JP2000320237A - ヒンジ - Google Patents

ヒンジ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ばね力がいっそう活用されるように改良され
たヒンジを提供すること。 【解決手段】 ヒンジアーム（１）を備えたヒンジであ
って、このヒンジアームは外側と内側の連結レバー
（４，５）でヒンジポット（６）と結合されている。そ
れぞれの連結レバー（４，５）はヒンジアーム（１）の
連結軸（９，１１）とヒンジポット（６）の連結軸（１
０，１２）に支承されている。両方の連結レバー（４，
５）と４つの連結軸（９，１０，１１，１２）は四角形
リンクを形成している。外側の連結レバー（５）のヒン
ジアーム側の連結軸（１１）にはＵ字型の円弧状板ばね
（１３）が支承されており、この円弧状板ばねは一方の
端部（１５）で内側の連結レバー（４）の制御部を押圧
している。円弧状板ばね（１３）はその他方の脚部（１
４）の自由端で、外側の連結レバー（５）の連結軸（１
１）に支承されている

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はヒンジであって、外
側と内側の連結レバーでヒンジポットと結合されている
ヒンジアームを備えており、それぞれの連結レバーはヒ
ンジアームの連結軸とヒンジポットの連結軸とに支承さ
れているとともに両方の連結レバーと４つの連結軸は四
角形リンクを形成しており、外側の連結レバーのヒンジ
アーム側の連結軸にはＵ字型の円弧状板ばねが支承され
ており、この円弧状板ばねは脚部で内側の連結レバーの
制御部を押圧しているものに関する。
【０００２】
【従来の技術】このような種類のヒンジはドイツ特許明
細書２９７０５９４３Ｕ１号から公知である。同明細書
の場合、Ｕ字型の円弧状板ばねはヒンジアーム側におけ
る外側の連結レバーの連結軸を両方の脚部で包含してお
り、ばね脚部の自由端はヒンジアームの後側の端部の方
を向いている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題はばね力
がいっそう活用されるように、冒頭に述べた形式のヒン
ジを改良することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題は、円弧状板ば
ねが他方の脚部の自由端で、外側の連結レバーのヒンジ
アーム側の連結軸に支承されていることによって解決さ
れる。
【０００５】
【発明の実施の形態】円弧状板ばねの優れた定着は、円
弧状板ばねが折畳んだばね板で構成されており、このと
き、ばね板が折畳み部位で外側の連結レバーのヒンジア
ーム側の連結軸を包囲していることによって保証され
る。
【０００６】ヒンジないし閉止機構の耐用寿命を延ばす
ため、本発明の有利な実施例では、内側の連結レバーを
押圧している円弧状板ばねの脚部が、この連結レバーの
制御部に当接する凹面の領域を有しており、内側の連結
レバーの制御部は、連結レバーから湾曲して外へ出てい
るラグによって形成されており、このラグは円弧状板ば
ねの方に向かって丸められており、このとき、このラグ
の自由端は内側の連結レバーのヒンジアーム側の連結軸
の方を向いていることが意図されている。
【０００７】本発明の一実施例では、内側の連結アーム
を傷めないように押圧しつつ、閉止位置での優れた保持
性を得ることは、内側の連結レバーを押圧している円弧
状板ばねの脚部の自由端が他方の脚部の方に向かって折
曲されていることで達成される。
【０００８】
【実施例】次に、添付の図面の図を参照しながら本発明
の実施例について説明する。
【０００９】本発明によるヒンジはヒンジアーム１を有
しており、このヒンジアームは底面プレート２で家具の
側壁３に取り付けられている。
【００１０】ヒンジアーム１は内側の連結レバー４と外
側の連結レバー５によってヒンジポット６と結合されて
いる。ヒンジポット６は、ドア扉８の平坦側の穴７の中
へ挿入されている。
【００１１】内側の連結レバー４は、ヒンジアーム側の
連結軸９とヒンジポット側の連結軸１０とに支承されて
いる。外側の連結レバー５は、ヒンジアーム側の連結ア
ーム軸１１とヒンジポット側の連結軸１２とに支承され
ている。
【００１２】外側の連結レバー５のヒンジアーム側の連
結軸１１には、さらに円弧状板ばね１３が支承されてい
る。円弧状板ばね１３は、ヒンジアーム１に支持されて
いる脚部１４と、内側の連結レバー４にある制御部を押
圧する脚部１５とを有している。
