JP2005221976A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005221976A
JP2005221976A JP2004032296A JP2004032296A JP2005221976A JP 2005221976 A JP2005221976 A JP 2005221976A JP 2004032296 A JP2004032296 A JP 2004032296A JP 2004032296 A JP2004032296 A JP 2004032296A JP 2005221976 A JP2005221976 A JP 2005221976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
image forming
forming apparatus
motor
toner cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004032296A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Osada
努 長田
Toru Yoshioka
徹 吉岡
Shigeyuki Wakata
茂之 若田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2004032296A priority Critical patent/JP2005221976A/ja
Publication of JP2005221976A publication Critical patent/JP2005221976A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 未使用トナーカートリッジの装着後、トナーカートリッジを使用可能な状態にすることが可能な画像形成装置の提供。
【解決手段】 画像形成装置1は、現像器46と、トナー補給槽40,攪拌部材57を有するトナーカートリッジ28と、攪拌部材57を回転駆動するトナー補給モータ65と、トナー補給モータ65の駆動を制御する制御CPU61とを具備する。未使用のトナーカートリッジ28の画像形成装置本体2への装着後、制御CPU61がトナー補給モータ65の駆動周波数を下げる。トナー補給モータ65のトルクマージンをアップさせ、トナーカートリッジ28を使用可能な状態にできる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プリンタ,複写機,ファクシミリなどの現像槽にトナーを供給するトナーカートリッジを装着した画像形成装置に関するものである。
電子写真複写機やファクシミリ装置などの画像形成装置においては、原稿を光照射して原稿からの反射光により感光体ドラム上に静電潜像を形成する。
そして、静電潜像を可視像として記録紙にプリントしたり、外部からの画像を表す電気信号を可視像として記録紙にプリントしたりすることが行われている。
この種の画像形成装置には、現像装置が備えられ、現像剤を用いて可視像が形成される。
現像剤には、様々な種類のものが存在するが、そのうちトナー及び磁性キャリアから成るものを二成分系現像剤という。
二成分系現像剤は、一定重量の磁性キャリアに対して一定の割合でトナーが混合されている。
現像剤中のトナーの割合がトナー濃度である。
トナーは、現像処理によって消費されるため、トナー濃度は、画像の記録が行われるにしたがって減少する。
トナー濃度の減少は、形成される画像の濃度の低下につながる。
そこで、現像装置は、常に一定濃度の画像を得るために、透磁率センサ等のトナー濃度検知手段によってトナー濃度を検知し、トナー濃度が減少した時は、トナーを補給してトナー濃度が適正範囲に入るように制御されている。
図13は、従来のトナー補給装置を備えた現像装置の構成の一例を示す断面図である。
この現像装置25は、現像部26及びトナー補給部27からなる。
現像装置25の現像部26は、現像槽46に、現像剤(磁性キャリアとトナー)を攪拌する攪拌ローラ45、及び図示しない感光体ドラムに混合攪拌された現像剤を供給する現像ローラ44などを備えている。
現像装置25のトナー補給部27は、内部にトナー54を収容したトナーカートリッジ28に、軸57aを中心にして回転することによりトナー54を攪拌する攪拌部材57、攪拌部材57の一端に設けられたPET(polyethylene terephthalate;ポリエチレンテレフタレート)などからなる搬送シート58、現像槽46にトナー54を補給するトナー補給ローラ47、トナー補給ローラ47によってトナー54がトナー補給槽40から現像槽46へ補給される際のトナー補給口55、及び外部からトナー補給槽40にトナー54を補給するために開閉される天蓋59などを備えている。
トナーカートリッジ28は、ユーザのメンテナンス性を向上させるために、画像形成装置本体から着脱可能になっている。
また、未使用のトナーカートリッジ28の輸送時、トナーカートリッジ28のトナー補給口55からのトナー54の漏れを防止するために、トナー補給口55と対峙する位置に、PETなどからなるトナー封止マイラー66が、トナー補給ローラ47とトナーカートリッジ28との間に挟まれている。
トナー封止マイラー66の一端66aは、攪拌部材57に固定されているため、未使用のトナーカートリッジ28の画像形成装置本体への装着後、トナー封止マイラー66は、攪拌部材57の回転に伴って、トナー補給口55に対峙する位置から無くなり、トナーカートリッジ28は使用可能な状態になる。
この現像装置25において、攪拌部材57は、図13中矢印S1で示す反時計方向に回転してトナー54を攪拌し、それに伴って搬送シート58がトナー54を汲み上げる。
搬送シート58は、可撓性を有するので、トナー54を汲み上げた後、天蓋59に接触して変形を受けながら回転方向に進む。
そして、搬送シート58は、天蓋59から離反する際に自身の弾性力により元の形状に復元し、同時に、保持していたトナー54をトナー補給ローラ47に供給する。
ここで、攪拌部材57の回転駆動には、ステッピングモータ,タイミングモータ,DC(Direct Current;直流)ブラシモータ等のトナー補給モータ(図示せず)が用いられ、トナー補給モータに固定された図示しないカップリングと攪拌部材57の軸57aに固定された図示しない攪拌ギアによって、回転が伝達される。
また、トナー補給ローラ47は、図示しない攪拌ギア、アイドルギア、トナー補給ギアによって、回転駆動する。
これらトナー補給モータの制御には、様々な方法があり、特許文献1には、相電流の立ち上がり時間よりモータ異常を検知する方法が開示され、特許文献2には、トナー補給モータを強制的に脱調させてトナーカートリッジに振動を与え、トナーを全てホッパに落下させる方法が開示されている。
特開昭64−16298号公報 特開2000−293027号公報
トナー補給装置は、ユーザが容易に交換可能なカートリッジ化、トナーカートリッジ内の収容トナー量の増大化が進む中、未使用品のトナーカートリッジの輸送時に、収容トナーがしまることが頻繁に発生している。
トナーカートリッジ交換前の画像形成装置は、トナー要求状態にあり、未使用トナーカートリッジを画像形成装置本体に装着すると、トナー補給動作を開始する。
