JP3039631U - ビデオカセットデッキの装填機構 - Google Patents

ビデオカセットデッキの装填機構

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JP3039631U
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國男 沢井
博司 浜端
成 金子
勝則 大西
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Funai Electric Co Ltd
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    • G11B15/675Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes
    • G11B15/67544Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes with movement of the cassette parallel to its main side and subsequent movement perpendicular thereto, i.e. front loading
    • G11B15/67547Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes with movement of the cassette parallel to its main side and subsequent movement perpendicular thereto, i.e. front loading the two movements being made by the cassette holder

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ビデオカセットテープの装填の水平方向の移
動量を小さくしビデオカセットデッキの奥行き寸法を小
さくする。 【解決手段】 カセット受け部200を初期位置と走行
位置間で移動するカセット移動機構100とを有するビ
デオカセットデッキの装填機構であり、カセット移動機
構100は、カセット受け部200の左右両側に設けた
一対の壁部110の一方に水平方向にスライド可能に取
り付けたスライドアーム120と、スライドアーム12
0をスライドする駆動部と、スライドアーム120が取
り付けた側の壁部110に回動可能に支持され、壁部1
10に形成した溝部112を介しカセット受け部200
に連結したカセット駆動ギア130と、スライドアーム
120の動きを扉に伝達する扉アーム140とを備え、
走行位置にあるカセット受け部200を初期位置に移動
時カセット受け部200を移動する以前に扉を開けるよ
うにするカセット装填機構。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は ビデオカセットデッキの装填機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のビデオカセットデッキの装填機構は、デッキ本体の前面に設けられたカ セット挿入口を開閉する扉と、カセット挿入口に臨む初期位置とビデオカセット テープが走行される走行位置との間で移動可能となったカセット受け部と、この カセット受け部を前記初期位置と走行位置との間で移動させるカセット移動機構 とを有している。
【0003】 前記カセット移動機構は、カセット受け部の左右両側に設けられた一対の壁部 と、この壁部の一方に水平方向にスライド可能に取り付けられたスライドアーム と、このスライドアームをスライドさせる駆動部と、前記スライドアームが取り 付けられた側の壁部壁部に回動可能に支持され、当該壁部に形成された溝部を介 して前記カセット受け部に連結されたカセット駆動ギアと、前記スライドアーム の動きを扉に伝達する扉アームとを備えている。
【0004】 そして、走行位置にあるカセット受け部を初期位置に移動させる場合、すなわ ちビデオカセットテープを排出する場合、カセット受け部の走行位置から初期位 置への移動を利用して扉を開けていた。
【0005】 カセット受け部の走行位置は、初期位置より奥側かつ下側にあり、走行位置か ら初期位置への移動ではまずカセット受け部を上昇させる必要がある。このカセ ット受け部の上昇のためのカセット駆動ギアの回転を扉アームに伝達して扉を開 けているのである。そして、この扉は、内側に向かって開くようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上述した従来のビデオカセットデッキの装填機構には以下のよ うな問題点がある。 すなわち、カセット受け部の走行位置からの上昇と、扉の内側に向かう開動作 とが同時に行われるため、図7に示すように、カセット受け部にセットされたビ デオカセットテープ400と開動作中の扉520とが干渉しないように、少なく とも扉の高さ寸法分だけ、扉520の開支点521とビデオカセットテープ40 0の前縁部との間に水平方向の間隔Gを設ける必要がある。
