JPS63106161A - 足踏み式駐車ブレ−キ - Google Patents

足踏み式駐車ブレ−キ

Info

Publication number
JPS63106161A
JPS63106161A JP11933287A JP11933287A JPS63106161A JP S63106161 A JPS63106161 A JP S63106161A JP 11933287 A JP11933287 A JP 11933287A JP 11933287 A JP11933287 A JP 11933287A JP S63106161 A JPS63106161 A JP S63106161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
brake arm
brake
fixed
support shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11933287A
Other languages
English (en)
Inventor
Juji Kojima
小島 銃二
Takeshi Suzuki
健 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Publication of JPS63106161A publication Critical patent/JPS63106161A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は自動車等の車輌のパーキングブレーキを作動さ
せると共に、その解除を行う足踏み式の駐車ブレーキに
関する。
〈従来の技術〉 自動変速機の装着によって近年の自動車では、パーキン
グブレーキを手操作で行うサイドブレーキに替わって足
踏み式の駐車ブレーキが採用されている。第11図はか
かる足踏み式駐車ブレーキの従来例の側面図を示してい
る。ブレーキの機構部分が挾まれた状態で取り付けられ
る2枚の基板71が、車体72の運転席部分にボルトに
よって固定されている。基板71内には支軸73が設け
られ、支軸73に足踏み式のブレーキアーム74の上端
部が回動可能に支持され、ブレーキアーム74の下部は
若干、運転席方向に屈曲した状態で基板71から下方に
扱き出ている。このブレーキアーム74の上端部には接
続プレート75が一体的に回動するように取り付けられ
、接続プレート75に遠隔操作用ケーブル76が接続さ
れて、図示しないパーキングブレーキに接続されている
又、接続プレート75の上縁辺にはラチェツト歯77が
形成されており、このラチェツト歯77にロックプレー
ト78が噛合している。ロックプレー l−78はピン
79によって基板71に回動可能に取り付けられると共
に、ばね80によってラチェツト歯77と噛合する方向
に附勢されている。
従って、ブレーキアーム74は一方向(図示の例では矢
印方向)には回動するが、反対方向の回動はラチェット
歯77とロックプレート78との噛合によってロックさ
れている。81はこのロックを解除する解除レバーであ
り、基板71にスライド可能に取り付けられると共に左
端部にはローラ83が取り付けられ、とのローラ83が
ロックプレー1・78に転接している。従って、解除レ
バー81を手前(右方向)に引くとローラ83がロック
プレート78を反噛合方向に回動させるから、ブレーキ
アーム74は反対方向の回動が可能となり、ブレーキア
ーム74の復帰が行われるようになっている。かかる復
帰は図示しないリターンスプリングのばね力で自動的に
行われるが、この復帰が急速に行われると運転者の足に
衝撃を与えるため、復帰の際の回動速度を緩和するオイ
ルダンパー82が設けられている。このオイルダンパー
82は基板71とブレーキアーム74との間に掛け渡さ
れており、シリンダ82aが基板71に枢支され、ピス
トンロッド82bがブレーキアーム74に枢支されてい
る。従って、ブレーキアーム74が復帰する際にはピス
トンロッドが延びて、その速度の緩和が行われる構造と
なっている。尚、第9図中、85は解除レバー81を復
帰させるための引張9ばねであり、これにより解除レバ
ー81は操作後向動的に復帰する。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら従来装置においては、ブレーキアーム74
の回動速度を緩和するためオイルダンパー82が使用さ
れているので、下記の問題点を有している。
■ オイルダンパーの作動を確実に行うためにはオイル
ダンパー82のピストンロッド82bをブレーキアーム
74に接続しなければならず、その取付位置および方向
が限定されるため組み立てが面倒であや、又、設定の自
由度が極めて制限されろ。
■ オイルダンパー82の伸縮動作を確保するだけのス
ペースが必要であり、ブレーキ装置全体が大型化する。
