JP2001201943A - 静電式湿式電子写真方式印刷機の現像液調整装置 - Google Patents

静電式湿式電子写真方式印刷機の現像液調整装置

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JP2001201943A
JP2001201943A JP2000007382A JP2000007382A JP2001201943A JP 2001201943 A JP2001201943 A JP 2001201943A JP 2000007382 A JP2000007382 A JP 2000007382A JP 2000007382 A JP2000007382 A JP 2000007382A JP 2001201943 A JP2001201943 A JP 2001201943A
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toner
supply pump
carrier
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Yoshihiro Hagiwara
良広 萩原
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Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像液のトナー濃度や体積を正常な値に保っ
て長時間に亘る連続的な印刷動作を実施できるようにす
る。 【解決手段】 貯蔵タンク3y内の現像液のトナー濃度
および体積を測定する濃度センサ11yとレベルセンサ
12yを設け、印刷動作中にセンサ11y,12yで検
出される測定値に基づいてキャリア供給ポンプ6および
トナー供給ポンプ7yをリアルタイムで駆動制御し、濃
縮トナーまたは液状キャリアを貯蔵タンク3yに供給す
ることにより貯蔵タンク3y内の現像液の体積およびト
ナー濃度を所定の範囲内に保持する。印刷動作中にリア
ルタイムで濃度および体積調整を実施することにより、
現像液調整のための休止期間を不要とし、長時間に亘る
連続的な印刷動作を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電式湿式電子写
真方式印刷機の現像液調整装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】貯蔵タンクに供給される液状キャリアや
濃縮トナーの量を制御することによって貯蔵タンク内の
現像液のトナー濃度や体積を所定の範囲内に保持するよ
うにした静電式湿式電子写真方式印刷機が、例えば、特
開平7−44025号或いは特開平11−282256
号として既に公知である。
【0003】この種の静電式湿式電子写真方式印刷機
は、貯蔵タンク内の現像液のトナー濃度を測定するため
の濃度センサや貯蔵タンク内の現像液の体積を測定する
ためのレベルセンサを備え、これらのセンサによって検
出された測定値に基づいて制御手段が演算処理を行って
キャリア供給ポンプやトナー供給ポンプを駆動制御する
ことで貯蔵タンク内の現像液のトナー濃度や体積を所定
の範囲内に保持するようになっている。
【0004】つまり、現像液のトナー濃度が必要以上に
高い場合にはキャリア供給ポンプを駆動して液状キャリ
アを貯蔵タンクに補充することによってトナー濃度を下
げる一方、トナー濃度が低い場合には、トナー供給ポン
プを駆動して濃縮トナーを貯蔵タンクに補充することで
トナー濃度を上げるといった処理が行われるのである。
また、貯蔵タンク内の現像液の体積が必要以上に増大し
た場合には現像液排出ポンプを駆動して余剰分の現像液
を排出し、現像液の体積が不十分となった場合には、キ
ャリア供給ポンプを駆動して液状キャリアを貯蔵タンク
に補充することで現像液の量を増やすことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−44025号或いは特開平11−282256号で
開示された従来の静電式湿式電子写真方式印刷機では、
実際にキャリア供給ポンプやトナー供給ポンプが駆動制
御されるのは印刷動作が行われていない時間帯に限られ
ており、このため、長時間に亘って連続的な印刷動作を
行うと、現像液のトナー濃度や体積が不適切な値にまで
変動してしまい、正常な印刷が困難になるといった可能
性があった。印刷動作が行われている間はキャリア供給
ポンプやトナー供給ポンプが作動しないからである。
【0006】また、現像液の体積が不十分となった場合
には、キャリア供給ポンプのみが駆動されて液状キャリ
アが供給されるので、現像液のトナー濃度が一時的に減
少するといった弊害が生じる場合もある。
【0007】更に、現像液を貯蔵する貯蔵タンクと現像
器との間、および、現像器で使用された現像液を貯蔵タ
ンクに帰還させるための現像液帰還通路の部分に関して
は常に開放の状態とされていたため、長時間に亘って装
置を放置すると、この部分から液状キャリアが揮発して
現像液の濃度が上昇し、次の印刷動作に際して支障を生
じるという問題があった。
【0008】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、前記従来技術
の欠点を解消し、現像液のトナー濃度や体積を常に正常
な値に保って長時間に亘る連続的な印刷動作を支障なく
行うことができ、更には、装置を放置した場合であって
も不用意に液状キャリアが揮発することのない静電式湿
式電子写真方式印刷機の現像液調整装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、現像液を貯蔵
する貯蔵タンクと、液状キャリアを貯蔵するキャリアカ
ートリッジと、液状の濃縮トナーを貯蔵するトナーカー
トリッジと、キャリアカートリッジ内の液状キャリアを
貯蔵タンクに供給するキャリア供給ポンプと、トナーカ
ートリッジ内の濃縮トナーを貯蔵タンクに供給するトナ
ー供給ポンプと、貯蔵タンク内に供給された液状キャリ
アと濃縮トナーを攪拌して現像液とする貯蔵タンク用攪
拌器と、貯蔵タンクから供給される現像液によって現像
処理を行う現像器と、この現像器で使用された現像液を
貯蔵タンクに帰還させる現像液帰還通路と、貯蔵タンク
内の余剰現像液をトナーカートリッジに排出する現像液
排出手段とを備えた静電式湿式電子写真方式印刷機の現
像液調整装置であり、前記目的を達成するため、特に、
貯蔵タンク内の現像液のトナー濃度を測定する濃度セン
サと、貯蔵タンク内の現像液の体積を測定するレベルセ
ンサとを設けると共に、印刷動作中に濃度センサおよび
レベルセンサによって検出される測定値に基づいてキャ
リア供給ポンプおよびトナー供給ポンプをリアルタイム
で駆動制御し、貯蔵タンク内の現像液の体積およびトナ
ー濃度を調整して貯蔵タンク内の現像液のトナー濃度と