輸送によってしまった収容トナーは、トナーカートリッジ28内のトナー54を攪拌する攪拌部材57及び攪拌部材57の一端に設けられた搬送シート58に対して、抵抗となってトルクが増大し、トナー補給モータの許容トルクを超え、トナー補給動作が適切に行われなくなり、トナーカートリッジ28は使用可能な状態にならない。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、未使用トナーカートリッジの画像形成装置本体への装着後、トナー補給モータの駆動周波数を下げて、トナー補給モータのトルクマージンをアップさせることによって、トナーカートリッジ内の攪拌部材を回転させることができ、輸送によってしまった収容トナーが攪拌部材の回転により崩れ、トナーカートリッジを使用可能な状態にすることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を備えている。
本発明の画像形成装置は、現像槽と、前記現像槽へ必要に応じてトナーを供給するためのトナー補給槽と前記トナー補給槽に収容される前記トナーを攪拌するための攪拌部材とを有し、画像形成装置本体に対して交換可能なトナーカートリッジと、前記攪拌部材を回転駆動するトナー補給モータとを具備した画像形成装置において、さらに、前記トナー補給モータの駆動を制御する制御装置を具備し、前記制御装置が、未使用トナーカートリッジの前記画像形成装置本体への装着後、前記トナー補給モータの駆動周波数を下げる機能を備えたことを特徴とする構成を有するものである。
上記に記載の本発明によれば、未使用トナーカートリッジの画像形成装置本体への装着後、トナー補給モータの駆動周波数を下げることによって、トナー補給モータのトルクマージンを向上させ、トナーカートリッジを使用可能な状態にすることができる。
また、変更はソフトウェアのみで、コストアップしない。
本発明の画像形成装置は、上記制御装置が、上記未使用トナーカートリッジの上記画像形成装置本体への装着後、前記トナーカートリッジ内の上記攪拌部材が1回転する間、上記トナー補給モータの駆動周波数を下げる機能を備えている。
上記に記載の本発明によれば、未使用トナーカートリッジの画像形成装置本体への装着後、トナーカートリッジ内の攪拌部材が1回転する間、トナー補給モータの駆動周波数を下げることによって、トナー補給モータの駆動周波数の変更時間を短くし、トナーカートリッジを使用可能な状態にすることができる。
本発明の画像形成装置は、上記未使用トナーカートリッジが、上記トナー補給モータの駆動で引き剥がし可能なシール部材を有している。
上記に記載の本発明によれば、トナー補給モータ駆動の負荷トルクが増大するため、本発明が効果を発揮する。
本発明の画像形成装置は、上記トナーカートリッジに未使用,使用の情報を記憶したICチップが搭載されている。
上記に記載の本発明によれば、トナーカートリッジに搭載したICチップの不揮発性メモリに未使用、使用の情報をメモリすることにより、トナーカートリッジの使用状態を識別できる。
本発明の画像形成装置は、さらに、上記攪拌部材の回転を検知する攪拌部材回転検知手段を具備し、前記攪拌部材回転検知手段が、反射型または透過型の光センサである。
上記に記載の本発明によれば、攪拌部材の回転検知において、反射型または透過型の光センサを用いることによって、比較的安価で、且つ単純な構成で、攪拌部材の回転検知を行うことができる。
本発明の画像形成装置は、さらに、上記トナー補給モータの電流値を検知するモータ電流検知手段を具備し、上記制御装置が、上記トナーカートリッジ内の上記攪拌部材が1回転した後、前記モータ電流検知手段により前記トナー補給モータの電流値を検知し、検知した前記トナー補給モータの電流値を予め設定された閾値と比較して前記トナー補給モータの駆動状態を識別する機能を備えている。
上記に記載の本発明によれば、攪拌部材が1回転した後、トナー補給モータの電流値を検知することによって、トナー補給モータの電流値から瞬時にトナー補給モータの駆動状態の不具合を識別することができる。
本発明の画像形成装置は、上記制御装置が、上記未使用トナーカートリッジの上記画像形成装置本体への装着後、上記トナー補給モータの駆動周波数を所定時間下げる機能を備えている。
上記に記載の本発明によれば、未使用トナーカートリッジの画像形成装置本体への装着後、トナー補給モータの駆動周波数を所定時間下げることによって、効率良くトナーカートリッジを使用可能な状態にすることができる。
本発明の画像形成装置は、上記制御装置が、上記未使用トナーカートリッジの上記画像形成装置本体への装着後、上記トナー補給モータの駆動周波数を定常値より下げた後、さらに前記トナー補給モータの駆動周波数を定常値より上げ、前記トナーカートリッジ内のトナー封止マイラーの状態をチェックする機能を備えている。
上記に記載の本発明によれば、未使用トナーカートリッジの画像形成装置本体への装着後、トナー補給モータの駆動周波数を定常値より下げた後、さらにトナー補給モータの駆動周波数を定常値より上げることによって、精度良くトナー封止マイラーの状態をチェックし、トナー封止マイラーの状態に不具合がある場合、瞬時に不具合をユーザに知らせることができる。
本発明の画像形成装置は、さらに、装置に電力を供給する主電源を具備し、上記制御装置が、前記主電源がONされた時、トナー補給モードの場合、上記トナーカートリッジ内の上記攪拌部材が1回転する間、上記トナー補給モータの駆動周波数を下げる機能を備えている。
上記に記載の本発明によれば、主電源がONされた時、トナー補給モードの場合、攪拌部材が1回転する間、トナー補給モータの駆動周波数を下げることによって、画像形成装置の停止を防止することができる。
以上に述べたように、本発明によれば、未使用トナーカートリッジの画像形成装置本体への装着後、トナー補給モータの駆動周波数を下げて、トナー補給モータのトルクマージンをアップさせることによって、トナーカートリッジ内の攪拌部材を回転させることができ、輸送によってしまった収容トナーが攪拌部材の回転により崩れ、トナーカートリッジを使用可能な状態にすることが可能な画像形成装置を得ることができる。
本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して以下に説明する。
本発明の画像形成装置1は、現像槽である現像器46と、現像器46へ必要に応じてトナー54を供給するためのトナー補給槽40とトナー補給槽40に収容されるトナー54を攪拌するための攪拌部材57とを有し、画像形成装置本体2に対して交換可能なトナーカートリッジ28と、攪拌部材57を回転駆動するトナー補給モータ65とを具備する。
本発明の画像形成装置1は、さらに、トナー補給モータ65の駆動を制御する制御装置として制御CPU(Central Processing Unit)61を具備し、制御CPU61が、未使用のトナーカートリッジ28の画像形成装置本体2への装着後、トナー補給モータ65の駆動周波数を下げる機能を備えている。
本発明の画像形成装置1は、制御CPU61が、未使用のトナーカートリッジ28の画像形成装置本体2への装着後、トナーカートリッジ28内の攪拌部材57が1回転する間、トナー補給モータ65の駆動周波数を下げる機能を備えている。
本発明の画像形成装置1は、未使用のトナーカートリッジ28が、トナー補給モータ65の駆動で引き剥がし可能なシール部材を有している。
本発明の画像形成装置1は、トナーカートリッジ28に未使用,使用の情報を記憶したICチップが搭載されている。
