JPH09114218A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JPH09114218A JPH09114218A JP7275419A JP27541995A JPH09114218A JP H09114218 A JPH09114218 A JP H09114218A JP 7275419 A JP7275419 A JP 7275419A JP 27541995 A JP27541995 A JP 27541995A JP H09114218 A JPH09114218 A JP H09114218A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来の画像形成装置では、補給トナー量が使用
環境の温・湿度によって影響を受け、湿度が高いときに
は、トナーの流動性が低下するため、所定の補給時間だ
け補給動作が行なわれても少量のトナーしか補給され
ず、逆に、湿度が低いときには、トナーの流動性が良く
なるために、同一の補給時間でも所定のトナー補給量よ
りも多い大量のトナーが補給されてしまう。 【解決手段】クリーニング装置4により回収された感光
体1上のトナーを現像装置5に戻すトナーリサイクル機
構を備え、且つ、磁気センサ13を用いてトナー濃度制
御を行なう。画像濃度制御に先立って一定時間連続して
トナー補給を行ない、補給されたトナーが磁気センサに
到達する前の磁気センサの出力値Vt0と、補給された
トナーが磁気センサに到達した時の磁気センサの出力値
Vt1の差(Vt0−Vt1)に応じて、予め決められ
たトナー補給時間Tに対する補正時間を決めると共に、
該出力値の差分に応じた一定面積のトナーパターンを感
光体1上に形成するトナー補給補正モードを設ける。
環境の温・湿度によって影響を受け、湿度が高いときに
は、トナーの流動性が低下するため、所定の補給時間だ
け補給動作が行なわれても少量のトナーしか補給され
ず、逆に、湿度が低いときには、トナーの流動性が良く
なるために、同一の補給時間でも所定のトナー補給量よ
りも多い大量のトナーが補給されてしまう。 【解決手段】クリーニング装置4により回収された感光
体1上のトナーを現像装置5に戻すトナーリサイクル機
構を備え、且つ、磁気センサ13を用いてトナー濃度制
御を行なう。画像濃度制御に先立って一定時間連続して
トナー補給を行ない、補給されたトナーが磁気センサに
到達する前の磁気センサの出力値Vt0と、補給された
トナーが磁気センサに到達した時の磁気センサの出力値
Vt1の差(Vt0−Vt1)に応じて、予め決められ
たトナー補給時間Tに対する補正時間を決めると共に、
該出力値の差分に応じた一定面積のトナーパターンを感
光体1上に形成するトナー補給補正モードを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置、特に、2成分現像剤
を使用し、且つ、磁気センサによってトナー濃度を制御
する画像形成装置に関する。
ミリ、プリンタ等の画像形成装置、特に、2成分現像剤
を使用し、且つ、磁気センサによってトナー濃度を制御
する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成装置の低コスト化、小型
化に伴って、現像ユニットの低コスト化、小型化が求め
られており、現像スリーブの小径化や、現像剤の撹拌搬
送方式の簡素化等が行なわれている。この現像装置の構
造を簡素化する方法として、2本のスクリュー状の部材
により現像剤を循環させながら現像を行なうようにした
ものがあり、この現像装置では、現像剤中へのトナー補
給を手前側端部のみで行なうようにして装置全体の小型
化を図っている。また、現像装置内の現像剤のトナー濃
度の制御方法としては、現像装置に取付けられた磁気セ
ンサの出力値に応じて行なう方法が知られている。例え
ば、特開平6−43756号公報記載の「トナー濃度基
準値設定方法」では、新規の現像装置が画像形成装置に
装填された時に、現像装置を一定時間駆動し、この時の
現像剤のトナー濃度に対応する磁気センサ出力を基準値
としてトナー濃度制御を行なっている。なお、磁気セン
サを用いずにトナー濃度を制御する方法として、感光体
上に一定面積のトナー付着パターンを作成し、反射型セ
ンサにより該パターンの反射率を検出してトナー濃度制
御を行なうようにしたものもあるが、近年の画像形成装
置では、感光体の小径化のために反射型センサの設置ス
ペースを確保することが難しくなってきており、この方
法によるトナー濃度制御は不向きである。
化に伴って、現像ユニットの低コスト化、小型化が求め
られており、現像スリーブの小径化や、現像剤の撹拌搬
送方式の簡素化等が行なわれている。この現像装置の構
造を簡素化する方法として、2本のスクリュー状の部材
により現像剤を循環させながら現像を行なうようにした
ものがあり、この現像装置では、現像剤中へのトナー補
給を手前側端部のみで行なうようにして装置全体の小型
化を図っている。また、現像装置内の現像剤のトナー濃
度の制御方法としては、現像装置に取付けられた磁気セ
ンサの出力値に応じて行なう方法が知られている。例え
ば、特開平6−43756号公報記載の「トナー濃度基
準値設定方法」では、新規の現像装置が画像形成装置に
装填された時に、現像装置を一定時間駆動し、この時の
現像剤のトナー濃度に対応する磁気センサ出力を基準値
としてトナー濃度制御を行なっている。なお、磁気セン
サを用いずにトナー濃度を制御する方法として、感光体
上に一定面積のトナー付着パターンを作成し、反射型セ
ンサにより該パターンの反射率を検出してトナー濃度制
御を行なうようにしたものもあるが、近年の画像形成装
置では、感光体の小径化のために反射型センサの設置ス
ペースを確保することが難しくなってきており、この方
法によるトナー濃度制御は不向きである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
に、現像装置の端部のみからトナー補給を行なうように
