JP3037568B2 - タンクの支持装置 - Google Patents

タンクの支持装置

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JP3037568B2
JP3037568B2 JP6240723A JP24072394A JP3037568B2 JP 3037568 B2 JP3037568 B2 JP 3037568B2 JP 6240723 A JP6240723 A JP 6240723A JP 24072394 A JP24072394 A JP 24072394A JP 3037568 B2 JP3037568 B2 JP 3037568B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はタンクの支持装置に関
し、特に取り外し可能なタンクのセット操作を容易にし
た支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ミキシングボウル内へ投入さ
れた粉末茶を湯によって溶解混合して注出するディスペ
ンサが知られている。この種ディスペンサの中には、給
水用のタンクと、ここから供給される水を加熱してミキ
シングボウルへの給湯を行う加熱用のタンクとを備えた
ものが知られている。給水タンクは貯湯タンク内の湯が
使用されて水位が一定レベル以下に低下した場合に給水
が開始し、一定レベルまで回復した時点で給水が停止す
るように構成されている。給水タンクが空になった場合
には本体から取り外して水場まで持ってゆき、水を補給
した後に再度本体内に組み込まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水を満
杯にした状態での給水タンクは相当な重量があり、持ち
運びですら容易ではない。一方、本体側の給水タンクの
組み込みスペースもコンパクト化の要請から、決して大
きなスペースは確保されていない。したがって、このよ
うな狭いスペースへ満水状態にある給水タンクをセット
するのは困難とならざるを得なかった。このため、正規
のセット位置への位置決めがされにくく、不整合のまま
に給水タンクの押し込みがなされるようなことがある
と、タンクの給水部分を損傷してしまうこともあった。
本発明は上記した事情に鑑みて開発工夫されたものであ
り、その目的とするところはタンクのセット操作を容易
に行うことができる支持装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明の構成は、上下二段に積層されたタ
ンクのうち上段側のタンクは、その下面に下段側のタン
クへの給水のための給水部が突出形成され、かつこの上
段側のタンクは下段側のタンクの上方に配されたタンク
受け台に対して前記給水部が下方へ突出する状態でセッ
トされてなるものにおいて、前記タンク受け台の前端部
には、前記上段側のタンクをセットするときに前記給水
部との干渉を回避しつつセット位置へ案内可能な案内部
が形成されていることを特徴とするものである。また、
請求項2の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記
タンク受け台には上側のタンクに係合してこのタンクを
セット位置に位置決めするための位置決め手段が形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】したがって、請求項1の発明では上側のタンク
を満水にして再度本体内へセットする場合に、タンク受
け台の案内部に沿ってタンクの下面を後部側から滑らせ
ながら押し込んでやれば、タンクは案内部によって給水
部との干渉を回避しつつ正規のセット位置へ案内され
る。この場合に、請求項2の発明によれば、上側のタン
クはタンク受け台に設けられた位置決め手段によって正
規のセット位置に位置決めされる。
【0006】
【発明の効果】本発明の効果は次のようである。請求項
1の発明によれば、タンク受け台に案内部を設けたた
め、重量のあるタンクであっても比較的容易に正規セッ
ト位置へ案内されるため、セッティングの操作を円滑に
なしうる。
【0007】また、請求項2の発明では位置決め手段に
よってタンクが正規セット位置に位置決めされるため、
セット状態が安定したものとなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面にし
たがって詳細に説明する。図1に示すように、本例の飲
料ディスペンサは薄型のものとなっており、また図示し
ないテーブル上に設置されることで操作のしやすい高さ
となるようにしている。この飲料ディスペンサは図2に
示すようにディスペンサ本体(以下、単に本体2とい
