JP3032137B2 - コラムシフト装置 - Google Patents

コラムシフト装置

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JP3032137B2
JP3032137B2 JP7138120A JP13812095A JP3032137B2 JP 3032137 B2 JP3032137 B2 JP 3032137B2 JP 7138120 A JP7138120 A JP 7138120A JP 13812095 A JP13812095 A JP 13812095A JP 3032137 B2 JP3032137 B2 JP 3032137B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、軸支持部に回転可能
に支持される回転軸と、回転軸を回転させる操作レバー
とを有し、操作レバーが操作されることによって回転軸
が回転して変換機構を介して変速が行われるコラムシフ
ト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコラムシフト装置の構造につい
て、図8を参照して説明する。図8は、従来のコラムシ
フト装置の構造を示す斜視図である。図8に示されるよ
うに、コラムシフト装置300は、樹脂製のブラケット
302に節度用板ばね308,シフト回転軸330,節
度波形部材320,変速伝達用リンク334等が組付け
られてなるものである。また、ブラケット302には、
板ばね取付け部304及びディテント部306が一体に
設けられている。シフト回転軸330は、図示しない回
転軸用ピンによって回転中心軸330aを中心として回
転可能に取り付けられており、このシフト回転軸330
にはL字形状の節度波形部材320が溶接されている。
節度波形部材320にはセレクト板326がプル軸32
2によって回動可能に取り付けられており、セレクト板
326にはセレクトレバー328が固定されている。
【0003】運転者がセレクトレバー328を手前側に
引く(プル動作)することによって、スプリング324
の付勢力でディテント部306に押し付けられていたセ
レクト板326のセレクト部326aがディテント部3
06から離れ、セレクトレバー328を上下方向に動か
すセレクト動作が可能になる。このセレクト動作によっ
てシフト回転軸330が回転し、これに伴ってシフト回
転軸330の下部に固定されたセレクトアーム332が
揺動する。セレクトアーム332の先端の球状部332
aは変速伝達用リンク334の矩形孔334aに係合し
ているため、変速伝達用リンク334はリンク軸336
を中心として回動する。これによって、変速伝達用リン
ク334に取り付けられた変速伝達ケーブル340が、
セレクト位置(セレクト部326aのディテント部30
6上における位置)に応じて引っ張られる。このように
して、セレクト位置に応じた変速伝達ケーブル340の
ストローク量が変速伝達ケーブル340の他端に設けら
れた変速機に伝達されて、変速が行われる。
【0004】かかるセレクト動作に伴って、節度波形部
材320も揺動する。節度波形部材320の上部には波
形部318が設けられており、この波形部318には節
度用板ばね308の先端に取り付けられたローラ310
が押し付けられている。節度用板ばね308は、板ばね
取付け部304に埋め込まれた金属製ナット316に対
して、ビス312及びワッシャ314によってねじ止め
されている。節度用板ばね308は、ローラ310が波
形部318の凹部に当接しているときでも上方にたわむ
ように取り付けられており、これによってローラ310
が波形部318の凸部を乗り越える毎に節度感が得られ
る。すなわち、セレクトレバー328が操作されてセレ
クト部326aのディテント部306上における位置が
変化すると、節度波形部材320が揺動してローラ31
0が波形部318の凸部を乗り越える。この結果、節度
用板ばね308のたわみ力によって、運転者がセレクト
動作に伴う節度感、すなわちセレクト位置の切り替えを
行っているという手応えを得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示される形式のコラムシフト装置300においては、シ
フト回転軸330に節度波形部材320が固定されてい
