JP2596921Y2 - 自動変速機のシフトレバー装置 - Google Patents

自動変速機のシフトレバー装置

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JP2596921Y2
JP2596921Y2 JP1993056064U JP5606493U JP2596921Y2 JP 2596921 Y2 JP2596921 Y2 JP 2596921Y2 JP 1993056064 U JP1993056064 U JP 1993056064U JP 5606493 U JP5606493 U JP 5606493U JP 2596921 Y2 JP2596921 Y2 JP 2596921Y2
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shaft
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義広 加藤
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Kojima Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用自動変速機のシ
フトレバー装置に関し、とくに車両本体に固定されるプ
レート本体にシフトレバーを組み付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用自動変速機におけるシフト
レバー装置を図6を用い説明する。図に示すようにシフ
トレバー5は筒状の支点部4に溶接されている。支点部
4には樹脂製のブッシュ3が内嵌されている。ブッシュ
3は、後述する金属製のシャフト2と支点部4の間に入
ることで、シャフト2と支点部4との間の寸法誤差を吸
収し、ガタツキを抑え、また、金属同志特有の摺動音を
防ぎ、ベアリングのような役割をしている。支点部4
は、その筒穴とプレート本体1に設けられた丸穴とを同
軸に合わせ、側方から金属製のシャフト2をプレート本
体1の丸穴に圧入することで、プレート本体1に組み付
けられる。その後、プレート6をネジ7で組み付けそれ
によってシャフト2を図において左方向へ抜けないよう
にしている。また、右方向への抜けはシャフト2の座の
部分で行っている。以上のように構成することで、シフ
トレバー5は支点部4を介して、プレート本体1に対し
て回動可能に組み付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな従来技術にあっては、シャフトがプレート本体に対
し圧入固定されていることから、シフトレバーを回動さ
せるとシフトレバーと一体になった支点部がシャフトを
軸にして回動することになる。ともに金属製であるシャ
フトと支点部との摺動音は異様なもので、車の搭乗者に
とって不快に感じるものである。
【0004】そこで、金属の異様な摺動音をなくすた
め、シャフトと支点部との間にはブッシュが設けられて
いるが、このブッシュの組み付けにあっては、支点部に
ブッシュを組み付けてからプレート本体の丸穴に支点部
の筒穴を同軸となるように合わせ、それからシャフトを
挿入するため穴位置を合わせるときにブッシュが外れた
り、シャフトを挿入する際にブッシュの端部がめくれあ
がったりして上手く行えず、非常に手間のかかる工程と
なるものであった。そこで本考案は、上記のような問題
を解決するためになされ、その目的は組み付けが容易で
かつ、金属的な摺動音を防ぐことのできるシフトレバー
の組み付け機構を備えた自動変速機のシフトレバー装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案に係る自動変速機のシフトレバー装置は、シ
フトレバーの下端にシフトレバーの軸方向に直交する方
向にのびる筒状の支点部を一体に組み付け、車両に固定
されるプレート本体に設けた穴部に該支点部の筒穴を同
軸に合わせ連通穴を形成し、該連通穴にシャフトを挿入
して、シフトレバーをプレート本体に回動可能に組み付
ける自動変速機のシフトレバーの組み付け構造であっ
て、少なくともプレート本体と当接する部分が樹脂から
成るシャフトに係合手段により支点部を回動不能に組み
付け、また、該シャフトをプレート本体に対しては回動
可能に組み付けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本考案に係る自動変速機のシフトレバー装置に
おいては、係合手段により支点部がシャフトに対し回動
