JPH074703Y2 - カード式ロッカー - Google Patents

カード式ロッカー

Info

Publication number
JPH074703Y2
JPH074703Y2 JP9059688U JP9059688U JPH074703Y2 JP H074703 Y2 JPH074703 Y2 JP H074703Y2 JP 9059688 U JP9059688 U JP 9059688U JP 9059688 U JP9059688 U JP 9059688U JP H074703 Y2 JPH074703 Y2 JP H074703Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
locker
button
door
stored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9059688U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0214190U (ja
Inventor
淳 岩井
努 岡村
啓二 若狭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Holdings Corp
Original Assignee
Sanden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanden Corp filed Critical Sanden Corp
Priority to JP9059688U priority Critical patent/JPH074703Y2/ja
Publication of JPH0214190U publication Critical patent/JPH0214190U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH074703Y2 publication Critical patent/JPH074703Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coin-Freed Apparatuses For Hiring Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はカードを利用して各ロッカーの施錠及び解錠を
行なうカード式ロッカーに関するものである。
(従来の技術) 従来、この種カード式ロッカーを開示するものとして特
開昭61-281395号公報が知られている。
このカード式ロッカーは、複数の独立した施錠装置付き
ロッカーと、特定グループの所属コードと個人コードが
記録されたカードを読取るカードリーダと、各ロッカー
毎に個人コードを入力指定可能な入力手段と、前記施錠
装置の施錠、解錠を制御する制御部とを備えており、前
記カードをカードリーダに挿入することでロッカーを解
錠あるいは施錠して物品の預入れを可能としている。ま
た、収納物品の預入れに際して前記カードリーダで読取
った個人コード等のデータを制御部に記憶させ、収納物
品の取出しに際してカードリーダに再びカードが挿入さ
れたときに、前記記憶データと読取りデータを比較して
使用可否を判定するとともに、収納物品の取出し後にお
いてカード返却スイッチを操作した段階で前記記憶デー
タを消去している。
(考案が解決しようとする課題) ところで、先に述べた従来のカード式ロッカーで、ロッ
カー内に収納した物品を一部取出す場合及びロッカー内
に追加して物品を預入れる場合には、前記記憶データを
消去させないために、物品の一部取出し及び追加預入れ
を終了しロッカーの扉を一度閉じた後にキャンセルスイ
ッチを操作する必要があるため、前部取出しと、一部取
出し及び追加預入れの選択操作が煩わしいことに加え、
物品の一部取出し及び追加預入れを終了して段階ではカ
ード返却の意識が高いために誤ってカード返却スイッチ
を操作され易いという問題点があった。
本考案は前記問題点に鑑みてなされたものであり、全部
取出しと、一部取出し及び追加預入れの選択操作を誤操
作なく簡単に行なうことができるカード式ロッカーを提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は前記目的を達成するために、施錠装置が設けら
