JP2001240097A - 蓋構造 - Google Patents
蓋構造Info
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- JP2001240097A JP2001240097A JP2000056178A JP2000056178A JP2001240097A JP 2001240097 A JP2001240097 A JP 2001240097A JP 2000056178 A JP2000056178 A JP 2000056178A JP 2000056178 A JP2000056178 A JP 2000056178A JP 2001240097 A JP2001240097 A JP 2001240097A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容易に組み立て可能であり、弾性部材の弾性
力により開放可能な蓋構造を提供することである。 【解決手段】 蓋構造10は、開口部材12と、開口部
材の開口12aを閉鎖位置と開放位置との間で回動自在
な蓋本体14と、蓋本体を閉鎖位置に保持する蓋保持手
段20と、開口部材と蓋本体との間に延出している弾性
部材16と、を備えている。弾性部材は、延出方向に沿
って複数の膨出部16a、16b、16cと、これらの
膨出部を相互に連結する連結部分とを含んでおり、膨出
部は、中空部分を有している。蓋本体の開放位置から閉
鎖位置への移動に伴い弾性部材は、開口部材及び蓋本体
によって湾曲されるとともに外周面が押圧されることに
より弾性力が蓄積され、蓋保持部材による蓋本体の閉鎖
位置への保持が開放されたときに蓄積された弾性力によ
り閉鎖位置から開放位置へと蓋本体を回動させる。
力により開放可能な蓋構造を提供することである。 【解決手段】 蓋構造10は、開口部材12と、開口部
材の開口12aを閉鎖位置と開放位置との間で回動自在
な蓋本体14と、蓋本体を閉鎖位置に保持する蓋保持手
段20と、開口部材と蓋本体との間に延出している弾性
部材16と、を備えている。弾性部材は、延出方向に沿
って複数の膨出部16a、16b、16cと、これらの
膨出部を相互に連結する連結部分とを含んでおり、膨出
部は、中空部分を有している。蓋本体の開放位置から閉
鎖位置への移動に伴い弾性部材は、開口部材及び蓋本体
によって湾曲されるとともに外周面が押圧されることに
より弾性力が蓄積され、蓋保持部材による蓋本体の閉鎖
位置への保持が開放されたときに蓄積された弾性力によ
り閉鎖位置から開放位置へと蓋本体を回動させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口を有した開口
部材と、この開口部材に対し、前記開口を閉鎖した閉鎖
位置と前記開口を開放した開放位置との間で回動自在に
設けられた蓋本体と、そして蓋本体を閉鎖位置に保持す
る蓋保持手段とを備えている蓋構造に関する。
部材と、この開口部材に対し、前記開口を閉鎖した閉鎖
位置と前記開口を開放した開放位置との間で回動自在に
設けられた蓋本体と、そして蓋本体を閉鎖位置に保持す
る蓋保持手段とを備えている蓋構造に関する。
【0002】
【従来の技術】このような、蓋構造は、種々の分野で使
用されている。そして、近年では、片手で蓋本体の開閉
動作を操作可能な蓋構造が種々開発されている。片手で
蓋本体の開閉動作が操作可能な蓋構造は、例えば、特開
平9−58725号公報、特開平8−217113号公
報、そして、特開平9−3996号公報により広く知ら
れている。
用されている。そして、近年では、片手で蓋本体の開閉
動作を操作可能な蓋構造が種々開発されている。片手で
蓋本体の開閉動作が操作可能な蓋構造は、例えば、特開
平9−58725号公報、特開平8−217113号公
報、そして、特開平9−3996号公報により広く知ら
れている。
【0003】特開平9−58725号公報の蓋構造で
は、開口部材に対し蓋本体が帯板状のゴムにより連結さ
れている。そして、蓋本体が開放位置から閉鎖位置へと
移動されることにより帯板状のゴムが折り曲げられて弾
性力を蓄積する。蓋保持手段による蓋本体の閉鎖位置へ
の保持が解除されると、帯板状のゴムに蓄積されていた
弾性力により蓋本体が閉鎖位置から開放位置へと自動的
に回動される。
は、開口部材に対し蓋本体が帯板状のゴムにより連結さ
れている。そして、蓋本体が開放位置から閉鎖位置へと
移動されることにより帯板状のゴムが折り曲げられて弾
性力を蓄積する。蓋保持手段による蓋本体の閉鎖位置へ
の保持が解除されると、帯板状のゴムに蓄積されていた
弾性力により蓋本体が閉鎖位置から開放位置へと自動的
に回動される。
【0004】特開平8−217113号公報の蓋構造で
は、開口部材に対し蓋本体が開放位置と閉鎖位置との間
で回動自在となるように回動中心軸を介して連結されて
いる。開口部材及び蓋本体のいずれか一方に帯板状のゴ
ムの一端が固定されていると共に開口部材及び蓋本体の
いずれか他方に形成されている係合穴に前記ゴムの他端
が係合されている。そして、蓋本体が開放位置から閉鎖
位置へと移動されることにより帯板状のゴムが折り曲げ
られて弾性力を蓄積する。蓋保持手段による蓋本体の閉
鎖位置への保持が解除されると、帯板状のゴムに蓄積さ
れていた弾性力により蓋本体が閉鎖位置から開放位置へ
と自動的に回動される。
は、開口部材に対し蓋本体が開放位置と閉鎖位置との間
