JPS6331135Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6331135Y2 JPS6331135Y2 JP1983158492U JP15849283U JPS6331135Y2 JP S6331135 Y2 JPS6331135 Y2 JP S6331135Y2 JP 1983158492 U JP1983158492 U JP 1983158492U JP 15849283 U JP15849283 U JP 15849283U JP S6331135 Y2 JPS6331135 Y2 JP S6331135Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- select
- shift
- cable
- change lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 8
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はケーブルを介し1つのチエンジレバー
によりシフト操作とセレクト操作を行うワイヤ式
変速操作装置に関する。
によりシフト操作とセレクト操作を行うワイヤ式
変速操作装置に関する。
(従来技術)
変速操作装置として従来よく知られているプツ
シユロツド式の機構に代えて、これより構造簡単
なワイヤ式変速操作装置が堤案されている。この
装置は、セレクト用及びシフト用の2つのケーブ
ルを介して変速機に接続されたチエンジレバーを
備えており、例えばチエンジレバーを横方向に揺
動させてセレクト用ケーブルを作動させることに
よりセレクト操作を行い、チエンジレバーを縦方
向に揺動させてシフト用のケーブルを作動させる
ことによりシフト操作を行い、この2つの操作の
組み合わせにより変速操作を行うようにしてい
る。このようなワイヤ式変速操作装置において、
セレクト操作における節度感を得るために、実開
昭57−147120号には、一端がセレクト用ケーブル
に接続されセレクト操作の際に回動するセレクト
ベルクランクを備えており、このベルクランクに
係合する単一のトーシヨンスプリングを設け、ベ
ルクランクが回動したときトーシヨンスプリング
に係合し、そのバネ力により操作位置からセレク
トリターン位置にベルクランクを戻すようになつ
た機構が堤案されている。この構造は、従来のプ
ツシユロツド式機構に比べると構造が簡単で部品
点数が少くなるが、回動箇所が多く、その点でま
だ、構造が複雑であるとともにセレクト操作の際
には、シフト用ケーブルの接続端がチエンジレバ
ーにひきづられてセレクト方向に動き、このため
シフト用ケーブルがひねられて、ケーブル摺動部
に摩耗を生じるなど、ケーブルの耐久上、問題が
ある。
シユロツド式の機構に代えて、これより構造簡単
なワイヤ式変速操作装置が堤案されている。この
装置は、セレクト用及びシフト用の2つのケーブ
ルを介して変速機に接続されたチエンジレバーを
備えており、例えばチエンジレバーを横方向に揺
動させてセレクト用ケーブルを作動させることに
よりセレクト操作を行い、チエンジレバーを縦方
向に揺動させてシフト用のケーブルを作動させる
ことによりシフト操作を行い、この2つの操作の
組み合わせにより変速操作を行うようにしてい
る。このようなワイヤ式変速操作装置において、
セレクト操作における節度感を得るために、実開
昭57−147120号には、一端がセレクト用ケーブル
に接続されセレクト操作の際に回動するセレクト
ベルクランクを備えており、このベルクランクに
係合する単一のトーシヨンスプリングを設け、ベ
ルクランクが回動したときトーシヨンスプリング
に係合し、そのバネ力により操作位置からセレク
トリターン位置にベルクランクを戻すようになつ
た機構が堤案されている。この構造は、従来のプ
ツシユロツド式機構に比べると構造が簡単で部品
点数が少くなるが、回動箇所が多く、その点でま
だ、構造が複雑であるとともにセレクト操作の際
には、シフト用ケーブルの接続端がチエンジレバ
ーにひきづられてセレクト方向に動き、このため
シフト用ケーブルがひねられて、ケーブル摺動部
に摩耗を生じるなど、ケーブルの耐久上、問題が
ある。
(本考案の目的)
従つて、本考案の目的はチエンジレバー操作に
節度感があつて、しかも構造がコンパクトであ
り、さらに、ケーブルの耐久上支障のない変速操
作装置を堤供することである。
節度感があつて、しかも構造がコンパクトであ
り、さらに、ケーブルの耐久上支障のない変速操
作装置を堤供することである。