【0007】 このため、ビデオカセットテープは、少なくともビデオカセットテープの奥行 き寸法だけは初期位置から水平方向に移動させる必要がある。
【0008】 ところで、近年のビデオカセットデッキは、部品の配置や各部の機構の見直し により小型化が進んでいるが、ビデオカセットテープの装填のための水平方向の 移動に見合った奥行きが必要ある。換言すると、ビデオカセットテープの装填の ための水平方向の移動量を小さくすると、ビデオカセットデッキの奥行き寸法も 小さくすることができるのである。
【0009】 本考案は上記観点に着目し、ビデオカセットテープの装填のための水平方向の 移動量を小さくすることにより、奥行き寸法を小さくしたビデオカセットデッキ とするためのビデオカセットデッキの装填機構を提供することを目的としている 。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るビデオカセットデッキの装填機構は、デッキ本体の前面に設けら れたカセット挿入口を開閉する扉と、カセット挿入口に臨む初期位置とビデオカ セットテープが走行される走行位置との間で移動可能となったカセット受け部と 、このカセット受け部を前記初期位置と走行位置との間で移動させるカセット移 動機構とを有するビデオカセットデッキの装填機構において、前記カセット移動 機構は、カセット受け部の左右両側に設けられた一対の壁部と、この壁部の一方 に水平方向にスライド可能に取り付けられたスライドアームと、このスライドア ームをスライドさせる駆動部と、前記スライドアームが取り付けられた側の壁部 に回動可能に支持され、当該壁部に形成された溝部を介して前記カセット受け部 に連結されたカセット駆動ギアと、前記スライドアームの動きを扉に伝達する扉 アームとを備えており、走行位置にあるカセット受け部を初期位置に移動させる 場合、カセット受け部を移動させる以前に前記扉を開けるように構成されている 。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の実施の形態に係るビデオカセットデッキの装填機構の図面であ って、カセット受け部が初期位置にある場合の概略的側面図、図2は本考案の実 施の形態に係るビデオカセットデッキの装填機構の図面であって、カセット受け 部が走行位置にある場合の概略的側面図、図3は本考案の実施の形態に係るビデ オカセットデッキの装填機構の図面であって、スライドアームが排出準備ポジシ ョンにある場合の概略的側面図、図4は本考案の実施の形態に係るビデオカセッ トデッキの装填機構の図面であって、カセット受け部が初期位置と走行位置との 間にある場合の概略的側面図、図5はビデオカセットデッキの概略的斜視図、図 6は本考案の実施の形態に係るビデオカセットデッキの装填機構の効果を示す概 略的側面図である。
【0012】 本考案の実施の形態に係るビデオカセットデッキの装填機構は、デッキ本体5 00の前面に設けられたカセット挿入口510を開閉する扉520と、カセット 挿入口510に臨む初期位置P1とビデオカセットテープ400が走行される走 行位置P2との間で移動可能となったカセット受け部200と、このカセット受 け部200を前記初期位置P1と走行位置P2との間で移動させるカセット移動 機構100とを有しており、その特徴的な部分は、走行位置P2にあるビデオカ セットテープ400を排出させる際の扉520の動きにある。
【0013】 まず、各部の構成を詳述する前に、本明細における用語を定義する。初期位置 P1とは、カセット受け部200がカセット挿入口510に臨んだ位置、すなわ ちビデオカセットテープ400が装填されていない場合のカセット受け部200 が存在する位置を言う。また、走行位置P2とは、ビデオカセットテープ400 の再生、記録等を行う場合にカセット受け部200が存在する位置を言う。
【0014】 一方、カセット受け部200が走行位置P2にある場合のスライドアーム12 0のポジションを走行ポジションPBと言う。また、カセット受け部200が初 期位置P1にある場合のスライドアーム120のポジションを初期ポジションP Aと言う。さらに、カセット受け部200が走行位置P2にありかつ扉520を 開ける場合のスライドアーム120のポジションを排出準備ポジションPCと言 う。
【0015】 まず、デッキ本体500の前面には、ビデオカセットテープ400を出し入れ するための横長のカセット挿入口510が開設されている。このカセット挿入口 510は、内部に塵芥が侵入しないように、ビデオカセットテープ400を出し 入れするとき以外は扉520で閉じられるようになっている。この扉520は、 上端両隅部に形成された軸 (図示省略) を中心として内側上方に向かって開くよ うになっている。かかる扉520の裏面側端部には、後述する扉アーム140が 引っ掛かるための扉側爪部 (図示省略) が形成されている。扉アーム140のア ーム側爪部142が扉側爪部に引っ掛かっているので、扉アーム140の動きに 応じて扉520が開閉されるのである。
