JP2607459Y2 - パイプクリップ - Google Patents

パイプクリップ

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JP2607459Y2
JP2607459Y2 JP1993075319U JP7531993U JP2607459Y2 JP 2607459 Y2 JP2607459 Y2 JP 2607459Y2 JP 1993075319 U JP1993075319 U JP 1993075319U JP 7531993 U JP7531993 U JP 7531993U JP 2607459 Y2 JP2607459 Y2 JP 2607459Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、中空に架設される二本
のパイプ同志を所定間隔をおいて保持するためのパイプ
クリップ、更に詳しくは、パイプの捩れ等による反発力
に抗して該パイプを確実に保持することができるとゝも
に、パイプの組み付け作業が容易なパイプクリップに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種パイプクリップとして、実
公昭49−20457号公報には、所望幅の弾性フープ
材をS字状に折り曲げて挿入口が互いに反対方向に開口
するパイプ抱持部を上下に形成するとゝもに、該パイプ
抱持部の内周面に設けた爪により被抱持体の網目に食い
込むように形成した考案や、実公昭48−35637号
公報には、一部を切り欠いた二個の弾性リング体を、切
り欠いた部分と反対側の底部外周において、弾性リング
体の一方に突出せしめた球状の凸部と他方に突出せしめ
た球状の凹部とを係合させて、相対的に三次元の回動が
可能となるように連結した考案などが夫々開示されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のパイプクリップは、いずれも円形の一部を切り欠いて
パイプ挿入口を形成した弾性リング体によってパイプを
保持する構成となっていたため、保持したパイプに捩れ
が生じた場合、この捩れによる反発力で前記弾性リング
体が変形し、前記パイプ挿入口が大きく開いてパイプが
外れてしまうという問題があった。
【0004】ここで、前記弾性リング体の剛性を高めて
保持力を強化すれば上記の問題点を解決することができ
るが、単純に保持力を強化しただけでは、前記弾性リン
グ体にパイプを組み付けにくくなり、作業性の低下を招
くという問題点が残る。
【0005】本考案は、上記のような従来の問題点に鑑
みてなされたものであり、パイプの捩れ等による反発力
に抗してパイプを確実に保持することができるとゝも
に、パイプの組み付けが容易で作業性の向上を図ること
ができるものを提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本考案に係るパイプクリップは、一対のパイプ保持
部材を、側壁,底壁及び上壁からなる断面略コ字形の外
郭と、該外郭内にその開口部方向に開口して配設した円
弧状の内郭と、該内郭と前記外郭とを前記側壁と上壁と
のコーナー部で一体に連結する連結板と、前記外郭の開
口部の各端縁から前記内郭の円弧の中心に向かって延出
する一対の押さえ片とから夫々構成するとゝもに、前記
一対のパイプ保持部材を前記底壁の外側に設けた分離可
能な軸結合により前記底壁と平行な面で回動可能となる
ように連結した構成からなるものである。
【0007】
【考案の実施の形態】以下、本考案を図1乃至図4に示
す実施形態により詳細に説明するに、図1乃至図3にお
いて、1は本考案に係るパイプクリップで、同一の構造
からなる上下一対のパイプ保持部材2A,2Bと、この
上下一対のパイプ保持部材2A,2Bを分離かつ回動可
能に軸結合した連結部8とから主に構成されている。
【0008】前記各パイプ保持部材2A,2Bは、側壁
3Bの上下両端に、底壁3Aと上壁3Cを夫々平行に対
向して設けた断面略コ字形の外郭3と、この外郭3内に
その開口部4方向に向け開口して配設したほゞ半円状の
円弧状の内郭5とを備え、該円弧状の内郭5の外周面と