本発明の画像形成装置1は、さらに、攪拌部材57の回転を検知する攪拌部材回転検知手段を具備し、攪拌部材回転検知手段が、反射型または透過型の光センサである。
本発明の画像形成装置1は、さらに、トナー補給モータ65の電流値を検知するモータ電流検知手段を具備し、制御CPU61が、トナーカートリッジ28内の攪拌部材57が1回転した後、モータ電流検知手段によりトナー補給モータ65の電流値を検知し、検知したトナー補給モータ65の電流値を予め設定された閾値と比較してトナー補給モータ65の駆動状態を識別する機能を備えている。
本発明の画像形成装置1は、制御CPU61が、未使用のトナーカートリッジ28の画像形成装置本体2への装着後、トナー補給モータ65の駆動周波数を所定時間下げる機能を備えている。
本発明の画像形成装置1は、制御CPU61が、未使用のトナーカートリッジ28の画像形成装置本体2への装着後、トナー補給モータ65の駆動周波数を定常値より下げた後、さらにトナー補給モータ65の駆動周波数を定常値より上げ、トナーカートリッジ28内のトナー封止マイラー66の状態をチェックする機能を備えている。
本発明の画像形成装置1は、さらに、装置に電力を供給する主電源を具備し、制御CPU61が、主電源がONされた時、トナー補給モードの場合、トナーカートリッジ28内の攪拌部材57が1回転する間、トナー補給モータ65の駆動周波数を下げる機能を備えている。
図1は、本発明の実施例に係る画像形成装置(プリンタ)の全体の構成を示す概略図である。
図1に示すように、当該プリンタとしての画像形成装置1は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであって、露光走査部10と画像形成部20と制御部30とに大きく分けられる。
当該プリンタとなる画像形成装置1は、図示しない外部ホストコンピュータなどと接続されており、制御部30は、この外部ホストコンピュータから送られてくる画像信号を受信すると、これに必要な処理を加えて画像データを生成し、露光走査部10に駆動信号を出力する。
画像形成装置1の露光走査部10は、制御部30より出力された画像データをレーザ光17として感光体ドラム21に照射する。
画像形成装置1の露光走査部10には、図1に示すように、レーザダイオード11、コリメートレンズ12、ポリゴンモータ13、ポリゴンミラー14、fθレンズ15、折り返しミラー16が備えられている。
レーザダイオード11は、制御部30から出力された駆動信号を受けて、レーザ光17を発光する。
コリメートレンズ12は、このレーザ光17を通過させて平行光にする。
ポリゴンモータ13は、このポリゴンミラー14を定速で回転駆動させる。
ポリゴンミラー14は、ミラー面を備え、このミラー面でレーザ光17を反射して偏向させる。
ポリゴンミラー14のミラー面により偏向されたレーザ光17は、fθレンズ15を通過する。
折り返しミラー16は、fθレンズ15を通過したレーザ光17を反射し、感光体ドラム21の表面を露光走査する。
画像形成装置1の画像形成部20は、図1に示すように、感光体ドラム21、クリーナ22、イレーサランプ23、帯電チャージャ24、現像装置25、トナーカートリッジ28、搬送ベルト29、転写チャージャ31、定着装置32、排出ローラ対33、排紙トレイ34を有している。
感光体ドラム21の表面には、感光体(図示せず)が設けられている。
クリーナ22は、上記露光走査前に、感光体ドラム21の感光体表面の残留トナーを除去する。
イレーサランプ23は、感光体ドラム21に光を照射し、感光体ドラム21の感光体表面を除電する。
帯電チャージャ24は、感光体ドラム21の感光体表面を一様に帯電させる。
このように一様に帯電された状態で露光走査部10による露光を受けると、感光体ドラム21は、その表面の感光体に静電潜像が形成される。
この静電潜像は、現像装置25により現像され、当該感光体ドラム21表面にトナー像が形成される。
現像装置25は、現像ローラ44や攪拌装置となる攪拌ローラ45を備えた現像器46(図2参照)と、当該現像器46の上部にセットされ、現像器46内に適宜トナー54を補給するためのトナーカートリッジ28とからなる。
トナーカートリッジ28は、ユーザでも容易に交換できるように画像形成装置本体2に対して取り外し可能となっている。
現像装置25の詳細な構成は、後述の通りである。
この感光体ドラム21の回転動作と同期して用紙カセット35に転写紙(図示せず)が、セットされる。
用紙カセット35にセットした転写紙は、給紙ローラ36、タイミングローラ対37及び搬送ベルト29によって感光体ドラム21の下方の転写位置まで給紙される。
この転写位置において、転写チャージャ31は、搬送ベルト29の裏面側に設置されており、電荷により感光体ドラム21表面に形成されたトナー像を転写紙上に転写させる。
転写紙上に転写されたトナー像は、すぐに剥がれる不安定な状態であるので、搬送ベルト29により定着装置32まで搬送される。
定着装置32は、転写紙を高温で加圧し、トナー像を転写紙に定着させる。
その後、排出ローラ対33により排紙トレイ34上に転写紙が排出される。
また、画像形成装置1の露光走査部10は、蝶番を支点にして上方に開く構造(クラムシェル構造)となっており、トナーカートリッジ28の交換や画像形成装置(プリンタ)1内部で発生した紙詰まりの処理などを行えるようになっている。
図2は、本発明の実施例に係る画像形成装置(プリンタ)の現像装置の構成を示す概略図である。
この現像装置25は、トナー54と磁性キャリアとを混合した現像剤(二成分系現像剤)を使用する乾式2成分磁気ブラシ現像方式の現像装置である。
現像装置25は、感光体ドラム21上に形成された静電潜像を現像して可視像とするものである。
図2に示すように、現像装置25は、トナー54を収容するトナー容器であるトナーカートリッジ28と、トナー54及び磁性キャリアからなる現像剤(図示せず)が充填された現像器46とを備えている。
さらに、現像装置25は、トナー濃度制御のために働くトナー濃度制御系60を備えている。
現像器46内には、トナー濃度センサ41、現像ローラ44及び攪拌ローラ45が設けられている。
トナーカートリッジ28は、軸57aを中心にして回転することによりトナー54を攪拌する攪拌部材57、攪拌部材57の一端に設けられたPETなどからなる搬送シート58、現像器46にトナー54を補給するトナー補給ローラ47、トナー補給ローラ47によってトナー54がトナー補給槽40から現像器46へ補給される際のトナー補給口55、及び外部からトナー補給槽40にトナー54を補給するために開閉される天蓋59などを備えている。
攪拌部材57には、トナーカートリッジ28のトナー補給口55を封止するトナー封止マイラー66の一端66aが固定されている(図13参照)。
トナーカートリッジ28の内部には、トナー54が収納されており、必要に応じて現像器46内の現像剤に補給される。
トナー補給ローラ47は、トナーカートリッジ28内のトナー54を下方の現像器46に補給するために備えられている。
撹拌ローラ45は、現像器46内の現像剤(磁性キャリアとトナー)を撹拌してトナー54と磁性キャリアを摩擦帯電させる。
現像ローラ44は、混合撹拌された現像剤を感光体ドラム21に供給する。
この現像ローラ44は、アルミニウム合金,黄銅,SUS304ステンレス等の非磁性金属製の中空円筒状の現像スリーブに、磁界を発生するための複数本の磁石体を固定したマグネットローラを内挿している。