で回動自在となるように回動中心軸を介して連結されて
いる。開口部材及び蓋本体のいずれか一方に帯板状のゴ
ムの一端が固定されていると共に開口部材及び蓋本体の
いずれか他方に形成されている係合穴に前記ゴムの他端
が係合されている。そして、蓋本体が開放位置から閉鎖
位置へと移動されることにより帯板状のゴムが折り曲げ
られて弾性力を蓄積する。蓋保持手段による蓋本体の閉
鎖位置への保持が解除されると、帯板状のゴムに蓄積さ
れていた弾性力により蓋本体が閉鎖位置から開放位置へ
と自動的に回動される。
【0005】特開平9−3996号公報の蓋構造でも、
開口部材に対し蓋本体が開放位置と閉鎖位置との間で回
動自在となるように回動中心軸を介して連結されてい
る。蓋本体に帯板状のゴムの一端が固定されているとと
もに開口部材に形成されている係合穴に上記ゴムの他端
が係合されている。そして、蓋本体が開放位置から閉鎖
位置へと移動されることにより、帯板状のゴムが折り曲
げられて弾性力を蓄積する。蓋保持手段による蓋本体の
閉鎖位置への保持が解除されると、帯板状のゴムに蓄積
されていた弾性力により蓋本体が閉鎖位置から開放位置
へと自動的に回動される。
開口部材に対し蓋本体が開放位置と閉鎖位置との間で回
動自在となるように回動中心軸を介して連結されてい
る。蓋本体に帯板状のゴムの一端が固定されているとと
もに開口部材に形成されている係合穴に上記ゴムの他端
が係合されている。そして、蓋本体が開放位置から閉鎖
位置へと移動されることにより、帯板状のゴムが折り曲
げられて弾性力を蓄積する。蓋保持手段による蓋本体の
閉鎖位置への保持が解除されると、帯板状のゴムに蓄積
されていた弾性力により蓋本体が閉鎖位置から開放位置
へと自動的に回動される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した3つの公報に
開示されている従来の蓋構造の夫々においては、組み立
て時において、帯板状のゴムの両端を開口部材と蓋本体
とに固定する作業が必要あり、あるいは帯板状のゴムの
一端を開口部材及び蓋本体の一方に固定するとともに帯
板状のゴムの他端を開口部材及び蓋本体の他方に形成さ
れている係合穴に係合させる作業が必要である。
開示されている従来の蓋構造の夫々においては、組み立
て時において、帯板状のゴムの両端を開口部材と蓋本体
とに固定する作業が必要あり、あるいは帯板状のゴムの
一端を開口部材及び蓋本体の一方に固定するとともに帯
板状のゴムの他端を開口部材及び蓋本体の他方に形成さ
れている係合穴に係合させる作業が必要である。
【0007】これらの固定作業及び係合作業は煩雑であ
り、上記従来の蓋構造の組み立てコストを上昇させてい
る。また、上記係合は使用中に解除される可能性がある
とともに係合作業時に組み立て者の指を挟む危険性もあ
る。
り、上記従来の蓋構造の組み立てコストを上昇させてい
る。また、上記係合は使用中に解除される可能性がある
とともに係合作業時に組み立て者の指を挟む危険性もあ
る。
【0008】この発明は、上記事情の下でなされ、この
発明の目的は、容易に組み立てることが出来るとともに
組み立て者が傷つく可能性を無くすことが出来、弾性体
の弾性力を利用して閉鎖位置から開放位置へと蓋本体を
移動させることが出来る蓋構造を提供することである。
発明の目的は、容易に組み立てることが出来るとともに
組み立て者が傷つく可能性を無くすことが出来、弾性体
の弾性力を利用して閉鎖位置から開放位置へと蓋本体を
移動させることが出来る蓋構造を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の蓋構造は、開口を有した開口部材
と;前記開口部材に対し、前記開口を閉鎖した閉鎖位置
と前記開口を開放した開放位置との間で回動自在に設け
られた蓋本体と;前記蓋本体を閉鎖位置に保持する蓋保
持手段と;そして、弾性を有した材料により形成され、
前記開口部材と前記蓋本体との間に延出し前記延出方向
に沿って厚さの厚い複数の膨出部を有しているととも
に、これらの膨出部の相互間に介在されこれらの膨出部
を相互に連結する連結部を備えており、これらの膨出部
の少なくとも1つが変形可能な構造を有しており、蓋本
体の開放位置から閉鎖位置への移動に伴い開口部材及び
蓋本体によって湾曲されるとともに外周面が押圧される
ことにより弾性力が蓄積され、前記蓋保持手段による蓋
本体の閉鎖位置への保持が開放されたときに、前記蓄積
された弾性力により閉鎖位置から開放位置へと蓋本体を
回動させる弾性手段と;を備えていることを特徴とす
る。
るために、本発明の蓋構造は、開口を有した開口部材
と;前記開口部材に対し、前記開口を閉鎖した閉鎖位置
と前記開口を開放した開放位置との間で回動自在に設け
られた蓋本体と;前記蓋本体を閉鎖位置に保持する蓋保
持手段と;そして、弾性を有した材料により形成され、
前記開口部材と前記蓋本体との間に延出し前記延出方向
に沿って厚さの厚い複数の膨出部を有しているととも
に、これらの膨出部の相互間に介在されこれらの膨出部
を相互に連結する連結部を備えており、これらの膨出部
の少なくとも1つが変形可能な構造を有しており、蓋本
体の開放位置から閉鎖位置への移動に伴い開口部材及び
蓋本体によって湾曲されるとともに外周面が押圧される
ことにより弾性力が蓄積され、前記蓋保持手段による蓋
本体の閉鎖位置への保持が開放されたときに、前記蓄積
された弾性力により閉鎖位置から開放位置へと蓋本体を