る。ここで、コラムシフト装置300の取付け部におい
て、図8における上方のスペースには限りがあるため節
度波形部材320の大きさはある程度以上には大きくで
きない。このため、節度波形部材320の回動半径が小
さくなって、十分な節度荷重特性が得られないことか
ら、シフトフィーリングが悪くなってしまうという問題
点があった。
【0006】そこで、本出願の請求項1及び請求項2に
係る発明においては、節度機構における回動半径を大き
くでき、十分な節度荷重特性を得ることができるコラム
シフト装置を提供することを目的とする。また、本出願
の請求項2に係る発明においては、節度機構を低コスト
化かつ軽量化することができるコラムシフト装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1に係る発
明においては、上記の課題を解決するために、軸支持部
と、該軸支持部に回転可能に支持される回転軸と、該回
転軸を回転させる操作レバーと、前記回転軸の回転量を
前記回転軸の軸心方向に沿ったストローク量に変換する
変換機構と、前記操作レバーの操作位置を規制するディ
テント機構と、節度波形部と節度ばね機構とが組み合わ
されてなり前記操作レバーの操作位置の変化に応じて節
度感を与える節度機構とを有し、前記操作レバーが操作
されることによって前記回転軸が回転し、その回転が前
記軸心方向に沿ったストローク量に変換され、そのスト
ローク量が変速機に伝達されて変速が行われるコラムシ
フト装置において、前記変換機構は、前記回転軸の軸心
と直交する略垂直な軸の回りの略水平な面内に揺動可能
な揺動レバーと、前記回転軸とともに回転するピンとを
有し、前記揺動レバーと前記ピンとが連携されてなるも
のであり、前記揺動レバーに前記節度機構の前記節度波
形部又は前記節度ばね機構が設けられていることを特徴
とするコラムシフト装置を創出した。
【0008】また、本出願の請求項2に係る発明におい
ては、請求項1に記載されたコラムシフト装置であっ
て、前記揺動レバーが樹脂製であり、前記揺動レバーに
前記節度波形部が設けられていることを特徴とするコラ
ムシフト装置を創出した。
【0009】
【作用】さて、請求項1に係るコラムシフト装置は、軸
支持部と、この軸支持部に回転可能に支持される回転軸
と、この回転軸を回転させる操作レバーと、回転軸の回
転量を回転軸の軸心方向に沿ったストローク量に変換す
る変換機構と、操作レバーの操作位置を規制するディテ
ント機構と、節度波形部と節度ばね機構とが組み合わさ
れてなり操作レバーの操作位置の変化に応じて節度感を
与える節度機構とを有し、操作レバーが操作されること
によって回転軸が回転し、その回転が軸心方向に沿った
ストローク量に変換され、そのストローク量が変速機に
伝達されて変速が行われるコラムシフト装置である。か
かるコラムシフト装置において、変換機構は、回転軸の
軸心と直交する略垂直な軸の回りの略水平な面内に揺動
可能な揺動レバーと、回転軸とともに回転するピンとを
有し、この揺動レバーとピンとが連携されて構成されて
いる。そして、この揺動レバーに、節度機構を構成する
節度波形部又は節度ばね機構が設けられている。ここ
で、かかるコラムシフト装置において、この揺動レバー
の周囲の水平方向のスペースには十分な余裕があるた
め、節度波形部又は節度ばね機構の回動半径を十分大き
くでき、この結果十分な節度荷重特性を得ることができ
る。このようにして、節度機構における回動半径を大き
くでき、十分な節度荷重特性を得ることができるコラム
シフト装置となる。
【0010】また、請求項2に係るコラムシフト装置で
は、請求項1に記載されたコラムシフト装置において、
変換機構の揺動レバーが樹脂製であり、この揺動レバー
に節度波形部が設けられている。従って、揺動レバーを
節度波形部とともに樹脂で一体成形することができ、量
産性が向上して低コスト化できるとともに、軽量化を図
ることができる。このようにして、節度機構を低コスト
化かつ軽量化することができるコラムシフト装置とな
る。
【0011】
【実施例】
実施例1 次に、本発明を具現化した実施例1について、図1乃至
図6を参照しながら説明する。まず、本実施例のコラム
シフト装置の構造について、図1を参照して説明する。
図1は、本実施例のコラムシフト装置の構造を示す分解
斜視図である。図1に示されるように、本実施例のコラ
ムシフト装置2は、樹脂製のブラケット4に種々の部品