この現像ローラ44は、現像スリーブのみを回転させながら、表面に現像剤を磁気的に吸着して感光体ドラム21と接する現像部へ搬送・供給するものが使用されている。
撹拌ローラ45及び現像ローラ44は、制御CPU61の指示を受けて、図示しない駆動装置により回転駆動される。
トナー濃度制御系60は、図2に示すように、トナー濃度センサ(透磁率センサ)41、基準電圧発生部62、比較器63、トナー補給ローラ駆動部64、トナー補給モータ65、ROM(Read Only Memory)67、RAM(Random Access Memory)68、及び制御CPU61で構成されている。
トナー濃度センサ41は、現像装置25の現像器46の混合攪拌室46aの右下方に設置されており、現像器46内の現像剤のトナー濃度をトナー濃度センサ41の検知面41aが検知し、現像剤のトナー濃度を電圧(濃度検知電圧)として検出する。
基準電圧発生部62は、トナー濃度センサ41の検知した濃度検知電圧と比較されるべき基準電圧を発生する。
この基準電圧は、現像器46内の現像剤の基準濃度を表すものである。
比較器63は、濃度検知電圧と基準電圧とを比較し、現像器46内のトナー濃度が低ければ、トナー補給ローラ駆動部64に対して、駆動信号を出力する。
トナー補給ローラ駆動部64は、比較器63からの駆動信号を受けている間、トナー補給ローラ47の回転駆動源であるトナー補給モータ65を駆動する。
また、RAM68は、読み取ったトナー濃度センサ41の出力電圧などを一時記憶する。
ROM67には、トナー濃度制御などのプログラムが記憶されている。
次に、本発明の画像形成装置について説明する。
未使用のトナーカートリッジ28は、輸送によって内部の収容トナーがしまり、トナーカートリッジ28の画像形成装置本体2への装着後、そのトナー54がトナーカートリッジ28内の攪拌部材57に対して抵抗となり、トナー補給モータ65の許容トルクを超え、トナーカートリッジ28が使用可能な状態にならない(以後、未使用のトナーカートリッジ28を画像形成装置本体2に装着し、トナーカートリッジ28が使用可能な状態になるまでの間を、初期状態と記述する)。
そこで、初期状態に対して、制御CPU61が攪拌部材57を回転させるためのトナー補給モータ65の駆動周波数を下げて、トナー補給モータ65のトルクマージンを上げることによって、トナーカートリッジ28は使用可能な状態になる。
初期状態の終了後は、制御CPU61がトナー補給モータ65の駆動周波数を定常値に戻す。
ここで、トナー補給モータ65の駆動周波数が定常値よりアップすると、トナー補給モータ65の電流値も上がり、トナー補給モータ65が発熱し、トナー補給モータ65の寿命に影響を及ぼす。
よって、トナー補給モータ65の駆動周波数のダウン時間をなるべく短くするために、初期状態に限定した。
図3は、トナー補給モータの駆動周波数と脱調トルクとの関係を示す相関図である。
脱調とは、トナー補給モータ65の許容トルク以上の負荷がかかり、トナー補給モータ65が回転しなくなることを意味する。
図3に示すように、トナー補給モータ65の駆動周波数を定常値が62.5Hzで50Hzに下げると仮定すると、脱調トルクは10kgfcmから11.5kgfcmに上昇する。
よって、図3に示す相関図から、トナー補給モータ65の駆動周波数を下げると、トナー補給モータ65のトルクマージンがアップすることが分かる。
トナーカートリッジ28には、不揮発性メモリに未使用,使用の情報を記憶したICチップ(図示せず)が搭載されている。
ここで、トナーカートリッジ28の使用状態は、トナーカートリッジ28に搭載されたICチップの不揮発性メモリに記憶されている未使用,使用の情報によって簡単に識別できる。
トナー補給モータ65の寿命の観点から、トナー補給モータ65の駆動周波数のダウン時間を、なるべく短くすることが望ましい。
そこで、トナー補給モータ65の駆動周波数のダウン時間を攪拌部材57が1回転する間に限定することによって、トナー補給モータ65への負荷を抑える。
従って、未使用のトナーカートリッジ28の画像形成装置本体2への装着後、トナーカートリッジ28内の攪拌部材57が1回転する間、制御CPU61が攪拌部材57を回転させるためのトナー補給モータ65の駆動周波数を下げて、トナー補給モータ65の駆動周波数の変更時間を短くすることによって、トナーカートリッジ28は使用可能な状態になる。
図4は、トナーを480g充填したトナーカートリッジに対して100回タッピングして輸送におけるトナーのしまりを再現し、攪拌部材の回転と最大トルクとの関係を示す相関図である。
図4に示すように、攪拌部材57の1回転目の最大トルクは10.5kgfcmで、攪拌部材57の2回転目の最大トルクは10.5kgfcmから4.5kgfcmに下降し、攪拌部材57の2回転目から以降の最大トルクは略一定となる。
この図4に示す相関図より、攪拌部材57が1回転する間に、しまったトナー54は攪拌部材57の移動によって崩れ、攪拌部材57の2回転目から以降は定常のトルクになることが分かる。
ここで、攪拌部材57の回転検知は、光センサを用いると良い。
図5は、本発明の実施例に係る画像形成装置における反射型光センサを用いた場合の攪拌部材回転検知手段の構成例を示す図、(a)はトナーカートリッジの要部を示す一部切断正面図、(b)はトナーカートリッジの要部を示す一部切断平面図である。
画像形成装置1は、攪拌部材57の回転を検知する攪拌部材回転検知手段となる反射型光センサ50を備えている。
トナーカートリッジ28の側板28aの外側には、図5(a),(b)に示すように、トナー補給ローラ47の軸47aに固定したトナー補給ギア52、トナー補給ギア52と噛み合う回転可能なアイドルギア53、アイドルギア53と噛み合う攪拌部材57の軸57aに固定した攪拌ギア56が配置されている。
図2に示す搬送シート58が設けられている攪拌部材57は、攪拌ギア56と一体に構成されており、攪拌ギア56の回転入力によって、トナー54をトナー補給ローラ47に攪拌・搬送する。
また、アイドルギア53を介してトナー補給ギア52が回転し、トナー補給ローラ47を回転駆動することによって、トナーカートリッジ28内のトナー54を現像装置25の現像器46に供給する。
攪拌ギア56には、図5(a)に示すように、反射板48が設けられ、攪拌ギア56の近傍には、図5(b)に示すように、反射板48と対峙する位置に反射型光センサ50が配置されており、反射型光センサ50は攪拌部材57の回転検知を行う。
未使用トナーカートリッジ28の工場出荷時には、反射板48と反射型光センサ50は対峙する位置にある。
図6は、本発明の実施例に係る画像形成装置における透過型光センサを用いた場合の攪拌部材回転検知手段の構成例を示す図、(a)はトナーカートリッジの要部を示す一部切断正面図、(b)はトナーカートリッジの要部を示す一部切断平面図である。
画像形成装置1は、攪拌部材57の回転を検知する攪拌部材回転検知手段となる透過型光センサ51を備えている。
トナーカートリッジ28の側板28aの外側には、図6(a),(b)に示すように、トナー補給ローラ47の軸47aに固定したトナー補給ギア52、トナー補給ギア52と噛み合う回転可能なアイドルギア53、アイドルギア53と噛み合う攪拌部材57の軸57aに固定した攪拌ギア56が配置されている。