(本考案の構成)
上記目的を達成するため、本考案は以下のよう
に構成される。すなわち、本考案のワイヤ式変速
操作装置は一端が変速機に接続されたシフトケー
ブルとセレクトケーブルとを備えたワイヤ式変速
操作装置であつて、チエンジレバー支持ブラケツ
トに対してシフトおよびセレクト方向に揺動可能
に収容されたチエンジレバーを備えており、前記
チエンジレバーの揺動支点部は球状に形成された
ベアリングを介して前記チエンジレバー支持ブラ
ケツトに支持されており、前記球状部は2つに分
割された分割体を形成し、2つの分割体はチエン
ジレバーのシフト方向とセレクト方向の動きのう
ち少なくとも1つの方向に動きに対して互いに摺
動し一方の動きが他方に伝わらない関係を有し、
前記2つの分割体のうち上記チエンジレバーが連
結される分割体には半径方向に突出する第1レバ
ー体が設けられ、他方の分割体には半径方向に突
出する第2レバー体が設けられ、第1レバー体に
は、シフトケーブルあるいはセレクトケーブルの
いずれか一方の他端が接続され、第2レバー体に
は前記チエンジレバー支持ブラケツトに枢着され
た揺動アームの一端が接続され、該揺動アームの
他端にはシフトケーブルあるいはセレクトケーブ
ルのうちの他方のケーブルの他端が接続されてい
ることを特徴とする。
に構成される。すなわち、本考案のワイヤ式変速
操作装置は一端が変速機に接続されたシフトケー
ブルとセレクトケーブルとを備えたワイヤ式変速
操作装置であつて、チエンジレバー支持ブラケツ
トに対してシフトおよびセレクト方向に揺動可能
に収容されたチエンジレバーを備えており、前記
チエンジレバーの揺動支点部は球状に形成された
ベアリングを介して前記チエンジレバー支持ブラ
ケツトに支持されており、前記球状部は2つに分
割された分割体を形成し、2つの分割体はチエン
ジレバーのシフト方向とセレクト方向の動きのう
ち少なくとも1つの方向に動きに対して互いに摺
動し一方の動きが他方に伝わらない関係を有し、
前記2つの分割体のうち上記チエンジレバーが連
結される分割体には半径方向に突出する第1レバ
ー体が設けられ、他方の分割体には半径方向に突
出する第2レバー体が設けられ、第1レバー体に
は、シフトケーブルあるいはセレクトケーブルの
いずれか一方の他端が接続され、第2レバー体に
は前記チエンジレバー支持ブラケツトに枢着され
た揺動アームの一端が接続され、該揺動アームの
他端にはシフトケーブルあるいはセレクトケーブ
ルのうちの他方のケーブルの他端が接続されてい
ることを特徴とする。
本考案によれば、チエンジレバーの支点部は2
つに分割されており、分割体の一方は、チエンジ
レバーの操作部と一体に、その動きに連動し、他
方はシフト方向またはセレクト方向の動きの一方
についてはチエンジレバー操作部の動きと連動す
るが他方向の動きに対しては分割体は互いに摺動
して連動しない。この2つの分割体の摺動部は通
常の軸受部と同様の構造とすることも、球面接触
構造にすることもできる。
つに分割されており、分割体の一方は、チエンジ
レバーの操作部と一体に、その動きに連動し、他
方はシフト方向またはセレクト方向の動きの一方
についてはチエンジレバー操作部の動きと連動す
るが他方向の動きに対しては分割体は互いに摺動
して連動しない。この2つの分割体の摺動部は通
常の軸受部と同様の構造とすることも、球面接触
構造にすることもできる。
(本考案の効果)
本考案の上記構成によれば、チエンジレバーの
支点部は、チエンジレバー支持ブラケツトに支持
され球状に形成された1つの支点部であり、そし
てこの支点部を分割することにより、チエンジレ
バーのセレクト方向及びシフト方向の動きをそれ
ぞれセレクトケーブル及びシフトケーブルに伝達
できるようになつている。従つて、チエンジレバ
ーのセレクト方向及びシフト方向の動きに対する
独立した回動支点部を設ける必要がなく、コンパ
クトな構造にすることができ、部品点数も少くす
ることができる。また、支点部を球状に形成した
ことにより、動きが滑らかになり、チエンジレバ
ー操作をスムーズに行うことができる。本考案は
セレクト操作と、シフト操作の操作方向が異なる
ことに着目し、それぞれの操作において、第1レ
バー体と第2レバー体とが互いの他方の動きに影
響されず、独立して動作するように構成されたも
のである。そして、この動作の独立性を確保する
ために本考案では第2レバー体の一端に係合する
揺動アームが設けられる。すなわち、チエンジレ
バーが第1レバー体のみを動作させるように操作
されたとき、揺動アームが第2レバー体の一端に
係合してこれを支持するのでチエンジレバーによ