回動させる弾性手段と;を備えていることを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の蓋構造の第1の実
施の形態について、図1、図2及び図3を参照して説明
する。図1の(A)は、本実施の形態の蓋構造の一部分
を示す分解斜視図である。図1の(B)は、蓋構造の蓋
保持手段の横断面図である。図2は、蓋本体の開放時の
蓋構造の概略的な横断面図である。図3は、蓋本体の閉
鎖時の蓋構造の概略的な横断面図である。
施の形態について、図1、図2及び図3を参照して説明
する。図1の(A)は、本実施の形態の蓋構造の一部分
を示す分解斜視図である。図1の(B)は、蓋構造の蓋
保持手段の横断面図である。図2は、蓋本体の開放時の
蓋構造の概略的な横断面図である。図3は、蓋本体の閉
鎖時の蓋構造の概略的な横断面図である。
【0011】この蓋構造10は、開口12aを有した開
口部材12と、この開口部材12に対し開口12aを閉
鎖した閉鎖位置と開口12aを開放した開放位置との間
で回動自在に設けられた蓋本体14と、蓋本体14を閉
鎖位置に保持するための蓋保持手段20と、この蓋本体
14と開口部材12との間に延出する弾性部材16とを
備えている。
口部材12と、この開口部材12に対し開口12aを閉
鎖した閉鎖位置と開口12aを開放した開放位置との間
で回動自在に設けられた蓋本体14と、蓋本体14を閉
鎖位置に保持するための蓋保持手段20と、この蓋本体
14と開口部材12との間に延出する弾性部材16とを
備えている。
【0012】蓋本体14は、蓋本体14の一縁に沿い突
出するように形成された軸支持部14aを有している。
この軸支持部14aの両端には、相互に正反対の方向に
向かって突出している一対の回動中心軸14bが設けら
れている。
出するように形成された軸支持部14aを有している。
この軸支持部14aの両端には、相互に正反対の方向に
向かって突出している一対の回動中心軸14bが設けら
れている。
【0013】蓋本体14には、軸支持部14a以外の外
縁全体に側壁14cが延出して設けられており、この蓋
本体14は、裏面に環状に形成された嵌合突起14dを
有している。この実施の形態において嵌合突起14d
は、蓋本体14の裏面の中央部に設けられている。ま
た、この蓋本体14は、裏面の軸支持部14a側に、蓋
本体14の開閉の間に弾性部材16と接触する押え部材
14eを有している。この実施の形態において押え部材
14eは、蓋本体14の裏面の軸支持部14a側の一縁
の略中央付近に設けられている。この押え部材14e
は、蓋本体14と一体的に形成され得るし、蓋本体14
から独立して形成した後で、接着などの公知の取り付け
手段により蓋本体14に固着して取り付けられ得る。
縁全体に側壁14cが延出して設けられており、この蓋
本体14は、裏面に環状に形成された嵌合突起14dを
有している。この実施の形態において嵌合突起14d
は、蓋本体14の裏面の中央部に設けられている。ま
た、この蓋本体14は、裏面の軸支持部14a側に、蓋
本体14の開閉の間に弾性部材16と接触する押え部材
14eを有している。この実施の形態において押え部材
14eは、蓋本体14の裏面の軸支持部14a側の一縁
の略中央付近に設けられている。この押え部材14e
は、蓋本体14と一体的に形成され得るし、蓋本体14
から独立して形成した後で、接着などの公知の取り付け
手段により蓋本体14に固着して取り付けられ得る。
【0014】蓋本体14は、弾性を有する材料により形
成されており、この実施の形態においては、弾性を有す
るプラスチック材料により形成されている。
成されており、この実施の形態においては、弾性を有す
るプラスチック材料により形成されている。
【0015】開口部材12は、容器の上壁を構成してい
る。この開口部材12は、容器の他の部分から独立して
形成されていて上壁の無い容器の上部開口を覆うように
容器に取り付けられ得るし、または、容器の上壁として
他の部分と一体的に形成され得る。
る。この開口部材12は、容器の他の部分から独立して
形成されていて上壁の無い容器の上部開口を覆うように
容器に取り付けられ得るし、または、容器の上壁として
他の部分と一体的に形成され得る。
【0016】この実施の形態において、前記容器は、所
定の形状に折り畳まれた多数の濡れティッシュペーパー
を格納するために使用されている。これらの多数の濡れ
ティッシュペーパーは、前記容器中から開口部材12の
開口12aを介して1枚づつ引き出されることが出来
る。
定の形状に折り畳まれた多数の濡れティッシュペーパー
を格納するために使用されている。これらの多数の濡れ
ティッシュペーパーは、前記容器中から開口部材12の
開口12aを介して1枚づつ引き出されることが出来
る。
【0017】開口部材12には、開口12aの周囲に、
開口12aを取り囲むよう凹部12cが形成されてい
る。この凹部12cには、蓋本体14が閉鎖位置に配置
された時に蓋本体14の環状の嵌合突起14dが嵌合
し、容器を閉鎖する。
開口12aを取り囲むよう凹部12cが形成されてい
る。この凹部12cには、蓋本体14が閉鎖位置に配置
された時に蓋本体14の環状の嵌合突起14dが嵌合
し、容器を閉鎖する。
【0018】この開口部材12の一縁には、凹所12d
が形成されている。この凹所12dには、蓋本体14の
軸支持部14aが入れられる。
が形成されている。この凹所12dには、蓋本体14の
軸支持部14aが入れられる。
【0019】凹所12dの一対の側壁には、一対の軸受