図2に示す搬送シート58が設けられている攪拌部材57は、攪拌ギア56と一体に構成されており、攪拌ギア56の回転入力によって、トナー54をトナー補給ローラ47に攪拌・搬送する。
また、アイドルギア53を介してトナー補給ギア52が回転し、トナー補給ローラ47を回転駆動することによって、トナーカートリッジ28内のトナー54を現像装置25の現像器46に供給する。
攪拌ギア56には、図6(a),(b)に示すように、突起状のリブ49が設けられ、攪拌ギア56の近傍には、図6(b)に示すように、リブ49と対峙する位置に透過型光センサ51が配置されており、透過型光センサ51は攪拌部材57の回転検知を行う。
未使用トナーカートリッジ28の工場出荷時には、リブ49と透過型光センサ51は対峙する位置にある。
画像形成装置1は、トナー補給モータ65の電流値を検知するモータ電流検知手段(図示せず)を備えている。
輸送時の部品破損等で、トナー補給モータ65の駆動周波数を下げでも、トナー補給モータ65が回転しない特異な状態が考えられる。
そこで、攪拌部材57が1回転した後、モータ電流検知手段によりトナー補給モータ65の電流値を計測し、制御CPU61が計測したトナー補給モータ65の電流値を予め設定してある閾値と比較することによって、トナー補給モータ65の駆動状態を識別し、早期に不具合をユーザに知らせることができる。
これは、トルクとトナー補給モータの電流値は相関関係があることを利用したもので、図7にその関係を示す。
図7は、トルクとトナー補給モータの電流値との関係を示す相関図である。
図7に示す相関図より、定常トルクが5kgfcmとした場合、トナー補給モータ65の電流値は110mAとなり、110mAを超える電流値ならば、トナー補給モータ65は回転していないと判断し、その旨をユーザに知らせる。
ここで、未使用のトナーカートリッジ28の画像形成装置本体2への装着後、制御CPU61によるトナー補給モータ65の駆動周波数のダウンを所定時間にしても良い。
未使用のトナーカートリッジ28には、輸送時のトナーカートリッジ28のトナー補給口55からのトナー漏れを防止するために、シール部材(図示せず)を付加しているものがある。
そのシール部材は、トナー補給モータ65の駆動によって引き剥がされる構造になっている。
このシール部材が引き剥がされていないと言うことは、トナー補給モータ65が回転していないことを意味し、その時の負荷はトナー補給モータ65の許容トルクを超えている。
従って、未使用のトナーカートリッジ28が、トナー補給モータ65の駆動で引き剥し可能なシール部材を有すれば、本発明は更に効果を発揮する。
このシール部材の状態は、一旦、制御CPU61がトナー補給モータ65の駆動周波数を定常値より上げ(トナー補給モータ65のトルクマージンを下げ)てセンシティブな状態とし、モータ電流検知手段によりトナー補給モータ65の電流値を計測し、制御CPU61が計測したトナー補給モータ65の電流値を閾値と比較すれば、シール部材の状態を精度良く識別できる。
図3に示すトナー補給モータの駆動周波数と脱調トルクとの関係より、トナー補給モータ65の駆動周波数を、定常値の62.5Hzから70Hzに上げた場合、脱調トルクは、10kgfcmから8.5kgfcmに減少する。
さらに、図7に示すトルクとトナー補給モータの電流値との関係より、脱調トルクが8.5kgfcmの場合、トナー補給モータ65の電流値は150mAとなる。
これは、トナー補給モータ65の駆動周波数が定常値の62.5Hzに対する電流値180mAより低く、検知感度がアップしたことを意味する。
画像形成装置1は、未使用のトナーカートリッジ28の画像形成装置本体2への装着後、トナーカートリッジ28が使用可能状態となるまでの間、制御CPU61がトナー補給モータ65の駆動周波数を定常値より下げた後、さらに制御CPU61がトナー補給モータ65の駆動周波数を定常値より上げ、トナーカートリッジ28内のトナー封止マイラー66の状態をチェックするようになっている。
トナー封止マイラー66は、未使用のトナーカートリッジ28の画像形成装置本体2への装着後、攪拌部材57の回転に伴って、トナーカートリッジ28のトナー補給口55に対峙する位置から無くなる構造になっている。
このトナー封止マイラー66がトナーカートリッジ28のトナー補給口55に対峙する位置から無くなっていないと言うことは、トナー補給モータ65が回転していないことを意味し、その時の負荷はトナー補給モータ65の許容トルクを超えている。
トナーカートリッジ28内のトナー封止マイラー66の状態のチェックは、一旦、制御CPU61がトナー補給モータ65の駆動周波数を定常値より下げた後、さらに制御CPU61がトナー補給モータ65の駆動周波数を定常値より上げ(トナー補給モータ65のトルクマージンを下げ)てセンシティブな状態とし、モータ電流検知手段によりトナー補給モータ65の電流値を計測し、制御CPU61が計測したトナー補給モータ65の電流値を予め設定してある閾値と比較し、トナー補給モータ65の電流値が閾値未満の場合、トナー封止マイラー66は正常状態であると見なし、トナー補給モータ65の電流値が閾値以上の場合、トナー封止マイラー66は異常であると見なし、瞬時に不具合をユーザに知らせることができる。
画像形成装置1は、装置に電力を供給する主電源(図示せず)を備えている。
画像形成装置1の長期停止によって、現像装置25のトナーカートリッジ28内ではトナー54が沈み込み、現像装置25の現像器46内では現像剤の沈み込みが発生する。
沈み込んだトナー54は、トナーカートリッジ28内の攪拌部材57に対して抵抗となり、トナー補給モータ65の許容トルクを超え、トナーカートリッジ28が使用可能な状態にならないことがある。
また、現像剤の沈み込みによって、現像装置25の現像器46内のトナー濃度センサ41の出力が上昇し、トナー補給モードに突入する。
これらは、画像形成装置1の主電源がONされた時に顕著に発生する。
そこで、画像形成装置1の主電源のONをトリガに、トナーカートリッジ28内の攪拌部材57が1回転する間、制御CPU61がトナー補給モータ65の駆動周波数を下げることで、トナー補給モータ65のトルクマージンを向上させ、前記不具合を解消できる。
次に、本発明の実施例に係る画像形成装置における制御装置が実行する処理内容を説明する。
図8は、初期状態において攪拌部材が1回転する間、トナー補給モータの駆動周波数を下げる時の制御装置が実行する処理内容を示すフローチャートである。
まず、トナーカートリッジ28が未使用か判断する(ステップS100)。
トナーカートリッジ28が未使用の場合は(ステップS100“Y”)、ステップS101以降を実行し、トナーカートリッジ28を使用している場合は(ステップS100“N”)、ステップS104以降を実行する。
ステップS100におけるトナーカートリッジ28が未使用かの判断には、トナーカートリッジ28に装着のICチップの未使用,使用の情報若しくは現像装置25の現像器46に装着のトナー濃度センサ41の出力値を用いる。
トナーカートリッジ28が未使用の場合は(ステップS100“Y”)、トナー補給モータ65の駆動周波数を下げる(ステップS101)。
次いで、攪拌部材57が1回転したか判断する(ステップS102)。
攪拌部材57が1回転した場合は(ステップS102“Y”)、ステップS103以降を実行する。
