JPH08154505A - 害虫捕獲帯 - Google Patents

害虫捕獲帯

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Publication number
JPH08154505A
JPH08154505A JP33103094A JP33103094A JPH08154505A JP H08154505 A JPH08154505 A JP H08154505A JP 33103094 A JP33103094 A JP 33103094A JP 33103094 A JP33103094 A JP 33103094A JP H08154505 A JPH08154505 A JP H08154505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibers
denier
woven fabric
pests
band
Prior art date
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Pending
Application number
JP33103094A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Horiguchi
堀口眞男
Chikao Kishimoto
岸本近生
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Original Assignee
Individual
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  • Protection Of Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造が容易で、四季を通じて、樹木に巻いて
使用でき、しかも害虫の種類、大きさに関係なく、非常
に効率よく害虫を駆除できる害虫捕獲帯を提供する。 【構成】 この捕獲帯1は、太さの異なる繊維の混合綿
からなる帯状の不織布2の片面を暗色の保護シート3で
覆ったものであり、不織布2を構成する繊維として、1
〜3デニールの繊維を20%以上、5〜10デニールの
繊維を20%以上含有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹木に巻きつけて使用
する害虫捕獲帯に関する。
【0002】
【従来の技術】樹木の害虫を駆除するために、樹木の幹
や枝に菰を巻くことが知られているが、これは、冬季樹
木近傍の害虫が温かい菰の中に入り、越冬、産卵したも
のを、春季に菰を取り外して、焼却することにより、害
虫の発生を防ごうとするものであり、冬季土壌中で越冬
し、春季に樹木につく害虫には、効果がなかった。
【0003】また、菰を製造する農家は少なくなってお
り、また、それを樹木に巻く作業も手間のかかるもので
あった。従って、その使用には限度があった。更に、藁
等から製造される菰では、捕獲できる害虫の種類、大き
さ等にも限度があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、容易に製造
でき、四季を通じて、樹木に巻いて使用でき、しかも害
虫の種類、大きさに関係なく、非常に効率よく害虫を駆
除できる害虫捕獲帯を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、太さの異な
る繊維の混合綿からなる帯状の不織布を使用することに
よって、上記課題を解決した。
【0006】即ち、本発明の害虫捕獲帯は、太さの異な
る繊維の混合綿からなる帯状の不織布の片面を暗色の保
護シートで覆ったものであり、上記不織布を構成する繊
維として1〜3デニールの繊維を20%以上含有し、か
つ5〜10デニールの繊維を20%以上含有する混合綿
を使用することに特徴を有するものである。
【0007】この製品は、不織布の面を内側にして樹木
に巻きつけて使用するものであるが、その表面は暗色の
保護シートで覆われているため、内部は暗く、外部から
害虫が入り易く、また安定して害虫が居住するものとな
る。
【0008】更に、この不織布は1〜3デニールの繊維
と5〜10デニールの繊維を含む混合綿からなるため、
アブラムシやウンカというような非常に小さい害虫も、
カミキリムのような比較的大きな害虫も同時に効率よく
捕獲できるものとなる。例えば、小さな害虫は細い繊維
に絡まって捕獲され、また、大きな害虫が捕獲されて
も、比較的太い繊維が存在するため、それによって繊維
が切断破壊されてしまうことがないのである。
【0009】保護シートとしては、布帛、フィルム、金
属箔等がいずれも使用されてよいが、通常は比較的に強
度のある合成繊維からなる織布等の布帛を使用するのが
好ましい。該布帛は、撥水又は防水処理されていてもよ
い。なお、保護シートは前述した如く、暗色例えば黒色
又は茶色に着色されているのがよい。
【0010】保護シートは不織布の片面を覆うように取
り付けられるが、害虫が外部から捕獲帯内部(不織布内
部)に入り易いように、保護シートの端部は、不織布の
長辺両端部を覆って裏面に折り曲げられるのが好まし
い。勿論、この折り曲げ部分の長さは、数cm程度とし
て、裏面に十分不織布の面が露出するようにする必要が
ある。
【0011】なお、不織布を構成する繊維は、前述の如
く、1〜3デニールの繊維と5〜10デニールの繊維を
共に含むものであるが、全体に1〜10デニールの繊維
を使用するのが好ましく、また、1〜3デニールの繊維
を30%以上、5〜10デニールの繊維を30%以上含
有するのがよい。繊維の種類は、特に限定されないが、
通常ポリエステル、ナイロン等の合成繊維を使用するの
がよい。また、不織布の製法も特に限定されないが、ニ
ードルパンチ式など、接着剤をあまり使用しない方法に
より、適度のクッション性と断熱性、保温性を安定して
保持するように製造されるのがよい。
【0012】不織布への保護シートの取り付けは、接着
や縫着によるものでよく、一般に碁盤目状又は縞状に縫
着されるが、この場合、不織布のクッション性等が損な
われないように、縫い目の間隔は、5〜20cm、特に8
〜15cm程度とするのがよい。
【0013】かかる本発明の捕獲帯は、一般に幅20〜
50cm程度に形成されるが、長さは目的に応じて適当な
長さに形成されればよく、所望の長さに切って使用でき
るように、5〜30mというように長く形成してもよ
い。この場合、所望の長さに切断した帯を樹木に巻きつ
け、紐等で括って使用すればよいが、安定して紐等で固
定できるように、帯表面(保護シート表面)に、その長
辺に沿って一定間隔を開けて、複数個のベルト通しを設
けるのが好ましい。
【0014】
【実施例】次に、本発明の一例を図面に従って説明す
る。この例では、不織布2として、1〜1.2デニールの
繊維と6〜7デニールの繊維を1:1の割合で混綿して
なるポリエステル繊維製の不織布(100g/m2)を使
用し、保護シート3として、焦茶色に染色したポリエス
テル製織布を使用した。この捕獲帯1は、30cm幅で2
0mの長さの不織布2の表面を保護シート3で覆って形
成されており、保護シート3は、捕獲帯1の長辺両端部
を覆って不織布2の裏面に約3cm程度折り曲げられた状
態で、不織布2と縫着されている。縫い目4は、長辺両
端部は長辺と平行に約2cmの間隔で存在し、中央部は、
約13cm間隔で碁盤目状に存在する(図1参照)。な
お、捕獲帯1の表面には、長辺に沿って、30cm間隔
で、ベルト通し5が設けられている。この例のベルト通
し5は、約7mm幅のニットのテープを使用して形成され
ている。
【0015】この捕獲帯1は、適当な長さに切断して、
図2の如く、樹木に巻きつけ、ベルト通し5に紐6を通
し、該紐6で樹木に固定して使用されたが、四季を通じ
て、樹木に巻きつけて使用でき、一旦不織布内部に入っ
た害虫は、その大きさに関係なく、繊維に効率よく絡ま
って捕獲された。なお、5〜9月に、松の幹に巻きつけ
て使用したところ、マツクイムシが非常に効率よく捕獲
できた。また、5〜9月に、田畑近くの樹木に、巻きつ
けて使用したところ、大量のウンカが捕獲され、その結
果、米の収穫時にウンカが発生することなく、非常に良
好な環境に保たれた。
【0016】
【発明の効果】本発明の製品は、安価に製造でき、だれ
もが樹木に巻きつけて容易に使用できるものであり、四
季を通じて使用できるため、樹木の種類に関係なく、害
虫駆除に役立つものである。また、不織布として極細の
繊維と比較的太い繊維の混合綿からなるものを使用する
ため、害虫を、大きさ及び種類に関係なく、繊維に絡ま
せて安定して捕獲できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製品の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の製品の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 捕獲帯 2 不織布 3 保護シート 4 縫い目 5 ベルト通し 6 紐