体積を所定の範囲内に保持する制御手段を配備したこと
を特徴とする構成を有する。
【0010】このように、貯蔵タンク内の現像液のトナ
ー濃度や体積を印刷動作中に測定し、これらの測定値に
基づいてキャリア供給ポンプおよびトナー供給ポンプを
リアルタイムで駆動制御する構成であるため、印刷動作
中においても現像液のトナー濃度や体積の調整が可能で
ある。従って、長時間に亘って連続的な印刷動作を行っ
た場合であっても現像液のトナー濃度や体積は適切な範
囲に保持され、常に適切な印刷動作を行うことが可能と
なる。
【0011】更に、現像液排出手段は現像液排出ポンプ
によって構成することが可能である。この場合、前記制
御手段に現像液排出ポンプ制御機能を付加し、キャリア
供給ポンプおよびトナー供給ポンプに加えて現像液排出
ポンプも前記制御手段によって駆動制御するようにす
る。
【0012】貯蔵タンクからのオーバーフローを利用し
て現像液排出手段を構成することも可能であるが、そう
した場合、現像液のトナー濃度の調整のために濃縮トナ
ーや液状キャリアを補充した時にオーバーフローが生じ
ると、以前から貯蔵タンク内に存在していた未調整の現
像液、または、新たに投入された攪拌前の濃縮トナーや
液状キャリアのみがオーバーフローする可能性があり、
正常な濃度調整が行われなくなる場合がある。現像液排
出ポンプを駆動制御して貯蔵タンク内の現像液の水位を
一定範囲に保持することにより、不用意なオーバーフロ
ーが防止され、濃縮トナーや液状キャリアの補充による
適切な濃度調整が行われるようになり、特に、印刷動作
中の濃度調整に適する。
【0013】また、前記制御手段には、現像液の体積補
充のみの実行に際して予め設定された時間だけキャリア
供給ポンプとトナー供給ポンプを駆動する標準濃度現像
液供給機能を装備することが望ましい。
【0014】このような構成においてキャリア供給ポン
プとトナー供給ポンプの作動時間の割合を適切に設定す
ることにより、標準濃度の現像液が貯蔵タンクに供給さ
れるようになる。従って、液状キャリアのみの補充によ
ってトナー濃度が変動するといった従来技術の欠点が解
消される。
【0015】更に、貯蔵タンクを密閉構造として現像器
と貯蔵タンクとの間および現像液帰還通路の各々に常閉
型のバルブを配備し、前記制御手段に、印刷動作の開始
と終了を検出して前記バルブを開閉するバルブ開閉機能
を設けることが可能である。
【0016】この構成によれば、印刷動作が行われてい
ない状況下で貯蔵タンクが常に完全密閉状態となり、液
状キャリアの揮発による現像液の濃度変化が防止され
る。
【0017】現像器と貯蔵タンクとの間および現像液帰
還通路の各々に常閉型のバルブを配備した構成を適用し
た場合、貯蔵タンク内の現像液の体積調整とトナー濃度
の調整に際してバルブの閉鎖を禁止するバルブ閉鎖遅延
機能を前記制御手段に付加するとよい。
【0018】この構成によれば、印刷動作が終了した後
も現像液の体積調整とトナー濃度の調整が完了するまで
の間は貯蔵タンクと現像器との間で現像液の循環状態が
保持される。従って、印刷動作終了間際の段階で現像液
の体積調整やトナー濃度の調整が開始された場合であっ
ても、貯蔵タンクと現像器とを接続する流路に未調整の
現像液が残ることはなく、現像器は次の印刷動作の開始
時点から最適な濃度の現像液を使用した処理を開始する
ことができる。
【0019】カラー対応の静電式湿式電子写真方式印刷
機の場合は、貯蔵タンク,貯蔵タンク用攪拌器,トナー
カートリッジ,トナー供給ポンプ,現像液供給ポンプ,
現像液帰還通路,濃度センサおよびレベルセンサの組を
現像器の数に合わせて複数配備する必要があるが、キャ
リアカートリッジとキャリア供給ポンプに関しては一組
だけ配備すれば十分である。
【0020】この場合、各貯蔵タンクとキャリア供給ポ
ンプとの間を各貯蔵タンク毎に設けられた常閉型のキャ
リア供給バルブで接続し、体積およびトナー濃度調整の
対象となる貯蔵タンクに対応したトナー供給ポンプ,現
像液排出ポンプ,濃度センサ,レベルセンサおよび開放
の対象となるキャリア供給バルブを選択する選択機能を
前記制御手段に配備するようにする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
カラー対応の静電式湿式電子写真方式印刷機に適用した
場合の一実施形態について説明する。
【0022】図1はカラー対応のために配備された複数
の現像器の内から特定の現像器2yを取り出して現像液
調整装置各部との関わりを示したブロック図である。
【0023】図1に示される通り、本実施形態の現像液
調整装置1は、概略において、現像器2y,貯蔵タンク
3y,キャリアカートリッジ4,トナーカートリッジ5
y,キャリア供給ポンプ6,トナー供給ポンプ7y,貯
蔵タンク用攪拌器8y,現像液帰還通路9y,現像液排
出ポンプ10y,現像液供給ポンプ13y,濃度センサ
11yおよびレベルセンサ12yによって構成される。
【0024】また、キャリアカートリッジ4にはカート
リッジ内部の液状キャリアを攪拌するためのキャリアカ
ートリッジ用攪拌器14が配備され、トナーカートリッ
ジ5yには、カートリッジ内部の濃縮トナーを攪拌する
ためのトナーカートリッジ用攪拌器15yが配備されて
いる。
【0025】このうち、少なくとも、キャリア供給ポン
プ6,トナー供給ポンプ7y,現像液排出ポンプ10y
および現像液供給ポンプ13yの各々は、CPUおよび
メモリ等で構成される制御手段によって駆動制御される
ようになっており、また、濃度センサ11yおよびレベ
ルセンサ12yによって測定される現像液の濃度と体積
の情報が制御手段となるCPU(以下、単にCPUとい
う)に入力されるようになっている。
【0026】更に、本実施形態においては、現像器2y
と現像液供給ポンプ13yとの間、および、現像液帰還
通路9y上の各々に常閉型のバルブ16y,17yが設
けられ、CPUによって開閉制御されるようになってい
る。
【0027】つまり、キャリア供給ポンプ6とトナー供
給ポンプ7yとを駆動してキャリアカートリッジ4内の
液状キャリアとトナーカートリッジ5y内の濃縮トナー
とを貯蔵タンク3yに送り込み、貯蔵タンク用攪拌器8
yで攪拌することによって適切な濃度の現像液を生成し
て貯蔵タンク3yに貯溜し、この現像液を現像液供給ポ
ンプ13yで現像器2yに送出して所定の印刷処理を行
わせる構成である。また、現像器2yで使用された現像
液は現像液帰還通路9yを介して貯蔵タンク3yに回収
され、貯蔵タンク3y内の過剰な現像液は、現像液排出
ポンプ10yを駆動することによってトナーカートリッ
ジ5yに回収されるようになっている。
【0028】前述した通り、この実施形態の静電式湿式
電子写真方式印刷機はカラー対応の印刷機であり、各色
現像のための現像器,貯蔵タンク,トナーカートリッ
ジ,トナー供給ポンプ,貯蔵タンク用攪拌器,現像液帰
還通路,現像液排出ポンプ,現像液供給ポンプ,濃度セ