れた複数のロッカーと、顧客コード等が記録されたカー
ドの読取りを行なうカードリーダと、カード返却ボタン
等を有する操作部と、前記カードリーダ読取られたデー
タに基づいて施錠装置の施錠及び解錠を制御する制御部
とを備えたカード式ロッカーにおいて、ロッカーの扉開
閉を検知する開閉センサと、ロッカー内に収納した商品
を前部取出す場合に使用する第1のボタンと、ロッカー
内に収納した商品を一部取出す場合及びロッカー内に追
加して商品を預入れる場合に使用する第2のボタンと、
収納物品の取り出しに際して前記カードリーダにカード
が挿入された後、前記第1・第2のボタンのいずれが操
作されたかを判別するとともに、第1のボタンが操作さ
れた場合に前記開閉センサから送出された扉閉鎖の検知
信号及び前記カード返却ボタンの操作に基づいて前記カ
ードリーダで読取られたデータを消去するデータ消去手
段とを設けたことを特徴としている。
(作用) 本考案によれば、収納物品の取出しに際してカードリー
ダにカードが挿入されると、第1・第2のボタンのいず
れが操作されたかが判別され、第1のボタンが操作され
た場合には、収納物品の全部取出しが、また第2のボタ
ンが操作された場合には収納物品の一部取出し及び物品
の追加預入れが行なわれる。また、第1のボタンが操作
された場合には、収納物品の取出し終了後の扉の閉鎖に
よって開閉センサから送出された扉閉鎖の検知信号及び
カード返却ボタンの操作に基づいて、カードリーダで読
取られたデータが消去される。
(実施例) 以下、図に従って本考案の一実施例を説明する。
第1図は冷蔵ロッカーの正面図であり、図において1は
正面に操作パネル2を備えた制御室、3は該制御室1の
両側に各6個づつ配設された計12個のロッカー、4は該
ロッカー10の下部に配設された機械室、L1乃至L12は各
ロッカー3に対応しその側部に配設されたロッカーラン
プである。
前記各ロッカーランプL1乃至L12はそのランプケーシン
グの押圧によって閉成可能なノンロック式のロッカー選
択用の押しボタンスイッチS1乃至S12を内蔵している。
前記操作パネル2は、第2図にその拡大図を示すよう
に、操作メッセージを部分的な点灯により表示可能な操
作表示部5と、ロッカー内に収納した商品を全部取出す
場合に使用する第1のボタン6と、ロッカー内に収納し
た商品を一部取出す場合及びロッカー内に追加して商品
を預入れる場合に使用する第2のボタン7と、カード返
却時に使用する第2のボタン7と、カード返却時に使用
するカード返却ボタン8と、前記各ロッカー3の位置に
対応した配列を有し、且つ使用中のロッカー番号(1〜
12)を点灯により表示可能なロッカーナンバー表示部9
と、カードリーダ10に通じるカード挿入孔11と、音声発
生用のブザー12に対峙した窓穴13を備えている。前記第
1のボタン6,第2のボタン7及びカード返却ボタン8は
夫々ノンロック式の押しボタンスイッチからなり、内部
にボタン照明用のランプ6a,7a,8aを夫々備えている。前
記カードリーダ10はカード挿入孔11から挿入された磁気
カード(図示省略、以下単にカードという)から顧客コ
ード(カード番号)等のデータを読み取る他、カード挿
入孔12に挿入された磁気カードの取入れ及び返却を行な
う。
前記各ロッカー3は、第3図にその開放状態の斜視図を
示すように、前面を開口した箱型の収納室3aと、該収納
室3aの前面の開閉自在に配置された透明の扉3bと、該扉
3bの正面一側に配置された取手3cとから構成されてい
る。また、各ロッカー2には、扉3b側に設けられた磁石
14aと、収納室3a側に設けられ、且つ前記磁石14aの近接
により閉成可能なリードスイッチ14bとからなる扉開閉
検知用の開閉センサ14が設けられている。更に、各ロッ
カー3の収納室3a側夫々にはソレノイドにより駆動され
る施錠装置15が設けられており、該施錠装置15の回転爪
15aに係合可能な溝3dが各扉3bの側面夫々に設けられて
いる。この施錠装置15はソレノイドに通電した状態で回
転爪15aの許容して扉3bを開放可能となすとともに、ま
たソレノイドへの通電を解いた状態で回転爪15aの回転
を制動し閉鎖状態の扉3bをロックできるようになってい
る。
前記機械室4内には、圧縮機,凝縮器,膨脹手段及び蒸
発器等からなる周知の冷却機(図示省略)が収容されて
おり、前記各ロッカー3の室内はこの冷却機の作動によ
って適宜冷却される。
第4図は前記冷蔵ロッカーの動作をメモリに格納された