ステップS102における攪拌部材57が1回転したかの判断には、トナーカートリッジ28に装着のICチップの未使用,使用の情報、反射型光センサ50、若しくは透過型光センサ51を用いる。
攪拌部材57が1回転した場合は(ステップS102“Y”)、トナー補給モータ65の駆動周波数を元に戻す(ステップS103)。
その後、画像形成装置1が待機状態となる(ステップS104)。
トナーカートリッジ28を使用している場合は(ステップS100“N”)、画像形成装置1が待機状態となる(ステップS104)。
図9は、初期状態において攪拌部材が1回転する間、トナー補給モータの駆動周波数を下げ、トナー補給モータの状態をチェックする時の制御装置が実行する処理内容を示すフローチャートである。
まず、トナーカートリッジ28が未使用か判断する(ステップS200)。
トナーカートリッジ28が未使用の場合は(ステップS200“Y”)、ステップS201以降を実行し、トナーカートリッジ28を使用している場合は(ステップS200“N”)、ステップS207以降を実行する。
ステップS200におけるトナーカートリッジ28が未使用かの判断には、トナーカートリッジ28に装着のICチップの未使用,使用の情報若しくは現像装置25の現像器46に装着のトナー濃度センサ41の出力値を用いる。
トナーカートリッジ28が未使用の場合は(ステップS200“Y”)、トナー補給モータ65の駆動周波数を下げる(ステップS201)。
次いで、攪拌部材57が1回転したか判断する(ステップS202)。
攪拌部材57が1回転した場合は(ステップS202“Y”)、ステップS203以降を実行する。
ステップS202における攪拌部材57が1回転したかの判断には、トナーカートリッジ28に装着のICチップの未使用,使用の情報、反射型光センサ50、若しくは透過型光センサ51を用いる。
攪拌部材57が1回転した場合は(ステップS202“Y”)、モータ電流検知手段が計測したトナー補給モータ65の電流値と閾値を比較し、トナー補給モータ65の電流値が閾値未満か判断する(ステップS203)。
トナー補給モータ65の電流値が閾値未満の場合は(ステップS203“Y”)、トナー補給モータ65は正常に回転していると判断し、ステップS206以降を実行する。
トナー補給モータ65の電流値が閾値以上の場合は(ステップS203“N”)、トナー補給モータ65は回転していないと判断し、ステップS204以降を実行する。
トナー補給モータ65の電流値が閾値以上の場合は(ステップS203“N”)、ユーザに異常を伝える(ステップS204)。
次いで、画像形成装置1を停止状態にする(ステップS205)。
トナー補給モータ65の電流値が閾値未満の場合は(ステップS203“Y”)、トナー補給モータ65の駆動周波数を元に戻す(ステップS206)。
その後、画像形成装置1が待機状態となる(ステップS207)。
トナーカートリッジ28を使用している場合は(ステップS200“N”)、画像形成装置1が待機状態となる(ステップS207)。
図10は、初期状態において攪拌部材が所定時間回転する間、トナー補給モータの駆動周波数を下げる時の制御装置が実行する処理内容を示すフローチャートである。
まず、トナーカートリッジ28が未使用か判断する(ステップS300)。
トナーカートリッジ28が未使用の場合は(ステップS300“Y”)、ステップS301以降を実行し、トナーカートリッジ28を使用している場合は(ステップS300“N”)、ステップS304以降を実行する。
ステップS300におけるトナーカートリッジ28が未使用かの判断には、トナーカートリッジ28に装着のICチップの未使用,使用の情報若しくは現像装置25の現像器46に装着のトナー濃度センサ41の出力値を用いる。
トナーカートリッジ28が未使用の場合は(ステップS300“Y”)、トナー補給モータ65の駆動周波数を下げる(ステップS301)。
次いで、トナー補給モータ65の駆動周波数を下げて所定時間経過したか判断する(ステップS302)。
トナー補給モータ65の駆動周波数を下げて所定時間経過した場合は(ステップS302“Y”)、ステップS303以降を実行する。
トナー補給モータ65の駆動周波数を下げて所定時間経過した場合は(ステップS302“Y”)、トナー補給モータ65の駆動周波数を元に戻す(ステップS303)。
その後、画像形成装置1が待機状態となる(ステップS304)。
トナーカートリッジ28を使用している場合は(ステップS300“N”)、画像形成装置1が待機状態となる(ステップS304)。
図11は、初期状態において攪拌部材が1回転する間、トナー補給モータの駆動周波数を定常値より下げ、その後トナー封止マイラーの状態をチェックする時の制御装置が実行する処理内容を示すフローチャートである。
まず、トナーカートリッジ28が未使用か判断する(ステップS400)。
トナーカートリッジ28が未使用の場合は(ステップS400“Y”)、ステップS401以降を実行し、トナーカートリッジ28を使用している場合は(ステップS400“N”)、ステップS408以降を実行する。
ステップS400におけるトナーカートリッジ28が未使用かの判断には、トナーカートリッジ28に装着のICチップの未使用,使用の情報若しくは現像装置25の現像器46に装着のトナー濃度センサ41の出力値を用いる。
トナーカートリッジ28が未使用の場合は(ステップS400“Y”)、トナー補給モータ65の駆動周波数を定常値より下げる(ステップS401)。
次いで、攪拌部材57が1回転したか判断する(ステップS402)。
攪拌部材57が1回転した場合は(ステップS402“Y”)、ステップS403以降を実行する。
ステップS402における攪拌部材57が1回転したかの判断には、トナーカートリッジ28に装着のICチップの未使用,使用の情報、反射型光センサ50、若しくは透過型光センサ51を用いる。
攪拌部材57が1回転した場合は(ステップS402“Y”)、トナー補給モータ65の駆動周波数を定常値より上げる(ステップS403)。
次いで、モータ電流検知手段が計測したトナー補給モータ65の電流値と閾値を比較し、トナー補給モータ65の電流値が閾値未満か判断する(ステップS404)。
トナー補給モータ65の電流値が閾値未満の場合は(ステップS404“Y”)、トナー封止マイラー66は正常状態であると見なし、ステップS407以降を実行する。
トナー補給モータ65の電流値が閾値以上の場合は(ステップS404“N”)、トナー封止マイラー66は異常であると見なし、ステップS405以降を実行する。
トナー補給モータ65の電流値が閾値以上の場合は(ステップS404“N”)、ユーザに異常を伝える(ステップS405)。
次いで、画像形成装置1を停止状態にする(ステップS406)。
トナー補給モータ65の電流値が閾値未満の場合は(ステップS404“Y”)、トナー補給モータ65の駆動周波数を定常値に戻す(ステップS407)。
その後、画像形成装置1が待機状態となる(ステップS408)。
トナーカートリッジ28を使用している場合は(ステップS400“N”)、画像形成装置1が待機状態となる(ステップS408)。
図12は、画像形成装置が主電源ON且つトナー補給モードの場合、攪拌部材が1回転する間、トナー補給モータの駆動周波数を下げる時の制御装置が実行する処理内容を示すフローチャートである。
まず、画像形成装置1の主電源がOFFからONに切り替わって、電源スイッチがONされたか判断する(ステップS500)。