【0016】 また、ビデオカセットテープ400が装着されるカセット受け部200は、底 板と、この底板の左右両側方に立設される側板と、この側板の間に架け渡される 軸と、この軸の両端に取り付けられるピニオン220とを有している。かかるカ セット受け部200は、カセット挿入口510に臨む初期位置P1とビデオカセ ットテープ400が走行される走行位置P2との間で移動可能となっている。
【0017】 さらに、カセット受け部200を前記初期位置P1と走行位置P2との間で移 動させるカセット移動機構100は、カセット受け部200の左右両側に設けら れた一対の壁部110と、この壁部110の一方に水平方向にスライド可能に取 り付けられたスライドアーム120と、このスライドアーム120をスライドさ せる駆動部 (図示省略) と、前記スライドアーム120が取り付けられた側の壁 部110に回動可能に支持され、当該壁部110に形成された溝部112を介し て前記カセット受け部200に連結されたカセット駆動ギア130と、前記スラ イドアーム120の動きを扉520に伝達する扉アーム140と有している。
【0018】 前記カセット受け部200のピニオン220は、前記一対の壁部110にそれ ぞれ形成されたギア付き溝部113のギアに噛合している。このギア付き溝部1 13は、初期位置P1から奥側に向かって水平に延び、走行位置P2の部分で9 0°曲がって下方に延びている。従って、カセット受け部200が初期位置P1 から走行位置P2にまで移動する場合には、初期位置P1から奥側に向かって移 動し、カセット受け部200が走行位置P2に到達したならば、走行位置に向か って降下するようになっているのである。なお、このギア付き溝部113には、 水平部分では上縁部に、垂直部分では図面における右側にそれぞれギアが形成さ れているが、図面では図示を省略している。
【0019】 一方、前記壁部110には、もう1つの溝部112が形成されている。この溝 部112は、前記ギア付き溝部113と同様の形状をしており、ギア付き溝部1 13よりも手前側かつ下側に位置している。そして、この溝部112とギア付き 溝部113とは対応する部分で平行になっている。
【0020】 また、カセット移動機構100を構成するスライドアーム120は、一方の壁 部110に水平方向にスライド可能に取り付けられている。このスライドアーム 120は、このビデオカセットデッキの装填機構のほとんどすべての動作を司る 部材であって、図示しない駆動部によってスライドさせられる。かかるスライド アーム120の先端部には、所定のラック部121が形成されている。このラッ ク部121は、後述するカセット駆動ギア130のピニオン部131と噛合して おり、スライドアーム120とカセット駆動ギア130との間で両者の動きを相 互に伝達するギア機構150を構成している。また、このスライドアーム120 のラック部121より奥側には、スライドアーム120が走行ポジションPBに ある場合、ラック部131の最も奥側に位置する歯部131Aが引っ掛かる係止 部122が形成されている。
【0021】 さらに、このスライドアーム120の先端側側面部には、扉アーム140の動 きを司るカム123Aが内側に設けられたカム板123が形成されている。この カム板123に形成されたカム123Aは、扉アーム140を扉520を開ける 開位置と扉520を閉じる閉位置との間で動かすものであり、図1〜図4に一点 鎖線で示すように、中央が低くなり、両端が上向きになった谷状に形成されてい る。
【0022】 このカム123Aによって動きが司られる扉アーム140は、スライドアーム 120が取り付けられた側の壁部110に支点141によって回動可能に支持さ れている。この扉アーム140は、先端部に前記扉520の扉側爪部に引っ掛か るアーム側爪部142が横方向に延設されている。
【0023】 また、この扉アーム140の基端側(支点141からみると前記アーム側爪部 142が設けられた側とは反対の側)には、前記カム123Aに対応したカムフ ォロワーとしてのピン143が外側に向かって突出されている。このピン143 は、スライドアーム120の動きを扉アーム140に伝達する役目を果たしてい る。なお、この扉アーム140は、先端側が壁部110に形成されたスリット1 11に入り込んでその動きをガイドされる。
【0024】 前記カセット駆動ギア130は、スライドアーム120が取り付けられた側の 壁部110に回動可能に支持され、当該壁部110に形成された溝部112を介 して前記カセット受け部200に連結されている。このカセット駆動ギア130 とカセット受け部200との連結は、カセット受け部200の側板から外側に突 出されたピン210が、カセット駆動ギア130に設けられた略L字形状の係合 溝132に係合することによって行われる。従って、カセット駆動ギア130の 回動は、ピン210を介してカセット受け部200に伝達され、カセット受け部 200は溝部112に案内されて移動する。
