JP2567207Y2 - 茶葉貯留装置 - Google Patents

茶葉貯留装置

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JP2567207Y2 JP1993036344U JP3634493U JP2567207Y2 JP 2567207 Y2 JP2567207 Y2 JP 2567207Y2 JP 1993036344 U JP1993036344 U JP 1993036344U JP 3634493 U JP3634493 U JP 3634493U JP 2567207 Y2 JP2567207 Y2 JP 2567207Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、給茶機における茶葉
貯留装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動給茶機としては、キャニスタ(タン
ク)内に貯留された茶葉を計量装置に供給し、この計量
装置によって所望とする量の茶葉を茶こし器へ排出する
ようにした形式のものがよく知られている。その一例と
しては、キャニスタが本体キャビネットとは別体をなし
ていて1つの供給口を有しているとともに、本体キャビ
ネットに、茶葉計量部に連通する連通口が底部に形成さ
れていてキャニスタを相対回動可能に案内して収納する
キャニスタ収納部を設けたものがある。これは、供給口
が上向きになる姿勢から連通口に整合する姿勢にキャニ
スタを回動させることによりそのキャニスタに貯留した
茶葉を茶葉計量部に供給するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来例では、
キャニスタの外周とキャニスタ収納部の内周との間に殆
ど隙間がなく、キャニスタの回動時にはキャニスタの外
周とキャニスタ収納部の内周とが摺接するような構造に
なっていた。このため、キャニスタ内に貯留した茶葉の
量が多くてキャニスタの回動時にその傾いた供給口から
茶葉が零れ出た場合に、その零れ出た茶葉の一部がキャ
ニスタの回動にともなうガタ付き等の理由によりキャニ
スタとキャニスタ収納部の間に生じた僅かな隙間に入り
込む可能性がある。このような状態のままでキャニスタ
の回動を続けようとすると、キャニスタとキャニスタ収
納部の隙間に噛み込んだ茶葉が回動にブレーキをかける
こととなる。
【0004】このように、従来のものは、茶葉の噛み込
みのためにキャニスタの回動操作が重くなって茶葉の供
給作業が円滑に行われなくなる恐れがあるという問題が
あった。本考案はこうした点に鑑みて開発されたもので
あり、その目的とするところはキャニスタの回動時に茶
葉がキャニスタとキャニスタ収納部との間に噛み込まれ
るのを防止して、キャニスタの回動操作を常に円滑に行
うことができるようにするところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の構成は、本体キャビネットに、茶葉を計量
しつつ放出するための茶葉計量部と、供給口を有してい
て内部に茶葉を貯留するキャニスタと、前記茶葉計量部
に連通する連通口が底部に形成されていて前記キャニス
タを相対回動可能に案内して収納するキャニスタ収納部
とを備え、前記供給口が上向きになる姿勢から前記連通
口に整合する姿勢に前記キャニスタを回動させることに
より該キャニスタに貯留した茶葉を前記茶葉計量部に供
給するようにした給茶機において、前記キャニスタの外
周と前記キャニスタ収納部の内周との間に、前記キャニ
スタの回動時に少なくとも前記供給口から零れた茶葉が
前記連通口へ通り抜け得る寸法の逃がし空間を設けたこ
とを特徴とするものである。また、キャニスタ収納部を
本体キャビネットに対して着脱可能とすることもでき
る。
【0006】
【作用】上記のように構成された給茶機において、キャ
ニスタ内に貯留した茶葉を茶葉計量部へ供給するために
キャニスタを回動させたときに、キャニスタの姿勢の傾
きにともなって供給口から茶葉が零れ出たとしても、そ
の零れ出た茶葉は、キャニスタの外周とキャニスタ収納
部の内周との間の逃がし空間を通り抜けて落下する。即
ち、茶葉がキャニスタとキャニスタ収納部との間に噛み
込まれるという事態は発生しない。また、キャニスタ収
納部が本体キャビネットに対して着脱可能となっている
場合には、本体キャビネットからキャニスタ収納部と共
にキャニスタを外し、そのキャニスタの中に茶葉を貯留