構成された画像形成装置の場合には、一度に大量のトナ
ーが補給されるため、そのトナー補給量の管理が重要と
なる。しかしながら、この種の画像形成装置では、現像
装置に補給されるトナーの量が、その補給トナー残量に
大きく依存してしまうため、トナーの補給時間が同じで
も、その補給トナー残量が多い場合には大量のトナーが
補給され、補給トナー残量が少ない場合には少量のトナ
ーしか補給されない。また、この補給トナー量は使用環
境の温・湿度によっても影響を受け、湿度が高いときに
は、トナーの流動性が低下するため、所定の補給時間だ
け補給動作が行なわれても少量のトナーしか補給され
ず、逆に、湿度が低いときには、トナーの流動性が良く
なるために、同一の補給時間でも所定のトナー補給量よ
りも多い大量のトナーが補給されてしまう。請求項1記
載の発明は、上述の点に鑑みてなされたものであって、
その目的は、トナーの補給量を常に安定させることので
きる画像形成装置を提供することにある。
に、現像装置の端部のみからトナー補給を行なうように
構成された画像形成装置の場合には、一度に大量のトナ
ーが補給されるため、そのトナー補給量の管理が重要と
なる。しかしながら、この種の画像形成装置では、現像
装置に補給されるトナーの量が、その補給トナー残量に
大きく依存してしまうため、トナーの補給時間が同じで
も、その補給トナー残量が多い場合には大量のトナーが
補給され、補給トナー残量が少ない場合には少量のトナ
ーしか補給されない。また、この補給トナー量は使用環
境の温・湿度によっても影響を受け、湿度が高いときに
は、トナーの流動性が低下するため、所定の補給時間だ
け補給動作が行なわれても少量のトナーしか補給され
ず、逆に、湿度が低いときには、トナーの流動性が良く
なるために、同一の補給時間でも所定のトナー補給量よ
りも多い大量のトナーが補給されてしまう。請求項1記
載の発明は、上述の点に鑑みてなされたものであって、
その目的は、トナーの補給量を常に安定させることので
きる画像形成装置を提供することにある。
【0004】また、現像装置内に新品の現像剤が投入さ
れたときに、現像装置内の現像剤を一定時間攪拌し、磁
気センサによってその現像剤のトナー濃度の初期値を読
み込み、この初期値を以降のトナー濃度制御の基準値と
する画像形成装置において、該画像形成装置が、クリー
ニング装置によって回収された感光体上のトナーを現像
装置内に戻すトナーリサイクル機構を備えている場合に
は、新品の状態の現像装置に新品の現像剤を投入して磁
気センサによってその現像剤のトナー濃度の初期値を読
み込んだときと、既に使用されている状態の現像装置に
新品の現像剤を投入して磁気センサによってその現像剤
のトナー濃度の初期値を読み込んだときとで、トナー濃
度制御の基準値に差が生じてしまう。すなわち、現像装
置が既に使用されている場合には、この現像装置内に新
品の現像剤を投入し、この現像剤を一定時間攪拌する
と、トナーリサイクル機構によってこの現像装置内にリ
サイクルトナーが入り込んできてしまうため、この場合
の磁気センサによって読み込まれる現像剤のトナー濃度
制御の基準値の方が高くなってしまう。請求項2記載の
発明は、上述の点に鑑みてなされたものであって、その
目的は、既に使用されている現像装置の現像剤を交換し
たような場合でもトナー濃度の基準値が異ならないよう
にすることのできる画像形成装置を提供することにあ
る。
れたときに、現像装置内の現像剤を一定時間攪拌し、磁
気センサによってその現像剤のトナー濃度の初期値を読
み込み、この初期値を以降のトナー濃度制御の基準値と
する画像形成装置において、該画像形成装置が、クリー
ニング装置によって回収された感光体上のトナーを現像
装置内に戻すトナーリサイクル機構を備えている場合に
は、新品の状態の現像装置に新品の現像剤を投入して磁
気センサによってその現像剤のトナー濃度の初期値を読
み込んだときと、既に使用されている状態の現像装置に
新品の現像剤を投入して磁気センサによってその現像剤
のトナー濃度の初期値を読み込んだときとで、トナー濃
度制御の基準値に差が生じてしまう。すなわち、現像装
置が既に使用されている場合には、この現像装置内に新
品の現像剤を投入し、この現像剤を一定時間攪拌する
と、トナーリサイクル機構によってこの現像装置内にリ
サイクルトナーが入り込んできてしまうため、この場合
の磁気センサによって読み込まれる現像剤のトナー濃度
制御の基準値の方が高くなってしまう。請求項2記載の
発明は、上述の点に鑑みてなされたものであって、その
目的は、既に使用されている現像装置の現像剤を交換し
たような場合でもトナー濃度の基準値が異ならないよう
にすることのできる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0005】一方、現像装置に現像剤を初期投入するた
めのプリセットケースを持つ画像形成装置において、現
像剤を初期投入した後に、トナー濃度制御の基準値の設
定のために現像剤を一定時間攪拌し、現像装置に取付け
られた磁気センサによって、トナー濃度の基準値を読み
込むようにしたものがある。しかしながら、このような
構成の画像形成装置では、トナー濃度の基準値をある一
点だけで規定しても、実際の濃度制御は、磁気センサ自
体のバラツキ等により、該基準値よりもある一定値高い
ところ、もしくは、ある一定値低いところで行なわれる
ために、その濃度制御範囲自体がばらついてしまう不具
合がある。請求項3記載の発明は、上述の点に鑑みてな
されたものであって、その目的は、トナー濃度制御範囲
を簡便に常に一定にすることのできる画像形成装置を提
供することにある。
めのプリセットケースを持つ画像形成装置において、現
像剤を初期投入した後に、トナー濃度制御の基準値の設
定のために現像剤を一定時間攪拌し、現像装置に取付け
られた磁気センサによって、トナー濃度の基準値を読み
込むようにしたものがある。しかしながら、このような
構成の画像形成装置では、トナー濃度の基準値をある一
点だけで規定しても、実際の濃度制御は、磁気センサ自