け孔12bが形成されている。この一対の軸受け孔12
bには、軸支持部14aの一対の回動中心軸14bが夫
々回動可能に支持されている。このことにより、蓋本体
14は、開口部材12に対し回動自在に連結される。そ
して、蓋本体14が開放位置に配置された時、蓋本体1
4の軸支持部14aが、前記凹所12dの底面12eに
一部が当接するように入れられている。
け孔12bが形成されている。この一対の軸受け孔12
bには、軸支持部14aの一対の回動中心軸14bが夫
々回動可能に支持されている。このことにより、蓋本体
14は、開口部材12に対し回動自在に連結される。そ
して、蓋本体14が開放位置に配置された時、蓋本体1
4の軸支持部14aが、前記凹所12dの底面12eに
一部が当接するように入れられている。
【0020】さらに、凹所12dの底面12eには、凹
部12f、が設けられている。この凹部12fには、開
口部材12と蓋本体14との間に延出する弾性部材16
の一端の凸部17が嵌合されている。
部12f、が設けられている。この凹部12fには、開
口部材12と蓋本体14との間に延出する弾性部材16
の一端の凸部17が嵌合されている。
【0021】開口部材12の凹所12d以外の外縁に
は、凸部12gが形成されている。この凸部12gは、
蓋本体14が閉鎖位置にあるときに、蓋本体14の側壁
14cの周囲を覆うよう開口部材12から突出してい
る。
は、凸部12gが形成されている。この凸部12gは、
蓋本体14が閉鎖位置にあるときに、蓋本体14の側壁
14cの周囲を覆うよう開口部材12から突出してい
る。
【0022】なお、この実施の形態では、開口部材12
は、弾性を有するプラスチック材料により形成されてい
る。このことにより、凹所12dの一対の軸受け孔12
b中への蓋本体14の一対の回動中心軸14bの挿入
は、蓋本体14及び開口部材12の双方の材料の弾性を
利用し、容易に行うことが出来る。
は、弾性を有するプラスチック材料により形成されてい
る。このことにより、凹所12dの一対の軸受け孔12
b中への蓋本体14の一対の回動中心軸14bの挿入
は、蓋本体14及び開口部材12の双方の材料の弾性を
利用し、容易に行うことが出来る。
【0023】弾性部材16は、開口部材12と蓋本体1
4との間に延出し、延出方向に沿って厚さの厚い複数の
膨出部16a、16b、16cを有しているとともに、
これらの膨出部16a、16b、16cの相互間に介在
されこれらの膨出部16a、16b、16cを相互に連
結する連結部とを備えており、これらの膨出部16a、
16b、16cの少なくとも1つが変形可能な構造を有
している。この実施の形態において、この弾性部材16
は、図2に示されるように、夫々の横断面が略円形状で
ある円筒状の複数の膨出部16a、16b、16cが、
夫々の周面を隣接させるように配置され、これらの接合
部分を連結部として構成されている。これらの円筒状の
膨出部16a、16b、16cは、夫々の中心を結ぶ線
Oが実質的に直線になるように配置され、一体的に形成
されている。円筒状の膨出部16a、16b、16c
は、相互に大きさが異なっており、この実施の形態にお
いては、これらの膨出部16a、16b、16cは、こ
の順で大、中、小の大きさになっている。
4との間に延出し、延出方向に沿って厚さの厚い複数の
膨出部16a、16b、16cを有しているとともに、
これらの膨出部16a、16b、16cの相互間に介在
されこれらの膨出部16a、16b、16cを相互に連
結する連結部とを備えており、これらの膨出部16a、
16b、16cの少なくとも1つが変形可能な構造を有
している。この実施の形態において、この弾性部材16
は、図2に示されるように、夫々の横断面が略円形状で
ある円筒状の複数の膨出部16a、16b、16cが、
夫々の周面を隣接させるように配置され、これらの接合
部分を連結部として構成されている。これらの円筒状の
膨出部16a、16b、16cは、夫々の中心を結ぶ線
Oが実質的に直線になるように配置され、一体的に形成
されている。円筒状の膨出部16a、16b、16c
は、相互に大きさが異なっており、この実施の形態にお
いては、これらの膨出部16a、16b、16cは、こ
の順で大、中、小の大きさになっている。
【0024】この弾性部材16は、膨出部16a、16
b、16cの大きさを変化させることで、蓋本体14の
閉鎖により蓄積される弾性力の強さを任意に選定し得
る。この実施の形態では、弾性部材16の一端の凸部1
7は、最も大きな膨出部16aの周壁から下方に延出し
ている。凸部17を開口部材12の凹所12dの凹部1
2fに嵌合させることにより、弾性部材16を容易に開
口部材12と蓋本体14との間の所定の位置に所定の姿
勢で取り付け可能であり、この実施の形態の蓋構造の組
み立てコストを低下させることが可能である。また、独
立して形成される取り付け部品を必要としないため、製
造コストを低減し、組み立ての煩雑な作業による組み立
て者の損傷の機会を軽減し得る。
b、16cの大きさを変化させることで、蓋本体14の
閉鎖により蓄積される弾性力の強さを任意に選定し得
る。この実施の形態では、弾性部材16の一端の凸部1
7は、最も大きな膨出部16aの周壁から下方に延出し
ている。凸部17を開口部材12の凹所12dの凹部1
2fに嵌合させることにより、弾性部材16を容易に開
口部材12と蓋本体14との間の所定の位置に所定の姿
勢で取り付け可能であり、この実施の形態の蓋構造の組
