JP3040092B2 - 湿式電子写真方式印刷機の現像液供給装置 - Google Patents
湿式電子写真方式印刷機の現像液供給装置Info
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- JP3040092B2 JP3040092B2 JP10170736A JP17073698A JP3040092B2 JP 3040092 B2 JP3040092 B2 JP 3040092B2 JP 10170736 A JP10170736 A JP 10170736A JP 17073698 A JP17073698 A JP 17073698A JP 3040092 B2 JP3040092 B2 JP 3040092B2
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- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/10—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a liquid developer
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- G03G15/10—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a liquid developer
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Description
【発明の属する技術分野】本発明は湿式電子写真方式印
刷機に係り、詳細には、現像液の濃度及び液位を調節で
きる湿式電子写真方式印刷機の現像液供給装置に関す
る。
刷機に係り、詳細には、現像液の濃度及び液位を調節で
きる湿式電子写真方式印刷機の現像液供給装置に関す
る。
【従来の技術】一般的に、湿式電子写真方式印刷機は例
えば、感光ベルトなどの感光媒体に形成される静電潜像
を所定の色合いを有した現像液で現像し、用紙に転写す
ることにより、所望の画像を印刷する装置である。かか
る湿式電子写真方式印刷機は、感光媒体に現像液を供給
して現像する現像ユニットと、前記現像ユニットに所定
濃度の現像液を持続的に供給するための現像液供給装置
とを具備してなる。そして、前記現像液は粉末状のトナ
ーが含まれた濃縮インキと液状キャリアとの混合物であ
り、トナーの濃度が略２〜４重量％程度に希釈された溶
液である。以下、”現像液の濃度”は現像液に含まれた
トナーの重量％と定義される。一方、現像液供給装置は
濃縮インキを蓄積するインキカートリッジと、液状キャ
リアを蓄積するキャリアカートリッジと、前記濃縮イン
キと液状キャリアが所定の割合で混合される現像液を蓄
積する現像液貯蔵タンクとを備えている。そして、イン
キカートリッジと現像液貯蔵タンクにはその内部に蓄積
された溶液に含まれたトナーが沈殿されないように攪拌
する攪拌器がそれぞれ設けられる。以上のような構成の
現像液供給装置において、感光媒体の静電潜像を現像す
るのに使用される量に見合う分だけ前記現像液貯蔵タン
クに蓄積された現像液の量が減るため、前記現像液が常
に一定の濃度を保つように濃縮インキと液状キャリアと
を現像液貯蔵タンクに継続的に供給しなければならな
い。また、現像液貯蔵タンクに蓄積された現像液の液位
も一定のレベルに保たれる必要がある。さらに、印刷さ
れる画像により前記トナーと液状キャリアの消耗量は異
なる場合がある。すなわち、単純な画像または小さい画
像を印刷する場合にはトナーに比べ液状キャリアが多め
に消耗され、複雑な画像を印刷する場合には相対的にト
ナーの消耗量が液状キャリアの消耗量よりも多くなる。
従って、トナーと液状キャリアの消耗量により濃縮イン
キと液状キャリアとを適宜供給することによって、前記
現像液の濃度を一定に保つ必要がある。さらには、前記
現像液供給装置によれば、現像液の濃度と液位を同時に
調節することはできない。すなわち、現像液貯蔵タンク
内の現像液の濃度を一定の濃度に保つために多量の液状
キャリアを供給されると、現像液の液位が変動され、所
望の作業条件に満たない等、前記現像液の液位を調整す
ればその濃度は調整できないという問題が生じる。
えば、感光ベルトなどの感光媒体に形成される静電潜像
を所定の色合いを有した現像液で現像し、用紙に転写す
ることにより、所望の画像を印刷する装置である。かか