が組付けられて構成されている。ブラケット4は、キー
ロックレバー30用のケーブル(図示せず)の外管を固
定するためのケーブル固定部6、シフトロック用ソレノ
イド110を収容するためのソレノイド収容部8、節度
用板ばね120を取り付けるための板ばね取付け部10
を有している。キーロックレバー30は、ブラケット4
の上部に突出して設けられたレバー回転軸20に貫通孔
32が嵌合することによって、水平面内に回転可能に取
り付けられる。そして、ケーブル固定部6に外管が固定
されたケーブルの先端が、ケーブル取付け部34に取り
付けられる。節度用板ばね120は、板ばね取付け部1
0の貫通孔10aにタッピングねじ126によってねじ
止めされる。このとき、節度用板ばね120は、板ばね
押さえ10bの下に差し込まれる。
【0012】また、ブラケット4は、シフトチェンジを
行うための凹凸が設けられたディテント部12を有して
いる。このディテント部12において、凹部12aはパ
ーキング(P)レンジに対応し、段部12bはリア
(R)レンジ,段部12cはニュートラル(N)レン
ジ,段部12dはドライブ(D)レンジ,段部12eは
セカンド(2)レンジ,段部12eはファースト(1)
レンジにそれぞれ対応している。一方、ブラケット4の
下部には、セレクトリンク回動軸16が設けられてい
る。このセレクトリンク回動軸16に対して、セレクト
リンク100の貫通孔104が回動可能に嵌合すること
によって、セレクトリンク100がブラケット4に取り
付けられる。セレクトリンク100のケーブル取付け孔
108には、シフト用ケーブル130の固定端132の
貫通孔132aが、図示しない取付けピンによって取り
付けられる。
【0013】さらに、ブラケット4の側面には、シャフ
ト支持孔18が水平方向に貫通して設けられており、こ
のシャフト支持孔18にはコントロールシャフト50が
取り付けられる。コントロールシャフト50の軸部分5
2は、シフトロックレバー40の貫通孔42を貫通し、
さらにシャフト支持孔18を貫通して、ブラケット4に
対して回転可能に取り付けられる。従って、ブラケット
4は本発明における軸支持部に相当し、コントロールシ
ャフト50は回転軸に相当する。これによって、シフト
ロックレバー40の凸部46に嵌め込まれたゴムパイプ
44aは、ブラケット4の側面に穿設された長孔14に
嵌合する。また、シフトロックレバー40のピン44は
ソレノイド収容部8内に突出して、シフトロック用ソレ
ノイド110のロッド先端部112の貫通孔112aに
嵌合する。シフトロック用ソレノイド110のロッド1
14にはスプリング116が嵌め込まれており、これに
よってロッド先端部112が突出する方向に付勢されて
いる。シフトロック用ソレノイド110には、コネクタ
118を介して外部から励磁用の電力が供給される。
【0014】コントロールシャフト50の軸部分52の
先端には、シャフト支持孔18からの抜け止め用の突起
52a,52b,さらに図1には現れない突起52cが
設けられている。これらの突起52a,52b,52c
は互いに約120°となる位置に設けられている。ま
た、軸部分52には、コントロールシャフト50の材料
を節約するための凹部54が設けられている。さらに、
コントロールシャフト50の他端には、一対のレバー支
持部56A,56Bが設けられている。これらのレバー
支持部56A,56Bにはそれぞれ貫通孔58A,58
Bが穿設されている。そして、ピボットシャフト70の
軸部72が、貫通孔58A,セレクトレバー80に設け
られた貫通孔86,貫通孔58Bの順に貫通することに
よって、セレクトレバー80がレバー支持部56Aと5
6Bの間においてコントロールシャフト50に対して回
動可能に取り付けられる。貫通孔58Bを貫通した軸部
72の先端には、ワッシャ76及びスナップリング78
が取り付けられて、抜け止めがされる。このセレクトレ
バー80は、本発明における操作レバーに相当する。ま
た、ピボットシャフト70は本発明におけるピンに相当
する。
【0015】また、コントロールシャフト50はスプリ
ング固定ピン62を有し、このスプリング固定ピン62
にはスプリング64が嵌め込まれて、セレクトレバー8
0の有底孔84に挿入される。これによって、セレクト
レバー80は上方から見て右回り方向に回転するように
付勢され、セレクトレバー80のセレクト部88が、ブ
