JP3931523B2 - 蓋構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開口を有した開口部材と、この開口部材に対し、前記開口を閉鎖した閉鎖位置と前記開口を開放した開放位置との間で回動自在に設けられた蓋本体と、そして蓋本体を閉鎖位置に保持する蓋保持手段とを備えている蓋構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような、蓋構造は、種々の分野で使用されている。そして、近年では、片手で蓋本体の開閉動作を操作可能な蓋構造が種々開発されている。片手で蓋本体の開閉動作が操作可能な蓋構造は、例えば、特開平9−58725号公報、特開平8−217113号公報、そして、特開平9−3996号公報により広く知られている。
【0003】
特開平9−58725号公報の蓋構造では、開口部材に対し蓋本体が帯板状のゴムにより連結されている。そして、蓋本体が開放位置から閉鎖位置へと移動されることにより帯板状のゴムが折り曲げられて弾性力を蓄積する。蓋保持手段による蓋本体の閉鎖位置への保持が解除されると、帯板状のゴムに蓄積されていた弾性力により蓋本体が閉鎖位置から開放位置へと自動的に回動される。
【0004】
特開平8−217113号公報の蓋構造では、開口部材に対し蓋本体が開放位置と閉鎖位置との間で回動自在となるように回動中心軸を介して連結されている。開口部材及び蓋本体のいずれか一方に帯板状のゴムの一端が固定されていると共に開口部材及び蓋本体のいずれか他方に形成されている係合穴に前記ゴムの他端が係合されている。そして、蓋本体が開放位置から閉鎖位置へと移動されることにより帯板状のゴムが折り曲げられて弾性力を蓄積する。蓋保持手段による蓋本体の閉鎖位置への保持が解除されると、帯板状のゴムに蓄積されていた弾性力により蓋本体が閉鎖位置から開放位置へと自動的に回動される。
【0005】
特開平9−3996号公報の蓋構造でも、開口部材に対し蓋本体が開放位置と閉鎖位置との間で回動自在となるように回動中心軸を介して連結されている。蓋本体に帯板状のゴムの一端が固定されているとともに開口部材に形成されている係合穴に上記ゴムの他端が係合されている。そして、蓋本体が開放位置から閉鎖位置へと移動されることにより、帯板状のゴムが折り曲げられて弾性力を蓄積する。蓋保持手段による蓋本体の閉鎖位置への保持が解除されると、帯板状のゴムに蓄積されていた弾性力により蓋本体が閉鎖位置から開放位置へと自動的に回動される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した3つの公報に開示されている従来の蓋構造の夫々においては、組み立て時において、帯板状のゴムの両端を開口部材と蓋本体とに固定する作業が必要であり、あるいは帯板状のゴムの一端を開口部材及び蓋本体の一方に固定するとともに帯板状のゴムの他端を開口部材及び蓋本体の他方に形成されている係合穴に係合させる作業が必要である。
【0007】
これらの固定作業及び係合作業は煩雑であり、上記従来の蓋構造の組み立てコストを上昇させている。また、上記係合は使用中に解除される可能性があるとともに係合作業時に組み立て者の指を挟む危険性もある。
【0008】
この発明は、上記事情の下でなされ、この発明の目的は、容易に組み立てることが出来るとともに組み立て者が傷つく可能性を無くすことが出来、弾性体の弾性力を利用して閉鎖位置から開放位置へと蓋本体を移動させることが出来る蓋構造を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明に従った蓋構造は開口を有した開口部材と;前記開口部材に対し、前記開口を閉鎖した閉鎖位置と前記開口を開放した開放位置との間で回動自在に設けられた蓋本体と;前記蓋本体を閉鎖位置に保持する蓋保持手段と;そして、弾性を有した材料により形成され、前記開口部材と前記蓋本体との間に延出し、少なくとも1つの中空の凹み変形可能な構造の膨出部を有しているとともに、前記膨出部の前記延出方向に沿った断面の中心から偏心した位置において前記延出方向に沿って前記膨出部から延出する支持部を備えており、蓋本体の開放位置から閉鎖位置への移動に伴い開口部材及び蓋本体によって支持部が湾曲されるとともに膨出部の外周面が凹み変形されることにより上記湾曲及び上記凹みによる2種類の弾性力を合成した撓み力が蓄積され、前記蓋保持手段による蓋本体の閉鎖位置への保持が開放されたときに、前記蓄積された2種類の弾性力を合成した撓み力により閉鎖位置から開放位置へと蓋本体を回動させる弾性部材と;を備えていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の蓋構造の第1の実施の形態について、図1、図2及び図3を参照して説明する。