JPH0518528Y2 - - Google Patents

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JPH0518528Y2
JPH0518528Y2 JP1987115160U JP11516087U JPH0518528Y2 JP H0518528 Y2 JPH0518528 Y2 JP H0518528Y2 JP 1987115160 U JP1987115160 U JP 1987115160U JP 11516087 U JP11516087 U JP 11516087U JP H0518528 Y2 JPH0518528 Y2 JP H0518528Y2
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JP
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collar
pin
yoke
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joint mechanism
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JP1987115160U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車用変速機におけるジヨイント
機構に係わり、特に変速機とその操作機構との連
結を行う2つの部材間のジヨイント機構に関す
る。
〔従来の技術〕 従来、自動車用変速機として実開昭60−76526
号公報に記載去れたものがあり、この自動車用変
速機に用いられるジヨイント機構の一例を第4図
および第5図に基づいて説明する。
第4図および第5図おいて、符号1は自動車の
変速機、2はこの変速機1を操作するシフトレバ
ー3を有する操作機構をそれぞれ示している。操
作機構2は、車体フロアー4の下部に配設された
ブラケツト5と、車体フロア4を貫通しているシ
フトレバー3の下方を、ブラケツト5に装着して
いる球面対遇からなる球継手6等を有している。
サポートロツド7は、変速機1のハウジング8
と操作機構2のブラケツト5との連結を、そして
コントロールロツド9は、ストライキングロツド
12とシフトレバー3との連結をそれぞれ行うも
のである。コントロールロツド9の一端と変速機
1のストライキングロツド12およびコントロー
ルロツド9の他端とシフトレバー3の下端とは、
後述するジヨイント機構11によりそれぞれ連結
されている。
第5図に示すジヨイント機構11は、コントロ
ールロツド9等の一方の部材と、変速機1のスト
ライキングロツド12の自由端などの他方の部材
とをそれぞれ連結するためのものである。このジ
ヨイント機構11は、コントロールロツド9の一
端に固着され、軸方向に開口してU字状をなすヨ
ーク13と、ストライキングロツド12の一端に
設けられた軸受部14と、ピン15等を有してい
る。上記軸受部14は、ストライキングロツド1
2の外端に連結されている軸受16と直角をなし
て一体となつている管状の軸受17と、この軸受
17の両側から挿入された樹脂製の1対のブツシ
ユ18(他方は図示略)と、ブツシユ18に挿入
されたカラー21とからなつている。なお、ヨー
ク13の対向している両腕部材22,23には、
ピン15を挿入するための一対の孔24(他方は
図示略)がそれぞれ形成されている。
軸受部14とヨーク13との連結は、軸受17
にブツシユ18およびカラー21をそれぞれ組み
立てた状態で、軸受部14の両端面をヨーク13
の両腕部材22,23の内端面に摺接した状態で
挿入し、かつカラー21の軸線と上記孔24の軸
線とを一致させた状態でピン15を挿入するとと
もにその端部(第5図において下端部)をカシメ
ることにより行われている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した従来の変速装置のジヨイント機構で
は、ヨーク13と軸受部14との連結を行うとき
に、ピン15をヨーク13およびカラー21に挿
入し易くして作業性を良くするために、ピン15
とカラー21間には一般に僅少のガタをもつて遊
合されている。
しかしながらジヨイント機構11に、ヨーク1
3の形成時において生じる腕部材22,23の傾
き、または、腕部材22,23への高負荷の作用
あるいはピン15のカシメ力の不足等があるか、
あるいはこれらの現象が重なつて発生した場合に
は、ジヨイント機構11を使用しているうちに、
カラー21の端面が両腕部材22,23の内端面
に相対的に密着しなくなる。カラー21が両腕部
材22,23に密着しない状態にあると、カラー
21とピン15間において振動による衝合が起こ
つて異音が発生し、使用者に不快感を与えるとい
う問題があつた。これを解決するためにピン15
のカシメを強くしてピン15のカシメ軸力を大き
くすると、ジヨイント機構11を構成している部
品の強度を増加させるために部品が大きくなると
いう欠点がある。
本考案の目的は、カラー21とヨーク13の両
腕部材22,23間に間隙が生じて密着しなくな
つた場合においても、ピン15のカシメ軸力を大
きくすることなくカラー21とピン15間におけ
る異音の発生を防止しうるようにした変速装置の
ジヨイント機構を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案の変速装
置のジヨイント機構は、互いに揺動自在に結合さ
れる2つの部材と、平行の一対の腕部材およびこ
れら各腕部材に同軸上に穿設された孔を有し、か
つ前記2つの部材の一方に固着されたヨークと、
カラーならびにこのカラーの外周に設けられたブ
ツシユを内装して、前記ヨークの腕部材に内接嵌
合され、かつ前記2つの部材の他方の部材に連結
された軸受部と、一端部に鍔が設けられていると
共に、前記ヨークの各孔および前記軸受部のカラ
ーの孔内に挿入されたのち、他端部がカシメられ
るピンとを有するジヨイント機構において、前記
ピンの鍔の基端部側のみに前記カラーの内径より
も大きい大径部を形成し、この大径部を前記カラ
ーに圧入して嵌合させることにより、前記ピンお
よび前記カラーの間に圧入部を配設したことを特
徴としている。
〔作用〕
