JP3035103U - 融雪防護ネット - Google Patents

融雪防護ネット

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JP3035103U
JP3035103U JP1996009342U JP934296U JP3035103U JP 3035103 U JP3035103 U JP 3035103U JP 1996009342 U JP1996009342 U JP 1996009342U JP 934296 U JP934296 U JP 934296U JP 3035103 U JP3035103 U JP 3035103U
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Japan
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heater
yarn
yarns
mesh
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Application number
JP1996009342U
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English (en)
Inventor
浩一 田近
Original Assignee
ホクモウ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外に置かれた資材やゴミに被せる防護ネッ
トに関し、降雪地域で使用するのに好適な融雪機能を備
えた安価な防護ネットを得る。 【解決手段】 ネット本体1の少なくとも片面中央部
に、発熱糸を有する発熱性網糸12の複数本を含んで網
状に仕上げたネットヒータ11を添着することにより、
上記課題を解決している。ネット本体1は、柔軟な網2
の各辺にロープ3を挿通し、各ロープの端部4を網の角
部から引き出した構造とするのが良く、また、ネットヒ
ータ11は、発熱性網糸12の複数本を含む経糸群13
と絶縁性網糸14の緯糸群15とを貫通式丸型無結節編
網機で網状に仕上げた構造とすれば、容易に製造でき
る。実用的には、ネットヒータ11の網目をネット本体
1の網目より大きくする。ゴミネットとするときは、ネ
ット本体1の網目を4ないし10ミリメートルとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば、ゴミ集荷場所に出されたゴミ袋が、カラスや犬、猫などに よって荒らされないように、ゴミ袋全体に覆い被せる生ゴミ防護ネットや、屋外 に置かれた軽量な資材類が風に煽られるのを防止する資材防護ネットなどのよう な、防護ネットに関するもので、特に降雪地域に好適な防護ネットに関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
家庭や店舗から出る生ゴミ類は、合成樹脂フィルム製のゴミ袋に入れて地域毎 に定められた日に定められた場所に出し、ゴミ収集車がこれを収集して焼却場へ 運ぶことにより、処理されている。ゴミ袋の集荷場所は、通常道路脇に設けられ ており、出されたゴミ袋の収集は早朝に行われるが、家庭から出されたあとゴミ 収集車に収容されるまでの間に、カラスや猫がゴミ袋を破いて中のゴミを食い散 らすという問題がある。
【0003】 そこで、出されたゴミ袋の上に比較的細かい編み目のネットを被せて被害を防 止することが行われている。このネットは、生ゴミ防護ネットなどと呼ばれてお り、図4に示すように糸を無結節に編んだ矩形の柔軟な網2の各辺にロープ3を 挿通し、各ロープの端部4を網2の角部から引き出した構造である(実開平6− 16307号公報)。この生ゴミ防護ネットは、ロープの端部4を最寄りの電柱 5等にしばりつけて盗難を防止し、出された生ゴミの袋全体を網2で覆ってカラ ス等によってゴミ袋6が荒らされるのを防止する。
【0004】 また屋外の資材置場などにおいて、風で煽られたり吹き飛ばされたりするおそ れのある軽量な資材を保護するために、これらの資材の上にネットやシートを被 せて保護することが行われている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
降雪地域においても上述したような各種の防護ネットが使用されているが、例 えば生ゴミ防護ネットにおいて、ゴミが前夜から出された場合など、冬期には降 雪によりにゴミ袋やネットが覆い隠され、ゴミ回収がなされないことがある。ま た資材の上に積雪があると、すぐに資材を使用したいときに除雪に時間がかかる という問題がある。
【0006】 本考案は、このような場合に使用するための融雪機能を備えた防護ネットを得 ることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案では、ネット本体1の少なくとも片面中央部に、発熱糸を有する発熱 性網糸12の複数本を含んで網状に仕上げたネットヒータ11を添着することに より、上記課題を解決している。
【0008】 請求項1の融雪防護ネットは、柔軟な網2の各辺にロープ3を挿通し、各ロー プの端部4を網の角部から引き出してなるネット本体1を備え、少なくとも1本 の発熱糸を有する発熱性網糸12の複数本を含む経糸群13と絶縁性網糸14の 緯糸群15とを貫通式丸型無結節編網機で網状に仕上げたネットヒータ11が添 着されていることを特徴とするもので、ネットヒータの製造が容易であるという 特徴がある。
【0009】 請求項2の融雪防護ネットは、ネット本体1の網目がネットヒータ11の網目 より小さいことを特徴とするもので、細かい網目の融雪防護ネットが得られると いう特徴がある。
