JPH0356222Y2 - - Google Patents

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JPH0356222Y2
JPH0356222Y2 JP1987165171U JP16517187U JPH0356222Y2 JP H0356222 Y2 JPH0356222 Y2 JP H0356222Y2 JP 1987165171 U JP1987165171 U JP 1987165171U JP 16517187 U JP16517187 U JP 16517187U JP H0356222 Y2 JPH0356222 Y2 JP H0356222Y2
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JP
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insecticide
cloth
tree
band
branches
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JP1987165171U
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JPH0168783U (ja
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  • Protection Of Plants (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は樹木の幹や枝に巻き付けて日射、寒
気、虫害等から樹木を保護する帯布に係る。
(ロ) 従来の技術 従来のこの種の帯布には、第1例として実公昭
41−3089号公報、第2例として実公昭49−31655
号公報に、第3例として実願昭52−166928号(実
開昭54−92950号)明細書及び図面に記載された
ものがある。第1例は、不織布又はフエルトで成
るテープ面に粘着剤と殺虫剤とを混和した粘着剤
層を塗着形成し、このテープを樹木の幹枝に巻付
けるものであるが、粘着剤層の介在によつて通気
性がそこなわれ、樹木の生育に悪影響を及ぼすお
それがあり、殺虫剤は粘着剤層中に在つて樹木に
貼着した布の表面には存在しないから、飛来した
害虫が布面に産卵するのを防止することができな
かつた。第2例は、ジユート麻のような繊維を目
のあらい帯状に編組した樹木被覆帯に係るもの
で、この帯布にDDTのような殺虫剤を含浸させ
ることが記載されているが、降雨によつて殺虫剤
が流亡するのを防止する手段が講じられていない
から、殺虫効果が永続きしない欠点があつた。
第3例は、やし繊維を主材とする不織シートの
接着剤中に殺虫剤等の薬剤を含有させた樹木の枝
幹保護材に係るものであるが、やし繊維を主材と
する不織シートは硬くて可撓性が劣るため、該シ
ートをらせん状に連続させて樹木に巻き付けるの
は容易でないという問題点があつた。
また上記引用例においては、防虫効果は使用す
る薬剤にすべてをゆだね、該薬剤を担持する粘着
剤又は接着剤に産卵防止のごとき防虫効果を持た
せようとする考え方は存在しなかつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 従来品の上記の問題点にかんがみ、本考案は、
樹木に対してらせん状に連続的に巻き付けること
ができると共に、通気性があり、害虫に対して産
卵防止等の忌避作用を有し、殺虫効果が大きく、
降雨によつて流亡しにくく、防虫、殺虫の効果に
永続性のある樹木幹枝の被覆用帯布を提供しよう
とするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 例示の図を用いて説明すると、本考案は、第1
図に示すように、ジユート糸のごとき粗い(繊細
でないの意)麻糸2で織成又は編成した帯布1
に、マシン油と水と乳化剤と水に不溶もしくは難
溶の性質を有する殺虫剤との混合液を含浸させた
ことを特徴とする樹木幹枝の被覆用帯布に係るも
のであり、第2図に示すように、この帯布1を樹
木3の幹や枝に巻付けて使用する。
殺虫剤としてペルメトリン又はエトフエンプロ
ツクスのごときピレスロイド系殺虫剤を使用する
のが好ましい。この系統の殺虫剤はマシン油に対
しては親和性を有するが、水に不溶もしくは難溶
の性質を有し、殺虫可能な虫の種類が多く、すぐ
れた殺虫力、速効性及び残効性を有し、産卵防止
等の忌避作用もあり、人畜に対する毒性がきわめ
て低く、樹木に対する薬害がほとんど認められな
いものである。
(ホ) 作用 本考案の帯布には、マシン油と水と乳化剤と水
に不溶もしくは難溶の性質を有する殺虫剤との混
合液を含浸させてあるから、この帯布で樹木の幹
枝を被覆すると、自然乾燥をした帯布において、
殺虫剤は、帯布に含浸したマシン油中に溶解又は
混入しており、かつ水に不溶もしくは難溶である
から、降雨によつて流亡することがほとんどな
く、殺虫効果が永続きする。また、マシン油自体
にも虫が産卵のために寄りつこうとしても寄りつ
きにくい忌避作用があり、稀に寄りついた虫も殺
虫剤の作用によつて殺されるから、本案帯布はマ
シン油と殺虫剤とによる二重の防虫効果を奏す
る。
本考案の帯布は、ジユート糸のごとき粗い麻糸
で織成又は編成した布であつて、前記第1例の粘
着剤層のごときものは形成されていないから、樹
木に対する通気性を十分に保有する。
また本考案の帯布は、前記第3例のやし繊維を
取材とする不織シートと異なつて可撓性が大きい
から、樹木の幹枝にらせん状に連続的に巻き付け
ることができる。
本考案における混合液に水と乳化剤を使用する
のは、全体をエマルジヨンとなして有効成分を均
一に稀釈するためである。
(ヘ) 実施例 ジユート糸を用いて平織りに織成した帯布を使
用し、有効成分としてペルメトリンを20%含有す
る殺虫剤の乳剤とマシン油と水と乳化剤との混合
に成る乳剤とを混合し、この混合液を1000倍に稀
釈したものを、ローラ方式によつて布面に塗布
し、マングルでしぼつて本考案の帯布を得る。
(ト) 考案の効果 本考案の帯布を樹木の幹や枝に巻付けて該樹木
を移植すると、夏期は日射に対し、冬期は寒気に
対して樹木を保護することができ、特に先述の作
用により、虫害に対して、帯布が腐るまで長期間
にわたつて樹木を保護することができる。
本考案の帯布は、従来例と異なり、殺虫剤の担
体であるマシン油自体に、虫が産卵のために寄り
つくのを防ぐ忌避作用があるので、これが殺虫剤
の作用と相まつて二重の防虫効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の帯布、第2図はこの帯布を樹
木の幹枝に巻付けた状態を示す。 1……帯布、2……麻糸、3……樹木。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ジユート糸のごとき粗い麻糸で織成又は編成
    した帯布にマシン油と水と乳化剤と水に不溶も
    しくは難溶の性質を有する殺虫剤との混合液を
    含浸させたことを特徴とする樹木幹枝の被覆用
    帯布。 2 殺虫剤としてピレスロイド系殺虫剤を使用し
    た実用新案登録請求の範囲第1項記載の樹木幹
    枝の被覆用帯布。
JP1987165171U 1987-10-27 1987-10-27 Expired JPH0356222Y2 (ja)

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JPS5087872A (ja) * 1973-12-04 1975-07-15
JPS61195634A (ja) * 1985-02-22 1986-08-29 菱化農芸株式会社 虫除け用テ−プ

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