み立てコストを低下させることが可能である。また、独
立して形成される取り付け部品を必要としないため、製
造コストを低減し、組み立ての煩雑な作業による組み立
て者の損傷の機会を軽減し得る。
【0025】弾性部材16の他端の最も小さな膨出部1
6cは、蓋本体14の裏面及び押え部材14eに当接さ
れている。
6cは、蓋本体14の裏面及び押え部材14eに当接さ
れている。
【0026】この蓋構造10は、図1の(B)に示すよ
うに、蓋本体14を閉鎖位置に保持するための蓋保持手
段20を備えている。この実施の形態において蓋保持手
段20は、蓋本体14の軸支持部14aとは反対側の一
縁に設けられている係合突起20aと、蓋本体14が閉
鎖位置に配置された時に閉鎖位置の蓋本体14の係合突
起20aと係合するよう開口部材12の凹所12dに設
けられている係合レバー20bと、を含んでいる。この
係合レバー20bは、開口部材12と一体的に形成され
ている。
うに、蓋本体14を閉鎖位置に保持するための蓋保持手
段20を備えている。この実施の形態において蓋保持手
段20は、蓋本体14の軸支持部14aとは反対側の一
縁に設けられている係合突起20aと、蓋本体14が閉
鎖位置に配置された時に閉鎖位置の蓋本体14の係合突
起20aと係合するよう開口部材12の凹所12dに設
けられている係合レバー20bと、を含んでいる。この
係合レバー20bは、開口部材12と一体的に形成され
ている。
【0027】以下に、本実施の形態の蓋構造10の動作
を説明する。
を説明する。
【0028】図2に示すように開口部材12に対して蓋
本体14が開放位置にあるとき、蓋本体14は、略垂直
に配置されている。このとき、この蓋本体14は、軸支
持部14aの外表面と開口部材12の凹所12dの底面
12eとが当接しているため、開口部材12に対してこ
の垂直位置を超えてさらに開放する方向に回動すること
を防がれている。また、この蓋本体14の裏面及び押え
部材14eは、弾性部材16の膨出部16cと当接して
おり、弾性部材16が蓋本体14に閉鎖方向への抵抗力
を与え蓋本体14が不意に閉鎖方向に回動することを防
ぐ。
本体14が開放位置にあるとき、蓋本体14は、略垂直
に配置されている。このとき、この蓋本体14は、軸支
持部14aの外表面と開口部材12の凹所12dの底面
12eとが当接しているため、開口部材12に対してこ
の垂直位置を超えてさらに開放する方向に回動すること
を防がれている。また、この蓋本体14の裏面及び押え
部材14eは、弾性部材16の膨出部16cと当接して
おり、弾性部材16が蓋本体14に閉鎖方向への抵抗力
を与え蓋本体14が不意に閉鎖方向に回動することを防
ぐ。
【0029】上述した開放位置に配置されている蓋本体
14に閉鎖方向に回動するようにモーメントを与える
と、蓋本体14は、図3に示す閉鎖位置へと回動する。
このとき、弾性部材16は、蓋本体14の裏面及び押え
部材14eにより折り曲げられるように湾曲されるとと
もに、押えられて変形し、さらに、膨出部16a、16
b、16cが互いに押し合い、凹所12dに押圧されて
凹まされる。この結果、弾性部材16に弾性力が蓄積さ
れる。より詳細には、この弾性部材16には、上記押圧
により複数の膨出部16a、16b、16cに、前記押
圧に反発する弾性力が蓄積されるとともに、上記折り曲
げにより複数の膨出部16a、16b、16cのそれぞ
れに撓みT(図2参照)が弾性的に蓄積される。
14に閉鎖方向に回動するようにモーメントを与える
と、蓋本体14は、図3に示す閉鎖位置へと回動する。
このとき、弾性部材16は、蓋本体14の裏面及び押え
部材14eにより折り曲げられるように湾曲されるとと
もに、押えられて変形し、さらに、膨出部16a、16
b、16cが互いに押し合い、凹所12dに押圧されて
凹まされる。この結果、弾性部材16に弾性力が蓄積さ
れる。より詳細には、この弾性部材16には、上記押圧
により複数の膨出部16a、16b、16cに、前記押
圧に反発する弾性力が蓄積されるとともに、上記折り曲
げにより複数の膨出部16a、16b、16cのそれぞ
れに撓みT(図2参照)が弾性的に蓄積される。
【0030】前記閉鎖位置において、蓋本体14は、凹
み変形し、湾曲された弾性部材16に蓄積された弾性力
に抗して、図1の(B)に示されているように蓋保持手
段20により閉鎖位置に保持されている。
み変形し、湾曲された弾性部材16に蓄積された弾性力
に抗して、図1の(B)に示されているように蓋保持手
段20により閉鎖位置に保持されている。
【0031】この状態で、蓋保持手段20の係合レバー
20bを自身の弾性力により撓ませると、閉鎖位置の蓋
本体14の係合突起20aに対する係合レバー20bの
係合は解除され、蓋本体14は、弾性部材16に蓄積さ
れている弾性力により、閉鎖位置から開放位置へと自動
的に回動される。前述のように弾性部材16は、前記2
つの変形、即ち湾曲及び凹み、による2種類の弾性力を
合成した撓み力を蓄積しているため、気温が上昇した際
に弾性部材16の発揮する弾性力が落ちたとしても、所
望の弾性力を発揮し、蓋本体14の開放動作を自動的に
行うことに支障をきたすことはない。
20bを自身の弾性力により撓ませると、閉鎖位置の蓋
本体14の係合突起20aに対する係合レバー20bの
係合は解除され、蓋本体14は、弾性部材16に蓄積さ
れている弾性力により、閉鎖位置から開放位置へと自動
的に回動される。前述のように弾性部材16は、前記2