前記内郭3の内面とは後述する連結板6により一体に形
成されている。
【0009】6は前記外郭3の内面と内郭5の外周面と
の間に介在する連結板で、図示の実施形態において、こ
の連結板6は、前記各パイプ保持部材2A,2Bの夫々
のコーナー部R近傍において、その一端側(図において
垂直面側)は外郭3の前記側壁3Bの内面と、上下の両
他端側(両水平面側)は外郭3の前記底壁3A及び上壁
3Cの内面と夫々連結しており、他方、前記内郭5と対
面する凹面側は内郭5の外周面と夫々一体に連結してい
る。
【0010】7,7は前記外郭3の開口部4に形成した
押さえ片で、開口部4の各端縁から延出せしめた端部を
夫々内側に折り曲げて形成したものであり、この一対の
押さえ片7,7は前記円弧状の内郭5の円弧の中心O方
向に夫々延出しているとゝもに、その先端面は7a,7
aは前記円弧状の内郭5の円弧と同心円周上に夫々形成
されている。
【0011】8は連結部で、図3に示すように、上方の
パイプ保持部材2Aにあっては、前記外郭3を構成する
底壁3Aの下面に、前記側壁3B側に寄せて垂直板9が
垂設しているとゝもに、該垂直板9に水平板10,11
の一端がそれぞれ所望間隔を設けて上下二段に固着して
いる。そして、上段(内側)の水平板10と前記底壁3
Aとの間にはその中央部に上下を連結した円柱12が立
設しており、他方の下段(外側)の水平板11の中央部
には前記円柱12が緩く嵌合する円穴13が穿設されて
いるとゝもに、該円穴13は先端部に向け形成したスリ
ット13Aで外部と連通している。なお、図中14は前
記外郭3を構成する上壁3Cの外側に形成した補強リブ
である。
【0012】而して、同一構造とした前記上下一対のパ
イプ保持部材2A,2Bの連結は、図3において、上方
のパイプ保持部材2Aの内側の水平板10を下方のパイ
プ保持部材2Bの内側の水平板10と外側の水平板11
との間に、又上方のパイプ保持部材2Aの外側の水平板
11を下方のパイプ保持部材2Bの外側の水平板11と
底壁3Aとの間に夫々押入する。
【0013】これにより、両パイプ保持部材2A,2B
の水平板10と底壁3Aとの間に立設した円柱12,1
2は、水平板11,11に夫々形成したスリット13A
の開口部と衝当し、更に押し込むことにより、このスリ
ット13Aが左右に押し拡げられる。そして、円柱1
2,12は夫々水平板11,11の円穴13,13内に
嵌合して連結され、上方のパイプ保持部材2Aと下方の
パイプ保持部材2Bとは各円柱12,12を中心軸とし
て底壁3Aと平行な面で180°回転できる図1及び図
2に示すように組み立てられたパイプクリップ1が形成
される。
【0014】次に、本考案に係るパイプクリップ1の作
用を説明するに、図1及び図2において、上方のパイプ
保持部材2A及び下方のパイプ保持部材2Bの各開口部
4,4に固定するパイプP1,P2を互いに反対方向か
ら押し込むと、各開口部4にそれぞれ配設した上下一対
の押さえ片7,7は折り曲げ方向、すなわち内側方向に
夫々弾性変形し、パイプP1,P2はパイプ保持部材2
A,2Bの内郭5内にそれぞれ収納される。これと同時
に、前記一対の押さえ片7,7がそれぞれ復元し、その
先端面7a,7aにより円弧状の内郭5内に収納された
前記各パイプP1,P2の外周を上下斜め方向から夫々
押さえ付ける。
【0015】このようにして、各パイプP1,P2は各
パイプ保持部材2A,2Bの円弧状の内郭5内にそれぞ
れ抱持され固定されるが、上記したように、抱持したパ
イプP1,P2に捩れ等によって反発力が発生する場合
がある。このような場合、この反発力は、特に側壁3B
と上壁3Cとのコーナー部Rを支点として、上壁3Cを
外方向に押し拡げる方向の力として作用(図4の一点鎖
線参照)するが、この上壁3Cは、前記コーナー部Rの
内側において、側壁3B,内郭5,上壁3Cと連結した
前記連結板6により一体に連結されているので高剛性と
なり、変形することがない。従って、前記反発力による
外郭3の開口部4の開きを阻止することができる。さら
に、前記上壁3Cの外周面にリブ14を設けた場合には
上壁3Cの剛性も向上し、その途中から変形することも
ない。
