー11と看板取外防止用配線31(図においてNN間の配線)とが並列に接続され、このブザー11に直列に抵抗18が接続されている。そして、抵抗18および看板取外防止用配線31に、別の抵抗19が直列に接続されている。この抵抗19に、リレー用スイッチ21と、節電用スイッチ22とが並列に接続され、このリレー用スイッチ21および節電用スイッチ22に電池16の陰極が接続されている。
【0012】
また、節電用スイッチ22は、たとえばトランジスターで構成され、制御装置12から起動信号を受けると、オンとなり、一方、起動信号が入力されない場合には、オフとなっている。この制御装置12には、起動信号を出力する起動時間帯が設定されており、起動時間帯には起動信号を出力し、起動時間帯外には、起動信号の出力を停止している。すなわち、盗難が少ない時、たとえば昼間等には、起動信号を出力しておらず、看板取外防止用の電気回路は停止している。一方、盗難が相対的に多い時、たとえば夜間等に、制御装置12は起動信号を出力しており、看板取外防止用の電気回路は稼働している。この様にして、看板取外防止用の電気回路の作動時間を減少させて、電池16の消耗を少なくしている。また、制御装置12には、交流電源26から電気が供給されており、交流電源26からの電気が途絶えると、制御装置12の機能は停止する。
【0013】
そこで、自動販売機の本体1の交流電源26には、リレーのソレノイド27が接続されており、このソレノイド27に電流が流れると、リレー用スイッチ21はオフとなり、一方、ソレノイド27に電流が流れないと、リレー用スイッチ21はオンとなる。したがって、盗難する際に制御装置12の稼働を停止する目的で、自動販売機の本体1の図示しないプラグをコンセントから抜いたり、また、停電すると、制御装置12の稼働は停止するが、リレー用スイッチ21がオンとなり、看板取外防止用の電気回路を稼働させることができ、盗難を防止することができる。
【0014】
ところで、看板取外防止用の電気回路が稼働している場合、すなわち、節電用スイッチ22またはリレー用スイッチ21がオンとなっている場合には、電池16からの電気は、看板取外防止用配線31およびブザー11の両方に供給されている。この時に、電流は殆ど看板取外防止用配線31側に流れ、看板取外防止用配線31に供給されている電流量は少ない。したがって、ブザー11は鳴ることはない。しかしながら、透明板3aを壊して、前面パネル2aと看板3bとの間に、バールなどの工具をこじ入れて、看板3bを取り外そうとすると、看板取外防止用配線31が断線し、ブザー11に供給される電流量が増大し、ブザー11が鳴り、警報を発する。この様に、ブザー11は、看板取外防止用配線31の断線を検知する検知装置としての機能および、警報を発する警報装置としての機能を有している。
【0014】
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。(1)実施の形態において、看板取外防止用配線31は、前面パネル2aにおける看板3bに対向する面、または、看板3bにおける前面パネル2aに対向する面の何れかに設けることが可能である。また、看板取外防止用配線31を看板3bの周縁部の略全周ではなく、部分的に設けることも可能である。
【0015】
(2)実施の形態において、看板取外防止用配線31は、ニクロム線であるが、材質は適宜変更可能である。(3)実施の形態においては、ブザー11が検知装置の機能を具備しており、断線を検知した際に、警報を発しているが、検知装置が断線を検知した場合に、警報装置が、警備会社や自動販売機を管理している管理会社に通報したり、警報ランプを点灯したりすることなどが可能である。
【0016】
(4)実施の形態においては、ブザー11と看板取外防止用配線31とは並列に接続されているが、看板取外防止用配線31と検知装置とを直列に接続し、検知装置に電流が流れなくなると、盗難と判断して、ブザー11などの警報装置を作動させることも可能である。この様に、看板取外防止用の電気回路の具体的構成は適宜変更可能である。たとえば、図5に図示するように、看板取外防止用配線31に直列にリレーのソレノイド36を設けるとともに、ブザー11に直列にリレーのスイッチ37を配置することも可能である。このスイッチ37は、リレーのソレノイド36に電流が流れている際には、オフで、リレーのソレノイド36の電流が遮断されると、オンする。この場合には、リレー36,37が、断線を検知する検知装置となっている。
【0017】
【発明の効果】
本出願の請求項1記載の発明の自動販売機によれば、前面扉における前面パネルの開口を覆っている看板と、前面パネルの開口の周縁部または、看板の周縁部に配線されている看板取外防止用配線と、この看板取外防止用配線の断線を検知する検知装置とを備えているので、看板の取り外しを防止することができる。その結果、前面扉が開けられる前に、警報等を発することができ、電池などを外すことを防止することができる。しかも、この盗難防止用配線や検知装置には電池から電気が供給されているので、自動販売機のプラグなどを抜いても作動することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明にかかる自動販売機の実施の形態の正面図である。
【図2】図2は自動販売機の説明図で、(a)が前面扉を開けた状態における自動販売機の斜視図、(b)が(a)のb-b断面図である。
【図3】図3は実施の形態における看板取外を検知して警報する電気回路図である。
【図4】図4は実施の形態における前面扉2の説明図で、(a)が前面扉2の背面の要部拡大図、(b)が(a)のb-b断面図である。
【図5】図5は図3の電気回路の変形例である。
【図6】図6は従来の盗難防止装置の電気回路図である。
【符号の説明】
1 自動販売機の本体
2 前面扉
2a 前面パネル
3b 看板
11 ブザー(検知装置)
12 制御装置
14 盗難防止用配線
16 電池
22 節電用スイッチ
31 看板取外防止用配線
Claims (1)
- 商品を貯蔵する自動販売機本体と、この自動販売機本体の前面開口を開閉自在に閉塞する前面扉と、この前面扉の前面に設けられているとともに、開口が形成されている前面パネルと、この前面パネルの開口を覆っている看板と、前面パネルの開口の周縁部または、看板の周縁部に配線されている看板取外防止用配線と、この看板取外防止用配線の断線を検知する検知装置と、前記看板取外防止用配線および検知装置に電気を供給する電池とを備えている自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22383597A JP3706917B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22383597A JP3706917B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 自動販売機 |
Publications (2)
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JPH1166409A JPH1166409A (ja) | 1999-03-09 |
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Family
ID=16804474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP22383597A Expired - Fee Related JP3706917B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP4773548B2 (ja) * | 2009-06-17 | 2011-09-14 | 日本冶金工業株式会社 | 補強ワイヤ破断検出装置 |
-
1997
- 1997-08-20 JP JP22383597A patent/JP3706917B2/ja not_active Expired - Fee Related
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