ラケット4のディテント部12に押しつけられる(図3
(A)参照)。このセレクトレバー80のセレクト部8
8及びブラケット4のディテント部12によって、本発
明におけるディテント機構が構成されている。
【0016】一方、コントロールシャフト50の上部に
は、キーロック解除ピン60が立設されており、コント
ロールシャフト50が図1の右方から見て右回りに回転
することによって、前記キーロックレバー30の端部3
6の左側に当接する。また、ピボットシャフト70の下
端の球状部74は、セレクトリンク100の矩形孔10
6に嵌合する。これによって、セレクトレバー80の回
動に伴ってピボットシャフト70の球状部74が揺動す
るのに応じて、セレクトリンク100がセレクトリンク
回動軸16を中心に回動する。このピボットシャフト7
0及びセレクトリンク100は本発明における変換機構
を構成し、セレクトリンク100は本発明における揺動
レバーに相当する。さらに、セレクトレバー80は金属
製のレバー軸90を有しており、このレバー軸90の先
端のグリップ取付け部92には、樹脂製のグリップ96
が固定ピン94によって、固定孔92aに固定される。
また、ブラケット4の右側には、三箇所にスリーブ用の
貫通孔が設けられており、それぞれ金属製のスリーブ2
2,24,26が圧入固定される。
【0017】次に、本実施例のコラムシフト装置2のス
テアリング部への取付け方法について、図2を参照して
説明する。図2(A)は、コラムシフト装置2のステア
リング部への取付け構造を示す平面図であり、図2
(B)はその正面図である。図2(A),(B)に示さ
れるように、ステアリング154のステアリングシャフ
トが収容されたステアリングチューブ150には、金属
製のブラケット152が溶接によって固定されている。
このブラケット152には、前述したブラケット4の金
属製スリーブ22,24,26に対応する箇所におい
て、それぞれ雌ねじが設けられている。そして、図示し
ない三本のボルトがそれぞれ金属製スリーブ22,2
4,26を貫通してこれらの雌ねじに螺合されることに
よって、ブラケット4はブラケット152に締め付け固
定される。このようにして、コラムシフト装置2はステ
アリングチューブ150に取り付けられる。なお、ステ
アリングチューブ150は車体に固定されており、運転
者がステアリングホイール156を回転させてもステア
リングチューブ150内のステアリングシャフトのみが
回転し、コラムシフト装置2は移動しない。
【0018】次に、コラムシフト装置2の各部の構造に
ついて、図3及び図4を参照してさらに詳細に説明す
る。図3(A)はコラムシフト装置2の構造を示す平断
面図であり、図3(B)はコントロールシャフト50の
取付け状態を示す部分拡大図で、軸部分52を図3
(A)の上方から見た図である。また、図4(A)はコ
ラムシフト装置2の構造を示す正面図であり、図4
(B)はその底面図である。なお、これらの図において
は、説明に関係しない部材,部分は省略されている。図
3(A)に示されるように、コントロールシャフト50
の軸部分52は、ブラケット4のシャフト支持孔18を
貫通して取り付けられている。ここで、軸部分52は、
図3(B)に示されるようにして抜け止めがされてい
る。
【0019】すなわち、まず通常の取付け状態の中立の
位置(セレクトレバー80のセレクト部88がディテン
ト部12のN位置12cに当たる位置)から約60°だ
けコントロールシャフト50を回転させた状態で、軸部
分52をシャフト支持孔18に挿入する。この状態で
は、軸部分52の先端に設けられた抜け止め用の突起5
2a,52b,52cは、それぞれシャフト支持孔18
の切り欠き部18a,18b,18cを通り抜ける。そ
の後、軸部分52を通常の取付け位置まで回転させるこ
とによって、図3(B)に示されるように抜け止めがさ
れる。セレクトレバー80のシフトによる軸部分52の
回動範囲は、N位置12cから±60°未満であるた
め、シフト操作によって軸部分52がシャフト支持孔1
8から抜けてしまうことはない。
【0020】次に、シフトロックレバー40の機能につ
いて、図1及び図3(A)を参照して説明する。前述の
如く、シフトロックレバー40は軸部分52に回動可能
に取り付けられており、その一部には突出部48が設け
られている。一方、セレクトレバー80の右端にも突出
部82が設けられており、これらの突出部48,82
