JPH06159356A - 軸受け構造 - Google Patents

軸受け構造

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JPH06159356A
JPH06159356A JP33110392A JP33110392A JPH06159356A JP H06159356 A JPH06159356 A JP H06159356A JP 33110392 A JP33110392 A JP 33110392A JP 33110392 A JP33110392 A JP 33110392A JP H06159356 A JPH06159356 A JP H06159356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bush
shaft
bearing body
bearing
lever
Prior art date
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Pending
Application number
JP33110392A
Other languages
English (en)
Inventor
Yushi Hata
祐志 畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP33110392A priority Critical patent/JPH06159356A/ja
Publication of JPH06159356A publication Critical patent/JPH06159356A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摺動抵抗を増大させることなく、軸及び軸受
け体とブッシュとの間の隙間を詰めて異音の発生を低減
し、かつ軸と軸受け体との間に大荷重がかかったときに
は充分な支持剛性を確保する。 【構成】 軸36と筒形状の軸受け体54とがブッシュ
90を介して相対的な回転可能に支持された軸受け構造
において、前記ブッシュ90はその径を縮小あるいは拡
大可能とするための切断部98と、周方向に連続する溝
92,93とを有し、この溝に弾性リング94,95が
嵌め込まれ、ブッシュ90は前記軸36及び軸受け体5
4の一方に対しては直接に、かつ他方に対しては前記弾
性リング94,95を介して支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸と軸受け体とがブッ
シュを介して相対的に回転できるように支持された軸受
け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開昭54−97673号
公報に開示されている軸受け構造は、軸と軸受け体との
間に鍔付きブッシュとゴム部材とを介在させている。こ
のブッシュはその軸方向に連続して切断されたスリット
を有し、その外周面と前記軸受け体の内周面との間に前
記ゴム部材が弾性力を保有した状態で設けられている。
このゴム部材の弾力により前記ブッシュは軸の外周面に
押付けられ、これによってブッシュと軸との間の隙間が
詰められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記ブッシュの
外周面はその全周にわたり前記ゴム部材で支持されてい
るため、軸と軸受け体との間に大荷重が作用したときの
相互間の支持剛性が不足する。本発明の技術的課題は、
軸及び軸受け体とブッシュとの間の摺動抵抗を増大させ
ることなく、これらの間の隙間を詰めてがたつきを防止
するとともに、大きな荷重がかかったときには軸及び軸
受け体とブッシュとを直接接触させて充分な支持剛性を
確保することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の軸受け構造はつぎのように構成されてい
る。すなわち軸と筒形状の軸受け体とがブッシュを介し
て相対的な回転可能に支持された軸受け構造において、
前記ブッシュはその径を縮小あるいは拡大可能とするた
めの切断部と、周方向に連続する溝とを有し、この溝に
弾性リングが嵌め込まれ、ブッシュは前記軸及び軸受け
体の一方に対しては直接に、かつ他方に対しては前記弾
性リングを介して支持されている。
【0005】
【作用】この構成によれば、前記弾性リングの弾性力に
より前記軸及び軸受け体とブッシュとの間の隙間が常に
詰められており、これらの間のがたつきを原因とする異
音が低減される。また、前記ブッシュは軸及び軸受け体
の一方に対しては直接接触しているため、軸と軸受け体
との相対的な回転時の摺動抵抗の増加が避けられる。し
かも軸と軸受け体との間に大荷重が作用したときには、
前記弾性リングが圧縮されて軸及び軸受け体のいずれか
とブッシュとが接触し、このときの支持剛性が確保され
る。
【0006】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。図3に歯車変速機のシフト装置が平面図で表さ
れ、図4に同じくシフト装置が正面図で表されている。
