JP2002130244A - 遠隔操作ケーブル用マウント - Google Patents

遠隔操作ケーブル用マウント

Info

Publication number
JP2002130244A
JP2002130244A JP2000323604A JP2000323604A JP2002130244A JP 2002130244 A JP2002130244 A JP 2002130244A JP 2000323604 A JP2000323604 A JP 2000323604A JP 2000323604 A JP2000323604 A JP 2000323604A JP 2002130244 A JP2002130244 A JP 2002130244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
casing cap
mount
socket
remote control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000323604A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4618395B2 (ja
Inventor
Junichiro Yanagi
順一郎 柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Vibracoustic Co Ltd
Original Assignee
Nok Vibracoustic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Vibracoustic Co Ltd filed Critical Nok Vibracoustic Co Ltd
Priority to JP2000323604A priority Critical patent/JP4618395B2/ja
Publication of JP2002130244A publication Critical patent/JP2002130244A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4618395B2 publication Critical patent/JP4618395B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C1/00Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
    • F16C1/10Means for transmitting linear movement in a flexible sheathing, e.g. "Bowden-mechanisms"
    • F16C1/108Reducing or controlling of vibrations, e.g. by resilient damping of noise
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C1/00Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
    • F16C1/26Construction of guiding-sheathings or guiding-tubes
    • F16C1/262End fittings; Attachment thereof to the sheathing or tube
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2361/00Apparatus or articles in engineering in general
    • F16C2361/65Gear shifting, change speed gear, gear box