は、セレクトレバー80のセレクト部88がディテント
部12のP位置12aにあるときに相対するようになっ
ている。従って、この状態においては運転者がセレクト
レバー80を手前に引くこと(プル動作)ができず、セ
レクト部88をP位置12aからディテント部12の他
の位置へ移動させること(セレクト動作)が禁止され
る。
【0021】ここで、通常時は図1に示されるシフトロ
ック用ソレノイド110は通電されて励磁状態にあり、
ロッド先端部112はスプリング116の付勢力に抗し
て引っ込んでいる。この状態から運転者がブレーキを踏
むと、シフトロック用ソレノイド110への通電が遮断
され、ロッド先端部112はスプリング116の付勢力
によって突出する。ロッド先端部112はピン44と嵌
合しているため、シフトロックレバー40は図1で右回
りに回動し、突出部48は突出部82の下方にずれる。
これによって、プル動作が可能になり、セレクト部88
をP位置12aから他の位置へ移動させられる。このよ
うにして、運転者がブレーキを踏んでいるときのみセレ
クト動作を可能として、自動車が急に発進するのを防止
している。このとき、シフトロックレバー40の凸部4
6に嵌め込まれたゴムパイプ44aがブラケット4の長
孔14に嵌合しているため、シフトロックレバー40の
回動範囲が規制される。また、パイプ44aがゴム製で
あることによって、シフトロックレバー40の回動時に
長孔14との間での異音の発生が防止される。
【0022】次に、コラムシフト装置2の節度機構につ
いて、図4を参照して説明する。前述の如く、セレクト
レバー80を回動させてセレクト動作をすることによっ
て、ピボットシャフト70の下端の球状部74が揺動
し、セレクトリンク100がセレクトリンク回動軸16
を中心に回動する。ここで、図4(B)に示されるよう
に、ブラケット4の板ばね取付け部10に取り付けられ
た節度用板ばね120の先端屈曲部122は、セレクト
リンク100の節度波形部102に押し付けられてい
る。従って、セレクト動作によってセレクト部88がデ
ィテント部12を一段ずつ移動するのに伴って、節度用
板ばね120の先端屈曲部122が節度波形部102を
乗り越える。これによって、運転者はセレクト動作に伴
って適度な節度感、すなわちシフト位置の切り替えを行
っているという確実な手応えを得ることができる。ま
た、本実施例においては、このように節度機構がセレク
トリンク100に設けられており、節度波形部102の
回動半径を大きくとることができる。従って、節度機構
をコントロールシャフト部分に設けていたためスペース
上の制約から回動半径を大きくできなかった従来のコラ
ムシフト装置に比較して、充分な節度荷重特性が得られ
る。これによって、運転者がより滑らかな節度感を得る
ことができるという効果が得られる。
【0023】以上、図1,図3及び図4について説明し
たように、本実施例のコラムシフト装置2においては、
コントロールシャフト50に取り付けられる部材である
シフトロックレバー40、ピボットシャフト70、セレ
クトレバー80、セレクトリンク100の取付けは、全
てコントロールシャフト50を支持するブラケット4の
手前側において行われる。また、コントロールシャフト
50のブラケット4への取付けも、軸部分52を所定の
向きでシャフト支持孔18に挿入して回転させるだけで
行うことができる。従って、ブラケット4の裏側での作
業が不要となり、各部材の取付け作業を充分なスペース
を使って行うことができる。これによって、コラムシフ
ト装置2の組み立てにおいて、ブラケット4及びコント
ロールシャフト50への各部材の取付けを容易かつ確実
に行うことができるという効果が得られる。
【0024】次に、節度用板ばね120の取付け構造に
ついて、図5を参照してさらに詳細に説明する。図5
(A)はコラムシフト装置2の板ばね部分の構造を示す
斜視図であり、図5(B)はその断面図である。図5
(A),(B)に示されるように、節度用板ばね120
は、板ばね取付け部10の貫通孔10aにタッピングね
じ126によってねじ止めされる。さらに詳しくは、ま
ず節度用板ばね120が長孔124のある側から板ばね
押さえ10bの下に差し込まれ、続いて長孔124が貫
通孔10a上に位置合わせされる。そして、長孔124
の長手方向について節度用板ばね120の位置の微調整