ンサおよびレベルセンサ等の構成要素を、イエロー
(y),マゼンタ(m),シアン(c),ブラック
(k)の各色に対応して、図2に示すように、4系統ず
つ備えている。
【0029】これに対し、キャリアカートリッジ4とキ
ャリア供給ポンプ6は1組のみであり、各貯蔵タンク3
y,3m,3c,3kとキャリア供給ポンプ6との間に
設けられた各貯蔵タンク毎のキャリア供給バルブ18
y,18m,18c,18kの何れか一つを選択的に開
放してキャリア供給ポンプ6を作動させることによっ
て、所望する貯蔵タンクに液状キャリアを送り込むよう
になっている。
【0030】次に、図3〜図9のフローチャートを参照
して制御手段となるCPUの処理動作の概略を説明す
る。
【0031】このうち、図3は常閉型のバルブ16y,
17y等の開閉制御に関連したバルブ開閉処理の概略を
示すフローチャート、また、図4は現像液の濃度調整や
体積調整を実施するタイミングを決めるためのタイマ処
理の概略を示すフローチャート、更に、図5〜図9は実
質的な濃度調整や体積調整に関連する調整処理の概略を
示すフローチャートであり、何れの処理も、いわゆるマ
ルチタスク処理によって所定周期毎に繰り返し実行され
るようになっている。
【0032】CPUによって実行されるタスクとして
は、この他にも、印刷や用紙の供給に関するもの等を始
めとして様々なものがあるが、これらの点に関しては本
発明の要旨と直接の関わりはないので説明を省略する。
【0033】ここでは、一例として、イエローの現像に
対応して設けられた貯蔵タンク3yに貯溜された現像液
の濃度および体積の調整に関連した制御、即ち、制御対
象をキャリア供給ポンプ6,トナー供給ポンプ7y,現
像液排出ポンプ10y,バルブ16y,バルブ17y,
バルブ18yに限定した制御について説明するが、貯蔵
タンク3m,3c,3kに貯溜された現像液の濃度およ
び体積を調整する場合の処理も、制御対象となるトナー
供給ポンプや現像液排出ポンプおよび各種バルブ類等が
相違するだけであり、実質的な処理内容に関しては貯蔵
タンク3yの現像液に対する調整処理の場合と全く同様
である。
【0034】そこで、バルブ開閉処理(図3参照)を開
始したCPUは、まず、印刷開始指令が入力されている
か否か、つまり、印刷動作を開始する必要があるか否か
を判別し(ステップa1)、印刷開始指令が入力されて
いなければ、更に、印刷動作の実行中を示す印刷動作実
行フラグF0がセットされているか否かを判別する(ス
テップa4)。
【0035】通常、電源投入直後の段階では印刷開始指
令は入力されず、また、印刷動作実行フラグF0も電源
投入時の初期化処理によってリセット状態に保持されて
いるので、ステップa1およびステップa4の判別結果
は共に偽となり、CPUは、所定周期毎のバルブ開閉処
理においてステップa1およびステップa4の判別処理
のみを繰り返し実行しながら印刷開始指令の入力を待機
することになる。この間、常閉型のバルブ16y,17
yの閉鎖状態が保持され、貯蔵タンク3yからの不用意
な液状キャリアの揮発が防止される。貯蔵タンク3y自
体は完全な密閉構造である。
【0036】このような処理が繰り返し実行される間に
印刷開始指令が入力されると、バルブ開閉機能実現手段
としてのCPUは、ステップa1の判別処理で印刷開始
指令の入力を検出して貯蔵タンク3yに対応する常閉型
のバルブ16y,17yを開き、また、現像液供給ポン
プ13yを作動させて貯蔵タンク3yと現像器2yとの
間での現像液の循環を開始させ、同時に、攪拌器8y,
14,15yの作動を開始させて現像液と液状キャリア
および濃縮トナーの攪拌を開始して印刷に備えると共
に、選択機能実現手段としてのCPUは、キャリア供給
バルブ18yを開いてキャリア供給ポンプ6の接続先を
貯溜タンク3yに特定する(ステップa2)。そして、
CPUは、印刷動作実行フラグF0をセットして印刷動
作の開始を記憶し(ステップa3)、この周期のバルブ
開閉処理を終了する。
【0037】印刷動作実行フラグF0がセットされる結
果、次周期以降のバルブ開閉処理では、ステップa1お
よびステップa4の判別処理実行後、ステップa5の判
別処理において印刷データに残りがあるか否かが判定さ
れることになる。そして、印刷データに残りがあれば、
CPUは、この周期のバルブ開閉処理をこのまま終了
し、印刷データの残りが無くなるまでの間、次周期以降
のバルブ開閉処理で、ステップa1,ステップa4およ
びステップa5の判別処理のみを繰り返し実行すること
になる。
【0038】そして、最終的に印刷処理が完了し、印刷
データが無くなったことがステップa5の判別処理で確
認されると、CPUは、更に、調整実行過程記憶フラグ
F2がリセットされているか否かを判別する(ステップ
a6)。
【0039】なお、調整実行過程記憶フラグF2は後述
する別タスクの調整処理(図5〜図9参照)によって設
定されるフラグである。このフラグF2には、現像液の
濃度および体積の測定中においては値1が、現像液の排
出処理中においては値2が、また、濃縮トナーの供給処
理中においては値3が、液状キャリアの供給処理中にお
いては値4が設定されるようになっており、その値が完
全に0にリセットされるのは、これらの処理が行われて
いない場合、つまり、現像液の濃度および体積調整に関
連した処理が全く行われていない場合に限られる。
【0040】ここで、ステップa6の判別結果が真とな
った場合には、現像液の濃度および体積調整に関連した
処理が全く行われていないことを意味する。従って、こ
の場合、バルブ開閉機能実現手段としてのCPUは、印
刷データが終了したことを確認した時点で直ちに現像液
供給ポンプ13yの作動を停止させて常閉型のバルブ1
6y,17yを閉鎖し、貯蔵タンク3yと現像器2yと
の間での現像液の循環処理を停止させ(ステップa
7)、印刷動作実行フラグF0をリセットして一連の印
刷処理が完了したことを記憶し(ステップa8)、この
周期のバルブ開閉処理を終了する。従って、常閉型のバ
ルブ16y,17yが開かれているのは実際の印刷動作
が行われている間だけであり、これにより、貯蔵タンク
3yにおける不用意な液状キャリアの揮発が防止され
る。
【0041】このような処理が行われた場合、印刷動作
実行フラグF0はリセットされるので、次周期以降のバ
ルブ開閉処理では前記と同様にしてステップa1および
ステップa4の判別処理のみが繰り返し実行され、CP
Uは、新たな印刷開始指令の入力を待つ待機状態に入
る。
【0042】一方、ステップa6の判別結果が偽となっ
た場合は、現像液の濃度および体積調整に関連した何ら
かの処理が行われていることを意味する。従って、この
場合、バルブ閉鎖遅延機能実現手段としてのCPUは、
ステップa7およびステップa8の処理を非実行として
当該周期のバルブ開閉処理を終了し、そのまま次周期以
降の処理でステップa1およびステップa4〜ステップ
a6の処理を繰り返し実行して、現像液の濃度および体