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Flexible Shafts (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーシングキャップ11とソケット12の過
大な軸方向相対変位による操作フィーリングの悪化を来
すことなく、径方向振動による遠隔操作ケーブル2のア
ウターチューブ21とインナーケーブル22の打音を低
減する。 【解決手段】 シフトケーブル2のアウターチューブ2
1の端部21aに取り付けられるケーシングキャップ1
1と、その外周に配置されると共にケーブルブラケット
3に固定されるソケット12との間に、ゴム状弾性体か
らなるマウント本体13が介在される。マウント本体1
3は、ケーシングキャップ11の外周に形成された突起
部11dと、ソケット12に突起部11dの軸方向両側
に位置して形成された対向壁121d,122aとの間
で、軸方向に対して圧縮、径方向に対して剪断となる環
状脚部131,132を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばケーブル式
変速操作装置におけるチェンジレバーの作用端とトラン
スミッションの操作部との間を連結するシフトケーブル
及びセレクトケーブル等、アウターチューブとインナー
ケーブルからなる二重構造の遠隔操作ケーブルにおい
て、このケーブルへの径方向振動の伝達やそれによる打
音を低減するための防振技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のトランスミッションには、その
シフトチェンジ動作を、ケーブル式の変速操作装置を介
して遠隔操作するものがある。図4は、このようなケー
ブル式変速操作装置を概略的に示すもので、参照符号1
00は車室に設けられたチェンジレバーであり、ジョイ
ント部100aにおいて、図示の断面と平行な方向(シ
フト方向)及び図示の断面と直交する方向(セレクト方
向)へ揺動可能な状態に支持されている。チェンジレバ
ー100のシフト方向の動作は、シフトケーブル101
を介してトランスミッション110の操作部111を動
作させるように作用し、セレクト方向の動作はセレクト
ケーブル102を介してトランスミッション110の操
作部112を動作させるように作用し、これによってト
ランスミッション110が遠隔操作されるようになって
いる。
【0003】シフトケーブル101及びセレクトケーブ
ル102は、図5に示されるように、共にインナーケー
ブル101a,102aとその外周を包囲するアウター
チューブ101b,102bからなる。アウターチュー
ブ101b,102bは、トランスミッション110側
の端部が共にケーシングキャップ103に挿入され、こ
のケーシングキャップ103はゴムブッシュ104を介
してソケット105に支持され、更にソケット105は
ケーブルブラケット106を介してトランスミッション
110に固定されている。また、アウターチューブ10
1b,102bの端部から突出したインナーケーブル1
01a,102aの端部は、トランスミッション110
の操作部111又は112に取付端107aを介して取
り付けられたケーブルエンドロッド107に連結されて
いる。なお、参照符号108は、ゴム状弾性体で成形さ
れ異物の侵入を防止する蛇腹状のブーツである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】シフトケーブル101
及びセレクトケーブル102は、プッシュプル構造によ
ってトランスミッション110の操作部111,112
を動作させるものであり、インナーケーブル101a,
102aとアウターチューブ101b,102bとの間
には、操作性を良くするためにクリアランスが設けられ
ている。したがって、トランスミッション110からシ
フトケーブル101及びセレクトケーブル102に径方
向振動が伝達されると、これらのケーブル101,10
2におけるインナーケーブル101a,102aとアウ
ターチューブ101b,102bが接触して、不快な打
音が発生する問題がある。そして、従来の技術によれ
ば、ゴムブッシュ104は、トランスミッション110
からシフトケーブル101及びセレクトケーブル102
への径方向振動をある程度吸収することによって、この
ような打音を低減するために設けられる。
【0005】しかしながら、チェンジレバー100の操
作によって、シフトケーブル101及びセレクトケーブ
ル102のインナーケーブル101a,102aが、ア
ウターチューブ101b,102b及びケーシングキャ
ップ103内を軸方向に移動するときに、ケーシングキ
ャップ103とソケット105が軸方向に大きく相対変
位して操作フィーリングが悪化するのを防止する観点か
ら、ゴムブッシュ104は、その剛性をある程度大きく
設定する必要がある。しかも、ケーシングキャップ10
3とソケット105の間の、ゴムブッシュ104の介装
スペースは比較的狭いものである。したがって、このゴ
ムブッシュ104の径方向ばね定数が高く、トランスミ
