JP4242483B2 - シフトレバー支持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として自動車用変速機のシフトレバー支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来のシフトレバー支持構造の一例を表した断面図である。この図面に示されているシフトレバー70は、その大球部72がレバーリテーナ78のシート部80によって球面で支持されている。そして大球部72の上面側は、レバーリテーナ78に組み付けられたキャップ84によりシート82及びクッションゴム83を介して下方に押し付けられている。これによってシフトレバー70は、大球部72の中心を支点とするシフト方向及びセレクト方向への操作が可能である。なお大球部72の片側には、先端に小球部76をもったセレクトアーム74が一体に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記の支持構造においては、シフトレバー70をシフト方向あるいはセレクト方向へ操作したときに大球部72とレバーリテーナ78のシート部80及びシート82との間において摩擦力が生じる。このためシフトレバー70の操作荷重が大きくなって操作が重くなり、これを軽くするには前記クッションゴム83の弾性による押し付け荷重を下げるしかない。
【0004】
しかしながらクッションゴム83は大球部72のガタを吸収する機能をもっているため、その押し付け荷重を下げると、大球部72とレバーリテーナ78との間にガタが生じてシフトレバー70の操作時における異音発生の原因となる。とくにセレクト操作時には、前記セレクトアーム74の小球部76を支点とする上下方向の回転力が大球部72に働くため、異音が生じやすい。
【0005】
また大球部72は、その耐摩耗性を考慮すると、ある程度の大きさが必要となる。そのため大球部72を支持するレバーリテーナ78も相応の大きさとなり、シフトレバー支持構造そのものが大型になる。
【0006】
本発明は前記課題の解決をその目的とし、請求項1記載の発明の目的は、シフトレバーの操作荷重が小さくなるようにし、かつシフトレバー支持構造の小型化を図ることである。
【0007】
また請求項2記載の発明の目的は、シフトアーム及びセレクトアームをシフトレバーとはそれぞれ個別の部材とすることで、個々のレバー比あるいはシフト及びセレクト系のケーブルの取り回しの自由度を高めることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するためのもので、請求項1記載の発明は、シフトレバーの支持部がシフト方向及びセレクト方向への操作可能に支持されているシフトレバー支持構造であって、シフトレバーの支持部に、セレクト操作の回転軸線上において軸部が形成され、この軸部の外周に、シフトアームの基端部に形成されている環状の軸支部が軸線回りに相対的に回転できるように組み付けられている。シフトレバーの軸部の軸線と直交するシフト操作の回転軸線上において、シフトレバー取付け部に支持された支持シャフトが、シフトレバーの軸部およびシフトアームの軸支部に対して共に貫通している。
シフトレバーの軸部において、支持シャフトが貫通する部分は周方向に長い長孔になっている。この長孔の範囲でシフトレバーの軸部がシフトアームの軸支部に対してセレクト方向へ回転できるように設定されている。また、このシフトレバーの軸部はシフトアームと共に支持シャフトの軸線回りにシフト方向へ回転できるように設定されている。
【0010】
この構成によれば、シフトアームの軸支部が、シフト操作時にシフトレバーの軸部を支持シャフトの軸線回りに回転させるように位置決めする機能と、セレクト操作時にシフトレバーの軸部をその軸線回りに回転させるように軸受けする機能とを果たす。したがってシフトレバーの支持構造が簡素化され、全体の小型化が可能となる。
【0011】
また請求項2記載の発明は、請求項1記載のシフトレバー支持構造であって、シフトレバーの軸部に、セレクトアームの基端部に形成されている軸支部が、該軸部の軸線回りのセレクト方向へ一体的に回転できるように組み付けられている。
【0012】