体のバラツキ等により、該基準値よりもある一定値高い
ところ、もしくは、ある一定値低いところで行なわれる
ために、その濃度制御範囲自体がばらついてしまう不具
合がある。請求項3記載の発明は、上述の点に鑑みてな
されたものであって、その目的は、トナー濃度制御範囲
を簡便に常に一定にすることのできる画像形成装置を提
供することにある。
【0006】また、請求項4記載の発明の目的は、上記
の請求項3記載の発明を実施した場合に、その磁気セン
サの出力値を簡便な方法により正しく読み込むことので
きる画像形成装置を提供することにある。
の請求項3記載の発明を実施した場合に、その磁気セン
サの出力値を簡便な方法により正しく読み込むことので
きる画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上述の課題を解決するために、クリーニング手段により
回収された感光体上のトナーを現像装置に戻すトナーリ
サイクル機構を備え、且つ、磁気センサを用いてトナー
濃度制御を行なう画像形成装置において、画像濃度制御
に先立って一定時間連続してトナー補給を行ない、補給
されたトナーが磁気センサに到達する前の磁気センサの
出力値と、補給されたトナーが磁気センサに到達した時
の磁気センサの出力値の差に応じて、予め決められたト
ナー補給時間に対する補正時間を決めると共に、該出力
値の差分に応じた一定面積のトナーパターンを感光体上
に形成するトナー補給補正モードを有する構成とする。
上述の課題を解決するために、クリーニング手段により
回収された感光体上のトナーを現像装置に戻すトナーリ
サイクル機構を備え、且つ、磁気センサを用いてトナー
濃度制御を行なう画像形成装置において、画像濃度制御
に先立って一定時間連続してトナー補給を行ない、補給
されたトナーが磁気センサに到達する前の磁気センサの
出力値と、補給されたトナーが磁気センサに到達した時
の磁気センサの出力値の差に応じて、予め決められたト
ナー補給時間に対する補正時間を決めると共に、該出力
値の差分に応じた一定面積のトナーパターンを感光体上
に形成するトナー補給補正モードを有する構成とする。
【0008】請求項2記載の発明は、上述の課題を解決
するために、クリーニング手段により回収された感光体
上のトナーを現像装置に戻すトナーリサイクル機構を備
え、且つ、磁気センサを用いてトナー濃度制御を行なう
とともに、現像装置に現像剤を初期投入するためのプリ
セットケースを有する画像形成装置において、該プリセ
ットケース内に収納されている現像剤のトナー濃度をT
1、現像剤を交換するときに用いるための交換剤のトナ
ー濃度をT2としたときに、T1>T2とした構成とす
る。
するために、クリーニング手段により回収された感光体
上のトナーを現像装置に戻すトナーリサイクル機構を備
え、且つ、磁気センサを用いてトナー濃度制御を行なう
とともに、現像装置に現像剤を初期投入するためのプリ
セットケースを有する画像形成装置において、該プリセ
ットケース内に収納されている現像剤のトナー濃度をT
1、現像剤を交換するときに用いるための交換剤のトナ
ー濃度をT2としたときに、T1>T2とした構成とす
る。
【0009】請求項3記載の発明は、上述の課題を解決
するために、現像装置内に現像剤を初期投入するための
プリセットケースを持ち、且つ、磁気センサを用いてト
ナー濃度制御を行なう画像形成装置において、該プリセ
ットケース内にトナー濃度の異なる2種類の現像剤をそ
れぞれ収納し、各々の現像剤のトナー濃度をT3,T
4、それぞれの現像剤の現像剤重量をm1,m2とした
ときに、T3<T4として先ずトナー濃度T3の現像剤
のみを現像装置内に初期投入し、この状態で現像装置を
駆動して読み込んだ時の磁気センサの出力値をV1、次
にトナー濃度T4の現像剤を追加投入して更に現像装置
を駆動して読み込んだ時の磁気センサの出力値をV2と
したときに、トナー濃度制御を行なうためのトナー濃度
の下限値、及び、上限値に対応する磁気センサの出力値
をそれぞれV1,V2とした構成とする。
するために、現像装置内に現像剤を初期投入するための
プリセットケースを持ち、且つ、磁気センサを用いてト
ナー濃度制御を行なう画像形成装置において、該プリセ
ットケース内にトナー濃度の異なる2種類の現像剤をそ
れぞれ収納し、各々の現像剤のトナー濃度をT3,T
4、それぞれの現像剤の現像剤重量をm1,m2とした
ときに、T3<T4として先ずトナー濃度T3の現像剤
のみを現像装置内に初期投入し、この状態で現像装置を
駆動して読み込んだ時の磁気センサの出力値をV1、次
にトナー濃度T4の現像剤を追加投入して更に現像装置
を駆動して読み込んだ時の磁気センサの出力値をV2と
したときに、トナー濃度制御を行なうためのトナー濃度
の下限値、及び、上限値に対応する磁気センサの出力値
をそれぞれV1,V2とした構成とする。
【0010】請求項4記載の発明は、上述の課題を解決
するために、上記プリセットケース内にトナー濃度の異
なる2種類の現像剤をそれぞれ収納し、各々の現像剤の
トナー濃度をT3,T4とし、且つ、T3<T4とした
ときに、それぞれの現像剤の現像剤重量をm1,m2と
した場合に、m1>m2とした構成とする。
するために、上記プリセットケース内にトナー濃度の異
なる2種類の現像剤をそれぞれ収納し、各々の現像剤の
トナー濃度をT3,T4とし、且つ、T3<T4とした
ときに、それぞれの現像剤の現像剤重量をm1,m2と
した場合に、m1>m2とした構成とする。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1に、本発明が実施される画像形成装置の
概略図を示す。この画像形成装置は、以下の条件を有し
ている。 感光体 :φ30のOPC感光体ドラム 感光体線速 :90mm/sec 帯電 :スコロトロン 現像スリーブ :φ16 撹拌部材 :2本の搬送スクリュー(スクリューピッチ9mm) トナー補給 :撹拌部材端部より補給 転写 :コロトロン クリーニング :カウンターブレードクリーニング 除電 :LED 現像剤濃度制御:磁気センサ方式 また、この画像形成装置は、図1に示すように、感光体