図1の(A)は、本実施の形態の蓋構造の一部分を示す分解斜視図である。図1の(B)は、蓋構造の蓋保持手段の横断面図である。図2は、蓋本体の開放時の蓋構造の概略的な横断面図である。図3は、蓋本体の閉鎖時の蓋構造の概略的な横断面図である。
【0011】
この蓋構造10は、開口12aを有した開口部材12と、この開口部材12に対し開口12aを閉鎖した閉鎖位置と開口12aを開放した開放位置との間で回動自在に設けられた蓋本体14と、蓋本体14を閉鎖位置に保持するための蓋保持手段20と、この蓋本体14と開口部材12との間に延出する弾性部材16とを備えている。
【0012】
蓋本体14は、蓋本体14の一縁に沿い突出するように形成された軸支持部14aを有している。この軸支持部14aの両端には、相互に正反対の方向に向かって突出している一対の回動中心軸14bが設けられている。
【0013】
蓋本体14には、軸支持部14a以外の外縁全体に側壁14cが延出して設けられており、この蓋本体14は、裏面に環状に形成された嵌合突起14dを有している。この実施の形態において嵌合突起14dは、蓋本体14の裏面の中央部に設けられている。また、この蓋本体14の裏面の軸支持部14a側には、蓋本体14の開閉の間に弾性部材16と接触する押え部材14eを有している。この実施の形態において押え部材14eは、蓋本体14の裏面の軸支持部14a側の一縁の略中央付近に設けられている。この押え部材14eは、蓋本体14と一体的に形成され得るし、蓋本体14から独立して形成された後で、接着などの公知の取り付け手段により蓋本体14に固着して取り付けられ得る。
【0014】
蓋本体14は、弾性を有する材料により形成されており、この実施の形態においては、弾性を有するプラスチック材料により形成されている。
【0015】
開口部材12は、容器の上壁を構成している。この開口部材12は、容器の他の部分から独立して形成されていて上壁の無い容器の上部開口を覆うように容器に取り付けられ得るし、または、容器の上壁として他の部分と一体的に形成され得る。
【0016】
この実施の形態において、前記容器は、所定の形状に折り畳まれた多数の濡れティッシュペーパーを格納するために使用されている。これらの多数の濡れティッシュペーパーは、前記容器中から開口部材12の開口12aを介して1枚づつ引き出されることが出来る。
【0017】
開口部材12には、開口12aの周囲に、開口12aを取り囲むよう凹部12cが形成されている。この凹部12cには、蓋本体14が閉鎖位置に配置された時に蓋本体14の環状の嵌合突起14dが嵌合し、容器を閉鎖する。
【0018】
この開口部材12の一縁には、凹所12dが形成されている。この凹所12dには、蓋本体14の軸支持部14aが入れられる。
【0019】
凹所12dの一対の側壁には一対の軸受け孔12bが形成されている。この一対の軸受け孔12bには、軸支持部14aの一対の回動中心軸14bが夫々回動可能に支持されている。このことにより、蓋本体14は、開口部材12に対し回動自在に連結される。そして、蓋本体14が開放位置に配置された時、蓋本体14の軸支持部14aが、凹所12dの底面12eに一部を当接させる。
【0020】
さらに、凹所12dの底面12eには、凹部12f、が設けられている。この凹部12fには、開口部材12と蓋本体14との間に延出する弾性部材16の一端の凸部17が嵌合されている。凸部17を開口部材12の凹所12dの凹部12fに嵌合させることにより、弾性部材16を開口部材12と蓋本体14との間の所定の位置に所定の姿勢で容易に取り付け可能であり、この実施の形態の蓋構造の組み立てコストを低下させることが可能である。また、独立して形成される取り付け部品を必要としないため、蓋構造の製造コストを低減し、蓋構造の組み立ての煩雑な作業による組み立て者の損傷の機会を軽減し得る。
【0021】
開口部材12の凹所12d以外の外縁には、凸部12gが形成されている。この凸部12gは、蓋本体14が閉鎖位置にあるときに、蓋本体14の側壁14cの周囲を覆うよう開口部材12から突出している。