【0025】 このカセット駆動ギア130には、回転中心133を中心としたピニオン部1 31が形成されており、上述したように、このピニオン部131はスライドアー ム120のラック部121に噛合して、ギア機構150を構成している。
【0026】 また、このギア機構150には以下のような特徴がある。まず、スライドアー ム120がデッキ本体500の前面に向かって前進した状態、すなわちカセット 受け部200が走行位置P2にある場合、すなわちスライドアーム120が走行 ポジションPBにある場合には、ピニオン部131とラック部121とは噛合し ていないのである。
【0027】 次に、このように構成されたビデオカセットデッキの装填機構の動作及び作用 について説明する。 まず、カセット受け部200の初期位置P1から走行位置P2までの動作につ いて説明する。カセット受け部200が初期位置P1にある場合は、カセット移 動機構100は図1に示すようになっている。すなわち、スライドアーム120 はデッキ本体500の最も奥側に位置しており、ギア機構150を構成するカセ ット駆動ギア130のピニオン部131は、スライドアーム120のラック部1 21の先端部分と噛合している。すなわち、スライドアーム120は、初期ポジ ションPAにある。
【0028】 また、扉アーム140のピン143は、スライドアーム120が最も奥側に位 置するため、カム123Aとは当接しておらず、カセット挿入口510を扉52 0で閉じた状態にある。しかし、扉アーム140はフリーの状態にあるため、扉 520は外力を加えると自然と開くようになっている。
【0029】 この初期位置P1にあるカセット受け部200にビデオカセットテープ400 をセットする。すなわち、カセット挿入口510から扉520を押し退けてビデ オカセットテープ400を内部に挿入する。すると、ビデオカセットテープ40 0により図示しないスイッチがオンされ、カセット移動機構100を構成する図 示しない駆動部が駆動を開始し、スライドアーム120が手前側へとスライドを 始める。すなわち、スライドアーム120は走行ポジションPBへと移動を開始 するのである(図4参照)。
【0030】 なお、ビデオカセットテープ400のカセット受け部200への挿入により、 カセット受け部200を初期位置P1でロックしていたロック機構 (図示省略) のロックが解除される。
【0031】 スライドアーム120の手前側へのスライドにより、カセット駆動ギア130 が図1に示す矢印A方向に回動を開始する。この回動によってカセット受け部2 00は前記駆動部から力を受けて初期位置P1から走行位置P2に向かって移動 を開始する。このカセット受け部200の移動は、前記ギア付き溝部113及び 溝部112によって案内され、カセット受け部200が走行位置P2の上方に達 したならば、走行位置P2へと向かって降下する。
【0032】 図4に示すように、カセット受け部200が走行位置P2の上方に達する直前 に、扉アーム140のピン143がカム123Aの下側に潜り込む。すなわち、 扉アーム140には、カム123Aによりスライドアーム120のスライド移動 が伝達されるのである。この状態では、扉アーム140のピン143はカム12 3Aの下側に位置するので、扉520は開いた状態を継続する。
【0033】 スライドアーム120の手前側へのスライドが継続することによって、カセッ ト受け部200は、走行位置P2へと移動する。カセット受け部200が走行位 置P2に到達しても、図3に示すように、スライドアーム120の手前側への移 動は継続される。すなわち、スライドアーム120は、ピン143がカム123 Aから外れるまで手前側へとスライドを継続する。
【0034】 図2に示すように、ピン143がカム123Aから外れると、扉アーム140 はフリーになるので、扉520は自重によりカセット挿入口510を自然と閉じ る。
【0035】 そして、図2に示すように、ピン143がカム123Aから外れ、その後、ギ ア機構150を構成するスライドアーム120のラック部121とカセット駆動 ギア130のピニオン部131との噛合が解除される。しかも、前記ピニオン部 131の最も奥側にある歯部131Aがスライドアーム120に形成された係止 部122に引っ掛かる。これで、カセット受け部200は、走行位置P2に到達 するとともに、スライドアーム200は走行ポジションPBに到達したことにな る。
【0036】 次に、カセット受け部200の走行位置P2から初期位置P1までの動作につ いて説明する。 カセット受け部200が走行位置P2にある場合は、カセット移動機構100 の各部は図2に示すようになっている。この状態からカセット排出スイッチ (図 示省略) を操作すると、カセット移動機構100を構成する図示しない駆動部が 先程とは逆方向に駆動される。この駆動部の駆動によって、走行ポジションPB にあるスライドアーム120が、排出準備ポジションPCを経由して初期ポジシ ョンPAにスライドする。すなわち、カセット受け部200から見ると、走行位 置P2になるカセット受け部200が初期位置P1にまで移動するのである。