る湿式電子写真方式印刷機は、感光媒体に現像液を供給
して現像する現像ユニットと、前記現像ユニットに所定
濃度の現像液を持続的に供給するための現像液供給装置
とを具備してなる。そして、前記現像液は粉末状のトナ
ーが含まれた濃縮インキと液状キャリアとの混合物であ
り、トナーの濃度が略２〜４重量％程度に希釈された溶
液である。以下、”現像液の濃度”は現像液に含まれた
トナーの重量％と定義される。一方、現像液供給装置は
濃縮インキを蓄積するインキカートリッジと、液状キャ
リアを蓄積するキャリアカートリッジと、前記濃縮イン
キと液状キャリアが所定の割合で混合される現像液を蓄
積する現像液貯蔵タンクとを備えている。そして、イン
キカートリッジと現像液貯蔵タンクにはその内部に蓄積
された溶液に含まれたトナーが沈殿されないように攪拌
する攪拌器がそれぞれ設けられる。以上のような構成の
現像液供給装置において、感光媒体の静電潜像を現像す
るのに使用される量に見合う分だけ前記現像液貯蔵タン
クに蓄積された現像液の量が減るため、前記現像液が常
に一定の濃度を保つように濃縮インキと液状キャリアと
を現像液貯蔵タンクに継続的に供給しなければならな
い。また、現像液貯蔵タンクに蓄積された現像液の液位
も一定のレベルに保たれる必要がある。さらに、印刷さ
れる画像により前記トナーと液状キャリアの消耗量は異
なる場合がある。すなわち、単純な画像または小さい画
像を印刷する場合にはトナーに比べ液状キャリアが多め
に消耗され、複雑な画像を印刷する場合には相対的にト
ナーの消耗量が液状キャリアの消耗量よりも多くなる。
従って、トナーと液状キャリアの消耗量により濃縮イン
キと液状キャリアとを適宜供給することによって、前記
現像液の濃度を一定に保つ必要がある。さらには、前記
現像液供給装置によれば、現像液の濃度と液位を同時に
調節することはできない。すなわち、現像液貯蔵タンク
内の現像液の濃度を一定の濃度に保つために多量の液状
キャリアを供給されると、現像液の液位が変動され、所
望の作業条件に満たない等、前記現像液の液位を調整す
ればその濃度は調整できないという問題が生じる。
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した事情
に鑑みて成されたものであり、現像液の濃度と液位とを
適宜調節できるようにその構造が改良された湿式電子写
真方式印刷機の現像液供給装置を提供することにその目
的がある。さらに本発明は、各部品の設置空間を縮め、
その縮まった空間を活用し得る現像液供給装置を提供す
ることに他の目的がある。
に鑑みて成されたものであり、現像液の濃度と液位とを
適宜調節できるようにその構造が改良された湿式電子写
真方式印刷機の現像液供給装置を提供することにその目
的がある。さらに本発明は、各部品の設置空間を縮め、
その縮まった空間を活用し得る現像液供給装置を提供す
ることに他の目的がある。
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明による湿式電子写真方式印刷機の現像液供給装
置は、液状キャリアとインキとが混合された現像液を蓄
積し、現像液供給経路を介して現像ユニットに前記現像
液を供給する現像液貯蔵タンクと、現像液排出経路を介
して前記現像液貯蔵タンク内に蓄積された現像液が排出
蓄積されるプロセスタンクと、前記プロセスタンク内の
現像液を前記現像液貯蔵タンクに供給するためのリサイ
クル経路と、前記プロセスタンク内に側壁にひだを有し
て収縮可能に設けられ、前記プロセスタンク内の現像液
の圧力により前記インキを吐出させ、インキ供給経路を
介して前記インキを前記現像液貯蔵タンクに供給するイ
ンキカートリッジと、キャリア供給経路を介して前記液
状キャリアを前記現像液貯蔵タンクに供給するキャリア
カートリッジと、 前記現像液貯蔵タンク内の現像液の濃
度を測定する第１濃度感知器と、 前記プロセスタンク内
の現像液の濃度を測定する第２濃度感知器と、前記イン
キ供給経路、前記キャリア供給経路及び前記リサイクル
経路を選択的に開閉させる第１弁と、 前記現像液排出経
路と現像液供給経路とを選択的に開閉させる第２弁とを
さらに有し、 前記第１濃度感知器により感知された現像
液の濃度が所定濃度でない場合、前記第１弁により前記
現像液供給経路は閉鎖される一方、前記現像液排出経路
は開放されて前記現像液貯蔵タンク内の現像液を前記プ
ロセスタンクに排出させ、前記第２濃度感知器により測
定された現像液の濃度に基づいて前記第２弁が前記イン