し、しかる後に、そのキャニスタをキャニスタ収納部と
ともに本体キャビネットに装着する。
【0007】
【実施例】以下、本考案を具体化した実施例を図面にし
たがって詳細に説明する。まず、本例の適用された給茶
機の概略構成を図2、図3によって説明する。本体キャ
ビネット1内の上部には、外壁面が断熱壁2で覆われて
いて給水弁(図示しない)を通して背面の吸水口9から
水が供給されるようになっている貯湯タンク3が固定さ
れている。この貯湯タンク3内には、湯を加熱するため
の投げ込み式のヒータ4と、タンク3内の水位を検出す
るためのセンサユニット7に連結したフロート5が設け
られている。貯湯タンク3の下方には同タンク3内の湯
を流出させるために茶用給湯弁(図示しない)と湯用給
湯弁10との2個の電磁弁が設けられ、茶用給湯弁から
の給湯口11は本体キャビネット1の前面上部に導か
れ、湯用給湯弁10からの給湯口12は本体キャビネッ
ト1の前面中央部に導かれている。なお、この給湯口1
2には、図示しない冷水供給装置からの冷水を通断する
冷水供給弁14が連結されている。
【0008】また、本体キャビネット1内の前面部にお
いて、中央よりやや右側寄りには茶葉自動供給機構(詳
しくは後述する)19が配置されているとともに、中央
よりも左側寄りには茶がら受容器26が配置され、さら
に、前記給湯口11よりも下方にはスライド枠体24に
取り付けた茶瀘し器20が設けられている。そして、こ
の茶濾し器20が、茶葉供給用モータ25の駆動により
水平に間欠移動し、茶葉自動供給機構19の真下位置に
おいて所定量の茶葉を供給された後に、給湯口11の真
下位置において茶葉の上に湯を受け、しかる後に、茶が
ら受容器26の真上において反転して茶がらを廃棄する
という工程を経ることによって、給茶が自動的に行われ
るようになっている。
【0009】なお、本体キャビネット1の前面に開閉可
能に設けられた前扉27には、図示しない各種の操作ス
イッチを配した操作パネル28と、その下方に位置する
カップ差入れ口29とが設けられており、ここにカップ
(図示しない)を載置して操作パネル28上のスイッチ
を操作すると、上記工程により茶瀘し器20から注出さ
れるお茶、あるいは給湯口12から供給されるお湯ある
いは冷水がカップ内へ注がれるようになっている。次
に、茶葉自動供給機構19について説明する。茶葉自動
供給機構19は、茶葉を所定量ずつ茶濾し器20に供給
するための茶葉計量部21、茶葉計量部21に供給する
茶葉を貯留しておくためのキャニスタ30とこのキャニ
スタ30を収納するためのキャニスタ収納体31とから
構成されるキャニスタユニット23、及び、このキャニ
スタユニット23を収納するためのキャニスタユニット
収納部22とからなっている。
【0010】まず、キャニスタユニット23について説
明する。図4はキャニスタユニット23を分解した状態
を示すものであり、すなわちこの実施例においてはキャ
ニスタ30は2分割可能なキャニスタ収納体31内に回
転可能に収められるユニット形式のものが使用されてい
る。キャニスタ30は短円筒状に形成された胴部32
と、その前面において同心の円盤状に形成された鍔部3
3とから一体に形成されており、内部は茶葉の貯留空間
となっている。このキャニスタ30の胴部32の外径寸
法と鍔部33の外径寸法とを比較すると、鍔部33の方
が大きい。胴部32には、その上面の一部を長さ方向に
沿った水平面で切り落とすことによって方形に開口する
供給口34が形成されている。この供給口34は、茶葉
のキャニスタ30内への投入と、キャニスタ30内の茶
葉の茶葉計量部21への排出の両方の用に供される。そ
して、この供給口34が形成されることに伴い、鍔部3
3側には三日月形状の突片35が形成される。
【0011】一方、キャニスタ30の供給口34と対応
する側には、供給口34とほぼ同一範囲の平坦な載置面
36が胴部32と鍔部33の両方に亘って形成されてい
て、キャニスタ30が転がらないようになっている。鍔
部33の前面の外周側はリング状にテーパ面37が形成
され、これより内周側のリング部分は軸心と直交した平
面となり、さらにその内周側には操作用のつまみ片38
が膨出形成されている。一方、胴部32の背面には図
6、図8ないし図12に示すように、キャニスタ30の
抜け止め手段(上方への抜け止め)を構成する抜け止め
凸部39が一体に突出形成されている。この抜け止め凸
部39は、図9に示すように、略半円形状に形成される
と共にこれが形成される位置はキャニスタ30の軸心よ
り載置面36側に偏位した位置としてある。