積調整に関連した処理が終わるのを待つ。
【0043】そして、最終的に、後述する別タスクの調
整処理(図5〜図9参照)によって調整実行過程記憶フ
ラグF2がリセットされ、現像液の濃度および体積調整
に関連した処理が完了したことがステップa6の判別処
理によって確認されると、バルブ閉鎖遅延機能実現手段
およびバルブ開閉機能実現手段としてのCPUは、前記
と同様にして、ステップa7およびステップa8の処理
を実行してバルブ16y,17yを閉鎖し、新たな印刷
開始指令の入力を待つ待機状態に入る。
【0044】このようにして、印刷動作それ自体が終了
した後も現像液の濃度および体積調整に関連した処理は
最後まで実施され、しかも、その間はバルブ16y,1
7yの開放状態が保持されて貯蔵タンク3yと現像器2
yとの間での現像液の循環が継続されるので、貯蔵タン
ク3yと現像器2yとの間の流路や現像器2yの内部に
未調整の現像液が残留することことはなく、次の印刷動
作の開始時点から最適な濃度の現像液を使用した処理を
開始することができる。
【0045】次に、タイマ処理(図4参照)におけるC
PUの処理動作の概略について説明する。
【0046】タイマ処理を開始したCPUは、まず、タ
イマ作動状態記憶フラグF1がリセットされているか否
かを判別するが(ステップb1)、電源投入直後の段階
ではフラグF1の値が初期化処理によってリセット状態
に保持されているので、ステップb1の判別結果は必然
的に真となる。従って、CPUは、調整処理の実行周期
を計測する実行周期計測タイマTaをリセットしてスタ
ートさせると共に(ステップb2)、タイマ作動状態記
憶フラグF1をセットし、タイマTaの作動が開始され
たことを記憶する(ステップb3)。
【0047】次いで、CPUは、タイマTaの計測時間
Taが調整処理を実施すべき時間間隔の設定値Tsaに
達しているか否かを判別するが(ステップb4)、タイ
マ始動直後の現段階ではTaの値はTsaに達していな
いので、この判別結果は偽となり、CPUは、このまま
当該周期のタイマ処理を終了する。
【0048】タイマ作動状態記憶フラグF1がセットさ
れる結果、次周期以降のタイマ処理ではステップb1,
ステップb4の判別処理のみが繰り返し実行されること
になり、CPUは、調整処理を実施すべき時間Tsaの
経過を待つ待機状態に入る。
【0049】この設定値Tsaは、現像液の濃度および
体積調整に関連する処理、つまり、現像液の濃度や体積
の測定,現像液の排出,濃縮トナーの供給および液状キ
ャリアの供給に関する一連の処理を実施するに十分な時
間に設定されている必要がある。
【0050】図2の説明で述べたように、この実施形態
ではキャリア供給バルブ18y,18m,18c,18
kの何れか一つを選択的に開放してキャリアカートリッ
ジ4内の液状キャリアを貯蔵タンク3y,3m,3c,
3kの何れか一つに送出するようにしており、基本的
に、2つ以上の貯蔵タンクに同時に液状キャリアを供給
する構成とはなっていない。
【0051】無論、2以上のキャリア供給バルブを同時
に開けば2以上の貯蔵タンクに同時に液状キャリアを供
給することも可能であるが、キャリア供給バルブを同時
に開かれた各々の貯蔵タンクに対して液状キャリアの流
量を個別に制御することは難しく、複数の貯蔵タンクに
供給する液状キャリアの量を最も簡単かつ確実に制御す
る方法は、やはり、キャリア供給バルブの単一的な選択
による貯蔵タンク毎のキャリア供給であって、本実施形
態では、この方法を適用している。
【0052】従って、1つのキャリア供給バルブを選択
的に開いて貯蔵タンク毎に独立して現像液の濃度および
体積調整を実施する必要上、図5〜図9に示した調整処
理もイエロー(y),マゼンタ(m),シアン(c),
ブラック(k)の各色の貯蔵タンク3y,3m,3c,
3k毎に時系列的に独立して実施する必要がある。結果
的に、設定値Tsaとして設定すべき時間の長さは、一
つの貯蔵タンクに対して現像液の濃度および体積調整を
実施するに必要とされる時間の4倍程度の長さとなる
(但し、貯蔵タンクの数が4個の場合)。
【0053】このようにしてステップb1,ステップb
4の判別処理を繰り返し実行する間にタイマTaの計測
時間Taが設定値Tsaに達したことがステップb4の
判別処理で検出されると、CPUは、タイマ作動状態記
憶フラグF1をリセットし(ステップb5)、貯蔵タン
ク3yの現像液の濃度および体積の測定を開始すべきこ
とを示す値1を調整実行過程記憶フラグF2にセットし
て(ステップb6)、測定回数積算カウンタCおよびサ
ブタイマ作動状態記憶フラグF3をリセットし(ステッ
プb7,ステップb8)、この周期のタイマ処理を終了
する。
【0054】このようにしてタイマ作動状態記憶フラグ
F1がリセットされる結果、次周期以降のタイマ処理で
は、前記と同様にして、次の調整処理を開始するタイミ
ングを待つための待機処理、即ち、ステップb1および
ステップb4の判別処理が開始されることになる。
【0055】次に、調整処理(図5〜図9参照)におけ
るCPUの処理動作の概略について説明する。
【0056】貯蔵タンク3yのための調整処理を開始し
たCPUは、まず、調整実行過程記憶フラグF2に現像
液の濃度および体積の測定を開始すべきことを示す値1
がセットされているか否かを判別するが(ステップc
1)、このフラグF2は電源投入時の初期化処理によっ
てリセットされるので、電源投入時の初期段階ではステ
ップc1,ステップc29,ステップc33,ステップ
c43の判別結果は全て偽となる。従って、CPUは、
所定周期毎の調整処理でこれらの判別処理のみを繰り返
し実行し、前述したタイマ処理によって調整実行過程記
憶フラグF2に1がセットされるのを待機することにな
る。
【0057】そして、タイマ処理によって調整実行過程
記憶フラグF2に1がセットされると、CPUは、ステ
ップc1の判別処理でこれを検出し、サブタイマ作動状
態記憶フラグF3がリセットされているか否かを判別す
るが(ステップc2)、サブタイマ作動状態記憶フラグ
F3は前述したタイマ処理のステップb8によって既に
リセットされているので、ステップc2の判別結果は偽
となる。
【0058】そこで、CPUは、現像液の濃度および体
積の測定周期を計測するサブタイマTbをリセットして
スタートさせると共に(ステップc3)、サブタイマ作
動状態記憶フラグF3をセットしてサブタイマTbの作
動開始を記憶する(ステップc4)。そして、選択機能
実現手段としてのCPUは、貯蔵タンク3yに配備され
た濃度センサ11yとレベルセンサ12yの作動を開始
させ(ステップc5)、サブタイマTbの計測時間Tb
が濃度および体積の測定を実施すべき時間間隔の設定値
Tsbに達しているか否かを判別するが(ステップc
6)、サブタイマ始動開始直後の現段階ではタイマTb
の計測値はTsbに達していないので、この判別結果は
偽となり、CPUは、このまま当該周期の調整処理を終