電源スイッチがONされた場合は(ステップS500“Y”)、ステップS501以降を実行し、電源スイッチがONされていないその他の場合は(ステップS500“N”)、ステップS505以降を実行する。
電源スイッチがONされた場合は(ステップS500“Y”)、トナー補給モードか判断する(ステップS501)。
トナー補給モードの場合は(ステップS501“Y”)、ステップS502以降を実行し、トナー補給モードでないその他の場合は(ステップS501“N”)、ステップS505以降を実行する。
トナー補給モードの場合は(ステップS501“Y”)、トナー補給モータ65の駆動周波数を下げる(ステップS502)。
次いで、攪拌部材57が1回転したか判断する(ステップS503)。
攪拌部材57が1回転した場合は(ステップS503“Y”)、ステップS504以降を実行する。
ステップS503における攪拌部材57が1回転したかの判断には、トナーカートリッジ28に装着のICチップの未使用,使用の情報、反射型光センサ50、若しくは透過型光センサ51を用いる。
攪拌部材57が1回転した場合は(ステップS503“Y”)、トナー補給モータ65の駆動周波数を元に戻す(ステップS504)。
その後、画像形成装置1が待機状態となる(ステップS505)。
また、電源スイッチがONされていないその他の場合は(ステップS500“N”)、画像形成装置1が待機状態となる(ステップS505)。
さらに、トナー補給モードでないその他の場合は(ステップS501“N”)、画像形成装置1が待機状態となる(ステップS505)。
以上に述べたように、未使用のトナーカートリッジ28の画像形成装置本体2への装着後、トナー補給モータ65の駆動周波数を下げることによって、トナー補給モータ65のトルクマージンをアップさせ、トナーカートリッジ28を使用可能な状態にすることができる。
本発明の実施例に係る画像形成装置の全体の構成を示す概略図。 本発明の実施例に係る画像形成装置の現像装置の構成を示す概略図。 トナー補給モータの駆動周波数と脱調トルクとの関係を示す相関図。 攪拌部材の回転と最大トルクとの関係を示す相関図。 本発明の実施例に係る画像形成装置における反射型光センサを用いた場合の攪拌部材回転検知手段の構成例を示す図。 本発明の実施例に係る画像形成装置における透過型光センサを用いた場合の攪拌部材回転検知手段の構成例を示す図。 トルクとトナー補給モータの電流値との関係を示す相関図。 初期状態において攪拌部材が1回転する間、トナー補給モータの駆動周波数を下げる時の制御装置が実行する処理内容を示すフローチャート。 初期状態において攪拌部材が1回転する間、トナー補給モータの駆動周波数を下げ、トナー補給モータの状態をチェックする時の制御装置が実行する処理内容を示すフローチャート。 初期状態において攪拌部材が所定時間回転する間、トナー補給モータの駆動周波数を下げる時の制御装置が実行する処理内容を示すフローチャート。 初期状態において攪拌部材が1回転する間、トナー補給モータの駆動周波数を定常値より下げ、その後トナー封止マイラーの状態をチェックする時の制御装置が実行する処理内容を示すフローチャート。 画像形成装置が主電源ON且つトナー補給モードの場合、攪拌部材が1回転する間、トナー補給モータの駆動周波数を下げる時の制御装置が実行する処理内容を示すフローチャート。 従来のトナー補給装置を備えた現像装置の構成の一例を示す断面図。
符号の説明
1 画像形成装置(プリンタ)
2 画像形成装置本体
10 露光走査部
11 レーザダイオード
12 コリメートレンズ
13 ポリゴンモータ
14 ポリゴンミラー
15 fθレンズ
16 折り返しミラー
17 レーザ光
20 画像形成部
21 感光体ドラム
22 クリーナ
23 イレーサランプ
24 帯電チャージャ
25 現像装置
26 現像部
27 トナー補給部
28 トナーカートリッジ
28a 側板
29 搬送ベルト
30 制御部
31 転写チャージャ
32 定着装置
33 排出ローラ対
34 排紙トレイ
35 用紙カセット
36 給紙ローラ
37 タイミングローラ対
40 トナー補給槽
41 トナー濃度センサ(透磁率センサ)
41a 検知面
44 現像ローラ
45 攪拌ローラ(攪拌装置)
46 現像器(現像槽)
46a 混合攪拌室
47 トナー補給ローラ
47a 軸
48 反射板
49 リブ
50 反射型光センサ
51 透過型光センサ
52 トナー補給ギア
53 アイドルギア
54 トナー
55 トナー補給口
56 攪拌ギア
57 攪拌部材
57a 軸
58 搬送シート
59 天蓋
60 トナー濃度制御系
61 制御CPU(制御装置)
62 基準電圧発生部
63 比較器
64 トナー補給ローラ駆動部
65 トナー補給モータ(回転駆動源)
66 トナー封止マイラー
66a 一端
67 ROM
68 RAM

Claims (9)

  1. 現像槽と、前記現像槽へ必要に応じてトナーを供給するためのトナー補給槽と前記トナー補給槽に収容される前記トナーを攪拌するための攪拌部材とを有し、画像形成装置本体に対して交換可能なトナーカートリッジと、前記攪拌部材を回転駆動するトナー補給モータとを具備した画像形成装置において、
    さらに、前記トナー補給モータの駆動を制御する制御装置を具備し、前記制御装置は、未使用トナーカートリッジの前記画像形成装置本体への装着後、前記トナー補給モータの駆動周波数を下げる機能を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記制御装置は、上記未使用トナーカートリッジの上記画像形成装置本体への装着後、前記トナーカートリッジ内の上記攪拌部材が1回転する間、上記トナー補給モータの駆動周波数を下げる機能を備えている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 上記未使用トナーカートリッジは、上記トナー補給モータの駆動で引き剥がし可能なシール部材を有する請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 上記トナーカートリッジに未使用,使用の情報を記憶したICチップが搭載されている請求項1に記載の画像形成装置。
  5. さらに、上記攪拌部材の回転を検知する攪拌部材回転検知手段を具備し、前記攪拌部材回転検知手段は、反射型または透過型の光センサである請求項1に記載の画像形成装置。
  6. さらに、上記トナー補給モータの電流値を検知するモータ電流検知手段を具備し、上記制御装置は、上記トナーカートリッジ内の上記攪拌部材が1回転した後、前記モータ電流検知手段により前記トナー補給モータの電流値を検知し、検知した前記トナー補給モータの電流値を予め設定された閾値と比較して前記トナー補給モータの駆動状態を識別する機能を備えている請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 上記制御装置は、上記未使用トナーカートリッジの上記画像形成装置本体への装着後、上記トナー補給モータの駆動周波数を所定時間下げる機能を備えている請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 上記制御装置は、上記未使用トナーカートリッジの上記画像形成装置本体への装着後、上記トナー補給モータの駆動周波数を定常値より下げた後、さらに前記トナー補給モータの駆動周波数を定常値より上げ、前記トナーカートリッジ内のトナー封止マイラーの状態をチェックする機能を備えている請求項1に記載の画像形成装置。