【0012】キャニスタ収納体31は、本体40とこの
本体40に分離可能に冠着されるカバー41とから構成
されていて、キャニスタ30と同心の短円筒体を供給口
34及び載置面36と対応する部分で切除してこれらと
の整合が可能なように上下両方に開口させた形状をなし
ている。本体40は、キャニスタ30の胴部32の外周
面と背面とを取り囲むとともに前面が開放された形状を
なしており、カバー41は、キャニスタ30の鍔部33
の前面に整合するように湾曲した形状をなしている。キ
ャニスタ収納体31は、カバー41の外周縁に左右で対
をなすように形成した撓み変形可能な複数対の係止爪4
7を本体40の対向縁に形成した係止孔48に係脱する
ことにより、カバー41と本体40の組み付け及び分解
が行われ、もって、キャニスタ30を組み込み又は取り
外すことができるようになっている。キャニスタ30を
キャニスタ収納体31内に組み込んだ状態においては、
図6に示すように、キャニスタ30の鍔部33の前面と
胴部32の背面が、夫々、カバー41の内面と本体40
の内面とに摺接可能に整合する。
【0013】かかるキャニスタ収納体31の内径は、キ
ャニスタ30の鍔部33の外径寸法よりも僅かに大きい
寸法となっている。即ち、キャニスタ30をキャニスタ
収納体31内に組み込んだ状態においては、鍔部33の
外周縁33aが本体40とカバー41との円弧状をなす
接合部分31aに案内されることにより、キャニスタ3
0がキャニスタ収納体31に対して相対回転可能となっ
ている。そして、本体40の内周面とキャニスタ30の
胴部32の外周面との間には、キャニスタ30のキャニ
スタ収納体31に対する回転姿勢とは関係なく茶葉が引
っ掛かる恐れのない十分な間隔の確保された逃がし空間
23Sが構成される(図6参照)。
【0014】キャニスタ収納体31の上側の開口はその
開口縁を壁状に立ち上げることによって茶葉投入口60
が形成されていて、茶葉をキャニスタ30内に投入する
際に茶葉がキャニスタユニット23の外へ零れにくくな
っている。一方、下側の開口は連通口62となってい
て、この連通口62は本体キャビネット1の茶葉計量部
21に通じる連絡路51(後述)に整合されるようにな
っている。同じくキャニスタ収納体31の本体40の背
面中央部には逃がし孔42が開口し、ここからキャニス
タ30の抜け止め凸部39が突き出るようになってい
る。この逃がし孔42はキャニスタ30の回転操作(後
述)の際に前記した抜け止め凸部39との干渉を回避で
きるよう、円形に形成されている。
【0015】また、本体40の側面上部には、互いに異
なる大きさで左右方向へ一体に張り出した一対のガイド
突起43,44が形成されており、この両ガイド突起4
3,44の前面は共に図1あるいは図8ないし図12に
示すように、下方へゆくにつれて後退するような傾斜が
設定されている。さらに、カバー41の中央部には、キ
ャニスタ30のつまみ片38及びその外周の平面部分を
露出させる開口61が形成されており、この開口61か
ら露出したつまみ片38を摘むことによってキャニスタ
30の回転操作を行うことができるようになっている。
次に、キャニスタユニット収納部22について説明する
と、本体キャビネット1の前面上部は図2における右側
半面が所定の奥行きをもって凹んでおり、この凹部49
はキャニスタユニット収納部22の一部を構成する。ま
た、前述した茶葉計量部21の上部にはキャニスタユニ
ット23の下部側を収める受け部50が連続して形成さ
れ、この受け部50もキャニスタユニット収納部22の
構成要素となる。受け部50は上方へ開口しかつ内部に
は茶葉計量部21に通じる漏斗状の連絡路51(図1等
参照)を有している。さらに、受け部50はキャニスタ
ユニット23が内部でがた付かないようにするため、キ
ャニスタユニット23の下部の形状に適合するように形
成されており、特にその前面はキャニスタユニット23
の前面形状に合わせて前方へ徐々に張り出すようにして
形成され、この張出し部分は係止壁52としてキャニス
タユニット23の前方への抜けを規制する役割を果た
す。
【0016】一方、上記凹部49において対向する左右
両壁面には、前記したキャニスタユニットの両ガイド突
起43,44と係合する一対の係止凹所45,46が形
成されている。その構成については、図1、図10ない
し図12に示す通りであり、それぞれは略逆L字状に形
成され、また本体キャビネット1の正面側に開口する高
さ位置は、図10に示すように、キャニスタユニット2
3を係止壁52と干渉しない状態で、受け部50の上方
に位置させたときに、両ガイド突起43,44の差込み
が可能な位置に設定されている。また、両係止凹所4
5,46の内部は図10の状態から図11の状態へと、
キャニスタユニット23を下げてゆき受け部50へ収納
させるだけの高さ方向に関するストロークが保有されて
いる。さらに、両係止凹所45,46の底部には両ガイ
ド突起43,44と当接可能な係止面53が形成される
と共に、その前面側には両ガイド突起43,44に対す
る抜け止めのための規制壁54が形成されている。但
し、両規制壁54の内壁面はキャニスタユニット23の
装着・脱着操作を円滑に行うために、両ガイド突起4
3,44の外形形状に合わせて開口側へ向けて上り勾配
の斜面となっている。また、前述したように、両ガイド
突起43,44が左右で大きさを異にしていたことに対
応して係止凹所45,46も開口部分の広さ(高さ)を
左右で変えてある(図9参照)。
【0017】一方、図9に示すように、凹部49におけ
る正面の壁面にはキャニスタ30の抜け止め凸部39と
係脱可能に係合することで、キャニスタユニット23の
上方への抜けを規制する抜け止め凹所55が凹設されて
いる。この抜け止め凹所55はキャニスタユニット23
の組込みおよびキャニスタ30の回転操作の間、抜け止
め凸部39の上下方向への変位および反転動作を許容で
きるように形成されている。次に、上記のように構成さ
れた本実施例の作用と効果を説明する。キャニスタ30
内に茶葉を貯留する際には、給茶機からキャニスタユニ
ット23を外した状態で、つまみ片38を摘んでキャニ
スタ30をキャニスタ収納体31に対して相対回転させ
ることにより、キャニスタ30の供給口34を上側に向
けてキャニスタ収納体31の茶葉投入口60に整合させ
る。かかる状態でキャニスタユニット23を平坦な場所
に置き、茶葉投入口60から茶葉をキャニスタ30内ヘ
投入する。
【0018】このようにして茶葉の充填をした後、キャ
ニスタユニット23を受け部50の係止壁52と干渉し
ないようにして凹部49へ装入し(図10参照)、両ガ
イド突起43,44を対応する係止凹所45,46へ差
し込む。この場合、係止凹所45,46の間口の狭い側
(図2における左側)へ小さい方のガイド突起43を差
し込んだ時、キャニスタユニット23が軸回りにずれて
いたとしても、間口の広い側でこうした位置ずれが有効
に吸収できるため、ガイド突起43,44の差込み操作
を円滑に行うことが可能となる。そして、キャニスタユ
ニット23をそのまま下げてやれば、キャニスタユニッ
ト23の下部側が受け部50内へ収納されて連通口62
が連絡路51に整合すると共に、両ガイド突起43,4
4は規制壁54の傾斜に沿って案内されながら係止凹所
45,46内に嵌まり込む。この間、抜け止め凸部39
は抜け止め凹所55の上部に位置された後(図9におけ
る実線状態)、下方へ変位される(同図における一点鎖
線で示す状態)。
【0019】このようにしてキャニスタユニット23を
キャニスタユニット収納部22にセットした後、つまみ
片38を摘んでキャニスタ30をキャニスタ収納体31
に対して相対回転させることにより上下反転させ、その
供給口34が下向きになってキャニスタユニット23の
下面の連通口62と整合する状態となるようにする。こ
れにより、下向きとなった供給口34が連絡路51へ連
通し、キャニスタ30の内部の茶葉は供給口34、連通
口62及び連絡路51を通して茶葉計量部21へ供給さ
れる。このキャニスタ30の反転操作に際して、キャニ
スタ30内に充填された茶葉の一部が傾いた供給口34
から零れ出ることは避けられない。ところが、キャニス
タ30の外周とキャニスタ収納体31の内周との間には
逃がし空間23Sが形成されていることから、零れ出た
茶葉は、この逃がし空間23Sを通り抜けて茶葉計量部
21に落下するのであって、キャニスタ30の外周とキ
ャニスタ収納体31の内周との間に噛み込まれることは
ない。したがって、茶葉の噛み込みに起因してキャニス
タ30の反転操作が重たくなるということはなく、軽い
操作力でキャニスタ30を円滑に回転させることができ
る。
【0020】なお、キャニスタ30の反転操作のときに
は、両ガイド43,44が係止凹所45,46に当接す
ることによりキャニスタ収納体31が連れ回りしてしま
うという事態は発生しない。また、キャニスタ30の反
転操作と同時に、突片35がカバー41よりも下方へ突
出する位置に反転変位して受け部50内に深く入り込
み、かつその内壁面に沿うため(図1,図12参照)、