【0022】
なお、この実施の形態では、開口部材12は、弾性を有するプラスチック材料により形成されている。このことにより、凹所12dの一対の軸受け孔12b中への蓋本体14の一対の回動中心軸14bの挿入は、蓋本体14及び開口部材12の双方の材料の弾性を利用し、容易に行うことが出来る。
【0023】
弾性部材16は、開口部材12と前記蓋本体14との間に延出し、少なくとも1つの膨出部を有しているとともに、前記延出方向に沿って前記膨出部から延出する支持部を備えており、前記膨出部の少なくとも1つが変形可能な構造を有している。
【0024】
この実施の形態において、この弾性部材16は、図2に示されるように、前記延出方向相互に離間しているとともに、延出方向に沿った夫々の横断面が略円形状であって、中空部分を有する2つの円筒状の膨出部16a、16bと、一方の膨出部16aの外周面から他方の中空部16bへと延出する支持部18とを有している。これら膨出部16a、16bは支持部18の両端に連結されていて、相互に離間されている。
【0025】
円筒状の膨出部16a、16bは、相互に大きさが異なっており、この実施の形態においては、開口部材12側の膨出部16aのほうが蓋本体14側の膨出部16bより大きく形成されている。
【0026】
弾性部材16の小さな膨出部16bは、蓋本体14の裏面及び押え部材14eに当接されている。
【0027】
この蓋構造10は、図1の(B)に示すように、蓋本体14を閉鎖位置に保持するための蓋保持手段20を備えている。この実施の形態において蓋保持手段20は、蓋本体14の軸支持部14aとは反対側の一縁に設けられている係合突起20aと、蓋本体14が閉鎖位置に配置された時に、閉鎖位置の蓋本体14の係合突起20aと係合するよう開口部材12の凹所12dに設けられている係合レバー20bと、を含んでいる。この係合レバー20bは、開口部材12と一体的に形成されている。
【0028】
以下に、本実施の形態の蓋構造10の動作を説明する。
【0029】
図2に示すように開口部材12に対して蓋本体14が開放位置にあるとき、蓋本体14は、略垂直に配置されている。このとき、この蓋本体14は、軸支持部14aの外表面を、開口部材12の凹所12dの底面12eに当接させているため、開口部材12に対してこの垂直位置を超えてさらに開放する方向に回動することが防がれている。また、この蓋本体14の裏面及び押え部材14eは弾性部材16の膨出部16bと当接しており、弾性部材16が蓋本体14に閉鎖方向への抵抗力を与え蓋本体14が不意に閉鎖方向に回動することを防ぐ。
【0030】
上述した開放位置に配置されている蓋本体14に閉鎖方向に回動するようにモーメントを与えると、蓋本体14は、図3に示す閉鎖位置へと回動する。このとき、弾性部材16は、支持部18の一端の膨出部16bが蓋本体14の裏面及び押え部材14eにより押圧されて凹まされるとともに他端の膨出部16aも支持部18及び凹所12dに押圧されて凹まされ、さらに弾性部材16の支持部18が折り曲げられるように湾曲する。さらに、この湾曲に対応して2つの膨出部16a、16bがねじれる。この結果、弾性部材16に弾性力が蓄積される。詳細に説明すると、この弾性部材16には、上記押圧により2つの膨出部16a、16bに前記押圧に反発する弾性力が蓄積されるとともに、上記折り曲げにより2つの膨出部16a、16b、及び支持部18のそれぞれに撓みが弾性的に蓄積される。
【0031】
前記閉鎖位置において、蓋本体14は、凹まされ、湾曲された弾性部材16に蓄積された弾性力に抗して、図1の(B)に示されているように蓋保持手段20により閉鎖位置に保持されている。
【0032】
この状態で、蓋保持手段20の係合レバー20bを自身の弾性力により撓ませると、閉鎖位置の蓋本体14の係合突起20aに対する係合レバー20bの係合は解除され、蓋本体14は、弾性部材16に蓄積されている弾性力により、閉鎖位置から開放位置へと自動的に回動される。
【0033】
前述のように弾性部材16には、前記2つの変形、即ち湾曲及び凹み、による2種類の弾性力を合成した撓み力が蓄積されているため、気温が上昇した際に弾性部材16の発揮する弾性力が落ちたとしても、所望の弾性力を発揮し、蓋本体14の開放動作を自動的に行うことに支障をきたすことはない。
【0034】