所定のプログラムに従って制御する制御装置のブロック
図であり、図において20は入力ポート21,出力ポート22,
CPU(中央処理装置)23及びメモリ24からなる制御部で
ある。前記ロッカーランプL1乃至L12の各スイッチS1乃
至S12,第1のボタン6,第2のボタン7,カード返却ボタン
8,開閉センサ14及びカードリーダ10は前記入力ポート21
に接続されており、また前記ロッカーランプL1乃至L12,
第1のボタン6のランプ6a,第2のボタン7のランプ7a,
カード返却ボタン8のランプ8a,操作表示部5,ロッカー
ナンバー表示部9,各ロッカー3に設けられた計12個の施
錠装置15及びブザー12に駆動電力を供給する電源装置16
が接続されている。また、前記出力ポート22にはプリン
タ17が接続されており、また前記出力ポート22には該前
記プリンタ17による利用データ、即ち顧客コード,ロッ
カー使用時間及び使用されたロッカーナンバー等の係わ
るデータの印字形態を適宜選択可能なプリンタ操作部18
が接続されている。
次に、第5図乃至第9図に示したフローチャートを参照
して前記冷蔵ロッカーの動作を説明する。
まず、第5図に示すように電源投入と同時に操作表示部
5に「カードを入れてください」の表示を点灯して、利
用者によるカードの挿入を待つ(ステップ1)。そし
て、カードが挿入された場合には、「カードを入れてく
ださい」の表示を消灯するとともに、挿入された磁気カ
ードからカードの種類,顧客コード(カード番号)及び
カードの有効期限に係わる各データをカードリーダ11に
よって読み込む(ステップ2,3,4)。
カードの読み込みは1回目の読み込み動作を含めて計3
回リトライされ、(ステップ5,6,7)、3回の読み込み
によっても所望の各データが読み込めない場合には操作
表示部5に「このカードは使えません」の表示を点滅さ
せて後述する所定のカード返却処理を行ない、「このカ
ードは使えません」の表示を消灯して前記ステップ1に
戻る(ステップ8,9,10)。
ここで、前記カード返却処理を第6図を参照して説明す
る。
カードを返却する場合には、まずカードリーダ10にカー
ド返却信号を送出してカードをカード挿入孔11の位置に
返却し、電源装置16に連続的な駆動信号を送出してブザ
ー12から連続音を放出するとともに、操作表示部5に
「カードをお取りください」の表示を点滅させて、利用
者にカードの抜き取りを喚起する(ステップ101,102,10
3)。カードが抜き取られた場合には前記ブザー12を消
音して、「カードをお取りください」の表示を消灯する
(ステップ104,105,106)。
前記ステップ5で各データの読み込みを完了した場合に
は、次いで挿入されたカードがこの冷蔵ロッカーに使用
可能な種類のものであるか否かが判別される(ステップ
11)。使用できないカードである場合には操作表示部5
に「このカードは使えません」の表示を点滅させて所定
のカード返却処理を行ない、「このカードは使えませ
ん」の表示を消灯して前記ステップ1に戻る(ステップ
12,13,14)。
前記ステップ11で使用可能と判別された場合には、次い
で挿入されたカードが有効期限内であるか否か判別され
る(ステップ15)。有効期限を越えているカードでる場
合には操作表示部5に「このカードは使えません」の表
示を点滅させて所定のカード返却処理を行ない、「この
カードは使えません」の表示を消灯して前記ステップ1
に戻る(ステップ16,17,18)。
以上のようなカードチェックを行なった後、所定の預入
れ及び取出し動作が行なわれる。
まず、ロッカー3内への商品を預入れる場合について第
7図乃至第9図を参照して説明する。
前記ステップ15でカードが有効期限内であると判別され
た後、カードを挿入した利用者が商品を既に預けてある
か否かが判別され(ステップ19)、ロッカー3内へ新た
に商品を預入れる場合にはステップ20に移行しロッカー
3が満室であるか否かが判別される。ロッカーが満室で
ある場合には所定のカード返却処理を行い、操作表示部
5に「ただ今満室です」の表示を5秒間だけ点滅させ前
記ステップ1に戻る(ステップ21,22,23)。
前記ステップ20で満室でないと判別された場合には、操
作表示部5に「ロッカーを選び商品を入れてください」
の表示を点灯する(ステップ24)。この際、利用者は使
用中のロッカー番号(1〜12)をロッカーナンバー表示