る第1レバー体への操作に対し、第2レバー体が
追随することを避けることができ、両レバー体の
動作の独立性を確実なものにすることができる。
この結果、チエンジレバーの操作において、一方
のケーブルが他方のケーブルの動きに引きずられ
て、捩じられるといつた問題を解消することがで
きる。
支点部は、チエンジレバー支持ブラケツトに支持
され球状に形成された1つの支点部であり、そし
てこの支点部を分割することにより、チエンジレ
バーのセレクト方向及びシフト方向の動きをそれ
ぞれセレクトケーブル及びシフトケーブルに伝達
できるようになつている。従つて、チエンジレバ
ーのセレクト方向及びシフト方向の動きに対する
独立した回動支点部を設ける必要がなく、コンパ
クトな構造にすることができ、部品点数も少くす
ることができる。また、支点部を球状に形成した
ことにより、動きが滑らかになり、チエンジレバ
ー操作をスムーズに行うことができる。本考案は
セレクト操作と、シフト操作の操作方向が異なる
ことに着目し、それぞれの操作において、第1レ
バー体と第2レバー体とが互いの他方の動きに影
響されず、独立して動作するように構成されたも
のである。そして、この動作の独立性を確保する
ために本考案では第2レバー体の一端に係合する
揺動アームが設けられる。すなわち、チエンジレ
バーが第1レバー体のみを動作させるように操作
されたとき、揺動アームが第2レバー体の一端に
係合してこれを支持するのでチエンジレバーによ
る第1レバー体への操作に対し、第2レバー体が
追随することを避けることができ、両レバー体の
動作の独立性を確実なものにすることができる。
この結果、チエンジレバーの操作において、一方
のケーブルが他方のケーブルの動きに引きずられ
て、捩じられるといつた問題を解消することがで
きる。
(実施例の説明)
第1図及び第2図を参照すれば、車室内のフロ
ワ面に固定された支持板10上にはチエンジレバ
ー12が支持ブラケツト14に支持された状態で
設置されている。チエンジレバー12の操作を変
速機に伝達するために、1端が変速機(図示せ
ず)のセレクトレバーに接続されたチエンジレバ
ーのセレクト方向の動きに対して応動するセレク
トケーブル16と、1端が変速機のシフトレバー
に接続されチエンジレバーのシフト方向の動きに
応動するシフトケーブル18が設けられている。
セレクトケーブル16及びシフトケーブル18は
経路の途中で支持板10に固定された支持部材2
0及び22に支持されている。第3図、第4図及
び第5図を併わせて参照すれば、チエンジレバー
12は上方に延び運転者が操作するための取手1
2aを備えた操作部12bを有しており、その下
方に連続してセレクト方向及びシフト方向に回動
自在な球状支点部12cを備えている。球状支点
部12cは上下2つ割にされ、内面が球状支点部
の外面に整合するように球面に形成されたベアリ
ング24a,24bに摺動自在に支持されてい
る。ベアリング24a,24bは外部からボルト
26によつて支持板10に固定された支持ブラケ
ツト14により支持されている。上部ベアリング
24aと支持ブラケツト14の内側との間には、
バネ28が設けられ上部ベアリング24aを下方
に付勢することにより、ベアリング24a,24
bと球状支点部12cとの間に適当な密着性を与
えている。球状支点部12cは球中心よりやや下
方で上下2つに分割され、支点部12cの上部球
面部を構成する分割体12dは、操作部12aと
一体に形成されるとともに球状支点部12cより
下方に突出し同様に一体に形成されたシフトレバ
ー12eを備えている。この分割体12dのシフ
トレバー12dと上部の球面部との間には中空部
が形成され、この中空部には球状支点部12cの
下部球面部を構成するもう一つの分割体30が挿
入されて固定される。分割体30は球面部の一方
の端部から球状支点部12cよりも下方に突出
し、一体に形成されたセレクトレバー30aを備
えている。第4図に示すようにシフトレバー12
eを備えた分割体12dとセレクトレバー30a
を備えた分割体30とは左右両端で接触してお
り、従つて、第4図において紙面に平行な方向へ
のチエンジレバー12の操作すなわちセレクト操
作においては、分割体12dと分割体30とは一
体となつて動く。第5図を参照すれば、分割体1
2dの中空部の中央には下方に突出した球面部1
2fが形成され、分割体30の頂部には上記球面
部12fと同一曲率の凹球面部30bが形成さ
れ、凸球面部12fと凹球面部30bとが接触状
態で組合わされている。第5図において、チエン
ジレバー12が紙面に平行な方向に操作されると
きすなわちシフト方向に操作されるときには、上