キ供給経路、前記キャリア供給経路及び前記リサイクル
経路を選択的に開閉させることにより、現像液貯蔵タン
クに供給される前記インキ、前記液状キャリア及び前記
現像液の量が調節されることを特徴とするものである。
従って、本発明によれば、前記現像液貯蔵タンク内の現
像液の濃度を測定する濃度感知器とをさらに有し、前記
濃度感知器により測定された現像液の濃度が所定濃度で
ない場合、前記現像液貯蔵タンク内の現像液が前記プロ
セスタンクに排出されるため、現像液貯蔵タンク内にお
ける現像液の濃度及び液位調節を容易に行なえる。さら
に本装置は、前記現像液排出経路と現像液供給経路とを
選択的に開閉させる第２弁と、前記現像液貯蔵タンク内
の現像液の濃度を感知する第１濃度感知器とをさらに有
し、前記第１濃度感知器により感知された現像液の濃度
が所定濃度でない場合、前記第２弁により前記現像液供
給経路は閉鎖される一方、前記現像液排出経路は開放さ
れるため、現像液貯蔵タンク内の現像液の濃度を適正値
に調整できると共に、現像液の濃度偏差なしにプロセス
タンク内の現像液をリサイクルできる。 さらに、プロセ
スタンク内にインキカートリッジを設けることにより、
空間活用への効率を高め、システムのコンパクト化を図
ることができる。さらに本装置は、前記インキ供給経
路、前記キャリア供給経路及び前記リサイクル経路を選
択的に開閉させる第１弁と、前記プロセスタンク内の現
像液の濃度を測定する第２濃度感知器とをさらに有し、
前記第２濃度感知器により測定された現像液の濃度に基
づいて前記第１弁が前記インキ供給経路、前記キャリア
供給経路及び前記リサイクル経路を選択的に開閉させる
ことにより、現像液貯蔵タンクに供給される前記イン
キ、前記液状キャリア及び前記現像液の量が調節され
る。
に本発明による湿式電子写真方式印刷機の現像液供給装
置は、液状キャリアとインキとが混合された現像液を蓄
積し、現像液供給経路を介して現像ユニットに前記現像
液を供給する現像液貯蔵タンクと、現像液排出経路を介
して前記現像液貯蔵タンク内に蓄積された現像液が排出
蓄積されるプロセスタンクと、前記プロセスタンク内の
現像液を前記現像液貯蔵タンクに供給するためのリサイ
クル経路と、前記プロセスタンク内に側壁にひだを有し
て収縮可能に設けられ、前記プロセスタンク内の現像液
の圧力により前記インキを吐出させ、インキ供給経路を
介して前記インキを前記現像液貯蔵タンクに供給するイ
ンキカートリッジと、キャリア供給経路を介して前記液
状キャリアを前記現像液貯蔵タンクに供給するキャリア
カートリッジと、 前記現像液貯蔵タンク内の現像液の濃
度を測定する第１濃度感知器と、 前記プロセスタンク内
の現像液の濃度を測定する第２濃度感知器と、前記イン
キ供給経路、前記キャリア供給経路及び前記リサイクル
経路を選択的に開閉させる第１弁と、 前記現像液排出経
路と現像液供給経路とを選択的に開閉させる第２弁とを
さらに有し、 前記第１濃度感知器により感知された現像
液の濃度が所定濃度でない場合、前記第１弁により前記
現像液供給経路は閉鎖される一方、前記現像液排出経路
は開放されて前記現像液貯蔵タンク内の現像液を前記プ
ロセスタンクに排出させ、前記第２濃度感知器により測
定された現像液の濃度に基づいて前記第２弁が前記イン
キ供給経路、前記キャリア供給経路及び前記リサイクル
経路を選択的に開閉させることにより、現像液貯蔵タン
クに供給される前記インキ、前記液状キャリア及び前記
現像液の量が調節されることを特徴とするものである。
従って、本発明によれば、前記現像液貯蔵タンク内の現
像液の濃度を測定する濃度感知器とをさらに有し、前記
濃度感知器により測定された現像液の濃度が所定濃度で
ない場合、前記現像液貯蔵タンク内の現像液が前記プロ
セスタンクに排出されるため、現像液貯蔵タンク内にお
ける現像液の濃度及び液位調節を容易に行なえる。さら
に本装置は、前記現像液排出経路と現像液供給経路とを
選択的に開閉させる第２弁と、前記現像液貯蔵タンク内
の現像液の濃度を感知する第１濃度感知器とをさらに有
し、前記第１濃度感知器により感知された現像液の濃度
が所定濃度でない場合、前記第２弁により前記現像液供
給経路は閉鎖される一方、前記現像液排出経路は開放さ
れるため、現像液貯蔵タンク内の現像液の濃度を適正値
に調整できると共に、現像液の濃度偏差なしにプロセス
タンク内の現像液をリサイクルできる。 さらに、プロセ
スタンク内にインキカートリッジを設けることにより、
空間活用への効率を高め、システムのコンパクト化を図