■ オイルダンパー82は動作機構上の強度が必要なと
ころから金属が使用されるなめ重量が大きくなっている
■ シリンダロッド82bの伸縮の際には、シリンダ8
2a内でオイルが流動するため、作動時に異音を発生す
る。
本発明はこのような従来装置の問題点を解決して、組み
付け、小型化および軽量化が可能な足踏み式駐車ブレー
キを提供することを目的とする。
く問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本発明はブレーキアームの回
動速度の緩和に粘性物質を利用したものであり、支軸に
取り付けられた足踏み式のブレーキアームを回動させる
ことによりパーキングブレーキの操作を行うブレーキ装
置において、前記支軸又は適宜の固定部材に直接あるい
は間接に固定ドラムが連結されろと共に、前記ブレーキ
アームに回転ドラムが取り付けられており、この回転ド
ラムと固定ドラムとが一定の空隙を有するように組み付
けられ、この空隙内に前記ブレーキアームの回動速度を
緩和する粘性物質が充填されていることを特徴としてい
る。
く作 用〉 ブレーキアームの回動の際には、回転ドラムが一体的に
回転し、固定ドラムとの空隙内に充填された粘性物質に
対して剪断力が作用する。従って、ブレーキアームの回
動力は粘性物質の粘性抵抗にある程度、吸収されるから
、ブレーキアームは緩スピードで復帰する。
〈実施例〉 以下、本発明を図示する実施例につき具体的に説明する
第1図は本発明の一実施例の平面図、第2図はその■−
■線断面図である。なお、図示の実施例は本発明の要部
のみを示すものであり、図示しない機構部品は従来装置
と同一のものあるいは、これに類似したものが使用され
る。車体には一定の空隙を有する上下2枚の基板1,2
が固着されており、基板1,2間には支軸3が嵌め込ま
れて固着されている。支軸3にはブレーキアーム4の上
端部が軸支されて、支軸3を中心に回動するように支持
されている。このブレーキアーム4は中央部分が下方に
窪むように逆ハツト形状の断面となるように屈曲されて
おり、上端部の屈曲部分にはリターンスプリング5が取
り付けられている。リターンスプリング5は捩ゆばねか
らなり、コイル部が支軸3に外挿されると共に、一端の
フック部5aがブレーキアーム4に内接し、他端のフッ
ク部5bが支軸3に形成された割溝3a内に挿入きれて
掛止されている。従って、ブレーキアーム4を足で踏ん
で回動させると、リターンスプリング5が捩られブレー
キアーム4を復帰させるトルクが蓄積されるようになっ
ている。又、ブレーキアーム4の上端部には接続プレー
ト6がビン7によって取り付けられており、接続プレー
ト6には図示しない遠隔操作用ケーブルが連結されろよ
うになっている。この接続プレート6の縁辺にはラチェ
ツト歯8が形成されており、ラチェツト歯8に噛合する
ロックプレート9が枢軸10によって基板1,2内に取
り付けられている。このロックプレート9はばね13に
よってラチェツト歯8との噛合方向に附勢されて前記リ
ターンスプリング5によるブレーキアーム4の復帰をロ
ックするようになっている。かかるロックの解除は解除
レバー11によって行われる。この解除レバー11は基
板1,2にスライド可能に取り付けられており、その先
端部にはロック、プレート9に転接するローラ12が設
けられ、解除レバー11をスライドさせるとローラ12
によってロックプレート9が反噛合方向に回動し、ロッ
クの解除が行われる。解除レバー11は図示しないばね
により、解除レバー操作後向動的に復帰する。
このようなブレーキ装置において、前記支軸3には固定
ドラム14が外挿され、前記ブレーキアーム4にはロッ
クプレート9を介して回転ドラム15が連結されている
。回転ドラム15は第3図(A)、(B)に示すように
、半円板形状の2つのドラム体15aからなり、このド
ラム体15aを突き合わせボルト孔15b内にボルト1
6を螺合することで組み付けられる(第1図参照)。こ
の回転ドラム15内には複数のフィン17が一定間隔で
形成されると共に、各フィン17には直径方向に延びる
スリット17aが形成されている。
そして回転ドラム15はドラム体15aに形成された突
起15cをロックプレー1・9に穿設した孔に貫通させ
た後、この突起15cをカシメて接続プレート6に固着
される。これに対して、前記固定ドラム14は第4図(
A)、(B)に示すように支軸3が挿入される筒部14
aと筒部14aの外周面から延びる複数のフィン18と
、固定のための突起14bとからなっている。突起14
bは第2図のように上部の基板1に貫通してカシメられ
、これにより固定ドラム14が支軸3に間接的に固着さ
れるようになっている。なお、固定ドラム14の各フィ
ン18にも小孔18aがそれぞれ形成されている。この
ような固定ドラム14と回転ドラム15はフィン17と
フィン18との間および固定ドラム14のフィン18と