これらの図面に示されているベースプレート10は、そ
の平面上の四箇所において図4の車体フロア18に対し
それぞれブッシュ14及びカラー15を介在させてボル
ト16により取付けられている。このベースプレート1
0には、矩形の枠形状をしたシフトレバーリテーナ20
が組付けられている。つまりこのリテーナ20はその四
隅において、図4で明らかなように前記ベースプレート
10に対しそれぞれブッシュ22及びカラー23を介在
させてボルト24により取付けられている。
【0007】図5に図4のA−A矢視方向から見た断面
図が示されている。この図面からも明らかなようにシフ
ティングレバー30は、その上端部にスリーブ部32が
一体に形成されており、このスリーブ部32は前記シフ
トレバーリテーナ20の両側枠部に対しブッシュ40及
びカラー41を介在させてシフト軸38により回動自在
支持されている。このシフティングレバー30の下端部
に形成されているピン34には、図4及び図5で示すよ
うにシフティングケーブル70におけるインナケーブル
72の端部73が結合されている。
【0008】図6に図4のB−B矢視方向から見た断面
図が示されている。この図面からも明らかなように、前
記ベースプレート10と一体的に設けられた一対のブラ
ケット12には、セレクティングレバー60の中間部に
形成されているスリーブ部61がブッシュ65及びカラ
ー66を介在させてボルト67により回動自在に支持さ
れている。このセレクティングレバー60は図4で示す
ようにL形状をしており、前記スリーブ部61から下方
に延びた部分の端部に形成されているピン64には、図
4及び図5で示すようにセレクティングケーブル80に
おけるインナケーブル82の端部83が結合されてい
る。また前記スリーブ部61から横方向(車両の後方)
に延びた部分の端部はコ字状に切り欠かれた係合部62
となっている。なお前記セレクティングレバー60のス
リーブ部61の外周には、このセレクティングレバー6
0を例えば図3及び図4に示されている位置(セレクト
リターン位置)に保持するように作用するセレクトリタ
ーンスプリング68が設けられている。
【0009】図7に前記シフティングレバー30の支持
構造が平断面図で示されている。この図面で明らかなよ
うにシフティングレバー30には、そのスリーブ部32
から一体に延びるセレクト軸36が前記シフト軸38の
軸線と直交して形成されている。一方、変速機のシフト
レバー50は図3〜図5で示すように、下部において車
両の前後両方向に分かれた一対の支持部53と、側方へ
延びる一本のアーム51とを備えている。これらの両支
持部53の端部に形成されている筒形状の軸受け体54
は、前記セレクト軸36に対しブッシュ90を介して回
動自在に支持されている。そしてこれらの軸受け体54
はセレクト軸36の両端部に締付けられたそれぞれのボ
ルト97によりワッシャ96及びブッシュ90の鍔部9
1を介して軸線方向の位置決めがなされている。なお前
記アーム51の先端には、図5で示すように小球部52
が形成されていて、この小球部52は図4及び図5で示
すように前記セレクティングレバー60の係合部62に
対しブッシュ63を介して結合されている。
【0010】さて図1(a)に前記セレクト軸36に対
する一方の軸受け体54の軸受け構造が拡大断面図で示
され、図1(b)にそのC−C矢視の断面図が示され、
また図2に前記ブッシュ90が外観斜視図で示されてい
る。これらの図面で明らかなように、ブッシュ90はそ
の外周面及び鍔部91の内端面に対しそれぞれ周方向に
連続して形成された溝92,93を備えている。またブ
ッシュ90はその軸線に沿った切断部98により二つに
分割されている。このブッシュ90は樹脂製であって前
記の各溝92,93にはゴムなどの弾性リング94,9
5が組付けられている。すなわちこれらの弾性リング9
4,95はブッシュ90と前記軸受け体54の間に圧縮
状態で介在させられており、その保有弾力により前記ブ
ッシュ90の内周面90aはセレクト軸36の外周面
に、かつその鍔部91の端面91aは前記ワッシャ96
に対してそれぞれ隙間なく押付けられている。なお前記
ブッシュ90はその径の縮小あるいは拡大可能であれば
必ずしも二分割でなくてもよく、したがってその切断部
98をスリットに代えることも可能である。
【0011】前記の構成においてシフトレバー50が図
5の矢印方向にセレクト操作されると、このシフトレバ
ー50は前記セレクト軸36の軸心回りに回動する。し
たがってこのときの前記アーム51の動きがその小球部
52からブッシュ63を介して前記セレクティングレバ
ー60に伝達され、このレバー60がセレクトリターン
スプリング68の弾性に抗してボルト67の軸心回りに
回動する。このセレクティングレバー60の回動によ
り、これに連動して押し引き操作される前記セレクティ
ングケーブル80のインナケーブル82を通じて変速機
側にセレクト操作が伝えられる。これに対し前記シフト
レバー50が図4の矢印方向にシフト操作されると、こ
の操作力がシフトレバー50における両支持部53の軸
受け体54からブッシュ90を介して前記シフティング