つの変形、即ち湾曲及び凹み、による2種類の弾性力を
合成した撓み力を蓄積しているため、気温が上昇した際
に弾性部材16の発揮する弾性力が落ちたとしても、所
望の弾性力を発揮し、蓋本体14の開放動作を自動的に
行うことに支障をきたすことはない。
【0032】また、弾性部材16は、円筒形状の他に多
角形状の横断面を有している複数の膨出部により形成さ
れていたり、少なくとも1つの中空の膨出部と少なくと
も1つの中実な円柱又は多角形状の膨出部との組み合わ
せで構成されていたりしても、さらに、凸部17を有し
ていなくとも、蓋本体14の開放位置から閉鎖位置への
移動により湾曲し凹まされることにより所望の弾性力を
蓄積し得るならば、限定されることはない。
角形状の横断面を有している複数の膨出部により形成さ
れていたり、少なくとも1つの中空の膨出部と少なくと
も1つの中実な円柱又は多角形状の膨出部との組み合わ
せで構成されていたりしても、さらに、凸部17を有し
ていなくとも、蓋本体14の開放位置から閉鎖位置への
移動により湾曲し凹まされることにより所望の弾性力を
蓄積し得るならば、限定されることはない。
【0033】次に本発明の蓋構造の第2の実施の形態を
説明する。この実施の形態は、弾性部材の形状が上記第
1の実施の形態と異なっているだけであり、それ以外の
部分は、図1及び図2に示す構成と同一である。以下第
2の実施の形態において前述の実施の形態の構成部材と
同様な機能を有する構成部材は、第1の実施の形態の対
応する構成部材に付されている参照符号と同一の参照符
号を付す。また、これらの構成部材についての詳細な説
明は省略する。
説明する。この実施の形態は、弾性部材の形状が上記第
1の実施の形態と異なっているだけであり、それ以外の
部分は、図1及び図2に示す構成と同一である。以下第
2の実施の形態において前述の実施の形態の構成部材と
同様な機能を有する構成部材は、第1の実施の形態の対
応する構成部材に付されている参照符号と同一の参照符
号を付す。また、これらの構成部材についての詳細な説
明は省略する。
【0034】図4は、本実施の形態の蓋構造を示す概略
的な横断面図である。弾性部材26は、図4に示すよう
に、前記第1の実施の形態の弾性部材16と同様に、円
筒状の複数の中空の膨出部が、大きさの順に26a、2
6b、26cと配置され、一体形成されている。しか
し、本実施の形態において、弾性部材26のこれらの膨
出部26a、26b、26cは、蓋本体14が開放位置
にあるとき、円筒状の膨出部26b、26cの中心を結
ぶ線が、膨出部26a、26bの中心を結ぶ線に対して
蓋本体の閉鎖方向に角度を有するように配置されてい
る。即ち、弾性部材26は、前記蓋本体が開放位置に配
置されている間に、蓋本体14の閉鎖方向に湾曲してい
る。図4において、前記角度を参照符号Xで示してい
る。
的な横断面図である。弾性部材26は、図4に示すよう
に、前記第1の実施の形態の弾性部材16と同様に、円
筒状の複数の中空の膨出部が、大きさの順に26a、2
6b、26cと配置され、一体形成されている。しか
し、本実施の形態において、弾性部材26のこれらの膨
出部26a、26b、26cは、蓋本体14が開放位置
にあるとき、円筒状の膨出部26b、26cの中心を結
ぶ線が、膨出部26a、26bの中心を結ぶ線に対して
蓋本体の閉鎖方向に角度を有するように配置されてい
る。即ち、弾性部材26は、前記蓋本体が開放位置に配
置されている間に、蓋本体14の閉鎖方向に湾曲してい
る。図4において、前記角度を参照符号Xで示してい
る。
【0035】蓋本体14が開放位置から閉鎖位置に回動
させられるとき、弾性部材26の先端部にある膨出部2
6cに蓋本体14の裏面による押圧力が作用し、弾性部
材全体が、蓋本体14の裏面及び押え部材14eにより
折り曲げられるように湾曲されるとともに、押圧されて
凹まされる。
させられるとき、弾性部材26の先端部にある膨出部2
6cに蓋本体14の裏面による押圧力が作用し、弾性部
材全体が、蓋本体14の裏面及び押え部材14eにより
折り曲げられるように湾曲されるとともに、押圧されて
凹まされる。
【0036】蓋本体14の裏面及び押え部材14eの押
圧力により弾性部材26が湾曲するためのモーメント
は、凸部27中の回転中心からのモーメントの腕が第1
の実施の形態の弾性部材よりも第2の実施の形態の方が
短くなるため、小さくてすむ。このことにより、弾性部
材26には、湾曲による弾性力がより蓄積される。この
弾性部材26により蓄積される弾性力は、より安定して
蓋本体の開放動作を自動的に行わせることが出来る。
圧力により弾性部材26が湾曲するためのモーメント
は、凸部27中の回転中心からのモーメントの腕が第1
の実施の形態の弾性部材よりも第2の実施の形態の方が
短くなるため、小さくてすむ。このことにより、弾性部
材26には、湾曲による弾性力がより蓄積される。この
弾性部材26により蓄積される弾性力は、より安定して
蓋本体の開放動作を自動的に行わせることが出来る。
【0037】円筒状の膨出部26b、26cの中心を結
ぶ線が、膨出部26a、26bの中心を結ぶ線に対し蓋
本体の閉鎖方向へ傾斜している角度Xは、この実施の形
態において約30度に設定されているが、湾曲により弾
性部材に所望の弾性力を蓄積し得るならば限定されるこ
とはない。
ぶ線が、膨出部26a、26bの中心を結ぶ線に対し蓋
本体の閉鎖方向へ傾斜している角度Xは、この実施の形