ることができる。さらに本装置は、前記インキ供給経
路、前記キャリア供給経路及び前記リサイクル経路を選
択的に開閉させる第１弁と、前記プロセスタンク内の現
像液の濃度を測定する第２濃度感知器とをさらに有し、
前記第２濃度感知器により測定された現像液の濃度に基
づいて前記第１弁が前記インキ供給経路、前記キャリア
供給経路及び前記リサイクル経路を選択的に開閉させる
ことにより、現像液貯蔵タンクに供給される前記イン
キ、前記液状キャリア及び前記現像液の量が調節され
る。
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて本発
明の好適な実施例につき説明する。 （前提例） 本発明の前提例に係る現像液供給装置の構成を示す図１
を参照するに、キャリアカートリッジ10には液状キャリ
アが、且つインキカートリッジ20には濃縮インキがそれ
ぞれ蓄積されている。前記キャリアカートリッジ10とイ
ンキカートリッジ20とは使用後新しいカートリッジと取
替え可能である。前記キャリアカートリッジ10及びイン
キカートリッジ20はそれぞれキャリア供給経路11及びイ
ンキ供給経路21を介してソレノイド２方弁などの第１弁
53に連結される。前記第１弁53はキャリア供給経路11と
インキ供給経路21とを選択的に開閉することで、第１ポ
ンプ55の駆動力によりインキ及び液状キャリアをインキ
／キャリア供給経路54を介して現像液貯蔵タンク40に供
給する。前記現像液貯蔵タンク40には、その内部に入っ
ている現像液の液位及び濃度をそれぞれ感知するレベル
感知器42及び第１濃度感知器44がそれぞれ設けられてい
る。さらに、前記現像液貯蔵タンク40はインキと液状キ
ャリアとが混合された現像液を第２ポンプ32の駆動によ
り現像液供給経路34を介して現像ユニット30に供給す
る。前記現像ユニット30は現像液貯蔵タンク40から供給
された現像液を使用し、感光ベルト70に形成される静電
潜像を現像する。前記現像液供給経路34には、ソレノイ
ド２方弁など第２弁33が設けられ、この第２弁33は現像
液供給経路34及び現像液排出経路35を選択的に開閉し、
前記現像液貯蔵タンク40内の現像液が現像液供給経路34
及び現像液排出経路35を介してそれぞれ現像ユニット30
及びプロセスタンク50に排出されるようにする。図にお
いて符号60は感光ベルト70の静電潜像に吸着された液状
キャリアを回収する乾燥部であり、ここで回収された液
状キャリアは回収管61を経てキャリアカートリッジ10に
復帰する。本発明によるに、前記インキカートリッジ20
はプロセスタンク50の内部に設けられる。前記インキカ
ートリッジ20はその側壁にひだ85が形成され畳み可能で
あるため、該体積が変化され得る。すなわち、インキが
前記インキカートリッジ20から排出されながら生じる内
部真空またはプロセスタンク50内に流れ込まれる現像液
の圧力により収縮される。前記インキカートリッジは本
実施例に限定されることなく、例えば、ゴム風船または
ザバラなどのように、インキカートリッジ20内のインキ
が排出される際に収縮できるものなら、いずれも採用で
きる。前記構成を有する本実施例に係る現像液供給装置
の動作を説明すれば以下の通りである。印刷機の作動の
ために電源をオンにすると、第１弁53はインキ供給経路
21とキャリア供給経路11を選択的に開放し、前記インキ
カートリッジ20及びキャリアカートリッジ10にそれぞれ
蓄積されたインキと液状キャリアを現像液貯蔵タンク40
に供給する。供給されたインキと液状キャリアは相互に
混合され、所定濃度及び液位の現像液になる。この時、
前記インキカートリッジ20内のインキが流れ出るに従っ
てインキカートリッジ20は収縮し、これにより前記プロ
セスタンク50内の空きはインキカートリッジ20の収縮量
に見合う分だけ相対的に増える。次に、前記現像液貯蔵
タンク40内の現像液は第２ポンプ32の駆動力により現像
液供給経路34に沿って現像ユニット30に供給される。こ
の時、現像液排出経路35は第２弁33により閉鎖されたま
ま維持される。従って、感光ベルト70に形成される静電
潜像は供給される現像液を使用して現像される。この
時、前記感光ベルト70に供給された過剰の現像液はスキ
ーズローラ（図示せず）などの回収手段により取出さ
れ、経路31を介して現像液貯蔵タンク40に納まる。印刷
作業の最中、前述のような印刷条件によりインキとキャ
リアの消耗量が基準値から外れると、経路31を介して回