ッション110からシフトケーブル101及びセレクト
ケーブル102に伝達される径方向振動を十分に低減す
ることが困難であった。
【0006】本発明は、上記のような問題に鑑みてなさ
れたもので、その主な技術的課題とするところは、ケー
シングキャップとソケットの過大な軸方向相対変位によ
る操作フィーリングの悪化を来すことなく、トランスミ
ッション等の機器から伝達される径方向振動による遠隔
操作ケーブルのアウターチューブとインナーケーブルの
打音を有効に低減可能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
請求項1の本発明に係る遠隔操作ケーブル用マウント
は、アウターチューブにインナーケーブルを軸方向移動
自在に挿通した遠隔操作ケーブルの、前記アウターチュ
ーブの端部に取り付けられるケーシングキャップと、前
記ケーシングキャップの外周に配置されると共に支持部
材に固定されるソケットと、前記ケーシングキャップと
前記ソケットとの間に介在され径方向に対して剪断、軸
方向に対して圧縮となるゴム状弾性体からなるマウント
本体とを備える。すなわち、マウント本体は、径方向に
対しては低ばね定数となって振動伝達率を低減し、軸方
向に対しては剛性が高くなって、ケーシングキャップと
ソケットの過大な軸方向相対変位を防止する機能を有す
る。
【0008】また、請求項2の本発明に係る遠隔操作ケ
ーブル用マウントは、上記請求項1による構成におい
て、マウント本体が径方向に対して剪断、軸方向に対し
て圧縮となるように、ケーシングキャップの外周に円周
方向に連続又は断続した突起部を有し、ソケットに前記
突起部の軸方向両側に位置する対向壁を有し、マウント
本体が前記突起部と前記対向壁との間で軸方向に圧縮さ
れると共に径方向にクリアランスを有する一対の環状脚
部を有する構造としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る遠隔操作ケ
ーブル用マウント1の好ましい実施の形態を、軸心を通
る平面で切断した取付状態の断面図、図2は、このマウ
ント1におけるケーシングキャップ11とマウント本体
13を、軸心を通る平面で切断した断面図である。
【0010】まず図1において、参照符号1は本発明に
係るマウント、2は例えば自動車においてチェンジレバ
ーによりトランスミッション(図示省略)の操作部を遠
隔制御するための遠隔操ケーブルとしてのシフトケーブ
ル、3は前記トランスミッションに設けられた支持部材
としてのケーブルブラケット、4はケーシングキャップ
11に嵌着されたスリーブである。
【0011】マウント1は、金属材料からなるケーシン
グキャップ11と、このケーシングキャップ11の外周
に配置された金属材料からなるソケット12と、これら
ケーシングキャップ11とソケット12との間に介在さ
れたゴム状弾性体からなるマウント本体13とを備え
る。
【0012】マウント1におけるケーシングキャップ1
1は、軸方向一端に形成された円筒状のスリーブ嵌着部
11aと、軸方向他端に形成された円筒状のアウターチ
ューブ挿入部11bと、両部11a,11b間を連通す
るインナーケーブル挿入部11cと、このインナーケー
ブル挿入部11cの外周位置に円周方向に連続又は断続
して形成された突起部11dとを有する。
【0013】マウント1におけるソケット12は、ソケ
ット本体121及び固定リング122からなる。このう
ち、ソケット本体121は、ケーブルブラケット3に開
設された取付孔3aに環状溝121bにおいて嵌着され
ると共に、内径がケーシングキャップ11のスリーブ嵌
着部11aよりも大径の固定部121aと、この固定部
121aからケーシングキャップ11におけるインナー
ケーブル挿入部11cの外周側を包囲するように延びる
マウント本体保持部121cと、前記固定部121aと
マウント本体保持部121cの間に形成されケーシング
キャップ11の突起部11dに対する対向壁としての段
差部121dを有する。一方、固定リング122は、こ
のマウント本体保持部121cの開口端部121eの内
周段差部にカシメ固定されており、ケーシングキャップ
11の突起部11dに対する対向壁としての鍔部122
aと、その内周から外側へ屈曲した筒状部122bから
なる。
【0014】マウント1におけるマウント本体13は、
図2に示されるように、ケーシングキャップ11の外周
にゴム状弾性体で一体的に加硫成形されたものであっ
て、ケーシングキャップ11の突起部11dから軸方向
一側(スリーブ嵌着部11a側)へ向けて延びる第一の
環状脚部131と、軸方向他側(アウターチューブ挿入
部11b側)へ向けて延びる第二の環状脚部132と、
この第二の環状脚部132の内周から円筒状に延びて、
外周面がソケット12における固定リング122の筒状
部122bの内周面に端部外周が接触された内周筒部1
33とを有する。また、ケーシングキャップ11におけ
るアウターチューブ挿入部11bの外周面には、マウン
ト本体13の内周筒部133から延在されたゴム膜部1
34が被着されている。
【0015】第一及び第二の環状脚部131,132