回転ドラム15の内壁との間に一定の空隙が形成される
ように組み付けられ、空隙部分には粘性グリス等の粘性
物質(図示せず)が充填、封入される。このような構造
とすることで、ブレーキアーム4が回動し回転ドラム1
5が一体的に回転すると、粘性物質には剪断力が作用し
回転力がある程度、吸収されるため、ブレーキアーム4
の回動速度が緩和される0従って、リターンスプリング
5によるブレーキアーム4の復帰の速度が緩和され、運
転者の足に衝撃を与えることがなくなる。この場合、粘
性物質は各フィン17.18に形成されたスリット17
aおよび小孔18aによって回転ドラム15内で満遍な
く流動するから、緩和力が一層増大すると共に、安定し
た緩和作動が可能となっている。
このような本実施例によると、回転運動によってブレー
キアームの復帰の際の回動速度を緩和する構造であるか
ら、方向性に関係なく組み付けることができ、組み立て
が容易となる。又、回転運動であり、固定ドラム142
回転ドラム15に無理な力が作用しないため、これらを
合成樹脂で成形できるから軽量化も可能となり、小型化
も可能となる。さらに、作動中の異音の発生もなく、静
かな作動も可能となる。
第5図乃至第8図は本発明の別の実施例を示しており、
前記実施例と同一の部分は同一の符号を付して対応させ
である。第5図々示の実施例は固定ドラム14の筒部1
4aがブレーキアーム4の幅よりも大径に形成されてお
り、筒部14a内に支軸3およびブレーキアーム4が挿
入されている。
従って、この実施例では粘性物質と接する各ドラム14
,15のフィン17,18を大径にすることができるか
ら粘性物質に作用する剪断力を太きくすることができ、
速度調整がより一層容易となると共に、リターンスプリ
ング5と各ドラム14215を同一面上に配設できるか
ら装置全体の扁平化も可能となる。次に、第6図々示の
実施例は固定ドラム14がボルト19によ って上部の基板1に固着されると共に、固定ドラム14
および回転ドラム15のフィン17,18がいずれも同
心円状で且つ上下方向に形成されている。このように形
成することにより、粘性物質との接触面積が増大し、速
度調整が容易となる。
第7図及び第8図に示す実施例は、ブレーキアーム4の
回転速度緩和装置50が基板1の外側に付設されたもの
である。該装置50はリターンスプリング5の支軸3と
は別個に設けられ、基板1に下端部が固定された支軸3
′と、この支軸3′に筒部14aが外挿されて固定され
た固定ドラム14と、この固定ドラム14の外側に支軸
3′回りに回動自在に取り付けられた回転ドラム15と
、一端51mが回転ドラム15の下端面に固着され他端
51bがブレーキアーム4に回転自在に取り付けられた
回転ドラムプレート51とを具備して構成されている。
固定ドラム15及び回転ドラム14には前記実施例と同
様にそれぞれフィン17及び18が設けられると共に、
各ドラム14,15間に粘性グリースが封入されている
。回転ドラム15は支軸3′の上端に設けられたフラン
ジ部3’ aによって抜は止めが図られている。また、
回転ドラムプレート51の他端51bはそこに穿設され
た長孔51cがブレーキアーム4に固設したピン52に
係合することによってブレーキアーム4に回転自在に取
り付けられている。前記長孔51cの大きさはブレーキ
アーム4の作動時のピン52の軌跡を充分に吸収できる
大きさに設計されているので、ブレーキアーム4の作動
時に支軸3′とピン52との距離が変化しても上記作動
に支障がない。
本実施例は上記のように構成されているので、ブレーキ
アーム4の作動は回転ドラムプレート51を介して回転
ドラム14を回転させ、この回転ドラム14の回転によ
って粘性グリースの剪断力を受けてブレーキアーム4の
速度調整がなされる。
そして、本実施例においてはドラム14,156)らな
る粘性グリースの剪断機構を他の機構部品を避けて基板
1の外側に付設したので、付設位置を自由に選択でき設
計上の自由度が増す。
また、本実施例と同様な構造のままドラム14゜15か
らなる粘性グリースの剪断機構をブレーキアーム4側に
付設し、ピン52を基板1側に付設しても同様な作用が
得られる。
第9図および第10図は本発明のさらに別の実施例であ
る。支軸3が車体フレーム20に嵌め込まれて固定され
ており、支軸3にブレーキアーム4が回転可能に軸支さ
れている。支軸3は車体フレーム20から離れる方向(
第9図における右方向)に向って径が段階的に細くなる
階段状となっており、車体フレーム20側の大径部分に
はブレーキアーム4と一体的に回転するブレーキアーム
筒21が外押されている。そして、ブレーキアーム筒2
1と支軸3とにはロックスプリング22のコイル部が掛
け渡されるように外挿されている。
ロックスプリング22は矩形断面のコイルばねからなり
、その一端のフック部22aが支軸3内に挿入され、他