収される現像液の濃度は現像液供給経路34を介して供給
される現像液の濃度と異なる場合があり、結局現像液貯
蔵タンク40内に蓄積された現像液の濃度が変わってしま
う。この場合、濃度感知器44が現像液の異常な濃度を感
知し、その感知信号を制御部（図示せず）に伝送する。
制御部は前記信号によって印刷作業を止め、第２弁33を
作動して現像液供給経路34を遮断し、現像液排出経路35
を開放させる。従って、現像液貯蔵タンク40内の現像液
は第２ポンプ32の駆動によりプロセスタンク50に排出さ
れる。前記現像液貯蔵タンク40内の現像液をプロセスタ
ンク50に排出させるのは、新しいインキと液状キャリア
を供給するために現像液貯蔵タンク40内の空間を確保す
るためである。この時、現像液の排出量は適宜調節でき
る。次に、第１弁53を作動してインキ及び液状キャリア
を現像液貯蔵タンク40に供給し、適正濃度の現像液を製
造する。本発明によるに、現像液貯蔵タンク40内の現像
液の一部がプロセスタンク50に排出されることから、現
像液の濃度及び液位調整が容易になる。さらには、印刷
が進む間に前記インキカートリッジ20はその内部インキ
が排出されることにより体積が減少し、前記プロセスタ
ンク50は現像液が流れ込まれるに従いその空きが縮まっ
てくる。これを考慮して、収縮可能なインキカートリッ
ジ20をプロセスタンク50内に設けることで、前記インキ
カートリッジ20の収縮により生じる空間が利用でき、空
間活用への効率を高めると共に、装置のコンパクト化を
図ることができる。したがって、前記プロセスタンク50
の容積は現像液貯蔵タンク40より供給される現像液の量
とインキカートリッジ20からのインキ排出量などを考慮
した上で決まる。 （実施例） 本発明の一実施例に係る現像液供給装置の構成を図２に
示す。図１において述べられた符号と同様な構成要素は
同様の機能を有する同一部材である。本実施例による
に、プロセスタンク50はリサイクル経路51によりソレノ
イド３方弁などの第１の弁53a に連結される。従って、
前記プロセスタンク50内の現像液は前記リサイクル経路
51及び第１の弁53a により現像液貯蔵タンク40に供給さ
れ、リサイクルできる。前記プロセスタンク50には第２
濃度感知器56が設けられ、プロセスタンク50内の現像液
の濃度を測定して、現像液貯蔵タンク40に供給される現
像液の量を決める。本実施例に係る現像液供給装置の動
作において、現像液貯蔵タンク40から排出される現像液
がプロセスタンク50に所定量蓄積されると、前記濃度感
知器56により現像液の濃度が測定され、情報信号が制御
部（図示せず）に送られる。次に、前記制御部は第１の
弁53a を駆動してキャリア供給経路11、インキ供給経路
21及びリサイクル経路51を選択的に開放し、液状キャリ
ア及びインキと共にプロセスタンク50内の現像液をも現
像液貯蔵タンク40に供給する。この場合、前記制御部は
送られた現像液の濃度情報に基づいてインキ及び液状キ
ャリアの供給量を適宜調節することにより、現像液貯蔵
タンク40内の最終現像液が適正濃度及び液位を維持す
る。本実施例においては、前記プロセスタンク50内に蓄
積された現像液を循環タンク40に再供給することで、リ
サイクルが可能になる。この際、前記プロセスタンク50
内に生じる空きは、現像液の流出による空きと前記イン
キカートリッジ20の収縮による空きとの合計になる。
明の好適な実施例につき説明する。 （前提例） 本発明の前提例に係る現像液供給装置の構成を示す図１
を参照するに、キャリアカートリッジ10には液状キャリ
アが、且つインキカートリッジ20には濃縮インキがそれ
ぞれ蓄積されている。前記キャリアカートリッジ10とイ
ンキカートリッジ20とは使用後新しいカートリッジと取
替え可能である。前記キャリアカートリッジ10及びイン
キカートリッジ20はそれぞれキャリア供給経路11及びイ
ンキ供給経路21を介してソレノイド２方弁などの第１弁
53に連結される。前記第１弁53はキャリア供給経路11と
インキ供給経路21とを選択的に開閉することで、第１ポ
ンプ55の駆動力によりインキ及び液状キャリアをインキ
／キャリア供給経路54を介して現像液貯蔵タンク40に供
給する。前記現像液貯蔵タンク40には、その内部に入っ
ている現像液の液位及び濃度をそれぞれ感知するレベル
感知器42及び第１濃度感知器44がそれぞれ設けられてい
る。さらに、前記現像液貯蔵タンク40はインキと液状キ
ャリアとが混合された現像液を第２ポンプ32の駆動によ