がされた後に、タッピングねじ126が長孔124及び
貫通孔10aに挿入されて締め付けられる。
【0025】ここで、板ばね押さえ10bの下面の形状
は、図5(B)に二点鎖線で示されるように節度用板ば
ね120が最大の変形をしたとき(節度波形部102の
凸部を乗り越えるとき)に、その上面と全面が接触する
ように形成されている。また、節度用板ばね120が節
度波形部102の凹部にあるときでも、図5(B)に破
線で示されるように取付け時よりは変形している。この
最小変形時においても、板ばね押さえ10bの下面の半
分程度は節度用板ばね120の上面と接触するように形
成されている。このため、節度用板ばね120の変形に
よって図5(A),(B)の上方向にかかる力の一部
が、常に板ばね押さえ10bの下面で受けられる。従っ
て、この力を全てねじ固定部分で受けていた従来技術と
異なり、タッピングねじ126に過大な力がかかること
がない。この結果、樹脂製の板ばね取付け部10にタッ
ピングねじ126でねじ止めするのみの構造であって
も、ねじ固定部分が浮き上がることなく、充分に長期間
の使用に耐えられる。これによって、板ばね取付け部1
0に雌ねじとして金属製スリーブを設ける等の必要がな
くなり、節度用板ばね120の取付け構造が簡単かつ安
価になって、取付け作業も容易になるという効果が得ら
れる。
【0026】次に、節度用板ばねの異なる取付け構造の
例について、図6を参照して説明する。図6(A)〜
(D)は節度用板ばねの取付け構造についてそれぞれ異
なる例を示したものであり、図6(A)及び(B)は断
面図、図6(C)及び(D)は斜視図である。図6
(A)に示される例においては、節度用板ばね210の
後端の一部214に切り込みを入れて上方に折り曲げて
いる。そして、この折り曲げ部214が板ばね取付け部
200と板ばね押さえ200bの間に挟み込まれて固定
される。図6(B)に示される例においては、節度用板
ばね230の後端の一部234に切り込みを入れて、逆
に下方に折り曲げている。一方、板ばね取付け部220
には、この折り曲げ部234に対応する凹部220aが
設けられている。そして、この折り曲げ部234が凹部
220a内に挟み込まれて固定される。
【0027】一方、図6(C)に示される例において
は、節度用板ばね250の後端254を上方に折り曲げ
ている。そして、この折り曲げ部254が板ばね押さえ
240bにタッピングねじ256によってねじ止めされ
る。取付け時においては、まず折り曲げない状態で節度
用板ばね250が板ばね押さえ240b内に差し込ま
れ、その後節度用板ばね250の後端254が上方に折
り曲げられる。また、図6(D)に示される例において
は、板ばね押さえ260bが図6(C)のような門形状
でなく、片持ち形状になっている。これによって、節度
用板ばね260の後端274を所定形状に折り曲げた後
においても板ばね押さえ260bに取り付けることが可
能となり、取付け作業がより容易になる。なお、節度用
板ばね260の固定方法は図6(C)の例と同様であ
る。これらの図6(A)〜(D)のいずれの例において
も、板ばね押さえ200b,220b,240b,26
0bの下面の形状は、図5と同じく節度用板ばねが最大
の変形をしたときに、その上面と全面が接触するように
形成されている。
【0028】さて、かかる構造を有する本実施例のコラ
ムシフト装置2におけるシフト動作について、図1を参
照して説明する。自動車の停止時には、セレクトレバー
80はパーキング位置にあり、セレクト部88はディテ
ント部12のP位置12aに嵌合している。ここで、前
述の如く、運転者がブレーキを踏むことによってシフト
ロックレバー40が回転して、セレクトレバー80を手
前側に引くプル動作が可能になる。プル動作に続いてセ
レクトレバー80を下方に動かすセレクト動作をするこ
とによって、セレクト部88はディテント部12の各位
置に移動する。これに伴って、コントロールシャフト5
0が回転して、ピボットシャフト70の先端の球状部7
4が揺動する。これによって、球状部74に係合してい
るセレクトリンク100が回動し、セレクトリンク10
0に取り付けられたシフト用ケーブル130が、ディテ
ント部12の各位置に対応する長さだけ引っ張られる。
この結果、シフト用ケーブル130の他端において変速
機が切り替えられて、変速が行われる。このセレクトリ
ンク100の回動時には、節度用板ばね120の先端屈