部9の点灯状況及びロッカーランプL1乃至L12の点灯状
況から確認し、未使用のロッカー3の中から所望のロッ
カーを任意に選択することができる。ロッカー3の選択
が終了し、ロッカーランプL1乃至L12のいずれかが押圧
された段階で、選択されたロッカー3のロッカーランプ
を点滅させるとともに、選択されたロッカー3に対応し
た施錠装置15のソレノイドに通電して扉3bのロックを解
除する(ステップ25,26,27)。前記ロック解除により選
択されたロッカー3の扉3bが開放可能になるので、利用
者は扉3bを開けて収納室3a内に商品を適宜収納すること
ができる。
商品の収納が終了して扉3bが閉じられると、開閉センサ
14によって扉閉鎖が検知され、この検知信号に基づいて
電源装置16に断続的な駆動信号を送出し、ブザー12から
断続音を放出してカード忘れを未然に防止するととも
に、操作表示部5に「扉が閉っていません」の表示が出
ている場合にはこれを消灯し該操作表示部5に「カード
返却」の表示を点灯して利用者へカード返却ボタン8の
押圧を喚起する(ステップ28,29,30,31)。カード返却
ボタン8が押圧された段階で該カード返却ボタン8を押
圧時のみ点灯させるとともに、ブザー12を消音し施錠装
置15のソレノイドへの通電を解いて扉3bをロックする
(ステップ32,33,34,35)。ここで再度扉3bの開閉状態
をチェックし(ステップ36)、扉3bが確実に閉じていな
いと開閉センサ14によって検知された場合には操作表示
部5に「扉が閉っていません」の表示を点灯し(ステッ
プ37)、前記ステップ28に戻る。前記ステップ36で扉3b
の閉鎖が開閉センサ14によって検知された場合には「ロ
ッカーを選び商品を入れてください」の表示を消灯し、
点滅していたロッカーランプを点灯させ、「カード返
却」の表示を消灯する(ステップ38,39,40)。次いで、
ロッカー33への商品収納時間,顧客コード(カード番
号)及び商品が収納されたロッカー番号に夫々対応した
データをメモリ23に登録し、所定のカード返却処理を行
なう(ステップ41,42)。次いで、先の収納でロッカー
3が満室になったか否かを判別し、満室になった場合に
は操作表示部5に「満室です」の表示を点灯して前記ス
テップ1の戻る(ステップ43,44)。以上で商品の預入
れに係わる一連の動作を終了する。
前記ステップ15でカードが有効期限内であると判別され
た後、カードを挿入した利用者が商品を既に預けてある
か否かが判別され(ステップ19)、ロッカー3内に既に
商品を預けてある場合にはステップ45に移行し、商品を
預けてあるロッカー3のロッカーランプと、ロッカーナ
ンバー表示部9の該ロッカー3に対応したナンバーが点
滅する。また、これと同時に操作表示部5に「一部取出
し」と「追加預入れ」の表示を点灯し、「全部取出し」
の表示を点灯するとともに、「ボタンの押しなおしがで
きます」の表示を点灯して、利用者へカード第1・第2
のボタン6,7の押圧を喚起する(ステップ46,47,48)。
いずれのボタンが押圧されたかはステップ49,50で判別
される。
次に、ロッカー3内に収納した商品を一部取出す場合及
びロッカー3内に追加して商品を預入れる場合について
第7図乃至第9図を参照して説明する。
ロッカー3内に収納した商品を一部取出す場合及びロッ
カー3内に追加して商品を預入れる場合には、利用者は
ここで第2のボタン7を選択して押圧する。第2のボタ
ン7が押圧された段階で該第2のボタン7を押圧時のみ
点灯させるとともに、「全部取出し」の表示を消灯し、
商品が預けてあるロッカー3に対応した施錠装置15のソ
レノイドに通電して扉3bのロックを解除する(ステップ
51,52,53)。前記ロック解除により選択されたロッカー
3の扉3bが開放可能になるので、利用者は扉3bを開けて
収納室3a内に収納してある商品を一部取出し、またはロ
ッカー3内に追加して商品を預入れることができる。
商品の一部取出し、または商品の追加預入れが終了して
扉3bが閉じられると、開閉センサ14によって扉閉鎖が検
知され、この検知信号に基づいて電源装置16に断続的な
駆動信号を送出し、ブザー12から断続音を放出してカー
ド忘れを未然に防止するとともに、操作表示部5に「扉
が閉っていません」の表示が出ている場合にはこれを消
灯し該操作表示部5に「カード返却」の表示を点灯して
利用者へカード返却ボタン8の押圧を喚起する(ステッ
プ54,55,56,57)。カード返却ボタン8が押圧された段