このように、シフトアームと共にセレクトアームもシフトレバーとは別部材とし、これらをシフトレバーの軸部に対してシフトアームにはシフト操作を、セレクトアームにはセレクト操作を伝えるように組み付けたことにより、シフトアームあるいはセレクトアームのレバー比をシフトレバーとは無関係に個々に設定することができる。また、シフトレバーの軸部に対するシフトアームあるいはセレクトアームの組み付け状態を調整することにより、シフトあるいはセレクト系のケーブルの取り回しも比較的自由に設定できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1はシフトレバー支持構造を一部断面で表した構成図、図2は図1をII-II矢視方向からみた断面図、図3は同じく図1をIII-III矢視方向からみた断面図である。これらの図面で示されているシフトレバー10は、レバー部12の上端部にノブ13が、また下端部に支持部14がそれぞれ結合された構成となっている。この支持部14は樹脂材による一体成形品で、その成形時にレバー部12の下端部をインサートしておくことで相互に一体化されている(図2)。
【0016】
前記支持部14には、円筒状の軸部16がレバー部12の軸線とほぼ直交するセレクト操作の回転軸線上において一体に形成されている。また軸部16の上下には回り止めピン22がこの軸部16と平行で、かつ支持部14と一体にそれぞれ形成されている。なお軸部16の左右の両側壁には、この軸部16の軸線と直交する軸線上において周方向に長い長孔20が形成されている。さらに軸部16の先端寄りの外周には、Cリング用の環状溝18が形成されている。
【0017】
前記軸部16の外周には、シフトアーム30及びセレクトアーム50の基端部にそれぞれ形成されている環状の軸支部32,52が、軸部16の先端側から順に組み付けられている。そして軸部16と両軸支部32,52との抜け止めのために、軸部16の前記環状溝18にCリング60が取り付けられている。なおシフトアーム30の軸支部32については、後で説明するように軸部16に対してその軸線回りに相対的に回転するので、この軸支部32の内周と軸部16の外周との間には鍔付きブッシュ26を介在させている。
【0018】
また軸支部32の端面(ブッシュ26の鍔端面)と支持部14との間には、軸線方向のガタを吸収するための波形ワッシャ24を介在させている。さらに軸支部52の端面とCリング60との間には、この軸支部52の外周に組み付けられているリターンスプリング56の抜け止め用としてワッシャ58が組み込まれている。
【0019】
前記シフトアーム30とその軸支部32とは、軸支部32の成形時にシフトアーム30の基端部をインサートしておくことによって相互が一体的に結合されている(図2,3)。ただし、シフトアーム30と軸支部32とを一体成形とすることは、もちろん可能である。そして軸支部32には前記長孔20と対応する位置において孔34が形成されているとともに、前記鍔付きブッシュ26にも同様の孔28が形成されている。これらの長孔20及び孔28,34に対して支持シャフト38を貫通させている。
【0020】
つまり支持シャフト38は、軸部16の軸線と直交するシフト操作の回転軸線上に配置されていて、その両端部はシフトレバー取付け部40にそれぞれ支持されている(図2,3)。したがってシフトレバー10は車体側に対し、支持シャフト38によって実質的に支持されている。
【0021】
一方、セレクトアーム50とその軸支部52とは互いに一体であり(図2)、しかも図1で示すように軸支部52の外周にはその上下において張り出し部54がそれぞれ一体に形成されている。これらの張り出し部54にはそれぞれ孔があけられており、個々の孔に前記回り止めピン22の先端部が挿入されている。
【0022】
これによってシフトレバー10の支持部14とセレクトアーム50とは、軸部16の軸線回り方向(セレクト操作方向)に関して一体的に回転する。なお軸支部52の外周に組み付けられている前記リターンスプリング56は、その端部がシフトアーム30の軸支部32に引っかけられてセレクトアーム50にセレクトリターン力を与えるようになっている。
【0023】
前記のように構成されたシフトレバー支持構造において、シフトレバー10をシフト操作した場合は支持部14がシフトアーム30と共に支持シャフト38の軸線回りに回転する。このとき、支持部14の軸部16はその長孔20によって支持シャフト38に支持された格好になっているが、実質的にはシフトアーム30の軸支部32がその孔28によって支持シャフト38に支持されている。言い換えればこの軸支部32は、シフト操作時において支持部14が支持シャフト38の軸線回りに適正に回転するように位置決めしている。