は、ケーシングキャップ11の突起部11d側の基部が
小径、互いに反対側を向いた先端側が大径となる緩いテ
ーパ状に形成されている。すなわち、両環状脚部13
1,132の内周側は、それぞれ円周方向に連続した側
面溝部13a,13bとなっており、また、両環状脚部
131,132の外周面間は、円周方向に連続した外周
凹部13cとなっている。
【0016】この実施の形態によるマウント1は、その
組立においては、まず、ゴム状弾性体からなるマウント
本体13をケーシングキャップ11の外周に一体に加硫
成形(加硫接着)した成形体を、ケーシングキャップ1
1のスリーブ嵌着部11aを先頭にして、ソケット本体
121の内周に、そのマウント本体保持部121cの開
口端部121e側から挿入する。なお、この時点では、
前記開口端部121eは、円筒状に延びる形状となって
いる。次に、ケーシングキャップ11のアウターチュー
ブ挿入部11bの外周から、前記マウント本体保持部1
21cの開口端部121eの内周段差部に、固定リング
122を、その筒状部122bが外側を向くように挿入
・嵌着し、前記開口端部121eを内周側へカシメる。
【0017】そして、この組立過程で、マウント本体1
3の第一の環状脚部131は、先端がソケット本体12
1における段差部121dに圧接されると共に、その外
周がソケット本体121におけるマウント本体保持部1
21cの基部内周面に密接される一方、第二の環状脚部
132は、先端が固定リング122の鍔部122aに圧
接されると共に、その外周がソケット本体121におけ
るマウント本体保持部121cの端部内周面に密接され
る。
【0018】また、この状態では、マウント本体13に
おける第一の環状脚部131と、ケーシングキャップ1
1におけるスリーブ嵌着部11aの外周面との間には、
側面溝部13aによるクリアランスAが存在し、マウン
ト本体13における第二の環状脚部132と内周筒部1
33との間には、側面溝部13bによるクリアランスB
が存在し、両環状脚部131,132とソケット本体1
21におけるマウント本体保持部121cとの間には、
外周凹部13cによるクリアランスCが存在する。
【0019】シフトケーブル2は、アウターチューブ2
1にインナーケーブル22を軸方向移動自在に挿通した
二重構造を有する。このうちアウターチューブ21は、
トランスミッション側の端部21aが、マウント1にお
けるケーシングキャップ11のアウターチューブ挿入部
11bの内周に嵌着固定される。また、アウターチュー
ブ21の端部21aから突出したインナーケーブル22
の端部は、ケーシングキャップ11におけるインナーケ
ーブル挿入部11cの内周から、スリーブ嵌着部11a
に嵌着されたスリーブ4の内周を通って、トランスミッ
ションの操作部側へ結合されている。
【0020】すなわち、このシフトケーブル2は、チェ
ンジレバーのシフト方向の操作によって、アウターチュ
ーブ21の内周をインナーケーブル22が軸方向に変位
し、トランスミッションの操作部を動作させるものであ
る。
【0021】以上の構成によれば、チェンジレバーのシ
フト操作時に、ケーブルブラケット3に固定されたソケ
ット12と、シフトケーブル2のアウターチューブ21
に結合されたケーシングキャップ11との間に作用する
軸方向荷重を、このソケット12におけるソケット本体
121の段差部121d又は固定リング122の鍔部1
22aと、ケーシングキャップ11の突起部11dとの
間で、マウント本体13の環状脚部131又は132が
圧縮方向に受ける。このため、軸方向に対してはマウン
ト本体13のばね定数が高くなり、ソケット12とケー
シングキャップ11の軸方向相対変位が抑えられ、シフ
ト操作における操作フィーリングを良好に保持すること
ができる。
【0022】また、エンジンの振動等に起因して、トラ
ンスミッションからケーブルブラケット3にシフトケー
ブル2の軸心と直交する方向(径方向)の振動が入力さ
れた場合、このケーブルブラケット3に固定されたソケ
ット本体121の段差部121d及び固定リング122
の鍔部122aと、シフトケーブル2のアウターチュー
ブ21に結合されたケーシングキャップ11の突起部1
1dとの間で、マウント本体13の環状脚部131,1
32は、その径方向両側のクリアランスA〜Cの存在に
よって、剪断変形を受けることになる。このため、径方
向に対してはマウント本体13のばね定数が低くなり、
ソケット12からケーシングキャップ11への径方向振
動の伝達が有効に吸収される。
【0023】なお、ソケット12における固定リング1
22の筒状部122bと接触することによって、ソケッ
ト12に対するケーシングキャップ11の同心性を保持
しているマウント本体13の内周筒部133の端部は、
径方向の振動入力によって圧縮変形を受けるが、この内
周筒部133は、端部外周面のみが固定リング122の
筒状部122bと接触しているため、径方向圧縮を受け
た時に軸方向への逃げ変形が容易に行われ、径方向ばね
定数が高くならないように配慮されている。
【0024】図3は、先に説明した図5のような従来の