【００１３】円弧状板ばね１３は、連結軸１１を包囲す
る折畳んだ金属板によって形成されている。このとき連
結軸１１は、金属板の折畳み部位２３に位置している。
円弧状板ばね１３の両方の自由端はヒンジポット６の方
を向いているのに対し、円弧状板ばねの湾曲した端部１
６はヒンジアーム１の後側の端部の方を向いている。
【００１４】内側の連結レバー４の制御部を押圧してい
る円弧状板ばね１３の脚部１５は凹面状の区域１７を有
しており、この区域は、内側の連結レバー４の制御部の
カム１８に適合させられている。
【００１５】図２から図４に示す実施例では、制御部は
内側の連結レバー４に装着されているブロック１９によ
って形成されており、このブロックはたとえばプラスチ
ックで製作されている。
【００１６】図５から図６に示す実施例では、制御部は
内側の連結レバー４から外側に曲げられたラグ２０によ
って形成されており、このラグはやはり丸められた制御
面１８を有しており、この制御面が円弧状板ばね１３の
脚部１５に当接している。
【００１７】このとき、折曲されたラグ２０の自由端２
１は連結軸９の方を向いている。
【００１８】内側の連結レバー４を押圧している円弧状
板ばね１３の脚部１５は、さらに他方の脚部１４の方へ
折曲されている自由端２２を有しており、それによって
内側の連結レバー４の制御部への優れた支持状態がヒン
ジの閉止位置で得られるとともに、内側の連結レバー４
の制御部と円弧状板ばね１３の脚部１５との間の摩擦が
少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明によるヒンジの外観斜視図である。
【図２】 閉止位置における本発明のヒンジを示す縦断
面図である。
【図３】 開放位置における本発明のヒンジを示す縦断
面図である。
【図４】 図３のＡ／Ａ線に沿った断面図である。
【図５】 開放位置における本発明のヒンジの別の実施
例を示す縦断面図である。
【図６】 図５のＡ／Ａ線に沿った断面図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ヒンジであって、外側と内側の連結レバ
    ーでヒンジポットと結合されているヒンジアームを備え
    ており、この結合はそれぞれの連結レバーがヒンジアー
    ムの連結軸とヒンジポットの連結軸に支承されることで
    行われており、このとき両方の連結レバーと４つの連結
    軸は四角形リンクを形成するとともに外側の連結レバー
    のヒンジアーム側の連結軸にはＵ字型の円弧状板ばねが
    支承されており、この円弧状板ばねは一方の端部で内側
    の連結レバーの制御部を押圧しているものにおいて、前
    記円弧状板ばね（１３）がその他方の脚部（１４）の自
    由端で、外側の連結レバー（５）の連結軸（１１）に支
    承されていることを特徴とするヒンジ。
  2. 【請求項２】 前記ヒンジアーム（１）の長手方向に方
    向付けされている前記円弧状ばね（１３）の両方の自由
    端が前記ヒンジポット（６）の方を向いている、請求項
    １記載のヒンジ。
  3. 【請求項３】 前記円弧状板ばね（１３）が折畳んだば
    ね板で構成されており、このばね板は折畳み部位（２
    ３）で外側の連結レバー（５）のヒンジアーム側の連結
    軸（１１）を包囲している、請求項１または２記載のヒ
    ンジ。
  4. 【請求項４】 内側の連結レバー（４）を押圧している
    前記円弧状板ばね（１３）の脚部（１５）が、この連結
    レバーの制御部に当接する凹面状の領域（１７）を有し
    ている、請求項１から３までのいずれか１項記載のヒン
    ジ。
  5. 【請求項５】 内側の連結レバー（４）を押圧している
    前記円弧状板ばね（１３）の脚部（１５）の自由端が他
    方の脚部（１４）の方へ折曲されている、請求項１から
    ４までのいずれか１項記載のヒンジ。
  6. 【請求項６】 内側の連結レバー（４）の制御部が、こ
    の連結レバー（４）から湾曲して外へ出ているラグ（２
    ０）によって形成されており、このラグは前記円弧状板
    ばね（１３）の方に向かって丸められており、このと
    き、このラグ（２０）の自由端（２１）は内側の連結レ
    バー（４）のヒンジアーム側の連結軸（９）の方を向い
    ている、請求項１から５までのいずれか１項記載のヒン
    ジ。
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