【0010】 請求項3の融雪防護ネットは、請求項2の事項を備えた融雪防護ネットにおい て、ネット本体1の網目が4ないし10ミリメートルであることを特徴とするも ので、降雪地で用いる生ゴミ保護ネットに好適である。
【0011】
【作用】
本件出願人は、自己の先願(実開平7−8993号公報)において、農業、園 芸分野における育苗、栽培のための電気温床用に好適なネットヒータを提唱して いる。このネットヒータをそのまま防護ネットとして使用することが考えられる が、生ゴミ防護ネットとして使用する場合、ネットヒータの網目をカラス等によ って荒らされない程度の網目(4〜10mm四方)の大きさにすることは技術的 に困難である。一方、防護ネットは対象物全体を覆う必要があるが、積もった雪 を溶かすための加熱は、部分的でも充分な場合がほとんどである。
【0012】 このような知見のもとで、本件出願人は、ネット本体1の片面中央部にネット ヒータ11を添着した融雪防護ネットを案出した。
【0013】 請求項1記載の防護ネットは、例えば市販の生ゴミ防護ネット1などの中央部 に別途製造したネットヒータ11を添着したものであるから、ネット本体1の網 目をカラス等からゴミ袋6を防護できる網目とすることができ、ネットヒータ1 1によって生ゴミ袋6及びネット1上に積もった雪を溶かすことができる。従っ てゴミ収集車の巡回までに雪を溶かしてゴミ袋を露出させることができ、露出し た生ゴミ袋がカラス等によって食い荒らされのを防止するとともに、出された生 ゴミ袋が未回収となるのを防止することができる。
【0014】 更に、既存のネットにネットヒータを添設するだけでよいから、従来の防護ネ ットを有効に利用することができる。また、ネットヒータは重いので防護ネット が風に煽られるのを防止することができ、ネットに重りを付ける必要がなくなる 。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、生ゴミ防護ネットを例にして、この考案の実施態様を説明する。図1は 融雪用生ゴミ防護ネットの全体を模式的に示したものである。このネットは、従 来公知の生ゴミ防護ネットからなるネット本体1とその片面中央部に縫着された ネットヒータ11とからなっている。ネット本体1は、ポリエステル糸を細かい 編み目(4mm四方)で無結節に編んだ柔軟な網2であり、網は縦3m、横4m の矩形をしている。この網2の四辺には同じくポリエステル糸を撚って製造され たロープ3が挿通されている。ロープの端部4は網2の角部から少し引き出され ており、ネット本体1を電柱などに連結するときにロープ端部4を電柱に回して 結ぶ。
【0016】 ネットヒータ11は、発熱性網糸12を含む経糸群13と絶縁性網糸14の緯 糸群15とを粗い縫い目に仕上げたものである。各経糸の両端にはソケット16 が固着されており、各ソケットは電線17によって接続されている。一方の側端 のソケットに電源コード18が接続されている。
【0017】 図2は発熱糸21、21を2本撚り合わせてなる発熱性網糸12を経糸とし、 絶縁性網糸14を緯糸として編網した融雪網25の結節部を示したもので、経糸 緯糸の各糸を相手の網糸12、14の間に互いに逆方向から通すことにより、貫 通式の無結節部を形成している。
【0018】 発熱性網糸12は、図3に示すように2本の発熱糸21、21を撚り合わせた もので、各発熱糸21はポリアミド短繊維とステンレス短繊維とを混紡した紡績 糸22を芯糸とし、これに塩化ビニル樹脂製絶縁被膜からなる内層23を設けた 後、さらにボリエステルブレード処理による絶縁樹脂被膜の外層24を設けたも のである。図のものは2本の発熱糸21、21を撚り合わせたものであるが、1 本の発熱糸21とポリエチレンなどの普通に使用される一般合成樹脂製長繊維と を2本撚り合わせた構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の防護ネットの斜視図
【図2】ネットヒータの貫通式無結節部の平面図
【図3】発熱性網糸の構造を示す図
【図4】従来の生ゴミ防護ネットの斜視図
【符号の説明】
1 ネット本体 2 網 3 ロープ 4 端部 11 ネットヒータ 12 発熱性網糸 13 経糸群 14 絶縁性網糸 15 緯糸群 21 発熱糸

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟な網(2) の各辺にロープ(3) を挿通
    し、各ロープの端部(4) を網(2) の角部から引き出して
    なるネット本体(1) の片面中央部に、少なくとも1本の
    発熱糸を有する発熱性網糸(12)の複数本を含む経糸群(1
    3)と絶縁性網糸(14)の緯糸群(15)とを貫通式丸型無結節
    編網機で網状に仕上げたネットヒータ(11)を添着したこ
    とを特徴とする、融雪防護ネット。
  2. 【請求項2】 ネット本体(1) の片面中央部に、発熱糸
    を有する発熱性網糸(12)の複数本を含んで網状に仕上げ
    たネットヒータ(11)が添着されており、ネット本体(1)
    の網目がネットヒータ(11)の網目より小さいことを特徴
    とする、融雪防護ネット。
  3. 【請求項3】 ネット本体(1) の網目が4ないし10ミ
    リメートルである、請求項2記載の融雪防護ネット。
JP1996009342U 1996-08-26 1996-08-26 融雪防護ネット Expired - Lifetime JP3035103U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014173344A (ja) * 2013-03-09 2014-09-22 Hiroisa Koizumi 携帯電話操作各種自動雪掻き機及び防水コードヒーター入り絨毯

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