また、弾性部材16は、円筒形状の他に多角形状の横断面を有している複数の膨出部と支持部とにより形成されていたり、少なくとも1つの中空の膨出部と少なくとも1つの中実な円柱又は多角形状の膨出部と少なくも一つの支持部との組み合わせや、一つの中空の膨出部と支持部とで構成されていたりしても、さらに、凸部17を有していなくとも、蓋本体14の開放位置から閉鎖位置への移動により湾曲し、凹まされることにより所望の弾性力を蓄積し得るならば、限定されることはない。
【0035】
次に本発明の蓋構造の第2の実施の形態を説明する。この実施の形態は、弾性部材の形状が上記第1の実施の形態と異なっているだけであり、それ以外の部分は、図1及び図2に示す第1の実施の形態の構成と同一である。以下第2の実施の形態において前述の実施の形態の構成部材と同様な機能を有する構成部材は、第1の実施の形態の対応する構成部材に付されている参照符号と同一の参照符号を付す。また、これらの構成部材についての詳細な説明は省略する。
【0036】
図4は、本実施の形態の蓋構造を示す概略的な横断面図である。弾性部材26は、図4に示すように、前記第1の実施の形態の弾性部材16と同様に、相互に離間している円筒状の2つの膨出部26a、26bと、これらの2つの膨出部26a、26b間に延出し両端部に2つの膨出部26a、26bを連結している支持部28を有している。しかし、本実施の形態において、弾性部材26の支持部28は、蓋本体14が開放位置にあるとき、円筒状の膨出部26b、26cの前記延出方向に沿った断面の中心を結ぶ線Xから偏心した位置に延出している。
【0037】
蓋本体14が開放位置から閉鎖位置に回動させられるとき、弾性部材26の一端部にある中空の小さな膨出部26bが蓋本体14の裏面及び押え部材14eにより押圧されて凹まされるとともに他端部の大きな膨出部26aが支持部28により押圧されて凹まされ、弾性部材26の支持部28が折り曲げられるように湾曲され、この湾曲に対応して2つの膨出部26a、26bが矢印Tで示す如くねじれる。この結果、弾性部材26に弾性力が蓄積される。つまり、この弾性部材26には、上記押圧により2つの中空な膨出部26a、26bに、前記押圧に反発する弾性力が蓄積されるとともに、上記折り曲げにより2つの膨出部26a、26b及び支持部28のそれぞれに撓み力が弾性的に蓄積される。
【0038】
支持部28が上記のように2つの膨出部26a、26bに対して偏心して延出しているため、第2の実施の形態の弾性部材26には、第1の実施の形態の弾性部材16より、大きなねじれによる弾性力が蓄積される。この弾性部材26中にねじれによって蓄積される弾性力により、より安定して蓋本体の開放動作を自動的に行うが出来る。
【0039】
この実施の形態において、支持部28が、前記延出方向に沿った断面において2つの膨出部26a、26bの周面の同一な側である膨出部の周面の下部で2つの膨出部を連結しているが、この連結の位置は、本実施の形態と反対側である膨出部の周面の上部でもいいし、互いに逆の位置であるように一方が周面の上部に位置し、他方が周面の下部に位置されてもよく、また、それ以外の他の位置で周面同士を連結してもよく、弾性部材中(本実施の形態においては2つの膨出部26a、26b及び支持部28)に対してねじれによる所望の弾性力を蓄積し得るならば限定されることはない。
【0040】
次に本発明の蓋構造の第3の実施の形態を説明する。この実施の形態は、弾性部材の一部の形状及び開放部材の一部の形状が、上記第1の実施の形態の場合と異なっており、それ以外の部分は、図1及び図2に示す第1の実施の形態の構成と同一である。以下前述の第1の実施の形態の構成部材と同様な機能を有する構成部材には、第1の実施の形態において対応する構成部材に付されていた参照符号と同一の参照符号を付す。そして、これら同一の参照符号が付された構成部材については、その詳細な説明を省略する。
【0041】
図5は、本実施の形態の蓋構造の一部分を示す分解斜視図である。
この実施の形態の蓋構造10では、開口部材12の凹所12dの側面12hに、凹部12iが設けられている。この凹部12iには、開口部材12と蓋本体14との間に延出する弾性部材16’の一端の膨出部16aの周壁から水平方向の外方に延出している凸部17’が嵌合される。この弾性部材16’の機能は、前述の第1の実施の形態の弾性部材16の機能と同等である。
【0042】