マウントと、本発明のマウントの振動伝達率を示すもの
である。すなわち本発明によれば、径方向ばね定数を低
くしたことによって、振動伝達率の極大部が従来よりも
低周波数側へ遷移するので、実使用領域での振動伝達率
が低くなることがわかる。したがって、トランスミッシ
ョンからの径方向振動の入力によるシフトケーブル2の
アウターチューブ21とインナーケーブル22の打音
を、有効に抑制することができる。
【0025】なお、上述の実施の形態においては、シフ
トケーブル2の端部を保持するマウント1について本発
明を適用したものであるが、本発明の遠隔操作ケーブル
用マウントは、セレクトケーブルや、アウターチューブ
とインナーケーブルによる二重構造を有する他の遠隔操
作ケーブルを保持するマウントについても、同様に実施
することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る遠隔
操作ケーブル用マウントによれば、ケーシングキャップ
と前記ソケットとの間に介在されたゴム状弾性体からな
るマウント本体が、径方向に対して剪断、軸方向に対し
て圧縮となるため、シフト操作におけるソケットとケー
シングキャップの軸方向相対変位を抑えて、操作フィー
リングを良好に保持すると共に、径方向振動を吸収して
遠隔操作ケーブルのアウターチューブとインナーケーブ
ルとの打音を有効に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遠隔操作ケーブル用マウントの好
ましい実施の形態を、軸心を通る平面で切断した取付状
態の断面図である。
【図2】上記実施の形態におけるケーシングキャップと
マウント本体を、軸心を通る平面で切断した断面図であ
る。
【図3】従来のマウントと、本発明のマウントの振動伝
達率を示す特性線図である。
【図4】トランスミッションをチェンジレバーで遠隔操
作するためのケーブル式変速操作装置を示す概略的構成
説明図である。
【図5】従来の技術による遠隔操作ケーブル用マウント
を、軸心を通る平面で切断した取付状態の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 マウント 11 ケーシングキャップ 11d 突起部 12 ソケット 121 ソケット本体 121c マウント本体保持部 121d 段差部(対向壁) 122 固定リング 122a 鍔部(対向壁) 13 マウント本体 131 第一の環状脚部 132 第二の環状脚部 2 シフトケーブル(遠隔操作ケーブル) 21 アウターチューブ 22 インナーケーブル 3 ケーブルブラケット(支持部材) A,B,C クリアランス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウターチューブ(21)にインナーケ
    ーブル(22)を軸方向移動自在に挿通した遠隔操作ケ
    ーブル(2)の前記アウターチューブ(21)の端部
    (21a)に取り付けられるケーシングキャップ(1
    1)と、 前記ケーシングキャップ(11)の外周に配置されると
    共に支持部材(3)に固定されるソケット(12)と、 前記ケーシングキャップ(11)と前記ソケット(1
    2)との間に介在され径方向に対して剪断、軸方向に対
    して圧縮となるゴム状弾性体からなるマウント本体(1
    3)と、を備えることを特徴とする遠隔操作ケーブル用
    マウント。
  2. 【請求項2】 ケーシングキャップ(11)の外周に円
    周方向に連続又は断続した突起部(11d)を有し、 ソケット(12)に前記突起部(11d)の軸方向両側
    に位置する対向壁(121d,122a)を有し、 マウント本体(13)が前記突起部(11d)と前記対
    向壁(121d,122a)との間で軸方向に圧縮され
    ると共に径方向にクリアランス(A〜C)を有する一対
    の環状脚部(131,132)を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の遠隔操作ケーブル用マウント。
JP2000323604A 2000-10-24 2000-10-24 遠隔操作ケーブル用マウント Expired - Fee Related JP4618395B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000323604A JP4618395B2 (ja) 2000-10-24 2000-10-24 遠隔操作ケーブル用マウント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000323604A JP4618395B2 (ja) 2000-10-24 2000-10-24 遠隔操作ケーブル用マウント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002130244A true JP2002130244A (ja) 2002-05-09
JP4618395B2 JP4618395B2 (ja) 2011-01-26