1、帯電器2、転写器3、クリーニング装置4、現像装
置5、現像スリーブ6、第1搬送スクリュー7、第2搬
送スクリュー8、トナー補給用カートリッジ9、トナー
補給用開口部10、ドクターブレード11、などを有し
ており、クリーニング装置4により回収された感光体1
上のトナーを現像装置5に戻す回収スクリュー14など
からなるトナーリサイクル機構を備え、且つ、現像装置
5に取付けられた磁気センサ13を用いて現像剤12の
トナー濃度制御を行なうように構成されている。
説明する。図1に、本発明が実施される画像形成装置の
概略図を示す。この画像形成装置は、以下の条件を有し
ている。 感光体 :φ30のOPC感光体ドラム 感光体線速 :90mm/sec 帯電 :スコロトロン 現像スリーブ :φ16 撹拌部材 :2本の搬送スクリュー(スクリューピッチ9mm) トナー補給 :撹拌部材端部より補給 転写 :コロトロン クリーニング :カウンターブレードクリーニング 除電 :LED 現像剤濃度制御:磁気センサ方式 また、この画像形成装置は、図1に示すように、感光体
1、帯電器2、転写器3、クリーニング装置4、現像装
置5、現像スリーブ6、第1搬送スクリュー7、第2搬
送スクリュー8、トナー補給用カートリッジ9、トナー
補給用開口部10、ドクターブレード11、などを有し
ており、クリーニング装置4により回収された感光体1
上のトナーを現像装置5に戻す回収スクリュー14など
からなるトナーリサイクル機構を備え、且つ、現像装置
5に取付けられた磁気センサ13を用いて現像剤12の
トナー濃度制御を行なうように構成されている。
【0012】先ず、請求項1記載の発明について説明す
る。この発明では、図2に示すように、電源スイッチ
(SW)が入れられると同時に現像装置5が駆動を開始
する。この時トナー補給は行なわない。この状態で、現
像装置5が一定時間駆動した後の磁気センサ13の出力
値を図示しない制御装置の記憶手段に記憶する(→Vt
0)。次いで、トナー補給用カートリッジ9から現像装
置5内へ、トナーをある決められた時間(Tsec)だ
け補給し、更に現像装置5を一定時間駆動する。この時
の磁気センサ13の出力値の最低値を仮にVt1とする
と、Vt0−Vt1の値は、その時のトナーの補給量に
よって決まり、上記のある決められた時間(Tsec)
におけるトナー補給量が多ければ多いほどその差は大き
くなる。また、磁気センサ13の出力特性は、図3に示
すように、現像剤12のトナー濃度が高くなればなるほ
ど、現像剤12の透磁率が下がるため、磁気センサ13
の出力値が下がる。
る。この発明では、図2に示すように、電源スイッチ
(SW)が入れられると同時に現像装置5が駆動を開始
する。この時トナー補給は行なわない。この状態で、現
像装置5が一定時間駆動した後の磁気センサ13の出力
値を図示しない制御装置の記憶手段に記憶する(→Vt
0)。次いで、トナー補給用カートリッジ9から現像装
置5内へ、トナーをある決められた時間(Tsec)だ
け補給し、更に現像装置5を一定時間駆動する。この時
の磁気センサ13の出力値の最低値を仮にVt1とする
と、Vt0−Vt1の値は、その時のトナーの補給量に
よって決まり、上記のある決められた時間(Tsec)
におけるトナー補給量が多ければ多いほどその差は大き
くなる。また、磁気センサ13の出力特性は、図3に示
すように、現像剤12のトナー濃度が高くなればなるほ
ど、現像剤12の透磁率が下がるため、磁気センサ13
の出力値が下がる。
【0013】そこで、本発明では、この磁気センサ13
の出力値の差分(Vt0−Vt1)によって、実際の画
像濃度制御(現像剤濃度制御)時のトナー補給時間(こ
こでは基準トナー補給時間をT0secとする)に対す
る補正係数を決定するようにした。すなわち、ある決め
られた時間(Tsec)だけトナーを補給した時の正規
のトナー補給量に対する磁気センサ13の出力値の差分
を(Vt0−Vt1=α)とし、実際にトナー補給を行
なったときの磁気センサ13の出力値の差分(Vt0−
Vt1)が、αよりも大きい(Vt0−Vt1>α)と
判断された場合には、トナーが過剰に補給されているの
で、画像濃度制御時におけるトナー補給時間Tを上記の
基準トナー補給時間T0よりも短く(T<T0)し、ま
た、磁気センサ13の出力値の差分(Vt0−Vt1)
が、αよりも小さい(Vt0−Vt1<α)と判断され
た場合には、トナー補給量が不足しているので、画像濃
度制御時におけるトナー補給時間Tを上記の基準トナー
補給時間T0よりも長く(T>T0)するように制御す
る。ここで、磁気センサ13のαに対する差分量からト
ナー補給時間Tをより詳細に決定することにより、トナ
ー補給量をより均一化させることができることはいうま
でもない。また、現像装置5にトナー濃度制御とは無関
係にトナーを補給してしまうと、現像剤12のトナー濃
度が通常濃度制御時よりも高くなってしまう。そこで、
本発明では、図2に示すように、上記の磁気センサ13
の出力値の差分(Vt0−Vt1)の値に応じて、感光
体1上にトナーパターンを作成することにより、強制的
にトナー濃度を低下させるモードを、上述のトナー補給
時間に対する補正係数決定後に実行する。
の出力値の差分(Vt0−Vt1)によって、実際の画
像濃度制御(現像剤濃度制御)時のトナー補給時間(こ
こでは基準トナー補給時間をT0secとする)に対す
る補正係数を決定するようにした。すなわち、ある決め
られた時間(Tsec)だけトナーを補給した時の正規
のトナー補給量に対する磁気センサ13の出力値の差分
を(Vt0−Vt1=α)とし、実際にトナー補給を行
なったときの磁気センサ13の出力値の差分(Vt0−
Vt1)が、αよりも大きい(Vt0−Vt1>α)と
判断された場合には、トナーが過剰に補給されているの
で、画像濃度制御時におけるトナー補給時間Tを上記の
基準トナー補給時間T0よりも短く(T<T0)し、ま
た、磁気センサ13の出力値の差分(Vt0−Vt1)