了する。
【0059】サブタイマ作動状態記憶フラグF3がセッ
トされる結果、次周期以降の調整処理ではステップc
1,ステップc2およびステップc6の判別処理のみが
繰り返し実行され、CPUは、濃度および体積の測定を
実施すべき時間Tsbの経過を待つ待機状態に入る。
【0060】そして、このような判別処理を繰り返し実
行する間にサブタイマTbの計測時間Tbが設定値Ts
bに達したことがステップc6の判別処理で検出される
と、選択機能実現手段としてのCPUは、測定回数積算
カウンタCの値をインクリメントし(ステップc7)、
貯蔵タンク3yの濃度センサ11yによって検出された
現像液濃度の値をサンプリング濃度記憶レジスタR1
(c)に記憶する一方(ステップc8)、レベルセンサ
12yによって検出された現像液体積の値をサンプリン
グ体積記憶レジスタR2(c)に一時記憶し(ステップ
c9)、濃度センサ11yおよびレベルセンサ12yを
一旦初期化して(ステップc10)、サブタイマ作動状
態記憶フラグF3をリセットする(ステップc11)。
【0061】次いで、CPUは、測定回数積算カウンタ
Cの値が設定測定回数Tscに達しているか否かを判別
するが(ステップc12)、カウンタCの値が設定測定
回数Tscに達していなければ、貯蔵タンク3yの現像
液の濃度および体積の測定を更に繰り返し実行する必要
があることを意味するので、CPUは、この周期の調整
処理をこのまま終了し、次周期以降の調整処理で、前記
と同様にして第2回目以降の測定処理を繰り返し実行す
る。
【0062】そして、最終的に、カウンタCの値が設定
測定回数Tscに達したことがステップc12の判別処
理によって検出されると、CPUは、c=1〜Tscの
サンプリング濃度記憶レジスタR1(c)に記憶された
現像液濃度の値を積算して測定回数Tscで除し、最終
的な濃度の測定値(平均値)を確定して測定濃度記憶レ
ジスタCCに記憶し、また、c=1〜Tscのサンプリ
ング体積記憶レジスタR2(c)に記憶された現像液体
積の値を積算して測定回数Tscで除し、最終的な体積
の測定値(平均値)を確定して測定体積記憶レジスタL
Lに記憶する(ステップc13)。
【0063】次いで、CPUは、貯蔵タンク3yの現像
液の濃度測定の平均値CCが判定値C4よりも小さいか
否か(ステップc14)、判定値C3よりも小さいか否
か(ステップc15)、判定値C1よりも大きいか否か
(ステップc16)、および、判定値C2よりも大きい
か否か(ステップc17)を判別し、現像液の濃度に応
じて、貯蔵タンク3yに濃縮トナーを供給すべき時間T
c、および、貯蔵タンク3yに液状キャリアを供給すべ
き時間Tnの値を設定する(ステップc18〜ステップ
c21)。
【0064】ここで、判定値の大小関係はC4<C3<
C2<C1の関係にあり、C3〜C4の範囲の値が概ね
適正なトナー濃度となる。一方、濃縮トナーを供給する
時間の設定値TcaとTcbの関係はTca>Tcb、
また、液状キャリアを供給する時間の設定値TccとT
cdの関係はTcc<Tcdであって、要するに、トナ
ー濃度が極端に低い場合は長い設定時間Tcaでトナー
供給ポンプ7yのみを駆動し、また、トナー濃度が或る
程度低い場合には短い設定時間Tcbでトナー供給ポン
プ7yのみを駆動して現像液のトナー濃度を増大させる
一方、トナー濃度が極端に高い場合には長い設定時間T
cdでキャリア供給ポンプ6のみを駆動し、また、トナ
ー濃度が或る程度高い場合は短い設定時間Tccでキャ
リア供給ポンプ6のみを駆動して現像液のトナー濃度を
減少させる構成である。
【0065】また、トナー濃度がC3〜C4の適正範囲
にある場合、つまり、ステップc14〜ステップc17
の判別結果が全て偽となった場合には、レジスタTcお
よびTnの値は共に0の初期値に保持され、トナー供給
ポンプ7yもキャリア供給ポンプ6も駆動されないこと
になる。但し、Tc,Tnの設定に対しては最終的に体
積調整のための補正が実施される場合があるので(ステ
ップc28参照)、必ずしも、ステップc18〜ステッ
プc21の設定結果がトナー供給ポンプ7yやキャリア
供給ポンプ6の作動時間に直接的に反映されるとは限ら
ない。
【0066】次いで、CPUは、貯蔵タンク3yの現像
液の体積測定の平均値LLが判定値L1よりも小さいか
否か(ステップc22)、および、平均値LLが判定値
L2よりも大きいか否かを判別する(ステップc2
3)。
【0067】ここで、判定値の大小関係はL1<L2の
関係にあり、体積測定の平均値LLが判定値L2よりも
大きい場合には現像液の体積が著しく増大していること
を意味し、体積測定の平均値LLが判定値L1よりも小
さい場合には、現像液の体積が著しく減少していること
を意味する。また、体積測定の平均値LLがL1〜L2
の範囲にあれば、概ね適正な体積であることを意味す
る。
【0068】そこで、ステップc22の判別結果が偽、
かつ、ステップc23の判別結果が真となった場合、つ
まり、現像液の体積が著しく増大していると判定された
場合には、現像液排出ポンプ制御機能実現手段としての
CPUは、貯蔵タンク3yの現像液排出ポンプ10yを
作動させて現像液の排出を開始し(ステップc25)、
現像液排出ポンプ10yの作動時間を計測するためのサ
ブタイマTbをリセットしてスタートさせ(ステップc
26)、調整実行過程記憶フラグF2に現像液の排出処
理が開始されたことを示す値2をセットして(ステップ
c27)、この周期の調整処理を終了する。
【0069】また、ステップc22の判別結果が真とな
った場合、つまり、現像液の体積が著しく減少している
と判定された場合には、標準濃度現像液供給機能実現手
段としてのCPUは、現像液の濃度に対応して濃縮トナ
ーの供給時間を設定されたレジスタTcの値、および、
現像液の濃度に対応して液状キャリアの供給時間を設定
されたレジスタTnの値の各々に補正値TlbおよびT
lcを加算し、ステップc18〜ステップc21の処理
で設定された時間に比べて貯蔵タンク3yに長めにトナ
ーおよび液状キャリアが供給されるように、トナー供給
ポンプ7yおよびキャリア供給ポンプ6の設定作動時間
Tc,Tnの値を補正する(ステップc28)。
【0070】この補正値Tlb,Tlcの値は、トナー
供給ポンプ7yをTlb秒、また、キャリア供給ポンプ
6をTlc秒作動させて生成した現像液が標準濃度の現
像液となるように調整されている。従って、従来装置と
は相違し、現像液の補充に際して液状キャリアのみが補
充されて現像液のトナー濃度が変動(減少)するといっ
た問題は発生しない。
【0071】このように現像液が不足してステップc2
8の処理が実施された場合には現像液の排出に関するス
テップc25〜ステップc27の処理がスキップされる
ことになるので、CPUは、調整実行過程記憶フラグF
2に濃縮トナーの供給処理を開始すべきことを示す値3
をセットし(ステップc24)、この周期の調整処理を