態において約30度に設定されているが、湾曲により弾
性部材に所望の弾性力を蓄積し得るならば限定されるこ
とはない。
【0038】次に本発明の蓋構造の第3の実施の形態を
説明する。この実施の形態は、弾性部材の形状及び開口
部材の形状が、上記第1及び第2の実施の形態の場合と
異なっており、それ以外の部分は、図1乃至4に示す構
成と同一である。以下第3の実施の形態において、前述
の第1及び第2の前述の実施の形態の構成部材と同様な
機能を有する構成部材は、第1の実施の形態の対応する
構成部材に付されている参照符号と同一の参照符号を付
す。また、これらの構成部材についての詳細な説明は省
略する。
説明する。この実施の形態は、弾性部材の形状及び開口
部材の形状が、上記第1及び第2の実施の形態の場合と
異なっており、それ以外の部分は、図1乃至4に示す構
成と同一である。以下第3の実施の形態において、前述
の第1及び第2の前述の実施の形態の構成部材と同様な
機能を有する構成部材は、第1の実施の形態の対応する
構成部材に付されている参照符号と同一の参照符号を付
す。また、これらの構成部材についての詳細な説明は省
略する。
【0039】図5は、本実施の形態の蓋構造の一部分を
示す分解斜視図である。この実施の形態の蓋構造10に
おいて、開口部材12の凹所12dの側面12hに、凹
部12i、が設けられている。この凹部12iには、開
口部材12と蓋本体14との間に延出する弾性部材1
6’の一端の凸部17’が嵌合されている。
示す分解斜視図である。この実施の形態の蓋構造10に
おいて、開口部材12の凹所12dの側面12hに、凹
部12i、が設けられている。この凹部12iには、開
口部材12と蓋本体14との間に延出する弾性部材1
6’の一端の凸部17’が嵌合されている。
【0040】弾性部材16’の一端の凸部17’は、最
も大きな中空の膨出部16aの周壁から水平方向の外方
に延出している。この弾性部材16’は、凸部17’を
開口部材12の凹所12dの凹部12iに嵌合させるこ
とにより、弾性部材16’を容易に開口部材12と蓋本
体14との間の所定の位置に所定の姿勢で取り付け可能
であり、この実施の形態の蓋構造の組み立てコストを低
下させることが可能である。また、独立して形成される
取り付け部品を必要としないため、製造コストを低減
し、組み立ての煩雑な作業による組み立て者の損傷の機
会を軽減し得る。
も大きな中空の膨出部16aの周壁から水平方向の外方
に延出している。この弾性部材16’は、凸部17’を
開口部材12の凹所12dの凹部12iに嵌合させるこ
とにより、弾性部材16’を容易に開口部材12と蓋本
体14との間の所定の位置に所定の姿勢で取り付け可能
であり、この実施の形態の蓋構造の組み立てコストを低
下させることが可能である。また、独立して形成される
取り付け部品を必要としないため、製造コストを低減
し、組み立ての煩雑な作業による組み立て者の損傷の機
会を軽減し得る。
【0041】本実施の形態において、弾性部材16’
は、開口部材12に上記のように配置されて嵌合され支
持されているが、弾性部材16’は、蓋本体14の閉鎖
方向への回動により凹み及び湾曲による弾性力を蓄積し
得るように開口部材12又は蓋本体14の少なくとも一
方に支持され得るならば、弾性部材16’及び弾性部材
16’を連結、支持する部位の開口部材12並びに蓋本
体14の少なくとも一方の形状は、限定されない。
は、開口部材12に上記のように配置されて嵌合され支
持されているが、弾性部材16’は、蓋本体14の閉鎖
方向への回動により凹み及び湾曲による弾性力を蓄積し
得るように開口部材12又は蓋本体14の少なくとも一
方に支持され得るならば、弾性部材16’及び弾性部材
16’を連結、支持する部位の開口部材12並びに蓋本
体14の少なくとも一方の形状は、限定されない。
【0042】また、上記した第1乃至第3の実施の形態
において、弾性部材16、16’、26は、蓋本体14
の閉鎖方向への回動時に弾性力を蓄積するために、蓋本
体14及び押え部材14eに当接され、力を受けている
が、上記の回動時に弾性部材16、16’、26に所望
の弾性力を蓄積し得るならば、押え部材14eを除去し
得る。
において、弾性部材16、16’、26は、蓋本体14
の閉鎖方向への回動時に弾性力を蓄積するために、蓋本
体14及び押え部材14eに当接され、力を受けている
が、上記の回動時に弾性部材16、16’、26に所望
の弾性力を蓄積し得るならば、押え部材14eを除去し
得る。
【0043】また、前述した第1乃至第3の実施の形態
のいずれにおいても蓋本体14は、開口部材12から独
立して形成されていて、相互に組み合わせることによ
り、開閉自在に構成されていが、蓋本体14を開口部材
12に対し開閉自在に一体的に形成することもできる。
のいずれにおいても蓋本体14は、開口部材12から独
立して形成されていて、相互に組み合わせることによ
り、開閉自在に構成されていが、蓋本体14を開口部材
12に対し開閉自在に一体的に形成することもできる。
【0044】
【発明の効果】この発明によれば、容易に組み立てるこ
とが出来るとともに組み立て者が傷つく可能性を無くす
ことが出来、弾性体の弾性力を利用して閉鎖位置から開
放位置へと蓋本体を移動させることが出来る蓋構造を提
供される。
とが出来るとともに組み立て者が傷つく可能性を無くす
ことが出来、弾性体の弾性力を利用して閉鎖位置から開
放位置へと蓋本体を移動させることが出来る蓋構造を提
供される。