端のフック部22bが支軸3に回転可能に外挿されたロ
ック解除リング23に挿入されている。
本実施例では、ロックスプリング22は右巻で支軸3に
巻付けられており、ロック解除リング23を同一方向(
右方向)に回動させると、そのコイル部が拡径するよう
になっている。回転ドラム15は前記支軸3の反フレー
ム20側の小径部に外挿されており、回転ドラム15か
らはブレーキ連結板29がブレーキアーム4方向に延び
、この連結板29とブレーキアーム4とが連結ピン24
によって連結されている。従って、ブレーキアーム4の
踏み込み操作を行うと、回転ドラム15はブレーキアー
ム4と一体的に同方向に回転する。
この回転ドラム15に対向する固定ドラム14は回転ド
ラム15の外側に設けられている。固定ドラム15は一
端面に連結板25が嵌められており、この連結板25が
支軸3に外挿された固定ドラムFi26に連結されろこ
とで支軸3に間接的に取り付けられている。固定ドラム
15および回転ドラム14には支軸3の径方向に延びる
くし歯状のフィン17,18がそれぞれ取り付けられ、
これらフィン18.17は所定の空隙を有するように相
互に差し込まれており、空隙内には粘性グリースなどの
粘性物質が充填されている。さらに、前記固定ドラム筒
26と支軸3には矩形断面のコイルばねからなるクラッ
チスプリング27が掛け渡されるように外挿さるている
。クラッチスプリング27は前記ロックスプリング22
と同方向に巻かれて(本実施例では右巻き)、これらに
外挿されており、両端のフック部は自由端となっている
第9図中、28は固定ドラム筒26および連結板25の
抜は止めを行うため、支軸3の先端部に嵌められた押え
プレートである。又、本実施例において、リターンスプ
リング5は車体フレーム20とブレーキアーム4とに掛
け渡されて設けられている。
このような構成において、ブレーキアーム4を踏み込ん
で第10図矢印Aで示すように右方向に回動させると、
連結ビン24、連結板29を介して連結された回転ドラ
ム15が同方向(右方向)に回転する。この回転ドラム
15の回転力は粘性物質を介して固定ドラム14に伝達
される。固定ドラム14の回転力は連結板25を介して
固定ドラム筒26に伝達されるが、この固定ドラム筒2
6の回転方向(右方向)はクラッチスプリング27を拡
径させる方向であるので、固定ドラム14および固定ド
ラム筒26は回転ドラム15と一体的に回転する。従っ
て、この場合には粘性物質の剪断力が作用しないからブ
レーキアーム4の踏み込みを軽い力で行うことができ、
操作性が向上する。なお、ブレーキアーム4の踏み込み
により、その回動力がブレーキアーム筒21にも伝達さ
れるが、ブレーキアーム筒21の回転方向はロックスプ
リング22を拡径させる方向であり、ロックスプリング
22の締付は力が減するのでブレーキアーム4ば支障な
く回動が行われる。かかる踏み込み力を解除すると、リ
ターンスプリング5によって反対方向の同動力がブレー
キアーム4およびブレーキアーム筒21に伝達されるが
、ブレーキアーム筒21の回転方向はロックスプリング
22の巻方向と反対方向く左方向)であるので、ロック
スプリング22が縮径してブレーキアーム筒21および
支軸3を締付ける。これによりブレーキアーム筒21は
回転が拘束されるから、ブレーキアーム4も回動がロッ
クされ、ブレーキアーム筒21は回転が拘束されるから
、ブレーキアーム4も回動がロックされ、ブレーキアー
ム4に遠隔操作用ケーブル(図示せず)で連結されたパ
ーキングブレーキ(図示せず)がロック状態となる。こ
の状態でパーキングブレーキのロック解除するには、ロ
ック解除リング23を右方向に回動操作することで行う
。ロック解除リング23はロックスプリング22の他端
フック部22bが挿入されており、その回動方向はロッ
クスプリング22の巻き方向であるのでロックスプリン
グ21は拡径してブレーキアーム筒21への締付けが解
除される。
従って、リターンスプリング5によりプレーキア−ム4
が第10図に示す矢印Aと反対方向に回動し、復帰が行
われる。かかるブレーキアーム4の復帰回動においては
、回転ドラム15と固定ドラム14との間に充填された
粘性物質に剪断力が作用し、ブレーキアーム4は緩速度
で復帰する。すなわち、ブレーキアーム4の回動と共に
、回転ドラム15が一体的に回転し、この回転力は粘性
物質を介して固定ドラム14に伝達される。固定ドラム
14には連結板25を介して固定ドラム筒26が連結さ
れており、固定ドラム14への回転力により固定ドラム
筒26も同方向に回転する回転力が作用するが、この固
定ドラム筒26の回転方向はクラッチスプリング27の
巻き方向と反対であり、クラッチスプリング27は縮径
して固定ドラムI426および支軸3を締付ける。これ
により固定ドラム筒26の回転が拘束され、固定ドラム
14の回転が間接的に拘束されるので、固定ドラム14