が、αよりも小さい(Vt0−Vt1<α)と判断され
た場合には、トナー補給量が不足しているので、画像濃
度制御時におけるトナー補給時間Tを上記の基準トナー
補給時間T0よりも長く(T>T0)するように制御す
る。ここで、磁気センサ13のαに対する差分量からト
ナー補給時間Tをより詳細に決定することにより、トナ
ー補給量をより均一化させることができることはいうま
でもない。また、現像装置5にトナー濃度制御とは無関
係にトナーを補給してしまうと、現像剤12のトナー濃
度が通常濃度制御時よりも高くなってしまう。そこで、
本発明では、図2に示すように、上記の磁気センサ13
の出力値の差分(Vt0−Vt1)の値に応じて、感光
体1上にトナーパターンを作成することにより、強制的
にトナー濃度を低下させるモードを、上述のトナー補給
時間に対する補正係数決定後に実行する。
【0014】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。ところで、現像装置5内に現像剤12を初期投入す
るためのプリセットケース15を有し、現像装置5内に
新品の現像剤が投入された時点で、現像装置5を一定時
間駆動して現像剤12を一定時間攪拌し、この時の現像
剤12のトナー濃度の初期値を磁気センサ13によって
読み込み、この初期値を以降のトナー濃度制御の基準値
とする画像形成装置がある。このような制御を行なう画
像形成装置が、クリーニング装置4によって回収された
感光体1上のトナーを現像装置5内に戻すトナーリサイ
クル機構を備えている場合には、新品の状態の現像装置
5に新品の現像剤12を投入して磁気センサ13によっ
てその現像剤12のトナー濃度の初期値を読み込んだと
きと、既に使用されている状態の現像装置5に新品の現
像剤12を投入して磁気センサ13によってその現像剤
12のトナー濃度の初期値を読み込んだときとで、トナ
ー濃度制御の基準値に差が生じてしまう。すなわち、現
像装置5が既に使用されている場合には、この現像装置
5内に新品の現像剤12を投入し、この現像剤12を一
定時間攪拌すると、トナーリサイクル機構によってこの
現像装置5内にリサイクルトナーが入り込んできてしま
うため、この場合の磁気センサ13によって読み込まれ
る現像剤12のトナー濃度制御の基準値の方が高くなっ
てしまう。そこで、本発明では、プリセットケース15
内に収納されている現像剤のトナー濃度をT1、現像剤
を交換するときに用いるための交換剤のトナー濃度をT
2としたときに、それぞれの新規の現像剤のトナー濃度
の関係が、T1>T2となるようにする。
る。ところで、現像装置5内に現像剤12を初期投入す
るためのプリセットケース15を有し、現像装置5内に
新品の現像剤が投入された時点で、現像装置5を一定時
間駆動して現像剤12を一定時間攪拌し、この時の現像
剤12のトナー濃度の初期値を磁気センサ13によって
読み込み、この初期値を以降のトナー濃度制御の基準値
とする画像形成装置がある。このような制御を行なう画
像形成装置が、クリーニング装置4によって回収された
感光体1上のトナーを現像装置5内に戻すトナーリサイ
クル機構を備えている場合には、新品の状態の現像装置
5に新品の現像剤12を投入して磁気センサ13によっ
てその現像剤12のトナー濃度の初期値を読み込んだと
きと、既に使用されている状態の現像装置5に新品の現
像剤12を投入して磁気センサ13によってその現像剤
12のトナー濃度の初期値を読み込んだときとで、トナ
ー濃度制御の基準値に差が生じてしまう。すなわち、現
像装置5が既に使用されている場合には、この現像装置
5内に新品の現像剤12を投入し、この現像剤12を一
定時間攪拌すると、トナーリサイクル機構によってこの
現像装置5内にリサイクルトナーが入り込んできてしま
うため、この場合の磁気センサ13によって読み込まれ
る現像剤12のトナー濃度制御の基準値の方が高くなっ
てしまう。そこで、本発明では、プリセットケース15
内に収納されている現像剤のトナー濃度をT1、現像剤
を交換するときに用いるための交換剤のトナー濃度をT
2としたときに、それぞれの新規の現像剤のトナー濃度
の関係が、T1>T2となるようにする。
【0015】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。この発明では、現像装置5内に現像剤12を初期投
入するためのプリセットケース15を持ち、且つ、磁気
センサ13を用いてトナー濃度制御を行なう画像形成装
置において、このプリセットケース15内にトナー濃度
の異なる2種類の現像剤12a,12bをそれぞれ収納
し、各々の現像剤12a,12bのトナー濃度をT3,
T4、それぞれの現像剤12a,12bの現像剤重量を
m1,m2としたときに、T3<T4とした。すなわ
ち、本発明では、例えば図4に示すように、プリセット
ケース15を2層構造とし、その1段目の層15A内
に、トナー濃度の低い現像剤(トナー濃度T3,現像剤
重量m1の現像剤)12aを収納するとともに、2段目
の層15B内に、トナー濃度の高い現像剤(トナー濃度
T4,現像剤重量m2の現像剤)12bを収納した構成
とする。図示のプリセットケース15は、上下2段の2
層構造となっており、その1段目の層15A、及び、2
段目の層15Bの底面には、シール15a,15bがそ
れぞれ貼付されていて、このシール15a,15bをそ
れぞれ手前に引き抜くことで、各層15A,15B内に
収納されている各現像剤12a,12bが現像装置5内
に落下して補給されるように構成されている。なお、本
発明のプリセットケース15としては、ケース本体の左
右に各現像剤12a,12bの収納層を形成した構成と
してもよい。
る。この発明では、現像装置5内に現像剤12を初期投
入するためのプリセットケース15を持ち、且つ、磁気
センサ13を用いてトナー濃度制御を行なう画像形成装
置において、このプリセットケース15内にトナー濃度
の異なる2種類の現像剤12a,12bをそれぞれ収納
し、各々の現像剤12a,12bのトナー濃度をT3,
T4、それぞれの現像剤12a,12bの現像剤重量を