記球面部112fと30bで分割体12dと分割
体30とは互いに摺動し、シフトレバー12eだ
けがシフト方向に動き、セレクトレバー30aは
静止した状態に保持される。第3図を参照すれ
ば、シフトケーブル18の1端は、シフトレバー
12eの先端に設けられた突起12gに接続され
ている。第1図、第2図及び第3図を参照すれ
ば、セレクトケーブル16の1端は回動軸34を
回動中心とするベルクランク36の1端に設けら
れた突起37接続されており、該ベルクランク3
6の他端はセレクトレバー30aの先端に設けら
れた球状部30cに係合しており、セレクト操作
によるセレクトレバー30aの移動に応じて、ベ
ルクランク36は軸34のまわりに回動しセレク
トケーブル16を往復動させるようになつてい
る。回動軸34にはベルクランク36と連動する
アーム38と回動不能のアーム40が取付けられ
ており、アーム38とアーム40とはコイルバネ
42によつて連結されており、セレクト操作によ
つてベルクランク36が回動したとき、それを元
の位置に戻すようにバネ力が作用する。
ワ面に固定された支持板10上にはチエンジレバ
ー12が支持ブラケツト14に支持された状態で
設置されている。チエンジレバー12の操作を変
速機に伝達するために、1端が変速機(図示せ
ず)のセレクトレバーに接続されたチエンジレバ
ーのセレクト方向の動きに対して応動するセレク
トケーブル16と、1端が変速機のシフトレバー
に接続されチエンジレバーのシフト方向の動きに
応動するシフトケーブル18が設けられている。
セレクトケーブル16及びシフトケーブル18は
経路の途中で支持板10に固定された支持部材2
0及び22に支持されている。第3図、第4図及
び第5図を併わせて参照すれば、チエンジレバー
12は上方に延び運転者が操作するための取手1
2aを備えた操作部12bを有しており、その下
方に連続してセレクト方向及びシフト方向に回動
自在な球状支点部12cを備えている。球状支点
部12cは上下2つ割にされ、内面が球状支点部
の外面に整合するように球面に形成されたベアリ
ング24a,24bに摺動自在に支持されてい
る。ベアリング24a,24bは外部からボルト
26によつて支持板10に固定された支持ブラケ
ツト14により支持されている。上部ベアリング
24aと支持ブラケツト14の内側との間には、
バネ28が設けられ上部ベアリング24aを下方
に付勢することにより、ベアリング24a,24
bと球状支点部12cとの間に適当な密着性を与
えている。球状支点部12cは球中心よりやや下
方で上下2つに分割され、支点部12cの上部球
面部を構成する分割体12dは、操作部12aと
一体に形成されるとともに球状支点部12cより
下方に突出し同様に一体に形成されたシフトレバ
ー12eを備えている。この分割体12dのシフ
トレバー12dと上部の球面部との間には中空部
が形成され、この中空部には球状支点部12cの
下部球面部を構成するもう一つの分割体30が挿
入されて固定される。分割体30は球面部の一方
の端部から球状支点部12cよりも下方に突出
し、一体に形成されたセレクトレバー30aを備
えている。第4図に示すようにシフトレバー12
eを備えた分割体12dとセレクトレバー30a
を備えた分割体30とは左右両端で接触してお
り、従つて、第4図において紙面に平行な方向へ
のチエンジレバー12の操作すなわちセレクト操
作においては、分割体12dと分割体30とは一
体となつて動く。第5図を参照すれば、分割体1
2dの中空部の中央には下方に突出した球面部1
2fが形成され、分割体30の頂部には上記球面
部12fと同一曲率の凹球面部30bが形成さ
れ、凸球面部12fと凹球面部30bとが接触状
態で組合わされている。第5図において、チエン
ジレバー12が紙面に平行な方向に操作されると
きすなわちシフト方向に操作されるときには、上
記球面部112fと30bで分割体12dと分割
体30とは互いに摺動し、シフトレバー12eだ
けがシフト方向に動き、セレクトレバー30aは
静止した状態に保持される。第3図を参照すれ
ば、シフトケーブル18の1端は、シフトレバー
12eの先端に設けられた突起12gに接続され
ている。第1図、第2図及び第3図を参照すれ
ば、セレクトケーブル16の1端は回動軸34を
回動中心とするベルクランク36の1端に設けら
れた突起37接続されており、該ベルクランク3
6の他端はセレクトレバー30aの先端に設けら
れた球状部30cに係合しており、セレクト操作
によるセレクトレバー30aの移動に応じて、ベ
ルクランク36は軸34のまわりに回動しセレク