終了する。
【0072】これに対し、ステップc22およびステッ
プc23の判別結果が共に偽となった場合、つまり、貯
蔵タンク3yの現像液の量がL1〜L2の適正範囲内に
あると判定された場合には、現像液を減らすための排出
処理も現像液を増やすための供給処理も共にスキップす
る必要があるので、CPUは、ステップc25〜ステッ
プc27およびステップc28の処理を共に非実行と
し、調整実行過程記憶フラグF2に濃縮トナーの供給処
理を開始すべきことを示す値3をセットして(ステップ
c24)、この周期の調整処理を終了する。
【0073】ここで、前述したステップc27の処理が
実行され、調整実行過程記憶フラグF2に現像液の排出
処理が開始されたことを示す値2がセットされた場合に
は、次周期の調整処理においてステップc1の判別処理
が実施された後、ステップc29の判別処理でこの値が
検出される。
【0074】CPUは、前述したステップc26の処理
で起動されたサブタイマTbの計測値が予め設定された
現像液排出時間の設定値Tlaに達しているか否かを判
別するが(ステップc30)、計測値Tbが設定値Tl
aに達していなければ、更に、次周期以降の調整処理に
おいてステップc1,ステップc29およびステップc
30の判別処理を繰り返し実行してサブタイマTbの測
定値が設定値Tlaに達するのを待機することになる。
この間、貯蔵タンク3yの現像液排出ポンプ10yがそ
のまま継続して作動することになる。
【0075】そして、最終的に、サブタイマTbの計測
値が設定値Tlaに達し、現像液排出ポンプ10yの設
定作動時間が終了したことがステップc30の判別処理
で検出されると、現像液排出ポンプ制御機能実現手段と
してのCPUは、貯蔵タンク3yに対応する現像液排出
ポンプ10yの作動を停止させ(ステップc31)、調
整実行過程記憶フラグF2に濃縮トナーの供給処理を開
始すべきことを示す値3をセットして(ステップc3
2)、この周期の調整処理を終了する。前述した通り、
この現像液排出処理が実施されるのは、現像液の量が過
剰であると判定された場合だけである。
【0076】しかも、この現像液排出処理は、現像液の
濃度調整、つまり、濃縮トナーの供給処理や液状キャリ
アの供給処理が必要とされる場合であっても、それより
も先に実行されるようになっているので、後に濃縮トナ
ーや液状キャリアを貯蔵タンク3yに投入した場合であ
っても、貯蔵タンク3yから不用意に現像液のオーバー
フローが生じることはない。
【0077】一方、前述したステップc24の処理が実
行されて調整実行過程記憶フラグF2に濃縮トナーの供
給処理を開始すべきことを示す値3がセットされた場
合、或いは、現像液の排出処理が完了してステップc3
2の処理により調整実行過程記憶フラグF2に値3がセ
ットされた場合には、次周期の調整処理におけるステッ
プc1およびステップc29の判別処理が実施された
後、ステップc33の判別処理でこの値3が検出される
ことになる。
【0078】この場合、CPUは、ステップc18〜ス
テップc21の処理またはステップc28の処理で設定
されたトナー供給ポンプ7yの設定作動時間Tcの値が
0であるか否か、つまり、実際にトナー供給ポンプ7y
を駆動する必要があるか否かを判別する(ステップc3
4)。
【0079】もし、ここで、設定作動時間Tcの値が0
に設定されていれば、実際にトナー供給ポンプ7yを駆
動する必要はないので、CPUは、貯蔵タンク3yのト
ナー供給ポンプ7yの駆動制御に関連する処理をスキッ
プし、そのまま調整実行過程記憶フラグF2に液状キャ
リアの供給処理を開始すべきことを示す値4をセットし
て(ステップc42)、この周期の調整処理を終了す
る。
【0080】一方、設定作動時間Tcに0以外の値が設
定されている場合には、トナー供給ポンプ7yを駆動す
る必要があることを意味するので、CPUは、まず、サ
ブタイマ作動状態記憶フラグF3がリセットされている
か否か、つまり、トナー供給ポンプ7yの作動開始後の
経過時間を監視するサブタイマTbが既に起動されてい
るか否かを判別する(ステップc35)。
【0081】そして、サブタイマ作動状態記憶フラグF
3がリセット状態に維持されていれば、トナー供給ポン
プ7yの作動が未だ開始されていないことを意味するの
で、CPUは、サブタイマTbをリセットしてスタート
させ(ステップc36)、サブタイマTbの作動開始を
記憶するサブタイマ作動状態記憶フラグF3をセットす
る(ステップc37)。
【0082】次いで、選択機能実現手段としてのCPU
は、貯蔵タンク3yのトナー供給ポンプ7yの駆動を開
始し(ステップc38)、サブタイマTbの計測時間が
濃縮トナーの供給時間Tcに達しているか否かを判別す
るが(ステップc39)、達していなければ、この周期
の調整処理をこのまま終了する。
【0083】サブタイマ作動状態記憶フラグF3がセッ
トされる結果、次周期以降の調整処理ではステップc
1,ステップc29,ステップc33〜ステップc35
およびステップc39の判別処理のみが繰り返し実行さ
れることになり、この間、トナー供給ポンプ7yが継続
して駆動される。
【0084】そして、最終的に、トナー供給ポンプ7y
の作動時間Tbが設定値Tcに達したことがステップc
39の判別処理によって検出されると、選択機能実現手
段としてのCPUは、トナー供給ポンプ7yの作動を停
止させて(ステップc40)、サブタイマ作動状態記憶
フラグF3をリセットし(ステップc41)、調整実行
過程記憶フラグF2に液状キャリアの供給処理を開始す
べきことを示す値4をセットして(ステップc42)、
この周期の調整処理を終了する。
【0085】前述した通り、貯蔵タンク3y内の現像液
の量が必要以上に多いような場合には、予め現像液調整
処理が実行されて現像液の量が減らされるので、このよ
うにして濃縮トナーを供給してもオーバーフローが生じ
ることはない。
【0086】このようにして、ステップc42の処理で
調整実行過程記憶フラグF2にセットされた値4は、次
周期の調整処理におけるステップc1,ステップc2
9,ステップc33の判別処理が実施された後、ステッ
プc43の判別処理で検出される。
【0087】次いで、CPUは、ステップc18〜ステ
ップc21またはステップc28の処理で設定されたキ
ャリア供給ポンプ6の設定作動時間Tnの値が0である
か否か、つまり、実際にキャリア供給ポンプ6を駆動す
る必要があるか否かを判別する(ステップc44)。も
し、ここで、設定作動時間Tnの値が0に設定されてい
れば、実際にキャリア供給ポンプ6を駆動する必要はな
いので、CPUは、貯蔵タンク3yのキャリア供給ポン
プ6の駆動制御に関連する処理をスキップし、キャリア
供給バルブ18yを閉じて調整実行過程記憶フラグF2
の値をリセットし(ステップc52)、この周期の調整
処理を終了する。
【0088】この場合、貯蔵タンク3y内の現像液の濃