レバー30のセレクト軸36に作用する。この結果、シ
フティングレバー30がシフトレバー50と共に前記シ
フト軸38の軸心回りに回動し、これに連動して押し引
き操作される前記シフティングケーブル70のインナケ
ーブル72を通じて変速機側にシフト操作が伝えられ
る。
【0012】さてすでに説明したように前記セレクト軸
36と前記軸受け体54の間に介在させているブッシュ
90の内周面90aと鍔部91の端面91aとは、セレ
クト軸36及びワッシャ96に対してそれぞれ隙間なく
押付けられているので、セレクト軸36及びワッシャ9
6とブッシュ90との間でのがたつきが抑えられること
となる。またブッシュ90の内周面90a及び鍔部91
の端面91aとセレクト軸36及びワッシャ96との間
の摩擦係数は、前記弾性リング94,95と軸受け体5
4との間の摩擦係数より小さく、前記のセレクト操作時
における軸受け体54の回動はこれらの摩擦係数の小さ
い接触面での滑りによって行われ、その摺動抵抗が低く
保たれる。しかも前述したシフト操作時などにおい前記
軸受け体54に大きな荷重が作用した場合には、前記弾
性リング94,95の一方あるいは双方が弾性変形し、
軸受け体54が前記ブッシュ90に直接接触する。これ
により大荷重に対しても充分な剛性が得られる。なお前
記がたつきの抑制と前記摺動抵抗との関係は、弾性リン
グ94,95の線径や前記溝92,93の深さ、あるい
は弾性リング94,95の圧縮量などの選択により最良
点を求めればよい。
【0013】
【発明の効果】このように本発明は、軸受け構造の摺動
抵抗を増大させることなく、軸及び軸受け体とブッシュ
との間の隙間を詰めて異音の発生を低減でき、しかも軸
と軸受け体との間に大荷重がかかったときには充分な支
持剛性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】軸受け構造を表した拡大断面図である。
【図2】ブッシュの外観斜視図である。
【図3】歯車変速機のシフト装置を表した平面図であ
る。
【図4】同じくシフト装置の正面図である。
【図5】図4のA−A矢視方向から見た断面図である。
【図6】図4のB−B矢視方向から見た断面図である。
【図7】シフティングレバーの支持構造を表した平断面
図である。
【符号の説明】
36 セレクト軸 54 軸受け体 60 セレクティングレバー 90 ブッシュ 92,93 溝 94,95 弾性リング 98 切断部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸と筒形状の軸受け体とがブッシュを介
    して相対的な回転可能に支持された軸受け構造におい
    て、 前記ブッシュはその径を縮小あるいは拡大可能とするた
    めの切断部と、周方向に連続する溝とを有し、この溝に
    弾性リングが嵌め込まれ、ブッシュは前記軸及び軸受け
    体の一方に対しては直接に、かつ他方に対しては前記弾
    性リングを介して支持されていることを特徴とした軸受
    け構造。
JP33110392A 1992-11-16 1992-11-16 軸受け構造 Pending JPH06159356A (ja)

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JP33110392A JPH06159356A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 軸受け構造

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JP33110392A JPH06159356A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 軸受け構造

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11230182A (ja) * 1998-02-10 1999-08-27 Shibaura Mechatronics Corp 軸受保持機構
EP1724497A3 (de) * 2005-05-20 2007-04-18 Dura Automotive Systems Einbeck GmbH Schaltvorrichtung
US20090110338A1 (en) * 2005-04-11 2009-04-30 Igus Gmbh Slide bearing, slide bearing system and assembly of a slide bearing system
US8453529B2 (en) 2007-05-16 2013-06-04 Ims Gear Gmbh Gearing for an adjustment device with compensation for play
CN107676473A (zh) * 2017-10-10 2018-02-09 宁波高发汽车控制系统股份有限公司 一种汽车换挡器总成

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