階で該カード返却ボタン8を押圧時のみ点灯させるとと
もに、ブザー12を消音し、施錠装置15のソレノイドへの
通電を解いて扉3bをロックする(ステップ58,59,60,6
1)。ここで再度扉3bの開閉状態をチェックし(ステッ
プ62)、扉3bが確実に閉じていないと開閉センサ14によ
って検知された場合には操作表示部5に「扉が閉ってい
ません」の表示を点灯し(ステップ63)、前記ステップ
54に戻る。前記ステップ62で扉3bの閉鎖が開閉センサ14
によって検知された場合には「一部取出し」と「追加預
入れ」の表示を消灯し、「ボタンの押しなおしができま
す」の表示を消灯するとともに、点滅していたロッカー
ランプ及びロッカーナンバー表示部9のナンバーを点灯
させ、「カード返却」の表示を消灯するステップ64,65,
66,67)。次いで、所定のカード返却処理を行ない(ス
テップ68)、ロッカー2が満室であるか否かを判別し、
満室である場合には操作表示部5に「満室です」の表示
を点灯して前記ステップ1の戻る(ステップ69,70)。
以上で商品の一部取出し及び商品の追加預入れに係わる
一連の動作を終了する。
次に、ロッカー3内に収納した商品を全部取出す場合に
ついて第7図乃至第9図を参照して説明する。
ロッカー3内に収納した商品を全部取出す場合には、利
用者はここで第1のボタン6を選択して押圧する。第1
のボタン6が押圧された段階で該第1のボタン6を押圧
時のみ点灯させるとともに、「一部取出し」と「追加預
入れ」の表示を消灯し、商品が預けてあるロッカー3に
対応した施錠装置15のソレノイドに通電して扉3bのロッ
クを解除する(ステップ71,72,73)。前記ロック解除に
より選択されたロッカー2の扉3bが開放可能になるの
で、利用者は扉3bを開けて収納室3a内に収納してある商
品を取出すことができる。
商品の取出しが終了して扉3bが閉じられると、開閉セン
サ14によって扉閉鎖が検知され、この検知信号に基づい
て電源装置16に断続的な駆動信号を送出し、ブザー12か
ら断続音を放出してカード忘れを未然に防止するととも
に、操作表示部5に「扉が閉っていません」の表示が出
ている場合にはこれを消灯し該操作表示部5に「カード
返却」の表示を点灯して利用者へカード返却ボタン8の
押圧を喚起する(ステップ74,75,76,77)。カード返却
ボタン8が押圧された段階で該カード返却ボタン8を押
圧時のみ点灯させるとともに、ブザー12を消音し、施錠
装置15のソレノイドへの通電を解いて扉3bをロックする
(ステップ78,79,80,81)。ここで再度扉3bの開閉状態
をチェックし(ステップ82)、扉3bが確実に閉じていな
いと開閉センサ14によって検知された場合には操作表示
部5に「扉が閉っていません」の表示を点灯し(ステッ
プ83)、前記ステップ74に戻る。前記ステップ82で扉3b
の閉鎖が開閉センサ14によって検知された場合には「全
部取出し」の表示を消灯し、「ボタンの押しなおしがで
きます」の表示を消灯するするとともに、点滅していた
ロッカーランプ及びロッカーナンバー表示部9のナンバ
ーを消灯させ、「カード返却」の表示を消灯する(ステ
ップ84,85,86,87)。次いで、ロッカー3への商品収納
時間,顧客コード(カード番号)及び商品が収納された
ロッカー番号に夫々対応したデータを消去し、所定のカ
ード返却処理を行なう所定のカード返却処理を行ない、
「満室です」の表示を消灯して前記ステップ1の戻る
(ステップ88,89,90)。以上で商品の全部取出しに係わ
る一連の動作を終了する。
このように前記実施例によれば、カードを利用して各ロ
ッカー3の施錠及び解錠を行なうことにより、生鮮食品
等の冷蔵を要する商品をロッカー3内に適宜収納して低
温で保管することができるとともに、この収納商品を必
要に応じて取出すことができる。
また、商品をロッカー3内に預入れる場合においてロッ
カー3が満室でないときには利用者は使用中のロッカー
番号(1〜12)をロッカーナンバー表示部9の点灯状況
及びロッカーランプL1乃至L12の点灯状況から確認し、
未使用のロッカー3の中から所望のロッカーを任意に選
択することができるようになっており、またロッカー選
択後、ロッカーランプL1乃至L12の押圧によって選択さ
れたロッカー3の扉3bのロックを解除できるようになっ
ているので、利用者は内部が汚れているロッカーを避け
たり、自分の身長や収納しようとする商品の重さに応じ