のフィン18および回転ドラム15のフィン17との間
に充填された粘性物質に剪断力が作用するためである。
このような本実施例では、ラチェツト歯が必要ないから
、その噛合による咬み込み音がなく、静かな作動が可能
となる。又、ブレーキアーム4の踏み込み時には粘性物
質の剪断力が作用しないから、軽い踏み込み力でパーキ
ングブレーキのロックを行うことができろメリットがあ
る。
なお本発明においては、種々変更が可能である。
固定ドラム、回転ドラムのフィンにスリットや小孔を形
成しなくてもよく、あるいはフィンを複数ではなく1個
だけ形成してもよく、さらにはフィンを形成することな
く、固定ドラムと回転ドラムとの間に粘性物質を充填し
てもよい。
〈発明の効果〉 以上のとおり本発明によると、固定ドラムと回転ドラム
との間に粘性物質を充填してブレーキアームの回動速度
を緩和するようにしたから、組み立てが容易となり、ブ
レーキ装置全体を小型化することができると共に、作動
の際に異音を発生することもない、効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の平面図、第2図はそのIF
−II線断面図、第3図(A)、(B)は回転ドラムの
平断面図および縦断面図、第4図(A)、(B)は固定
ドラムの平断面図および縦断面図、第5図乃至第7図は
いずれも別の実施例の要部断面図、第8図は第7図の実
施例を具備した全体構造の説明図、第9図および第10
図はさらに別の実施例の断面図および側面図、第11図
は従来装置の側面図である。 1.2・・基板、3・・・支軸、4・・ブレーキアーム
、5 リターンスプリング、6・・・接続プレート、7
・−ビン、8・・・ラチェツト歯、 9・・ロックプレー1−110・・[lk、11・・解
除レバー、12・・・ローラ、13−引張りばね、14
・・固定ドラム、15・ 回転ドラム、17,18・・
・フィン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支軸に取り付けられた足踏み式のブレーキアーム
    を回動させることによりパーキングブレーキの操作を行
    うブレーキ装置において、前記支軸又は適宜の固定部材
    に直接あるいは間接に固定ドラムが連結されると共に、
    前記ブレーキアームに回転ドラムが取り付けられており
    、この回転ドラムと固定ドラムとが一定の空隙を有する
    ように組み付けられ、この空隙内に前記ブレーキアーム
    の回動速度を緩和する粘性物質が充填されていることを
    特徴とする足踏み式駐車ブレーキ。
  2. (2)前記固定ドラムは前記支軸に外挿される固定ドラ
    ム筒および該ドラム筒と支軸とに掛け渡されたクラッチ
    スプリングを介して前記支軸に連結されている特許請求
    の範囲第(1)項記載の足踏み式駐車ブレーキ。
  3. (3)前記適宜の固定部材がブレーキ機構を取り付ける
    基板である特許請求の範囲第(1)項記載の足踏み式駐
    車ブレーキ。
JP11933287A 1986-05-17 1987-05-16 足踏み式駐車ブレ−キ Pending JPS63106161A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61-113131 1986-05-17
JP11313186 1986-05-17

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28869693A Division JP2574718B2 (ja) 1993-10-25 1993-10-25 足踏み式駐車ブレーキ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63106161A true JPS63106161A (ja) 1988-05-11

Family

ID=14604330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11933287A Pending JPS63106161A (ja) 1986-05-17 1987-05-16 足踏み式駐車ブレ−キ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63106161A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5170867A (en) * 1991-07-23 1992-12-15 Nhk Spring Co., Ltd. Pedal parking brake
US5335563A (en) * 1991-10-29 1994-08-09 Kuroishi Iron Works Co., Ltd. Foot-operated parking brakes for cars and one-way dampers for use therein