う。)と、その前面にヒンジによって開閉可能に装着さ
れた前扉1とから構成されている。前扉1の前面上部に
は注出操作用のボタン(本例では茶用ボタン47と湯用
ボタン48)あるいは表示ランプ等が配された操作パネ
ル3が設けられている。一方、前扉1の下部には注出部
4が凹み形成され、その下面にはコップ等を載置可能で
かつすのこ状に形成された受け皿49が設けられ、その
下方に配置されたドレンパン5を閉じている。
【0009】本体2の上部には粉末茶を貯溜するキャニ
スタ6が配されており、その前部が前扉1側に突出する
ような状態で取付がなされている。キャニスタ6は機器
に向かって左右方向に幅狭で(図3、図4参照)かつ前
後方向に漏斗状に形成されており(図2参照)、その底
部は前扉1側へ張り出してその先端には放出口50が開
口し、常には開閉可能な蓋板7によって閉じられてい
る。そして、前記した茶用のボタンの操作によって蓋板
7を開放し同時に一定量の粉末茶を放出口50より落下
供給できるようになっている。一方、前扉1の内面の中
央部であって、上記放出口50の下方には漏斗状に形成
されたガイド8が取り付けられており、キャニスタ6の
放出口50からの粉末茶を受けてミキシングボウル9へ
と案内することができる。ミキシングボウル9は前扉1
の内面でかつガイド8の真下位置に配されている。そし
て、ここには後述する貯湯タンク10に接続された給湯
用配管11の先端が臨んでおり、ミキシングボウル9内
ではガイド8を経由してキャニスタ6から供給された粉
末茶を湯によって溶解混合するようになっている。
【0010】次に、給水タンク12と貯湯タンク10に
ついて説明する。まず、図7によって貯湯タンク10を
説明すると、貯湯タンク10は上面が開放するほぼ直方
体状に形成されており、本体2の底面にブラケット10
aを介して固定されている。また、貯湯タンク10内の
下方にはタンク10内の水を加熱するための電熱ヒータ
13(投込式シーズヒータ)が収納されている。タンク
10の前面には、このヒータ13に対する端子とそれぞ
れ異なる検出すべき温度(例えば、空焚き検出温、飲料
に適する上限あるいは下限の検出温度)が設定された図
示3個のサーモスタット用端子14a〜14cが突出し
ている。これら各端子14a〜14cは図示しない電気
回路に接続され、貯湯タンク10内の水量・湯温等に応
じてヒータ13に対する通電制御がなされるようになっ
ている。さらに、貯湯タンク10の前面には取付片15
aを介してリミットスイッチ15が取り付けられてお
り、タンク10内の水位が一定レベル(ヒータ13が設
けられている位置よりやや高いレベル)に達したときに
ヒータ13に対する通電が開始されるよう、接点の切り
換えがなされるようにしてある。
【0011】また、貯湯タンク10の後部下側は段差状
に切り欠かれており、ここには貯湯タンク10内の湯を
汲み上げてミキシングボウル9へと導くための揚水ポン
プ16が装着され、茶用ボタン・湯用ボタン47,48
の操作に基づいて図示しない電気回路によって汲み上げ
動作が制御されるようにしてある。この揚水ポンプ16
は貯湯タンク10内に流入口が開口し、吐出口には給湯
用配管11が接続されている。給湯用配管11は本体2
内の側壁に沿って配管された後、前扉1との間は可撓性
及び耐熱性を有するホース11aによって接続されてミ
キシングボウル9へと延出している。
【0012】また、貯湯タンク10の上面はタンクカバ
ー17によって覆われ、ビスなどによって止めつけがな
されている。タンクカバー17の上面でかつ前方寄りの
位置には円形の挿通孔18が開口するとともに、これを
取り囲むようにして給水タンク12側を支持するための
支枠19が取り付けられている。この支枠19は所定高
さをもって方形状に突出し、タンクカバー17とほぼ同
幅に形成されている。また、支枠19の前縁には次述す
るタンク受け台20を固定するための張り出し板21
が、その全幅にわたってかつ前方へ張り出すようにして
取り付けられている。
【0013】上記したように、給水タンク12はタンク
受け台20を介して支枠19上に支持されるものであ
り、全体として略直方体状に形成され、その前面には脱
着操作用の把手22が形成されている。この給水タンク
12の底面の前面寄りには貯湯タンク10への給水のた
めの給水部Kが配されている。この給水部Kは給水タン
ク12の下面に垂下され同タンク12内に連通する給水
筒23と、バルブキャップ25とから構成されている。
給水筒23の外周面にはねじ23aが刻設されており、
ここには図9に示すように、バルブ24を内蔵したバル
ブキャップ25が、パッキン26を介在したシール状態
でねじ込まれている。給水部Kはタンクカバー17の挿
通孔18に対して充分なクリアランスをもって挿通可能