m1,m2としたときに、T3<T4とした。すなわ
ち、本発明では、例えば図4に示すように、プリセット
ケース15を2層構造とし、その1段目の層15A内
に、トナー濃度の低い現像剤(トナー濃度T3,現像剤
重量m1の現像剤)12aを収納するとともに、2段目
の層15B内に、トナー濃度の高い現像剤(トナー濃度
T4,現像剤重量m2の現像剤)12bを収納した構成
とする。図示のプリセットケース15は、上下2段の2
層構造となっており、その1段目の層15A、及び、2
段目の層15Bの底面には、シール15a,15bがそ
れぞれ貼付されていて、このシール15a,15bをそ
れぞれ手前に引き抜くことで、各層15A,15B内に
収納されている各現像剤12a,12bが現像装置5内
に落下して補給されるように構成されている。なお、本
発明のプリセットケース15としては、ケース本体の左
右に各現像剤12a,12bの収納層を形成した構成と
してもよい。
【0016】本発明の画像形成装置では、先ず、トナー
濃度T3の現像剤12aのみを現像装置5内に初期投入
し、この状態で現像装置5を一定時間駆動して、この時
に読み込んだ磁気センサ13の出力値をV1とする。次
いで、トナー濃度T4の現像剤12bを追加投入して更
に現像装置5を駆動し、この時に読み込んだ磁気センサ
13の出力値をV2とする。そして、トナー濃度制御範
囲の下限値のトナー濃度をT3とし、トナー濃度制御範
囲の上限値のトナー濃度が、{(T3×m1)+(T4
×m2)}/(m1+m2)となるように、現像剤12
bのトナー濃度T4,及び、各現像剤12a,12bの
現像剤重量m1,m2をそれぞれ調整する。つまり、各
現像剤投入後の磁気センサ13の各々の出力値であるV
1,V2をトナー濃度制御の基準値とすることによっ
て、より精度の高いトナー濃度制御を行なうことができ
る。
濃度T3の現像剤12aのみを現像装置5内に初期投入
し、この状態で現像装置5を一定時間駆動して、この時
に読み込んだ磁気センサ13の出力値をV1とする。次
いで、トナー濃度T4の現像剤12bを追加投入して更
に現像装置5を駆動し、この時に読み込んだ磁気センサ
13の出力値をV2とする。そして、トナー濃度制御範
囲の下限値のトナー濃度をT3とし、トナー濃度制御範
囲の上限値のトナー濃度が、{(T3×m1)+(T4
×m2)}/(m1+m2)となるように、現像剤12
bのトナー濃度T4,及び、各現像剤12a,12bの
現像剤重量m1,m2をそれぞれ調整する。つまり、各
現像剤投入後の磁気センサ13の各々の出力値であるV
1,V2をトナー濃度制御の基準値とすることによっ
て、より精度の高いトナー濃度制御を行なうことができ
る。
【0017】例えば、トナー濃度制御範囲の下限値を4
wt%、上限値を6wt%に設定した場合には、プリセ
ットケース15内に収納される現像剤12の全重量(m
1+m2)を300gとした場合に、現像剤12aのト
ナー濃度T3の値を4wt%,現像剤重量m1を150
gに設定し、現像剤12bのトナー濃度T4の値を8w
t%,現像剤重量m2を150gに設定する。そして、
先ず、トナー濃度T3=4wt%の現像剤12aのみを
現像装置5内に投入して現像装置5を一定時間駆動し、
この時に読み込んだ磁気センサ13の出力値V1をトナ
ー濃度制御の下限値とする。次いで、トナー濃度T4=
8wt%の現像剤12bを追加投入して更に現像装置5
を駆動すると、現像装置5内のトナー濃度が6wt%に
なり、この時に読み込んだ磁気センサ13の出力値V2
をトナー濃度制御の上限値とする。このトナー濃度制御
範囲の下限値及び上限値を設定するためのフローチャー
トを図5に示す。
wt%、上限値を6wt%に設定した場合には、プリセ
ットケース15内に収納される現像剤12の全重量(m
1+m2)を300gとした場合に、現像剤12aのト
ナー濃度T3の値を4wt%,現像剤重量m1を150
gに設定し、現像剤12bのトナー濃度T4の値を8w
t%,現像剤重量m2を150gに設定する。そして、
先ず、トナー濃度T3=4wt%の現像剤12aのみを
現像装置5内に投入して現像装置5を一定時間駆動し、
この時に読み込んだ磁気センサ13の出力値V1をトナ
ー濃度制御の下限値とする。次いで、トナー濃度T4=
8wt%の現像剤12bを追加投入して更に現像装置5
を駆動すると、現像装置5内のトナー濃度が6wt%に
なり、この時に読み込んだ磁気センサ13の出力値V2
をトナー濃度制御の上限値とする。このトナー濃度制御
範囲の下限値及び上限値を設定するためのフローチャー
トを図5に示す。
【0018】次に、請求項4記載の発明について説明す
る。前述した請求項3記載の発明においては、各現像剤
12a,12bの現像剤重量m1,m2が、m1>m2
の関係にあることが望ましい。すなわち、この発明で
は、磁気センサ13によって、現像剤12aのトナー濃
度、換言すれば現像剤12aの透磁率を正確に検知する
ためには、磁気センサ13の周辺に十分な量の現像剤1
2aが存在していることが必要であり、この現像剤12
aの量が少ないと、磁気センサ13によって現像剤12
aの透磁率を正しく読み込むことができなかったり、こ
の磁気センサ13上に配設されている現像剤撹拌部材
(第1搬送スクリュー7)等の影響を受けて、磁気セン
サ13の出力リップルが大きくなったりしてしまう。従
って、前述したように、プリセットケース15が、トナ
ー濃度の異なる2種類の現像剤12a,12bを区分し
て収納できるように、2層構造に形成されている場合に
は、現像装置5内に最初に投入される現像剤12aの現
像剤重量m1を、後で投入される現像剤12bの現像剤
重量m2よりも、できるだけ多くすることが好ましい。
る。前述した請求項3記載の発明においては、各現像剤
12a,12bの現像剤重量m1,m2が、m1>m2
の関係にあることが望ましい。すなわち、この発明で
は、磁気センサ13によって、現像剤12aのトナー濃
度、換言すれば現像剤12aの透磁率を正確に検知する
ためには、磁気センサ13の周辺に十分な量の現像剤1
