JPS609430A - 農作物栽培用日除け布 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は農作物栽培用日除は布に関するものである。

従来この用、途の日除は布は、耐水性のある例えばポリ
エチレン等の合成樹脂製の扁平糸で織成されだ織布が一
般的に用いられている。広い栽培面積を覆うにはこの織
布を縫い合せ、支柱と支柱間に張りわたした架線に支持
される関係上、布の通気性が悪くて蒸れによる農作物の
発育に支障をきたしたり、又風をはらんで日除は布があ
おられ布地の破損を招くきらいがある。一方降雨時にお
いに溜りやすく、溜った水はどうしても集中的に落下し
て落水地点がほれたり、或は降水域がかたよって作物に
水切れが生じたりする欠点がある。

更に注目すべき点はいかに日除けが必要とすると云えど
も、農作物の栽培にはある程度の強い太陽光線を採り入
れないと土中等に病菌が発生して農作物の成育を妨げる
。しかし従来の織成状シーよりもれる程度にとソまる。

本発明の日除は布は上記欠点を画期的に解消したもので
ある。即ち日除は布の機能に相反する性質の遮光性と採
光性とを適度に兼ね備えさせた点にあり、こうすること
によって自然と通気、通水性の面も良好にさせることに
成功したものである。

本発明の日除は布の構造は上記特性を発揮させるために
、布面が織物やすだれのごとき空隙不変な均等質になら
ないよう、布幅の中央部を組織させずによと糸のみで構
成し、日除けとして使用した際とのよこ糸のみで構成さ
れた無組織部分が風にゆれた時、その隙間から適度に直
射光線をちらちらと一定局所へ偏ることなくまんべんに
地表へ照射させることを企図したものである。

第１図は第１実施例を示したもので便宜上、布幅りの右
半分を写実的に左半分を略示的に表示されている。１は
よと糸であシ、ポリエチレン等の合成樹脂製からなる糸
幅が７Ｍ〜１４ｍｍ（２２００〜５０００デニール）の
扁平糸で、黒又は赤、青５緑、黄、銀など栽培作物Ｈに
適した色彩に着色されたテープ状の糸である。２はたて
糸で合成樹脂製のモノフラメント（５００〜１２００デ
ニール）でよと糸１と搦み組織を形成する。だて糸２の
配置間隔は耳部は狭くＡにとり、地組織部は広くＢに数
列はどとシ、結局織成された縁帯部Ｗが約１０α前後程
度の細幅に形成されればよく、布幅りは両側のＷ、Ｗと
その中間の広幅なよこ糸のみの無組織部分Ｙとから形成
されている。Ｙは布幅方向に張った状態ではＷのよこ糸
密度（ピッチ）Ｐがよと糸１のテープ幅りより狭いので
よと糸同志は若干型なった遮光に有利な状態に置かれる
。

第２図は第２実施例を示したものである。よこ糸１及び
無組織部分Ｙは第１実施例と同一のもので縁帯部Ｗの構
造のみが異っている。即ち２０はたて糸で材質、形状が
はｙよと糸と類似の扁平糸が用いられ、よこ糸１と平織
組織が形成される。たて糸２０の使用本数及びその密度
は第１実施例の場合と同一の幅が造成できるに見合った
適当量に定められるのは勿論である。但し本実施例の場
合は縁帯部Ｗが平織にしている関係上、写経糸を配して
搦み耳Ｓを、或はよこ糸端を折返したタンク耳Ｔなどの
適当な耳組織を設けてほつれ止めを施すことが好ましい
。尚よと密度Ｐについてもテープ幅りより狭く設定する
のが好ましい。

本発明の日除は布は上記のような構成であり、その使用
状態を第３図に示し説明する。Ｌｔ　ｌ　Ｌ２　＋Ｌ３
の３枚の布がそれぞれの織成された縁帯部Ｗを重ね合せ
てミシンで縫糸３をはしらせて縫着し、広大な日除は布
を造る。布の使用、する枚数と長さは被覆地積に合わせ
て適宜定められる。縫着されて広大な１枚化した日除は
布は地面に打込まれた支柱４，４・・に張架したワイヤ
ー５，５・・へ適当なフック、クリップ等の結合器具６
で結着され、地表より２ｍ程度の高さに浮かせた水平姿
勢に張設する。この状態で無風に近いときは遮光度が高
くて内部は暗く、風が吹くと無組織部のよと糸がゆれて
その隙間から日光がちらちらと直射する。又その時の通
風も妨げない。尚降雨時も雨水は無組織部より溜ること
々く抜は通り、まんべん々〈降水する。

本発明の日除は布は着色された合成樹脂製の扁平糸をよ
と糸に用い、織幅の両側に細い幅の縁帯部が織成できる
合成樹脂製のたて糸を配し、用いるよこ糸のテープ幅よ
り狭いよと糸密度で搦み織又は平織をさせて縁帯部を織
成して、布幅の中央に広い幅のよと糸のみの無組織部分
を形成したから、冒頭で詳述した従来製品の遮光シート
にみられる通気性、通水性の悪さ、及び遮光と採光の相
反する問題点を本発明の要旨とする着色扁平糸の無組織
部分の作用でこの欠点を同時に解決し、農作物に対して
蒸れや水切れ、病菌の発生を防ぐ優れた栽培上の効果が
ある。

尚よと糸のみの無組織部分の形成に当っては超広幅織機
で製織したり、２重（２枚）にして製織するなどよと糸
の無組織になる幅が長くなりすぎる場合は、適当に無組
織部分の中間に縁帯部と類似の細い幅の織成帯を設ける
ことは本発明の精神を逸脱するものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の日除は布の第１実施例を示した全体平
面図、第２図は第２実施例を示しだ全体平面図、第３図
は使用状態を示した説明図である。 １・・・よこ糸　２，２０・たて糸 Ｌ・・・布幅　Ｗ・・縁帯部 Ｙ・・・よこ糸のみの無組織部分 Ｐ・・・よこ糸密度（ピッチ） Ｄ・・・扁平糸のテープ幅 出願人　ダイオ化成株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 着色された合成樹脂製の扁平糸をよと糸に用い、織幅の
   両側に細い幅の縁帯部が織成できる合成樹脂製のたて糸
   を配し、上記よと糸のテープ幅より狭いよこ密度で搦み
   組織又は平織組織を織成して布幅の中央に広い幅のよと
   糸のみの無組織部分を形成したことを特徴とする農作物
   栽培用日除は布。