て好みの位置にあるロッカーを選ぶことができるととも
に、利用者による商品の収納及び取出しを円滑に行なわ
せて冷蔵ロッカーの利用率を高めることができる。
更に、ロッカー3内に収納した商品を取出す際には、カ
ード挿入と同時に、商品を預けてあるロッカー3のロッ
カーランプと、ロッカーナンバー表示部9の該ロッカー
3に対応したナンバーを点灯から点滅に代えてロッカー
の位置を利用者の視覚に訴えることができるので、ロッ
カーの数が多い場合でも両者の点滅から自分が使用して
いるロッカーを容易に捜し出すことができる。
更にまた、ロッカー3内に収納した商品を取出す際に
は、カード挿入と同時に、操作表示部5に「一部取出
し」と「追加預入れ」の表示と、「全部取出し」の表示
を点灯し、利用者へカード第1・第2のぼたん6,7の押
圧を喚起するとともに、第1・第2のボタン6,7の押圧
の基づいて一部取出し及び追加預入れと、全部取出しを
選択できるようになっているので、選択操作を操作パネ
ル2で簡単に行なえることは勿論、また利用者1人が複
数台のロッカーを専有することを防止して冷蔵ロッカー
の利用率を高めることができる。
更にまた、商品の取出し及び預入れを終了し、扉3bを閉
じた段階で、開閉センサ14からの検知信号に基づいて電
源装置16に断続的な駆動信号を送出し、カード返却ボタ
ン8が押圧される迄の間ブザー12から断続音(警報音)
を放出しているので、カード挿入孔11とロッカーが離れ
ている場合でも利用者にカードの返却を告知してカード
忘れを確実に防止することができる。
尚、前記実施例では警報音を発する警報発生装置をブザ
ー12と電源装置16とから構成したものを示したが、該警
報発生装置はスピーカと該スピーカに音声信号を送出す
る音声信号発生器とから構成し、警報音の代りに「カー
ドをお持ち帰りください」等の音声を警報音としてスピ
ーカから発するようにしてもよい。また、各ロッカーラ
ンプL1乃至L12として押しボタンスイッチS1乃至S12を内
蔵してものを示したが、該ロッカーランプと押しボタン
スイッチは分離して構成し、各ロッカー3の側部に配設
するようにしてもよい。更に、磁石14a及びリードスイ
ッチ14bの組合せで示した開閉センサ14は、扉3bの閉鎖
で接触可能なリミットスイッチ等で代用してもよい。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、ロッカー内に収納
した物品を取出す際には、カードリーダにカードが挿入
した後に、第1・第2のボタンのいずれかを選択的に操
作するだけで、全部取出しと、一部取出し及び追加預入
れを選択することができるので、選択操作が簡単であ
り、しかも誤操作を生じることがない。また、第1のボ
タンが操作された場合には、収納物品の取出し終了後の
扉の閉鎖によって開閉センサから送出された扉閉鎖の検
知信号及びカード返却ボタンの操作に基づいてカードリ
ーダで読取られたデータが消去されるので、記憶データ
が誤って消去されることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図は冷蔵ロッカーの正面図、第2図は操作パネルの拡
大正面図、第3図は扉開放状態のロッカーの斜視図、第
4図は制御装置のブロック図、第5図は冷蔵ロッカーの
動作に係るフローチャート、第6図はカード返却処理の
フローチャート、第7図乃至第9図は冷蔵ロッカーの動
作に係るフローチャートである。 2……操作パネル、3……ロッカー、3b……扉、6……
第1のボタン、7……第2のボタン、8……カード返却
ボタン、10……カードリーダ、14……開閉センサ、15…
…施錠装置、20……制御部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】施錠装置が設けられた複数のロッカーと、
    顧客コード等が記録されたカードの読取りを行なうカー
    ドリーダと、カード返却ボタン等を有する操作部と、前
    記カードリーダ読取られたデータに基づいて施錠装置の
    施錠及び解錠を制御する制御部とを備えたカード式ロッ
    カーにおいて、 ロッカーの扉開閉を検知する開閉センサと、 ロッカー内に収納した商品を全部取出す場合に使用する
    第1のボタンと、 ロッカー内に収納した商品を一部取出す場合及びロッカ
    ー内に追加して商品を預入れる場合に使用する第2のボ