度や体積の測定,現像液の排出,濃縮トナーの供給およ
び液状キャリアの供給に関する一連の処理が全て完了し
て初期状態に復帰したことを意味し、CPUは、次周期
以降の調整処理においてステップc1,ステップc2
9,ステップc33,ステップc43の判別処理のみを
繰り返し実行して、再び、前述したタイマ処理によって
調整実行過程記憶フラグF2に貯蔵タンク3yの現像液
の濃度および体積の測定を開始すべきことを示す値1が
セットされるのを待つ待機状態に入ることになる。
【0089】一方、設定作動時間Tnに0以外の値が設
定されている場合には、キャリア供給ポンプ6を駆動す
る必要があることを意味するので、CPUは、まず、サ
ブタイマ作動状態記憶フラグF3がリセットされている
か否か、つまり、キャリア供給ポンプ6の作動開始後の
経過時間を監視するサブタイマTbが既に起動されてい
るか否かを判別する(ステップc45)。
【0090】そして、サブタイマ作動状態記憶フラグF
3がリセット状態に維持されていれば、キャリア供給ポ
ンプ6の作動が未だ開始されていないことを意味するの
で、CPUは、サブタイマTbをリセットしてスタート
させ(ステップc46)、サブタイマTbの作動開始を
記憶するサブタイマ作動状態記憶フラグF3をセットす
る(ステップc47)。
【0091】次いで、CPUは、キャリア供給ポンプ6
を駆動して貯蔵タンク3yへの液状キャリアの供給を開
始し(ステップc48)、サブタイマTbの計測時間が
ステップc18〜ステップc21またはステップc28
の処理で設定された液状キャリアの供給時間Tnに達し
ているか否かを判別するが(ステップc49)、達して
いなければ、この周期の調整処理をこのまま終了する。
【0092】サブタイマ作動状態記憶フラグF3がセッ
トされる結果、次周期以降の調整処理ではステップc
1,ステップc29,ステップc33,ステップc43
〜ステップc45およびステップc49の判別処理のみ
が繰り返し実行されることになり、この間、キャリア供
給ポンプ6が継続して駆動される。
【0093】前述したバルブ開閉処理におけるステップ
a2の処理によってキャリア供給バルブ18yのみが開
放されているので、キャリア供給ポンプ6を駆動させる
ことにより、貯蔵タンク3yだけに確実に液状キャリア
を供給することができる。
【0094】そして、最終的に、キャリア供給ポンプ6
の作動時間Tbが設定値Tnに達したことがステップc
49の判別処理によって検出されると、CPUは、キャ
リア供給ポンプ6の作動を停止させて(ステップc5
0)、サブタイマ作動状態記憶フラグF3をリセットす
る(ステップc51)。また、選択機能実現手段として
のCPUは、キャリア供給バルブ18yを閉じて調整実
行過程記憶フラグF2の値をリセットし(ステップc5
2)、この周期の調整処理を終了する。
【0095】前述した通り、貯蔵タンク3y内の現像液
の量が必要以上に多いような場合には、予め現像液調整
処理が実行されて現像液の量が減らされるので、このよ
うにして液状キャリアを供給してもオーバーフローが生
じることはない。
【0096】ステップc52の処理により、貯蔵タンク
3y内の現像液のトナー濃度の調整および体積調整に関
する処理が全て完了する。
【0097】そして、CPUは、次周期以降の調整処理
においてステップc1,ステップc29,ステップc3
3およびステップc43の判別処理のみを繰り返し実行
して、再び、前述したタイマ処理によって調整実行過程
記憶フラグF2に貯蔵タンク3yの現像液の濃度および
体積の測定を開始すべきことを示す値1がセットされる
のを待つ待機状態に入ることになる。
【0098】以上、貯蔵タンク3yの現像液に対するト
ナー濃度の調整および体積調整を例にとって説明した
が、貯蔵タンク3m,3cの現像液、或いは、貯蔵タン
ク3kの現像液の調整に関しても、実質的な処理の流れ
は前述した貯蔵タンク3yの場合と全く同様であり、駆
動制御対象となるトナー供給ポンプや現像液排出ポン
プ、および、開放対象となるキャリア供給バルブや測定
値の読み込み対象となる濃度センサおよびレベルセンサ
等を順次切り替えて、前述した各処理と同等の処理を繰
り返し実行すればよい。前述した通り、調整処理を開始
するタイミングを決めるタイマ設定値Tsaの値は、4
つの貯蔵タンク3y,3m,3c,3kに対する調整処
理の全てを時系列的に連続して実施するに十分な時間間
隔で設定されているので、キャリア供給バルブ18y,
18m,18c,18kの択一的な選択操作によって確
実な調整処理を実施することが可能である。
【0099】そして、各貯蔵タンク3y,3m,3c,
3kの濃度調整や体積調整に関連する処理は、所定周期
毎のタスク処理によって独立的に実施されるようになっ
ているので、印刷や用紙の供給に関連する他の処理と干
渉することは無く、印刷の実行中においても並列的に実
行することができる。
【0100】このようにして現像液の濃度および体積に
関わる調整処理がタスク処理によって印刷動作中に並列
的に実行される結果、印刷動作が如何に長くなろうと
も、その途中で現像液の濃度や体積に変動が生じること
はなく、長時間に亘る連続的な印刷動作が可能となる。
【0101】
【発明の効果】本発明による静電式湿式電子写真方式印
刷機の現像液調整装置は、印刷動作中に濃度センサおよ
びレベルセンサによって検出される測定値に基づいてキ
ャリア供給ポンプおよびトナー供給ポンプをリアルタイ
ムで駆動制御して貯蔵タンク内の現像液の体積およびト
ナー濃度を調整して貯蔵タンク内の現像液のトナー濃度
と体積を所定の範囲内に保持するようにしたので、長時
間に亘って連続的な印刷動作を継続した場合であって
も、現像液のトナー濃度や体積を常に適切な範囲に保持
して安定した印刷動作を行うことが可能となる。
【0102】また、過剰な現像液を排出するための現像
液排出手段としては現像液排出ポンプを使用しているの
で、貯蔵タンクからの現像液の不用意なオーバーフロー
が未然に防止され、濃度や体積の測定段階で貯蔵タンク
に貯溜されていた現像液に対する濃縮トナーや液状キャ
リアの補充によって適切な濃度調整が行われるようにな
り、印刷動作中の濃度調整が安定する。
【0103】更に、現像液の体積補充に際しては予め設
定された時間だけキャリア供給ポンプとトナー供給ポン
プを駆動して一定濃度の現像液を補充するようにしてい
るので、液状キャリアのみの供給によって現像液の量を
補充する従来装置とは相違し、現像液の体積を補う場合
であっても、トナー濃度が変動するといった問題は発生
しない。
【0104】また、貯蔵タンクを密閉構造として現像器
と貯蔵タンクとの間および現像液帰還通路の各々に常閉
型のバルブを配備し、印刷動作が行われている間だけバ
ルブを開く一方、印刷が行われていないときにはこれら
のバルブを閉鎖するようにしたので、液状キャリアが貯
蔵タンクから揮発することによって生じる現像液の濃度
変化が未然に防止される。