トケーブル16を往復動させるようになつてい
る。回動軸34にはベルクランク36と連動する
アーム38と回動不能のアーム40が取付けられ
ており、アーム38とアーム40とはコイルバネ
42によつて連結されており、セレクト操作によ
つてベルクランク36が回動したとき、それを元
の位置に戻すようにバネ力が作用する。
以上の構造において運転者がチエンジレバー1
2の取手12aをセレクト操作を行うためにセレ
クト方向に操作するとチエンジレバー12の球状
支点部12cが回動し、セレクトレバー30aは
第4図の破線で示すように回動する。これによつ
てベルクランク36が回動軸34のまわりに回動
し、この動きはベルクランク36の一端に接続さ
れたセレクトケーブル16を介して変速機のセレ
クトレバーを作動させセレクト操作が達成され
る。また、運転者がシフト方向にチエンジレバー
12を操作すると球状支点部12cが回動し第5
図に示すようにセレクトレバー30aは静止した
ままでシフトレバー12eだけが破線で示すよう
にシフト方向に移動する。このシフトレバー12
eの動きはシフトケーブル18を介して変速機の
シフトレバーに伝達されシフト操作が達成され
る。このセレクト操作と、シフト操作の組合わせ
により変速操作が行なわれる。本例では唯一のチ
エンジレバー12の支点部12cを設けるだけの
簡単な構成でセレクト操作及びシフト操作の両方
を支障なく行うことができる。また、支点部12
cを球状に構成していることにより、滑らかな動
きが得られ操作性が良い。
2の取手12aをセレクト操作を行うためにセレ
クト方向に操作するとチエンジレバー12の球状
支点部12cが回動し、セレクトレバー30aは
第4図の破線で示すように回動する。これによつ
てベルクランク36が回動軸34のまわりに回動
し、この動きはベルクランク36の一端に接続さ
れたセレクトケーブル16を介して変速機のセレ
クトレバーを作動させセレクト操作が達成され
る。また、運転者がシフト方向にチエンジレバー
12を操作すると球状支点部12cが回動し第5
図に示すようにセレクトレバー30aは静止した
ままでシフトレバー12eだけが破線で示すよう
にシフト方向に移動する。このシフトレバー12
eの動きはシフトケーブル18を介して変速機の
シフトレバーに伝達されシフト操作が達成され
る。このセレクト操作と、シフト操作の組合わせ
により変速操作が行なわれる。本例では唯一のチ
エンジレバー12の支点部12cを設けるだけの
簡単な構成でセレクト操作及びシフト操作の両方
を支障なく行うことができる。また、支点部12
cを球状に構成していることにより、滑らかな動
きが得られ操作性が良い。
第6図には、本考案の他の実施例が示されてい
る。本例では球状支点部12cの球面部はチエン
ジレバー12の操作部12a及びシフトレバー1
2eと一体に形成された分割体12dによつて構
成されており、該分割体の中心部に横方向に円筒
状の中空部が形成され、この中空部にセレクトレ
バー30aと一体に形成された分割体30が嵌合
しており、通常の軸受と同様な構造になつてい
る。本例においても、シフト操作が行なわれる場
合には分割体12dと分割体30とは互いに摺動
し、セレクトレバー30aはシフト操作の動きに
影響されない。
る。本例では球状支点部12cの球面部はチエン
ジレバー12の操作部12a及びシフトレバー1
2eと一体に形成された分割体12dによつて構
成されており、該分割体の中心部に横方向に円筒
状の中空部が形成され、この中空部にセレクトレ
バー30aと一体に形成された分割体30が嵌合
しており、通常の軸受と同様な構造になつてい
る。本例においても、シフト操作が行なわれる場
合には分割体12dと分割体30とは互いに摺動
し、セレクトレバー30aはシフト操作の動きに
影響されない。
第1図は本考案の1実施例に係る変速操作装置
の立面図、第2図は第1図のA−A矢視図、第3
図はチエンジレバーの支点部の詳細を示す斜視
図、第4図はチエンジレバー支点部の部分断面
図、第5図は第4図の支点部の側方から見た部分
断面図、第6図は他の実施例の支点部を示す断面
図である。 符号の説明、10……支持板、12……チエン
ジレバー、12c……球状支点部、12e……シ
フトレバー、16……セレクトケーブル、18…
…シフトケーブル、30a……セレクトレバー、
36……ベルクランク、12d,30,12h,
44,46……分割体。
の立面図、第2図は第1図のA−A矢視図、第3
図はチエンジレバーの支点部の詳細を示す斜視
図、第4図はチエンジレバー支点部の部分断面
図、第5図は第4図の支点部の側方から見た部分