に形成されており、給水タンク12のセット時あるいは
取り外しの際に、給水部Kが容易に挿通孔18から抜き
取り可能としてある。また、図9に示すように、バルブ
キャップ25の底面の中心部は円柱状に膨出して凸部2
5aとして立設されるとともに、凸部25aの上面には
流出口27が同心で開口している。また、バルブキャッ
プ25内には流出口27を開閉するためのバルブ24が
収納されており、このバルブ24は、弁体28と同弁体
28を同軸で貫通するバルブシャフト29とから構成さ
れている。さらに、バルブシャフト29にはばね30が
卷着されており、ばね30はバルブシャフト29の下端
に張り出したばね受け31と凸部25aの流出口27周
り部分との間に介在されていて、弁体28によって流出
口27が閉止されるよう、全体を引き下げる方向に付勢
している。
【0014】タンク受け台20はその上面に給水タンク
12を載置可能な支持面20aが形成され、その前部に
は給水部Kとの干渉を回避するための逃がし凹部32
が、タンク受け台20の前縁を開放するようにして切り
欠き形成されている。この逃がし凹部32の後縁は下方
へほぼ直角に折曲げられて引掛け縁33となっており、
支枠19の対応する内壁面に係止可能である。一方、タ
ンク受け台20の前縁において逃がし凹部32を挟む両
側には、給水タンク12の脱着操作を案内するための一
対のガイド片34が立設されている。両ガイド片34は
それぞれ逆U字状をなして形成されており、その自由端
側はタンク受け台20の下面位置よりもさらに下方へ延
びて前記したタンクカバー17の張り出し板21へビス
止め可能となっている。また、両ガイド片34の頂部
は、給水タンク12の脱着操作時に給水タンク12の下
面を滑らせながら引き出しあるいは押し込みを行わせる
ための案内面34aとなっている。また、両ガイド片3
4の内面側は、タンク受け台20の後縁に折曲げ形成さ
れたストッパ縁35と共に給水タンク12を位置決めす
るための位置決め手段を構成する規制面34bとして機
能する。
【0015】前記タンクカバー17の下面における挿通
孔18の近傍には前記バルブ24を開放状態に保持する
ためのバルブオープナー36が固定されている。バルブ
オープナー36は全体略L字状に形成されており、その
先端は上向きに屈曲して突き上げ片36aとなってい
る。この突き上げ片36aは給水タンク12が組み込ま
れている状態では、図9に示すように、バルブ24のば
ね受け31を突き上げて流出口27を開放させるよう、
バルブ24を押し上げる役割を果たすものである。ま
た、バルブオープナー36には図8に示すようなフロー
ト付き給水量調整ユニット37が取り付けられている。
【0016】フロート付き給水量調整ユニット37は補
給用カップ38を備えており、この補給用カップ38は
上方へ開口してバルブキャップ25の流出口27より落
下される水を一旦受け止め、流量調整をしながら貯湯タ
ンク10内へ給水するようにするためのものである。す
なわち、補給用カップ38はその下面にフロート39を
取り付けているアーム40の一端が固定されており、ま
たバルブオープナー36をその内部に収納した状態でバ
ルブオープナー36の側面に対し支持ピン41によって
揺動可能に支持されている。そして、補給用カップ38
は貯湯タンク10が空の状態ではその上縁の一方側がタ
ンクカバー17の下面に当接する傾斜姿勢で支持されよ
うなバランス設定となっている。また、補給用カップ3
8の上縁のうちタンクカバー17と当接する側と反対側
は略コの字状に切り欠かれて、溢れ縁42となってい
る。この溢れ縁42は貯湯タンク10内の水位が一定レ
ベル以下のときに補給用カップ38内の水を溢れ出さ
せ、次述する細孔43と共に急速給水を可能にするもの
であるのに対し、溢れ縁42が設けられている側の面に
おいて溢れ縁42より低位に貫通する細孔43は貯湯タ
ンク10内の水位が一定レベル範囲にあるときに緩速給
水を可能にして貯湯タンク10の湯温が急激に低下しな
いようにしている。さらに、補給用カップ38は支持ピ
ン41が差し込まれるのと反対側の面には支軸44が突
出し、貯湯タンク10の上縁に切り欠かれた係止溝45
(図7参照)に引掛けることで支持ピン41と共に補給
用カップ38を支持している。この支軸44の先端は貯
湯タンク10の外方へ突出するとともに、先端には可動
片46が取り付けられている。可動片46は貯湯タンク
10の側面に沿って斜め前方へ伸び、補給用カップ38
の揺動姿勢に応じて、つまり貯湯タンク10の水位が少
なくともヒータ13より高位になったときに初めて前記
したリミットスイッチ15の接点の切り替えを可能にし
ている。
【0017】次に、上記のように構成された本実施例の
作用効果を具体的に説明する。まず、簡単に「お茶」の