【0016】同時に、把持したパイプP1,P2の捩じ
れによる反発力が前記押さえ片7,7の先端面7a,7
aにもそれぞれ作用するが、この押さえ片7,7はパイ
プP1,P2の直径方向にそれぞれ延びているため、前
記反発力は押さえ片7,7にその長手方向への圧縮力と
して作用する。したがって、相当の強力な力が作用して
押さえ片7,7が折れない限り、開口部4からパイプP
1,P2が脱出することもない。
【0017】なお、使用に際しては、図4に示すよう
に、前記一対のパイプ保持部材2A,2Bを夫々その開
口部4,4が互いに反対側に向くように組み立ててお
き、パイプP2を下方のパイプ保持部材2Bで挟着し、
このパイプP2の回りに上方のパイプ保持部材2Aを回
動することにより、この保持部材2AにパイプP1を挟
着することができる。したがって、この場合には、空間
に平行に架設されているパイプP1,P2に何らの外力
を与えることなく装着することが出来る。
【0018】また、上方のパイプ保持部材2Aと下方の
パイプ保持部材2Bとは同一構造のものであるから、部
品点数が少なくてすみ、更にパイプ保持部材2Aとパイ
プ保持部材2Bとは側壁3Aと平行な面で相互に180
°回動することができるとゝもに、パイプ保持部材2A
とパイプ保持部材2Bの何れか一方を小さいものと組み
合わせて連結することもできるため、多様なバリエーシ
ョンを持つことができる。
【0019】
【考案の効果】本考案に係るパイプクリップは、上記の
ように、一対のパイプ保持部材を、側壁,底壁及び上壁
からなる断面略コ字形の外郭と、該外郭内にその開口部
方向に開口して配設した円弧状の内郭と、該内郭と前記
外郭とを前記側壁と上壁とのコーナー部で一体に連結す
る連結板と、前記外郭の開口部の各端縁から前記内郭の
円弧の中心に向かって延出する一対の押さえ片とから夫
々構成するとゝもに、前記一対のパイプ保持部材を前記
底壁の外側に設けた分離可能な軸結合により前記底壁と
平行な面で回動可能となるように連結した構成であるか
ら、構造強度が大きく、パイプの反発力によっても変形
することがないので、確実に固定することが出来る。ま
た、両パイプ保持部材は同一構造のものであるから部品
点数が少なくてすみ、更に両パイプ保持部材は互いに1
80°の範囲内で回動するため、交差状態でも保持する
ことができるとゝもに、両パイプ保持部材の何れか一方
を小さいものと組み合わせて連結することもできるため
に、多様なバリエーションを持つことができる、といっ
た諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る配管用間隔保持具の側面図であ
る。
【図2】同縦断面図である。
【図3】一部切り欠分解斜視図である。
【図4】同作用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 パイプクリップ 2A パイプ保持部材 2B パイプ保持部材 3 外郭 3A 底壁 3B 側壁 3C 上壁 4 開口部 5 内郭 6 連結板 7 押さえ片 7a 先端面 8 連結部 R コーナー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 3/00 F16L 3/12 F16L 3/22 F16L 3/223

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のパイプ保持部材を、側壁,底壁及
    び上壁からなる断面略コ字形の外郭と、該外郭内にその
    開口部方向に開口して配設した円弧状の内郭と、該内郭
    と前記外郭とを前記側壁と上壁とのコーナー部で一体に
    連結する連結板と、前記外郭の開口部の各端縁から前記
    内郭の円弧の中心に向かって延出する一対の押さえ片と
    から夫々構成するとゝもに、前記一対のパイプ保持部材
    を前記底壁の外側に設けた分離可能な軸結合により前記
    底壁と平行な面で回動可能となるように連結したことを
    特徴とするパイプクリップ。
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