本考案の変速装置のジヨイント機構では、ピン
とカラー間には圧入部が設けられていてカラーに
はピンが圧入されて嵌合しているので、軸受部と
ヨークの腕部材間にガタが生じた場合でも、ピン
のカシメ軸力を大きくすることなく、ジヨイント
機構部の異音の発生が防止されている。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を、図面に基づいて説
明する。なお、第4図および第5図に示すものと
同一の機能のものは同じ符号で表してその説明は
省略する。
第1図および第2図において、変速装置のジヨ
イント機構30の軸受部14はその両端面をヨー
ク13の腕部材22,23の内面に接触嵌合され
ている。軸受部14の軸線が腕部材22,23の
孔24の軸線と一致する位置に軸受部14を配置
した状態でピン31が圧入される。なお、ブツシ
ユ18とカラー21間には、防塵用のOリング1
9が配設されている。ピン31には、第3図に示
すように鍔32がある基部側に適宜の長さlを有
し、カラー21の内径よりも大きい大径部33
と、これに連続していて大径部33よりも小径の
小径部34とがそれぞれ形成されている。
ピン31を腕部材22,23および軸受部14
のカラー21内に挿入するとき、ピン31の大径
部33はカラー21内に圧入されるような圧入部
35が、少なくともカラー21とピン31間に形
成されている。なお、この圧入部35は、ピン3
1とカラー21の他に腕部材22の孔24間にも
設けることも可能である。
ピン31の小径部34とカラー21とは、遊合
状態にあり、従つて、ピン31をヨーク22,2
3、カラー21内に油圧力で圧入するとき、圧入
部35はピン31の一部だけ形成されているの
で、ピン31の挿入を比較的短時間に行うことが
できる。このピン31の挿入後は、ピン31の端
部34aはカシメられ、このカシメによるピン3
1のカシメ軸力により、軸受部14の両端面は腕
部材22,23の内面に密着される。さらにピン
31のカシメにより、小径部34の端部の径が拡
大してカラー21の内面に圧接した状態となつて
いる。
このように、カラー21とピン31間には圧入
部35が設けられていてカラー21はピン31と
実質的には一体となつているので、軸受部14の
両端面をヨーク13のヨーク22,23の内面に
常に密着させるために、ピン31への大きなカシ
メ軸力を作用させる必要はなくなる。そして変速
装置のジヨイント機構30を長期間使用して軸受
部14の両端面がヨーク13の腕部材22,23
の内面に密着しなくなつても、カラー21とピン
31との衝合およびこれによる異音の発生が防止
される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の変速装置のジヨ
イント機構によれば、ピンの鍔の基端部側に大径
部を形成することで、ピンとカラーとの間に圧入
部を配設することができるため、ピンとカラーと
は実質的に一体となり、軸受部の端面とヨークの
腕部材との間にガタが生じた場合でも、ジヨイン
ト機構部の異音の発生を効果的に防止することが
でき、この異音発生の防止をピンのカシメ軸力を
大きくすることなく実施可能である。
また、大径部はピンの鍔の基端部側にのみ形成
されているので、カラーに対するピンの挿入を比
較的短時間で容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す変速装置のジ
ヨイント機構の一部を破断した側面図、第2図は
同じく平面図、第3図はピンを示す側面図、第4
図は自動車の変速装置およびその操作機構を示す
概略図、第5図が従来の変速装置のジヨイント機
構の一例を示す一部を破断した側面図である。 9……コントロールロツド(連結される部材)、
12……ストライキングロツド(連結される部
材)、16……軸受、13……ヨーク、14……
軸受部、18……ブツシユ、21……カラー、2
2,23……腕部材、24……孔、31……ピ
ン、32……鍔、33……ピンの大径部、35…
…圧入部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに揺動自在に結合される2つの部材と、平
    行の一対の腕部材およびこれら各腕部材に同軸上
    に穿設された孔を有し、かつ前記2つの部材の一
    方に固着されたヨークと、カラーならびにこのカ
    ラーの外周に設けられたブツシユを内装して、前
    記ヨークの腕部材に内接嵌合され、かつ前記2つ
    の部材の他方の部材に連結された軸受部と、一端
    部に鍔が設けられていると共に、前記ヨークの各
    孔および前記軸受部のカラーの孔内に挿入された
    のち、他端部がカシメられるピンとを有するジヨ
    イント機構において、前記ピンの鍔の基端部側の
    みに前記カラーの内径よりも大きい大径部を形成
    し、この大径部を前記カラーに圧入して嵌合させ
    ることにより、前記ピンおよび前記カラーの間に
    圧入部を配設したことを特徴とする変速装置のジ
    ヨイント機構。
JP1987115160U 1987-07-28 1987-07-28 Expired - Lifetime JPH0518528Y2 (ja)

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JPS6421424U JPS6421424U (ja) 1989-02-02
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6160323B2 (ja) * 1981-04-30 1986-12-20 Hitachi Shipbuilding Eng Co

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JPS6160323U (ja) * 1984-09-21 1986-04-23

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JPS6160323B2 (ja) * 1981-04-30 1986-12-20 Hitachi Shipbuilding Eng Co

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