上記した第1乃至3の実施の形態において、弾性部材16、16’、26は、蓋本体14の閉鎖方向への回動により凹み及び湾曲による弾性力を蓄積し得るように開口部材12又は蓋本体14の少なくとも一方に支持され得るならば、弾性部材16、16’、26、開口部材12及び蓋本体14の形状及び大きさは、限定されない。
【0043】
また、上記した第1乃至3の実施の形態において、弾性部材16、16’、26は、蓋本体14の閉鎖方向への回動時に弾性力が蓄積するために、蓋本体14及び押え部材14eにより当接され、力を受けているが、弾性部材16、16’、26に所望の弾性力を蓄積し得るならば、押え部材14eを除去し得る。
【0044】
また、前述した第1乃至第3の実施の形態のいずれにおいても蓋本体14は、開口部材12から独立して形成されていて、相互に組み合わせることにより、開閉自在に構成されていが、蓋本体14を開口部材12に対し開閉自在に一体的に形成することもできる。
【0045】
【発明の効果】
この発明によれば、容易に組み立てることが出来るとともに組み立て者が傷つく可能性を無くすことが出来、弾性体の弾性力を利用して閉鎖位置から開放位置へと蓋本体を移動させることが出来る蓋構造を提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(A)は、本実施の形態の蓋構造の一部分を示す分解斜視図であり、(B)は、蓋構造の蓋保持手段の横断面図である。
【図2】図2は、第1の実施の形態の蓋本体の開放時の蓋構造の概略的な横断面図である。
【図3】図3は、蓋本体の閉鎖時の図4の蓋構造の概略的な横断面図である。
【図4】図4は、第2の実施の形態の開放時の蓋構造を示す概略的な横断面図である。
【図5】図5は、第3の実施の形態の蓋構造の一部分を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10…蓋構造
12…開口部材
12a…開口
12b…孔
12c…凹部
12d…凹所
12e…底面
12f…凹部
12g…凸部
12h…側面
12i…凹部
14…蓋本体
14a…軸支持部
14b…回動中心軸
14c…側壁
14d…嵌合突起
14e…押え部材
16、26、16’…弾性部材
16a、16b 26a、26b…膨出部
17、17’、27…弾性部材の凸部
18、28…支持部
20…蓋保持手段
20a…係合突起
20b…係合レバー

Claims (5)

  1. 開口を有した開口部材と;
    前記開口部材に対し、前記開口を閉鎖した閉鎖位置と前記開口を開放した開放位置との間で回動自在に設けられた蓋本体と;
    前記蓋本体を閉鎖位置に保持する蓋保持手段と;そして、
    弾性を有した材料により形成され、前記開口部材と前記蓋本体との間に延出し、少なくとも1つの中空の凹み変形可能な構造の膨出部を有しているとともに、前記膨出部の前記延出方向に沿った断面の中心から偏心した位置において前記延出方向に沿って前記膨出部から延出する支持部を備えており、蓋本体の開放位置から閉鎖位置への移動に伴い開口部材及び蓋本体によって支持部が湾曲されるとともに膨出部の外周面が凹み変形されることにより上記湾曲及び上記凹みによる2種類の弾性力を合成した撓み力が蓄積され、前記蓋保持手段による蓋本体の閉鎖位置への保持が開放されたときに、前記蓄積された2種類の弾性力を合成した撓み力により閉鎖位置から開放位置へと蓋本体を回動させる弾性部材と;を備えていることを特徴とする蓋構造。
  2. 前記弾性部材は、前記膨出部を複数有しており、前記支持部が、これらの膨出部の複数を相互に離間して連結していることを特徴とする請求項1に記載の蓋構造。
  3. 前記弾性部材の複数の膨出部は、相互に異なる大きさに形成されていることを特徴とする請求項2に記載の蓋構造。
  4. 前記開口部材及び蓋本体の少なくともいずれか一方は、前記弾性部材を撓み可能に支持していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の蓋構造。
  5. 前記弾性部材は、凸部又は凹部のいずれか一方を有しており、前記開口部材及び前記蓋本体の少なくともいずれか一方には、凸部又は凹部のいずれか他方を有しており、前記凸部が前記凹部に嵌合されることにより、前記弾性部材が撓み可能に支持されていることを特徴とする請求項4に記載の蓋構造。
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