り現像液供給経路34を介して現像ユニット30に供給す
る。前記現像ユニット30は現像液貯蔵タンク40から供給
された現像液を使用し、感光ベルト70に形成される静電
潜像を現像する。前記現像液供給経路34には、ソレノイ
ド２方弁など第２弁33が設けられ、この第２弁33は現像
液供給経路34及び現像液排出経路35を選択的に開閉し、
前記現像液貯蔵タンク40内の現像液が現像液供給経路34
及び現像液排出経路35を介してそれぞれ現像ユニット30
及びプロセスタンク50に排出されるようにする。図にお
いて符号60は感光ベルト70の静電潜像に吸着された液状
キャリアを回収する乾燥部であり、ここで回収された液
状キャリアは回収管61を経てキャリアカートリッジ10に
復帰する。本発明によるに、前記インキカートリッジ20
はプロセスタンク50の内部に設けられる。前記インキカ
ートリッジ20はその側壁にひだ85が形成され畳み可能で
あるため、該体積が変化され得る。すなわち、インキが
前記インキカートリッジ20から排出されながら生じる内
部真空またはプロセスタンク50内に流れ込まれる現像液
の圧力により収縮される。前記インキカートリッジは本
実施例に限定されることなく、例えば、ゴム風船または
ザバラなどのように、インキカートリッジ20内のインキ
が排出される際に収縮できるものなら、いずれも採用で
きる。前記構成を有する本実施例に係る現像液供給装置
の動作を説明すれば以下の通りである。印刷機の作動の
ために電源をオンにすると、第１弁53はインキ供給経路
21とキャリア供給経路11を選択的に開放し、前記インキ
カートリッジ20及びキャリアカートリッジ10にそれぞれ
蓄積されたインキと液状キャリアを現像液貯蔵タンク40
に供給する。供給されたインキと液状キャリアは相互に
混合され、所定濃度及び液位の現像液になる。この時、
前記インキカートリッジ20内のインキが流れ出るに従っ
てインキカートリッジ20は収縮し、これにより前記プロ
セスタンク50内の空きはインキカートリッジ20の収縮量
に見合う分だけ相対的に増える。次に、前記現像液貯蔵
タンク40内の現像液は第２ポンプ32の駆動力により現像
液供給経路34に沿って現像ユニット30に供給される。こ
の時、現像液排出経路35は第２弁33により閉鎖されたま
ま維持される。従って、感光ベルト70に形成される静電
潜像は供給される現像液を使用して現像される。この
時、前記感光ベルト70に供給された過剰の現像液はスキ
ーズローラ（図示せず）などの回収手段により取出さ
れ、経路31を介して現像液貯蔵タンク40に納まる。印刷
作業の最中、前述のような印刷条件によりインキとキャ
リアの消耗量が基準値から外れると、経路31を介して回
収される現像液の濃度は現像液供給経路34を介して供給
される現像液の濃度と異なる場合があり、結局現像液貯
蔵タンク40内に蓄積された現像液の濃度が変わってしま
う。この場合、濃度感知器44が現像液の異常な濃度を感
知し、その感知信号を制御部（図示せず）に伝送する。
制御部は前記信号によって印刷作業を止め、第２弁33を
作動して現像液供給経路34を遮断し、現像液排出経路35
を開放させる。従って、現像液貯蔵タンク40内の現像液
は第２ポンプ32の駆動によりプロセスタンク50に排出さ
れる。前記現像液貯蔵タンク40内の現像液をプロセスタ
ンク50に排出させるのは、新しいインキと液状キャリア
を供給するために現像液貯蔵タンク40内の空間を確保す
るためである。この時、現像液の排出量は適宜調節でき
る。次に、第１弁53を作動してインキ及び液状キャリア
を現像液貯蔵タンク40に供給し、適正濃度の現像液を製
造する。本発明によるに、現像液貯蔵タンク40内の現像
液の一部がプロセスタンク50に排出されることから、現
像液の濃度及び液位調整が容易になる。さらには、印刷
が進む間に前記インキカートリッジ20はその内部インキ
が排出されることにより体積が減少し、前記プロセスタ
ンク50は現像液が流れ込まれるに従いその空きが縮まっ
てくる。これを考慮して、収縮可能なインキカートリッ
ジ20をプロセスタンク50内に設けることで、前記インキ
カートリッジ20の収縮により生じる空間が利用でき、空
間活用への効率を高めると共に、装置のコンパクト化を
図ることができる。したがって、前記プロセスタンク50
の容積は現像液貯蔵タンク40より供給される現像液の量
とインキカートリッジ20からのインキ排出量などを考慮
した上で決まる。 （実施例） 本発明の一実施例に係る現像液供給装置の構成を図２に