【0037】 走行ポジションPBにあるスライドアーム120が奥側へとスライドを開始す ると、カセット駆動ギア130はピニオン部131がスライドアーム120のラ ック部121と噛合していないため回動しない。すなわち、カセット受け部20 0は走行位置P2に停まったままである。
【0038】 しかし、扉アーム140のピン143は、スライドアーム120の奥側へのス ライドに応じてカム123Aの下側に潜り込むので、扉アーム140は支点14 1を中心として図3に示す矢印C方向に回動する。この回動によって扉520は 強制的に開けられる。すなわち、スライドアーム120は走行ポジションPBか ら排出準備ポジションPCにまでスライドしたのである。
【0039】 扉520が完全に開いた時点で、ギア機構150を構成するラック部121と ピニオン部131とが初めて噛合する。この噛合によってカセット駆動ギア13 0が図3に示す矢印B方向に回動され、これにともなってカセット受け部200 が走行位置P2からギア付き溝部113及び溝部112に沿って上昇する。この 状態では、扉520は全開状態である。
【0040】 そして、スライドアーム120がさらに奥側へのスライドを継続することによ って、すなわち図4に示す状態を経由することによって、カセット受け部200 は初期位置P1に到達する。
【0041】 初期位置P1(図1参照)では、扉アーム140のピン143とカム123A とは当接していない、すなわち扉アーム140はフリーの状態にあるため、ビデ オカセットテープ400の上面に当接することで開状態を維持している。従って 、ビデオカセットテープ400をカセット受け部200から取り外すと、扉52 0は自重によって自然とカセット挿入口510を閉じる。
【0042】
【考案の効果】
本考案に係るビデオカセットデッキの装填機構は、デッキ本体の前面に設けら れたカセット挿入口を開閉する扉と、カセット挿入口に臨む初期位置とビデオカ セットテープが走行される走行位置との間で移動可能となったカセット受け部と 、このカセット受け部を前記初期位置と走行位置との間で移動させるカセット移 動機構とを有するビデオカセットデッキの装填機構において、前記カセット移動 機構は、カセット受け部の左右両側に設けられた一対の壁部と、この壁部の一方 に水平方向にスライド可能に取り付けられたスライドアームと、このスライドア ームをスライドさせる駆動部と、前記スライドアームが取り付けられた側の壁部 に回動可能に支持され、当該壁部に形成された溝部を介して前記カセット受け部 に連結されたカセット駆動ギアと、前記スライドアームの動きを扉に伝達する扉 アームとを備え、走行位置にあるカセット受け部を初期位置に移動させる場合、 カセット受け部を移動させる以前に前記扉を開けるビデオカセットデッキの装填 機構において、カセット受け部が走行位置にある場合のスライドアームのポジシ ョンを走行ポジションとし、カセット受け部が初期位置にある場合のスライドア ームのポジションを初期ポジションとし、カセット受け部が走行位置にありかつ 扉を開ける場合のスライドアームのポジションを排出準備ポジションとしたとき 、前記スライドアームとカセット駆動ギアとは両者の動きを相互に伝達するギア 機構を有しており、スライドアームが走行ポジションから排出準備ポジションに 移動した後に、前記ギア機構がカセット受け部を走行位置から初期位置に向かっ て移動させ始めるように構成されている。
【0043】 従って、このビデオカセットデッキの装填機構は、走行位置にあるビデオカセ ットテープを排出する場合に、カセット受け部、すなわちビデオカセットテープ を初期位置に戻し始める以前に扉を開けるので、扉を走行位置に近づけても、扉 が開く動作とビデオカセットテープを走行位置から初期位置に戻す動作とが干渉 しない。具体的には、図6に示すように、デオカセットテープ400と開動作中 の扉520とが干渉しないので、図7に示す従来のもののように、扉520の高 さ寸法分だけ、扉520の開支点521とビデとの前縁部に水平方向の間隔Gを 設ける必要がなく、図6に示すaの分だけビデオカセットテープの水平方向の移 動を少なくすることができる。よって、従来のものよりビデオカセットデッキの 奥行きを少なくとも図6に示すaに相当する分だけ小さくすることが可能となる 。
【0044】 また、請求項2に係るビデオカセットデッキの装填機構におけるスライドアー ムには、扉アームを扉を開ける開位置と扉を閉じる閉位置との間で動かすカムが 設けられており、当該カムはスライドアームが走行ポジションから排出準備ポジ ションにまでスライドする間に扉アームを閉位置から開位置に動かすように構成 さけれている。このようにすることによって、カセット受け部が走行位置にある 状態のまま扉を開けることができる。