注出動作について説明すると、貯湯タンク10内が一定
水位以上にあることを条件にしてヒータ13に対する通
電がなされ、湯温が設定された上限温度に到達したこと
がサーモスタットによって検出されると、ヒータに対す
る通電が停止する。この状態で茶用ボタン47が操作さ
れると、キャニスタ6の蓋板7が開放して一定量の粉末
茶が放出口50より放出され、ガイド8を通してミキシ
ングボウル9へと供給される。一方、揚水ポンプ16の
駆動によって貯湯タンク10内の湯が汲み上げられ給湯
用配管11を通してミキシングボウル9へと供給され
る。この結果、粉末茶はミキシングボウル9内で溶解混
合され、コップへと注がれる。
【0018】給水タンク12内が空になって補給の必要
が生じた場合には、前扉1を開いた後、給水タンク12
の把手22を持ってタンク12の前部側を持ち上げる。
そして、給水部Kを挿通孔18から抜き上げて給水タン
ク12の下面が少なくとも案内面34aより上位となる
ようして、給水タンク12を手前側へ引き出せば給水部
kが逃がし凹部32を通るため、タンク12全体がスム
ーズに取り出される。そして、水場へ持って行きバルブ
キャップ25を外して給水筒23よりタンク12内へ水
の補給を行う。満水状態になったらバルブキャップ25
を閉じるのであるが、本体2側へセットされる前の状態
ではバルブ24はばね30によって流出口27を閉じて
いるため、ここからタンク12内の水が漏れ出ることは
ない。
【0019】給水タンク12をセットする場合には、ま
ず給水タンク12の下面の後部側を両ガイド片34の案
内面34aに乗せ、そのまま水平に押し込む。すると、
給水タンク12は案内面34a上をスライドしつつ押し
込まれてゆくが、適当な押し込みの後に給水タンク12
の下面後端を支持面20a上に降ろす。こうして給水タ
ンク12はその手前側が持ち上げられた傾斜姿勢のまま
でさらに押し込むと、給水タンク12の後端部がストッ
パ縁35に当接するため、これ以上の押し込みが制限さ
れる。その時点で、給水タンク12の前面が両ガイド片
34を乗り越えるため、給水タンク12の手前側を降ろ
してやれば、給水タンク12はストッパ縁35と規制面
34bとで位置決めされた状態で、支持面20a上にセ
ットされる。すると、給水部Kは挿通孔18内に突っ込
まれ、図9に示すように、突き上げ片36aがバルブ2
4の下端をばね30に抗して突き上げる。このため、流
出口27が開かれ給水タンク12内の水が流出し、フロ
ート付き給水量調整ユニット37の補給用カップ38へ
落下し、ここから貯湯タンク10内の水位に応じた量の
水が補給される。
【0020】以上のように、本実施例では満水状態とな
って相当な重量となっている給水タンク12をセットす
る場合に、両案内面34aに乗せこれに沿って押し込め
ばよい。そして、この間は給水タンク12の重量は両ガ
イド片34によって支持されるため、片手操作も可能で
あり、また、ガイド片34へ乗せることによって給水部
Kとタンク受け台20との干渉も同時に回避されるた
め、セット操作がスムーズになされる。したがって、使
用者が充分に注意を払うことなく押し込み操作を行って
も、給水タンク12を周辺の部材にぶつけて損傷させる
こともない。さらに、給水タンク12はストッパ縁35
と規制面34bとによって位置決めされた状態でセット
されるため、がたつきのない安定したセット状態が得ら
れる。
【0021】図11〜図13は本発明の他の実施例(実
施例2)であり、この例の給水タンクでは上記した実施
例の給水筒よりも大径の給水筒23が形成されている。
この給水筒23にパッキン26を介してねじ込まれるバ
ルブキャップ25は、その内部が仕切板51によって上
下に区画されており、下面の中心部には下方へ開口する
円筒状の筒部52が垂下されている。仕切板51の上面
には中心位置に大径の流出口53が、またこれを同心で
取り囲む位置には小径でかつ複数の流出口54が、いず
れも筒部52へ連通するようにして開口している。そし
てバルブ24は、バルブシャフト29が大径の流出口5
3に挿入され、ばね30によって弁体28が全流出口5
3,54を閉止するよう付勢された状態で取付けがなさ
れている。
【0022】一方、タンク受け台20は前縁を除く周縁
に側縁55が立設されており、また前記した実施例と同
様、逃がし凹部32を有している。但し、本例の逃がし
凹部32はタンク受け台20の前縁部よりタンク受け台
20の中央部に至る部分にかけて開口幅を変化させつつ
開口している。すなわち、タンク受け台20の前縁部分
では筒部52の外径よりは幅広でバルブキャップ25の
外径よりは幅狭に形成された筒部挿通部32aとなって
おり、この筒部挿通部32aから奥側に向けて徐々に拡
開する拡開部32bが連続し、さらにそれより奥側はバ