曲部122が、セレクト部88がディテント部12を一
段ずつ移動するのに伴って、節度波形部102を乗り越
えていく。これによって運転者は適度な節度感が得ら
れ、意図するシフト位置に確実にシフトしたことを感知
することができる。
【0029】ここで、コラムシフト装置2におけるキー
ロック機構について、図1を参照して説明する。自動車
が停止していて、セレクトレバー80がパーキング位置
にあるときには、コントロールシャフト50の上部のキ
ーロック解除ピン60がキーロックレバー30の端部3
6の左側に当接している。これによって、キーロックレ
バー30は図1の上方から見て左回り方向に回転し、ケ
ーブル取付け部34に先端が固定された図示しないケー
ブルが引っ張られた状態となる。このケーブルの他端は
図示しないキーロック機構に接続されており、ケーブル
が引っ張られることによってエンジンキーを鍵孔に抜き
差しできる状態となる。すなわち、セレクトレバー80
がパーキング位置にあるときのみ、エンジンキーの抜き
差しが可能となる。セレクトレバー80がパーキング位
置から他の位置へシフトされると、キーロック解除ピン
60が左方向へ回るため、キーロックレバー30はケー
ブルの張力によって図1の上方から見て右回り方向に回
転する。これによって、ケーブル取付け部34に固定さ
れたケーブルは引っ張られていない状態となり、キーロ
ック機構が作動してエンジンキーを鍵孔から抜き取るこ
とができなくなる。このようにして、セレクトレバー8
0がパーキング位置以外にあるとき、すなわち自動車の
運転中に、エンジンキーが抜き取られる事態を防止して
いる。
【0030】実施例2 次に、本発明を具現化した実施例2について、図7を参
照して説明する。図7(A)は、本実施例のコラムシフ
ト装置における節度機構の構造を示す斜視図であり、図
7(B)は、その部分断面図である。図7(A)に示さ
れるように、本実施例のコラムシフト装置においては、
セレクトリンク280及び節度波形部材282によって
節度機構が構成されている。その他の部分については、
実施例1と同様であるので、説明を省略する。図示しな
いブラケットのセレクトリンク回転軸に対して、セレク
トリンク280の貫通孔284が嵌合することによっ
て、セレクトリンク280がブラケットに回動可能に取
り付けられる。一方、節度波形部材282は図示しない
ブラケットに固定されている。セレクトリンク280の
ケーブル取付け孔288には、シフト用ケーブルが実施
例1と同様にして取り付けられる。セレクトリンク28
0の矩形孔286には、ピボットシャフトの下端の球状
部が嵌合する。さらに、セレクトリンク280はプラン
ジャー支持部290を有しており、このプランジャー支
持部290からはプランジャー292が節度波形部材2
82に向かって突出している。
【0031】このプランジャー支持部290の内部構造
について、図7(B)を参照して説明する。プランジャ
ー支持部290内にはスライド孔290aが設けられて
おり、このスライド孔290aにはプランジャー292
と一体のピストン294がスライド可能に嵌合してい
る。ピストン294の後部にはスプリング296が挿入
されており、このスプリング296の付勢力によってプ
ランジャー292は節度波形部材282に押し付けられ
ている。さて、コラムシフト装置におけるセレクト操作
に伴ってセレクトリンク280が回動すると、プランジ
ャー292が揺動して、プランジャー292の先端が節
度波形部材282の波形を乗り越えながら移動する。こ
れによって、運転者は適度な節度感が得られ、意図する
シフト位置に確実にシフトしたことを感知することがで
きる。
【0032】上記の各実施例においては、ディテント部
12がブラケット4に一体に成形された例について説明
したが、ディテント部はブラケット(本発明における軸
支持部)と独立した構造であってもよい。また、実施例
1においては、節度波形部102(本発明における節度
波形部)をセレクトリンク100(本発明における揺動
レバー)に設け、これに対向して節度用板ばね120
(本発明における節度ばね機構)を設けているが、セレ
クトリンク100に節度用板ばね120を取付け、これ
に対向して節度波形部102を設ける構成としても良
い。また、実施例2においては、プランジャーばね機構
(本発明における節度ばね機構)をセレクトリンク28