2aが存在していることが必要であり、この現像剤12
aの量が少ないと、磁気センサ13によって現像剤12
aの透磁率を正しく読み込むことができなかったり、こ
の磁気センサ13上に配設されている現像剤撹拌部材
(第1搬送スクリュー7)等の影響を受けて、磁気セン
サ13の出力リップルが大きくなったりしてしまう。従
って、前述したように、プリセットケース15が、トナ
ー濃度の異なる2種類の現像剤12a,12bを区分し
て収納できるように、2層構造に形成されている場合に
は、現像装置5内に最初に投入される現像剤12aの現
像剤重量m1を、後で投入される現像剤12bの現像剤
重量m2よりも、できるだけ多くすることが好ましい。
【0019】そこで、この発明では、プリセットケース
15内に収納されるトナー濃度の異なる2種類の現像剤
12a,12bの現像剤重量m1,m2を、m1>m2
の関係とする。例えば、トナー濃度制御範囲の下限値を
4wt%、上限値を6wt%に設定した場合には、プリ
セットケース15内に収納される現像剤12の全重量
(m1+m2)を300gとした場合に、現像剤12a
のトナー濃度T3の値を4wt%,現像剤重量m1を2
00gに設定し、現像剤12bのトナー濃度T4の値を
10wt%,現像剤重量m2を100gに設定する。こ
れにより、前述した請求項3記載の発明の場合と同じよ
うに、トナー濃度制御範囲の下限値及び上限値に対応す
る磁気センサ13の出力値V1,V2を正確に読み込む
ことができる。
15内に収納されるトナー濃度の異なる2種類の現像剤
12a,12bの現像剤重量m1,m2を、m1>m2
の関係とする。例えば、トナー濃度制御範囲の下限値を
4wt%、上限値を6wt%に設定した場合には、プリ
セットケース15内に収納される現像剤12の全重量
(m1+m2)を300gとした場合に、現像剤12a
のトナー濃度T3の値を4wt%,現像剤重量m1を2
00gに設定し、現像剤12bのトナー濃度T4の値を
10wt%,現像剤重量m2を100gに設定する。こ
れにより、前述した請求項3記載の発明の場合と同じよ
うに、トナー濃度制御範囲の下限値及び上限値に対応す
る磁気センサ13の出力値V1,V2を正確に読み込む
ことができる。
【0020】
【発明の効果】上述したように、請求項1記載の発明に
よれば、画像濃度制御を開始する前に、一度、現像装置
内にトナーをプレ補給し、補給する前と後の磁気センサ
の出力変化量に基づいて、画像濃度制御時のトナー補給
時間を決定しているので、常に安定したトナー補給量を
得ることができる。また、画像形成に先立って感光体上
にパターンを形成することによりプレ補給したトナーを
消費してしまうので、プレ補給により現像剤のトナー濃
度が過度に高くなることがなく、常に安定した画像を維
持できると共に、トナーリサイクル機構を有しているの
で、感光体上の残留トナーがムダになることがない。
よれば、画像濃度制御を開始する前に、一度、現像装置
内にトナーをプレ補給し、補給する前と後の磁気センサ
の出力変化量に基づいて、画像濃度制御時のトナー補給
時間を決定しているので、常に安定したトナー補給量を
得ることができる。また、画像形成に先立って感光体上
にパターンを形成することによりプレ補給したトナーを
消費してしまうので、プレ補給により現像剤のトナー濃
度が過度に高くなることがなく、常に安定した画像を維
持できると共に、トナーリサイクル機構を有しているの
で、感光体上の残留トナーがムダになることがない。
【0021】また、請求項2記載の発明によれば、交換
用現像剤(交換剤)の初期トナー濃度が、プリセット用
現像剤(プリセット剤)のトナー濃度よりも低く設定さ
れているので、磁気センサにより初期現像剤のトナー濃
度制御の基準値を読み込ませたときに、トナーリサイク
ル機構によって現像装置内に戻された現像剤の影響によ
り、磁気センサの基準値が大きく変化することがない。
用現像剤(交換剤)の初期トナー濃度が、プリセット用
現像剤(プリセット剤)のトナー濃度よりも低く設定さ
れているので、磁気センサにより初期現像剤のトナー濃
度制御の基準値を読み込ませたときに、トナーリサイク
ル機構によって現像装置内に戻された現像剤の影響によ
り、磁気センサの基準値が大きく変化することがない。
【0022】また、請求項3記載の発明によれば、トナ
ー濃度の異なる2種のプリセット剤を現像装置内に順次
投入し、磁気センサによりトナー濃度制御値の基準値を
各プリセット剤毎に読み込ませるようにしているので、
より精度の高いトナー濃度制御を行なうことができる。
ー濃度の異なる2種のプリセット剤を現像装置内に順次
投入し、磁気センサによりトナー濃度制御値の基準値を
各プリセット剤毎に読み込ませるようにしているので、
より精度の高いトナー濃度制御を行なうことができる。
【0023】また、請求項4記載の発明によれば、トナ
ー濃度の異なる2種のプリセット剤を現像装置内に順次
投入し、磁気センサによりトナー濃度制御値の基準値を
各プリセット剤毎に読み込ませるにあたり、現像装置内
に先に投入するプリセット剤の分量を、後に投入するプ
リセット剤の分量よりも多くしているので、磁気センサ
の読み込み値の精度を向上できる。
ー濃度の異なる2種のプリセット剤を現像装置内に順次
投入し、磁気センサによりトナー濃度制御値の基準値を
各プリセット剤毎に読み込ませるにあたり、現像装置内
に先に投入するプリセット剤の分量を、後に投入するプ
リセット剤の分量よりも多くしているので、磁気センサ
の読み込み値の精度を向上できる。
【図1】本発明が実施される画像形成装置の概略図であ
る。
る。
【図2】請求項1記載の発明の実施例におけるトナー補
給量補正モードを実行するためのフローチャートであ
る。
給量補正モードを実行するためのフローチャートであ
る。
【図3】本発明が実施される画像形成装置の現像装置に
取付けられた磁気センサの出力特性を示す線図である。
取付けられた磁気センサの出力特性を示す線図である。
【図4】請求項3記載の発明の実施例におけるプリセッ
トケースの概略斜視図である。
トケースの概略斜視図である。