不能に組み付けられるので、金属から成る支点部の摺動
がなくなり金属的な摺動音は発生しない。それにより金
属的な摺動音を防ぐためのブッシュは必要なくなること
からその組み付けに要していた多大な工数が削減でき
る。また、摺動の起こるシャフトとプレート本体はそれ
ぞれの樹脂部分が当接することになるので滑りが良く、
その結果摺動音の発生を防ぐことができる。
【0007】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1乃至図3を
用いて説明する。図1は本考案に係る実施例を示す自動
変速機のシフトレバー装置の縦断面図で、図2は図1に
おけるシャフトを支点部に組み付けた状態の平面図で、
図3は図2におけるA−A断面でシャフトの形状を説明
する図である。
【0008】シフトレバー5は車両本体に対し、回動可
能に設けられることにより車両の自動変速機の変速を行
うものである。支点部4は金属から成り、前記シフトレ
バー5の下端部に溶接されることで一体に組み付けられ
る。支点部4は円筒状の形状を有しており、図1におい
て左側上方の内壁部に後述するシャフト2の位置決め用
の突起8が係合する切り欠き9が設けられている(図2
参照)。切り欠き9と対向する側の支点部4の中央部分
には後述するシャフト2の係合突起10が係合する係合
孔11が設けられている。シャフト2は、樹脂から成り
前記支点部4の筒穴に挿入され、後述するプレート本体
1の丸穴12a、12bに回動可能に組み付けられ、前
記支点部4と一体になったシフトレバー5の回動軸とな
るものである。
【0009】シャフト2は中空の略円筒形状に形成さ
れ、図において左側の端部が大径とされている。シャフ
ト2の大径となった端部近傍には、前記支点部4の切り
欠き9に係合するための位置決め用突起8が設けられて
おり、これは、支点部4の筒穴にシャフト2を挿入する
際の方向を決めるためのものである。
【0010】シャフト2の位置決め用突起8と反対側の
中央部分には係合突起10が設けられている。係合突起
10の設けられるシャフト2の中央部分は図3に示すよ
うに中心部分がくりぬかれており、これによって係合突
起10はシャフト2の軸の径方向(図1において上下方
向)に撓むことができるようになっている。更に係合突
起10には、シャフト2を支点部4に挿入するときに、
係合突起10がシャフト2の中心方向へ撓むようテーパ
面が設けられており、支点部4にシャフト2を差し込ん
だ後いったん係合突起10が係合孔11に係合すると、
シャフト2を支点部4から抜こうとしてもシャフト2が
抜けないように前記テーパ面とは反対の壁がシャフト2
に対して垂直になるように設けられている。
【0011】また、シャフト2の中心は、その長手方向
全域に亘ってくりぬかれ、前記したように中空となって
いる。これは、シャフト2を支点部4に圧入する際、そ
の圧力によるシャフト2の変形を吸収しまた、その反発
力によってシャフト2を支点部4に密着させ、隙が生じ
ることによるガタツキを防ぐためのものである。
【0012】プレート本体1は樹脂から成り、シフトレ
バー5のディテントピンと係合することで、シフトレバ
ー5の不測の回動を阻止するディテント溝が設けられる
もので、またシフトレバー5を回動可能に支承し、プレ
ート本体1を車両本体に固定することでシフトレバー5
を車両本体に対し回動可能に支承するためのものでもあ
る。プレート本体1は、シフトレバー5の両側に配設さ
れる。それらはお互いに平行でかつ、プレート本体1に
対して組み付けられるシャフト2の軸方向に直交するよ
うに配設されている。図中左側のプレート本体1にはシ
ャフト2の大径部の外径と略同一の径の丸穴12aが設
けられ、図中右側のプレート本体1には、シャフト2の
小径部の外径と略同一の径の丸穴12bが設けられてい
る。またそれぞれの丸穴12a、12bは同一軸上に位
置している。
【0013】この実施例は上述したように構成される。
したがって図1に示すように支点部4の筒穴とプレート
本体1の丸穴12a、12bを同軸に合わせて連通穴を
形成し、その連通穴にシャフト2をその位置決め用の突
起8が支点部4の切り欠き9に係合するように軽く圧入
するだけで、シャフト2の係合突起10が支点部4の係
合孔11へ自動的に係合され支点部4がシャフト2に対
し回動不能に組み付けられる。そして、シフトレバー5
の回動による摺動は、シャフト2とプレート本体1の樹
脂同志の間で行われることになるので、従来のように金
属的な摺動音が発生しない、また、そのことによりブッ