Family

ID=18801248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000323604A Expired - Fee Related JP4618395B2 (ja) 2000-10-24 2000-10-24 遠隔操作ケーブル用マウント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4618395B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005121571A1 (en) * 2004-06-14 2005-12-22 Scania Cv Ab (Publ) Vibration damper
JP2008019977A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Honda Motor Co Ltd コントロールケーブルの支持装置およびそれを用いた支持装置付きコントロールケーブル
WO2012169495A1 (ja) * 2011-06-08 2012-12-13 中央発條株式会社 コントロールケーブルの端末支持装置
JP2012255485A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Chuo Spring Co Ltd コントロールケーブルの端末支持装置
JP2013015215A (ja) * 2011-06-08 2013-01-24 Chuo Spring Co Ltd コントロールケーブルの端末支持装置
JP2016131484A (ja) * 2015-01-14 2016-07-21 ギョン・チャン・インダストリアル・カンパニー・リミテッド ケーブル固定装置
CN107636325A (zh) * 2015-07-16 2018-01-26 株式会社海莱客思 振动抑制机构、及具有振动抑制机构的末端支承机构

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013058400A1 (ja) 2011-10-21 2013-04-25 中央発條株式会社 コントロールケーブルの端末支持装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0320721U (ja) * 1989-07-10 1991-02-28
JPH0330654U (ja) * 1989-08-04 1991-03-26
JPH0330655U (ja) * 1989-08-04 1991-03-26
JPH0545221U (ja) * 1991-11-25 1993-06-18 中央発條株式会社 コントロールケーブルの防振支持装置
JPH07145810A (ja) * 1993-11-22 1995-06-06 Nippon Cable Syst Inc コントロールケーブルの端末装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0320721U (ja) * 1989-07-10 1991-02-28
JPH0330654U (ja) * 1989-08-04 1991-03-26
JPH0330655U (ja) * 1989-08-04 1991-03-26
JPH0545221U (ja) * 1991-11-25 1993-06-18 中央発條株式会社 コントロールケーブルの防振支持装置
JPH07145810A (ja) * 1993-11-22 1995-06-06 Nippon Cable Syst Inc コントロールケーブルの端末装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005121571A1 (en) * 2004-06-14 2005-12-22 Scania Cv Ab (Publ) Vibration damper
JP2008019977A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Honda Motor Co Ltd コントロールケーブルの支持装置およびそれを用いた支持装置付きコントロールケーブル
WO2012169495A1 (ja) * 2011-06-08 2012-12-13 中央発條株式会社 コントロールケーブルの端末支持装置
JP2012255485A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Chuo Spring Co Ltd コントロールケーブルの端末支持装置
JP2013015215A (ja) * 2011-06-08 2013-01-24 Chuo Spring Co Ltd コントロールケーブルの端末支持装置
JP2016131484A (ja) * 2015-01-14 2016-07-21 ギョン・チャン・インダストリアル・カンパニー・リミテッド ケーブル固定装置
CN107636325A (zh) * 2015-07-16 2018-01-26 株式会社海莱客思 振动抑制机构、及具有振动抑制机构的末端支承机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP4618395B2 (ja) 2011-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4603598A (en) Shift lever
KR100440004B1 (ko) 자동변속 차량용 트랜스미션 기어 시프트케이블
EP1787890A1 (en) Steering unit
JP2002130244A (ja) 遠隔操作ケーブル用マウント
US6883653B2 (en) Dynamic damper
JP2006242289A (ja) 防振ブッシュ
JP3199541B2 (ja) コントロールケーブルの端末装置
JP2001295886A (ja) 防振装置
JP2004232714A (ja) 動力伝達装置
WO2019180896A1 (ja) 電気自動車用の筒形モータマウントとその製造方法
JP2007315531A (ja) シフトレバーブッシュ
JPH09196095A (ja) 防振装置の弾性ストッパ
WO2012132105A1 (ja) 防振装置
JPH0814375A (ja) シフトレバー
JP2519216Y2 (ja) シフトレバー
JPH06159356A (ja) 軸受け構造
JPH02261916A (ja) コントロールケーブルの支持構造
JP2000035071A (ja) ゴムブッシュ
KR100537002B1 (ko) 차량용 윈드 실드 와이퍼 링케이지 방진체
JP2009063063A (ja) ダイナミックダンパの取付構造
JP3456286B2 (ja) 筒型防振マウント
JP4157060B2 (ja) 筒状ダイナミックダンパ
JPH11201209A (ja) 防振装置
JP2008095787A (ja) 制振装置
JP4202486B2 (ja) エンジンマウント用ブラケットおよびエンジンマウント

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100929

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101012

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4618395

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees