JP3035213U - チェーン式ケーブル保持装置 - Google Patents

チェーン式ケーブル保持装置

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JP3035213U
JP3035213U JP1996009429U JP942996U JP3035213U JP 3035213 U JP3035213 U JP 3035213U JP 1996009429 U JP1996009429 U JP 1996009429U JP 942996 U JP942996 U JP 942996U JP 3035213 U JP3035213 U JP 3035213U
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JP
Japan
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fitting hole
chain
chain body
connecting shaft
bearing
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JP1996009429U
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English (en)
Inventor
敏 渡辺
Original Assignee
イグスジャパン株式会社
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Publication date
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  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック製のチェーン体は、回動する
際、嵌合孔と連結軸との間に摩擦が生じ、連結部が破損
し易い。 【解決手段】 ケーブル15を挿入すべきプラスチック
製筒形チェーン体1の一端に連結軸6を一体的に形成す
ると共に、他端に嵌合孔7を穿設する。この嵌合孔7に
は、ベアリング付きの軸受け8又は金属製のブッシュ1
6を装着する。そして、一方のチェーン体1の連結軸6
を他方のチェーン体1の嵌合孔7に挿入して、前記軸受
け8又はブッシュ16を介しチェーン体1同士を多数連
結する。これにより連結部が破損せず長期間円滑、軽快
にチェーン体1が回動できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、産業ロボットのように、可動部と固定部を有する機械において、可 動部と固定部の間に渡した信号線や油圧ケーブルなどのケーブル類を安全に保持 するチェーン式ケーブル保持装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
ケーブルの断線及び破損防止手段として、一定方向にだけ撓んで他方には撓ま ない特殊な構造の筒状体の内部に、可動部と固定部との間に渡したケーブルをひ とまとめにして挿入し被覆することが行われている。このうちチェーン式ケーブ ル保持装置は、ケーブルを挿入すべきプラスチック製筒形チェーン体の一端に連 結軸を一体的に形成すると共に、他端に嵌合孔を穿設し、一方のチェーン体の連 結軸を他方のチェーン体の嵌合孔に挿入してチェーン体同士を多数連結したもの である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このようなケーブル保持装置は全体がプラスチック製であるため軽量で軽快に 屈伸する反面、チェーン体が屈伸する際に嵌合孔と連結軸との間に摩擦を生じ、 嵌合孔や連結軸が破損し易いという欠点があった。
【0004】 本考案は上記欠点を解消して、連結部が破損せず円滑、長期間軽快にチェーン 体が回動するケーブル保持装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、ケーブルを挿入すべきプラスチック製筒 形チェーン体の一端に連結軸を一体的に形成すると共に、他端に嵌合孔を穿設す る。さらに、この嵌合孔には、ベアリング付きの軸受け又は金属製のブッシュを 装着する。 そして、一方のチェーン体の連結軸を他方のチェーン体の嵌合孔に挿入して前 記軸受け又はブッシュを介しチェーン体同士を多数連結してなるものである。
【0006】
【考案の実施形態】
実施例について図面を参照して説明する。 図1はチェーン体の部分断面図であり、図2はチェーン体を連結した状態の斜 視図である。 保持装置は連結した複数のプラスチック製のチェーン体1,1…で構成され、 これを構成するチェーン体1は図2に示すごとく、プラスチック製の筒形状のも のである。
【0007】 チェーン体1を構成する左右の側壁2,2は、中央の段部3を挟み前部の連結 軸固設部材4と後部の嵌合孔穿設部材5に分割される。そして、連結軸固設部材 4,4間の幅を嵌合孔穿設部材5,5間の幅に比べ嵌合孔穿設部材5の肉厚分だ けそれぞれ狭く形成する(嵌合時に連結軸固設部材4が嵌合孔穿設部材5の内側 に位置するよう形成する)。 そして、連結軸固設部材4の中央には連結軸6を一体に設ける。また、嵌合孔 穿設部材5の中央には嵌合孔7を穿設する。嵌合孔7は、連結軸6より大径の円 形の孔であり、これにボールベアリング8を装着する。 さらに、連結軸固設部材4の段部3よりにストッパ9を突設する。このストッ パ9は、チェーン体1同士を多数連結した時に、チェーン式ケーブル保持装置を 一定方向にだけ撓んで他方には撓まないようにするためのものである。
【0008】 チェーン体1の上下を構成する蓋部材10および底板11は長方形の板であり 、側壁2,2を連結する。 底板11は側壁2,2に固定するが、蓋部材10は一端を例えば蝶番(図示せ ず)などで側壁2に固定し、他端を開閉自在に形成する。
【0009】 この様に構成するチェーン体1は以下のようにして連結する。 まず、チェーン体1の嵌合孔7,7に、別のチェーン体1の連結軸6,6を夫 々嵌合する。両チェーン体1,1は嵌合孔7と連結軸6を中心として互いに回動 自在に連結され、その回動はストッパ9が中央の段部3に当接するまで左右に回 動する。 しかして上記チェーン体1は複数個を順次連結すると、チェーン体1,1…に より角型管状の中空部12が形成された所定長さのケーブル保持装置を作製する ことができる。
【0010】 そこで、このケーブル保持装置の角型管状の中空部12内に、工作機械の可動 部13と固定部14の間に渡したケーブル15を挿入する。これによって、可動 部13が動作し始めると、この動作に追従して各チェーン体1が回動し、可動部 13の動作を邪魔することなくケーブル15を保護する(図4)。 そして、可動部13の動作に伴いチェーン体1の連結軸6は嵌合孔7内で回動 するが、この際にボールベアリング8が連結軸6と嵌合孔7間の摩擦を軽減しチ ェーン体1の連結部の破損を防止する。
【0011】 なお、嵌合孔7と連結軸6との連結部に配したベアリング付きの軸受けは、前 記ボールベアリング8のほか連結軸6と嵌合孔7との間の摩擦を軽減しチェーン 体1の回動を円滑にするものであればよく、ローラベアリングなどを使用しても よい。
【0012】 図5は別の実施例のチェーン体の部分断面図である。 ここでは、ボールベアリング8の代りに金属製のブシュ16を使用する。 ブシュ16を使用すると、前記ボールベアリング8を使用した場合と同様、ブ シュ16が連結軸6と嵌合孔7との間の摩擦を軽減しチェーン体1の連結部の破 損を防止できる。
【0013】 前記各実施例において、蓋部材10は、開閉自在でなく底板11と同様に側壁 2に固定してもよい。ただし、蓋部材10を開閉自在にすると、ケーブルを中空 部12内に挿入しやすくなるという利点がある。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、上記のごとくケーブルを挿入すべきプラスチック製筒形チェーン体 の一端に連結軸を一体的に形成すると共に、他端に嵌合孔を穿設し、この嵌合孔 にはベアリング付きの軸受け又は金属製のブッシュを装着し、一方のチェーン体 の連結軸を他方のチェーン体の嵌合孔に挿入して前記軸受け又はブッシュを介し チェーン体同士を多数連結したので、摩擦抵抗が低減し且つ強度が向上して円滑 、軽快にチェーン体が回動し連結部が破損しないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】チェーン体の部分断面図である。
【図2】チェーン体を嵌合させた状態の斜視図である。
【図3】チェーン体の側面図である。
【図4】本考案実施例になる装置を載置した工作機械の
斜視図である。
【図5】図1とは別の実施例になるチェーン体の部分断
面図である。
【符号の説明】
1 チェーン体 6 連結軸 7 嵌合孔 8 ボールベアリング 15 ケーブル 16 ブシュ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルを挿入すべきプラスチック製筒
    形チェーン体の一端に連結軸を一体的に形成すると共
    に、他端に嵌合孔を穿設し、この嵌合孔にはベアリング
    付きの軸受けを装着し、一方のチェーン体の連結軸を他
    方のチェーン体の嵌合孔に挿入して前記軸受けを介しチ
    ェーン体同士を多数連結してなるチェーン式ケーブル保
    持装置。
  2. 【請求項2】 ケーブルを挿入すべきプラスチック製筒
    形チェーン体の一端に連結軸を一体的に形成すると共
    に、他端に嵌合孔を穿設し、この嵌合孔には金属製のブ
    ッシュを装着し、一方のチェーン体の連結軸を他方のチ
    ェーン体の嵌合孔に挿入して前記ブッシュを介しチェー
    ン体同士を多数連結してなるチェーン式ケーブル保持装
    置。
JP1996009429U 1996-08-29 1996-08-29 チェーン式ケーブル保持装置 Expired - Lifetime JP3035213U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015218771A (ja) * 2014-05-15 2015-12-07 新明和工業株式会社 ケーブル保持装置とそれを備えた自動車搬送装置
JP2018536131A (ja) * 2015-11-16 2018-12-06 セラピド フランスSerapid − France 剛直チェーンのリンクおよびそのようなリンクを具備する剛直チェーン

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