【0024】
前記のシフト操作は、シフトアーム30の先端部に結合されているシフトケーブルなど(図示外)を通じて変速機側に伝えられる。なおシフト操作によってセレクトアーム50も当然に支持シャフト38の軸線回りに回転する。しかしセレクトケーブルなど(図示外)が結合されるセレクトアーム50の連結ピン55の軸線と支持シャフト38の軸線とは一致しているので(図2,3)、シフト操作がセレクトケーブルに操作力として伝えられることはない。
【0025】
シフトレバー10を軸部16の軸線回りにセレクト操作した場合は、支持部14が長孔20の範囲においてセレクトアーム50と共に回転する。このセレクト操作方向に関しては、シフトアーム30の軸支部32は鍔付きブッシュ26と共に支持シャフト38によってシフトレバー取付け部40の側に位置決めされている。したがってセレクト操作時における軸支部32は、支持部14の軸部16を回転可能に支持する軸受けとして機能しており、シフトレバー10の支持構造を大型化することなく、安定した操作が得られる。
【0026】
このようにシフトレバー10の支持部14をシフトレバー取付け部40に対して支持しているのは前記支持シャフト38である。このため図4で示す支持構造のようにシフトレバー70の大球部72を支持するための大きなレバーリテーナ78などは不要となり、車体に対する搭載スペースが小さくて済む。なお支持シャフト38による支持構造において、シフトレバー10の操作に伴う異音発生は主に径方向のガタが原因となるので、異音を解消するには支持シャフト38の外径及びこれが挿通される各孔の内径の寸法精度を保証すればよい。
【0027】
前記シフトアーム30及びセレクトアーム50を個々に別部品としたことにより、レバー比の変更に対して容易に対応できる。また例えばシフトアーム30において、軸部16の軸線回り方向の取付け角などを調整することにより、シフトケーブルの取り回しを変更することができ、その自由度が高まる。さらにシフトアーム30とセレクトアーム50との配置を逆に設定することも可能であり、セレクトアーム50を取り除いてゲートタイプの自動変速機に適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】シフトレバー支持構造を一部断面で表した構成図。
【図2】図1をII-II矢視方向からみた断面図。
【図3】図1をIII-III矢視方向からみた断面図。
【図4】従来のシフトレバー支持構造の一例を表した断面図。
【符号の説明】
10 シフトレバー
14 支持部
16 軸部
30 シフトアーム
32 軸支部
38 支持シャフト
40 シフトレバー取付け部
50 セレクトアーム
52 軸支部

Claims (2)

  1. シフトレバーの支持部がシフト方向及びセレクト方向への操作可能に支持されているシフトレバー支持構造であって、
    シフトレバーの支持部に、セレクト操作の回転軸線上において軸部が形成され、この軸部の外周に、シフトアームの基端部に形成されている環状の軸支部が軸線回りに相対的に回転できるように組み付けられ、シフトレバーの軸部の軸線と直交するシフト操作の回転軸線上において、シフトレバー取付け部に支持された支持シャフトが、シフトレバーの軸部およびシフトアームの軸支部に対して共に貫通しており、シフトレバーの軸部において、支持シャフトが貫通する部分は周方向に長い長孔になっていて、この長孔の範囲でシフトレバーの軸部がシフトアームの軸支部に対してセレクト方向へ回転できるように設定されているとともに、このシフトレバーの軸部はシフトアームと共に支持シャフトの軸線回りにシフト方向へ回転できるように設定されているシフトレバー支持構造。
  2. 請求項1記載のシフトレバー支持構造であって、
    シフトレバーの軸部に、セレクトアームの基端部に形成されている軸支部が、該軸部の軸線回りのセレクト方向へ一体的に回転できるように組み付けられているシフトレバー支持構造。
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