示す。図１において述べられた符号と同様な構成要素は
同様の機能を有する同一部材である。本実施例による
に、プロセスタンク50はリサイクル経路51によりソレノ
イド３方弁などの第１の弁53a に連結される。従って、
前記プロセスタンク50内の現像液は前記リサイクル経路
51及び第１の弁53a により現像液貯蔵タンク40に供給さ
れ、リサイクルできる。前記プロセスタンク50には第２
濃度感知器56が設けられ、プロセスタンク50内の現像液
の濃度を測定して、現像液貯蔵タンク40に供給される現
像液の量を決める。本実施例に係る現像液供給装置の動
作において、現像液貯蔵タンク40から排出される現像液
がプロセスタンク50に所定量蓄積されると、前記濃度感
知器56により現像液の濃度が測定され、情報信号が制御
部（図示せず）に送られる。次に、前記制御部は第１の
弁53a を駆動してキャリア供給経路11、インキ供給経路
21及びリサイクル経路51を選択的に開放し、液状キャリ
ア及びインキと共にプロセスタンク50内の現像液をも現
像液貯蔵タンク40に供給する。この場合、前記制御部は
送られた現像液の濃度情報に基づいてインキ及び液状キ
ャリアの供給量を適宜調節することにより、現像液貯蔵
タンク40内の最終現像液が適正濃度及び液位を維持す
る。本実施例においては、前記プロセスタンク50内に蓄
積された現像液を循環タンク40に再供給することで、リ
サイクルが可能になる。この際、前記プロセスタンク50
内に生じる空きは、現像液の流出による空きと前記イン
キカートリッジ20の収縮による空きとの合計になる。
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、以下
のような効果が得られる。 現像ユニットに現像液を
供給する現像液貯蔵タンクとは別途のプロセスタンクを
用意し、現像液貯蔵タンク内の余分な現像液をプロセス
タンクへ排出させることで、現像液貯蔵タンク内におけ
る現像液の濃度及び液位が所定値を維持するように容易
に調節することができる。 また、第１濃度感知器に
より現像液貯蔵タンク内の現像液の濃度を測定し、現像
液貯蔵タンク内の現像液の濃度が所定濃度でない場合に
は、第２弁が現像液排出経路及び現像液供給経路を開、
閉して現像液貯蔵タンク内の現像液をプロセスタンクに
排出させるため、現像液貯蔵タンク内の現像液の濃度を
常に適正値に調整できると共に、現像液の濃度偏差なし
にプロセスタンク内に回収された現像液をリサイクルで
きる。 さらに、現像液貯蔵タンクから余分な現像液
を回収するプロセスタンク内にインキカートリッジを設
けることにより、インキカートリッジを別個に設ける場
合よりも空間活用への効率を高め、装置の省スペース化
を促進できると共に、システムのコンパクト化を図るこ
とができる。 また、インキ供給経路、キャリア供給
経路及び前記リサイクル経路を選択的に開閉させる第１
弁と、プロセスタンク内の現像液の濃度を測定する第２
濃度感知器とをさらに有し、第２濃度感知器により測定
されたプロセスタンク内の現像液の濃度に基づいて第２
弁がインキ供給経路、キャリア供給経路及びリサイクル
経路を選択的に開閉させることにより、現像液貯蔵タン
ク内における現像液の濃度及び液位が所定値を維持する
ように現像液貯蔵タンクに供給されるインキ、液状キャ
リア及びプロセスタンクから供給される現像液の供給量
を適正値に調節す ることができる。
のような効果が得られる。 現像ユニットに現像液を
供給する現像液貯蔵タンクとは別途のプロセスタンクを
用意し、現像液貯蔵タンク内の余分な現像液をプロセス
タンクへ排出させることで、現像液貯蔵タンク内におけ
る現像液の濃度及び液位が所定値を維持するように容易
に調節することができる。 また、第１濃度感知器に
より現像液貯蔵タンク内の現像液の濃度を測定し、現像
液貯蔵タンク内の現像液の濃度が所定濃度でない場合に
は、第２弁が現像液排出経路及び現像液供給経路を開、
閉して現像液貯蔵タンク内の現像液をプロセスタンクに
排出させるため、現像液貯蔵タンク内の現像液の濃度を
常に適正値に調整できると共に、現像液の濃度偏差なし
にプロセスタンク内に回収された現像液をリサイクルで
きる。 さらに、現像液貯蔵タンクから余分な現像液
を回収するプロセスタンク内にインキカートリッジを設
けることにより、インキカートリッジを別個に設ける場
合よりも空間活用への効率を高め、装置の省スペース化
を促進できると共に、システムのコンパクト化を図るこ