ルブキャップ25の外径より大きな幅をもった収納部3
2cが形成されている。
【0023】そして、上記した筒部挿通部32aおよび
拡開部32bにかけて、これらの両サイドは手前側から
の上り勾配をなして支持面に連続する案内面34aが形
成されており、給水タンク12のセット時にバルブキャ
ップ25の下縁を滑らせて収納部32cへのセット動作
を案内する。このように形成されたタンク受け台20
は、案内面34aの前縁部分が下向きに折曲げられ、こ
の部分をタンクカバー17の張り出し板21にビス締め
することでタンクカバー17に対して固定されている。
また、セットされた給水タンク12は、タンク受け台2
0の側縁によって給水タンク12の後方および左右方向
への位置決めがなされるとともに、拡開部32bの開口
縁が給水部Kの側面に係合することで給水タンク12の
前方への位置決めがなされる。
【0024】実施例2によれば、空になった給水タンク
12を取り外す場合には、前扉1を開放し把手22をも
って図12に示すように、給水タンク12の前部側を持
ち上げ給水部Kを挿通孔18より引き抜く。その状態の
ままで手前側へ引き出せば、給水タンク12は本体2か
ら取り外されてくる。水の補給が完了して満水状態とな
った給水タンク12を再度セットする場合には、給水タ
ンク12の下面後部側を案内面34a上に乗せた状態で
押し込みを行う。これによって、給水タンク12は案内
面34a上を滑りながら本体2内へ傾斜姿勢のまま前進
してゆく。そして、タンク12の後部側が案内面34a
を乗り越えた後、適当な時期にタンク12全体をほぼ水
平姿勢に移行させて押し込みを行う。こうして押し込み
を行う間、給水部Kの筒部52は逃がし凹部32を通過
することでタンク受け台20との干渉が回避されてい
る。そして、バルブキャップ25が案内面34aを通過
し収納部32cに至る位置まで押し込みがなされれば、
バルブキャップ25は収納部32cに適合し、かつ筒部
52が挿通孔18へ入り込む。このときには、タンク受
け台20の側縁55によって給水タンク12の後方およ
び左右方向への位置決めがなされるとともに、拡開部3
2bの開口縁が給水部Kの側面に係合することで給水タ
ンク12の前方への位置決めがなされた状態で給水タン
ク12のセットが完了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスペンサの正面図
【図2】内部構造の配置関係を示す側面図
【図3】前扉を開いた状態を示す平面図
【図4】前扉を省略した状態を示す概略正面図
【図5】給水タンクを示す斜視図
【図6】タンク受け台を示す斜視図
【図7】貯湯タンクと蓋板を示す分解斜視図
【図8】フロート付き給水量調整ユニットを示す斜視図
【図9】給水部の周辺部を示す断面図
【図10】給水タンクのセット状態を示す概略側面図
【図11】実施例2を示す分解斜視図
【図12】同じく給水タンクの脱着動作を示す側面図
【図13】給水部の周辺部を示す断面図
【符号の説明】
10…貯湯タンク 12…給水タンク 20…タンク受
け台 34a…案内面 35…位置決め手段としてのストッパ縁 55…位置決
め手段としての側縁 32b…位置決め手段としての拡開部 34b…位置決
め手段としての規制面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−31728(JP,U) 実開 昭61−167132(JP,U) 実開 昭49−84386(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 31/00 A47J 31/54

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下二段に積層されたタンクのうち上段
    側のタンクは、その下面に下段側のタンクへの給水のた
    めの給水部が突出形成され、かつこの上段側のタンクは
    下段側のタンクの上方に配されたタンク受け台に対して
    前記給水部が下方へ突出する状態でセットされてなるも
    のにおいて、 前記タンク受け台の前端部には、前記上段側のタンクを
    セットするときに前記給水部との干渉を回避しつつセッ
    ト位置へ案内可能な案内部が形成されていることを特徴
    とするタンクの支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、前記タン
    ク受け台には上側のタンクに係合してこのタンクをセッ
    ト位置に位置決めするための位置決め手段が形成されて
    いることを特徴とするタンクの支持装置。
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