断面図、第6図は他の実施例の支点部を示す断面
図である。 符号の説明、10……支持板、12……チエン
ジレバー、12c……球状支点部、12e……シ
フトレバー、16……セレクトケーブル、18…
…シフトケーブル、30a……セレクトレバー、
36……ベルクランク、12d,30,12h,
44,46……分割体。
Claims (1)
- 一端が変速機に接続されたシフトケーブルとセ
レクトケーブルとを備えたワイヤ式変速操作装置
であつて、チエンジレバー支持ブラケツトに対し
てシフトおよびセレクト方向に揺動可能に収容さ
れたチエンジレバーを備えており、前記チエンジ
レバーの揺動支点部は球状に形成されたベアリン
グを介して前記チエンジレバー支持ブラケツトに
支持されており、前記球状部は2つに分割された
分割体を形成し、2つの分割体はチエンジレバー
のシフト方向とセレクト方向の動きのうち少なく
とも1つの方向に動きに対して互いに摺動し一方
の動きが他方に伝わらない関係を有し、前記2つ
の分割体のうち上記チエンジレバーが連結される
分割体には半径方向に突出する第1レバー体が設
けられ、他方の分割体には、半径方向に突出する
第2レバー体が設けられ、第1レバー体には、シ
フトケーブルあるいはセレクトケーブルのいずれ
か一方の他端が接続され、第2レバー体には前記
チエンジレバー支持ブラケツトに枢着された揺動
アームの一端が接続され、該揺動アームの他端に
はシフトケーブルあるいはセレクトケーブルのう
ちの他方のケーブルの他端が接続されていること
を特徴とするワイヤ式変速操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15849283U JPS6065829U (ja) | 1983-10-13 | 1983-10-13 | 変速機のワイヤ式変速操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15849283U JPS6065829U (ja) | 1983-10-13 | 1983-10-13 | 変速機のワイヤ式変速操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6065829U JPS6065829U (ja) | 1985-05-10 |
JPS6331135Y2 true JPS6331135Y2 (ja) | 1988-08-19 |
Family
ID=30349135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15849283U Granted JPS6065829U (ja) | 1983-10-13 | 1983-10-13 | 変速機のワイヤ式変速操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6065829U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140012726A (ko) * | 2011-04-13 | 2014-02-03 | 바르실라 핀랜드 오이 | 크랭크케이스 도어 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0234513Y2 (ja) * | 1985-05-17 | 1990-09-17 | ||
JP6354735B2 (ja) * | 2015-11-17 | 2018-07-11 | マツダ株式会社 | チェンジレバー装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59102527U (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-10 | トヨタ自動車株式会社 | フロアシフト機構 |
-
1983
- 1983-10-13 JP JP15849283U patent/JPS6065829U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140012726A (ko) * | 2011-04-13 | 2014-02-03 | 바르실라 핀랜드 오이 | 크랭크케이스 도어 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6065829U (ja) | 1985-05-10 |
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