【0045】 さらに、請求項3に係るビデオカセットデッキの装填機構におけるギア機構は 、前記スライドアームに形成されたラック部と、前記カセット駆動ギアに形成さ れ、前記ラック部と噛合するピニオン部とからなり、スライドアームが走行ポジ ションと排出準備ポジションとの間にある場合には、ラック部とピニオン部とが 噛合しないように構成されている。このため、スライドアームが走行ポジション と排出準備ポジションとの間にある場合にはカセット受け部を確実に走行位置に 留めておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係るビデオカセットデッ
キの装填機構の図面であって、カセット受け部が初期位
置にある場合の概略的側面図である。
【図2】本考案の実施の形態に係るビデオカセットデッ
キの装填機構の図面であって、カセット受け部が走行位
置にある場合の概略的側面図である。
【図3】本考案の実施の形態に係るビデオカセットデッ
キの装填機構の図面であって、スライドアームが排出準
備ポジションにある場合の概略的側面図である。
【図4】本考案の実施の形態に係るビデオカセットデッ
キの装填機構の図面であって、カセット受け部が初期位
置と走行位置との間にある場合の概略的側面図である。
【図5】ビデオカセットデッキの概略的斜視図である。
【図6】本考案の実施の形態に係るビデオカセットデッ
キの装填機構の効果を示す概略的側面図である。
【図7】従来のこの種のビデオカセットデッキの装填機
構の問題点を示す概略的側面図である。
【符号の説明】
100 カセット移動機構 110 壁部 120 スライドアーム 121 ラック部 130 カセット駆動ギア 131 ピニオン部 140 扉アーム 150 ギア機構 500 デッキ本体 510 カセット挿入口 520 扉 P1 初期位置 P2 走行位置 PA 初期ポジション PB 走行位置 PC 排出準備ポジション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大西 勝則 大阪府大東市中垣内7丁目7番1号 船井 電機株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デッキ本体の前面に設けられたカセット
    挿入口を開閉する扉と、カセット挿入口に臨む初期位置
    とビデオカセットテープが走行される走行位置との間で
    移動可能となったカセット受け部と、このカセット受け
    部を前記初期位置と走行位置との間で移動させるカセッ
    ト移動機構とを有するビデオカセットデッキの装填機構
    において、前記カセット移動機構は、カセット受け部の
    左右両側に設けられた一対の壁部と、この壁部の一方に
    水平方向にスライド可能に取り付けられたスライドアー
    ムと、このスライドアームをスライドさせる駆動部と、
    前記スライドアームが取り付けられた側の壁部に回動可
    能に支持され、当該壁部に形成された溝部を介して前記
    カセット受け部に連結されたカセット駆動ギアと、前記
    スライドアームの動きを扉に伝達する扉アームとを具備
    しており、 走行位置にあるカセット受け部を初期位置に移動させる
    場合、カセット受け部を移動させる以前に前記扉を開け
    るビデオカセットデッキの装填機構において、カセット
    受け部が走行位置にある場合のスライドアームのポジシ
    ョンを走行ポジションとし、カセット受け部が初期位置
    にある場合のスライドアームのポジションを初期ポジシ
    ョンとし、カセット受け部が走行位置にありかつ扉を開
    ける場合のスライドアームのポジションを排出準備ポジ
    ションとしたとき、 前記スライドアームとカセット駆動ギアとは両者の動き
    を相互に伝達するギア機構を有しており、スライドアー
    ムが走行ポジションから排出準備ポジションに移動した
    後に、前記ギア機構がカセット受け部を走行位置から初
    期位置に向かって移動させ始めることを特徴とするビデ
    オカセットデッキの装填機構。
  2. 【請求項2】 前記スライドアームには、扉アームを扉
    を開ける開位置と扉を閉じる閉位置との間で動かすカム
    が設けられており、当該カムはスライドアームが走行ポ
    ジションから排出準備ポジションにまでスライドする間
    に扉アームを閉位置から開位置に動かすことを特徴とす
    る請求項1記載のビデオカセットデッキの装填機構。
  3. 【請求項3】 前記ギア機構は、前記スライドアームに
    形成されたラック部と、前記カセット駆動ギアに形成さ
    れ、前記ラック部と噛合するピニオン部とからなり、ス
    ライドアームが走行ポジションと排出準備ポジションと
    の間にある場合には、ラック部とピニオン部とが噛合し
    ないことを特徴とする請求項1又は2記載のビデオカセ
    ットデッキの装填機構。
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