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太さの異なる繊維の混合綿からなる帯状
    の不織布の片面を暗色の保護シートで覆ったものであっ
    て、上記繊維が1〜3デニールの繊維を20%以上含有
    し、かつ5〜10デニールの繊維を20%以上含有する
    ことを特徴とする害虫捕獲帯。
  2. 【請求項2】 上記保護シートが上記不織布の長辺両端
    部を覆って裏面に折り曲げられている請求項1の害虫捕
    獲帯。
  3. 【請求項3】 上記捕獲帯の表面に、その長辺に沿って
    一定間隔を開けて、複数個のベルト通しが設けられてい
    る請求項1又は2の害虫捕獲帯。
  4. 【請求項4】 上記繊維が1〜10デニールであり、1
    〜3デニールの繊維を30%以上、5〜10デニールの
    繊維を30%以上含有する請求項1〜3いずれか1項の
    害虫捕獲帯。
JP33103094A 1994-12-07 1994-12-07 害虫捕獲帯 Pending JPH08154505A (ja)

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JP33103094A JPH08154505A (ja) 1994-12-07 1994-12-07 害虫捕獲帯

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JP33103094A JPH08154505A (ja) 1994-12-07 1994-12-07 害虫捕獲帯

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Publication Number Publication Date
JPH08154505A true JPH08154505A (ja) 1996-06-18

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ID=18239044

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33103094A Pending JPH08154505A (ja) 1994-12-07 1994-12-07 害虫捕獲帯

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JP (1) JPH08154505A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002065079A (ja) * 2000-08-30 2002-03-05 Unitika Ltd 幼木保護シート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002065079A (ja) * 2000-08-30 2002-03-05 Unitika Ltd 幼木保護シート

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