【0105】しかも、印刷動作が終了した場合であって
も、貯蔵タンク内の現像液の体積調整やトナー濃度の調
整が行われている間は、現像液の調整作業が終了するま
でバルブの開放状態を維持するようにしているので、印
刷動作終了間際の段階で現像液の体積調整やトナー濃度
の調整が開始された場合であっても、貯蔵タンクと現像
器とを接続する流路に未調整の現像液が残ることはな
く、次の印刷動作の開始時点から最適な濃度の現像液を
使用した印刷処理を開始することができる。
【0106】また、カラー印刷に対応する場合であって
も、キャリアカートリッジとキャリア供給ポンプに関し
ては対象となる色数に関係なく一組だけで済ませるよう
にしているので、装置製造に関するコストを軽減化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の現像液調整装置の構成要
素を1系統だけ取り出して構成の概略を示したブロック
図である。
【図2】4系等分の構成要素の繋がりを簡単に示した概
念図である。
【図3】バルブ開閉処理の概略を示すフローチャートで
ある。
【図4】タイマ処理の概略を示すフローチャートであ
る。
【図5】調整処理の概略を示すフローチャートである。
【図6】調整処理の概略を示すフローチャートの続きで
ある。
【図7】調整処理の概略を示すフローチャートの続きで
ある。
【図8】調整処理の概略を示すフローチャートの続きで
ある。
【図9】調整処理の概略を示すフローチャートの続きで
ある。
【符号の説明】
1 現像液調整装置 2y,2m,2c,2k 現像器 3y,3m,3c,3k 貯蔵タンク 4 キャリアカートリッジ 5y,5m,5c,5k トナーカートリッジ 6 キャリア供給ポンプ 7y,7m,7c,7k トナー供給ポンプ 8y,8m,8c,8k 貯蔵タンク用攪拌器 9y,9m,9c,9k 現像液帰還通路 10y,10m,10c,10k 現像液排出ポンプ 11y,11m,11c,11k 濃度センサ 12y,12m,12c,12k レベルセンサ 13y,13m,13c,13k 現像液供給ポンプ 14 キャリアカートリッジ用攪拌器 15y,15m,15c,15k トナーカートリッジ
用攪拌器 16y,16m,16c,16k 常閉型のバルブ 17y,17m,17c,17k 常閉型のバルブ 18y,18m,18c,18k キャリア供給バルブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像液を貯蔵する貯蔵タンクと、液状キ
    ャリアを貯蔵するキャリアカートリッジと、液状の濃縮
    トナーを貯蔵するトナーカートリッジと、前記キャリア
    カートリッジ内の液状キャリアを前記貯蔵タンクに供給
    するキャリア供給ポンプと、前記トナーカートリッジ内
    の濃縮トナーを前記貯蔵タンクに供給するトナー供給ポ
    ンプと、前記貯蔵タンク内に供給された液状キャリアと
    濃縮トナーを攪拌して現像液とする貯蔵タンク用攪拌器
    と、前記貯蔵タンクから供給される現像液によって現像
    処理を行う現像器と、前記現像器で使用された現像液を
    前記貯蔵タンクに帰還させる現像液帰還通路と、前記貯
    蔵タンク内の余剰現像液を前記トナーカートリッジに排
    出する現像液排出手段とを備えた静電式湿式電子写真方
    式印刷機の現像液調整装置であって、 前記貯蔵タンク内の現像液のトナー濃度を測定する濃度
    センサと、前記貯蔵タンク内の現像液の体積を測定する
    レベルセンサとを設けると共に、印刷動作中に前記濃度
    センサおよびレベルセンサによって検出される測定値に
    基づいて前記キャリア供給ポンプおよび前記トナー供給
    ポンプをリアルタイムで駆動制御し、前記貯蔵タンク内
    の現像液の体積およびトナー濃度を調整して前記貯蔵タ
    ンク内の現像液のトナー濃度と体積を所定の範囲内に保
    持する制御手段を配備したことを特徴とする静電式湿式
    電子写真方式印刷機の現像液調整装置。
  2. 【請求項2】 前記現像液排出手段を現像液排出ポンプ
    によって構成し、前記制御手段には、前記キャリア供給
    ポンプおよび前記トナー供給ポンプに加えて前記現像液
    排出ポンプを駆動制御する現像液排出ポンプ制御機能を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の静電式湿式電子
    写真方式印刷機の現像液調整装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段には、現像液の体積補充の
    みの実行に際して予め設定された時間だけ前記キャリア
    供給ポンプと前記トナー供給ポンプを駆動する標準濃度
    現像液供給機能を設けたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の静電式湿式電子写真方式印刷機の現
    像液調整装置。
  4. 【請求項4】 前記貯蔵タンクを密閉構造とし、前記現
    像器と前記貯蔵タンクとの間および前記現像液帰還通路
    の各々に常閉型のバルブを配備すると共に、前記制御手
    段には、印刷動作の開始と終了を検出して前記バルブを
    開閉するバルブ開閉機能を設けたことを特徴とする請求
    項1,請求項2または請求項3の何れか一項に記載の静
    電式湿式電子写真方式印刷機の現像液調整装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段には、前記貯蔵タンク内の
    現像液の体積調整とトナー濃度の調整に際して前記バル
    ブの閉鎖を禁止するバルブ閉鎖遅延機能を設けたことを
    特徴とする請求項4記載の静電式湿式電子写真方式印刷
    機の現像液調整装置。
  6. 【請求項6】 前記貯蔵タンク,貯蔵タンク用攪拌器,
    トナーカートリッジ,トナー供給ポンプ,現像液供給ポ
    ンプ,現像液帰還通路,濃度センサおよびレベルセンサ
    の組を現像器の数に合わせて複数配備する一方、単一の
    キャリアカートリッジとキャリア供給ポンプを設け、前
    記各貯蔵タンクと前記キャリア供給ポンプとの間を各貯
    蔵タンク毎に設けられた常閉型のキャリア供給バルブで
    接続し、前記制御手段には、体積およびトナー濃度調整
    の対象となる貯蔵タンクに対応してトナー供給ポンプ,
    現像液排出ポンプ,濃度センサ,レベルセンサおよび開
    放の対象となるキャリア供給バルブを選択する選択機能
    を設けたことを特徴とする請求項1,請求項2,請求項
    3,請求項4または請求項5の何れか一項に記載の静電
    式湿式電子写真方式印刷機の現像液調整装置。
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