前述した両ガイド突起43の係合と併せて、キャニスタ
ユニット23の前方への抜けが規制される。さらに、キ
ャニスタ30の反転に伴い抜け止め凸部39も抜け止め
凹所55内で反転し、図9における二点鎖線で示すよう
に、抜け止め凸部39の直線部分が抜け止め凹所55内
の上縁に係合する結果、キャニスタユニット23の上方
への抜けも規制される。
【0021】なお、本実施例では、茶葉をキャニスタ3
0に補給する際にキャニスタユニット23を単独で給茶
機から取外してキャニスタ30を手元においた状態で茶
葉の投入作業を行うことができるようになっている。し
たがって、茶葉のキャニスタ30への補給が容易となる
とともに、従来のように投入作業時にキャニスタ30の
外へ茶葉を零すこともなく、給茶機の内部を清潔に保つ
こともできる。なお、本願考案は上記し且つ図面に示す
実施例に限定されるものではなく、例えば次のような変
形が可能である。 (1)上記実施例では、キャニスタ30とキャニスタ収
納体31とが分離可能であるキャニスタユニット23を
用いた場合について説明したが、キャニスタとキャニス
タ収納体とを分離不能に組み付けたキャニスタユニット
を用いることもできる。
【0022】(2)上記実施例では、キャニスタ収納体
31を本体キャビネット1からの取り外し可能とした
が、キャニスタ収納体は本体キャビネットと一体に組み
付けたものとし、キャニスタのみを本体キャビネットか
ら取り外せる構成とすることもできる。 (3)さらに、キャニスタとキャニスタ収納体の両方を
本体キャビネットに組み付けた構成としてもよい。その
他、要旨を逸脱しない範囲で種々して実施することがで
きる。
【0023】
【考案の効果】本考案の効果は次のようである。キャニ
スタの外周とキャニスタユニット収納部の内周との間に
逃がし空間を設けたから、キャニスタの回動時には零れ
出た茶葉がキャニスタとキャニスタユニット収納部との
間に噛み込まれることがなく、茶葉の噛み込みに起因し
てキャニスタの円滑な回動が妨げられるのを防止するこ
とができる。
【0024】さらに、キャニスタを本体キャビネットに
対して着脱可能とすることにより、茶葉の補給を行う場
合にはキャニスタを取外してやることで補給作業を容易
に行うことができるとともに、補給作業が給茶機の外で
行われることにより、茶葉のキャニスタ内への投入に際
して茶葉を零すことがなくて機内を清潔に保つことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 キャニスタユニットの組付け状態を示す断面
【図2】 給茶機の正面図
【図3】 給茶機の側断面図
【図4】 キャニスタユニットの分解斜視図
【図5】 キャニスタユニットの一部切欠背面図
【図6】 キャニスタユニットの一部切欠平面図
【図7】 キャニスタユニットの正面図
【図8】 キャニスタユニットの側面図
【図9】 凹部の正面図
【図10】 キャニスタユニットの組付け手順を示す側
面図
【図11】 キャニスタユニットの組付け手順を示す側
面図
【図12】 キャニスタユニットの組付け手順を示す側
面図
【符号の説明】
1 …本体キャビネット 21…茶葉計量部 23S…
逃がし空間 30…キャニスタ 31…キャニスタ収納
体 34…供給口 62…連通口

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体キャビネットに、茶葉を計量しつつ
    放出するための茶葉計量部と、供給口を有していて内部
    に茶葉を貯留するキャニスタと、前記茶葉計量部に連通
    する連通口が底部に形成されていて前記キャニスタを相
    対回動可能に案内して収納するキャニスタ収納部とを備
    え、前記供給口が上向きになる姿勢から前記連通口に整
    合する姿勢に前記キャニスタを回動させることにより該
    キャニスタに貯留した茶葉を前記茶葉計量部に供給する
    ようにした給茶機において、 前記キャニスタの外周と前記キャニスタ収納部の内周と
    の間に、前記キャニスタの回動時に少なくとも前記供給
    口から零れた茶葉が前記連通口へ通り抜け得る寸法の逃
    がし空間を設けたことを特徴とする茶葉貯留装置。
  2. 【請求項2】 前記キャニスタ収納部が前記本体キャビ
    ネットに対して着脱可能となっていることを特徴とする
    請求項1記載の茶葉貯留装置。
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