シュを必要としないので、組み付け工数が大幅に低減さ
れる。
【0014】また、本実施例においてはシャフト2の抜
け落ちをシャフト2と支点部4の係合と、シャフト2の
大径部とで行っているので、従来のようにプレートやネ
ジを必要としないので、軽量化、組み付け工数の低減が
できる。
【0015】なお、上述実施例においては、シャフト2
に係合突起10を、そして、支点部4に係合孔11を設
け、それぞれを係合させることにより、支点部4をシャ
フト2に対し回動不能となるように構成したが、これに
限らず、図4に示すように支点部4に係合突起13をそ
してシャフト2に係合孔14を設けそれぞれを係合させ
支点部4をシャフト2に対し回動不能となるように構成
してもよい。
【0016】また、上述実施例においては、支点部4の
筒穴にシャフト2を圧入し、かつ、シャフト2に係合突
起10を、そして、支点部4に係合孔11を設け、それ
ぞれを係合させることにより、支点部4をシャフト2に
対し回動不能となるように構成したが、これに限らず、
図5に示すように単に支点部4の筒穴にシャフト2を圧
入するだけで、支点部4をシャフト2に対し回動不能と
なるように構成してもよい。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
シフトレバーと一体になった支点部を係合手段によりシ
ャフトに対し回動不能となるように組み付け、そのシャ
フトをプレート本体に対し回動可能となるように組み付
け、プレート本体に対しシフトレバーが回動するように
構成したので、支点部の回動による金属的な摺動音を防
ぐことができ、また、支点部の摺動音を防ぐためのブッ
シュも必要なくなることから組み付け工数が大幅に低減
される。また、摺動音の起こるシャフトとプレート本体
はそれぞれの樹脂部分が当接することになるので滑りが
良く摺動音が発生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る自動変速機のシフトレ
バー装置の断面図である。
【図2】図1の装置のうちシャフトと支点部の一部平面
図である。
【図3】図2におけるA−A断面図でシャフトの形状を
説明する図である。
【図4】本考案の他の実施例に係る自動変速機のシフト
レバー装置の断面図である。
【図5】本考案の他の実施例に係る自動変速機のシフト
レバー装置の断面図である。
【図6】従来の自動変速機のシフトレバー装置の断面図
である。
【符号の説明】
1 プレート本体 2 シャフト 4 支点部 5 シフトレバー 10,13 係合突起 11,14 係合孔 12a.12b 丸穴

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトレバーの下端にシフトレバーの軸
    方向に直交する方向にのびる筒状の支点部を一体に組み
    付け、車両に固定されるプレート本体に設けた穴部に該
    支点部の筒穴を同軸に合わせ連通穴を形成し、該連通穴
    にシャフトを挿入して、シフトレバーをプレート本体に
    回動可能に組み付ける自動変速機のシフトレバーの組み
    付け構造であって、 少なくともプレート本体と当接する部分が樹脂から成る
    シャフトに係合手段により支点部を回動不能に組み付
    け、 また、該シャフトをプレート本体に対しては回動可能に
    組み付けたことを特徴とする自動変速機のシフトレバー
    装置。
  2. 【請求項2】 前記係合手段は、少なくともプレート本
    体と当接する部分が樹脂から成るシャフトに係合突起を
    設け、その突起を支点部に設けた係合孔に係合させるこ
    とで支点部をシャフトに回動不能に組み付ける構成とし
    たことを特徴とする請求項1記載の自動変速機のシフト
    レバー装置。
  3. 【請求項3】 前記係合手段は、少なくともプレート本
    体と当接する部分が樹脂から成るシャフトに係合孔を設
    け、その係合孔に支点部に設けた係合突起を係合させる
    ことで支点部をシャフトに回動不能に組み付ける構成と
    したことを特徴とする請求項1記載の自動変速機のシフ
    トレバー装置。
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JP5352535B2 (ja) * 2010-05-31 2013-11-27 株式会社東海理化電機製作所 シフトレバーの支持構造

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