  9. さらに、装置に電力を供給する主電源を具備し、上記制御装置は、前記主電源がONされた時、トナー補給モードの場合、上記トナーカートリッジ内の上記攪拌部材が1回転する間、上記トナー補給モータの駆動周波数を下げる機能を備えている請求項1に記載の画像形成装置。
JP2004032296A 2004-02-09 2004-02-09 画像形成装置 Pending JP2005221976A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004032296A JP2005221976A (ja) 2004-02-09 2004-02-09 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004032296A JP2005221976A (ja) 2004-02-09 2004-02-09 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005221976A true JP2005221976A (ja) 2005-08-18

Family

ID=34997632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004032296A Pending JP2005221976A (ja) 2004-02-09 2004-02-09 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005221976A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009003376A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Brother Ind Ltd トナーカートリッジおよび現像装置
JP2009069177A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Sharp Corp 画像形成装置
JP2009151180A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Canon Inc 画像形成装置
US10031443B2 (en) 2016-08-23 2018-07-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Developer supply device and image forming apparatus
US10795283B1 (en) 2019-03-29 2020-10-06 Fuji Xerox Co., Ltd. Toner amount detection device for image forming apparatus

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009003376A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Brother Ind Ltd トナーカートリッジおよび現像装置
JP2009069177A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Sharp Corp 画像形成装置
JP2009151180A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Canon Inc 画像形成装置
US10031443B2 (en) 2016-08-23 2018-07-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Developer supply device and image forming apparatus
US10795283B1 (en) 2019-03-29 2020-10-06 Fuji Xerox Co., Ltd. Toner amount detection device for image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4917265B2 (ja) 画像形成装置
US6266501B1 (en) Image-forming apparatus having a seal for a developer and a method for detecting a removal of the seal
JP2008003561A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP6880838B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御プログラム
JP2005266804A (ja) 画像形成装置のトナー補給方法
JP3474475B2 (ja) 画像形成装置
JP2005221976A (ja) 画像形成装置
KR20150049641A (ko) 전자사진방식 화상형성장치
JP2009003125A (ja) トナーカートリッジ及び画像形成装置
JP2006106514A (ja) 画像形成装置
JP2004191559A (ja) トナー補給装置
JP2006065079A (ja) 画像形成装置
JP2000098727A (ja) トナー供給装置及びこれを用いた現像装置、並びに画像形成装置
JP2001305845A (ja) 画像形成装置
JP2005156589A (ja) 速度制御装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5612294B2 (ja) 画像形成装置
JP2009098294A (ja) 現像装置、そのトナー補給方法およびそれを備えた画像形成装置
JP4560354B2 (ja) 画像形成装置
JP5963711B2 (ja) 画像形成装置、補給制御方法
US9002239B2 (en) Image forming apparatus providing a controlled deliver of developer after startup
JP2011227202A (ja) 画像形成装置
JP2012103560A (ja) 画像形成装置
JP2009031413A (ja) 画像形成装置
JP4210194B2 (ja) 現像装置
JP3024811B2 (ja) 現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060725

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070612

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080121

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080228

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080328