とができる。 また、インキ供給経路、キャリア供給
経路及び前記リサイクル経路を選択的に開閉させる第１
弁と、プロセスタンク内の現像液の濃度を測定する第２
濃度感知器とをさらに有し、第２濃度感知器により測定
されたプロセスタンク内の現像液の濃度に基づいて第２
弁がインキ供給経路、キャリア供給経路及びリサイクル
経路を選択的に開閉させることにより、現像液貯蔵タン
ク内における現像液の濃度及び液位が所定値を維持する
ように現像液貯蔵タンクに供給されるインキ、液状キャ
リア及びプロセスタンクから供給される現像液の供給量
を適正値に調節す ることができる。
【図１】本発明の前提例に係る湿式電子写真方式印刷機
の現像液供給装置を示す概略的な構成図である。
の現像液供給装置を示す概略的な構成図である。
【図２】本発明の一実施例に係る湿式電子写真方式印刷
機の現像液供給装置を示す概略的な構成図である。
機の現像液供給装置を示す概略的な構成図である。
10 キャリアカートリッジ 11 キャリア供給経路 20 インキカートリッジ 21 インキ供給経路 30 現像ユニット 31 経路 32 第２ポンプ 33 第２弁 34 現像液供給経路 35 現像液排出経路 40 現像液貯蔵タンク 42 レベル感知器 44 濃度感知器 50 プロセスタンク 51 リサイクル経路 53 第１弁 54 インキ／キャリア供給経路 55 第１ポンプ 60 乾燥部 61 回収管 70 感光ベルト 85 ひだ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−10732（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−184373（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−298370（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−36780（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−137285（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−19686（ＪＰ，Ａ) 実開 昭54−8451（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−32841（ＪＰ，Ｕ) 特表 平５−503594（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G03G 15/10 - 15/11
Claims (1)
- 【請求項１】 液状キャリアとインキとが混合された現
像液を蓄積し、現像液供給経路を介して現像ユニットに
前記現像液を供給する現像液貯蔵タンクと、 現像液排出経路を介して前記現像液貯蔵タンク内に蓄積
された現像液が排出蓄積されるプロセスタンクと、前記プロセスタンク内の現像液を前記現像液貯蔵タンク
に供給するためのリサイクル経路と、 前記プロセスタンク内に側壁にひだを有して収縮可能に
設けられ、前記プロセスタンク内の現像液の圧力により
前記インキを吐出させ、インキ供給経路を介して前記イ
ンキを前記現像液貯蔵タンクに供給するインキカートリ
ッジと、 キャリア供給経路を介して前記液状キャリアを前記現像
液貯蔵タンクに供給するキャリアカートリッジと、 前記現像液貯蔵タンク内の現像液の濃度を測定する第１
濃度感知器と、 前記プロセスタンク内の現像液の濃度を測定する第２濃
度感知器と 、前記インキ供給経路、前記キャリア供給経路及び前記リ
サイクル経路を選択的に開閉させる第１弁と、 前記現像液排出経路と現像液供給経路とを選択的に開閉
させる第２弁とをさらに有し、 前記第１濃度感知器により感知された現像液の濃度が所
定濃度でない場合、前記第２弁により前記現像液供給経
路は閉鎖される一方、前記現像液排出経路は開放されて
前記現像液貯蔵タンク内の現像液を前記プロセスタンク
に排出させ、前記第２濃度感知器により測定された現像
液の濃度に基づいて前記第１弁が前記インキ供給経路、
前記キャリア供給経路及び前記リサイクル経路を選択的
に開閉させることにより、現像液貯蔵タンクに供給され
る前記インキ、前記液状キャリア及び前記現像液の量が
調節されること を特徴とする湿式電子写真方式印刷機の
現像液供給装置。
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