【図5】請求項3記載の発明の実施例におけるトナー濃
度制御範囲の下限値及び上限値を設定するためのフロー
チャートである。
度制御範囲の下限値及び上限値を設定するためのフロー
チャートである。
1 感光体 2 帯電器 3 転写器 4 クリーニング装置 5 現像装置 6 現像スリーブ 7 第1搬送スクリュー 8 第2搬送スクリュー 9 トナー補給用カートリッジ 10 トナー補給用開口部 11 ドクターブレード 12 現像剤 13 磁気センサ 14 回収スクリュー 15 プリセットケース 15a,15b シール
Claims (4)
- 【請求項1】クリーニング手段により回収された感光体
上のトナーを現像装置に戻すトナーリサイクル機構を備
え、且つ、磁気センサを用いてトナー濃度制御を行なう
画像形成装置において、画像濃度制御に先立って一定時
間連続してトナー補給を行ない、補給されたトナーが磁
気センサに到達する前の磁気センサの出力値と、補給さ
れたトナーが磁気センサに到達した時の磁気センサの出
力値の差に応じて、予め決められたトナー補給時間に対
する補正時間を決めると共に、該出力値の差分に応じた
一定面積のトナーパターンを感光体上に形成するトナー
補給補正モードを有することを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項2】クリーニング手段により回収された感光体
上のトナーを現像装置に戻すトナーリサイクル機構を備
え、且つ、磁気センサを用いてトナー濃度制御を行なう
とともに、現像装置に現像剤を初期投入するためのプリ
セットケースを有する画像形成装置において、該プリセ
ットケース内に収納されている現像剤のトナー濃度をT
1、現像剤を交換するときに用いるための交換剤のトナ
ー濃度をT2としたときに、T1>T2としたことを特
徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】現像装置内に現像剤を初期投入するための
プリセットケースを持ち、且つ、磁気センサを用いてト
ナー濃度制御を行なう画像形成装置において、該プリセ
ットケース内にトナー濃度の異なる2種類の現像剤をそ
れぞれ収納し、各々の現像剤のトナー濃度をT3,T
4、それぞれの現像剤の現像剤重量をm1,m2とした
ときに、T3<T4として先ずトナー濃度T3の現像剤
のみを現像装置内に初期投入し、この状態で現像装置を
駆動して読み込んだ時の磁気センサの出力値をV1、次
にトナー濃度T4の現像剤を追加投入して更に現像装置
を駆動して読み込んだ時の磁気センサの出力値をV2と
したときに、トナー濃度制御を行なうためのトナー濃度
の下限値、及び、上限値に対応する磁気センサの出力値
をそれぞれV1,V2としたことを特徴とする画像形成
装置。 - 【請求項4】上記プリセットケース内にトナー濃度の異
なる2種類の現像剤をそれぞれ収納し、各々の現像剤の
トナー濃度をT3,T4とし、且つ、T3<T4とした
ときに、それぞれの現像剤の現像剤重量をm1,m2と
した場合に、m1>m2としたことを特徴とする請求項
3記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7275419A JPH09114218A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7275419A JPH09114218A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09114218A true JPH09114218A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17555251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7275419A Pending JPH09114218A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09114218A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6895192B2 (en) | 2002-04-30 | 2005-05-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus and developer replenishment control method |
US9014583B2 (en) | 2012-10-09 | 2015-04-21 | Kyocera Document Solutions Inc. | Image forming apparatus for deciding a magnetic toner amount on the basis of an output value and a standard value |
-
1995
- 1995-10-24 JP JP7275419A patent/JPH09114218A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6895192B2 (en) | 2002-04-30 | 2005-05-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus and developer replenishment control method |
US9014583B2 (en) | 2012-10-09 | 2015-04-21 | Kyocera Document Solutions Inc. | Image forming apparatus for deciding a magnetic toner amount on the basis of an output value and a standard value |
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