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53127977A (en) * 1977-12-05 1978-11-08 Oiles Industry Co Ltd Multiple cylinder type viscous damper
JPS53127976A (en) * 1977-12-05 1978-11-08 Oiles Industry Co Ltd Multiple plate type viscous damper
JPS5632134A (en) * 1979-08-24 1981-04-01 Dainippon Printing Co Ltd Vacuum contact printing method
JPS58118438A (ja) * 1982-01-06 1983-07-14 Aisin Seiki Co Ltd 足踏み式駐車ブレ−キ制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53127977A (en) * 1977-12-05 1978-11-08 Oiles Industry Co Ltd Multiple cylinder type viscous damper
JPS53127976A (en) * 1977-12-05 1978-11-08 Oiles Industry Co Ltd Multiple plate type viscous damper
JPS5632134A (en) * 1979-08-24 1981-04-01 Dainippon Printing Co Ltd Vacuum contact printing method
JPS58118438A (ja) * 1982-01-06 1983-07-14 Aisin Seiki Co Ltd 足踏み式駐車ブレ−キ制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5170867A (en) * 1991-07-23 1992-12-15 Nhk Spring Co., Ltd. Pedal parking brake
US5335563A (en) * 1991-10-29 1994-08-09 Kuroishi Iron Works Co., Ltd. Foot-operated parking brakes for cars and one-way dampers for use therein

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5533420A (en) Parking brake system including an internal clutch spring
US5309786A (en) Self-adjusting parking brake actuator
US4841798A (en) Foot-operated self-adjusting parking brake apparatus with controlled flyback
JP3163424B2 (ja) ベルト引張器及びその製造方法
EP0836027B1 (en) Drum brake device
JPS63106161A (ja) 足踏み式駐車ブレ−キ
US5170867A (en) Pedal parking brake
RU2479452C2 (ru) Педальный механизм для рабочего тормоза и способ его сборки
US4326616A (en) Clutch system for a vehicle
JP3647633B2 (ja) パーキングブレーキケーブルの張力調整装置
JP2574718B2 (ja) 足踏み式駐車ブレーキ
JPH0790756B2 (ja) 足踏み式駐車ブレーキ
JP2779692B2 (ja) 足踏み式パーキングブレーキ
JPH0549505B2 (ja)
JPH04277330A (ja) 軸体に対するコイルばねの摩擦力を利用したばね装置
JP3244190B2 (ja) ペダル装置
JP3032137B2 (ja) コラムシフト装置
JPH04232158A (ja) 足踏み式駐車ブレーキ
JP2852962B2 (ja) 足踏み式駐車ブレーキ
JP3936729B2 (ja) 足踏み式パーキングブレーキ操作装置
JPS6118264Y2 (ja)
JPS627004Y2 (ja)
JPH0349084Y2 (ja)
JP3262933B2 (ja) 足踏み式パーキングブレーキ装置
JP2585010Y2 (ja) 足踏み式パーキングブレーキ