0(本発明における揺動レバー)に設け、これに対向し
て節度波形部材282(本発明における節度波形部)を
設けているが、セレクトリンク280に節度波形部材2
82を一体に設けて、これに対向してプランジャーばね
機構を設ける構成としても良い。コラムシフト装置のそ
の他の部分の構成,材料,機能,数,大きさ,接続関係
等についても、上記の各実施例に限定されるものではな
い。
【0033】
【発明の効果】請求項1に係る発明においては、変換機
構の揺動レバーに節度機構の節度波形部材又は節度ばね
機構が設けられたコラムシフト装置を創出したために、
節度波形部材又は節度ばね機構の回動半径を十分大きく
でき、十分な節度荷重特性を得ることができる。これに
よって、コラムシフト装置の大きさを大きくすることな
く良好なシフトフィーリングを得ることができる、極め
て実用的なコラムシフト装置となる。
【0034】また、請求項2に係る発明においては、変
換機構の揺動レバーが樹脂製であり、この揺動レバーに
節度波形部が設けられたコラムシフト装置を創出したた
めに、揺動レバーを節度波形部とともに樹脂で一体成形
することができる。これによって、節度機構の量産性が
向上して低コスト化できるとともに、軽量化することが
できる、極めて実用的なコラムシフト装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコラムシフト装置の実施例1の構
造を示す分解斜視図である。
【図2】コラムシフト装置の実施例1のステアリング部
への取付け構造を示す平面図及び正面図である。
【図3】コラムシフト装置の実施例1の構造を示す平断
面図等である。
【図4】コラムシフト装置の実施例1の構造を示す正面
図及び底面図である。
【図5】コラムシフト装置の実施例1の板ばね部分の構
造を示す斜視図及び断面図である。
【図6】コラムシフト装置における板ばね部分の構造の
他の例を示す断面図及び斜視図である。
【図7】コラムシフト装置の実施例2における節度機構
の構造を示す斜視図及び部分断面図である。
【図8】従来のコラムシフト装置の構造を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
2 コラムシフト装置 4 軸支持部 12,88 ディテント機構 50 回転軸 70 ピン 70,100 変換機構 80 操作レバー 100 揺動レバー 102,120 節度機構 102 節度波形部 120 節度ばね機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−282317(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 20/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸支持部と、該軸支持部に回転可能に支
    持される回転軸と、該回転軸を回転させる操作レバー
    と、前記回転軸の回転量を前記回転軸の軸心方向に沿っ
    たストローク量に変換する変換機構と、前記操作レバー
    の操作位置を規制するディテント機構と、節度波形部と
    節度ばね機構とが組み合わされてなり前記操作レバーの
    操作位置の変化に応じて節度感を与える節度機構とを有
    し、前記操作レバーが操作されることによって前記回転
    軸が回転し、その回転が前記軸心方向に沿ったストロー
    ク量に変換され、そのストローク量が変速機に伝達され
    て変速が行われるコラムシフト装置において、 前記変換機構は、前記回転軸の軸心と直交する略垂直な
    軸の回りの略水平な面内に揺動可能な揺動レバーと、前
    記回転軸とともに回転するピンとを有し、前記揺動レバ
    ーと前記ピンとが連携されてなるものであり、 前記揺動レバーに前記節度機構の前記節度波形部又は前
    記節度ばね機構が設けられていることを特徴とするコラ
    ムシフト装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたコラムシフト装置
    であって、 前記揺動レバーが樹脂製であり、前記揺動レバーに前記
    節度波形部が設けられていることを特徴とするコラムシ
    フト装置。
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