【図1】図1の(A)は、本実施の形態の蓋構造の一部
分を示す分解斜視図であり、(B)は、蓋構造の蓋保持
手段の横断面図である。
分を示す分解斜視図であり、(B)は、蓋構造の蓋保持
手段の横断面図である。
【図2】図2は、第1の実施の形態の蓋本体の開放時の
蓋構造の概略的な横断面図である。
蓋構造の概略的な横断面図である。
【図3】図3は、蓋本体の閉鎖時の図4の蓋構造の概略
的な横断面図である。
的な横断面図である。
【図4】図4は、第2の実施の形態の開放時の蓋構造を
示す概略的な横断面図である。
示す概略的な横断面図である。
【図5】図5は、第3の実施の形態の蓋構造の一部分を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
10…蓋構造 12…開口部材 12a…開口 12b…孔 12c…凹部 12d…凹所 12e…底面 12f…凹部 12g…凸部 12h…側面 12i…凹部 14…蓋本体 14a…軸支持部 14b…回動中心軸 14c…側壁 14d…嵌合突起 14e…押え部材 16、16’、26…弾性部材 16a、16b、16c 26a、26b、26c…膨
出部 17、17’、27…弾性部材の凸部 20…蓋保持手段 20a…係合突起 20b…係合レバー
出部 17、17’、27…弾性部材の凸部 20…蓋保持手段 20a…係合突起 20b…係合レバー
Claims (7)
- 【請求項1】 開口を有した開口部材と;前記開口部材
に対し、前記開口を閉鎖した閉鎖位置と前記開口を開放
した開放位置との間で回動自在に設けられた蓋本体と;
前記蓋本体を閉鎖位置に保持する蓋保持手段と;そし
て、弾性を有した材料により形成され、前記開口部材と
前記蓋本体との間に延出し、前記延出方向に沿って厚さ
の厚い複数の膨出部を有しているとともに、これらの膨
出部の相互間に介在されこれらの膨出部を相互に連結す
る連結部を備えており、これらの膨出部の少なくとも1
つが変形可能な構造を有しており、蓋本体の開放位置か
ら閉鎖位置への移動に伴い開口部材及び蓋本体によって
湾曲されるとともに外周面が押圧されることにより弾性
力が蓄積され、前記蓋保持手段による蓋本体の閉鎖位置
への保持が開放されたときに、前記蓄積された弾性力に
より閉鎖位置から開放位置へと蓋本体を回動させる弾性
手段と;を備えていることを特徴とする蓋構造。 - 【請求項2】 膨出部が中空部分を有する構造である請
求項1に記載の蓋構造。 - 【請求項3】 前記弾性手段は、前記延出方向に夫々の
周面を隣接させた状態で並べられている複数の中空部分
を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の
蓋構造。 - 【請求項4】 前記弾性手段の複数の膨出部は、相互に
異なる大きさに形成されていることを特徴とする請求項
1乃至3のいずれか1項に記載の蓋構造。 - 【請求項5】 前記弾性手段は、前記蓋本体が開放位置
に配置されている間に、蓋本体の閉鎖方向に湾曲してい
ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記
載の蓋構造。 - 【請求項6】 前記開口部材及び蓋本体の少なくともい
ずれか一方は、前記弾性手段を撓み可能に支持している
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載
の蓋構造。 - 【請求項7】 前記弾性手段は凸部又は凹部のいずれか
一方を有しており、前記開口部材及び前記蓋本体の少な
くともいずれか一方は、凸部又は凹部のいずれか他方を
有しており、前記凸部は、前記凹部に嵌合されて、前記
弾性部材を撓み可能に支持することを特徴とする請求項
6に記載の蓋構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000056178A JP2001240097A (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | 蓋構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000056178A JP2001240097A (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | 蓋構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001240097A true JP2001240097A (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=18577176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000056178A Pending JP2001240097A (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | 蓋構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001240097A (ja) |
-
2000
- 2000-03-01 JP JP2000056178A patent/JP2001240097A/ja active Pending
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