    タンと、 収納物品の取り出しに際して前記カードリーダにカード
    が挿入された後、前記第1・第2のボタンのいずれが操
    作されたかを判別するとともに、第1のボタンが操作さ
    れた場合に前記開閉センサから送出された扉閉鎖の検知
    信号及び前記カード返却ボタンの操作に基づいて前記カ
    ードリーダで読取られたデータを消去するデータ消去手
    段とを設けた ことを特徴とするカード式ロッカー。
JP9059688U 1988-07-08 1988-07-08 カード式ロッカー Expired - Lifetime JPH074703Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9059688U JPH074703Y2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08 カード式ロッカー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9059688U JPH074703Y2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08 カード式ロッカー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0214190U JPH0214190U (ja) 1990-01-29
JPH074703Y2 true JPH074703Y2 (ja) 1995-02-01

Family

ID=31315113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9059688U Expired - Lifetime JPH074703Y2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08 カード式ロッカー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH074703Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105980269B (zh) * 2014-02-10 2019-02-22 株式会社富士 送货系统

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0214190U (ja) 1990-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI95848B (fi) Mikroprosessoriohjattu järjestelmä vierekkäisten lokeroiden järjestelyä varten
CA2650956C (en) Stock monitoring
JPH074703Y2 (ja) カード式ロッカー
JPH05187167A (ja) 棚収納物の管理装置
JPH119427A (ja) 宅配物集合保管装置
JP2883437B2 (ja) 在庫管理装置
KR100460643B1 (ko) 자동판매기
JP2647827B2 (ja) ロツカーシステム
JPH0249754B2 (ja) Dankyujugikiniokerusejokanrisochi
JPH04295584A (ja) 冷凍冷蔵庫
JPH04140786A (ja) 表示装置
JPH0626702Y2 (ja) キーの管理装置
JPH0632129B2 (ja) ロツカ−装置
JPS5851592B2 (ja) カ−ドを用いた貸しロツカ−の施錠解除方法
JP2703214B2 (ja) ロツカーシステム
JPS5848945B2 (ja) 冷蔵庫集中管理装置
JPH0394399A (ja) 自動販売機
CA1247722A (en) Video vending machine
JP3280708B2 (ja) 自動販売機
JPS5918542Y2 (ja) ロツカ−式自動販売機
JP2950354B2 (ja) 温度表示機能付き自動販売機
KR100678655B1 (ko) 숙박업소를 위한 자동판매기용 리모컨 제어시스템 및 그방법
JPS6366544B2 (ja)
JPS61267892A (ja) ロツカ−装置
JPH0632130B2 (ja) ロツカ−装置